JP7116667B2 - 回転電機 - Google Patents

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本発明は、回転電機に関する。
特許文献1には、ハウジングに回転可能に支持された回転軸、該回転軸に取り付けられた回転子、及び該回転子の外周に配置され且つハウジングに固定されたステータを有し、回転子は,周補強部材に隔置して非磁性部材を順次介在して回転軸上に円筒状に配置された透磁部材、該透磁部材の外周に配置された非磁性材を周方向に隔置して介在した透磁材から成る円筒状磁路コア、及び磁路コアの外周に非磁性部材を周方向に隔置して介在した磁極が交互に異なる状態に円筒状に配置された磁石片から成る永久磁石部材から構成され、また、透磁部材は,少なくとも永久磁石部材の外周面まで延び且つ回転軸の周方向に順次積層された軸方向に延びる中央積層板材及び該中央積層板材の両側で且つ磁路コアの内周面まで延びる回転軸の周方向に順次積層された側部積層板材から構成されていることから成る電動・発電機が記載されている。
特許文献2には、ハウジングに回転可能に支持された回転軸、該回転軸に取り付けられた回転子、該回転子に対応して外周に配置され且つ前記ハウジングに固定されたステータ、及び回転子の両端側の前記回転軸上にそれぞれ配置された電磁石を有し、回転子は、回転軸上の外周に配置され且つ周方向に隔置して軸方向に電磁石に到達するように延びる非磁性材を介在した透磁材から成る円筒状の電磁石コア、該電磁石コア上に円筒状に配置された透磁材から成る円筒状の回転子ヨーク、及び該回転子ヨークの外周に周方向に隔置して軸方向に延びる非磁性部材を介在した磁極が交互に異なる状態に円筒状に配置された磁石片から成る永久磁石部材から構成され、電磁石は回転軸上の電磁石コアの端部と該端部に対応してハウジングの磁路ケースに配置された円筒状の電磁石コイルとから構成され、電磁石コアは軸方向で且つ交互に逆方向に磁束が流れるように周方向に離間させる切欠き部が円周上に隔置して形成されていることから成る複合電動機が記載されている。
特許文献3には、回転可能な回転シャフトと、筒状に形成されたステータコアと、回転シャフトに固設されたロータコアと、異なる磁性の一組の磁極が、ロータコアの径方向に並ぶようにロータコアに設定された磁石と、ステータコアの外周に設けられた界磁ヨークと、界磁ヨークとロータコアとの間に磁気回路を形成することで、ロータコアとステータコアとの間の磁束密度を制御可能な巻線とを備えた回転電動機が記載されている。
特開2000-261994号公報 特開2000-354358号公報 特開2008-43099号公報
特許文献1では、ロータのN極側とS極側が空隙で磁気的に分断される構成であり、磁石磁束の磁気回路に空隙が存在するため、磁気抵抗が増大し、磁石磁束が減少してしまう。また、ロータ表面の磁石間にコアを配置するために、界磁電流磁束の磁気回路となるロータコアの面積(周方向の幅)が小さくなり、磁気抵抗が増大し、界磁電流磁束が減少してしまう。
特許文献2では、第1ロータコアが円環状に繋がって磁石が表面に配置され、ロータコア部が表面にない構成であり、界磁電流磁束の磁気回路に磁石が配置されているため、磁気抵抗が増大し、界磁電流磁束が減少してしまう。また、磁石背面の円環状のロータコアに界磁電流磁束が流れることで、極間の磁気抵抗差が小さくなり、界磁電流磁束が減少してしまう。
特許文献3では、いわゆるコンシクエントポール構成であり、磁石極側には、界磁電流磁束が磁石磁束と逆向きに流れるため、磁石極側の極の電機子鎖交磁束が低下してしまう。また、界磁コイルが2つあるが、それぞれが作る界磁電流磁束が突極部に集中するため、突極側が磁気飽和して、鎖交磁束が減少してしまう。
本発明は、界磁電流磁束の低下を抑制し、界磁電流によるトルクを増加し得る回転電機を提供することを目的とする。
本発明は、回転可能なシャフトと、前記シャフトに固設されたロータコアと、筒状に形成されたステータコアと、前記ステータコアの外側に設けられた界磁ヨークと、前記界磁ヨークの、前記ロータコアの軸方向端部に対向する位置にそれぞれ設けられ、前記界磁ヨークと前記ロータコアとの間に磁気回路を形成する第1界磁コイル及び第2界磁コイルと、を備え、前記ロータコアの前記第1界磁コイルに対向する第1面内に磁気抵抗が相対的に大きい材料で囲まれた第1領域が形成され、前記ロータコアの前記第2界磁コイルに対向する第2面内に磁気抵抗が相対的に大きい材料で囲まれた第2領域が形成され、前記第1領域と前記第2領域は互いに異なる磁極であり、前記第1界磁コイルに流れる電流により前記第1領域に界磁電流磁束が生成され、前記第2界磁電流コイルに流れる電流により前記第2領域に界磁電流磁束が生成され、前記ロータコアの前記第1面内の前記第1領域に設けられ、前記第1界磁コイルの方向に突出する第1追加ロータコアと、前記ロータコアの前記第2面内の前記第2領域に設けられ、前記第2界磁コイルの方向に突出する第2追加ロータコアと、を備え、前記第1追加ロータコア及び前記第2追加ロータコアは、周方向に離間し、かつ軸方向に延在するように設けられる、回転電機である。
