JP2011051681A - エレベータ - Google Patents

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Abstract

【課題】交換対象のメモリの個数にかかわらず、書き換え作業を短縮で、安全上好ましくない状況の発生を防ぐことが可能なエレベータを提供する。
【解決手段】かごに設けられ情報を表示するかご画像表示装置10と、各階の乗り場に設けられた乗り場画像表示装置と、かご画像表示装置10あるいは各乗り場画像表示装置が表示する表示データを記憶する書き換え可能なメモリ15と、このメモリ15に記憶させる表示データを作成する表示制御部16と、かご画像表示装置10又は各乗り場画像表示装置に表示させるための表示データを内部に記憶した携帯端末11と、この携帯端末11との間で無線通信を行う送受信部14とを備え、この送受信部14は携帯端末11からの表示データを含む無線信号を受信復調して表示データを抽出し、表示制御部は16はこの表示データをメモリ15に書き込む。
【選択図】図2

Description

本発明はエレベータに関する。
エレベータの乗りかご内の乗りかご表示装置や各階乗り場に設けられた乗り場表示装置は、かごの現在階床や方向を表示する他、地震、火災等が発生したときに、エレベータの運転情報を表示するために用いられている。
表示装置には従来、16セグメントのLEDを使用して数字や文字の表示を実現するセグメント式LED表示装置や、複数個のLEDをドットマトリクス状に並べて配列し数字や記号、長い文字列をスクロールさせて表示するドットマトリクス式LED表示装置が一般に用いられている。
また、表示されるデータを記憶するメモリには、かご表示装置及び各階床の乗り場表示装置に対し挿抜可能に設けられた不揮発性メモリ、例えばフラッシュROMが用いられている。これらのメモリに記憶された表示データを更新する機会は、エレベータの所有者が標準と違った表示を望んだとき、例えば1階の表示を"1"から"1F"に変えたいときなどである。従来、表示データ記憶メモリのデータを書き換える際には、保守員がこれらの表示装置のフロントパネルを外して挿抜工具を使って表示データ記憶メモリを取り払い新しいメモリを付け替える交換を行っていた。
図8は従来のエレベータの表示装置を示す図である。表示装置50はかごと各階の乗り場とにそれぞれ設けられており、画像表示部51と、表示制御装置部52とを有する。
この画像表示部51は、階床を表示する階床表示部53と、かごの昇降方向を表示する方向表示部54と、文字情報による運転情報を表示する運転情報表示部55とを備えている。
表示制御装置部52は、表示データが記憶されている表示データ記憶メモリ56と、この表示データ記憶メモリ56に記憶されたデータを読み出して画像表示データ信号を作成し、画像表示部51に出力する表示制御部57とを備えている。また表示制御部57は、エレベータの主制御盤58から現在の階床や運転方向等の情報伝達をするための運転情報信号59を受信する。表示制御部57はこの運転情報信号59に含まれる運転情報を抽出し、表示データ記憶メモリ56から、この運転情報に該当する表示データ信号60を読み出す。表示制御部57はこの表示データ信号60を画像表示データ信号61に変換し、これを画像表示部51へ出力し画像を表示する。
図9は従来のエレベータの構成図であり、エレベータの複数階床における乗り場表示装置と、乗りかご表示装置とを中心とした構成を示す図が示されている。同図には各階のうち、i(iは1、…、n)階の乗り場ドア64と、n階の乗り場ドア65とが示されている。
エレベータ62は、主制御盤58と、かご63と、それぞれ1階からn階に至る各階ごとに設けられた乗り場ドアと、信号伝送ケーブル66とを備えている。
かご63は、乗りかごドアパネル63aと、この乗りかごドアパネル63aに対し向かって右方に設けられ、現階床や運転方向などを表示するかご内の表示装置50と、かご呼びボタン、戸開閉ボタンを表面に設けたかご内操作ボタン装置63cなどを備えている。乗り場ドア64は、乗降口の縁部を形成する三方枠に囲まれた乗り場ドアパネル64aと、三方枠の外方の建物壁体に設けられた乗り場操作ボタン装置64bと、同じく建物の壁体に設けられ、エレベータの運転状況を表示する乗り場側の表示装置50とを備えている。乗り場ドア65も、乗り場ドアパネル65a、乗り場操作ボタン装置65b及び表示装置50を備えている。
かご、乗り場の表示装置や各ボタンは主制御盤58と繋がっている。主制御盤58はエレベータ62を電気的に制御しながら、運転情報信号67を各乗り場側の表示装置50へ送受信している。運転情報信号67とは、エレベータ62の階床位置及び昇降方向、各乗り場操作ボタン装置64b、…、65bの登録状況などといった情報である。かご63と、各階乗り場側の表示の制御装置とが信号をやり取りするために主制御盤58まで信号伝送ケーブル66を建物内に這わせることにより、運転情報信号67を送受信するようにしている。
各乗り場側の表示装置50は画像表示部および表示データ記憶メモリ56(図8)を有する。各画像表示部には液晶が用いられていることが多い。表示データ記憶メモリ56には表示データが記憶されており、この表示データは書き換えを要することがある。
エレベータにおける表示装置を交換することに関する従来技術として、外部から容易にパターンデータの追加・変更を可能とするエレベータの制御装置が知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載のエレベータの制御装置は、物件固有データ格納メモリと運転制御処理部とを有する主制御装置と、表示装置とで構成されている。この表示装置は、外部から追加・変更可能な表示・音声案内パターンデータを格納するメモリと、実際の運転制御に伴って必要とする表示・音声案内パターンを格納するメモリとを設けている。制御装置は、主制御装置からの指令に基づき、追加、変更された第1のメモリのパターンデータを最適化配列処理し、第2のメモリに反映し、運転制御時に表示・音声出力するようにしている。
特開2007−254034号公報
しかしながら、表示データ記憶メモリ56に記憶された表示データを更新する又は書き換えるためには、それぞれの表示装置50を収納するボックスのフロントパネルを外して、ボックス中の表示データ記憶メモリ56を交換しなければならない。このため、交換作業は保守員が表示装置50ごとに行っており、保守員への負担が大きい。また新規な情報を伝達する場合、表示データ記憶メモリ56を交換するまでには時間がかかるため、表示装置50は新鮮な情報を迅速かつ自由に表示することができない。
また、表示装置50はかご63内と乗り場各階とに設置されるため、階床の数が多いほど、乗り場側の表示装置50の設置個数も多くなり、交換対象の表示データ記憶メモリの数も増えることになる。
かご63と乗り場各階の表示装置50とはいずれも主制御盤58と繋がっているため、信号伝送ケーブル66を介して主制御盤58から、各表示データ記憶メモリ56の書き換えを行う手法を用いることも可能である。しかし、信号伝送ケーブル66による配線は据付工程の工数を増加させ、昇降路内のスペースを有効利用することができない。また信号伝送ケーブル66の絡まりや、断線など、安全上好ましくない状況に繋がるケースも考えられる。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑み、交換対象のメモリの個数にかかわらず書き換え作業を短縮でき、メモリの据付工数を短縮し、ケーブル絡まりや断線といった安全上好ましくない状況の発生を防ぐことが可能なエレベータを提供する。
