JP2008028333A - プリント配線板及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高周波信号の反射特性を向上させ、かつ各層のグラウンドパターンの電位を安定させたプリント配線板を提供する。
【解決手段】上部外層と内層に設けたグラウンドパターン5a,5bを電気的に接続する貫通スルーホール2と、上部外層から信号パターン4まで掘り込んでなる掘り込み穴部と、掘り込み穴部から下部外層を貫通する貫通穴部とからなり、信号パターン4と下部外層パターンとを電気的に接続する掘り込みスルーホール3とを備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、高周波信号用のプリント配線板及びその製造方法に関するものである。
高周波信号用のプリント配線板は、高周波信号の伝送路のインピーダンス変化に起因した信号反射が抑制される構造にする必要がある。例えば、プリント配線板に形成した貫通スルーホールに高周波信号用の同軸コネクタのピンを取り付ける場合、雌方の他のコネクタに接続される端部とは反対側のピン端部が、プリント配線板の基板面から突出しないようにする。
このようなピン付きプリント配線板に関する従来の技術としては、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されるものがある。これら文献のプリント配線板では、ピンにスルーホール径より大きいつばを形成しておき、はんだ付け時にスルーホールへの挿入方向に過剰にピンが挿入されても、スルーホール開口周縁部とつばが当接してプリント配線板の基板面から突出しないようにしている。
また、プリント配線板にスルーホールを形成する従来の技術としては、例えば特許文献3に開示されるものがある。この特許文献3では、プリント配線板の上部外層パターン、内層パターン及び下部外層パターンまでを電気的に導通するスルーホールを形成した後、切削加工にて上部外層パターンから内層パターンまでの層を削り、内層パターン及び下部外層パターンを電気的に導通させるスルーホールを形成している。
特許第3735023号公報 特許第2791995号公報 特許第3194035号公報
特許文献1や特許文献2に開示されるプリント配線板では、同軸コネクタのピンがプリント配線板の基板面から突出しないように構成することはできるが、ピンにつばを形成する必要があり、つばのない一般的なピンを利用できないという課題がある。
また、特許文献1では、内層と外層に設けられたグラウンドパターンと、これら内層及び外層のグラウンドパターンに挟まれるように形成された内層の信号パターン(ストリップ線路)とを有するプリント配線板を対象としていない。このため、上部外層パターン、下部外層パターン及び内層パターンを接続する貫通スルーホールを形成して、各層のグラウンドパターンの電位を安定化するという概念が開示されていない。
これに対し、特許文献2には、上部外層パターン、下部外層パターン及び内層パターンを接続する貫通スルーホールにピンを挿入する構造が開示されている。しかしながら、特許文献2の貫通スルーホールは、穴径の異なる貫通スルーホールを有する2枚のプリント配線板をスルーホール中心で位置合わせし、接着剤で貼り合わせて形成している。このため、当該貫通スルーホール内にはんだ等の導体を入れないと、貫通スルーホール内の接着部分において確実な導通が得られない。
また、特許文献2の第3図のように、プリント配線板の表裏に形成した導体パターン間を電気的に接続する貫通スルーホールに、同軸コネクタの芯線等、グラウンド以外の信号伝送用のピンを挿入し、はんだ付けする場合、当該貫通スルーホールに接続する信号パターンが形成された内層から外層の導体パターンまでのスルーホール内壁導体がスタブ(分岐)となってインピーダンスが変化し、高周波信号に関する反射特性が劣化するという課題もある。
同軸コネクタのピンがプリント配線板の基板面から突出しないように構成するため、特許文献3のように、プリント配線板の上部層を削り、残った下層部分に形成したスルーホールにピンを取り付けることが考えられる。
