JP5208386B2 - エレベータ管理システム - Google Patents

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この発明は、複数台のかごを一群として管理するエレベータ管理システムに関するものである。
従来装置では、セキュリティ性を向上させるために、エレベータのホールにて個人認証が行われ、該利用者のエレベータの利用が許可された場合に、かごを乗場に呼ぶための乗場呼び登録、及び該利用者の行先階床を指定する行先呼び登録が自動で行われる(例えば、特許文献1参照)。
また、別の従来装置では、複数台のかごを一群として管理している建物において、建物の出入口に優先カード発券装置が設置され、優先カード発券装置によって優先カードが発行された際に、乗場呼び登録が自動で行われる。発行された優先カードには、到着号機と整理番号が記載されている。そして、各かごに対応するように乗場に設置された各表示器に整理番号を表示させることで、利用者を所定のかごに誘導している(例えば、特許文献2参照)。
特開平2−43185号公報 特開2004−238113号公報
ところで、群管理を行う一般的なエレベータ装置では、乗場呼び登録が行われたときに少なくとも1台のかごが該乗場呼び登録に割り当てられる。この割当制御を上記のような個人認証を行う従来装置にそのまま適用し、複数台のかごで行先呼び登録が自動で行われたとすると、利用者が待つ乗場に複数台のかごが同時期に到着した場合に、個人認証を行った利用者がいずれかのかごに乗り込んだ後に、個人認証を行っていない利用者が他のかごに乗って移動でき、セキュリティ性が低下してしまう。従って、セキュリティ性を高く保つためには行先呼び登録は1つのかごで行われるべきである。
また、群管理を行う一般的なエレベータ装置では、乗場呼びにかごが割り当てられたときに、該かごに対応する乗場表示灯(ホールランタン)の報知動作が行われることで、割り当てが報知される。さらに、一般的なエレベータ装置では、乗場にかごが到着したときに、かごに対応する乗場表示灯の報知動作が行われることで、かごの到着が報知される。この報知制御を上記のような個人認証を行う従来装置にそのまま適用すると、乗場呼び登録に割り当てられたかごと、利用者が待つ階床を行先階とするかごとが同時期に到着した場合に、前もって割り当てが報知されたかごに乗り込めばよいのか、他のかごに乗り込めばよいのか分かりづらく、仮に行先呼び登録されていないかごに乗り込んでしまうと行先階床に向かうことができないという問題がある。
また、上記のような別の従来装置では、利用者を所定のかごに誘導するために、専用の表示器を準備する必要があり、コスト高の要因となる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、従来使用されている乗場表示灯を利用することでコストアップを抑えつつ、利用者の行先階床に向かうかごに利用者をより確実に誘導できるエレベータ管理システムを提供することである。
この発明に係るエレベータ管理システムは、利用者から識別情報を取得する取得部、少なくともエレベータの利用が許可されている利用者の識別情報を予め記憶している記憶部、及び取得部の識別情報と記憶部の識別情報とを照合し、個人認証を行った利用者がエレベータの利用を許可されているか否かを判定する照合部を含む個人認証手段と、個人認証を行った利用者がエレベータの利用を許可されていると照合部によって判定された場合に、該個人認証が行われた階床の乗場釦装置の操作による乗場呼び登録を有効とするか又は該個人認証が行われた階床の乗場呼び登録を自動で行い、各かごの走行方向及び位置に基づいて該乗場呼び登録に所定のかごを割り当てるとともに、割り当てられたかご内のかご内操作盤の操作による行先呼び登録を有効とするか又は記憶部が予め記憶している各利用者の行先階床情報に基づいて割り当てられたかごの行先呼び登録を自動で行う呼び管理手段と、複数台のかごに対応するように各階床の乗場にそれぞれ配置された複数の乗場表示灯と、各乗場表示灯の報知動作を制御する報知制御手段とを備え、呼び管理手段は、乗場呼び登録に割り当てたかごよりも先に他のかごが到着する場合、乗場呼び登録に割り当てるかごを該先に到着するかごに変更し、報知制御手段は、乗場呼び登録が行われたときには乗場表示灯の報知動作を行わず、該乗場呼び登録に割り当てられたかごが乗場呼び登録された階床に到着したときに該かごに対応する乗場表示灯の報知動作を行う。
