JP2012188190A - セキュリティゲート付き行先階制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 移動する際に割当て号機を忘れても容易に確認することにある。
【解決手段】 利用者がゲートを通って乗場へ移動する制御システムであって、IDカード35から利用者を認証した後、行先階データを送信し、群管理制御部15から割当て号機を受け取って表示する行先階登録装置11と、ゲート4を通って乗場へ移動中に割当て号機を忘れたとき、IDカード35からID情報を読み取って送信し、群管理制御部から割当て号機を受け取って表示する乗場側登録装置12a,12bと、行先階データを受けて号機を割当てた後、ID情報と割当て号機を対応付けし、行先階登録装置に割当て号機を送信するゲート側応答手段15A,15Bと、乗場側登録装置からID情報を受けて既に対応付け記憶された割当て号機を乗場側登録装置に送信する乗場側応答手段15C,15Dとを有する群管理制御部15とを備えたゲート付き行先階制御システムである。
【選択図】図1

Description

本発明の実施の形態は、セキュリティゲート付き行先階制御システムに関する。
一般のエレベータは、各階の乗場に乗場呼びボタンが設置され、エレベータ利用者が乗場呼びボタンを操作したとき、乗場呼び登録のもとにエレベータが乗場呼び階に移動して着床する。ここで、利用者は、乗りかごに乗り込んだ後、かご操作盤の行先階呼びボタンを操作すると、かご呼びに基づく行先階への呼び登録が行われる。
ところで、近年、乗場から直接行先階を指定できる行先階登録装置が設置され、エレベータ利用者が乗りかご内に乗り込んで行先階を登録する手間を省く群管理システムが実用化されている。
この群管理システムは、DCS(Destination Control System:行先階予約)群管理(以下、行先階制御システム)と呼ばれ、乗場で指定された行先階ごとの利用者をまとめ、乗りかごが基準階から出発して停止回数を抑制しつつ基準階に帰着することで一往復の時間を短縮し、輸送能力の向上や待ち時間の改善を図っている。
この行先階制御システムでは、エレベータ利用者が基準階等の乗場で行先階登録装置を操作して行先階を指定すると、群管理制御部が複数のエレベータ号機の中から最適なエレベータ号機を割当て、当該エレベータ号機に対応する操作階の乗場ドア上部の号機表示装置に割当て号機を案内表示するものが実用化されている。
さらに、建物出入口フロアとエレベータの基準階乗場(エレベータホール)がセキュリティゲートで区分され、常時はセキュリティゲートが閉じ、エレベータ利用者がセキュリティゲート前に設置された個人認証機能付き行先階登録装置で正当な居住者あるいは正当な会社員であると認証されたとき、当該行先階登録装置の行先階指定ボタンを操作すると、行先階指定データが伝送され、かつ、セキュリティゲートの開錠によって、エレベータ利用者がエレベータ号機の乗場に移動できるようなセキュリティゲート付き行先階制御システムが開発されている。
特開2009−292604号公報 特開2009−113971号公報
しかし、以上のようなセキュリティゲート付き行先階制御システムでは、利用者がセキュリティゲート前にある行先階登録装置で行先階ボタンを操作すると、群管理制御部が乗車するエレベータ号機を選定し当該行先階登録装置の表示部に割当て号機を表示指示する。そこで、利用者は、その表示指示に従い、セキュリティゲートを通って割当て号機前に移動する。
ところが、利用者がセキュリティゲートを通って割当て号機前に移動する間に割当て号機を忘れてしまうことが有る。
このように利用者が割当て号機を忘れた場合、乗場側ではその割当て号機を確認することができない。その結果、利用者が改めて乗場前で乗場操作パネルや行先階登録装置にて行先階を再登録する必要がある。
利用者が余計な行先階操作を繰り返しだけでなく、群管理制御部への行先階乗場呼びが重複して発生することから、群管理制御の効率が悪くなる問題がある。
そこで、本セキュリティゲート付き行先階制御システムは、移動する際に割当て号機を忘れた場合でも容易に確認でき、利用者の誤乗車をなくして群管理制御の効率を高めることにある。
