JP2014023394A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータコアの外周面での磁束密度を高めることのできる回転電機を提供する。
【解決手段】回転電機1は、円環状の補助磁石51、及び補助磁石51で作られる磁束の磁路となる円環状のヨーク52を有し、ロータ4の軸方向一端側に間隔を空けて配置される補助界磁SFを備えた。また、ロータコア22に、第1の極性の第1磁極部35から軸方向一端側に突出した第1突起37、及び第2の極性の第2磁極部36から軸方向一端側に突出するとともに第1突起37よりも径方向内側に配置される第2突起38を設けた。そして、ヨーク52に、第1突起37と軸方向において対向する第1の極性の外側磁極部54を設けるとともに、第2突起38と軸方向において対向する第2の極性の内側磁極部55を外側磁極部54との間に環状のギャップGを介在させて設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機に関する。
従来、回転電機には、ロータコアに永久磁石を埋め込む態様で固定した所謂埋込磁石型のロータを備えたものがある(例えば、特許文献1)。こうした埋込磁石型のロータを備えた回転電機では、永久磁石によるマグネットトルクのみならず、リラクタンストルクが発生するため、ロータコアの表面に永久磁石を固定した所謂表面磁石型のロータを備えるものに比べ、高いトルクを得られるといった利点がある。
特開2010−233346号公報
ところで、マグネットトルクを大きくするためには、ステータとロータとの間を通過する磁束の量、すなわちロータコアの外周面での磁束密度を高くする必要がある。しかし、上記従来の構成においては、ロータコアの外周面での磁束密度を高くする方策として最大エネルギー積のより大きな永久磁石を用いる以外に有効なものがないというのが実情である。そのため、ロータコアに埋め込まれた永久磁石の性能によらず、ロータコアの外周面での磁束密度を高めることのできる新たな技術の創出が求められていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ロータコアの外周面での磁束密度を高めることのできる回転電機を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ハウジングの内側に固定されるステータと、前記ステータの内周に配置され、ロータコア及び前記ロータコアに埋め込まれる態様で固定された複数の埋込磁石を有するロータと、を備え、前記埋込磁石は、前記ロータの外周に第1の極性の磁極と第2の極性の磁極とが周方向に交互に並ぶように配置された回転電機において、前記ロータコアには、該ロータコアにおける前記第1の極性の磁極が外周に現れた第1磁極部から軸方向の少なくとも一方側に突出した第1突起、及び該ロータコアにおける前記第2の極性の磁極が外周に現れた第2磁極部から軸方向の少なくとも一方側に突出するとともに前記第1突起よりも径方向内側に配置された第2突起が設けられ、前記ロータの軸方向の少なくとも一方側には、補助磁石を有する補助界磁が配置され、前記補助界磁には、前記第1突起と軸方向において対向する第1の極性の外側磁極部が設けられるとともに、前記第2突起と軸方向において対向する第2の極性の内側磁極部が前記外側磁極部との間にギャップを介在させて設けられたことを要旨とする。
上記構成によれば、外側磁極部は第1突起と対向するため、該外側磁極部を通過する磁束は主に第1突起を介してロータコアの第1磁極部に出入りし、内側磁極部は第2突起と対向するため、該内側磁極部を通過する磁束は主に第2突起を介してロータコアの第2磁極部に出入りする。そして、外側磁極部及び内側磁極部の極性がそれぞれ第1磁極部及び第2磁極部と同一の極性であるため、ロータコアの外周面を通過する埋込磁石の磁束に、補助磁石の磁束が加えられるようになり、ステータとロータとの間を通過する磁束が増加する。そのため、最大エネルギー積の大きな埋込磁石を用いなくても、ロータコアの外周面での磁束密度を高くすることができ、容易にマグネットトルクの増大を図ることが可能になる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の回転電機において、前記補助界磁は、磁性材料からなり、前記補助磁石で作られる磁束の磁路となるヨークを有することを要旨とする。