この発明のエレベータ管理システムによれば、呼び管理手段は、乗場呼び登録に割り当てたかごよりも先に他のかごが到着する場合、乗場呼び登録に割り当てるかごを該先に到着するかごに変更し、報知制御手段は、乗場呼び登録が行われたときには乗場表示灯の報知動作を行わず、該乗場呼び登録に割り当てられたかごが乗場呼び登録された階床に到着したときに該かごに対応する乗場表示灯の報知動作を行うので、仮に複数台のかごが同時期に到着する場合でも、より先に到着するとともに、利用者の行先階床に向かうことができるかごの到着だけを報知でき、従来使用されている乗場表示灯を利用することでコストアップを抑えつつ、利用者の行先階床に向かうかごに利用者をより確実に誘導できる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータ管理システムを示す構成図である。図において、エレベータの乗場には、複数の乗場出入口1、複数の乗場釦装置2、複数の乗場表示灯3が設けられている。昇降路内には、複数台のかご(図示せず)が吊り下げられている。各乗場出入口1、各乗場釦装置2、及び各乗場表示灯3は、各かごに対応するように配置されている。各かごの運行は、各号機制御装置5によってそれぞれ制御される。各号機制御装置5は、群管理制御装置6に接続されている。群管理制御装置6は、複数台のかごを一群として管理する。
乗場釦装置2は、各号機制御装置5を介して群管理制御装置6に接続されている。乗場釦装置2は、利用者の操作に応じて、群管理制御装置6に乗場呼び信号を入力する。即ち、乗場釦装置2が操作されることで乗場呼び登録が行われる。
各かご内には、かご内操作盤7がそれぞれ配置されている。かご内操作盤7は、各号機制御装置5を介して群管理制御装置6に接続されている。かご内操作盤7は、利用者の操作に応じて、群管理制御装置6に行先呼び信号を入力する。即ち、かご内操作盤7が操作されることで行先呼び登録が行われる。
ここで、この実施の形態の実施のエレベータ管理システムは、個人認証を行わなければエレベータを利用できないようになっている。具体的には、例えば建物の出入口及び各階床の乗場等に、利用者の個人認証を行う個人認証手段(個人認証装置)8が配置されている。群管理制御装置6は、個人認証手段8からの信号に基づいて、乗場釦装置2の操作による乗場呼び登録の有効及び無効を切り替えるとともに、かご内操作盤7の操作による行先呼び登録の有効及び無効を切り替える。
次に、図2は、図1のエレベータ管理システムをより具体的に示すブロック図である。なお、図2の破線部分は、別の実施の形態で説明するものである。図において、各号機制御装置5は、運転制御部51、各号機伝送部52、報知制御部53を含んでいる。運転制御部51は、群管理制御装置6からの指令に基づいてかごの運行制御を行うとともに、例えばドアの開閉、照明のオン/オフ、及び災害時の管制運転等の動作制御を行う。運転制御部51は、かごの走行方向及び位置等のかごの動作状態を示すかご状態情報を各号機伝送部52に入力する。各号機伝送部52は、かご状態情報を群管理制御装置6に伝送する。報知制御部53については、後に説明する。
個人認証手段8には、取得部81、記憶部82、及び照合部83が含まれている。取得部81は、識別情報(ID番号)を利用者から取得するものである。取得部81としては、例えばICカードリーダやタグリーダ等が用いられる。記憶部82は、エレベータの利用が許可されている利用者の識別情報を予め記憶している。照合部83は、取得部81によって識別情報が取得された際に、該取得部81の識別情報と記憶部82の識別情報とを照合し、個人認証を行った利用者がエレベータの利用を許可されているか否かを判定する。照合部83は、取得部81の識別情報が記憶部82の識別情報に一致すると判定した場合に、個人認証を行った利用者がエレベータの利用を許可されていると判定し、利用許可信号と、個人認証が行われた階床を示す認証階床信号とを群管理制御装置6に入力する。
