JP2008043099A - 回転電動機 - Google Patents

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    • H02K1/278Surface mounted magnets; Inset magnets

Abstract

【課題】電機子巻線鎖交磁束量を調整可能とされ、ロータをコンパクトに構成することができ、さらに、スタータからロータに入り込む磁力線が電機子巻線の磁束から受ける影響の低減可能な回転電動機を提供する。
【解決手段】本発明に係る回転電動機10は、回転可能な回転シャフト41と、筒状に形成されたステータコア30と、回転シャフト41に固設されたロータコア40と、異なる磁性の一組の磁極が、ロータコア40の径方向に並ぶようにロータコア40に設定された磁石44と、ステータコア30の外周に設けられた磁界ヨーク21と、磁界ヨーク21とロータコア30との間に磁気回路を形成することで、ロータコア40とステータコアとの間の磁束密度を制御可能な巻線とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電動機に関する。
従来から、ロータに永久磁石を配置した永久磁石型モータが様々な分野で利用されており、たとえば、電気自動車やハイブリット自動車の駆動源として利用されている。
このような電気自動車やハイブリット自動車の駆動源は、低回転−高出力、高回転−低出力という車両の走行特性が要求される。
ここで、モータは、一般にロータからステータに流れる磁束と、ステータ巻線に流れる電機子電流によって、発生するトルクが決定される。
ステータとロータ間に流れる磁束は、用いられる磁石等によって決定され、回転速度とは関係なく一定に保たれる。そして、回転速度は、電機子電流によって決定される。しかし、電機子電流は、インバータ等の電源からの電圧によって決まるため、電機子巻線の電圧と電源電圧の最大電圧とが一致したときの回転数が最大回転数となる。
このような永久磁石型モータにおいて、電源電圧を一定として定出力運転を行う場合、上記最高回転数をさらに上昇させて走行特性を広げると共に、低回転数における出力を向上させるために、いわゆる「弱め界磁」、「強め界磁」について、各種提案されている(下記特許文献1〜4、非特許文献1、2参照)。
たとえば、下記非特許文献1および非特許文献2に記載されたモータは、軸方向に2分割されたローラと、ロータ間に配置されたリング磁石と、ステータコアの外周側に配置され、粉末成形磁性体からなる界磁極と、トロイダル界磁コイルとを備えている。
分割されたロータは、それぞれ、周面に形成され、周方向に間隔を隔てて形成された複数の突極部を有しており、一方のロータの突極部と、他方のロータの突極部とは、周方向にずれるように配置されている。
リング磁石のN磁極は、一方の分割されたロータの端面に向けて配置されており、S磁極は、他方のロータの端面に向けて配置されている。リング磁石からの磁力線は、まず、ロータの端面からロータ内に入り込み、一方のロータの突極部からエアギャップを介して、ステータに向かう。その後、ステータから界磁極を通って、ステータティースからエアギャップを解して、他方の分割されたロータの突極部を通り、リング磁石のS磁極に戻る。
そして、トロイダル界磁コイルを用いて、永久磁石の磁束を界磁極側に引き抜いて、電機子巻線を通る磁束を低減して、弱め界磁を実現している。さらに、永久磁石の磁力線を主電動機部内に封じ込めることにより、トロイダル界磁コイルによって生じる磁束をも電機子巻線を通る磁束を増加させて強め界磁を実現している。
特開平6−351206号公報 特開2002−78306号公報 特開2005−65385号公報 特開平7−288960号公報 加納善明・小坂卓・松井信行:「簡易非線形磁気解析に基づく多極永久磁石機の構造最適化の一考察」 電気学会論文誌D,Vol.123,No.3,pp.196−203(2003) 金哲国,小坂卓,松井信行:「新構造ハイブリットモータの性能検討」平成17年電気学会全国大会講義論文集
上記非特許文献1、2に記載された回転電動機においては、分割された一方のロータの突極部から磁力線が出て行き、他方のロータの突極部に向けて磁力線が入り込む。このため、ロータのうち、各ロータの突極部間に位置する領域は、トルクの発生に寄与しないものとなっており、所望のトルクを得るためには、ロータが大きくなるという弊害があった。
さらに、磁力線がステータからロータの突極部に入り込む際に、電機子巻線の磁束の影響を受けて、ステータからの磁力線が所望の突極部に入り込まず、磁力線の方向によっては、かえって、負トルクを生む場合がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電機子巻線鎖交磁束量を調整可能な回転電動機であって、ロータをコンパクトに構成することができ、さらに、スタータからロータに入り込む磁力線が電機子巻線の磁束から受ける影響の低減が図られた回転電動機を提供することである。
本発明に係る回転電動機は、1つの局面では、回転可能な回転シャフトと、筒状に形成されたステータコアと、回転シャフトに固設されたロータコアと、異なる磁性の一組の磁極が、ロータコアの径方向に並ぶようにロータコアに設定された磁石と、ステータコアの外周に設けられた界磁ヨークと、界磁ヨークとロータコアとの間に磁気回路を形成することで、ロータコアとステータコアとの間の磁束密度を制御可能な巻線とを備える。好ましくは、上記ロータコアは、筒状の第1ロータコアと、該第1ロータコアの内周に設けられ、軸方向の磁気抵抗が第1ロータコアの軸方向の磁気抵抗より小さい第2ロータコアとを有する。
好ましくは、上記第1ロータコアは、軸方向の磁気抵抗よりも、周方向および径方向の磁気抵抗が小さく、ステータコアは、軸方向の磁気抵抗よりも、周方向および径方向の磁気抵抗が小さくされる。好ましくは、上記ロータコアの外表面に形成され、径方向外方に向けて突出する突極部をさらに備え、磁石は、突極部と隣り合うロータコアの外表面に設けられる。好ましくは、上記磁石は、第1磁石と、該第1磁石と隣り合う位置に設けられた第2磁極とを有し、ロータコアの外表面側に位置する部分の第1磁石の磁極を、ロータコアの外表面側に位置する部分の第2磁石の磁極と異ならせる。