本発明の1つの実施形態では、異なる磁極が周方向に交互に離間して配置されるように前記ロータコアに設けられる磁石とを備え、前記磁気抵抗が相対的に大きい材料は前記磁石を含み、前記界磁ヨークと前記ロータコアの前記第1面内の前記第1領域との間の軸方向の磁気抵抗は、前記界磁ヨークと前記ロータコアの前記第1面内の前記磁気抵抗が相対的に大きい材料の領域の軸方向の磁気抵抗よりも小さく、前記界磁ヨークと前記ロータコアの前記第2面内の前記第2領域との間の軸方向の磁気抵抗は、前記界磁ヨークと前記ロータコアの前記第2面内の前記磁気抵抗が相対的に大きい材料の領域の軸方向の磁気抵抗よりも小さい。
本発明のさらに他の実施形態では、前記ロータコアは、筒状の第1ロータコアと、前記第1ロータコアの内周側に設けられた第2ロータコアとを備え、前記磁石は、少なくとも前記第1ロータコアに設けられる。
本発明のさらに他の実施形態では、前記ロータコアは、筒状の第1ロータコアと、前記第1ロータコアの内周側に設けられた第2ロータコアとを備え、前記第1追加ロータコアは、前記第1ロータコアと前記第2ロータコアの少なくともいずれかに設けられ、前記第2追加ロータコアは、前記第1ロータコアと前記第2ロータコアの少なくともいずれかに設けられる。
本発明のさらに他の実施形態では、前記磁石は、軸方向に平行に延在する。
本発明のさらに他の実施形態では、前記磁石は、軸方向に斜めに延在する。
本発明のさらに他の実施形態では、前記ロータコアのうち、前記第1追加ロータコアが設けられた側と軸方向反対側の端部の内径側が部分的に削除され、前記ロータコアのうち、前記第2追加ロータコアが設けられた側と軸方向反対側の端部の内径側が部分的に削除される。
本発明のさらに他の実施形態では、前記第1ロータコアと前記第2ロータコアは、径方向に結合されるとともに周方向に結合される。
本発明によれば、第1界磁コイルに流れる電流により磁気抵抗が相対的に小さい第1領域に界磁電流磁束が生成され、第2界磁電流コイルに流れる電流により磁気抵抗が相対的に小さい第2領域に界磁電流磁束が生成されるので、界磁電流磁束の低下を抑制し、界磁電流によるトルクを増加できる。
実施形態のロータの斜視図である。 図1の一部拡大図である。 実施形態の回転電機の上面図である。 実施形態の回転電機の電機子鎖交磁束説明図である。 実施形態の回転電機の磁石磁束説明図である。 実施形態の回転電機の界磁電流磁束説明図である。 特許文献1の界磁電流と鎖交磁束との関係を示すグラフ図である。 特許文献2の界磁電流と鎖交磁束との関係を示すグラフ図である。 実施形態の界磁電流と鎖交磁束との関係を示すグラフ図である。 特許文献3と実施形態の、界磁電流と鎖交磁束との関係を示すグラフ図である。 実施形態の磁石配置説明図である。 実施形態の他の磁石配置説明図である。 実施形態のさらに他の磁石配置説明図である。 実施形態のさらに他の磁石配置説明図である。 実施形態の他の追加ロータコア配置説明図である。 実施形態のさらに他の追加ロータコア配置説明図である。 実施形態の第1ロータコアと第2ロータコアの結合説明図(その1)である。 実施形態の第1ロータコアと第2ロータコアの結合説明図(その2)である。 実施形態のさらに他の磁石配置説明図である。 実施形態の回転電機の斜視図である。 実施形態の他の回転電機の斜視図である。 実施形態の追加ロータコア配置説明図(その1)である。 実施形態の追加ロータコア配置説明図(その2)である。 実施形態の他の追加ロータコア配置説明図(その1)である。 実施形態の他の追加ロータコア配置説明図(その2)である。 実施形態のさらに他の磁石配置説明図である。 実施形態のさらに他の磁石配置説明図である。 実施形態の他のロータコア形状説明図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における回転電機のロータ10の斜視図を示す。また、図2は、図1に示すロータ10の一部拡大図、より詳しくはロータ10のシャフト12を除く1/4カットの斜視図を示す。