上記課題を解決するために、発明の実施形態によれば、エレベータ利用者がセキュリティゲートを通って乗場側へ移動するセキュリティゲート付き行先階制御システムであって、前記セキュリティゲート前の近傍に設置され、IDカードのID情報からエレベータ利用者を認証後、行先階指定ボタンの操作のもとに前記ID情報を含む行先階指定データを送信し、群管理制御部から割当て号機データを受け取って案内表示するゲート側行先階登録装置と、前記乗場側に設置され、前記認証によって開錠された前記セキュリティゲートを通って乗場へ移動中に前記表示された割当て号機を忘れたとき、前記エレベータ利用者が所持する前記IDカードからID情報を読み取って送信し、前記群管理制御部から割当て号機のデータを受け取って案内表示する乗場側登録装置と、
前記ゲート側行先階登録装置からの前記ID情報を含む行先階指定データを受けて号機を割当てた後、当該ID情報と割当て号機を対応付けて記憶し、かつ割当て号機のデータを前記ゲート側行先階登録装置に送信するゲート側応答手段と、前記乗場側登録装置からの前記ID情報を受けて既に記憶される当該ID情報と対応付けられた前記割当て号機のデータを前記乗場側登録装置に送信する乗場側応答手段とを有する前記群管理制御部とを備えたキュリティゲート付き行先階制御システムである。
実施形態に係るキュリティゲート付き行先階制御システムの全体構成を示す図。 図1に示すゲート側行先階登録装置の正面パネル側の概略外観図。 ゲート側行先階登録装置内部の概略構成図。 ゲート側行先階登録装置の認証データ記憶部に記憶されるデータの一例図。 ゲート側行先階登録装置の機能構成図。 図1に示す群管理制御部の機能構成及びデータベースのデータ配列例図。 図1に示すゲート側行先階登録装置の処理手順を示すフロー図。 ゲート側行先階登録装置及び乗場側登録装置と群管理制御部とのデータのやり取りを概略的に説明する図。 ゲート側行先階登録装置から送信される情報に対する群管理制御部のゲート側応答処理の手順を説明するフロー図。 乗場側登録装置から送信される情報に対する群管理制御部の乗場側応答処理の手順を説明するフロー図。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は一実施形態に係るセキュリティゲート付き行先階制御システムを示す全体構成図である。
先ず、この種の高層建物では、建物出入口フロア1側と基準階のエレベータ乗場(エレベータホール)2との間に、セキュリティを確保するために電子錠3付きのセキュリティゲート4を備えた仕切壁5が設けられ、当該セキュリティゲート4前には行先階登録装置11が設置されている。6はゲート開駆動制御部である。
すなわち、この実施形態に係るセキュリティゲート付き行先階制御システムとしては、セキュリティゲート4前に設置されるゲート側行先階登録装置11と、エレベータ乗場2側に設置される例えば2台の乗場側登録装置12a,12bと、乗場側伝送装置13と、プログラムデータ記憶部14と、群管理制御部15と、データベース16と、かご側伝送装置17と、各号機制御装置18A〜18Dと、A号機〜D号機の乗りかご19A〜19Dとを含む構成である。
21A〜21Dは各A号機〜D号機対応の乗場ドア、22A〜22Dは号機表示部(ホームランタン)、23A〜23Dは乗場操作パネルである。なお、乗場操作パネル23A〜23Dは無くてもよい。
また、乗場側登録装置12a,12bは、基準階だけでなく、他の着床階にも必要に応じて随時設置されるものである。
ゲート側行先階登録装置11は、図2に示すように正面パネル面に少なくともカード読取部31、行先階指定ボタン32及び表示部33が設けられ、内部的には例えば図3に示すような構成となっている。
すなわち、ゲート側行先階登録装置11は、乗場側伝送装置13との間で所定のデータを授受する伝送部34、エレベータ利用者が所持する例えばIDカード35に記憶されるID番号(個人識別情報)を読み取るカード読取部31、データ記憶部36、CPUで構成されるデータ処理制御部37、タッチパネル制御部38、表示制御部39が設けられている。
データ記憶部36には、例えば行先階指定ボタン32の操作位置と行先階指定データとの関係を規定する行先階データ記憶部36a、図4に示すようにエレベータ利用者が所持するIDカード35の例えばID番号,建物を利用する居住者(会社員を含む)の氏名の他、必要に応じて利用階を規定する認証データ記憶部36b、号機番号ごとに表示データ,例えば割当てA号機〜D号機に対応する「A」〜「D」の表示データを記憶する表示データ記憶部36cその他カード読取りデータを記憶する部分が設けられている。
