JP5743627B2 - エレベータ群管理制御システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、乗場での行先階登録の操作を受け付ける乗場行先階登録装置を備えたエレベータ群管理制御システムに関する。
従来、乗場での行先階登録の為のテンキーなどの操作を受け付ける乗場行先階登録装置を備えた群管理制御方式のエレベータがある。このエレベータでは、乗客が乗場で行先階の登録のための操作が行なえるので、乗客が乗りかごに乗り込んでからの行先階登録が不要となる。この場合、群管理制御装置は、乗場からの行先階の情報を得ることができるので、乗客が乗りかごに乗り込んでからの行先階登録の情報を得る場合と比較して、より適切な乗りかごを割り当てることができる。
特開2004−323171号公報 特開2001−302128号公報 特開昭60−36274号公報
しかし、従来から用いられてきた、乗場で行先方向を指定する乗場呼び登録装置の操作に慣れている乗客、特に年配者の乗客にとっては、乗場行先階登録装置によりテンキーなどを操作する方式には不慣れである場合が多く、これらの乗客にとって、乗場行先階登録装置を備えた群管理制御方式のエレベータが必ずしも利便性が高いとはいえない。
本発明が解決しようとする課題は、乗場行先階登録装置による利点を保った上で、この乗場行先階登録装置の操作に慣れていない乗客を考慮した群管理制御を行なうことが可能になるエレベータ群管理制御システムを提供することにある。
実施形態によれば、複数台の乗りかごと、乗場での行先階登録のための操作を受け付ける乗場行先階登録装置と、行き先方向を指定する乗場呼びの登録のための操作を受け付ける乗場呼び登録装置と、前記複数台の乗りかごのうち、前記乗場行先階登録装置による行先階登録にしたがって応答する候補の乗りかごの号機を記憶し、かつ、前記複数台の乗りかごのうち、前記乗場呼び登録装置による乗場呼びにしたがって応答する候補の乗りかごの号機を記憶する記憶手段と、前記乗場行先階登録装置による行先階登録がなされた場合に、前記記憶手段に記憶される、前記乗場行先階登録装置による行先階登録にしたがって応答する候補に対応した乗りかごから応答させる乗りかごを割り当て、前記乗場呼び登録装置による乗場呼びが登録された場合に、前記記憶手段に記憶される、前記乗場呼び登録装置による乗場呼びにしたがって応答する候補に対応した乗りかごから応答させる乗りかごを割り当てる割り当て制御手段とをもつ。
第1の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの構成例を示す図。 第1の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの乗場に設けられる各種装置の構成例を示す図。 第1の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの群管理制御装置による新規乗場呼びに対する割当処理の一例を示すフローチャート。 第2の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの構成例を示す図。 第2の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの群管理制御装置による割当候補号機の変更処理の一例を示すフローチャート。 第2の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの群管理制御装置による割当候補号機の変更処理後の乗場の割当候補号機の種別を示す図。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの構成例を示す図である。
図2は、第1の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの乗場に設けられる各種装置の構成例を示す図である。
ここでは複数台の乗りかごの運転が群管理制御された構成が示されている。なお、乗りかごが複数台存在する場合には、「号機」という言い方をすることがある。また、単にエレベータと言った場合に、基本的には「乗りかご」のことを示す。