このような課題を解決するため、本発明の一態様によれば、かごと、このかごに設けられ情報を表示するかご画像表示装置と、各階の乗り場に設けられた乗り場画像表示装置と、前記かご画像表示装置あるいは各乗り場画像表示装置が表示する表示データを記憶する書き換え可能なメモリと、このメモリに記憶させる前記表示データを作成する表示制御部と、前記かご画像表示装置又は前記各乗り場画像表示装置に表示させるための表示データを内部に記憶した携帯端末と、この携帯端末との間で無線通信を行う送受信部と、を備え、この送受信部は前記携帯端末からの前記表示データを含む無線信号を受信復調して前記表示データを抽出し、前記表示制御部はこの表示データを前記メモリに書き込むことを特徴とするエレベータが提供される。
本発明によれば、交換対象のメモリの個数にかかわらず書き換え作業を短縮でき、メモリの据付工数を短縮し、安全上好ましくない状況の発生を防ぐことができるようになる。
本発明の第1の実施形態に係るエレベータの概略構成断面図である。 図1に示す乗りかご表示装置のブロック図である。 図2に示す乗りかご表示装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るエレベータの概略構成図である。 図4のエレベータの要部ブロック図である。 2つの表示装置間の無線通信による表示データの書き換え方法を説明するためのフローチャートである。 未書き込み階床用のデータが存在したときの主制御装置による書き込み可否の処理方法を説明するためのフローチャートである。 従来のエレベータの表示装置を示す図である。 従来のエレベータの構成図である。
以下、本発明の実施の形態に係るエレベータについて、図1乃至図7を参照しながら説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付すとともに、重複した説明は省略する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るエレベータの構成図である。エレベータ1は、昇降路2内に設置されたかご3と、メインロープ4が巻き掛けられる巻上機5と、昇降路2内に設けられたカウンターウェイト6と、かご3の運転を制御する主制御装置7を収納した主制御盤8とを備えている。かご3の内部にはかご内操作盤9が設けられており、かご内操作盤9と主制御盤8とは図示しないテールコードによって接続されており互いに制御信号を伝達可能にされている。かご内操作盤9には、乗りかご表示装置10が設けられている。
図2は乗りかご表示装置10のブロック図である。乗りかご表示装置10は液晶表示器により情報を表示し、この液晶表示器が表示する表示データを、携帯端末11が送信する無線信号に含まれる表示データによって更新することを可能にされている。乗り場かご表示装置10は、階床や運転方向、防犯用カメラ映像や、防災上の情報を表示する。
携帯端末11は携帯電話機である。携帯端末11は、アプリケーションを記憶する内部メモリ11aと、この内部メモリ11aを管理し、端末各部を制御する制御部11bと、アンテナ11cを有し無線信号を送受信する無線送受信部11dと、テンキーなどを有し暗証番号の入力等を行うための操作部11eと、情報を表示する図示しないディスプレイや、スピーカ、マイク及び音声処理回路等とを備えている。
内部メモリ11aには、乗りかご表示装置10に表示させる情報を無線通信によって書き換えるためのソフトウェアがインストールされている。このソフトウェアは操作部11eを介して入力された文字列などの情報を乗りかご表示装置10が表示可能な表示データに変換し、この表示データを一時的に内部メモリ11aに書き込む機能を有する。ソフトウェアが表示データを無線送受信部11dに出力すると、無線送受信部11dが、この表示データを乗りかご表示装置10に設けられた後述する無線送受信回路に対して送信するようになっている。内部メモリ11aには、携帯端末11のIDコードが保持されている。
乗りかご表示装置10は、画像を表示する画像表示部12と、この画像表示部12に対して表示のオペレーションを行う表示制御装置13と、携帯端末11から無線信号を受信し復調して受信データを出力するとともに無線端末装置の認証を行う送受信部14とを備えている。
画像表示部12は、液晶パネルや有機ELディスプレイパネル、電子ペーパなどの表示素子と、表示素子を駆動する駆動回路とを備えている。表示制御装置13は、表示データを記憶する表示データ記憶メモリ15(メモリ)と、画像表示部12の表示を制御し、表示データ記憶メモリ15へのアクセスを制御し、表示データ記憶メモリ15の表示データを書き換える表示制御部16とを備えている。表示データ記憶メモリ15は書き換え可能なメモリであり、不揮発性の記憶素子が用いられている。
表示制御部16が行う制御の内容は、乗りかご表示装置10の状態を管理すること、画像表示部12に表示データ記憶メモリ15の表示データを表示させること、表示データ記憶メモリ15の表示データを更新すること、かご3内に設けられた画像表示装置と各乗り場に設けられた画像表示装置との間で表示データが更新されている最中に、乗り場呼びを検出したときに表示データの更新を中断すること、及び各階の乗り場表示装置31の通常使用状態が終了後、表示データ記憶メモリ15への書き換えを再開すること等である。送信側からの書き込みに対して受信側が交信することを拒否することや、通信トラブルなどで未書き込みの状態になる等、表示データを受け入れる側の状況が万全ではないときは、表示データの書き込みの中断や再開を行えるようにされている。表示制御部16にはCPU、ROM及びRAMが用いられている。表示制御部16は、この表示制御部16が表示データの受け入れの可否を示すフラグを表示データ記憶メモリ15の所定記憶領域に書き込むようにしている。
送受信部14は、携帯端末11との間で無線データを送受信する。送受信の機能は、無線周波数の選択、同期信号の抽出、アクセスチャネルの選択、無線信号の送信タイミングの決定などを含む。送受信部14及び携帯端末11の間でこれらが互いに通話しているときに、伝送するデータ中に表示データを挿入された無線信号を携帯端末11が送受信部14へ送信するようにしている。また、送受信部14は無線端末の認証処理を行う。この認証処理は、無線アクセスをしてきた無線端末装置に対しこの無線端末装置がアクセスを許可した端末装置であるかどうかを認証する処理である。
一例として、送受信部14は、送受信アンテナ14aと、データを変調して無線信号を送信し携帯端末11からの無線信号を受信及び復調しベースバンド信号を出力する図示しない高周波無線回路と、ベースバンド信号に含まれる伝送データに挿入された表示データを抽出するベースバンド回路と、高周波無線回路の送受信動作を制御する制御回路と、送受信部14自身のID及びこの送受信部14に対するアクセスを許可された端末のIDコードを保持するID保持部とを備えている。送受信部14としては、携帯端末11の通信相手となりうる無線基地局に搭載される送受信回路と同じ送受信回路が用いられる。