しかしながら、特許文献3では、切削加工により上部層を削り取るので、微小領域において所望の加工精度が得られず、また内層に形成した導体パターンが薄い場合、基板の反りによって導体パターンが露出しなかったり、導体パターンを削り過ぎてしまう可能性がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、高周波信号の反射特性を向上させ、かつ各層のグラウンドパターンの電位を安定させたプリント配線板及び上記不具合のないプリント配線板の製造方法を得ることを目的とする。
この発明に係るプリント配線板は、一方の外層に設けたグラウンドパターンと、内層に設けたグラウンドパターンと、一方の外層と内層との間の層に設けられ、前記グラウンドパターンがそれぞれ上下層に位置する信号伝送用パターンとを備えたプリント配線板において、一方の外層から他方の外層を貫通し、前記グラウンドパターンを電気的に接続する貫通スルーホールと、一方の外層から信号伝送用パターンまで掘り込んでなる掘り込み穴部と、掘り込み穴部から他方の外層を貫通する貫通穴部とからなり、信号伝送用パターンと他方の外層に設けたパターンとを電気的に接続する掘り込みスルーホールとを備えるものである。
この発明によれば、外層と内層に設けたグラウンドパターンを電気的に接続する貫通スルーホールと、一方の外層から信号伝送用パターンまで掘り込んでなる掘り込み穴部と、掘り込み穴部から他方の外層を貫通する貫通穴部とからなり、信号伝送用パターンと他方の外層に設けたパターンとを電気的に接続する掘り込みスルーホールとを備えるので、貫通スルーホールにより各層のグラウンドパターンの電位を安定させることができるという効果がある。また、掘り込みスルーホールに同軸コネクタのピンを取り付けることで、プリント配線板からピンが突出せず、掘り込みスルーホールでは一方の外層のグラウンドパターンと掘り込み穴部とが電気的に接続せず、信号伝送用パターンと他方の外層に設けたパターンとが電気的に接続されることから、内壁導体でスタブ(分岐)が形成されることがなく、高周波信号の反射が低減されるという効果がある。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるプリント配線板を示す上面図であり、プリント配線板の基板1の内層にそれぞれ形成された信号パターン(信号伝送用パターン)4や内層ランド6aを破線で記載し、これらの位置が視認できるようにしている。図1に示すように、実施の形態1によるプリント配線板では、掘り込みスルーホール3を中心とした円周上に複数の貫通スルーホール2が形成される。
また、各貫通スルーホール2は、高周波信号伝送用のストリップ線路からなる信号パターン4と同一層に形成された内層ランド6aと電気的に接続しており、基板1の最上層に形成されたグラウンドパターン5aとも電気的に接続している。掘り込みスルーホール3は、ピン7が挿入されてはんだ8により固定され、さらに基板1の内層に形成されたストリップ線路からなる信号パターン4と電気的に接続している。
図2は、図1中のA−A線での断面図であり、図3は、図2中の各層における導体パターンを示す図である。図2及び図3(a)に示すように、基板1の最上層(表面)(一方の外層)に相当する第1層には、グラウンドパターン5aとなる導体のベタパターンが形成されており、貫通スルーホール2及び掘り込みスルーホール3に対応する位置が開口している。
また、図2及び図3(b)に示すように、第1層の直近下層である第2層には、貫通スルーホール2と電気的に接続する内層ランド6aと、掘り込みスルーホール3と電気的に接続する信号パターン4が形成される。信号パターン4は、L字状の導体パターンからなり、L字の一方の端部で掘り込みスルーホール3と接続し、他端が信号の伝送先に接続される(図3(b)参照)。なお、信号パターンは、L字状の形状でなくても良い。
第2層の直近下層である第3層には、図2及び図3(c)に示すように、グラウンドパターン5bとなる導体のベタパターンが形成されており、貫通スルーホール2及び掘り込みスルーホール3に対応する位置が開口している。また、掘り込みスルーホール3の開口径より大径の円状にグラウンドパターン5bが削除されており、この基板1の露出部分に掘り込みスルーホール3と電気的に接続する内層ランド6bが形成される。