群管理制御装置6は、呼び制御部61、呼び割当部62、かご状態検出部63、及び群管理伝送部64を含んでいる。乗場釦装置2からの乗場呼び信号と、かご内操作盤7からの行先呼び信号とは、呼び制御部61を介して呼び割当部62に入力される。呼び制御部61は、個人認証手段8からの信号に基づいて、乗場釦装置2から呼び割当部62に入力される乗場呼び信号の有効及び無効を切り替えるとともに、かご内操作盤7から呼び割当部62に入力される行先呼び信号の有効及び無効を切り替える。つまり、呼び制御部61は、個人認証手段8からの信号に基づいて乗場釦装置2の操作による乗場呼び登録の有効及び無効を切り替えるとともに、かご内操作盤7の操作による行先呼び登録の有効及び無効を切り替える。
呼び制御部61は、個人認証手段8からの利用許可信号と認証階床信号とを検出した場合、呼び割当部62に入力される乗場呼び信号を所定時間有効とする。かご状態検出部63は、群管理伝送部64を介して運転制御部51からのかご状態情報を受信することで、かごの動作状態を検出する。また、かご状態検出部63は、検出したかごの動作状態を呼び割当部62に入力する。呼び割当部62は、各かごの走行方向及び位置に基づいて、乗場呼び登録された階床に各かごが到着するのに必要な時間を算出し、該算出された時間が最も短いかごを乗場呼び登録に割り当てる。なお、走行方向には、上方向、下方向、及び停止中が含まれている。また、乗場呼び登録に割り当てられるかごの台数は1台である。また、呼び割当部62は、乗場呼び登録にかごを割り当てた後に、該かごの運行を制御する各号機制御装置5に群管理伝送部64を介して乗場呼び割当信号を伝送する。運転制御部51は、呼び割当部62からの乗場呼び割当信号に基づいて、乗場呼び登録された階床にかごを配車する。
また、呼び割当部62は、乗場呼び登録に割り当てられた号機を示す割当かご情報をかご状態検出部63に入力する。かご状態検出部63は、乗場呼び登録に割り当てられたかごの動作状態を呼び制御部61に入力する。呼び制御部61は、乗場呼び登録に割り当てられたかごが乗場呼び登録された階床に到着したときに、呼び割当部62に入力される行先呼び信号を有効とする。つまり、かご内操作盤7の操作による行先呼び登録を有効とされるかごは、乗場呼び登録に割り当てられた1台のかごだけである。なお、行先呼び登録を有効とされる期間は、例えば、かごが行先階に到着するまで、及び行先呼びが登録まで等と任意に設定できる。呼び割当部62は、該行先呼び登録に応じて、かご内操作盤7が操作されたかごの各号機制御装置5に群管理伝送部64を介して行先呼び割当信号を伝送する。運転制御部51は、群管理制御装置6からの行先呼び割当信号に基づいて、利用者の行先階床にかごを配車する。
ここで、利用者が待つ階床には、乗場呼び登録に割り当てたかごの他に、該階床を行先階として配車されたかごが到着する可能性もある。また、配車途中に行先呼び登録が該階床の近傍に変更され、乗場呼び登録時に割り当てたかごよりも先に他のかごが到着できる場合もある。呼び割当部62は、乗場呼び登録にかごを割り当てた後に、各かごの動作状態を監視し、乗場呼び登録に割り当てたかごよりも先に他のかごが到着する場合、乗場呼び登録に割り当てるかごを該先に到着するかごに変更する。具体的には、呼び割当部62は、乗場呼び登録に所定のかごを割り当てた後に、該かごの運転制御を行う各号機制御装置5に乗場呼び割当信号を伝送し続けるとともに、そのときの割当かご情報をかご状態検出部63に入力し続ける。呼び割当部62は、乗場呼び登録時に割り当てたかごよりも先に他のかごが到着する場合、乗場呼び割当信号の伝送先を変更するとともに、新しい割当かご情報をかご状態検出部63に入力する。即ち、かご内操作盤7の操作による行先呼び登録を有効とされるかごが、先に到着するかごに変更される。