好ましくは、上記記磁石は、ロータコアの一端部から他端部に亘って延在する。好ましくは、上記第1磁石は、第2磁石よりロータコアの軸方向に長く形成され、第1磁石間であって、ロータコアの軸方向に第2磁石と隣り合う位置のロータコアの表面に形成され、ロータコアの径方向外方に向けて突出する突極部をさらに備える。好ましくは、上記磁石がロータコア内に埋設される。好ましくは、上記界磁ヨークは、一体成形された磁性材料から構成される。上記第1ロータコアは、複数の鋼板を積み重ねて形成され、第2ロータコアは、一体成形された磁性材料から構成される。
本発明に係る回転電動機は、他の局面では、回転可能な回転シャフトと、筒状に形成されたステータコアと、回転シャフトに固設されたロータコアと、ロータコアの外表面に形成され、径方向外方に向けて突出し、ロータコアの一端部から他端部に亘って延在する突極部と、ステータコアの外周に設けられた界磁ヨークと、界磁ヨークとロータコアとの間に磁気回路を形成することで、ロータコアとステータコアとの間の磁束密度を制御可能な巻線とを備えている。
好ましくは、上記ロータコアは、筒状の第1ロータコアと、該第1ロータコアの内周に設けられ、軸方向の磁気抵抗が第1ロータコアの軸方向の磁気抵抗より小さい第2ロータコアとを有する。好ましくは、上記界磁ヨークは、一体成形された磁性材料から構成する。好ましくは、上記第1ロータコアは、複数の鋼板を積み重ねて形成され、第2ロータコアを、一体成形された磁性材料から構成される。
本発明に係る回転電動機によれば、電機子巻線鎖交磁束量を調整可能な回転電動機において、ロータをコンパクトに構成することができ、さらに、スタータからロータに入り込む磁力線が電機子巻線の磁束から受ける影響の低減することができる。
本発明に係る実施の形態を図1から図24を用いて説明する。
なお、下記の実施の形態では、本発明をハイブリッド車両に搭載されるモータジェネレータ(回転電機)に適用した例について図を用いて説明するが、ハイブリッド車両以外の各種車両(たとえば燃料電池車や電気自動車を含む電動車両)や、産業機器、空調機器、環境機器等の様々な機器に搭載される回転電機に対しても本発明は適用可能である。
また、下記の実施の形態において同一または相当する部分には同一の参照符号を付す。さらに、各実施の形態の各構成要素は、全てが必須のものであるとは限らず、一部の構成要素を省略可能な場合があることも当初から予定している。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1に係る回転電動機10の側断面図であり、図2は、図1のII−II線における断面図である。この図1および図2に示されるように、回転電動機10は、回転シャフト41と、回転シャフト41に固設されたロータ40と、ステータ30の外周に設けられた界磁ヨーク21と、界磁コイル50と備えている。
ロータ(回転子)40と、ステータ(固定子)30との間には、エアギャップGPが設けられており、僅かに径方向に離間するように配置されている。
ロータ40は、回転シャフト41に固設されたロータコア43と、このロータコア43の外表面に設けられた磁石44とを有している。
そして、ロータコア43は、円筒状に形成された積層ロータコア43aと、この積層ロータコア43aの内周に設けられた圧粉ロータコア43bとを有している。
圧粉ロータコア43bは、一体の磁性材料から構成されており、具体的には粉末成形磁性体(SMC:Soft Magnetic Composites)から構成されている。
積層ロータコア43aは、複数の電磁鋼板を積層して構成されており、鋼板間には隙間があるため、軸方向の磁気抵抗が、径方向および周方向の磁気抵抗より大きくなっている。このため、積層ロータコア43a内においては、磁石からの磁力線は、軸方向に流れ難く、径方向および周方向に流れやすくなっている。
圧粉ロータコア43bは、粉末成形磁性体から構成されているため、圧粉ロータコア43bの軸方向の磁気抵抗は、積層ロータコア43aの軸方向の磁気抵抗より小さくされている。このため、圧粉ロータコア43b内では、積層ロータコア43a内より軸方向に磁力線が流れやすくなっている。
図2に示すように、積層ロータコア43aの外表面には、等間隔に隔てて設けられ、径方向外方に向けて突出する複数のロータティース(第1突極部)45が形成されている。
このロータティース45間には、磁石44が設けられており、ロータティース45の外表面と、磁石44の外表面とは、いずれも、回転シャフト41の中心軸線を中心とする仮想の同一円周上に位置している。
すなわち、磁石44は、ロータ40の周方向にロータティース45と隣り合うように設けられ、各外周面が面一となるように設けられている。
磁石44のN極(第1磁極)とS極(第2磁極)とは、ロータ40の径方向に並ぶように配置されている。なお、本実施の形態1においては、磁石44のN極が、ロータコア43の径方向外方に向けられており、S極がロータコア43の径方向内方に向けて配置されているが、逆となるように配置されてもよい。
ステータ30は、中空円筒状に形成されたステータコア22と、このステータコア22の内表面に形成され、ステータコア22の径方向内方に向けて突出する複数のステータティース(第2突極部)23と、このステータティース23に巻き付けられたコイル24とを備えている。ステータティース23は、周方向に等間隔に隔てて形成されている。
コイル24の一部は、U相コイルを構成し、残りの一部のコイル24は、V相コイルを構成し、残りのコイル24は、W層コイルを構成する。
コイル24の一方端が、端子とされ、他方端が中性点とされ、端子には、図示されないインバータの三相ケーブルのU相ケーブル、V相ケーブル、W相ケーブルのいずれかが接続される。また、中性点は、1点に共通接続される。
図1に示す制御装置100は、回転電動機10が出力すべきトルク指令値を回転電動機10の外部に設けられたECU(Electrical Control Unit)から受け取って、その受け取ったトルク指令値によって指定されたトルクを出力するためのモータ制御電流を生成し、その生成したモータ制御電流を三相ケーブルを介してコイル24に供給する。