ここで、ロータ10の外周側にロータ10との間にギャップを形成して配置されるステータは、例えば特許文献1、2と同様の構成である。具体的には、ステータは、ステータコアと、ステータコアの内表面に形成され、ステータコアの径方向に向けて突出する複数のステータティースと、ステータティースに巻回されたステータコイルを備える。ステータティースは、周方向に等間隔に離間して形成される。ステータコイルはU相コイル、V相コイル、W相コイルを構成し、ステータコイルの一端が端子とされ、他端が中性点とされる。端子にはインバータの三相ケーブルのU相ケーブル、V相ケーブル、W相ケーブルのいずれかが接続され、中性点は1点に共通接続される。三相ケーブルには、制御装置からトルク指令値に応じた制御電流が供給される。
また、ステータの外側に界磁ヨーク及び界磁コイルを備える。界磁ヨークは、ステータ及びロータ10の両端部から軸方向に離間した位置に配置された天板部と、天板部の周縁部に形成された円筒状の側壁部と、天板部に形成された円筒状の突部を備える。天板部の中央部には貫通穴が形成され、この貫通穴にシャフト12が挿入される。また、側壁部はステータコアの外表面に固設される。天板部に形成された円筒状の突部は、天板部の内表面に形成され、ロータ10の軸方向端部に向けて突出する。突部とロータ10の端部との間は、磁力線が途切れない程度に、突部とロータ10の端部とが近接する。
界磁コイルは、突部の外表面に巻回される。界磁コイルに界磁電流を流すことにより、突部の端部側に例えばS極の磁性を誘起するとともに側壁部にN極の磁性を誘起させることができる。具体的には、界磁コイルに界磁電流を流すことで、界磁ヨークの天板部を通り、側壁部からステータコア内に入り込み、ギャップを介してロータ10のロータコア内に入り込み、ロータコア内を軸方向に進み、ロータコアの軸方向端部から突部を介して界磁ヨークに入り込むような磁気回路が形成される。界磁コイルは、ロータ10の軸方向両端部に対向する位置にそれぞれ配置される。なお、界磁ヨーク及び界磁コイルの構成については、さらに後述する。
図1及び図2において、ロータ10は、回転軸としてのシャフト12の外周に筒状に配置されたロータコアと、ロータコアの外周側にその磁極が互いに相違するように順次配置された磁石18n、18sを含む。磁石18n、18sは、周方向に隔置してスポーク状に配置され、ロータ10の軸方向(シャフト12の軸方向)に延在するように配置される。
ロータコアは、外周側の筒状の第1ロータコア14と、内周側の第2ロータコア16から構成される。第1ロータコア14は、磁石18n、18sにより第1ロータコア14nと第1ロータコア14sに周方向に分割される。シャフト12の外周と磁石18n、18sの間には、シャフト12の外周から磁石18n、18sまで径方向に延在する非磁性体20(あるいは空隙)が配置される。また、第2ロータコア16は非磁性体20(あるいは空隙)により第2ロータコア16nと第2ロータコア16sに周方向に分割される。ここで、符号に付されたn及びsは、それぞれ磁極のN極及びS極を意味する。
図3は、ロータ10の1/4カットの上面図を示す。ステータのステータコア5のヨーク部にステータコイル(電機子巻線)6が巻回され、N極(第1極)及びS極(第2極)が形成される。他方、ロータ10の周方向には磁石18n、18sが交互に配置され、第1ロータコア14及び第2ロータコア16はそれぞれN極とS極に磁石18n、18s及び非磁性体20で磁気的に分断される。磁気抵抗に関しては、磁石18n、18s及び非磁性体20が配置された領域は、磁気抵抗が相対的に大きい領域であり、磁石18n、18s及び非磁性体20が配置されていない領域、言い替えれば磁石18n、18s及び非磁性体20で囲まれた第1ロータコア14n、14s、第2ロータコア16n、16sの領域は、磁気抵抗が相対的に小さい領域である。
図4は、ロータ10の1/4カットの上面図であり、ステータのステータコイル6に鎖交する電機子鎖交磁束の向きを矢印100で示す。また、図5は、ロータ10の1/4カットの上面図であり、磁石18n、18sにより生じる磁石磁束を破線200で示す。
特許文献1では、磁石磁束の磁気回路に空隙が存在するため磁気抵抗が増大し、磁石磁束が減少してしまうが、本実施形態では、図5に示すように磁石磁束200の磁気回路には磁石18sと第1ロータコア14nとの間、及び磁石18sと第1ロータコア14sとの間に空隙が存在しないために磁気抵抗が増大せず、磁石磁束は減少しない。