図2及び図3(d)に示すように、基板1の最下層(裏面)に相当する第4層(以下、下部外層と適宜称す)(他方の外層)には、貫通スルーホール2と掘り込みスルーホール3のそれぞれに電気的に接続する下部外層パターンが形成されている。なお、下部外層パターンは、図2に示すように、基板1の裏面上に形成された導体層とその上に積層された銅メッキ層とからなる。
このように、実施の形態1によるプリント配線板は、基板1の第1層と第3層とにそれぞれグラウンドパターン5a,5bが形成され、第2層の信号パターン4が、グラウンドパターン5a,5bにより上下層から挟まれた構造を有している。つまり、信号パターン4は、第1層(以下、上部外層と適宜称す)のグラウンドパターン5aと内層(第2層)のグラウンドパターン5bとが上下層に位置するストリップ線路を形成している。
貫通スルーホール2は、上述したように、信号パターン4が電気的に接続される掘り込みスルーホール3の周囲に設けられ、上部外層のグラウンドパターン5aと内層のグラウンドパターン5bとを電気的に接続している。このように構成することにより、掘り込みスルーホール3の深さ方向(ピン7の挿入方向)におけるインピーダンスを、ピン7に接続される高周波配線のインピーダンスに合わせることができる。また、貫通スルーホール2と掘り込みスルーホール3との位置関係は、貫通スルーホール2や掘り込みスルーホール3の径、貫通スルーホール2の数、基板1の比誘電率等に基づいて反射特性が最も良いものを選択する。
なお、図示は省略するが、同軸コネクタにグラウンドピンがある場合、貫通スルーホール2でグラウンドパターン5a,5bと接続してグラウンド電位を安定化させるため、貫通スルーホール2に当該同軸コネクタのグラウンドピンを取り付ける。この場合、掘り込みスルーホール3と同様に、貫通スルーホール2にグラウンドピンを挿入し、はんだ付けにより固定する。
掘り込みスルーホール3は、スルーホール内壁導体により、図3(d)に示す下部外層パターンから図3(b)に示す内層の信号パターン4までを導通する構造となっている。また、上述したように、掘り込みスルーホール3には、同軸コネクタのピン7を挿入し、はんだ8によりはんだ付けされる。このとき、ピン7は、上部外層から端部が突出しないように予め所定の長さにカットして用いる。
例えば、上部外層のグラウンドパターン5aの基板1との界面から0.1mm程度下層側にピン7の端部が位置するように構成する。この場合、グラウンドパターン5aが形成された上部外層面を電子機器のグラウンドとなる筐体ケースに接触させて、実施の形態1によるプリント配線板を実装する構成にも対応することができる。
なお、図2に示すように、掘り込みスルーホール3における第1層から第2層まで掘り込んだ部分(後述する図4(b)の穴10)の内壁には、第1層のパターンと第2層の信号パターン4とを電気的に接続する導体層がない。このため、ピン7をはんだ付けするにあたり、第1層から第2層まで掘り込んだ部分の内壁にははんだ8がぬれず、はんだがぬれすぎてピン7の端部がプリント配線板の基板面から突出するようなことがない。
このように、実施の形態1による掘り込みスルーホール3は、基板1において下部外層(第4層)のパターンから内層(第2層)の信号パターン4までを導通する構造であり、かつ、ピン7の長さをカットして雌方の他のコネクタに接続される端部とは反対側のピン端部がプリント配線板の基板面から突出しないようにはんだ付けされる。このため、ピン7及び掘り込みスルーホール3を含む高周波信号の伝送経路において、スタブ(分岐)が発生せず、信号の反射を少なくすることができる。
また、貫通スルーホール2により、信号パターン4を上下層から挟み込む上部外層のグラウンドパターン5aと内層のグラウンドパターン5bとがそれぞれ電気的に接続されているため、グラウンドパターン5a,5bの電位を安定化することができる。
次に実施の形態1によるプリント配線板の製造方法について説明する。