報知制御部53は、運転制御部51のかご状態情報に基づいて、乗場呼び登録に割り当てられたかごが乗場呼び登録された乗場に到着するか否かを判定する。また、報知制御部53は、呼び割当部62からの乗場呼び割当信号が伝送され、かつ乗場呼び登録された乗場にかごが到着したと判定した場合に、乗場表示灯3の報知動作(点滅又は点灯)を行う。即ち、乗場呼び登録時には、報知制御部53は、乗場表示灯3の報知動作を行わず、かごの割り当てを報知しない。なお、呼び制御部61は、乗場呼び及び行先呼びが登録されたときに、乗場釦装置2及びかご内操作盤7の応答動作を行う。具体的には、呼び制御部61は、乗場釦装置2及びかご内操作盤7に設けられた釦を点灯させる。
なお、この実施の形態では、呼び管理手段は呼び制御部61及び呼び割当部62を含んでおり、報知制御手段は報知制御部53を含んでいる。
次に、動作について説明する。図3は、図2の個人認証手段8及び群管理制御装置6が行う報知割当動作を示すフローチャートである。図において、エレベータ管理システム全体の電源が投入されると、取得部81によって識別情報が取得されるか否かが照合部83によって判定され(ステップS1)、識別情報が取得されたと判定された場合に、取得された識別情報と記憶部82の識別情報とが照合部83によって照合され、個人認証を行った利用者がエレベータの利用を許可されているか否かが判定される(ステップS2)。
このとき、エレベータの利用が許可されていると判定された場合、個人認証手段8から群管理制御装置6に利用許可信号と認証階床情報とが入力され、該個人認証が行われた階床の乗場呼び登録が呼び制御部61によって有効とされる(ステップS3)。
その次に、所定時間内に乗場呼びが登録されるかが呼び制御部61によって判定され(ステップS4)、乗場呼びが登録された場合、呼び割当部62によって該乗場呼び登録に所定のかごが割り当てられるとともに(ステップS5)、該呼び割当部62から、乗場呼び登録に割り当てられたかごの運行を制御する各号機制御装置5に群管理伝送部64を介して乗場呼び割当信号が伝送される(ステップS6)。
その次に、かご状態検出部63が検出したかごの動作状態に基づいて、乗場呼び登録に割り当てられたかごが乗場呼び登録された階床に到着したか否かが呼び割当部62によって判定され(ステップS7)、該かごが該階床に到着したと判定された場合、乗場呼び割当信号の伝送が終了され(ステップS8)、この報知割当動作が終了される。
これに対して、乗場呼び登録に割り当てられたかごが乗場呼び登録された階床に到着していないと判定された場合、該かごよりも先に他のかごが到着するか否かが呼び割当部62によって判定され(ステップS9)、他のかごが先に到着すると判定された場合、乗場呼び割当信号の伝送先が変更される(ステップS10)。なお、この報知割当動作は、エレベータ管理システム全体の電源が投入されている間は繰り返し行われる。
次に、図4は、図2の報知制御部53が行う報知制御動作を示すフローチャートである。図において、エレベータ管理システム全体の電源が投入されると、群管理制御装置6からの乗場呼び割当信号の伝送が有るか否かが判定される(ステップS21)。このとき、乗場呼び割当信号の伝送が有ると判定された場合、乗場呼び登録された階床にかごが到着したか否かが判定され(ステップS22)、到着していないと判定された場合、乗場呼び割当信号が伝送され続けているか否かが再度判定される。仮に、かごの配車途中に割当変更等があった場合、乗場呼び割当信号の伝送が無くなり、この報知制御動作が終了される。
これに対して、乗場呼び割当信号が伝送されている間にかごが目的階に到着したと判定された場合、乗場表示灯3の点滅(報知動作)が行われる(ステップS23)。かごが乗場に到着した場合、運転制御部51によって戸開動作が行われるとともに戸閉動作が所定時間後に行われ、運転制御部51からの情報に基づいて戸閉動作が完了したか否かが報知制御部53によって判定される(ステップS24)。このとき、戸閉動作が完了していないと判定された場合、乗場表示灯3の点滅が継続して行われ、戸閉動作が完了したと判定された場合、乗場表示灯3の消灯が行われる(乗場表示灯3の報知動作が終了される)(ステップS25)。