ステータコア22は、磁性鋼板を複数積層して形成されており、磁性鋼板間には、エアギャップが形成されている。
このため、ステータコア22の径方向および周方向の磁気抵抗は、軸方向の磁気抵抗より小さくなっている。これにより、ステータコア22内に入り込んだ磁力線は、ステータコア22内においてステータコア22の周方向、径方向に流れやすく、軸方向に流れることが抑制されている。
図1に示すように、界磁ヨーク21は、ステータ30およびロータ40の両端部から軸方向に離間した位置に配置された天板部21aと、この天板部21aの周縁部に形成された円筒状の側壁部21bと、天板部21aに形成された円筒状の突部21cとを備えている。
天板部21aの中央部には、貫通孔21dが形成されており、貫通孔21d内には、軸受46を介して、回転シャフト41が挿入されている。側壁部21bは、ステータコア22の外表面に固設されている。
界磁ヨーク21は、一体の磁性材料から構成されており、具体的には、3次元完全等方材料である粉末成形磁性体(SMC)から構成されている。このため、界磁ヨーク21の軸方向の磁気抵抗は、ステータコア22の軸方向の磁気抵抗より小さくされている。
突部21cは、天板部21aの内表面に形成され、圧粉ロータコア43bの軸方向端部に向けて突出している。そして、突部21cと圧粉ロータコア43bの端部との間で、磁力線が途切れない程度に、突部21cの端部と圧粉ロータコア43bの端部とが近接している。
このため、磁石44の表面からエアギャップGPおよびステータコア22を介して界磁ヨーク21に達し、界磁ヨーク21内を軸方向に流れ、突部21cから圧粉ロータコア43b内に入り込み、磁石44のS極に戻るという磁気回路(第1磁気回路)を形成することができる。
この磁気回路において、ステータコア22の径方向の磁気抵抗は小さく抑えられており、界磁ヨーク21内の磁気抵抗も小さく抑えられており、さらに、圧粉ロータコア43bの磁気抵抗も小さく抑えられているため、磁気エネルギーのロスを小さく抑えることができる。
なお、図1に示す例においては、円筒状の突部21cが界磁ヨーク21に形成されているが、圧粉ロータコア43bの端部に設けてもよい。
界磁コイル(巻線)50は、突部21cの外周面に巻き付けられている。この界磁コイル50に電流を流すことにより、突部21cの端部側にたとえば、N極の磁性を持たせると共に、側壁部21bにS極の磁性を持たせたり、突部21cの端部側にS極の磁性を持たせると共に、側壁部21bにN極の磁性を持たせたりすることができる。なお、本実施の形態1においては、界磁コイル50は、界磁ヨーク21の突部21cに設けられているが、この位置に限られず、界磁ヨーク21に設けられておればよい。ここで、界磁コイル50が界磁ヨーク21に設けられているとは、界磁コイル50が界磁ヨーク21の表面に当接している場合に限られず、界磁ヨーク21内の磁力線の流れを制御可能な程度であれば、界磁ヨーク21の表面から離間している場合も含む。
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上記のように構成された回転電動機10の動作について、図3から図8を用いて説明する。図3は、図1に示す界磁コイル50に電流が供給されていない状態における磁石44からの磁力線の流れを示す断面図である。
この図3に示す例においては、磁石44aの端部のうち、ロータ40の回転方向P前方側の端部側にステータティース23aが配置されており、磁石44の外主面の周方向の中央部は、ステータティース23aの端面の周方向の中央部に回転方向Pの後方側に位置している。このステータティース23aの内径側の端面がS極とされている。
このため、磁石44aの外表面から出る磁力線mt1〜mt3は、径方向外方に向かうに従って、回転方向Pの前方側に向かうように傾斜し、ステータティース23aの端面に達する。このように、磁石44aとステータティース23a間の磁力線mt1〜mt3の磁気経路が傾斜し長くなっているので、磁気経路が最短となるようにロータ40に応力が加えられる。すなわち、磁石44aは、ステータティース23aに向けて引っ張られることとなる。
ステータティース23aに対して、ロータ40の回転方向P後方側には、ステータティース23bが設けられており、このステータティース23bは、磁石44aの中央部付近と対向している。ステータティース23bの内径側の端面は、N極とされており、磁石44aと反発している。
このため、ステータティース23aからステータコア22内に入り込んだ磁力線mt1〜mt3の一部である磁力線mt1、mt2は、ステータコア22内を周方向に流れる。この際、ステータコア22内の磁気抵抗は小さいため、磁力線のエネルギーのロスが低減されている。
そして、ステータティース23bに対して、ロータ40の回転方向P後方側には、ステータティース23cが設けられており、内径側の端面は、N極とされている。このステータティース23cの端面は、ロータティース45aと対向している。
ここで、ロータティース45aに隣接する磁石44aの外表面は、N極とされているため、ステータティース23cの端面からロータティース45aに向かう磁力線mt1、mt2は、この磁石44aのN極の影響を受けて、回転方向P後方に傾斜するようにロータティース45aに向けて流れる。ここで、ステータティース23cとロータティース45aとの間において、図1に示すコイル24に生じる磁束によって、磁力線mt1、mt2が影響を受ける場合があるが、磁力線mt1、mt2の経路は、磁石44aによって規定されるため、磁力線mt1、mt2の経路が乱されることが抑制されている。そして、ステータティース23cからロータティース45aに向かう磁力線mt1、mt2は、内径方向に向かうに従って、回転方向P後方に向けて傾斜する。
ここで、ステータティース23cからロータティース45aに向かう磁力線mt1、mt2が傾斜し経路長が長くなっているため、その経路長が最短となるように、ロータティース45aがステータティース23cに向けて良好に引き寄せられる。
上記のように、磁力線mt1、mt2は、磁石44aからエアギャップGPを介して、ステータティース23a内に達し、ステータコア22内を周方向に通り、その後、ステータティース23cからエアギャップGPを介して積層ロータコア43a内に達し、再度磁石44aに戻る磁気回路K1を形成する。