タッチパネル制御部38には行先階指定ボタン32を構成するタッチパネルスイッチ部32aが接続される。表示制御部39には表示部33が接続される。
行先階指定ボタン32は、例えば行先階指定ボタン32の配列枠内41に多数のタッチパネルスイッチ部(スイッチ電極)32aがマトリックス状に配列され、行先階指定ボタン32がタッチ操作されたとき、タッチパネル制御部38は、その操作された行と列のタッチ操作位置を認識し、データ処理制御部37に送出する。
なお、タッチパネル制御部38は、タッチパネルスイッチ部32aが発光素子で構成されている場合、タッチ指定位置を認識し、対応する行先階指定ボタン32を点灯表示することも可能である。
データ処理制御部37は、図5に示すように認証処理手段37A、行先階データ送信手段37B及び割当て号機案内表示手段37Cが設けられている。認証処理手段37Aは、カード読取部31で読み取ったID番号と認証データ記憶部36bに登録されるID番号とを比較し、正当なエレベータ利用者を認証し、ゲート開駆動制御部6に対して電子錠3の開制御指令を送出する。
行先階データ送信手段37Bは、タッチパネル制御部38から受け取るタッチ操作位置に基づいて、行先階データ記憶部36aから行先階指定データを読み出し、前記ID番号データとともに群管理制御部15側に送信する。
割当て号機案内表示手段37Cは、群管理制御部15側から号機番号を受け取ると、表示データ記憶部36cから割当て号機の例えばA号機番号に対応する例えば「A」の表示データを検索し、表示部33に表示する。
乗場側登録装置12a,12bは、ゲート側行先階登録装置11とほぼ同様な構成を有していが、特に異なるところは、エレベータ利用者がゲート4前にて既にゲート側行先階登録装置11の表示部33に表示される割当て号機を見ているが、乗場2への移動中に既に割当てた割当て号機を忘れた場合の対処機能を備えたものである。具体的には、既に号機の割当てを受けたエレベータ利用者が乗場2の乗場側登録装置12a,12bに近づいたとき、あるいはカード挿入口にIDカード35を挿入したとき、IDカード35からID番号を読取って群管理制御部15側に送信し、当該群管理制御部15から既にID番号に対応付けて記憶されてい割当て号機を読取り、該当する号機番号を乗場側登録装置12a,12bに送信してくるので、その例えばA号機番号に対応する例えば「A」を表示する機能を有する。
従って、乗場側登録装置12a,12bとしては、ゲート側行先階登録装置11の構成の中から図5に示す認証処理手段38を削除したものでもよい。また、ゲート側行先階登録装置11の行先階データ送信手段37はID番号だけを送ることになる。
プログラムデータ記憶部14には、少なくとも行先階指定データを受けたとき、最適なエレベータ号機を選択するための群管理制御用プログラムが格納されている。
群管理制御部15は、CPUによって構成され、機能的には図6に示すように、号機割当て処理手段15A、ゲート前割当て号機案内手段15B、割当て号機検索手段15C及び乗場前号機応答手段15Dが設けられている。なお、号機割当て処理手段15A及びゲート前割当て号機案内手段15Bは、ゲート側行先階登録装置11からの要求に対する群管理制御部15のゲート側応答手段としての役割を果たし、また、割当て号機検索手段15C及び乗場前号機応答手段15Dは、乗場側登録装置12a,12bからの要求に対する群管理制御部15の乗場側応答手段としての役割を果たす。
すなわち、号機割当て処理手段15Aは、ゲート側行先階登録装置11から行先階指定ボタン32の操作による行先階指定を受けたとき、群管理制御用プログラムに基づいて例えば複数のエレベータ号機の中から所定の評価計算のもとに最適なエレベータ号機を選択決定する機能を有する。
ゲート前割当て号機案内手段15Bは、号機割当て処理手段15Aで決定された割当て号機をゲート側行先階登録装置11の表示部33に案内表示させる機能を有する。
割当て号機検索手段15Cは、乗場側登録装置例えば12aからの割当て号機の問合せに対して、号機割当て処理手段15Aにて既にID番号のもとに記憶された割当て号機を検索する機能を有する。
乗場前号機応答手段15Dは、割当て号機検索手段15Cで検索された割当て号機を乗場側登録装置の表示部に案内表示する機能を有する。