上記構成によれば、補助界磁が、外側磁極部を構成する補助磁石と内側磁極部を構成する補助磁石とをそれぞれ有する場合に比べ、補助磁石の数を減らしてコストを低減することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の回転電機において、前記第1突起と前記第2突起とは、軸方向と直交する断面積が互いに等しくなるように形成されたことを要旨とする。
第1突起及び第2突起はそれぞれ補助界磁で作られる磁束の磁路となるため、例えば第1突起及び第2突起のいずれか一方の断面積のみを大きくしても、いずれか他方の断面積が小さく磁気抵抗が大きい場合には、補助界磁とロータとの間を通過する磁束は増加しない。したがって、上記構成のように第1突起及び第2突起の断面積を互いに等しくすることで、補助界磁とロータとの間を通過する磁束を効率的に増加させることが可能になる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転電機において、前記ロータコアは、複数枚の電磁鋼板を軸方向に積層してなるものであって、前記第1磁極部には、軸方向の少なくとも一方側に開口した第1挿入孔が前記外側磁極部と対向する位置に形成されるとともに、前記第2磁極部には、軸方向の少なくとも一方側に開口した第2挿入孔が前記内側磁極部と対向する位置に形成され、前記第1突起は、前記第1挿入孔に挿入され、前記ロータコアの軸方向の磁気抵抗よりも軸方向の磁気抵抗が小さな長尺状の第1磁性体により構成され、前記第2突起は、前記第2挿入孔に挿入され、前記ロータコアの軸方向の磁気抵抗よりも軸方向の磁気抵抗が小さな長尺状の第2磁性体により構成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、電磁鋼板によりロータコアが構成されるため、渦電流の発生を抑制することができる。ここで、電磁鋼板の表面には絶縁被膜が設けられていることから、電磁鋼板を積層してなるロータコアでは、軸方向の磁気抵抗が径方向の磁気抵抗よりも大きくなり、磁束がロータコア内を軸方向に流れ難くなる。そのため、例えばロータコアにおける補助界磁から離れた位置では補助界磁から出た磁束が少なくなることがある。その結果、ステータとロータとの間を通過する磁束が軸方向においてばらつく虞がある。この点、上記構成によれば、磁束が長尺状に形成された第1磁性体及び第2磁性体を通過することで、ロータコア内を軸方向に流れ易くなるため、渦電流の発生を抑制しつつ、ステータとロータとの間を通過する磁束が軸方向においてばらつくことを抑制できる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転電機において、前記第1突起は、前記ロータコアの軸端面における前記外側磁極部と対向する位置に固定された第1磁性体により構成され、前記第2突起は、前記ロータコアの軸端面における前記内側磁極部と対向する位置に固定された第2磁性体により構成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、第1磁極部及び第2磁極部に挿入孔を形成するとともにこの挿入孔に磁性体を挿入する場合に比べ、第1磁極部及び第2磁極部の径方向の磁気抵抗が大きくなることを抑制できる。
本発明によれば、ロータコアの外周面での磁束密度を高めることのできる回転電機を提供することができる。
第1実施形態の回転電機の軸方向に沿った断面図。 第1実施形態の回転電機の軸方向と直交する断面図(A−A断面図)。 第1実施形態のロータを軸方向一端側から見た側面図。 第1実施形態の回転電機における磁束の流れを示す作用説明図。 第2実施形態の回転電機の軸方向に沿った断面図。 第2実施形態のロータを軸方向一端側から見た側面図。 別例の回転電機の軸方向に沿った断面図。 (a),(b)は別例のロータを軸方向一端側から見た側面図。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2に示す回転電機(電動モータ)1は、例えば電気自動車やハイブリッド自動車の駆動源として用いられる。同図に示すように、回転電機1は、円筒状のハウジング2内に収容されたステータ3と、ステータ3の径方向内側において回転可能に支持されたロータ4とを備えている。ハウジング2は、一端側(図2における右側)が開口した有底筒状のハウジング本体5と、ハウジング本体5の開口端を閉塞するように設けられる円環状のカバー6とからなる。なお、本実施形態では、ハウジング本体5及びカバー6は、非磁性材料により構成されている。