磁石44aからの磁力線mt1〜mt3のうち残りの磁力線mt3は、ステータティース23aに達した後、ステータコア22内を径方向に流れ、界磁ヨーク21に達する。
磁力線mt3は、図2において、界磁ヨーク21を軸方向に通り、そして、突部21cから圧粉ロータコア43b内に入り込み、再度磁石44に戻る磁気回路K2を形成する。
この磁気回路K2がロータ40とステータ30との間を跨ぐ回数は、磁気回路K1がロータ40とステータ30との間を跨ぐ回数がより少ないため、磁力線mt3によって生じるトルクは、磁力線mt1、mt2によって生じるトルクよりも小さいものとなっている。換言すると、磁気回路K1を通る磁力線は、磁気回路K2を通る磁力線より、多くのトルクを発生させる。
そして、磁気回路K1を通る磁束量と磁気回路K2を通る磁束量を調整することにより、電機子巻線鎖交磁束量を調整して、トルクを調整することができる。
上記のように、ロータ40の外周面のうち、磁石44の表面は、磁力線を発する領域として機能しており、ロータティース45は、発せられた磁力線を取り入れる領域として機能している。そして、磁石44およびロータティース45は、ロータ40の一端部から他端部に亘って延在しており、ロータ40の外周面は、磁石44の表面と、ロータティース45の表面とから構成されている。このため、ロータティース45の外周面の略全面を、磁力線の出力領域または磁力線の取入領域として機能させることができ、ロータ40の外周面の利用効率の向上を図ることができる。
このように、ロータ40の外周面の利用効率の向上することにより、小さいロータ40であっても、所望の磁束量の出し入れを行うことができ、ロータ40自体をコンパクトに構成することができる。その上、上記ロータ40によれば、トルクの発生効率の高い磁気回路K2を、ロータ40の軸方向の両端部に亘って形成することができ、大きなトルクを得ることができる。
磁石44から発せられた磁力線は、当該磁石44と隣り合うロータ40の外周面に位置する部分に形成されたロータティース45aに入り込み、トルクの発生に大きく寄与する磁気回路K1の経路長が短く抑えられているため、磁気エネルギーのロスを小さく抑えることができる。
磁気回路K1は、軸方向に磁力線が発散することが抑制されているステータコア22および積層ロータコア43aを通るため、磁気エネルギーのロスの低減をさらに図ることができる。
図4は、回転電動機10のトルク(T)と回転数(N)との関係を示すグラフである。この図4において、T1は、上記のように、図1に示す界磁コイル50の駆動を停止した状態における回転電動機10の特性を示す。そして、T2は、T1よりも、低回転−高出力の特性を有しおり、「強め界磁制御」が施されたときの回転電動機10の特性を示す。
図5は、回転電動機10に強め界磁制御がなされたときの側断面図であり、図6は、図5のIV−IV線における断面図である。
この図5に示されるように、界磁コイル50によって、磁力線mt4を発生させる。この磁力線mt4は、界磁ヨーク21の天板部21aを通り、側壁部21bからステータコア22内に入り込む。そして、磁力線mt4は、エアギャップGPを介して、ロータコア43内に入り込み、ロータコア43内を軸方向に進む。その後、磁力線mt4は、ロータコア43の軸方向端面から、突部21cの端面を介して、界磁ヨーク21内に入り込む。
このような磁気回路を発生させることにより、界磁ヨーク21の突部21cがS極の磁性を帯び、界磁ヨーク21の側壁部21bがN極の磁性を帯びることになる。
図6において、側壁部21bの内壁面がN極となるため、磁石44からの磁力線mt1〜mt3は、ステータティース23aの端面からステータコア22内に入り込むと、ステータコア22の周方向に沿って進む。そして、磁力線mt1〜mt3は、ステータティース23cの端面からロータティース45a内から積層ロータコア43a内に入り込む。
このように、磁石44から発せられる磁力線mt1〜mt3が磁気回路K2を通ることを抑制して、磁気回路K1を通るように制御することにより、大きなトルクを発生させる。すなわち、磁石44から生じる磁束量は一定であるので、トルクの発生に大きく貢献する磁気回路K1を通る磁束量の割合を大きくすることにより、大きなトルクを得ることができる。
さらに、図5に示す界磁コイル50によって生じる磁力線mt4は、図6に示すように、磁気回路K1の一部であって、ステータティース23aからロータティース45aに達する経路を通り、その後、圧粉ロータコア43bに達する。このため、この磁力線mt4も、トルクの発生に寄与する。
このように「強め界磁制御」を行うことによって、回転電動機10の特性は、図4に示すT2のように低回転において、高トルクを得ることができる。
図7は、回転電動機10に「弱め界磁制御」がなされたときの側断面図であり、図8は、図7のVIII−VIII線における断面図である。図7に示されるように、界磁コイル50に電流を流して、界磁ヨーク21の突部21cを通り、圧粉ロータコア43bに達し、圧粉ロータコア43b内を軸方向に通り、積層ロータコア43a内を径方向に通過し、積層ロータコア43aからエアギャップGPを介して、ステータコア22内に入り、そして、界磁ヨーク21の側壁部21b内に入り、再度突部21cに達するような磁力線mt5を形成する。
これにより、界磁ヨーク21の突部21cは、N極の磁性を帯び、界磁ヨーク21の側壁部21bは、S極の磁性を帯びることになる。
このため、図8において、磁石44から発せられた磁力線mt1〜mt3の一部の磁力線mt2、mt3は、界磁ヨーク21の側壁部21bに引っ張れ、ステータティース23aに達した後、ステータコア22内を径方向に通過して、界磁ヨーク21の側壁部21bに達する。そして、磁力線mt2、mt3は、磁気回路K2を通り、再度磁石44に戻ってくる。
その一方で、磁石44から発せられた磁力線mt1〜mt3のうち、残りの磁力線mt1は、ステータコア22内に達した後は、磁気回路K1を通り、磁石44に戻ってくる。
このように、弱め界磁制御を行うことによって、磁石44から発せられる磁力線mt1〜mt3のうち、磁気回路K2を通る磁束量の割合を大きくすることにより、ステータ30とロータ40との間を跨ぐ磁束量を低減させる。