データベース16には、少なくともID番号を含む行先階指定データを記憶する行先階データ記憶部17a、号機割当て処理手段15Aにて特定の行先階に割当てられた割当て号機を記憶する号機割当てテーブル16b、案内表示データ記憶部16c及び運行状況データ記憶部16dを備える。
案内表示データ記憶部16cには割当てA号機〜D号機に相当する「A」〜「D」の表示データを選択させるための号機番号データを記憶する。運行状況データ記憶部16dには各号機制御装置18A,18B,18C,18Dから伝送されてくる各エレベータ号機の現在位置を含む運行状況データを記憶する。
次に、以上のような本セキュリティゲート付き行先階制御システムの作用について、図7ないし図10を参照して説明する。
(1) エレベータ利用者による行先階の登録処理について(図7参照)。
エレベータ利用者は、ゲート側行先階登録装置11に近づき、所持しているIDカード35を近づけるか、カード挿入口等に挿入すると、データ処理制御部37は認証処理手段37Aを実行する。
すなわち、認証処理手段37Aは、IDカード35のID番号を読み取ると(S11)、その読み取ったID番号と認証データ記憶部36bに登録されているID番号とを比較し(S12)、一致する登録済みID番号があれば、正当なエレベータ利用者であると認証し(S13)。ゲート開駆動制御部6にゲート開制御指令を送出する(S14)。
ゲート開駆動制御部6は、ゲート開制御指令を受けると、電子錠3を開錠し、セキュリティゲート4を開放できるようにする。
ここで、エレベータ利用者は、ゲート側行先階登録装置11の行先階指定ボタン32をタッチ操作すると、タッチパネル制御部38がタッチパネルスイッチ部32aを通してタッチ操作位置を検出し、データ処理制御部37に送出する。
データ処理制御部37では、ゲート開制御指令を出力した後、タッチパネル制御部38からタッチ操作位置信号を受け取っていない場合(S15)、所定時間にわたってゲート開制御状態を継続するが、所定時間経過しても未だタッチ操作位置信号を受け取っていない場合にはゲート閉制御指令を出力し(S16,S17)、ステップS1に戻る。
一方、データ処理制御部37は、タッチパネルスイッチ部32aからタッチ操作位置信号を受け取ると(S15)、行先階データ送信手段37Bを実行する。
行先階データ送信手段37Bは、タッチ操作位置信号を受け取ると、行先階データ記憶部36aからタッチ操作位置に対応する行先階指定データを読み出し、ID番号とともに乗場側伝送装置13を介して群管理制御部15に伝送する(図8(イ)参照,S18)。
群管理制御部15は、ID番号とともに行先階指定データを受信すると、号機割当て処理手段15Aを実行し、最適な割当て号機を決定するが、号機決定の詳しい説明は後記する。
群管理制御部15は、割当て号機を決定すると、データベース16の案内表示データ記憶部17cから割当て号機,例えばA号機に相当する「A」表示データを選択させるための号機番号データを読み出し、乗場側伝送装置13を介してゲート側行先階登録装置11に送信する。
ゲート側行先階登録装置11は、群管理制御部15から号機番号を受け取ると(S19)、割当て号機案内表示手段37Cを実行する。割当て号機案内表示手段37Cは、群管理制御部15から号機番号を受け取ると(S19)、表示データ記憶部36cから当該号機番号に対応する例えば「A」なる表示データを読み出し、ゲート側行先階登録装置11の表示部33に案内表示する(S20)。
従って、ゲート側行先階登録装置11の行先階指定ボタン32をタッチ操作した利用者は、表示部33に表示される「A」からA号機が割当てられたことを認識し、セキュリティゲート4を開けて号機表示部22Aに表示されるA号機の到着場所近くに移動する。
(2) 群管理制御部15による号機割当て処理について(図9参照)。
群管理制御部15は、前述する(1)項で説明したように、ゲート側行先階登録装置11からID番号・行先階指定データを受信すると(S31)、号機割当て処理手段15Aを実行する。
号機割当て処理手段15Aは、群管理制御用プログラムに従って、各号機に対する評価値を計算する(S32)。
ここで、評価値の評価関数(評価項目)としては、種々考えられるが、例えば各号機の応答予測時間、停止階の抑制、各号機の乗車人数、かご内荷重(例えば上昇・下降時の効率運転)、長待ち呼びの有無(長待ち時間の短縮)等が挙げられる。