図1に示すように、3台の各号機のかご制御部1a,1b,1cは、乗りかご2a,2b,2cに対応して設けられており、図示せぬ巻上機の駆動制御やドアの開閉制御などを含む号機単体での制御を行う。乗りかご2a,2b,2cは、図示せぬ巻上機の駆動により昇降路内を昇降動作する。ここでは、3台分のかご制御部および乗りかごを図示しており、その他のかご制御部および乗りかごの図示は省略している。以下、必要に応じて、各号機のかご制御部を総称して単にかご制御部1と称し、各号機の乗りかごを単に乗りかご2と称する。
一方、図2に示すように、各階の乗場には、乗場行先階登録装置4が複数台設置され、また、乗場呼び登録装置5が複数台設置される。また、乗りかご2内にはかご操作盤が設けられる。
本実施形態では、各号機のうち一部が乗場行先階登録装置4の操作により生成された乗場呼び情報にしたがって応答可能な号機(乗場行先階登録対応の割当候補号機(例えばA〜C号機及びE〜G号機))であり、その他が、乗場呼び登録装置5の操作により生成された乗場呼び情報にしたがって応答可能な号機(乗場呼び対応の割当候補号機(例えばD号機及びH号機))である。
乗場行先階登録装置4は、各階の乗場にて利用者が行先階を登録するための装置であり、行先階を登録するための操作部と、割当結果等を表示するための表示部とを有する。なお、行先階の登録方法としては、テンキーの操作や行先階釦の入力によるものが一般的であるが、乗場にて登録可能であれば、例えばカードリーダや無線ICなどを用いた方法であっても良い。
各階の乗場行先階登録装置4によって行先階の登録が行われると、行先階と発生階の2つの情報を1つの組とした行先階付きの乗場呼び情報が群管理制御装置20へ出力される。なお、以下では、必要に応じて行先階を目的階と称し、発生階を登録階と称する。
また、各階の乗場呼び登録装置5は、各階の乗場にて利用者が行先方向を登録するための装置であり、UP/DN釦とも呼ばれる。乗場呼び登録装置5は、行先方向を登録するための操作部と、登録された行先方向を表示するための表示部とを有する。各階の乗場呼び登録装置5によって行先階無しの乗場呼びの登録が行われると、行先方向および発生階の情報である乗場呼び情報が群管理制御装置20へ出力される。
図2に示した例では、建物内のエレベータの号機は、A号機、B号機、C号機、D号機、E号機、F号機、G号機、H号機の計8台であり、各階床の乗場にて、A号機の乗りドア6a、B号機の乗場ドア6b、C号機の乗場ドア6c、D号機の乗場ドア6dが横一列に並んでいる。また、E号機の乗場ドア6e、F号機の乗場ドア6f、G号機の乗場ドア6g、H号機の乗場ドア6hが横一列に並んでいる。
A号機の乗場ドア6aにはE号機の乗場ドア6eが対向し、B号機の乗場ドア6bにはF号機の乗場ドア6fが対向し、C号機の乗場ドア6cにはG号機の乗場ドア6gが対向し、D号機の乗場ドア6dにはH号機の乗場ドア6hが対向する。
本実施形態では、各階床の乗場に4台の乗場行先階登録装置4が設置される。具体的には、A号機の乗場ドア6aとB号機の乗場ドア6bの間に第1の乗場行先階登録装置4aが設置され、B号機の乗場ドア6bとC号機の乗場ドア6cの間に第2の乗場行先階登録装置4bが設置され、E号機の乗場ドア6eとF号機の乗場ドア6fの間に第3の乗場行先階登録装置4cが設置され、F号機の乗場ドア6fとG号機の乗場ドア6gの間に第4の乗場行先階登録装置4dが設置される。
また、本実施形態では、各階床の乗場に2台の乗場呼び登録装置5が設置される。具体的には、C号機の乗場ドア6cとD号機の乗場ドア6dの間に第1の乗場呼び登録装置5aが設置され、G号機の乗場ドア6gとH号機の乗場ドア6hの間に第2の乗場呼び登録装置5bが設置される。
また、第1の乗場呼び登録装置5aの上端付近には第1の乗場呼び登録装置5aまたは第2乗場呼び登録装置5bの操作により応答可能な号機名を表示するための応答可能号機表示装置7aが設けられ、第2の乗場呼び登録装置5bの上端付近には、応答可能号機表示装置7aと同機能の応答可能号機表示装置7bが設けられる。また、各号機の乗場ドア6の上部の近傍には、当該号機の種別を示す表示板が設けられる。
群管理制御装置20では、乗場行先階登録装置4または乗場呼び登録装置5からの乗場呼び情報を受信すると、各号機のかご制御部1から得られる、各号機の乗りかご2の運行情報(かご位置、運転方向、戸開閉状態、各号機の行先階登録情報等)に基づいて、各号機の乗りかご2の中から乗場呼び情報を割り当てる最適な乗りかごである最適かごを選定して、その最適かごに乗場呼び情報を割り当てる。以下では、乗場呼び情報が割り当てられた乗りかごのことを「割当かご」と呼ぶ。