ステータ30とロータ40との間に生じる磁束を低減することにより、高回転領域においても、図1に示すコイル24に生じる誘導起電力を弱めることができる。このように誘導起電力を低減することができるので、インバータ等の電源の最大電圧とが釣り合う回転数を高めることができる。このため、この回転電動機10は、高回転領域においても、駆動することができる。
(実施の形態2)
図9から図15を用いて、本実施の形態2に係る回転電動機11について説明する。なお、上記図1から図8に示された構成と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図9は、本実施の形態2に係る回転電動機11の側面図であり、図10は、図9のX−X線における断面図である。
図10に示されるように、磁石44は、磁石(第1磁石)44aと、この磁石44aと隣り合う位置に設けられた磁石(第2磁石)44b、44cとを備えており、磁石44aの周方向の両端部に磁石44b、44cが設けられている。
ロータコア43の外表面側に位置する磁石44aの磁極は、ロータコア43の外表面側に位置する磁石44b、44cの磁極と異なるように配置されている。なお、本実施の形態2においては、ロータコア43の外表面側に位置する磁石44aの磁極はN極とされており、磁石44b、44cの磁極はS極とされている。
このように、磁石44b、44cが設けられているので、磁石44aの磁束に、磁石44b、44cからの磁束が加えられ、磁石44の総磁束量は、磁石44aのみの磁束量より大きくなっている。そして、磁石44a、44b、44cは、ロータ40の両端部に亘って延在している。このため、上記実施の形態1に係る回転電動機10と同様の作用・効果を得ることができる。
図11は、図9に示す界磁コイル50に電流が供給されていない状態における磁力線の流れを示す断面図である。この図11に示す例においては、磁石44aの回転方向Pの前方側に位置する端部に磁石44cが配置されており、磁石44aの回転方向Pの後方側に位置する端部に磁石44bが配置されている。
磁石44cより回転方向P前方側には、ステータティース23aが位置しており、このステータティース23aの端面は、N極の磁性を帯びている。磁石44aは、ステータティース23bと対向しており、このステータティース23bの端面は、S極の磁性を帯びている。そして、磁石44aの外表面の周方向の中央部は、ステータティース23bの周方向の周方向の中央部に対して回転方向P後方側に位置している。
磁石44bは、ステータティース23cと対向しており、ステータティース23cの端面は、N極の磁性を帯びている。そして、磁石44bの外表面の周方向の中央部はステータティース23cの外表面の周方向の中央部より、回転方向Pの後方側に位置している。
ここで、磁石44aは、ステータティース23bに対して回転方向P後方側にずれているため、磁石44aの表面から発せられる磁力線mt11〜mt13、mt21〜mt23は、磁石44aの表面から径方向外方に向かうに従って、回転方向Pの前方側に向けて傾斜する。
このように、磁力線mt11〜mt13、mt21〜mt23が傾斜して経路長が長くなっているため、磁力線mt11〜mt13、mt21〜mt23の経路長が短くなるように、磁石44aが、回転方向Pの前方側に引っ張られる。
ステータティース23bに達した磁力線mt11〜mt13、mt21〜mt23のうち、磁力線mt21、mt22は、ステータコア22内を回転方向P後方側に向けて流れ、ステータティース23cから磁石44b内に入り込む。
すなわち、磁磁力線mt21、mt22は、磁石44aの表面からステータティース23bに達し、ステータコア22内を回転方向Pの後方に向けて流れ、ステータティース23cからロータコア43に達し、再度磁石44aに戻る磁気回路K4を通る。
ここで、磁石44bの中央部は、ステータティース23cの中央部に対して、回転方向Pの後方側に位置しているため、磁力線mt21、mt22は、径方向内方に向かうに従って、回転方向Pの後方側に向けて傾斜する。このため、ステータティース23cの中央部と、磁石44cの中央部とが径方向に一致するように、磁石44cが引っ張られる。
その一方で、磁力線mt11〜mt13、mt21〜mt23のうち、一部の磁力線mt11、mt12は、ステータコア22内を回転方向P前方側に向けて流れ、ステータティース23aからロータコア43内に入り込む。
すなわち、磁力線mt11、mt12は、磁石44aの表面からステータティース23bに達し、ステータコア22内を回転方向Pの前方側に向けて流れ、ステータティース23aの端面からロータコア43内に入り込み、再度磁石44aに戻る磁気回路K3を通る。
ここで、磁石44cは、ステータティース23aに対して、回転方向Pの後方側に位置しているため、磁力線mt11、mt12は、径方向内方に向かうに従って、回転方向Pの後方側に向けて傾斜している。このため、磁石44cは、回転方向Pの前方側に向けて引っ張られる。このようにして、ロータ40が回転方向Pの前方側に向けて回転する。
磁力線mt11〜mt13、mt21〜mt23のうち、磁力線mt13、mt23は、ステータコア22の径方向に進み、磁力線mt13、mt23は、界磁ヨーク21内に入り込み、界磁ヨーク21を介して、ロータコア43内に入り込む。
すなわち、磁力線mt13、mt23は、磁石44aの表面からステータティース23bの端面に達し、ステータコア22を径方向に進み、界磁ヨーク21の側壁部21bに達し、側壁部21b内を軸方向に進み、突部21cから圧粉ロータコア43b内に入り込み、そして磁石44aに戻る磁気回路K5を通る。
ロータ40とステータ30との間を跨る回数は、磁気回路K5より磁気回路K3、K4の方が多い。このため、磁気回路K5を通る磁力線mt13、mt23によって生じるトルクよりも、磁気回路K3、K4を通る磁力線によって生じるトルクの方が大きい。
ここで、磁石44aの外表面からは、磁石44aからの磁束と磁石44bからの磁束と磁石44cからの磁束とを合わせた磁束が流れるため、磁石44を磁石44aのみで構成したときよりも、得られるトルクを増大させることができる。