乗りかご表示装置10において、表示データ記憶メモリ15から、記憶データ信号17が表示制御部16に読み込まれ、表示制御部16によりこの記憶データ信号17から表示データが作成される。作成された表示データは画像表示データ信号18として表示制御部16から画像表示部12に出力され、画面に表示されるようになっている。
即ち、本実施形態に係るエレベータ1における乗りかご表示装置10は、表示制御装置13が携帯端末11と無線通信を行う送受信部14を備え、表示制御部16が送受信部14を介して携帯端末11からの表示データを受信すると、表示データを表示データ記憶メモリ15に書き込む。また、表示データ記憶メモリ15は認証データを保存する領域を備え、携帯端末11は表示データと認証データとを記憶する内部メモリ11aを備えており、携帯端末11から送受信部14に送られた認証データと、乗りかご表示装置10の認証データとが一致した時、表示制御部16は認証が成功したと判定する。認証が成功した場合、表示制御部16は認証が成功したとき以降、受信したデータを用いて書き込み処理を行うようにしている。
また、表示データ記憶メモリ15に対する外部の携帯端末11を使った表示データの書き込み方法は、操作部11eが表示すべき情報を制御部11bに入力し、この制御部11bが乗りかご表示装置10のメモリ更新用の表示データを、内部メモリ11aに書き込む。操作部11eは制御部11bに対して表示すべき情報を乗りかご表示装置10に対して送るよう指令し、制御部11bは無線送受信部11dに対しこの無線送受信部11dと乗りかご表示装置10の送受信部14との間に無線リンクを設定するよう指令する。無線送受信部11dは、内部メモリ11aに記憶された表示データをユーザデータ領域に挿入し、このユーザデータ領域を含む送信データを変調して無線信号を送信する。
また、本エレベータ1における乗りかご表示装置10は、携帯端末11と無線通信をするために送受信部14を備え、携帯端末11から表示データを含む無線信号19を受信する。送受信部14において表示データを含む無線信号19は受信処理され、送受信データ信号20として表示制御部16に入力され、この送受信データ信号20は表示制御部16を介して表示データ記憶メモリ15に書き込まれるようになっている。
図3は乗りかご表示装置10の動作を説明するためのフローチャートである。このような構成の乗りかご表示装置10が携帯端末11を使って表示データ記憶メモリ15へ表示データを書き込む方法の詳細について図3を参照して説明する。
ステップS0において、表示制御部16は主制御装置7からの信号を受けて、乗りかご表示装置10の状態を、エレベータ1の通常運転中の初期状態に設定する。この初期状態においては、乗りかご表示装置10は携帯端末11からの無線信号の受信を待ち受けている。携帯端末11は乗りかご表示装置10へ表示データの送信開始信号を送る。ステップS1において、乗りかご表示装置10が携帯端末11から送信開始信号を受信すると、ステップS2に進む。
ステップS2において、表示制御部16は表示データ記憶メモリ15の表示データが画像表示部12により読み出されている最中であるかどうかなど、表示データ記憶メモリ15の状態を監視しながら、この表示データ記憶メモリ15が表示データを受信可能であるかどうかを判断する。ステップS2において、乗りかご表示装置10の状態が受信可能な状態でないと表示制御部16が判定した場合、NOルートを通り、ステップS3において、表示制御部16は送受信部14に対して携帯端末11へ受信不可を示すメッセージを送信するよう指令する。このメッセージを送信した後、CPUタイマにより決められた時間内に携帯端末11からの無線信号を送受信部14が受信できない場合、送受信部14は携帯端末11に受信不能である旨のメッセージ信号を送り、表示制御部16は乗りかご表示装置10の状態を初期状態に戻す。
また、ステップS2において、乗りかご表示装置10の状態が受信可能状態である場合、YESルートを通り、ステップS4において、表示制御部16は、表示制御装置13が表示データを受け入れるか否かを示すフラグを表示データ記憶メモリ15内の所定領域に立ててフラグONにする。
ステップS5において、表示制御部16は、ID番号及び暗証番号を要求するメッセージを携帯端末11に送るよう送受信部14に指令する。送受信部14はこのメッセージを無線送信する。ステップS6において、乗りかご表示装置10は携帯端末11からの無線信号の受信を待ち受ける(NOルート)。
ステップS6において、送受信部14が、携帯端末11から送られたこの携帯端末11の内部メモリ11aに記憶された端末のID番号と端末の暗証番号とを受信すると、YESルートを通り、ステップS7に進む。ステップS7において、表示制御部16は、予め通信を許可した端末の暗証番号と、受信した暗証番号とが一致するかどうかを比較し、2つの暗証番号が一致した場合、予め通信を許可した端末のID番号と、受信したID番号とを照合する。
ステップS7において、2つのID番号が一致した場合、そのID番号を持つ端末の認証が成功したと表示制御部16は判定する。認証が成功した場合、YESルートを通り、ステップS8において、表示制御部16は送受信部14に対し、携帯端末11へ書き換え用の表示データを送信するよう要求する。ここで、ステップS7において、2つの暗証番号が一致していない場合及び2つのID番号が一致していない場合のいずれの場合もNOルートを通り、ステップS5の処理を表示制御部16は行う。再度、ID番号と暗証番号との送信要求を行うよう表示制御部16は送受信部14に対して指令する。
一方、携帯端末11の状態は、書き換え用の表示データを乗りかご表示装置10へ送信可能な状態にされており、乗りかご表示装置10からの送信要求を待っている。乗りかご表示装置10が携帯端末11から受信した表示データに付されていたID番号が、直前にこの乗りかご表示装置10側で確かめられたID番号と同一のものであることを乗りかご表示装置10側が確かめるようにするため、携帯端末11は、IDコード付きの書き換え表示データを送信する。
ステップS9において、乗りかご表示装置10の送受信部14は、携帯端末11から、IDコード付きの書き換え表示データを受信する。ステップS10において、表示制御部16は、表示データ記憶メモリ15に記憶してあるIDコードと、携帯端末11から受信したIDコードとを比較する。ステップS10において、これらのIDコードが一致した場合、YESルートを通り、ステップS11において、表示制御部16は、受信したIDコード付きの書き換え表示データを用いて表示データ記憶メモリ15中の所定領域にデータ書き込みを行い、ステップS13に進む。また、ステップS10において、2つのIDコードが一致しない場合、NOルートを通り、ステップS12において表示制御部16は、画像表示部12にエラーを表示させる。エラーを画面に表示した後、表示制御部16は乗りかご表示装置10の状態を初期状態に戻す。
ステップS13において、表示制御部16は、ステップS4において表示制御装置13の表示データの受け入れ可否を示すフラグをONにしてから、CPUタイマにより予め決めた時間を経過しているかどうかを判定する。所定時間を経過する前である場合、YESルートを通り、ステップS14において、表示制御部16は、表示データの書き換えが完了したと判定して処理を終える。ステップS13において、所定時間を過ぎた場合、書き換えが完了しなかったと表示制御部16は判定し、NOルートを通り、表示制御部16はこれまでの作業を中断し、乗りかご表示装置10の状態を初期状態に戻す。