群管理制御装置20は、複数台の乗りかご2の運転を群管理制御する装置である。本実施形態において、この群管理制御装置20は、登録制御部21、応答時間算出部22、割当制御部23、乗場行先階登録信号入力部24、乗場呼び信号入力部25、応答可能号機表示制御部26および記憶装置27を有する。これらは、マイクロプロセッサ上のソフトウェアにて実行される処理部であり、図1のように各部間で情報の授受が可能となっている。
登録制御部21は、各階の乗場行先階登録装置4または乗場呼び登録装置5で登録された乗場呼び情報と、この乗場呼びに応じて割当制御部23から出力される割当かご情報とを関連付けて内部メモリに登録する。前述したように、乗場呼び情報は、行先階(目的階)と発生階(登録階)の2つの情報を含む行先階付きの乗場呼び情報である場合と、発生階(登録階)および行先方向の情報を含む行先階無しの乗場呼び情報である場合とがある。
また、登録制御部21は、乗場行先階登録装置4で登録された乗場呼び情報にしたがった、上述の登録情報を操作元の乗場行先階登録装置4に出力する。例えば、10階設置の乗場行先階登録装置4で12階が登録され、A号機に割当出力された場合には、10階設置の操作元の乗場行先階登録装置4に対して割当かご情報(A号機)を出力する。
また、割当かごが乗場行先階登録装置4からの乗場呼びに応答した時には、目的階情報が該当するかご制御部1に対して出力される。これにより、かご制御部1を通じて乗りかご2内でかご呼びが自動登録される。例えば、前述した目的階情報(12階)が出力されていれば、乗りかご2内で12階行きのかご呼びが自動登録されることになる。
応答時間算出部22は、登録制御部21に新規に登録された行先階付きの乗場呼びに対し、乗場行先階登録対応の割当候補号機(例えばA〜C号機及びE〜G号機)に対応する各乗りかご毎に割当ての指標となる応答時間を算出する。この応答時間は、既に登録されている乗場呼びの割当情報、かご呼びの情報や、現在のかご位置、運転方向、戸開閉状態などをもとに計算する。
また、応答時間算出部22は、登録制御部21に新規に登録された行先階無しの乗場呼びに対し、乗場呼び登録対応の割当候補号機(例えばD号機及びH号機)に対応する各乗りかご毎に割当ての指標となる応答時間を算出する。この応答時間は、既に登録されている乗場呼びの割当情報、かご呼びの情報や、現在のかご位置、運転方向、戸開閉状態などをもとに計算する。
割当制御部23は、各号機の乗りかご2のそれぞれについて、応答時間算出部22によって算出された応答時間に基づいて、登録制御部21に新規登録された乗場呼びに対する最適性を表わす評価値を算出して当該乗場呼びの割当出力を行う。このとき、割当制御部23は、どの乗りかごに対して乗場呼びを割り当てたのかを示す割当かご情報を登録制御部21に出力する。
通常、応答時間算出部22は、乗りかごが既登録の呼びに応答しながら、最初に新規乗場呼びが登録された階に到着するまでの時間を、乗りかごが乗場呼びの登録階に到着するまで時間(第1の時間)として算出する。
ここで、応答時間算出部22は、第1の時間に、実際に利用者が乗りかごに乗車して目的階に到着するまでの第2の時間を加えた時間を応答時間として算出する。
乗場行先階登録信号入力部24は、乗場行先階登録装置4からの行先階付きの乗場呼び情報を入力する。乗場呼び信号入力部25は、乗場呼び登録装置5からの行先階無しの乗場呼び情報を入力する。
応答可能号機表示制御部26は、乗場呼び登録装置5の操作により生成された乗場呼び情報にしたがって応答可能な号機名を応答可能号機表示装置7a,7bに表示させる。本実施形態では、各号機のうち、乗場呼び登録装置5の操作により応答可能な号機は、D号機およびH号機であり、応答可能号機表示装置7a,7bには、これらの号機を示す「D,H」が表示される。
記憶装置27は、不揮発性メモリなどの記憶媒体であり、割当号機候補第1記憶部28、割当号機候補第2記憶部29を有する。割当号機候補第1記憶部28は、各号機のうち、乗場行先階登録装置4の操作により生成された乗場呼び情報にしたがって応答可能な号機である、乗場行先階登録装置対応号機(乗場行先階登録対応の割当候補号機)である、乗場行先階登録装置対応号機の号機名の情報を記憶する。図2に示すように、本実施形態では、乗場行先階登録装置対応号機の号機は、A,B,C,E,F,G号機である。