さらに、磁石44b、44cが、ステータ30からロータ40に向かう磁力線を、強力に引きつけるため、図10に示すコイル24の磁束によって、ステータ30からロータ40に向かう磁力線の経路がばらつくことを抑制することができる。
図12は、回転電動機11について、強め界磁制御がなされたときの回転電動機11の側断面図であり、図13は、図12に示されたXIII−XIII線における断面図である。図12および図13に示すように、本実施の形態2に係る回転電動機11も、上記実施の形態に係る回転電動機10と同様に、磁力線mt4が流れるように、界磁コイル50に電流を流す。
これにより、界磁ヨーク21の側壁部21bは、N極として機能する。このため、図13において、ステータティース23bの端面からステータコア22内に入り込んだ磁力線mt11〜mt13、mt21〜mt23が、界磁ヨーク21内に達することを抑制することができる。すなわち、磁石44aからの磁力線mt11〜mt13、mt21〜mt23のうち、磁気回路K5を通る割合を低減すると共に、磁気回路K3または磁気回路K4を通る磁力線を通る割合を増加させることにより、発生するトルクを向上させることができる。
図14は、弱め界磁制御がなされたときの回転電動機11の側断面図であり、図15は、図14において、XV−XV線における断面図である。
図14に示すように、本実施の形態2に係る回転電動機11の強め界磁制御も、上記実施の形態1に係る回転電動機10の弱め界磁制御と同様に、磁力線mt5が生じるように界磁コイル50に電流を流す。
これにより、界磁ヨーク21の側壁部21bは、S極として機能する。このため、ステータティース23bからステータコア22内に入り込んだ磁力線mt11〜mt13、mt21〜mt23は、界磁ヨーク21の側壁部21bに引っ張られる。
そして、磁力線mt11〜mt13、mt21〜mt23のうち、磁力線mt12、mt13、mt22、mt23が側壁部21b内に入り込み、磁気回路K5を通り、一方で、残りの磁力線mt11、mt21が磁気回路K3または磁気回路K4を通る。
このように、磁石44aから発せられた磁力線mt11〜mt13、mt21〜mt23が、磁気回路K3または磁気回路K4を通る割合を低減し、磁気回路K5を通る割合を増加させる。これにより、ロータ40とステータ30との間を跨って流れる磁束量を低減することができ、上記実施の形態1に係る回転電動機10と同様の作用・効果を得ることができる。
本実施の形態2に係る回転電動機11の磁石44は、実施の形態1に係る回転電動機10の磁石44より、発する磁束量が多いため、高いトルクを得ることができる。
(実施の形態3)
図16を用いて、本実施の形態3に係る回転電動機について説明する。図16は、本実施の形態3に係る回転電動機のロータ40の斜視図である。
図16に示されるように、ロータ40の外表面には、磁石44dと磁石44eとが設けられている。
外方に向けられた磁石44dの表面は、N極とされている。そして、この表面に対して対向する表面は、S極とされている。すなわち、磁石44dのN極とS極とは、径方向に並んでいる。この磁石44dは、ロータ40の一方の端部から他方の端部に亘って延在している。
磁石44eは、磁石44dより軸方向の長さが短くされており、ロータ40の一方の端部から、ロータ40の軸方向の中央部にまで延在している。そして、磁石44eは、ロータ40の外表面のうち、磁石44d間に位置する部分を覆うように設けられている。
外方に向けられた磁石44eの表面は、S極とされており、磁石44dとは異なる磁性の磁極が外方に向けられている。
このため、磁石44eと、この磁石44eと隣り合う位置に形成された磁石44dと、ステータとを通る磁気回路が形成される。この磁気回路を通る磁束は、磁石44eからの磁束と磁石44dからの磁束を含み、大きい磁束量が流れるため、大きなトルクを得ることができる。
そして、磁石44d間に位置するロータ40の外表面であって、磁石44eと軸方向に隣り合うロータ40の外表面には、ロータティース45が形成されている。
図17は、図16におけるXVII−XVII線における断面図である。この図17に示されるように、ロータティース45が位置する部分は、上記実施の形態1に係る回転電動機10と同様の構成とされている。
このため、ロータティース45が形成された領域では、上記実施の形態1に係る回転電動機10と同様の作用・効果を得ることができる。
なお、上記実施の形態1から実施の形態3においては、磁石44をロータ40の外表面に設けているが、これに限られない。図18に示すように、ロータ40内に磁石44を埋め込んでも良い。すなわち、本発明は、SPM(Surface Permanent Magnet)のみならず、IPM(Interior Permanent Magnet)にも適用することができる。図18に示されたロータ40内には、2つの磁石44A,44Aからなる磁石対49Aと、磁石対49Aに対して周方向に間隔を隔てて配置され、2つの磁石44B、44Bからなる磁石対49Bが設けられている。磁石44A、44Bは、ロータ40に形成された磁石挿入用穴部内に挿入されている。
この図18に示されたロータ40においても、磁石44A,44Bの磁極は、ロータ40の径方向に並ぶように配置されているため、上記実施の形態1に係る回転電動機10と同様の作用・効果を得ることができる。さらに、このように構成されたロータ40においては、マグネットトルク(永久磁石とコイルの吸引反発力)とリラクタンストルク(磁力線の曲がりを直線にする力=コイルが鉄をひきつける力)の両方を有効に利用することができる。
(実施の形態4)
図19および図20を用いて、本実施の形態4に係る回転電動機14について説明する。なお、上記図1から図18に示された構成と、同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図19は、本実施の形態4に係る回転電動機14の側断面図であり、図20は、図19に示されたXX−XX線における断面図である。
図19に示されるように、本実施の形態4に係る回転電動機14は、回転シャフト41と、回転シャフト41に固設されたロータ40と、ステータ30の外周に設けられた界磁ヨーク21と、界磁コイル50とを備えている。