そして、全号機19A〜19Dの評価計算を行った後(S32〜S34)、最適な評価値と判断された割当て号機(例えば19A)を決定すると(S35)、例えば号機割当てテーブル16bにID番号と行先階の割当て号機とを対応付けて記憶するとともに(図8(ロ)参照、S36)、割当て号機対応の号機制御装置18Aに対して、行先階指定データに基づく行先階への割当てたことを通知する(S37)。
さらに、群管理制御部15は、ゲート前割当て号機案内手段15Bを実行する。この、ゲート前割当て号機案内手段15Bは、行先階の割当て号機が決定される、表示データ記憶部16cから割当て号機と対応関係にある号機番号データを読み出し、乗場側伝送装置13を介してゲート側行先階登録装置11に伝送する(図8(ハ)参照、S38)、前記(1)項で説明したようにゲート側行先階登録装置11の表示部33に案内表示する(S20)。
(3) エレベータ利用者が割当て号機を忘れた場合の対処処理について。
エレベータ利用者が建物出入口フロア1からエレベータ乗場2の割当て号機へ移動中に前記群管理制御部15で割当てた割当て号機を忘れてしまうことがある。
このとき、従来は乗場前行先階登録装置で再度行先階ボタンをタッチ操作することになるが、本発明システムにおいては、乗場側登録装置例えば12aにIDカード35を近づけるか、あるいは挿入口に挿入することで、当該IDカード35に登録されるID番号を読取り、群管理制御部15に送信する(図8(ニ)参照)。
(4) 割当て号機の再案内表示処理について(図10参照)。
群管理制御部15は、乗場側登録装置例えば12aからID番号を受信すると、割当て号機検索手段15Cを実行する。割当て号機検索手段16Cは、ID番号を受信すると(S41)、当該ID番号に基づき例えば号機割当てテーブル17bから既に同一ID番号で割当てられている割当て号機を検索する(S42)。
しかる後、割当て号機検索手段15Cは、各号機制御装置18A〜18Dから送られてくる運行状況データを記憶する運行状況データ記憶部16dから運行状況データを判断し、既割当て号機が現在基準階に停止しているか否かを判断する(S43)。基準階に停止していない場合には基準階から移動したことになるので、再割当処理を行い(S44…S32〜S35に相当する処理)、再割当て号機が決定し、対応する号機制御装置例えば18Bに通知する(S45)。
群管理制御部15は、ステップS43において既に割当てた割当て号機または再決定された再割当て号機を取得すると、乗場側割当て号機案内手段15Dを実行する。乗場側割当て号機案内手段15Dは、データベース16の案内表示データ記憶部16cから既割当て号機,例えばA号機に相当する「A」表示データまたは再割当て号機,例えばB号機に相当する「B」表示データを選択するための号機番号データを読み出し、乗場側伝送装置13を介して乗場側登録装置12aに伝送する(図8(ホ)参照)。
乗場側登録装置12aは、群管理制御部15から号機番号を受け取ると、表示データ記憶部36cから当該号機番号に対応する例えば「A」なる表示データを読み出し、表示部に案内表示する(S20)。
従って、以上のような実施形態によれば、割当て号機を忘れたエレベータ利用者は、乗場側登録装置12aの表示部に既割当て号機または該当号機の移動による再割り当て号機が案内表示されるので、乗場前で既に割当てた割当て号機を忘れても容易に再確認することができ、よって、誤乗車を防ぐことができ、群管理制御の効率を下げることなくサービスを提供することができる。
(その他の実施形態)
(1) 上記実施形態では、乗場側登録装置12a,12bに例えば既割当て号機を案内表示したが、例えば音声発生器を設け、乗車前に再度割当て号機を音声にてアナウンスすることにより、利用者の誤乗車を防ぐようにしてもよい。
(2) 上記実施の形態では、案内表示データ記憶部16cに案内表示用の号機番号データに対応する号機文字データ例えば「A」〜「D」を記憶し、群管理制御部15から送信されてくる号機番号から号機文字データを読み出して表示するようにしたが、例えば群管理制御部15から直接号機文字データを送信し、ゲート側行先階登録装置11や乗場側登録装置12a,12bに送信して表示させる構成であってもよい。