また、割当号機候補第2記憶部29は、各号機のうち、乗場呼び登録装置5の操作により生成された乗場呼び情報にしたがって応答可能な号機である、乗場呼び登録装置対応号機(乗場呼び対応の割当候補号機)の号機名の情報を記憶する。前述したように、本実施形態では、乗場呼び登録装置対応号機の号機は、D,H号機である。
次に、図1に示した構成のエレベータ群管理制御システムの動作について説明する。
図3は、第1の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの群管理制御装置による新規乗場呼びに対する割当処理の一例を示すフローチャートである。
利用者が乗場行先階登録装置4を操作して、乗場行先階登録信号入力部24は、乗場行先階登録装置4からの行先階付きの乗場呼び情報を入力する、または、利用者が乗場呼び登録装置5を操作して、乗場呼び信号入力部25が、乗場呼び登録装置5からの行先階無しの乗場呼び情報を入力して、登録制御部21に乗場呼び情報の信号が入力されると(ステップS1)、登録制御部21は、この乗場呼び情報が、乗場行先階登録装置4からの行先階付き乗場呼び情報であるか、乗場呼び登録装置5からの行先階無しの乗場呼び情報であるかを判別する(ステップS2)。
登録制御部21は、入力した乗場呼び情報が、乗場行先階登録装置4からの行先階付き乗場呼び情報である場合には(ステップS2のYES)、乗場行先階登録装置対応号機の号機名の情報を記憶装置27の割当号機候補第1記憶部28から読み出す(ステップS3)。
また、登録制御部21は、入力した乗場呼び情報が、乗場呼び登録装置5からの行先階無しの乗場呼び情報である場合には(ステップS2のNO)、乗場呼び登録装置対応号機の号機名の情報を記憶装置27の割当号機候補第2記憶部29から読み出す(ステップS3)。
ステップS2,S3の処理後、割当制御部23は、ステップS3またはステップS4で読み出し済みの号機に関する応答時間算出部22の算出結果に基づいて、読み出し済みの対応号機の各号機の評価値を算出する(ステップS4)。
各号機の評価値が算出されると、割当制御部23は、その中で評価値が最小となる号機を最適かごとして選定する(ステップS5)。
具体的には、割当制御部23は、ステップS3の処理で乗場行先階登録装置対応号機の号機名として、前述したA,B,C,E,F,G号機を読み出した場合には、これらの号機のうち評価値が最小となる号機を最適かごとして選定する。
また、割当制御部23は、ステップS4の処理で乗場呼び登録装置対応号機の号機名として、前述したD,H号機を読み出した場合には、これらの号機のうち評価値が最小となる号機を最適かごとして選定する。なお、一般的に評価関数では、評価値の値が小さいほど評価が高く、その値が大きいほど評価が低いことを意味する。
また、登録制御部21は、ステップS1での乗場行先階登録装置4の操作により行先階の登録を行なっていた場合には、前述した最適かごの選定後において、登録階に設置された乗場行先階登録装置4のうち操作元の乗場行先階登録装置4に対し、最適かごとして選定された号機名および登録された行先階を表示させる。
また、乗場呼び登録装置対応号機に対応する乗りかご内では、この乗りかごに乗りこんだ利用者によるかご操作盤による行先階登録の為の操作が有効となるが、乗場行先階登録装置対応号機に対応する乗りかご内では、この乗りかごに乗りこんだ利用者によるかご操作盤による行先階登録の為の操作は無効となる。
以上のように、第1の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムでは、乗場行先階登録装置4の操作がなされた場合には、乗場行先階登録装置対応号機から最適かごを選定し、乗場呼び登録装置5の操作がなされた場合には、乗場呼び登録装置対応号機から最適かごを選定する。
よって、乗場行先階登録装置4の操作に慣れている利用者は、当該乗場行先階登録装置4を操作することで、乗場行先階登録装置対応号機の乗りかごに乗車できる。この場合、乗場行先階登録装置4により登録された行先階を考慮して最適かごが選定されるので、乗場呼び登録装置5を操作する場合と比較して、輸送効率の良い乗りかごが選定される。
また、乗場行先階登録装置4の操作に不慣れである利用者は、乗場呼び登録装置5を操作することで、乗場呼び登録装置対応号機の乗りかごに乗車できる。よって、乗場行先階登録装置4の操作に不慣れである利用者が乗場で戸惑うことなく、乗りかごの応答の為の操作を行なうことができる。