このようにして、本実施形態に係るエレベータ1では、乗りかご表示装置10が携帯端末11と無線通信するため、少ない作業量で迅速かつ容易に表示データ記憶メモリ15の内容を書き換えることができるようになる。交換対象のメモリの個数にかかわらず容易に書き換えを行える。書き換え作業を効率的に行えるようになる。
従来、液晶表示器用の表示データの書き換えは、保守員がかご内操作盤9を覆うフロントパネルを開けてメモリの交換をしていたが、本実施形態に係るエレベータ1の乗りかご表示装置10によればこのようなメモリ交換といった作業を不要とし、メモリ交換の作業工程を簡略化することができるようになる。作業のためエレベータ1を長時間停止させずに表示データの書き換えが行える。
また乗りかご表示装置10では、従来書き換え作業を行っていた保守員やエレベータ管理者だけでなく建物の利用者が表示データの書き換えを行うこともできるようになる。この場合には、建物の利用者は予め表示データを書き換える権限を有するようにしておく。
これによって新鮮で多様な情報の表示が可能になる他、携帯端末11を使うことで、例えばデパートの各店舗がその日のお勧めの商品を知らせたり、マンションの各住人が今日の一風景や、ペットの画像を載せたり、お知らせ掲示板として利用ができるなど、建物の利用者が主体となった情報の提供が可能になる。
また、本実施形態に係るエレベータ1では、多くの人が使える携帯電話を使ってエレベータ液晶表示データの書き換えを行える。この際に携帯端末3にソフトウェアをインストールしておき、携帯端末3の文字や画像情報あるいは音楽をエレベータ1の乗りかご表示装置10内の表示データ記憶メモリ15に転送させて液晶表示を行うこともできる。
表示データへのアクセスに何ら制限が加えられていない場合、多数者が書き込みを行って表示される情報が氾濫すること、あるいは正当な書き込み権限を有する者が携帯端末3を紛失後書き込み権限のない他人がこの携帯端末3を拾得して使って情報書き込みを行うことが起きる可能性がある。情報が氾濫すること、あるいは不適切な使用により表示データ記憶メモリ15の書き換えが行われることが発生する可能性がある。この可能性を防ぐため、暗証番号やIDを使ってこのメモリへのアクセス制限をかけること及び利用者管理が行われるため、データアクセス上の安全性も確保される。
(第1の実施形態の第1変形例)
上記実施形態では、エレベータ表示装置が乗りかご表示装置として構成されており、携帯端末11から乗りかご表示装置10に表示データを送る場合を想定したものであったが、エレベータ表示装置は、乗り場表示装置として構成されてもよい。エレベータ表示装置が乗り場表示装置である場合における乗り場表示装置の構成及び表示制御方法は、エレベータ表示装置が乗りかご表示装置10である場合における乗りかご表示装置10の構成及び表示制御方法と実質同じである。本発明の第1の実施形態の第1変形例に係るエレベータの構成及び方法は、第1の実施形態の例と同様、携帯端末11が表示データの無線による書き換えを可能にされている。
本変形例に係るエレベータ1Aは、図1のかご3が停止する複数の階床の各乗り場21にそれぞれ設けられ、乗り場21の待ち客に対して情報を表示する乗り場表示装置22を備えている。この乗り場表示装置22は、各階の乗降口21aの上方の上枠に、あるいは各階の乗り場21b傍らの壁体に設けられた操作盤と一体的に取り付けられている。乗り場表示装置22は、上記画像表示部12と同じ画像表示部と、上記送受信部14と同じ送受信部と、上記表示制御装置13と同じ機能を有し上記表示データ記憶メモリ15と同じ構成の表示データ記憶メモリ23を有する表示制御装置とを備えている。携帯端末11は乗り場表示装置22との間で無線信号を送受信する。
このような構成のこの変形例に係るエレベータ1Aにおいて表示データを書き換える場合、利用者は予め携帯端末11のソフトウェアに表示させようとする情報を操作入力しておく。この利用者は乗り場21bに赴き、携帯端末11を乗り場表示装置22へ向けて操作すると、携帯端末11はこの乗り場表示装置22の送受信部14と通信を開始する。乗り場表示装置22が携帯端末11に対し認証処理を成功裏に終えると、携帯端末11に対し表示データの送信を要求する。携帯端末11は、表示データを乗り場表示装置22へ送る。乗り場表示装置22の表示制御装置13はこの表示データを表示データ記憶メモリ23に書き込む。
この変形例に係るエレベータ1Aによれば、やはり携帯端末11を使って表示データ記憶メモリ23を簡易に書き換え可能になる。かご3側のメモリ書き換えに用いる携帯端末11と同じ携帯端末11を使ってかご3側の例と同じ操作内容でデータ書き込みを行える。
エレベータ1Aが設置された建屋の住人やこのエレベータ1Aの所有者は、情報を乗り場表示装置22に表示させる場合、携帯端末11を乗り場表示装置22に向けて簡便な操作を行うだけで表示データを更新できる。店舗の経営者が店舗の現在の売り出したい内容やその日のニュースを掲載するといった建物のテナントのストーリを知らせることができる。マンションの管理者は、マンションの色々な情報を知らせる。何か催しものが行われるといった情報を、管理者が立つ乗り場の階床の乗り場表示装置22の送受信部14に送ることにより、情報を同じ階床の住民に広く告知することができる。
(第1の実施形態の第2変形例)
上記第1の実施形態の乗りかご表示装置10内の送受信部14を主制御盤8の中、あるいはエレベータ1、1Aの図示しない監視室に設けておき、権限を付与された端末を持つ人が主制御盤8内又は監視室の送受信部14に携帯端末11からデータを送信するようにしてもよい。主制御盤8等に対して更新用の表示データを送り、主制御装置7からかご3の乗りかご表示装置10や乗り場表示装置22へ送るようにしてもよい。このようにしても、利用者側が自由にデータを書き換えることができるようになる。
(第2の実施形態)
各乗り場やかご内の液晶表示器への表示データ書き換え方法としては他にも考えられる。本発明の第2の実施形態に係るエレベータは、かごと各階HIB(ホールインジケータボタン)との間でデータを無線により送受信し、かごがデータを受信した後、このかごが各階へ走行する時、かごが無線により各階の乗り場の受信装置へデータを送信するようにしている。
図4は本実施形態に係るエレベータの構成図である。同図中、既に説明した符号を付した要素はそれらと同じ要素を表す。エレベータ24は、複数の階床からなる建屋の昇降路25を昇降するかご26と、メインロープ4が巻き掛けられる巻上機5と、昇降路25内に設けられたカウンターウェイト6と、昇降路25に設けられ、主制御装置27を有する制御盤28とを備えている。かご26はメインロープ4の一端に固定されてこのメインロープ4により吊られており、このかご26は、巻上機5のモータを介して反対側のカウンターウェイト6とバランスをとっている。
エレベータ24において、書き換え対象のメモリは、かご26側の乗りかご表示装置29内の表示データ記憶メモリ30、及びそれぞれ各階乗り場21の乗り場表示装置31内に設けられた複数の表示データ記憶メモリ32である。ここで乗りかご表示装置29は、かご内操作盤に取り付けられかご26の現在位置や走行方向を液晶表示するものである。