再び図1及び図2に戻り、第1ロータコア14n、14s及び第2ロータコア16n、16sは、周方向に交互にN極、S極が配置されるが、第2ロータコア16n、16sに関しては、軸方向に交互に追加第2ロータコア17、すなわち追加第2ロータコア17n、17sが追加されて軸方向に延長される。
すなわち、第2ロータコア16sについては、図中軸方向の上方向に追加第2ロータコア17sが追加されて軸方向の上方向に延長され、第2ロータコア16nについては、図中軸方向の下方向に追加第2ロータコア17nが追加されて軸方向の下方向に延長される。ロータ10の両端面のうち、図中軸方向の上方向に位置する端面を第1面、図中軸方向の下方向に位置する端面を第2面とすると、第1面では周方向に配置された第2ロータコア16sにのみ追加第2ロータコア17sが追加され、第2ロータコア16nには追加第2ロータコア17は追加されない。また、第2面では周方向に配置された第2ロータコア16nにのみ追加第2ロータコア17nが追加され、第2ロータコア16sには追加第2ロータコア17は追加されない。従って、第1面では、追加ロータコア17sが追加されたことにより周方向に交互に凹凸が形成され、第2面でも、追加ロータコア17nが追加されたことにより周方向に交互に凹凸が形成される。第1面の凸部は第2ロータコア16sに相当する部分であり、第2面の凸部は第2ロータコア16nに相当する部分であるから、第1面の凹凸と第2面の凹凸は、周方向にずれる(第1面の凸部分は第2面の凹部分であり、第1面の凸部分は第2面の凹部分である)。
既述したように、ロータ10の第1面及び第2面にはそれぞれ界磁ヨークの突部に巻回された界磁コイルが対向しており、第1面に対向する界磁コイルを第1界磁コイル、第2面に対向する界磁コイルを第2界磁コイルとすると、第1面の追加第2ロータコア17sは第1界磁コイルに向かって延在し、第2面の追加第2ロータコア17nは第2界磁コイルに向かって延在する。従って、第1界磁コイルと第1面の第2ロータコア16n、16sとの関係では、追加第2ロータコア17sが追加された分だけ第1界磁コイルと第2ロータコア16sと間の軸方向の磁気抵抗が小さくなり、第1界磁コイルで生じた磁束は第2ロータコア16s(及び第1ロータコア14s)を選択的に流れる。第1面の第1ロータコア14s、第2ロータコア16s及び追加ロータコア17sの領域を第1領域とすると、第1領域は相対的に磁気抵抗が小さい領域であり、第1界磁コイルで生じた磁束は、磁気抵抗が相対的に大きい磁石18n、18sを流れることなく相対的に磁気抵抗が小さい第1領域を流れる。追加第2ロータコア17sにより第1領域が形成され得る。
また、第2界磁コイルと第2面の第2ロータコア16n、16sとの関係では、追加第2ロータコア17nが追加された分だけ第2界磁コイルと第2ロータコア16nと間の軸方向の磁気抵抗が小さくなり、第2界磁コイルで生じた磁束は第2ロータコア16n(及び第1ロータコア14n)を選択的に流れる。第2面の第1ロータコア14n、第2ロータコア16n及び追加ロータコア17nの領域を第2領域とすると、第2領域は相対的に磁気抵抗が小さい領域であり、第2界磁コイルで生じた磁束は、磁気抵抗が相対的に大きい磁石18n、18sを流れることなく相対的に磁気抵抗が小さい第2領域を流れる。追加第2ロータコア17nにより第2領域が形成され得る。
従って、第1界磁コイル及び第2界磁コイルでそれぞれ生じた磁束により、第1ロータコア14n及び第1ロータコア14sに交互に異なる磁極が形成される。
図6は、ロータ10の1/4カットの上面図であり、第1界磁コイル及び第2界磁コイルにより生じる界磁電流磁束を破線300で示す。第1面では追加第2ロータコア17sにより第1界磁コイルで生じた磁束を選択的に第1ロータコア14sに流し、第2面では追加第2ロータコア17nにより第2界磁コイルで生じた磁束を選択的に第1ロータコア14nに流すので、周方向に交互に向きの異なる界磁電流磁束が生じる。図5の磁石磁束200と図6の界磁電流磁束300とを対比すると、第1ロータコア14nに流れる磁石磁束200と界磁電流磁束300は同じ向きであり、かつ、第1ロータコア14sに流れる磁石磁束200と界磁電流磁束300は同じ向きである。このことは、界磁電流磁束により磁石磁束を強めることを意味する。
図6において、界磁電流磁束300の磁気回路となる第1ロータコア14n、14sの周方向の幅は、第1ロータコア14n、14sの周方向に空隙が存在しないため特許文献1の場合に比べて十分に広い。