つまり、本実施形態では、乗場行先階登録装置4および乗場呼び登録装置5のうち、操作する装置を利用者の判断によりいずれかを選択して操作が可能となっている。よって、乗場行先階登録装置4の設置による、輸送効率の良いかごが選定できるという利点を保った上で、乗場行先階登録装置4の操作に不慣れな利用者の利便性を考慮したエレベータ群管理制御システムを実現することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの構成のうち図1に示したものと同一部分の説明は省略する。
図4は、第2の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの構成例を示す図である。
図4に示すように、本実施形態におけるエレベータ群管理制御システムは、第1の実施形態と比較して、群管理制御装置20は、混雑状況演算部31および割当号機候補設定部32をさらに有する。
混雑状況演算部31は、登録制御部21により登録した乗場呼びの数や単位時間当たりの乗場呼びの発生数などを考慮して、乗場呼び登録装置対応号機および乗場行先階登録装置対応号機でなるエレベータの各号機の利用にかかる混雑状況を演算する。
割当号機候補設定部32は、前述した混雑状況が悪化して、混雑状況演算部31により演算した混雑状況が、各号機のうち、乗場呼び登録装置対応号機(乗場呼び対応の割当候補号機)の一部を乗場行先階登録装置対応号機(乗場行先階登録対応の割当候補号機)に変更することによる改善を図るべき所定の混雑状況である場合に、記憶装置27の割当号機候補第2記憶部29に記憶される乗場呼び登録装置対応号機の数が減少するように号機名の消去を行なって、この消去した号機名を記憶装置27の割当号機候補第1記憶部28に新たに記憶することで、乗場呼び登録装置対応号機を乗場行先階登録装置対応号機に変更する。
また、割当号機候補設定部32は、前述した混雑状況が改善することで、混雑状況演算部31により演算した混雑状況が、各号機のうち、前述したように乗場呼び登録装置対応号機から変更した乗場行先階登録装置対応号機を乗場呼び登録装置対応号機に戻してもよい混雑状況となった場合に、記憶装置27の割当号機候補第1記憶部28に記憶される、乗場行先階登録装置対応号機に変更済みの号機名の消去を行なって、この号機名を割当号機候補第2記憶部29に再び記憶することで、乗場行先階登録装置対応号機に変更された号機の種別を乗場呼び登録装置対応号機に戻す。
図5は、第2の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの群管理制御装置による割当候補号機の変更処理の一例を示すフローチャートである。
まず、混雑状況演算部31は、登録制御部21により登録した乗場呼びの数や時間当たりの乗場呼びの発生数などを考慮して、エレベータの現在の混雑状況を演算する(ステップS11)。
そして、混雑状況演算部31により演算した混雑状況が、改善を図るべき所定の混雑状況である場合で(ステップS12のYES)、かつ、現在の乗場呼び登録装置対応号機が1台以上である、つまり記憶装置27の割当号機候補第2記憶部29に1台以上の号機名が記憶されている場合には(ステップS13のYES)、割当号機候補設定部32は、記憶装置27の割当号機候補第2記憶部29に記憶される乗場呼び登録装置対応号機の1台分の号機名を消去して、この号機名を割当号機候補第1記憶部28に新たに記憶することで、1台の乗場呼び登録装置対応号機の種別を乗場行先階登録装置対応号機に変更する(ステップS14)。
そして、応答可能号機表示制御部26は、割当号機候補設定部32により変更された、記憶装置27の割当号機候補第2記憶部29に記憶される、変更後の乗場呼び登録装置対応号機の号機名を各階床の応答可能号機表示装置7a,7bに表示させ、割当候補号機の変更処理を終了する(ステップS15)。
図6は、第2の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムの群管理制御装置による割当候補号機の変更処理後の乗場の割当候補号機の種別を示す図である。
本実施形態では、初期状態では、図5に示したように乗場行先階登録装置対応号機の号機名は、A,B,C,E,F,G号機であり、乗場呼び登録装置対応号機の号機名は、前述したようにD,H号機であり、応答可能号機表示装置7a,7bには、これらの号機を示す「D,H」が表示される。