このようなエレベータ管理システムでは、呼び割当部62は、乗場呼び登録時に割り当てたかごよりも先に他のかごが到着する場合、乗場呼び登録に割り当てるかごを該先に到着するかごに変更し、報知制御部53は、乗場呼び登録が行われたときには乗場表示灯3の報知動作を行わず、該乗場呼び登録に割り当てられたかごが乗場呼び登録された階床に到着したときに該かごに対応する乗場表示灯3の報知動作を行うので、仮に複数台のかごが同時期に到着する場合でも、より先に到着するとともに、利用者の行先階床に向かうことができるかごの到着だけを報知でき、従来使用されている乗場表示灯を利用することでコストアップを抑えつつ、利用者の行先階床に向かうかごに利用者をより確実に誘導できる。
また、各号機制御装置にそれぞれ組み込まれた報知制御部53は、群管理制御装置6から乗場呼び割当信号が入力されており、かつ乗場呼び登録された階床にかごが到着した場合に乗場表示灯3の報知動作を行うので、かごが到着した場合により確実に乗場表示灯3の報知動作を行うことができる。
なお、実施の形態1では、個人認証手段8は、ID番号を用いて個人認証を行うと説明したが、利用者によって入力される暗証番号や利用者の生体情報を用いて個人認証を行うものでもよい。
実施の形態2.
図2を用いて、この発明の実施の形態2によるエレベータ管理システムの構成を説明する。実施の形態1では、かごが乗場に到着したことを乗場表示灯3だけで報知すると説明したが、例えば視覚障害者等、乗場表示灯3の認識が困難な利用者の為に、音声による報知を行ってもよい。即ち、この実施の形態2では、音声出力部である複数のスピーカ9が各かごに対応するように乗場に設けられている。報知制御部53は、乗場表示灯3の報知動作を行う場合に、スピーカ9の報知動作を行う。具体的には、各号機制御装置5には、例えば「こちらにかごが到着しました」等のアナウンス情報を記憶している音声記憶部(図示せず)が設けられている。報知制御部53は、乗場表示灯3の報知動作を行う場合に、音声記憶部のアナウンス情報を取得するとともに、該アナウンス情報をスピーカ9に入力する。
このようなエレベータ管理システムでは、報知制御部53は、乗場表示灯3の報知動作を行う場合に、スピーカ9の報知動作を行うので、乗場表示灯3の認識が困難な利用者をより確実に誘導でき、利用者の利便性を向上させることができる。
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3によるエレベータ管理システムを示すブロック図である。図において、この実施の形態3の群管理制御装置6aは、実施の形態1,2の群管理制御装置6に報知指令部65が追加されたものである。実施の形態1,2では、群管理制御装置6は呼びの割当を行うだけで、どのタイミングで報知動作を行うかは複数の各号機制御装置5の報知制御部53がそれぞれ決定していたが、この実施の形態3では、群管理制御装置6aの報知指令部65が該タイミングを決定する。
呼び割当部62は、乗場呼び登録に所定のかごを割り当てた場合、割当かご情報を報知指令部65に入力する。報知指令部65は、呼び割当部62からの割当かご情報に基づいて、乗場呼び登録に割り当てられたかごを検出する。また、報知指令部65は、該かごが目的階に到着するか否かを判定し、到着したと判定した場合に、該かごの運行を制御する各号機制御装置5に、群管理伝送部64を介して報知指令を伝送する。さらに、報知指令部65は、かご状態検出部63からの情報に基づいて、乗場呼び登録に割り当てられたかごの戸開動作が行われた後に戸閉動作が完了するか否かを判定し、戸閉動作が完了した場合に報知指令の伝送を終了する。各号機制御装置5aの報知制御部53aは報知指令部65からの報知指令が入力されたときに乗場表示灯3の報知動作を行う。呼び割当部62が伝送する乗場呼び割当信号は、乗場表示灯3の報知動作に用いられず、かごの運行制御にだけ用いられる。この実施の形態では、報知制御手段は、報知制御部53a及び報知指令部65を含んでいる。