また、界磁電流磁束300の磁気回路に磁気抵抗が相対的に大きい磁石18n、18sが存在しないため、特許文献2のように磁石の分だけ磁気抵抗が増大することもない。
さらに、界磁電流磁束300が1つの極に集中しない磁気回路となるので、特許文献3のように2つの界磁コイルにより生じた界磁電流磁束が鉄突極部に集中して突極側が磁気飽和することもなく、鎖交磁束の減少が抑制される。
すなわち、本実施形態のロータ10では、磁石磁束の磁気回路に空隙が存在せず、磁気抵抗の増大がないため磁石磁束を有効に利用し得る。また、界磁電流磁束の磁気回路に磁石が存在せず、かつ1つの極に集中することもないので界磁電流磁束を有効に利用し得る。
図7、図8、及び図9は、それぞれ特許文献1、特許文献2、及び本実施形態の鎖交磁束を示す。横軸は界磁電流、縦軸は鎖交磁束量であり、界磁電流を変化させた場合の鎖交磁束量を磁界解析で計算した結果である。鎖交磁束については、磁石磁束と界磁電流磁束に分けて示す。これらの図において、ステータの構造は全て同一としている。第1界磁コイル及び第2界磁コイルに流す界磁電流が0の場合は、磁石磁束のみの場合であり、その時の鎖交磁束の値が磁石磁束である。
図7は、特許文献1の鎖交磁束であり、磁石磁束の磁気回路に空隙が存在するため磁石磁束が相対的に小さくなっている。
図8は、特許文献2の鎖交磁束であり、磁石磁束は相対的に大きいものの、界磁電流磁束の磁気回路に磁気抵抗の大きな磁石が存在するため界磁電流磁束は相対的に小さくなっている。
図9は、本実施形態の鎖交磁束であり、磁石磁束及び界磁電流磁束ともに良好な値を示している。これは、既述したように、磁石磁束の磁気回路に空隙が存在せず、かつ、界磁電流磁束の磁気回路に磁石が存在しないことによるものである。
図10は、特許文献3と本実施形態の鎖交磁束を示す。図において、破線は特許文献3の鎖交磁束であり、実線は本実施形態の鎖交磁束である。なお、特許文献1、2と本実施形態ではステータの構造は同一でロータの構造が相違するが、特許文献3と本実施形態ではステータ及びロータの構造が相違するため、磁石磁束からの増加分、つまり界磁電流磁束のみを鎖交磁束として示す。特許文献3では、界磁電流磁束が突極部に集中するため磁気飽和して頭打ちになるのに対し、本実施形態では磁気飽和しないため界磁電流の増加とともに界磁電流磁束が増大していることが分かる。
以上より、本実施形態にかかる回転電機では、磁石磁束及び界磁電流磁束のいずれも従来の回転電機に比べて増大させることができ、磁石によるトルクと界磁電流によるトルクをいずれも増大させ得る。
本実施形態では、スポーク状の磁石18を第1ロータコア14の間に配置しているが、他の配置構成としてもよい。
図11は、本実施形態における磁石18の配置構成であり、既述したようにロータコアの外周側の第1ロータコア14間に配置される構成である。磁石18とシャフト12の間は径方向に延在する非磁性体20(あるいは空隙)で磁気的に分断される。
図12は、磁石18の他の配置構成であり、ロータコアの内周側の第2ロータコア16間に配置される構成である。磁石18とロータコア外周の間は径方向に延在する非磁性体20(あるいは空隙)で磁気的に分断される。
図13は、磁石18のさらに他の配置構成であり、第1ロータコア14間に配置すると共に第2ロータコア16間に配置される構成である。
図14は、磁石18のさらに他の配置構成であり、図11と同様に第1ロータコア14間に配置されると共に、第2ロータコア16間にその一部が延在する配置構成である。図11と図13の中間の構成といえる。
図11~図14のいずれの配置構成も可能であるが、磁石18はステータ側に近い方がより望ましい。ステータ側に近い方が電機子磁束量が多くなり、磁石によるトルクが増大するからである。
また、本実施形態におけるロータ10のステータとのギャップ表面での渦電流による損失を低減するためには、第1ロータコア14は、積層鋼板等で構成されることが望ましい。すなわち、第1ロータコア14は、軸方向の磁気抵抗よりも、周方向及び径方向の磁気抵抗が小さい。そして、界磁電流磁束は、第2ロータコア16の軸方向から追加第2ロータコア17n、17sを通って流れるので、第2ロータコア16の軸方向の磁気抵抗は、第1ロータコア14の軸方向の磁気抵抗よりも小さいことが望ましい。