ステータ3は、ハウジング本体5の筒状部5aの内側に固定された円筒状の円筒部11と、円筒部11から径方向内側に向って放射状に延びる複数(本実施形態では、12個)のティース12とからなるステータコア13を備えている。ステータコア13は、珪素鋼板等の電磁鋼板14を複数枚積層することにより構成されている。そして、各ティース12には、複数(本実施形態では、12個)のステータコイル15が巻装されている。
ロータ4は、回転軸21と、回転軸21と一体回転可能に固定される円柱状のロータコア22と、ロータコア22に埋め込まれる態様で固定された複数(本実施形態では、10個)の埋込磁石23とを備えている。つまり、本実施形態のロータ4は、所謂埋込磁石型のロータとして構成されている。回転軸21は、例えば炭素鋼等の金属材料により構成されており、ロータコア22は、珪素鋼板等の電磁鋼板24を複数枚積層することにより構成されている。なお、図1において拡大して示すように、電磁鋼板24の表面には、絶縁被膜24aが設けられている。これにより、ロータコア22は、その軸方向の磁気抵抗が径方向の磁気抵抗よりも大きくなっている。
このように構成された回転電機1は、制御装置(図示略)から三相の励磁電流がステータコイル15に対して供給されると、ステータ3に回転磁界が発生し、その回転磁界に基づいてロータ4が回転するようになっている。
ここで、本実施形態の回転電機1には、ロータ4の軸方向一端側(図1における左側)に補助界磁SFがロータ4と間に間隔を空けて設けられており、この補助界磁SFで作られる磁束がロータ4に出入りすることによって、ステータ3とロータ4との間を通過する磁束が増加するようになっている。以下、ステータ3とロータ4との間を通過する磁束を増加させるための構成について説明する。
先ず、ロータの構成について詳細に説明する。
図2及び図3に示すように、ロータコア22には、回転軸21が挿通される貫通孔31がその中央に形成されている。また、ロータコア22には、埋込磁石23が内部に配置される複数の空洞部32が設けられている。空洞部32は、軸方向に延びる断面長方形の孔状にそれぞれ形成されるとともに、その長手方向が径方向に沿うようにロータコア22に対して配置されている。また、空洞部32の径方向両側には、空洞部32と連続する断面略半円形の膨出部33が形成されている。さらに、ロータコア22における径方向内側部分には、複数の空隙34が形成されている。なお、本実施形態の各空隙34は、軸方向に延びる断面略円形状に形成されており、隣り合う膨出部33間に配置されている。
埋込磁石23は、空洞部32の断面形状に対応した断面長方形の平板状に形成されており、空洞部32内に配置されている。つまり、埋込磁石23は、放射状に配置されている。そして、各埋込磁石23は、周方向において同一の極性(N極又はS極)が対向するとともに、埋込磁石23によってロータコア22の外周面に形成される磁極(ロータ磁極)の極性が周方向に交互に並ぶように磁化(着磁)されている。したがって、ロータコア22における隣り合う空洞部32間の略扇形状に形成された複数の部位のうち、第1の極性(本実施形態では、N極)の磁極が外周に現れた部位が第1磁極部35として構成され、第2の極性(本実施形態では、S極)の磁極が外周に現れた部位が第2磁極部36として構成されている。なお、埋込磁石23で作られる磁束は、径方向外側に配置された膨出部33により、埋込磁石23の径方向外側を通過することが抑制されるとともに、径方向内側に配置された膨出部33及び空隙34により、埋込磁石23の径方向内側を通過することが抑制されている。また、本実施形態の埋込磁石23には、例えばフェライト系のボンド磁石(プラスチックマグネット、ゴムマグネット等)が用いられている。
そして、図1〜図3に示すように、ロータコア22には、第1磁極部35から軸方向一端側に突出した第1突起37、及び第2磁極部36から軸方向一端側に突出するとともに第1突起37よりも径方向内側に配置された第2突起38が設けられている。