図20に示されるように、ロータ40は、2つのロータティース45を備えており、このロータティース45は互いに対向するように配置されている。
ロータティース45が位置する部分における圧粉ロータコア43bの径方向の厚さt1は、好ましくは、ロータティース45間に位置する部分の圧粉ロータコア43bの径方向の厚さt2の2倍以上とする。
このように、ロータティース45を径方向に突出させることにより、ステータコア22からロータティース45間に位置するロータコア43の表面に磁束が漏れを抑制することができる。これにより、電機子巻線鎖交磁束が増加するので、トルクを大きくすることができる。
図21は、ロータティース長t(=t1−t2)と、トルクTとの関係を示したグラフであり詳しくは、回転電動機14の各種寸法等を下記表1とし、界磁電流2000AT、電機子電流168Armsと設定したときのt−Tの関係を示すグラフである。
Figure 2008043099
この図21に示されるように、ロータティース長tを長くすればトルクTも大きくなることが分かる。このため、ロータティース長tは、機械的強度の観点からみて問題ない範囲で設定することができ、たとえば、t1=15mmの場合は、ロータティース長さtを、5mm以上10mm以下の範囲に設定する。
図20に示すように、ロータティース45の周方向の中心と、一のステータティース23の周方向の中心とを径方向に位置合わせした際に、ロータティース45の端部と、他のステータティース23の端部とが径方向に一致するように、ロータティース開角θ1が設定されている。たとえば、ステータティース開角θ2が15degの場合には、ロータティース開角θ1は、75deg程度とする。
すなわち、ロータティース開角θ1の合計(θ1×(ロータティース数))は、ロータティース45間の開角θ3の合計(θ3×(ロータティース数))より小さくなっている。
一般に、ロータティース開角θ1が大きくなると、トルク発生面積が大きくなるので、トルクが大きくなる。しかし、図20において、ロータティース開角θ1が75degより大きくなると、ロータティース45の周方向端部近傍に、非対向のステータティース23が位置することとなり、磁束がこのステータティース23に漏れ、トルクが減少することになる。
図22は、ロータティース開角θ1と、トルクTとの関係を示すグラフであり、詳しくは、回転電動機14の各種寸法等を上記表1とし、界磁電流2000AT、電機子電流168Armsと設定したときのθ1−Tの関係を示すグラフである。
この図22に示されるように、ロータティース開角θ1が75deg以上となると、トルクが小さくなることが分かる。ロータ40の外径は、ステータコア23内における磁気飽和の程度と、トルク発生面積との関係から設定されている。
図23は、ロータ40の外径と、トルクNとの関係を示したグラフである。この図23に示されるように、ロータ40の外径を漸次増加させると、トルクも上昇するが、所定の値よりロータ40の外径が大きくなると、トルクは減少することが分かる。
これは、ロータ40の外径が所定値以上となると、ステータコア22内で磁気飽和が生じて、電機子巻線鎖交磁束が減少する一方で、所定値より小さいときには、トルク発生面積が増大することにより、トルクが大きくなるためである。なお、図23に示す例においては、ロータ40の外径は、123mmとするのが好ましい事がわかる。
図20において、ステータティース23のステータティース開角θ2は、トルク発生面積と、ステータコア22内および界磁ヨーク21内の磁気飽和との関係から設定される。
図24は、ステータティース開角θ2と、トルクとの間の関係を示すグラフである。なお、界磁電流2000AT、電機子電流168Armsと設定し、ロータ40の外径を、123mmとしている。また、ステータティース23における電流密度が最大電流密度9.0Arms/mmを超えないように、ステータティース23の断面積を維持している。この図24に示されるように、ステータティース開角θ2が16.5deg以上となると、トルクが減少することが分かる。
これは、ステータティース開角θ2が16.5deg以下のときには、ステータティース開角θ2を大きくすると、トルク発生面積が大きくなり、電機子巻線鎖交磁束が増大するためである。そして、ステータティース開角θ2が16.5deg以上となると、界磁ヨーク41内にて磁気飽和によるトルク低下が生じるためである。
なお、界磁ヨーク21内での磁気飽和によるトルク低下の程度は、ステータコア22内での磁気飽和によるトルク低下の程度より小さいが、ステータティース開角θ2をさらに大きくすると、ステータコア22内においても、磁気飽和が生じて、トルクが大幅に減少する。そこで、図24に示す例においては、ステータティース開角θ2を、16.5degに設定するのが好ましい。
上記のように構成された回転電動機14の動作について説明する。図19において、界磁コイルに電流を供給して、界磁ヨーク21の突部21cから、圧粉ロータコア43b内に入り込み、積層ロータコア43aのロータティース45からステータコア内に入り込み、その後、界磁ヨーク21に達し、再度突部21cに戻るような磁力線mt6を発生させる。
図20において、磁力線mt6は、ロータティース45からステータコア22に達するため、ロータティース45の表面が、N極の極性を持つ。このため、本実施の形態4に係る回転電動機14も、一般的な永久磁石同期モータと同様に動作する。
そして、界磁コイル50に供給する電流量を調整することにより、生成する磁束量を調整することができる。これにより、所謂「弱め界磁制御」、「強め界磁制御」を行うことができる。
たとえば、界磁コイル50に供給する電流量を大きくすることにより、図19において、磁力線mt6の磁束量を増大させることができ、大きなトルクを得ることができる。
また、界磁コイル50に供給する電流量を低減することにより、ステータ30とロータ40との間に生じる磁束が低減され、高回転領域においても、コイル24に生じる誘導起電力を弱めることができる。このように誘導起電力を低減することができるので、インバータ等の電源の最大電圧とが釣り合う回転数を高めることができる。このため、この回転電動機10は、高回転領域においても、駆動することができる。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行ったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。さらに、上記数値などは、例示であり、上記数値および範囲にかぎられない。