本実施形態では、追加第2ロータコア17n、17sを第2ロータコア16n、16sの軸方向に追加しているが、必ずしも第2ロータコア16n、16sの軸方向ではなく、第1ロータコア14n、14sの軸方向や、第1ロータコア14n、14s及び第2ロータコア16n、16sの軸方向にロータコアを追加してもよい。第1ロータコア14n、14sの軸方向に追加する場合には追加第1ロータコアを追加するといえ、第1ロータコア14n、14s及び第2ロータコア16n、16sの軸方向に追加する場合には単に追加ロータコアといえる。以下では、追加第1ロータコア及び追加第2ロータコアをまとめて追加ロータコアと称する。
図15は、追加ロータコア17を第1ロータコア14n、14sの軸方向に追加した配置構成である。図では第1面に追加ロータコア17sを追加する場合を示しているが、第2面については追加ロータコア17nを追加する。
図16は、追加ロータコア17を第1ロータコア14n、14s及び第2ロータコア16n、16sの軸方向に追加した配置構成である。
図15、図16のいずれの配置構成も可能であるが、第1ロータコア14を積層鋼板で構成した場合には軸方向の磁気抵抗が大きくなり、界磁電流磁束は第1ロータコア14及び第2ロータコア16を軸方向に流れるから、追加ロータコア17は第2ロータコア16の軸方向のみに追加するのが磁気抵抗の観点からより望ましいといえる。
また、本実施形態において、シャフト12は非磁性体等、磁気抵抗の大きい材料が望ましい。あるいは、シャフト12と第2ロータコア16との間に、空隙や非磁性体等、磁気抵抗の大きい材料を配置することが望ましい。その理由は、第2ロータコア16とシャフト12が磁気的に結合すると、磁石磁束が内径側のシャフト12内を短絡して磁石磁束が減少するだけでなく、界磁電流磁束もシャフト12内を流れるようになり界磁電流トルクも減少してしまうからである。
また、第1ロータコア14と第2ロータコア16は、それぞれ径方向だけでなく周方向にも結合されていることが望ましい。第1ロータコア14と第2ロータコア16を周方向に結合することで、第1ロータコア14及び第2ロータコア16の機械強度を向上させ得る。
図17及び図18は、この場合のロータ10の構成を示す。図18に示すように、磁石18sの径方向の両端部にブリッジ部22、23が形成される。第1ロータコア14を構成する第1ロータコア14n、14sは、ブリッジ部22により周方向に連結される。また、第2ロータコア16を構成する第2ロータコア16n、16sは、第2ロータコア16n、16sと図示しないシャフト12との間に設けられたブリッジ部23で周方向に連結される。
なお、この場合においても、例えば第1ロータコア14n、第2ロータコア16nに着目すると、相対的に磁気抵抗の大きな磁石18n、18s及び非磁性体20で囲まれた領域ということができる。
また、本実施形態では、スポーク状に配置された磁石18を前提として追加ロータコアを軸方向に追加する構成を例示したが、磁石18の配置はスポーク状に限定されず、他の配置も可能である。
図19は、磁石18をV字型に配置した構成を示す。ロータ10には、V字型に配置された2つの磁石からなる磁石対18sと、この磁石対18sに対して周方向に離間して配置され、V字型に配置された2つの磁石からなる磁石対18nが設けられる。なお、これらの磁石対18n、18sは、ロータ10に形成された磁石挿入用穴部内に挿入されるIPM(Interior Permanent Magnet)構成である。追加ロータコア17sは、V字型に配置された磁石対18sで囲まれた領域に追加される。この場合にも、追加ロータコア17sは、ロータ面内において磁気抵抗の相対的に大きい領域で囲まれた領域に追加される。
また、軸方向下側の面において、追加ロータコア17nが、V字型に配置された磁石対18nで囲まれた領域に追加される。
図19では、ロータ面内において磁気抵抗の相対的に大きい領域に囲まれた領域に追加ロータコア17を軸方向に追加し、軸方向の磁気抵抗差を利用しているが、軸方向の磁気抵抗差に加え、径方向の磁気抵抗差を利用してもよい。
図20は、軸方向の磁気抵抗差を利用する本実施形態の回転電機の構成を示す。ロータ10の構成は図1に示す通りであるが、図20ではステータの界磁ヨーク及び界磁コイルの配置も併せて示す。図20を参照することで、本実施形態におけるロータ10と界磁ヨーク及び2つの界磁コイルとの位置関係がより明確に理解される。
既述したように、ステータの外側に界磁ヨーク30及び2つの界磁コイル40、50が設けられる。界磁ヨーク30は、ロータ10の両端部から軸方向に離間した位置に配置された天板部30aと、天板部30aの周縁部に形成された円筒状の側壁部30bと、天板部30aに形成された円筒状の突部30cを備える。天板部30aの中央部には貫通穴が形成され、この貫通穴にシャフト12が挿入される。また、側壁部30bはステータコアの外表面に固設される。天板部30aに形成された円筒状の突部30cは、天板部30aの内表面に形成され、ロータ10の軸方向端部に向けて突出する。
