JP2012182941A - 回転電動機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シャフト12と、ロータティース16を有してシャフト12に固定されるロータ15と、シャフト12の軸線方向に沿って延びるバイパスコア22を含むステータ17と、シャフト12とバイパスコア22とを磁気的に連結するとともに界磁コイル29が巻回され、界磁コイル29に通電した際にシャフト12、ロータティース16、バイパスコア22とともに磁路を形成する複数の腕部27bを含む界磁極26と、を備え、各腕部27bは、各腕部27bの間に空間Sbを形成するように配置されている。
【選択図】図1
Description
以下、本発明を具体化した第1の実施形態について、図1、及び図2にしたがって説明する。
図2に示すように、本実施形態のモータ11において、各界磁コイル29に電流が流されることにより各腕部27bに発生された界磁磁束は、両界磁極26の中間点へ向かって相互に対向するようにシャフト12を通過する(矢印Y1に示す)。そして、各界磁コイル29で発生された界磁磁束は、シャフト12内で反発し合う(ぶつかり合う)とともに、シャフト12の軸線Lに直交する方向(ロータ15の直径方向)へ誘導される(矢印Y2に示す)。ロータ15の各ロータティース16を通過した界磁磁束は、各ステータティース19を通過してバイパスコア22に入るとともに、各界磁極26へ向かって誘導される(矢印Y3に示す)。そして、バイパスコア22から各界磁極コア27の腕部27bに入った界磁磁束は、各腕部27bを通過するとともにギャップ面27gを介して再びシャフト12へ入る(矢印Y4に示す)。
(1)界磁極コア27の各腕部27bに形成した界磁コイル29に通電することにより、シャフト12、ロータ15のロータティース16、ステータ17のバイパスコア22によって磁路(界磁磁束の流れ)が形成できる。そして、各腕部27bは、シャフト12の軸線Lと直交する方向に延びるように形成されているとともに、各腕部27bの間に空間Sbを形成するように配置されている。このため、界磁極コア27をなす腕部27bの間に形成された空間Sbを介して、モータ11の内部に冷却媒体を導入し、モータ11の内部を容易に冷却することができる。また、本実施形態では、腕部27bの間に形成された空間Sbを介して、モータ11内に形成されるコイル(ステータコイル20など)に通電するための導線を界磁極コア27側から引き出すことが可能となり、導線の取り回しが容易にできる。
次に、本発明を具体化した第2の実施形態について、図3及び図4にしたがって説明する。以下の説明では、既に説明した実施形態と同一構成、及び同一制御内容について同一符号を付すなどし、その重複する説明を省略及び簡略化する。なお、第2の実施形態では、界磁極コア27の形状が第1の実施形態と異なっており、その他の部分は同一とされている。
(13)界磁極コア27の各腕部27bには、ロータ15(空間Sa)に対応する位置においてロータ15側へ近接するように近接部Kが形成されるとともに、当該近接部Kに界磁コイル29が巻回されている。このため、ロータ15に対応する位置(領域)、すなわち、ステータに形成されるステータコイル20が存在しない空間Saを利用して界磁コイル29を配置できる。このため、各界磁コイル29がシャフト12の軸線Lに沿った方向のうちロータ15の反対側(モータ11の外側)に突出することを抑制し、モータ11の小型化を図ることができる。
○ 上記第2の実施形態において、各腕部27bを形成する鋼板の積層方向は適宜変更してもよい。ただし、第2の実施形態のように、腕部27bを簡便に形成する観点からは、鋼板の積層方向を各腕部27bが伸びる方向と直交し、且つ軸線Lに直交する方向とするのが好ましい。
○ 上記各実施形態において、界磁極コア27の各腕部27bを異なる形状としてもよい。以下、図5にしたがって具体的に説明する。なお、図5は、シャフト12の端面を正面にして見た状態を示すとともに、ハウジング部材14a、ロータ15(ロータティース16)、ステータコア18(ステータティース19)、ステータコイル20の図示を省略した模式図とされている。例えば、図5(a)に示すように、各腕部27bは、軸線Lと交差しない方向に向かって延びるように形成してもよい。また、図5(b)に示すように、各腕部27bは、屈曲していてもよい。また、図5(c)に示すように、各腕部27bは、ステータ17のバイパスコア22側で複数に分岐していてもよく、また逆に固定部27a(シャフト12)側で複数に分岐していてもよい。すなわち、各腕部27bは、軸線Lに沿った方向と交差する方向に延びるように形成されておればよい。より具体的に言えば、各腕部27bは、シャフト12の端面側から見て各腕部27bの中心線の全部、又は一部がシャフト12の軸線に沿った方向と交差しておればよく、中心線が軸線Lと交差していなくてもよい。また、各腕部27bは、シャフト12とステータ17のバイパスコア22とを磁気的に連結しておればどのような形状に形成してもよい。