そして、図6に示した例は、図5に示した乗場呼び登録装置対応号機のうちH号機をステップS14,S15の処理により乗場行先階登録装置対応号機に変更した例であり、この結果、乗場行先階登録装置対応号機の号機名は、1台分増加してA,B,C,E,F,G,H号機であり、乗場呼び登録装置対応号機の号機名は、1台分減少してD号機のみとなる。
この結果、図6に示すように、応答可能号機表示装置7a,7bに表示される号機名は、1台分減少して「D」のみとなる。
また、混雑状況演算部31により演算した混雑状況が、改善を図るべき所定の混雑状況である場合でも(ステップS12のYES)、現在の乗場呼び登録装置対応号機がない、つまり記憶装置27の割当号機候補第2記憶部29に乗場呼び登録装置対応号機の号機名が記憶されていない場合には(ステップS13のNO)、乗場行先階登録装置対応号機に変更可能な号機がないとして、ステップS14およびS15の処理はなされずに、割当候補号機の変更処理を終了する。
ステップS12で「NO」と判別された場合、割当号機候補設定部32は、当初の乗場呼び対応の割当候補号機を乗場行先階登録対応の割当候補号機に変更済みであるか否かを判別する(ステップS16)。
当初の乗場呼び対応の割当候補号機を乗場行先階登録対応の割当候補号機に変更済みである場合(ステップS16のYES)、混雑状況演算部31は、エレベータの現在の混雑状況を再度演算する。そして、混雑状況が改善して、混雑状況演算部31により演算した混雑状況が、前述のように乗場行先階登録装置対応号機に変更された号機の種別を乗場呼び登録装置対応号機に戻してもよい混雑状況となった場合には(ステップS17のYES)、割当号機候補設定部32は、記憶装置27の割当号機候補第2記憶部29に記憶される、乗場行先階登録装置対応号機に変更された号機名のうち1台分の号機名を消去して、この号機名を割当号機候補第1記憶部28に再び記憶することで、乗場行先登録装置対応号機に変更された1台の号機の種別を元の乗場呼び階登録装置対応号機に戻す(ステップS18)。
また、ステップS16,S17の処理で「NO」と判別された場合は、割当候補号機の変更処理を終了する
ステップS18の処理後、応答可能号機表示制御部26は、割当号機候補設定部32により変更された、記憶装置27の割当号機候補第2記憶部29に記憶される、変更後の乗場呼び登録装置対応号機の号機名を各階床の応答可能号機表示装置7a,7bに表示させる(ステップS19)。
以上説明したように、第2の実施形態におけるエレベータ群管理制御システムは、現在の混雑状況が改善を要する混雑状況である場合で、乗場呼び登録装置対応号機がある場合には、この乗場呼び登録装置対応号機を乗場行先階登録装置対応号機に変更する。よって、乗場行先階登録装置4の操作により応答する乗りかごが増加するので、輸送効率が改善して、混雑状況の改善を図ることができる。
また、本実施形態では、改善を要する混雑状況にある場合で乗場呼び登録装置対応号機がある場合に、当該乗場呼び登録装置対応号機を乗場行先階登録装置対応号機に変更する構成としたが、これに限らず、現在日時が記憶装置27に記憶される所定の混雑時間帯に属している場合で、かつ、乗場呼び登録装置対応号機がある場合に、割当号機候補設定部32が、記憶装置27の割当号機候補第2記憶部29に記憶される乗場呼び登録装置対応号機の数が減少するように号機名を消去して、この号機名を割当号機候補第1記憶部28に新たに記憶することで、乗場呼び登録装置対応号機を乗場行先階登録装置対応号機に変更するようにしてもよい。
また、前述した各実施形態において、各階床のうち、所定の利用者のみが入場できる所定のセキュリティ階床が存在する場合、乗場行先階登録装置4に利用者認証機能をさらに搭載した上で、乗場行先階登録装置4に対する暗証番号入力やカードキーの認識など、所定の認証情報の入力を経て利用者のセキュリティ階床への入場が認証された場合で、この乗場行先階登録装置4の操作により当該セキュリティ階床の行先階登録を可能とする一方で、登録制御部21は、記憶装置27の割当号機第2記憶部29に記憶される乗場呼び登録装置対応号機に対応する乗りかご内のかご内操作盤の操作による前述したセキュリティ階床の行先階登録を無効とする構成としても良い。これにより、乗場行先階登録装置4を用いた認証を行なっていない利用者によるセキュリティ階床への進入を防止することができる。