(3) なお、上記実施形態は、一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…建物出入口フロア、2…乗場、3…電子錠、4…セキュリティゲート、6…ゲート開駆動制御部、11…ゲート側行先階登録装置、12a,12b…乗場側登録装置、13…乗場側伝送装置、15…群管理制御部、15A…号機割当て処理手段、15B…ゲート前割当て号機案内手段、15C…割当て号機検索手段、15D…乗場前号機応答手段、16…データベース、18A〜18D…号機制御装置、19A〜19D…A号機〜D号機の乗りかご、31…カード読取部、32…行先階指定ボタン、33…表示部、35…IDカード、36…データ記憶部、37…データ処理制御部、37A…認証処理手段、37B…行先階データ送信手段、37C…割当て号機案内表示手段。

Claims (5)

  1. エレベータ利用者がセキュリティゲートを通って乗場側へ移動するセキュリティゲート付き行先階制御システムにおいて、
    前記セキュリティゲート前の近傍に設置され、IDカードのID情報からエレベータ利用者を認証後、行先階指定ボタンの操作のもとに前記ID情報を含む行先階指定データを送信し、群管理制御部から割当て号機データを受け取って案内表示するゲート側行先階登録装置と、
    前記乗場側に設置され、前記認証によって開錠された前記セキュリティゲートを通って乗場へ移動中に前記表示された割当て号機を忘れたとき、前記エレベータ利用者が所持する前記IDカードからID情報を読み取って送信し、前記群管理制御部から割当て号機のデータを受け取って案内表示する乗場側登録装置と、
    前記ゲート側行先階登録装置からの前記ID情報を含む行先階指定データを受けて号機を割当てた後、当該ID情報と割当て号機を対応付けて記憶し、かつ割当て号機のデータを前記ゲート側行先階登録装置に送信するゲート側応答手段と、前記乗場側登録装置からの前記ID情報を受けて既に記憶される当該ID情報と対応付けられた前記割当て号機のデータを前記乗場側登録装置に送信する乗場側応答手段とを有する前記群管理制御部と
    を備えたことを特徴とするセキュリティゲート付き行先階制御システム。
  2. 前記乗場側登録装置は、音声発生手段が設けられ、前記割当て号機の案内表示とともに、当該音声発生手段から乗車前に当該割当て号機への乗車を音声にて案内することを特徴とするセキュリティゲート付き行先階制御システム。
  3. 前記ゲート側行先階登録装置は、正当なエレベータ利用者のID情報を記憶する認証データ記憶手段と、カード読取手段と、行先階指定ボタンと、表示部と、データ処理制御部とを備え、
    前記データ処理制御部は、前記カード読取手段で読み取るエレベータ利用者の所持する前記IDカードのID情報と前記認証データ記憶手段に記憶される登録ID情報とを比較し、正当なエレベータ利用者と認証したとき、前記セキュリティゲートを開錠する認証処理手段と、前記行先階指定ボタンが操作されたとき、その操作位置から行先階指定データを前記ID情報とともに、前記群管理制御部に送信する行先階データ送信手段と、当該群管理制御部から行先階指定データのもとに決定された割当て号機のデータを受信し、割当て号機のデータを前記表示部に案内表示する割当て号機案内表示手段とを設けたことを特徴とする請求項1に記載のセキュリティゲート付き行先階制御システム。
  4. 前記群管理制御部のゲート側応答手段は、前記ゲート側行先階登録装置から前記ID情報を含む行先階指定データを受けると、未割当ての全号機の評価計算を行って最適な号機を割当てるとともに、前記ID情報と該割当て号機とを対応付けて記憶する号機割当て処理手段と、この号機割当て処理手段で割当てた割り当て号機の号機文字データを読み出すための号機番号又は当該号機文字データを前記ゲート側行先階登録装置に送信し表示させるゲート前割当て号機案内手段とを設けたことを特徴とする請求項1に記載のセキュリティゲート付き行先階制御システム。
  5. 前記群管理制御部の乗場側応答手段は、前記乗場側登録装置から前記ID情報を受けると、当該ID情報に基づいて既に対応付け記憶されたID情報と割当て号機との関係から割当て号機を検索した後、この検索された割当て号機が停止か否かを判断し、停止中で無ければ最割当て処理を行って再割当て号機を決定する割当て号機検索手段と、前記検索された割当て号機または再割当て号機に関する号機文字データを読み出すための号機番号データまたは当該号機文字データを前記乗場側登録装置に送信し表示させる乗場前割当て号機案内手段とを設けたことを特徴とする請求項1に記載のセキュリティゲート付き行先階制御システム。
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