具体的には、各第1磁極部35の径方向外側部分には、軸方向に貫通した第1挿入孔41が形成されるとともに、各第2磁極部36の径方向内側部分には、軸方向に貫通した第2挿入孔42が形成されている。なお、第1挿入孔41が形成されている径方向の範囲と、第2挿入孔42が形成されている径方向の範囲とは、周方向において重ならないように設定されている。また、第1挿入孔41は、その長手方向が径方向と直交するような断面長方形に形成され、第2挿入孔42は、その長手方向が径方向に沿うような断面長方形に形成されている。そして、第1挿入孔41と第2挿入孔42とは、これらの断面積が互いに略等しくなるように形成されている。
第1挿入孔41及び第2挿入孔42には、それぞれ長尺状の第1磁性体43及び第2磁性体44が挿入されている。第1磁性体43は、第1挿入孔41の断面形状に対応した断面長方形に形成されるとともに、その軸方向の全体に亘って断面略一定に形成されている。一方、第2磁性体44は、第2挿入孔42の断面形状に対応した断面長方形に形成されるとともに、その軸方向の全体に亘って断面略一定に形成されている。また、第1磁性体43と第2磁性体44とは、これらの断面積が互いに略等しくなるように形成されている。本実施形態の第1磁性体43及び第2磁性体44は、珪素鋼板等の電磁鋼板45をロータコア22を構成する電磁鋼板24の積層方向と直交する方向に積層することにより構成されている。これにより、第1磁性体43及び第2磁性体44の軸方向の磁気抵抗は、ロータコア22の軸方向の磁気抵抗よりも小さくなっている。なお、電磁鋼板45の表面にも、ロータコア22の電磁鋼板24と同様に絶縁皮膜が設けられている。そして、図1に示すように、第1磁性体43及び第2磁性体44は、ロータコア22の軸方向長さよりも長く形成されており、第1磁性体43及び第2磁性体44の一端部43a,44aがロータコア22の軸端面よりも軸方向一端側に突出している。つまり、本実施形態では、第1磁性体43の一端部43aが第1突起37として構成され、第2磁性体44の一端部44aが第2突起38として構成されている。
次に、補助界磁の構成について詳細に説明する。
補助界磁SFは、円環状の補助磁石51と、補助磁石51で作られる磁束の磁路となる円環状のヨーク52とを備えている。そして、補助界磁SFには、第1突起37と軸方向において対向する外側磁極部54が設けられるとともに、第2突起38と軸方向において対向する内側磁極部55が外側磁極部54との間に環状のギャップGを介在させて設けられている。
具体的には、ヨーク52は、略円筒状の外側部材61と、外側部材61の内周に配置された略円筒状の内側部材62とを有している。なお、外側部材61及び内側部材62は、圧粉磁心により構成されている。外側部材61の一端部(ロータ4と反対側の端部)には、径方向内側に延出された円環状の固定フランジ部63が形成され、外側部材61の他端部(ロータ4側の端部)には、径方向内側に延出された円環状の対向フランジ部64が形成されている。そして、外側部材61は、ロータ4と同軸上に配置されるとともに、対向フランジ部64が第1突起37と軸方向において対向するようにカバー6の内側に固定されている。つまり、本実施形態では、対向フランジ部64が外側磁極部54として構成されている。一方、内側部材62の一端部には、径方向外側に延出された円環状の固定フランジ部65が形成され、内側部材62の他端部には、径方向外側に延出された円環状の対向フランジ部66が形成されている。そして、内側部材62は、ロータ4と同軸上に配置されるとともに、対向フランジ部66が第2突起38と軸方向において対向するようにカバー6の内側に固定されている。つまり、本実施形態では、対向フランジ部66が内側磁極部55として構成されている。
また、外側部材61と内側部材62とは、径方向に間隔を空けてカバー6に固定されている。これにより、対向フランジ部64(外側磁極部54)と対向フランジ部66(内側磁極部55)との間には、上記ギャップGが形成されている。そして、ギャップGの径方向の幅は、対向フランジ部64と第1突起37との軸方向の間隔、及び対向フランジ部66と第2突起38との軸方向の間隔の双方よりも大きくなるように設定されている。なお、対向フランジ部64,66の径方向の幅は、それぞれ第1突起37及び第2突起38の全体と対向するように設定されている(図3参照)。