次に、動作について説明する。図6は、個人認証手段8及び群管理制御装置6aが行う報知割当動作を示すフローチャートである。図において、乗場呼び登録に所定のかごが割り当てられる(ステップS5)までは図3の報知割当動作と同様である。乗場呼び登録に所定のかごが割り当てられると、かご状態検出部63が検出したかごの動作状態に基づいて、乗場呼び登録に割り当てられたかごが乗場呼び登録された階床に到着したか否かが報知指令部65によって判定され(ステップS31)、該かごが該階床に到着したと判定された場合、該かごの運行を制御する各号機制御装置5aに報知指令の伝送が開始されるとともに(ステップS32)、該かごでの戸閉動作が完了されるか否かが判定され(ステップS33)、戸閉動作が完了したと判定された場合に、報知指令の伝送が終了される(ステップS34)。
これに対して、乗場呼び登録に割り当てられたかごが乗場呼び登録された階床に到着していないと判定された場合、該かごよりも先に他のかごが到着するか否かが報知指令部65によって判定され(ステップS35)、他のかごが先に到着すると判定された場合、報知指令の伝送先が変更される(ステップS36)。
次に、図7は、図5の報知制御部53aが行う報知制御動作を示すフローチャートである。図において、エレベータ管理システム全体の電源が投入されると、群管理制御装置6aからの報知指令の伝送が有るか否かが判定され(ステップS41)、報知指令の伝送が有ると判定された場合、乗場表示灯3の点滅(報知動作)が行われる(ステップS42)。これに対して、報知指令の伝送が無いと判定された場合、乗場表示灯3の消灯が行われる(報知動作が行われない)(ステップS43)。
このようなエレベータ管理システムでは、報知指令部65は、呼び割当部62からの割当かご情報に基づいて、乗場呼び登録に割り当てられたかごを検出するとともに、該かごが目的階に到着した場合に、該かごの運行を制御する各号機制御装置5に報知指令を伝送し、報知制御部53aは、報知指令部から報知指令が伝送されたときに乗場表示灯3の報知動作を行うので、群管理制御装置6aで各かごに対応する乗場表示灯3の報知タイミングを制御でき、例えば、階床によって乗場表示灯3の報知動作を実施したり、しなかったりする場合に、群管理制御装置6aだけをそのように設定することで対応でき、各号機制御装置5aを個々に設定する場合に比べて仕様変更に容易に対応できる。
なお、実施の形態3では、報知指令部65は、報知動作を行うときに報知指令を伝送し続けると説明したが、報知動作を開始するときに報知指令を入力し、報知動作を終了させるときに報知解除指令を入力するようにしてもよい。
また、実施の形態3では、乗場表示灯3の報知動作を説明したが、該報知動作に加えて、実施の形態2と同様にスピーカ9の報知動作を行ってもよい。
さらに、実施の形態1〜3では、乗場呼び登録に割り当てられたかごが乗場呼び登録された階床に到着した際に、該かごのかご内操作盤7の操作による行先呼び呼び登録を有効とすると説明し、全階床の行先指定を許可するように説明したが、利用者の行先階を示す行先階情報を記憶部82に予め記憶させて、該行先階への行先呼び呼び登録のみを有効としてもよい。
さらにまた、実施の形態1〜3では、個人認証を行った利用者がエレベータの利用を許可されていると照合部83によって判定された場合に、乗場釦装置2の操作による乗場呼び登録を有効とすると説明したが、呼び制御部61が乗場呼び登録を自動で行ってもよい。即ち、乗場釦装置2を省略してもよい。
また、実施の形態1〜3では、個人認証を行った利用者がエレベータの利用を許可されていると照合部83によって判定された場合に、かご内操作盤7の操作による行先呼び登録を有効とすると説明したが、利用者の行先階を示す行先階情報を記憶部82に予め記憶させて、該行先階情報に基づいて呼び制御部61が乗場呼び登録を自動で行ってもよい。即ち、かご内操作盤7を省略してもよい。つまり、乗場釦装置2とかご内操作盤7との両方を省略してもよい。
この発明の実施の形態1によるエレベータ管理システムを示す構成図である。 図1のエレベータ管理システムをより具体的に示すブロック図である。 図2の個人認証手段及び群管理制御装置が行う報知割当動作を示すフローチャートである。 図2の報知制御部が行う報知制御動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3によるエレベータ管理システムを示すブロック図である。 個人認証手段及び群管理制御装置が行う報知割当動作を示すフローチャートである。 図5の報知制御部が行う報知制御動作を示すフローチャートである。