界磁コイル40は、図中軸方向の上方向の突部30cの外表面に巻回される。また、界磁コイル50は、図中軸方向下方の突部30cの外表面に巻回される。界磁コイル40、50に同方向の界磁電流を流すことにより、界磁電流磁束が生じる。界磁コイル40に界磁電流を流すことで、界磁ヨーク30の天板部30aを通り、側壁部30bからステータコア内に入り込み、ギャップを介してロータ10の第1ロータコア14、第2ロータコア16内に入り込み、第2ロータコア16及び追加ロータコア(追加第2ロータコア)17内を軸方向に進み、追加ロータコア(追加第2ロータコア)17の軸方向端部から突部30cを介して界磁ヨーク30に入り込むような磁気回路400が形成される。
図21は、径方向の磁気抵抗差を利用する他の実施形態の回転電機の構成を示す。図20と同様に追加第2ロータコア17が第2ロータコア16に軸方向に追加されるが、この追加第2ロータコア17は、図20よりもさらに軸方向に延長され、界磁ヨーク30の天板部30a近傍に達する。従って、軸方向にさらに延在された追加第2ロータコア17によって、界磁ヨーク30の天板部30aにおいて径方向に磁気抵抗差が生じ、追加第2ロータコア17が追加された部位では他の部位に比べて磁気抵抗が小さくなる。すなわち、追加第2ロータコア17を追加することで軸方向に加えて径方向にも磁気抵抗差が生じることになり、界磁コイル40が作る磁束は追加第2ロータコア17を選択的に流れる。界磁コイル50が作る磁束も同様にして追加第2ロータコア17を選択的に流れる。
また、図21の構成においても、界磁コイル40が作る磁気回路400内に磁石18が配置されていないから、磁石18による界磁電流磁束の減少が防止される。界磁コイル50が作る磁気回路400についても同様である。
また、本実施形態では、図22Aに示す斜視図及び図22Bに示す追加ロータコア17の斜視図のように、追加ロータコア17は、周方向に互いに離間して配置されているが、磁気抵抗差が確保できる範囲内で、周方向に互いに結合されていてもよい。
図23A及び図23Bは、この場合の追加ロータコア17の構成を示す。追加ロータコア17は、周方向に互いに離間して配置されており、かつ、その軸方向端部、すなわち界磁ヨーク30の突部30c側の端部が円環状コア19sにより周方向に結合される。これにより、磁気抵抗差を維持しつつも追加ロータコア17の機械強度を向上させることができる。
また、本実施形態では、磁石18はスポーク状に配置して軸方向に延在しているが、磁石18を軸方向に平行ではなく、一定の角度だけ傾斜させて配置してもよい。この場合、磁石18の傾斜配置により、第1ロータコア14及び第2ロータコア16も併せて軸方向に対して傾斜させて配置してもよい。
図24及び図25は、磁石18を軸方向に対して傾斜させて配置した構成を示す。図24と図25では、磁石18の傾斜角度が異なっている。これらの構成によっても、図1等と同様の効果が得られる。磁石18とともに第1ロータコア14及び第2ロータコア16を傾斜して配置することで、追加第2ロータコア17の界磁電流磁束が通過する面の面積が増大するため、その分だけ磁気飽和の緩和による界磁電流トルクがさらに増大し得る。
さらに、本実施形態において、第2ロータコア16において、追加ロータコア17が追加された側と軸方向において反対側の端部を径方向に一部削除(カット)してもよい。
図26は、この場合のロータ10の構成を示す。第2ロータコア16の軸方向に追加第2ロータコア17を追加するとともに、第2ロータコア16の軸方向反対側の一部を径方向に一部カットする。図において、一部カットしたカット面16aを示す。図20の磁気回路400に示すように、界磁コイル40に界磁電流を流すことで、界磁ヨーク30の天板部30aを通り、側壁部30bからステータコア内に入り込み、ギャップを介してロータ10の第1ロータコア14、第2ロータコア16内に入り込み、第2ロータコア16及び追加ロータコア17内を軸方向に進み、追加ロータコア17の軸方向端部から突部30cを介して界磁ヨーク30に入り込むような磁気回路400が形成されるため、第2ロータコア16のうち、追加ロータコア17が追加されていない反対側の端部の内径側には界磁電流磁束は通らないか、あるいは無視し得る程度の微小量である。従って、この部分を一部カットしても界磁電流磁束の磁束量はほとんど変化せず、第2ロータコア16の軽量化を図ることができる。一部カットされた部分にはスペースが生じるため、当該スペースを他の用途に利用することも可能である。