また、主制御装置27はエレベータ全体の運転制御を行う演算装置であり、CPU、ROM及びRAMからなる。CPUがプログラムを実行することにより運転制御が行われる。主制御装置27は図示しないテールコードを介してかご26内の操作盤との間で信号を伝達可能にされている。主制御装置27は建屋の壁体内部に伝送信号ケーブルを配線することにより各階の乗り場操作盤とも接続されている。主制御装置27は巻上機5のモータに取り付けられたエンコーダから、回転数に応じたパルス信号を解析処理し、かご26の現在位置を常に得られるようになっている。主制御装置27はかご26のかご位置や昇降速度の検出、巻上機5のモータに対する速度指令の実行、及び呼び登録処理を行えるようになっている。
かご26は更に、乗りかご表示装置29に設けられ携帯端末11との間で無線通信可能な乗りかご表示装置送受信部33と、乗りかご表示装置29に設けられ表示データの書き換え開始の指令を与えるためのスイッチ34と、床下に取り付けられかご26内の荷重を検出する荷重検出装置35とを有する。
図5は乗りかご表示装置29と乗り場表示装置31とを含むエレベータ24の要部ブロック図である。同図に示す符号のうちの上述した符号と同じ要素はそれらと同じ要素を表す。
乗りかご表示装置29は、画像表示部36と、この画像表示部36が表示する表示データを記憶する表示データ記憶メモリ30と、画像表示部36の表示を制御し、表示データ記憶メモリ30へのアクセスを制御し、表示データ記憶メモリ30の表示データを書き換える表示制御部37と、乗りかご表示装置送受信部33とを備えている。
画像表示部36は、液晶表示器と、表示データ記憶メモリ30から表示データを読み込み、この表示データを液晶表示器の駆動用のデータに変換して出力する駆動回路とを備えている。表示データ記憶メモリ30は不揮発性の記憶素子である。表示制御部37はCPU、ROM及びRAMからなる。
乗りかご表示装置送受信部33は、携帯端末11及びそれぞれ各階の乗り場21に設置された各階乗り場表示装置31内の送受信器との双方と無線通信を行う回路である。乗りかご表示装置送受信部33は、無線アクセスをしてきた無線端末に対しこの無線端末がアクセスを予め許可した無線端末であるか、あるいは乗り場表示装置31内の送受信器であるかどうかを認証する機能も有する。乗りかご表示装置送受信部33は、この乗り場表示装置送受信部33と携帯端末11との間の無線リンクを確立するための無線周波数を決定し、無線信号を決められたタイミングで送信するようにしている。
一例として、乗りかご表示装置送受信部33は、送受信アンテナ33aと、データの変調、無線信号の送信、無線信号の受信及び復調、ベースバンド信号の出力を行う図示しない高周波無線回路と、ベースバンド信号に含まれるユーザデータ領域から表示データを抽出するベースバンド回路と、高周波無線回路の送受信動作を制御する制御回路と、乗りかご表示装置送受信部33自身のID、及びこの乗りかご表示装置送受信部33との無線通信を許可された無線端末あるいは乗り場表示装置31内の送受信器のIDコードを保持するID保持部とを備えている。乗りかご表示装置送受信部33の機能は、無線基地局に搭載される送受信回路と同じ送受信回路によって実現される。
また、図4のスイッチ34は、表示データの書き換え処理の開始を、乗りかご表示装置29に指令するための機械式のスイッチである。このスイッチ34のスイッチング状態は主制御装置27により監視されており、主制御装置27はこのスイッチング状態に応じてエレベータ24の運転モードを各停運転モードに切り替え可能になっている。各停運転とは、かご3が目的階に到着するまでの全階床において、かご3を一旦戸開応答させる運転を指す。
荷重検出装置35は、かご26の床下に設けられており、かご26の荷重を荷重信号に変換して出力するものであり、リニアフォーマが用いられている。リニアフォーマは、図示しないコイルと、このコイル内を挿通する細長のコアと、それぞれこのコアの上端部及び下端部に取り付けられた一対の取り付け座とから構成されており、コイルとコアとの間の相対的な位置変化に基づいて、積載荷重量に応じた電圧信号を出力する。この電圧信号は主制御装置27によって監視されており、主制御装置27は荷重検出装置35からの電圧信号によってかご26内に人がいるかどうかを判断できるようになっている。
また、図5に示すi(iは1、…、n)階の乗り場表示装置31は、かご26の現在位置、停止階や運転方向などの各種情報を液晶表示する乗り場画像表示部38と、この乗り場画像表示部38に表示させる表示データを記憶する表示データ記憶メモリ32と、送受信アンテナ39aにより乗りかご表示装置送受信部33との間で無線通信を行う乗り場表示装置送受信部39と、壁体内の配線を介して主制御装置27との間で信号を伝達可能にされ、乗り場画像表示部38、表示データ記憶メモリ32へのアクセス及び乗り場表示装置送受信部39をそれぞれ制御する表示制御部40とを備えている。
乗り場画像表示部38は、液晶表示器と、表示データ記憶メモリ32から表示データを読み込み、この表示データを液晶表示器駆動用のデータに変換して出力する駆動回路とを備えている。表示データ記憶メモリ32は、表示データ、階床間で乗り場表示装置31を識別するためのID番号、暗証番号などの記憶領域を有する。乗り場表示装置送受信部39の構成は、乗りかご表示装置送受信部33の構成と実質同じである。
表示制御部40は、CPU、ROM、RAMからなり、表示データ記憶メモリ32へ表示データを書き込む処理を行う。表示制御部40は、表示データ記憶メモリ32に記憶された表示データが書き換え可能であるいは表示データは書き込み不要であることなどの表示データの状態を、主制御装置27又は乗りかご表示装置送受信部33に対して通知可能になっている。この表示制御部40は、表示データ記憶メモリ32に表示データを書き込みしている最中に、主制御装置27から、制御用の信号を受信した場合、データ書き込みの処理中であっても書き込み処理を中断することを可能にされている。
各乗り場21にはいずれも図5の例と同じ構成を有する乗り場表示装置31が設けられている。エレベータ運転が各停運転にされると、n階から1階の各階にかご26が下降し停止する。停止階に設けられた乗り場表示装置31の乗り場表示装置送受信部39は、乗りかご表示装置送受信部33から無線によって更新や書き換え用の表示データを受信可能するようにしている。かご26の乗りかご表示装置29が、乗り場表示装置31から書き換え完了の通知を受信すると、主制御装置7はかご26を更に1階下の階床に下降させ、同様の書き込み処理を、乗りかご表示装置29及び乗り場表示装置31間で行わせる。主制御装置7は、1階からn階までの各階にかご26が上昇させて同様の書き込み処理を行ってもよい。特定階から同様の書き込み処理を開始させてもよい。
かご26と乗り場21とにそれぞれ設けられた送受信部同士が無線通信41を行う際、乗りかご表示装置29は、各階の乗り場表示装置31に対して無線アクセス要求を送信し、この要求に対する無線アクセス応答のメッセージ内に、2つの送受信部の間で使われる無線周波数を含めるなどして、これらの送受信部の間で使用周波数が割り当てられるようにされている。かご26側の送受信部と、乗り場21側の送受信部との間で通話が可能な状態になるようにされている。
図6は2つの表示装置間の無線通信による表示データの書き換え方法を説明するためのフローチャートである。エレベータ24による詳しい表示メモリの書き換え方法を図6、図7を参照して説明する。