補助磁石51は、外側部材61の固定フランジ部63と内側部材62の固定フランジ部65との間に固定されており、補助磁石51で発生する磁束の磁路には、ヨーク52(外側部材61及び内側部材62)が含まれるようになっている。なお、補助磁石51と固定フランジ部63,65とは互いに密着している。そして、補助磁石51は、径方向外側に第1の極性が現れるとともに径方向内側に第2の極性が現れるように径方向に沿って磁化(着磁)されている。これにより、ヨーク52の外側磁極部54には、第1の極性が現れるとともに、内側磁極部55には、第2の極性が現れている。なお、本実施形態の補助磁石51には、例えばフェライト系の焼結磁石等が用いられている。
次に、本実施形態の回転電機における補助界磁の作用について説明する。
外側磁極部54は第1突起37と対向するため、外側磁極部54を通過する磁束は主に第1突起37を介してロータコア22の第1磁極部35に出入りし、内側磁極部55は第2突起38と対向するため、内側磁極部55を通過する磁束は主に第2突起38を介してロータコア22の第2磁極部36に出入りする。そして、図4に示すように、外側磁極部54及び内側磁極部55の極性がそれぞれ第1磁極部35及び第2磁極部36と同一の極性であるため、ロータコア22の外周面を通過する埋込磁石23の磁束M1に、補助磁石51の磁束M2が加えられるようになり、ステータ3とロータ4との間を通過する磁束が増加する。なお、図4では、補助磁石51の磁化方向を矢印で示している。
より具体的には、外側磁極部54から出る磁束M2は、第1突起37を介して第1磁極部35に入り、埋込磁石23で作られる磁束M1と同様にステータ3を介して第2磁極部36に入ってから第2突起38を介して内側磁極部55に戻る。これにより、ステータ3とロータ4との間を通過する磁束が増加し、大きなトルクを発生させることが可能になる。このように補助界磁SFで作られる磁束M2は、第1突起37及び第2突起38のいずれか一方を介してロータ4に入り、いずれか他方を介してロータ4から出るため、ハウジング2の筒状部5aをほとんど通過しない。すなわち、筒状部5aが補助界磁SFで作られる磁束の磁路とならないようになっている。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)ロータ4の軸方向一端側に補助界磁SFを設けることで、ステータ3とロータ4との間を通過する磁束を増加させたため、最大エネルギー積の大きな埋込磁石を用いなくても、ロータコア22の外周面での磁束密度を高くすることができ、容易にマグネットトルクの増大を図ることが可能になる。また、筒状部5aが補助界磁SFで作られる磁束の磁路とならないため、筒状部5aを薄肉化してもその磁気抵抗が大きくならず、容易に回転電機1を径方向に小型化することができる。
(2)第1突起37と第2突起38とを、軸方向と直交する断面積が互いに等しくなるように形成した。
ここで、第1突起37及び第2突起38は、それぞれ補助界磁SFで作られる磁束の磁路となるため、例えば第1突起37及び第2突起38のいずれか一方の断面積のみを大きくしても、いずれか他方の断面積が小さく磁気抵抗が大きい場合には、補助界磁SFとロータ4との間を通過する磁束は増加しない。したがって、本実施形態のように第1突起37及び第2突起38の断面積を互いに等しくすることで、補助界磁SFとロータ4との間を通過する磁束を効率的に増加させることが可能になる。
(3)ロータコア22は、複数枚の電磁鋼板24を軸方向に積層して構成したため、渦電流の発生を抑制することができる。しかし、上記のように電磁鋼板24を積層してなるロータコア22では、軸方向の磁気抵抗が径方向の磁気抵抗よりも大きくなるため、磁束がロータコア22内を軸方向に流れ難くなる。そのため、例えばロータコア22における補助界磁SFから離れた位置では補助界磁SFから出た磁束が少なくなることがある。その結果、ステータ3とロータ4との間を通過する磁束が軸方向においてばらつく虞がある。