図4は、実施の形態1によるプリント配線板の製造工程を示す図であり、図4(a)に示す工程から図4(g)に示す工程へ製造が進む。なお、図4では、各工程での製造物を、図1中のA−A線と同一位置で切断した断面図で表している。
先ず、図4(a)の工程において、内層に所定の導電パターンが形成され、表裏面に銅箔等の導体を張付けた多層の基板1に対し、上部外層となる側の表面をエッチングにより銅箔開口部9を形成する。
次に、図4(b)の工程では、銅箔開口部9の部分にレーザを照射して第2層の信号パターン4となる導体パターンが露出するまで基板1の部材を除去し、穴(掘り込み穴部)10を形成する。このように、本発明では、レーザ出力、パルス幅、ショット数等の条件を適切に設定することにより高い加工精度が得られるレーザ加工を用いるので、信号パターン4となる導体(銅箔)パターンが丁度露出する程度に穴10を形成できる。
図4(c)の工程では、例えばドリル加工により、貫通スルーホール2となる貫通穴12、穴10の底部分から基板1を貫通させた貫通穴(貫通穴部)11を形成する。なお、貫通穴11は、図4(b)でレーザにより形成した穴10の底部分の中央に、穴10より小さい径で形成される。また、超音波洗浄や高圧水洗等により基板1を洗浄し、ドリル加工による加工カスを取り除いた後、過マンガン酸処理等により、穴壁の銅表面に付着した樹脂を取り除く。
図4(d)の工程では、無電解銅めっきを施して、貫通穴11,12の穴壁と基板1の表裏面全面とに銅めっき層13を形成する。なお、銅めっき層13の厚さは、例えば0.2〜0.3μm程度とする。これにより、穴10及び貫通穴11の内壁に銅めっき層13を有する貫通穴14が形成される。
図4(e)の工程では、図4(d)で無電解銅めっきを施した穴10の開口周縁部に対してレーザを照射し、穴10の開口周縁部に形成された銅めっき層(導体層)13を除去する。このようにすることで、貫通穴14において上部外層の導体パターンと内層の導体パターンとが導通しなくなる。
また、上述したように、レーザ加工では、加工条件を適切に調整することで、銅めっき層13を精度良く除去することができる。例えば、レーザ径を20〜50μm程度に絞ることで、穴10の開口部周縁部の銅めっき層13を除去するにあたり、上部外層に形成された導体パターンが除去されるのを極力抑えることができる。なお、図4(e)の工程におけるレーザ加工精度は、銅めっき層13のみを正確に除去する程の深さ方向の精度は必要でなく、下地の基板1の絶縁樹脂が若干除去されてもよい。
続いて、図4(f)の工程において、図4(e)の処理を施した基板1に電解めっきを施して、下地に銅めっき層13が残っている部分のみに銅めっき層15を形成する。この後、図4(g)の工程で、基板1の表裏面の導体面における不要部分をエッチングにより除去し、所定の導体パターンを形成する。これにより、上部外層のグラウンドパターン5aと内層のグラウンドパターン5bとを電気的に接続する貫通スルーホール2と、上部外層のグラウンドパターン5aとの電気的接続が無く、下部外層パターンから内層の信号パターン4までを導通する掘り込みスルーホール3とが形成される。
以上のように、この実施の形態1によれば、基板1内層の信号パターン4及び下部外層パターンが電気的に導通する掘り込みスルーホール3と、上部外層、下部外層及び内層における導体パターンを電気的に接続する貫通スルーホール2とを設け、一端が基板1から突出しないように同軸コネクタのピン7を掘り込みスルーホール3に取り付けたので、ピン7を取り付けた掘り込みスルーホール3内の導体にスタブ(分岐)ができず、高周波信号の反射特性を向上させることができる。
また、この実施の形態1によれば、グラウンドパターン5a,5bを上部外層(第1層)及び内層(第3層)に設けて、内層(第2層)に設けたストリップ線路を形成する信号パターン4を挟み込む構造を有したプリント配線板において、外層及び内層に設けたグラウンドパターンを電気的に接続する貫通スルーホール2を設けたので、各層のグラウンドパターンの電位を安定させることができる。
さらに、レーザ加工により掘り込みスルーホール3を形成するため、切削加工による削りすぎ等が発生しない。
実施の形態2.