符号の説明
2 乗場釦装置、3 乗場表示灯、5,5a 各号機制御装置、6,6a 群管理制御装置、7 かご内操作盤、8 個人認証手段、9 スピーカ(音出力部)、53,53a 報知制御部、61 呼び制御部、62 呼び割当部、65 報知指令部、81 取得部、82 記憶部、83 照合部。

Claims (4)

  1. 複数台のかごを一群として管理するエレベータ管理システムであって、
    利用者から識別情報を取得する取得部、少なくともエレベータの利用が許可されている利用者の識別情報を予め記憶している記憶部、及び上記取得部の識別情報と上記記憶部の識別情報とを照合し、個人認証を行った利用者がエレベータの利用を許可されているか否かを判定する照合部を含む個人認証手段と、
    個人認証を行った利用者がエレベータの利用を許可されていると上記照合部によって判定された場合に、該個人認証が行われた階床の乗場釦装置の操作による乗場呼び登録を有効とするか又は該個人認証が行われた階床の乗場呼び登録を自動で行い、各かごの走行方向及び位置に基づいて該乗場呼び登録に所定のかごを割り当てるとともに、上記割り当てられたかご内のかご内操作盤の操作による行先呼び登録を有効とするか又は上記記憶部が予め記憶している各利用者の行先階床情報に基づいて上記割り当てられたかごの行先呼び登録を自動で行う呼び管理手段と、
    上記複数台のかごに対応するように各階床の乗場にそれぞれ配置された複数の乗場表示灯と、
    上記各乗場表示灯の報知動作を制御する報知制御手段と
    を備え、
    上記呼び管理手段は、乗場呼び登録に割り当てたかごよりも先に他のかごが到着する場合、乗場呼び登録に割り当てるかごを該先に到着するかごに変更し、
    上記報知制御手段は、乗場呼び登録が行われたときには上記乗場表示灯の報知動作を行わず、該乗場呼び登録に割り当てられたかごが乗場呼び登録された階床に到着したときに該かごに対応する上記乗場表示灯の報知動作を行うことを特徴とするエレベータ管理システム。
  2. 各かごの運行をそれぞれ制御する複数の各号機制御装置と、
    上記呼び管理手段を含み、乗場呼び登録に所定のかごを割り当てた際に、該かごの運行を制御する各号機制御装置に乗場呼び割当信号を伝送する群管理制御装置と
    を備え、
    上記報知制御手段は、上記各号機制御装置にそれぞれ組み込まれ、上記群管理制御装置から乗場呼び割当信号が伝送され、かつ乗場呼び登録された階床にかごが到着した場合に、上記乗場表示灯の報知動作を行う報知制御部を含むことを特徴とする請求項1記載のエレベータ管理システム。
  3. 各かごの運行をそれぞれ制御する複数の各号機制御装置と、
    上記呼び管理手段を含み、乗場呼び登録に所定のかごを割り当てた際に、該かごの運行を制御する各号機制御装置に乗場呼び割当信号を伝送する群管理制御装置と
    を備え、
    上記報知制御手段は、上記群管理制御装置に組み込まれ、上記呼び管理手段からの情報に基づいて乗場呼び登録に割り当てられたかごを検出するとともに、該かごが乗場呼び登録された階床に到着した場合に、該かごの運行を制御する各号機制御装置に報知指令を伝送する報知指令部と、上記各号機制御装置にそれぞれ組み込まれ、上記報知指令部からの報知指令が伝送されたときに、上記乗場表示灯の報知動作を行う報知制御部とを含むことを特徴とする請求項1記載のエレベータ管理システム。
  4. 上記複数台のかごに対応するように各階床の乗場にそれぞれ配置され、かごの到着を音によって報知する複数の音出力部をさらに備え、
    上記報知制御手段は、上記各乗場表示灯の報知動作を行う場合に、上記音出力部の報知動作を行うことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータ管理システム。
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