これらの各実施形態によれば、乗場行先階登録装置の設置による利点を保った上で、この乗場行先階登録装置の操作に慣れていない乗客を考慮した群管理制御を行なうことが可能になるエレベータ群管理制御システムを提供することができる。
発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1a,1b,1c…かご制御部、2a,2b,2c…乗りかご、4…乗場行先階登録装置、5…乗場呼び登録装置、6…乗場ドア、7…応答可能号機表示装置、11…号機識別標識装置、20…群管理制御装置、21…登録制御部、22…応答時間算出部、23…割当制御部、24…乗場行先階登録信号入力部、25…乗場呼び信号入力部、26…応答可能号機表示制御部、27…記憶装置、28…割当号機候補第1記憶部、29…割当号機候補第2記憶部、31…混雑状況演算部、32…割当号機候補設定部。

Claims (5)

  1. 複数台の乗りかごと、
    乗場での行先階登録のための操作を受け付ける乗場行先階登録装置と、
    行き先方向を指定する乗場呼びの登録のための操作を受け付ける乗場呼び登録装置と、
    前記複数台の乗りかごのうち、前記乗場行先階登録装置による行先階登録にしたがって応答する候補の乗りかごの号機を記憶し、かつ、前記乗場行先階登録装置による行先階登録にしたがって応答する候補の乗りかご以外である、前記乗場呼び登録装置による乗場呼びにしたがって応答する候補の乗りかごの号機を記憶する記憶手段と、
    前記乗場行先階登録装置による行先階登録がなされた場合に、前記記憶手段に記憶される、前記乗場行先階登録装置による行先階登録にしたがって応答する候補に対応した乗りかごから応答させる乗りかごを割り当て、前記乗場呼び登録装置による乗場呼びが登録された場合に、前記記憶手段に記憶される、前記乗場呼び登録装置による乗場呼びにしたがって応答する候補に対応した乗りかごから応答させる乗りかごを割り当てる割り当て制御手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータ群管理制御システム。
  2. 各号機の利用にかかる混雑状況を演算する混雑状況演算手段と、
    前記混雑状況演算手段が演算した混雑状況が、改善を要する所定の混雑状況である場合に、前記記憶手段に記憶される、前記乗場呼び登録装置による乗場呼びにしたがって応答する候補のうち所定の候補を前記乗場行先階登録装置による行先階登録にしたがって応答する候補に変更する候補変更手段とをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ群管理制御システム。
  3. 現在日時が所定の混雑時間帯に属する場合に、前記記憶手段に記憶される、前記乗場呼び登録装置による乗場呼びにしたがって応答する候補のうち所定の候補を前記乗場行先階登録装置による行先階登録にしたがって応答する候補に変更する候補変更手段とをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ群管理制御システム。
  4. 前記乗場呼び登録装置の近傍に設けられ、前記乗場呼び登録装置による乗場呼びにしたがって応答する候補に対応する乗りかごの号機を表示する表示装置と、
    前記候補変更手段により、前記記憶手段に記憶される前記乗場呼び登録装置による乗場呼びにしたがって応答する候補を前記乗場行先階登録装置による行先階登録にしたがって応答する候補に変更した際に、変更後における、前記乗場行先階登録装置による行先階登録にしたがって応答する候補を前記表示装置に表示させる表示制御手段とをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項に記載のエレベータ群管理制御システム。
  5. 前記乗場行先階登録装置は、
    所定の認証情報を入力した利用者の所定の階床への入場を認証した場合に、前記所定の階床の行先階登録のための操作を受け付け、
    前記記憶手段に記憶される、前記乗場呼び登録装置による乗場呼びにしたがって応答する候補に対応する乗りかご内のかご操作盤による、前記所定の階床の行先階登録を無効とする
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ群管理制御システム。
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