この点、本実施形態では、第1突起37が、第1磁極部35に形成された第1挿入孔41に挿入され、ロータコア22の軸方向の磁気抵抗よりも軸方向の磁気抵抗が小さな長尺状の第1磁性体43の一端部43aにより構成されている。また、第2突起38が、第2磁極部36に形成された第2挿入孔42に挿入され、ロータコア22の軸方向の磁気抵抗よりも軸方向の磁気抵抗が小さな長尺状の第2磁性体44の一端部44aにより構成されている。したがって、磁束が長尺状に形成された第1磁性体43及び第2磁性体44を通過することで、ロータコア22内を軸方向に流れ易くなるため、ステータ3とロータ4との間を通過する磁束が軸方向においてばらつくことを抑制できる。
(4)各埋込磁石23を平板状に形成するとともにロータコア22に対して放射状に配置し、隣り合う埋込磁石23と周方向において同じ極性が対向するように磁化した。そのため、第1磁極部35及び第2磁極部36を径方向の広範囲に広がった形状とするとともに、軸方向から見た第1磁極部35及び第2磁極部36の面積を大きくすることができる。これにより、第1突起37及び第2突起38の断面積をそれぞれ大きくすることが可能になり、効果的にステータ3とロータ4との間を通過する磁束を増加させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。なお、本実施形態と上記第1実施形態との主たる相違点は、第1突起及び第2突起の構成である。そのため、説明の便宜上、同一の構成については上記第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図5及び図6に示すように、各第1磁極部35の軸方向一端側の軸端面には、外側磁極部54と軸方向において対向する位置に短尺状の第1磁性体71が配置され、各第2磁極部36の軸方向一端側の軸端面には、内側磁極部55と軸方向において対向する位置に短尺状の第2磁性体72が配置されている。なお、本実施形態の第1磁性体71及び第2磁性体72は圧粉磁心により構成されている。第1磁性体71及び第2磁性体72の軸方向と直交する断面形状は、それぞれ略扇形状とされるとともに、その軸方向の全体に亘って断面略一定に形成されている。そして、第1磁性体71及び第2磁性体72は、ロータコア22の軸方向一端側の軸端面に固定されたホルダ73によって保持されている。なお、本実施形態のホルダ73は、樹脂材料により構成されている。
ホルダ73は円板状に形成されるとともに、ホルダ73の中央には回転軸21が挿通される貫通孔74が形成されている。また、ホルダ73には、第1磁性体71及び第2磁性体72と対応する位置にこれらが嵌合する嵌合孔75,76が形成されている。そして、ホルダ73は、接着剤等によりロータコア22に固定されている。なお、ホルダ73には、ロータ4の空隙34と対向する位置に複数の位置決め孔77が形成されており、位置決め孔77にピン(図示略)を挿入した状態で該ピンを空隙34に挿入することで、容易にホルダ73のロータコア22に対する位置決めがされるようになっている。
本実施形態の回転電機1では、上記第1実施形態と同様に、補助界磁SFで作られる磁束が第1突起37及び第2突起38を介してロータ4に出入りすることで、ステータ3とロータ4との間を通過する磁束が増加する。
以上記述したように、本実施形態によれば、上記第1実施形態の(1),(2),(4)の効果に加え、以下の作用効果を奏することができる。
(5)第1突起37を第1磁極部35の軸端面における外側磁極部54と対向する位置に固定された短尺状の第1磁性体71により構成し、第2突起38を第2磁極部36の軸端面における内側磁極部55と対向する位置に固定された短尺状の第2磁性体72により構成した。そのため、第1磁極部35及び第2磁極部36に挿入孔を形成するとともにこの挿入孔に磁性体を挿入する場合(例えば、上記第1実施形態)に比べ、第1磁極部35及び第2磁極部36の径方向の磁気抵抗が大きくなることを抑制できる。