○ 上記各実施形態において、シャフト12の磁路形成部位に別に軟磁性材料を配設してもよい。具体的に言えば、シャフト12において、対をなす界磁極26の各ギャップ面27gと対応する位置の間の全周に亘って軟磁性材料からなる円環状のシャフトバイパスコアを配設する。この場合、シャフトバイパスコアは、シャフト12の基部よりも渦電流損の少ない材質を用いるとよい。このように構成することで、ロータ15に形成されたロータティース16迄の磁路(界磁磁束の流れ)を形成し易くできる。したがって、ロータティース16における界磁磁束量を向上させ、より大きなトルクを得ることができる。なお、この場合、シャフト12の基部は、非磁性材料で形成してもよい。
○ 上記実施形態において、モータ11は、アウターロータ型のモータとして具体化してもよい。具体的に言えば、図6に示すように、シャフト12には、軟磁性材料からなる有底筒状のアウターロータ本体(第1磁性体)30aがシャフト12と一体に回転可能に固着されている。アウターロータ本体30aの内周面には、複数のロータティース(凸極部)16が形成されている。アウターロータ本体30a、及びロータティース16は、アウターロータ30をなす。また、アウターロータ30の内側には、ステータ31が配設されている。ステータ31において、軟磁性材料からなる円筒状の鉄心(第2磁性体)32の外周面には、複数のステータティース19が形成されているとともに、各ステータティース19には、ステータコイル20が形成されている。また、鉄心32の内側には、シャフト12がベアリング13を介して軸線Lまわりで回転可能に支持されている。また、鉄心32外周面には、ステータティース19よりもアウターロータ本体30aの底部側に、鉄心32から外側へ向けて放射状に延びる複数本の腕部(第3磁性体)27bが形成されている。本別例では、各腕部27bが界磁極コア27をなす。各腕部27bには、それぞれ界磁コイル29が形成されているとともに、アウターロータ本体30aの内周面において腕部27bに対応する位置には、内側に帯状に突出する円環状の突出部33が形成されている。各腕部27b、及び突出部33は、複数枚の鋼板を積層して形成されている。このように構成しても、各界磁コイル29に電流を流すことにより発生した磁束が各腕部27b、突出部33、アウターロータ本体30a、ロータティース16、ステータティース19、及び鉄心32の順に通過し、再び各腕部27bへ入るように、環状の磁路(界磁磁束の流れ)を形成することができる(矢印Ya〜Ycに示す)。なお、この場合、各腕部27b及び突出部33は、ステータティース19よりもアウターロータ本体30aの開口部側に設けてもよい。
(イ)前記複数の第3磁性体は、それぞれ前記シャフトの軸線に沿った方向と交差する方向に延びるように形成された請求項1に記載の回転電動機。
Claims (6)
- 第1磁性体を含むシャフトと、
軟磁性体からなるとともに凸極部を有し前記シャフトに固定されるロータと、
前記シャフトの軸線方向に沿って延びる第2磁性体を含むステータと、
前記第1磁性体と前記第2磁性体とを磁気的に連結するとともに界磁コイルが巻回され、当該界磁コイルに通電した際に前記第1磁性体、前記凸極部、及び前記第2磁性体とともに磁路を形成する複数の第3磁性体を含む界磁極と、を備え、
前記複数の第3磁性体は、各第3磁性体の間に空間を形成するように配置された回転電動機。 - 前記複数の第3磁性体は、前記シャフトから外側へ向けて放射状に延びるように形成されるとともに、各第3磁性体の外側端は開放状態とされた請求項1に記載の回転電動機。
- 前記ステータにおいて前記ロータとの対向面側には、複数の電機子コイルが形成されており、
各第3磁性体には、前記ロータに対応する位置において前記シャフトの軸線方向のうち前記ロータ側へ近接するように近接部が形成され、前記界磁コイルは、前記近接部に巻回された請求項1又は請求項2に記載の回転電動機。 - 前記各第3磁性体は、前記第1磁性体と前記第2磁性体とを磁気的に連結するように延在する鋼板を複数枚、積層して形成された請求項3に記載の回転電動機。
- 前記各第3磁性体は、前記シャフトの外周面と向かい合うギャップ面を介して前記シャフトの第1磁性体と磁気的に連結された請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の回転電動機。
- 前記界磁極は、前記シャフトの両端側に対をなすように配設されており、
各界磁コイルには、各界磁極からの前記磁路が相対向する方向に形成されるように電流が流される請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の回転電動機。
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