携帯端末11から乗りかご表示装置29内の表示データ記憶メモリ30の書き換えを行う方法は第1の実施の形態で述べたとおりである。乗りかご表示装置29がこの更新された表示データ記憶メモリ30を使って各階の乗り場表示装置31の表示データ記憶メモリ32を書き換えるため、本実施形態に係るエレベータ24は以下のような処理を行う。
ユーザ操作によりスイッチ34へ表示データの書き換え開始の指令が与えられると、スイッチ34のスイッチング状態を主制御装置27が読み込む。ステップS15において、主制御装置27はエレベータ24の運転モードを通常運転モードから2つの表示装置が対向通信する無線通信モードに切り替える。
ステップS16において、主制御装置27は、乗りかご表示装置29に対話画面を表示させる。乗りかご表示装置29の表示制御部37は、表示データの書き換え中に乗り場呼びを許可するか、あるいは乗り場呼びを無視するかを、かご室又は乗り場21の利用者に選択させる旨の内容を画像表示部36に表示させる。この画像表示部36は選択を促す内容を表示する。これにより、階床ボタンで選択させ、戸開閉ボタンで決定させ、あるいはキャンセルを行わせるというような手順を設けることでエレベータ24及び利用者間の対話機能が実現される。
表示内容を確認した利用者は操作盤のボタンを押下する。ボタン類への操作内容をかご側の表示制御部37は読み込む。表示制御部37は、表示データ書き換え中に乗り場呼びを無視するかあるいは許可するかをステップS16にて選択する。この後、ステップS17において、エレベータ24に乗客がいないかどうかを表示制御部37は判定する。ステップS18において、表示制御部37はいずれかの乗り場21から乗り場呼びが登録されたかどうかを主制御装置27からの情報で判定する。ステップS19において表示制御部37は、ステップS16において選択された乗り場呼びを無視することを、この表示制御部37としてのCPUはRAM上のプログラムに組み込む。
エレベータ24に乗客がおらず、且つ乗り場呼びが登録されていない場合、ステップS17のYESルート、ステップS18のYESルート及びステップS19のYESルートをそれぞれ通り、ステップS21において主制御装置27は、エレベータ24の運転モードを各階停止運転モードに変える。かご26の走行状態は各階ずつ昇降する各停運転の状態にされる。
エレベータ24に人がおらず、且つ乗り場呼びが登録されている場合も、ステップS21に進み、主制御装置27は、エレベータ24の各階に停止する運転を行う。
また、ステップS17において、エレベータに人がいる場合、NOルートを通り、ステップS17の処理が繰り返される。主制御装置27は人が降りるまで待ってからエレベータ24の各階停止運転(S21)を開始する。
また、ステップS18において乗り場呼びがあったときに、ステップS16において乗り場呼びを無視することが選択されて、無視することがプログラムに組み込まれている場合も、ステップS19のYESルートを通り、ステップS21において主制御装置27はエレベータ24の各階停止運転を始める。ステップS18において乗り場呼びがあったときに、ステップS16において乗り場呼びを無視せず許可することが選択されている場合、ステップS19のNOルートを通り、ステップS20において表示制御部37はエレベータ24の通常使用を終了させる。つまり画像表示部36は通常時の画像情報の表示を停止する。この後表示制御部37及び主制御装置27はステップS17から処理を行う。
ステップS21にてエレベータ24が各階停止運転を始めた後、かご26の停止位置を主制御装置27は求める。ステップS22において、かご26が停止した階における乗り場表示装置送受信部39と、乗りかご表示装置送受信部33とが通信可能であるかどうかを表示制御部37は判定する。通信が行われた結果、乗り場表示装置31側の表示データ記憶メモリ32に問題がなく、この表示データ記憶メモリ32に表示データを書き込むことが可能であると判明した場合、表示制御部37は表示データの送信が可能と判断する。送信可能である場合、YESルートを通り、ステップS23において、表示制御部37は乗りかご表示装置送受信部33に対し、該当階への表示データを送信させる。
乗りかご表示装置送受信部33は該当階の乗り場表示装置送受信部39と通信し、該当階の表示制御部40は表示データ記憶メモリ32の表示データを書き換える。
この書き換え処理では、認証用データが表示データと一緒にされて乗りかご表示装置29から乗り場表示装置31へ送られる。乗り場21側の表示制御部40がかご26側の表示制御部37に対し、表示データと、認証用のID番号及び暗証番号とを送信するよう要求する。この要求に対する応答として、乗り場表示装置送受信部39は、乗りかご表示装置送受信部33から、表示データ、かご26のID番号、及びかご26の暗証番号を受信する。表示制御部40は、2つの暗証番号を一致比較した後、内蔵メモリ内に登録してある通信可とした端末又は装置のID番号と、かご26からのID番号とを一致比較する。2つのID番号が一致すると、表示制御部40は受信済みの表示データにより古い表示データを更新する。
書き込みが完了した旨を乗り場表示装置送受信部39から乗りかご表示装置送受信部33が受信すると、この旨の信号が表示制御部37に通知される。ステップS24において、表示制御部37は、書き込み完了階を登録する。この登録は、表示制御部37内に設けられたRAMのメモリ領域にデータを、情報読み書き手段としてのCPUが書き込むことにより行われる。このメモリ領域には、各階床と、階床毎に表示データが書き込み済みであるか、又は未書き込みであるかを表す状態とが対応付けられて記憶されている。
ステップS25において、表示制御部37は、全階床のうちの書き込みを行われていない階床に設けられた乗り場表示装置31の中に、未書き込み階床が存在するかどうかを判断する。未書き込み階床とは、未だ新しい表示データによって書き込みされていない表示データ記憶メモリ32を持つ乗り場表示装置31が設置された階床である。この判断も表示制御部37内のRAMのメモリ領域をCPUがサーチすることにより行われる。
図7は未書き込み階床用のデータが存在したときの表示制御部37による書き込み可否の処理方法を説明するためのフローチャートである。表示制御部37は前段の処理(ステップS24)にて書き込みが完了済みの階床の階番号をRAMに登録しており、この登録後、ステップS129において、表示制御部37は未書き込み階床用のデータが残っているかどうかを判定する。未書き込み階床用のデータが残っている場合、YESルートを通り、ステップS130において、表示制御部37は、このデータを書き込まれるべき未書き込み階床に設置された乗り場表示装置31がデータ書き込み可能であるかどうかを判定する。
該当階床に設置された乗り場表示装置31に表示データ記憶メモリ32などの問題がない場合、表示制御部37は、この階床は問題がなくデータ書き込み可能であると判断する。YESルートを通り、ステップS131において、表示制御部37は、乗り場表示装置31に対し、未書き込み階床用のデータを書き込むよう指令する。乗りかご表示装置106は表示データ記憶メモリ32を書き換える。これによって未書き込み階床の乗り場表示装置31の表示データが更新される。
また、ステップS129において、データ書き込み可能な階床が存在している間、表示制御部37は書き込みが可能な他の階床の有無を探索し、書き込みが可能な別の階床が存在する場合、ステップS130、S131の処理を繰り返す。この探索はCPUが表示制御部37内のRAMに記憶された階番号をサーチすることにより行われる。