(6)第1磁性体71及び第2磁性体72をホルダ73よりロータコア22に固定したため、例えば接着剤等により第1磁性体71及び第2磁性体72をロータコア22に固定する場合に比べ、第1磁性体71及び第2磁性体72とロータコア22との間の磁気抵抗を小さくすることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記実施形態では、補助界磁SFを補助磁石51及びヨーク52により構成したが、これに限らず、補助界磁SFを複数の補助磁石51のみにより構成してもよい。具体的には、図7に示す例では、補助界磁SFは、第1突起37が軸方向において対向する円環状の第1補助磁石81と、第1補助磁石81の内周に配置されるとともに第2突起38と軸方向において対向する円環状の第2補助磁石82とを有している。第1補助磁石81は、ロータ4側に第1の極性が現れ、ロータ4と反対側に第2の極性が現れるように軸方向に磁化されており、第1補助磁石81のロータ4側の端部が外側磁極部54として構成されている。一方、第2補助磁石82は、ロータ4側に第2の極性が現れ、ロータ4と反対側に第1の極性が現れるように軸方向に磁化されており、第2補助磁石82のロータ4側の端部が内側磁極部55として構成されている。この例において、カバー6を磁性材料により構成することで、このカバー6が第1補助磁石81のロータ4と反対側の端部と第2補助磁石82のロータ4と反対側の端部とを連結する磁路として機能するため、第1補助磁石81及び第2補助磁石82の磁気効率を高めることができる。
・上記第1実施形態では、ロータコア22内において平板状に形成された複数の埋込磁石23を放射状に配置したが、これに限らず、例えば図8(a)に示すように、径方向外側に開いたU字状の埋込磁石23を環状に配置してもよい。この場合には、径方向外側が第1の極性となるように磁化された埋込磁石23の内側の領域が第1磁極部35となり、径方向外側が第2の極性となるように磁化された埋込磁石23の内側の領域が第2磁極部36となる。そして、第1突起37及び第2突起38は、それぞれ第1磁極部35及び第2磁極部36から軸方向一端側に突出するとともに、周方向において重ならないように形成されている。
また、例えば図8(b)に示すように、周方向において同一の極性が対向するように磁化された一対の埋込磁石23a,23bを環状に配置してもよい。この場合には、ロータコア22における第1の磁極が対向する埋込磁石23a,23b間の領域が第1磁極部35となり、第2の磁極が対向する埋込磁石23a,23b間の領域が第2磁極部36となる。そして、第1突起37及び第2突起38は、それぞれ第1磁極部35及び第2磁極部36から軸方向一端側に突出するとともに、周方向において重ならないように形成されている。
要は、第1磁極部35から突出する第1突起37と第2磁極部36から突出する第2突起38とを周方向において重ならないように設けることができれば、埋込磁石23の形状や配置等は適宜変更可能である。同様に、上記第2実施形態においても埋込磁石23の形状や配置等は適宜変更可能である。
・上記第1実施形態では、第1磁性体43及び第2磁性体44を、電磁鋼板45をロータコア22を構成する電磁鋼板24の積層方向と直交する方向に積層することにより構成したが、軸方向の磁気抵抗がロータコア22の軸方向の磁気抵抗よりも小さければよく、例えば圧粉磁心等により構成してもよい。
・上記第2実施形態では、ホルダ73によって第1磁性体71及び第2磁性体72をロータコア22に固定したが、これに限らず、例えば接着剤等により第1磁性体71及び第2磁性体72をロータコア22に固定してもよい。
・上記各実施形態において、第1突起37の断面積と第2突起38の断面積とが互いに異なるように形成してもよい。
・上記各実施形態では、埋込磁石23にフェライト系のボンド磁石を用いたが、これに限らず、例えばネオジウム系の焼結磁石等の他の磁石を用いてもよい。同様に、補助磁石51にサマリウム−コバルト系の焼結磁石以外の磁石を用いてもよい。
・上記各実施形態において、ロータコア22に第1磁極部35及び第2磁極部36から軸方向両側に突出する第1突起37及び第2突起38を設けるとともに、補助界磁SFをロータ4の軸方向両側に設けてもよい。
・上記各実施形態では、外側部材61及び内側部材62、また、第1磁性体71及び第2磁性体72を圧粉磁心により構成したが、例えば低炭素綱等を用いてもよい。
・上記各実施形態において、第1の極性をS極とし、第2の極性をN極としてもよい。
・上記各実施形態では、本発明を電気自動車やハイブリッド自動車の駆動源に用いられる回転電機1に具体化したが、これに限らず、例えば電動パワーステアリング装置等の他の装置の駆動源として用いてもよく、また、発電機として用いてもよい。