10 ロータ、12 シャフト、14,14n,14s 第1ロータコア、16,16n,16s 第2ロータコア、17,17n,17s 追加ロータコア(追加第2ロータコア)、18,18n,18s 磁石、20 非磁性体、22,23 ブリッジ部、30 界磁ヨーク、30a 天板部、30b 側壁部、30c 突部、40,50 界磁コイル。

Claims (9)

  1. 回転可能なシャフトと、
    前記シャフトに固設されたロータコアと、
    筒状に形成されたステータコアと、
    前記ステータコアの外側に設けられた界磁ヨークと、
    前記界磁ヨークの、前記ロータコアの軸方向端部に対向する位置にそれぞれ設けられ、前記界磁ヨークと前記ロータコアとの間に磁気回路を形成する第1界磁コイル及び第2界磁コイルと、
    を備え、
    前記ロータコアの前記第1界磁コイルに対向する第1面内に磁気抵抗が相対的に大きい材料で囲まれた第1領域が形成され、前記ロータコアの前記第2界磁コイルに対向する第2面内に磁気抵抗が相対的に大きい材料で囲まれた第2領域が形成され、前記第1領域と前記第2領域は互いに異なる磁極であり、
    前記第1界磁コイルに流れる電流により前記第1領域に界磁電流磁束が生成され、前記第2界磁電流コイルに流れる電流により前記第2領域に界磁電流磁束が生成され
    前記ロータコアの前記第1面内の前記第1領域に設けられ、前記第1界磁コイルの方向に突出する第1追加ロータコアと、
    前記ロータコアの前記第2面内の前記第2領域に設けられ、前記第2界磁コイルの方向に突出する第2追加ロータコアと、
    を備え、
    前記第1追加ロータコア及び前記第2追加ロータコアは、周方向に離間し、かつ軸方向に延在するように設けられる、
    回転電機。
  2. 異なる磁極が周方向に交互に離間して配置されるように前記ロータコアに設けられる磁石と、
    を備え、
    前記磁気抵抗が相対的に大きい材料は前記磁石を含み、
    前記界磁ヨークと前記ロータコアの前記第1面内の前記第1領域との間の軸方向の磁気抵抗は、前記界磁ヨークと前記ロータコアの前記第1面内の前記磁気抵抗が相対的に大きい材料の領域の軸方向の磁気抵抗よりも小さく、前記界磁ヨークと前記ロータコアの前記第2面内の前記第2領域との間の軸方向の磁気抵抗は、前記界磁ヨークと前記ロータコアの前記第2面内の前記磁気抵抗が相対的に大きい材料の領域の軸方向の磁気抵抗よりも小さい
    請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記ロータコアは、
    筒状の第1ロータコアと、
    前記第1ロータコアの内周側に設けられた第2ロータコアと、
    を備え、
    前記磁石は、少なくとも前記第1ロータコアに設けられる
    請求項に記載の回転電機。
  4. 前記ロータコアは、
    筒状の第1ロータコアと、
    前記第1ロータコアの内周側に設けられた第2ロータコアと、
    を備え、
    前記第1追加ロータコアは、前記第1ロータコアと前記第2ロータコアの少なくともいずれかに設けられ、
    前記第2追加ロータコアは、前記第1ロータコアと前記第2ロータコアの少なくともいずれかに設けられる
    請求項に記載の回転電機。
  5. 前記磁石は、軸方向に平行に延在する
    請求項2に記載の回転電機。
  6. 前記磁石は、軸方向に斜めに延在する
    請求項2に記載の回転電機。
  7. 前記ロータコアのうち、前記第1追加ロータコアが設けられた側と軸方向反対側の端部の内径側が部分的に削除され、
    前記ロータコアのうち、前記第2追加ロータコアが設けられた側と軸方向反対側の端部の内径側が部分的に削除される
    請求項に記載の回転電機。
  8. 前記第1ロータコアと前記第2ロータコアは、径方向に結合されるとともに周方向に結合される
    請求項3,4のいずれかに記載の回転電機。
  9. 前記ロータコアは、
    筒状の第1ロータコアと、
    前記第1ロータコアの内周側に設けられた第2ロータコアと、
    を備え、
    前記第1追加ロータコア及び前記第2追加ロータコアは、前記第2ロータコアのみに設けられる
    請求項1に記載の回転電機。
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