また、ステップS129において未書き込み階床用のデータが存在していない場合と、ステップS130において未書き込み階床における乗り場表示装置31がデータ書き込み可能でない場合とはいずれもこれらのステップのNOルートを経由して、ステップS123に進む。データ書き込み可能でない場合とは、乗り場画像表示部38が表示データ記憶メモリ32の表示データの表示の最中であるときなどである。ステップS123において、未書き込み階床に設置された乗り場表示装置31がデータ書き込みをすることができない状態である場合、表示制御部37は未書き込み階床データをこの表示制御部37内のRAMに保存しておく。
ステップS131において乗り場表示装置31がデータを書き込んだ後、図6のステップS26以降の処理を表示制御部37は行う。
ステップS26において、表示制御部37は、未書き込み階床を除く他の全ての階床に表示データを送信して書き込みが完了したかどうかを判定する。かご26側から乗り場21側への無線データには、表示データと、認証用のID番号及び暗証番号とが一緒に送られる。これらの表示データと、ID番号及び暗証番号とが両方受信され、ID番号及び暗証番号を用いた認証が成功した場合、受信済みの表示データが取り込まれて書き込み処理される。ID番号及び暗証番号を用いた認証が失敗である場合、受信済みの表示データは廃棄される。なおいずれかの階床で表示データの送信書き込みが完了した場合、ID番号及び暗証番号を用いた認証処理を省略し、受信済みの表示データを認証処理を経ずに書き込み処理するような処理が行われてもよい。
表示制御部37は全階床について書き込み処理を完了したと判定すると、ステップS26のYESルートを通り、ステップS27において表示制御部37は、書き込み処理を完了し主制御装置27に終了を通知する。主制御装置27により、エレベータ24は通常運転を再開する。表示制御部37はかご表示装置29を、乗客に対して情報を表示している状態、即ち通常使用状態にする。
ステップS26において、全階床への書き込みが完了していない場合、NOルートを通り、表示制御部37はステップS17の処理以降の処理を行い、表示データの書き換えを繰り返す。
またステップS22において、かご26側及び乗り場21側の双方が通信を行った結果、乗り場21側の表示データ記憶メモリ32に問題があり、この表示データ記憶メモリ32に表示データの書き込みができないと判明したときには通信不可と表示制御部37は判断し、NOルートを通り、ステップS123に進む。ステップS123において、表示制御部37は表示データを、未書き込み階床の表示データとして表示制御部37内のRAMに保存する。この場合、ステップS27に進み、未書き込み階床の表示データを保存したまま、表示制御部37は表示データの書き換えモードを終了する。この保存された表示データは、後刻、表示制御部37による判定処理中のステップS26において、乗り場表示装置31側に何も問題がないかどうかを判断した際、何も問題がなければ、そのまま表示データとして乗り場表示装置31内の表示データ記憶メモリ32に書き込まれる。
また、ステップS25において、未書き込み階床用のデータを表示データ記憶メモリ32に書き込むことが可能でない場合、NOルートを通り、ステップS123において、表示制御部37は、表示データをRAMに保存しておく。この保存された表示データも、後刻、表示制御部37による判定処理において乗り場表示装置31側に何も問題がないと判断した場合、表示データ記憶メモリ32に書き込まれる。
本実施形態に係るエレベータ24では、かご26を走行させて無線で表示データの送信を行うことで、自動的に各階へ表示データを保存させることができる。各階乗り場21の液晶データの更新が無線で自動的に行われ、表示制御部37から各乗り場21につなぐ専用の信号伝送ケーブルを配線する必要がなく、専用ケーブルを配線する場合に要する煩雑な作業を解消しつつ各階の液晶データを更新することができるようになる。
このように、本発明のこの実施形態に係るエレベータ24によれば、表示データを乗り場各階に自動的に無線で送信することから、乗り場各階ごとに表示データを書き換える必要がなくなる。昇降路内に有線を敷設することもなくなり、昇降路内を簡潔にできるので、メモリの据付工数や設計上の負担も軽減することができるようになる。保守作業においても、ケーブルが絡まったり、断線する心配もなくなる。事故など安全上好ましくない状況が発生することを防ぐことができるようになる。
また、スイッチ34の状態が主制御装置27に読み込まれるため、スイッチ34を人がオンに入れた直後に、表示データの更新について、かご3側の表示装置を優先して更新するか、あるいは乗り場側の表示装置を優先して更新するかを簡単に選択できるようにもなる。
(第2の実施形態の第1変形例)
エレベータ24の運転モードが表示データを書き換えを行っている最中のモードであるときに、災害が起きた場合、表示制御部37は書き込みを中断して、書き込みを終えていない残りの階床用のデータを、未書き込み階床用のデータとして保存する。エレベータ24は管制運転を実行する機能を有する。管制運転とは、エレベータの減速運転、中間階待機あるいは休止など、かご26への直接的な影響を回避するための運転を指す。表示制御部37あるいは主制御装置27には、表示データの書き換え処理よりも管制運転を優先することを予め人が設定しておく。
この変形例に係るエレベータは、地震や火災などの災害が発生したことを検知する災害発生の検知手段を有する。検知手段の機能は、主制御盤28内に設けられ、加速度の大きさを計測し地震の強度に応じたレベルの信号を出力する地震感知器により実現される。あるいは、かごドア、ホールドア又は昇降路などに加速度センサ、圧力センサを設けておき、このセンサが検出した変位量といったセンサ値を併せて用いてもよい。このエレベータでは、この検知手段によって災害が発生した場合、CPUが表示データの更新を中止するようにされており、また、CPUは、検知手段によって平常であることが検知された場合、エレベータの状態を復旧時の状態に戻し、表示データの更新を再開するようにもなっている。
主制御盤28には、火災、地震、停電が発生したときに発せられる管制運転信号を検出する機能が備えられている。地震で揺れが起きたときの階床のレベルの変動量を記録するエンコーダが主制御盤28には設けられている。地震発生のときには、このエンコーダの出力が異常値を示す。これを主制御装置27が検知すると、エレベータ24の管制運転を開始する。
表示制御部37は主制御装置27から管制運転信号を検出するとこの管制運転信号を、送受信部33を用いて乗り場21側の表示制御部40に対して運転情報信号として送信する。各階の表示制御部40は運転情報信号を受信したことを検出すると、図6、図7のステップS15〜ステップS26、ステップS123、及びステップS129〜ステップS131、ステップS123の処理中であっても処理を中断して通常運転に復帰する。
(第2の実施形態の第2変形例)
上記第2の実施形態では、かご26側から乗り場21側に情報を送っていたが、乗り場21において人が携帯端末11から乗り場表示装置31に表示データを送信し、乗り場表示装置31がかご26側の乗りかご表示装置29に表示データを転送するようにもできる。このようにすれば、利用者は、建物のいずれの場所からも情報をエレベータ24に対して更新可能になり、利便性が高まる。
(他の実施形態)