本発明は、回転電動機に好適である。
実施の形態1に係る回転電動機の側断面図である。 図1のII−II線における断面図である。 界磁コイルに電流が供給されていない状態における磁石からの磁力線の流れを示す断面図である。 回転電動機のトルク(T)と回転数(N)との関係を示すグラフである。 回転電動機に「強め界磁制御」がなされたときの側断面図である。 図5のIV−IV線における断面図である。 回転電動機に弱め界磁制御がなされたときの側断面図である。 図7のVIII−VIII線における断面図である。 実施の形態2に係る回転電動機の側面図である。 図9のX−X線における断面図である。 界磁コイルに電流が供給されていない状態における磁力線の流れを示す断面図である。 回転電動機について、強め界磁制御がなされたときの回転電動機の側断面図である。 図12に示されたXIII−XIII線における断面図である。 弱め界磁制御がなされたときの回転電動機の側断面図である。 図14において、XV−XV線における断面図である。 実施の形態3に係る回転電動機のロータの斜視図である。 図16におけるXVII−XVII線における断面図である。 本発明をSPMモータに適用した例を示す断面図である。 実施の形態4に係る回転電動機の側断面図である。 図19に示されたXX−XX線における断面図である。 ロータティース長t(=t1−t2)と、トルクTとの関係を示したグラフである。 ロータティース開角θ1と、トルクTとの関係を示すグラフである。 ロータの外径と、トルクNとの関係を示したグラフである。 ステータティース開角θ2と、トルクとの間の関係を示すグラフである。
符号の説明
10,11 回転電動機、21 界磁ヨーク、21c 突部、22 ステータコア、23,23a,23b,23c ステータティース、24 コイル、30 ステータ、40 ロータ、43 ロータコア、43b 圧粉ロータコア、43a 積層ロータコア、44,44a,44b 磁石、45 ロータティース、GP エアギャップ、K1,K2,K3,K4,K5 磁気回路、mt1,mt11,mt12,mt13,mt2,mt21,mt3,mt4,mt5 磁力線、P 回転方向。

Claims (14)

  1. 回転可能な回転シャフトと、
    筒状に形成されたステータコアと、
    前記回転シャフトに固設されたロータコアと、
    異なる磁性の一組の磁極が、前記ロータコアの径方向に並ぶように前記ロータコアに設定された磁石と、
    前記ステータコアの外周に設けられた界磁ヨークと、
    前記界磁ヨークと前記ロータコアとの間に磁気回路を形成することで、前記ロータコアと前記ステータコアとの間の磁束密度を制御可能な巻線と、
    を備えた、回転電動機。
  2. 前記ロータコアは、筒状の第1ロータコアと、該第1ロータコアの内周に設けられ、軸方向の磁気抵抗が前記第1ロータコアの軸方向の磁気抵抗より小さい第2ロータコアとを有する、請求項1に記載の回転電動機。
  3. 前記第1ロータコアは、軸方向の磁気抵抗よりも、周方向および径方向の磁気抵抗が小さく、
    前記ステータコアは、軸方向の磁気抵抗よりも、周方向および径方向の磁気抵抗が小さい、請求項2に記載の回転電動機。
  4. 前記ロータコアの外表面に形成され、径方向外方に向けて突出する突極部をさらに備え、
    前記磁石は、前記突極部と隣り合う前記ロータコアの外表面に設けられた、請求項1から請求項3のいずれかに記載の回転電動機。
  5. 前記磁石は、第1磁石と、該第1磁石と隣り合う位置に設けられた第2磁石とを有し、
    、前記ロータコアの外表面側に位置する部分の前記第1磁石の磁極を、前記ロータコアの外表面側に位置する部分の前記第2磁石の磁極と異ならせた、請求項1から請求項4のいずれかに記載の回転電動機。
  6. 前記磁石は、前記ロータコアの一端部から他端部に亘って延在する、請求項1から請求項5のいずれかに記載の回転電動機。
  7. 前記第1磁石は、前記第2磁石より前記ロータコアの軸方向に長く形成され、
    前記第1磁石間であって、前記ロータコアの軸方向に前記第2磁石と隣り合う位置の前記ロータコアの表面に形成され、前記ロータコアの径方向外方に向けて突出する突極部をさらに備える、請求項5に記載の回転電動機。
  8. 前記磁石が前記ロータコア内に埋設された、請求項1から請求項7のいずれかに記載の回転電動機。
  9. 前記界磁ヨークは、一体成形された磁性材料から構成された、請求項1から請求項8のいずれかに記載の回転電動機。
  10. 前記第1ロータコアは、複数の鋼板を積み重ねて形成され、前記第2ロータコアは、一体成形された磁性材料から構成された、請求項2に記載の回転電動機。
  11. 回転可能な回転シャフトと、
    筒状に形成されたステータコアと、
    前記回転シャフトに固設されたロータコアと、
    前記ロータコアの外表面に形成され、径方向外方に向けて突出し、前記ロータコアの一端部から他端部に亘って延在する突極部と、
    前記ステータコアの外周に設けられた界磁ヨークと、
    前記界磁ヨークと前記ロータコアとの間に磁気回路を形成することで、前記ロータコアと前記ステータコアとの間の磁束密度を制御可能な巻線と、
    を備えた、回転電動機。
  12. 前記ロータコアは、筒状の第1ロータコアと、該第1ロータコアの内周に設けられ、軸方向の磁気抵抗が前記第1ロータコアの軸方向の磁気抵抗より小さい第2ロータコアとを有する、請求項11に記載の回転電動機。
  13. 前記界磁ヨークは、一体成形された磁性材料から構成された、請求項11または請求項12に記載の回転電動機。
  14. 前記第1ロータコアは、複数の鋼板を積み重ねて形成され、前記第2ロータコアは、一体成形された磁性材料から構成された、請求項12に記載の回転電動機。


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