次に、上記各実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項1〜5のいずれか一項に記載の回転電機において、前記各埋込磁石は、板状に形成されるとともに、前記ロータコアに対して放射状に配置され、隣り合う前記埋込磁石と周方向において同じ極性が対向するように磁化されていることを特徴とする回転電機。上記構成によれば、第1磁極部及び第2磁極部を径方向の広範囲に広がった形状とするとともに、軸方向から見た第1磁極部及び第2磁極部の面積を大きくすることができるため、第1突起及び第2突起の断面積をそれぞれ大きくすることが可能になり、効果的にステータとロータとの間を通過する磁束を増加させることができる。
1…回転電機、2…ハウジング、3…ステータ、4…ロータ、5…ハウジング本体、5a…筒状部、21…回転軸、22…ロータコア、23,23a,23b…埋込磁石、24,45…電磁鋼板、35…第1磁極部、36…第2磁極部、37…第1突起、38…第2突起、41…第1挿入孔、42…第2挿入孔、43,71…第1磁性体、43a,44a…一端部、44,72…第2磁性体、51…補助磁石、52…ヨーク、54…外側磁極部、55…内側磁極部、64,66…対向フランジ部、73…ホルダ、81…第1補助磁石、82…第2補助磁石、G…ギャップ、M1,M2…磁束、SF…補助界磁。

Claims (5)

  1. ハウジングの内側に固定されるステータと、
    前記ステータの内周に配置され、ロータコア及び前記ロータコアに埋め込まれる態様で固定された複数の埋込磁石を有するロータと、を備え、
    前記埋込磁石は、前記ロータの外周に第1の極性の磁極と第2の極性の磁極とが周方向に交互に並ぶように配置された回転電機において、
    前記ロータコアには、該ロータコアにおける前記第1の極性の磁極が外周に現れた第1磁極部から軸方向の少なくとも一方側に突出した第1突起、及び該ロータコアにおける前記第2の極性の磁極が外周に現れた第2磁極部から軸方向の少なくとも一方側に突出するとともに前記第1突起よりも径方向内側に配置された第2突起が設けられ、
    前記ロータの軸方向の少なくとも一方側には、補助磁石を有する補助界磁が配置され、
    前記補助界磁には、前記第1突起と軸方向において対向する第1の極性の外側磁極部が設けられるとともに、前記第2突起と軸方向において対向する第2の極性の内側磁極部が前記外側磁極部との間にギャップを介在させて設けられたことを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記補助界磁は、磁性材料からなり、前記補助磁石で作られる磁束の磁路となるヨークを有することを特徴とする回転電機。
  3. 請求項1又は2に記載の回転電機において、
    前記第1突起と前記第2突起とは、軸方向と直交する断面積が互いに等しくなるように形成されたことを特徴とする回転電機。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転電機において、
    前記ロータコアは、複数枚の電磁鋼板を軸方向に積層してなるものであって、
    前記第1磁極部には、軸方向の少なくとも一方側に開口した第1挿入孔が前記外側磁極部と対向する位置に形成されるとともに、前記第2磁極部には、軸方向の少なくとも一方側に開口した第2挿入孔が前記内側磁極部と対向する位置に形成され、
    前記第1突起は、前記第1挿入孔に挿入され、前記ロータコアの軸方向の磁気抵抗よりも軸方向の磁気抵抗が小さな長尺状の第1磁性体により構成され、
    前記第2突起は、前記第2挿入孔に挿入され、前記ロータコアの軸方向の磁気抵抗よりも軸方向の磁気抵抗が小さな長尺状の第2磁性体により構成されたことを特徴とする回転電機。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転電機において、
    前記第1突起は、前記ロータコアの軸端面における前記外側磁極部と対向する位置に固定された第1磁性体により構成され、
    前記第2突起は、前記ロータコアの軸端面における前記内側磁極部と対向する位置に固定された第2磁性体により構成されたことを特徴とする回転電機。
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