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。上記の実施形態では、携帯端末11には携帯電話機が用いられていたが、携帯端末11には、無線送受信モジュールを組み込まれたパソコンを用いても良い。デジタルカメラや、ビデオカメラで撮影されたデータを、有線を介して、乗り場表示装置あるいは乗りかご表示装置の表示データ記憶メモリを書き換えるようにしてもよい。
また、表示制御部37は、全階床のうちのいずれか1階床又は複数階床に設けられた乗り場表示装置31を表示データの更新専用の乗り場表示装置31として選択しておき、この専用の乗り場表示装置31から他の乗り場表示装置31やかご側へ更新用表示データを転送するといった更新の仕方も可能となる。
携帯端末11にインストールされるソフトウェアは例えば携帯端末11がインターネットに接続し、エレベータ会社のホームページからダウンロードすることにより得られる。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1,1A,24…エレベータ、2,25…昇降路、3,26…かご、4…メインロープ、5…巻上機、6…カウンターウェイト、7,27…主制御装置、8…主制御盤、9…かご内操作盤、10,29…乗りかご表示装置(かご画像表示装置)、11…携帯端末、11a…内部メモリ、11b…制御部、11c…アンテナ、11d…無線送受信部、11e…操作部、12,36…画像表示部、13…表示制御装置、14…送受信部、14a…受信アンテナ、15,23,30,32…表示データ記憶メモリ(メモリ)、16,37,40…表示制御部、17…記憶データ信号、18…画像表示データ信号、19…無線信号、20…送受信データ信号、21a…乗降口、21b…乗り場、22,31…乗り場表示装置、33…乗りかご表示装置送受信部、33a,39a…送受信アンテナ、34…スイッチ、35…荷重検出装置、38…乗り場画像表示部、39…乗り場表示装置送受信部、41…無線通信。

Claims (8)

  1. かごと、
    このかごに設けられ情報を表示するかご画像表示装置と、
    各階の乗り場に設けられた乗り場画像表示装置と、
    前記かご画像表示装置あるいは各乗り場画像表示装置が表示する表示データを記憶する書き換え可能なメモリと、
    このメモリに記憶させる前記表示データを作成する表示制御部と、
    前記かご画像表示装置又は前記各乗り場画像表示装置に表示させるための表示データを内部に記憶した携帯端末と、
    この携帯端末との間で無線通信を行う送受信部と、を備え、
    この送受信部は前記携帯端末からの前記表示データを含む無線信号を受信復調して前記表示データを抽出し、前記表示制御部はこの表示データを前記メモリに書き込むことを特徴とするエレベータ。
  2. 前記メモリは前記携帯端末を認証するための認証データを記憶し、前記携帯端末は前記表示データと認証データとを無線送信し、
    前記表示制御部は、前記送受信部が受信した前記携帯端末からの前記認証データと、前記メモリに記憶された前記認証データとを照合判定し、認証が成功した場合、この認証の成功以降、前記携帯端末から受信した前記表示データを用いて書き込み処理を行うことを特徴とする請求項1記載のエレベータ。
  3. 前記かご画像表示装置に設けられ無線通信を行う第1無線送受信部と、前記乗り場画像表示装置に設けられこの第1無線送受信部との間で無線通信を行う第2無線送受信部と、エレベータ運転を制御する主制御装置と、前記かごに設けられこの主制御装置に対しこのエレベータ運転のモードを各停運転モードに切り替える指令を与えるためのスイッチと、を備え、
    前記各停運転が開始した時に、前記かご画像表示装置の前記第1無線送受信部がいずれかのかご停止階の前記乗り場画像表示装置の前記第2無線送受信部に対して前記表示データを送信し、前記画像制御部は、この表示データにより前記乗り場画像表示装置の前記メモリを書き換えることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のエレベータ。
  4. 前記かご画像表示装置は、前記表示データが書き込み済みであるか又は未書き込みであるかを表す情報を各階床毎に記憶するメモリ領域を持つ記憶素子と、この記憶素子の前記メモリ領域にこの情報を書き込む情報読み書き手段と、この情報読み書き手段が前記メモリ領域に全階床分の前記表示データを書き込み済みであることを確認した場合、前記情報読み書き手段に対して書き込み操作の終了を通知する手段と、を備え、
    前記主制御装置は、前記情報読み書き手段が前記書き込み操作を終了した時点で前記エレベータ運転を通常運転へ復帰させることを特徴とする請求項3記載のエレベータ。
  5. 前記表示制御装置は、
    前記かご画像表示装置と各乗り場画像表示装置との間で前記表示データが更新されている最中、乗り場呼びを検出したときに、この乗り場呼びを有効として前記表示制御部による前記表示データの更新を中断する手段と、
    前記かご画像表示装置及び前記乗り場画像表示装置の通常使用時の処理が終了した後、前記表示制御部に各乗り場表示装置の前記メモリヘの書き換えを再開させる手段と、を備えたことを特徴とする請求項3又は請求項4記載のエレベータ。
  6. 前記表示制御部は、
    前記かご画像表示装置と各乗り場画像表示装置との間で前記表示データが更新されている最中、乗り場呼びを検出したときに、この乗り場呼びを無視し、前記各乗り場表示装置に、表示データ更新中であることを表示させる手段を備えたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のエレベータ。
  7. 前記かごに設けられ前記表示データの書き換え開始の指令を与えるための他のスイッチと、
    前記かご画像表示装置と各乗り場画像表示装置との間で前記表示データが更新されている最中、乗り場呼びを検出したときに、この乗り場呼びを有効として前記表示制御部による前記表示データの更新を中断し、前記かご画像表示装置及び前記各乗り場画像表示装置の通常使用時の処理が終了した後、前記表示制御部に前記各乗り場表示装置の前記メモリヘの書き換えを再開させる第1の手段と、
    前記かご画像表示装置と前記各乗り場画像表示装置との間で前記表示データが更新されている最中、乗り場呼びを検出したときに、この乗り場呼びを無視し、前記各乗り場表示装置に、表示データ更新中であることを表示させる第2の手段と、
    前記他のスイッチのスイッチング状態に基づいて、前記第1の手段および前記第2の手段のいずれかを選択して実行する手段と、を備えたことを特徴とする請求項3又は請求項4記載のエレベータ。
  8. 地震や火災を含む災害が発生したことを検知する検知手段と、この災害が発生した時に前記表示制御部による前記表示データの更新を中止する手段と、前記検知手段が平常であることを検知してエレベータの状態を復旧時の状態に戻し、前記表示データの更新を前記表示制御部に再開させる手段と、を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のエレベータ。
JP2009200255A 2009-08-31 2009-08-31 エレベータ Pending JP2011051681A (ja)

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