上記実施の形態1では内層ランド6a,6bを設ける構成を示したが、この実施の形態2は、上記実施の形態1と異なり、貫通スルーホール2又は掘り込みスルーホール3と内層の導体パターンとを電気的に接続しない場合において、内層ランド6a,6bの形成を省略した構成を示す。
図5は、この発明の実施の形態2によるプリント配線板を示す図であり、図1中のA−A線と同一位置で切断した断面図である。また、図6は、図5中の各層における導体パターンを示す図である。図5及び図6(a)に示すように、基板1の最上層(表面)に相当する第1層には、グラウンドパターン5aとなる導体のベタパターンが形成されており、貫通スルーホール2及び掘り込みスルーホール3に対応する位置が開口している。
また、実施の形態2によるプリント配線板では、図5及び図6(b)に示すように、第1層の直近下層である第2層において、上記実施の形態1と異なり貫通スルーホール2に電気的に接続する内層ランド6aが省略されている。なお、上記実施の形態1と同様に、掘り込みスルーホール3と電気的に接続する信号パターン4が形成される。
第2層の直近下層である第3層には、図5及び図6(c)に示すように、グラウンドパターン5bとなる導体のベタパターンが形成されており、貫通スルーホール2及び掘り込みスルーホール3に対応する位置が開口している。なお、上記実施の形態1と異なり、掘り込みスルーホール3の開口部において内層ランド6bの形成が省略される。
さらに、図5及び図6(d)に示すように、基板1の最下層(裏面)に相当する第4層(以下、下部外層と適宜称す)には、貫通スルーホール2と掘り込みスルーホール3のそれぞれに電気的に接続する下部外層パターンが形成されている。この部分については、上記実施の形態1と同様である。
以上のように、この実施の形態2によれば、貫通スルーホール2又は掘り込みスルーホール3と内層の導体パターンとを電気的に接続しない場合、内層ランド6a,6bの形成を省略した。このように構成することでも、上記実施の形態1と同様の効果が得られ、さらに内層のグラウンドパターン5bの面積を拡大することができ、グラウンドの強化が可能となる。
この発明の実施の形態1によるプリント配線板を示す上面図である。 図1中のA−A線における断面図である。 図2中の各層における導体パターンを示す図である。 実施の形態1によるプリント配線板の製造工程を示す図である。 この発明の実施の形態2によるプリント配線板を示す図である。 図5中の各層における導体パターンを示す図である。
符号の説明
1 基板、2 貫通スルーホール、3 掘り込みスルーホール、4 信号パターン(信号伝送用パターン)、5a,5b グラウンドパターン、6a,6b 内層ランド、7 ピン、8 はんだ、9 銅箔開口部、10 穴(掘り込み穴部)、11,14 貫通穴、12 貫通穴(貫通穴部)、13,15 銅めっき層(導体層)。

Claims (4)

  1. 一方の外層に設けたグラウンドパターンと、内層に設けたグラウンドパターンと、前記一方の外層と前記内層との間の層に設けられ、前記グラウンドパターンがそれぞれ上下層に位置する信号伝送用パターンとを備えたプリント配線板において、
    前記一方の外層から他方の外層を貫通し、前記グラウンドパターンを電気的に接続する貫通スルーホールと、
    前記一方の外層から前記信号伝送用パターンまで掘り込んでなる掘り込み穴部と、前記掘り込み穴部から前記他方の外層を貫通する貫通穴部とからなり、前記信号伝送用パターンと前記他方の外層に設けたパターンとを電気的に接続する掘り込みスルーホールとを備えたことを特徴とするプリント配線板。
  2. 掘り込みスルーホールに挿入され、貫通穴部に充填されたはんだにより、掘り込み穴部側の端部が突出しないように固定されたピンを備えたことを特徴とする請求項1記載のプリント配線板。
  3. 掘り込みスルーホールを中心とした円周上に複数の貫通スルーホールを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のプリント配線板。
  4. 請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のプリント配線板の製造方法において、
    レーザ加工により一方の外層から信号伝送用パターンまで掘り込んで掘り込み穴部を形成するステップと、
    レーザ加工により前記一方の外層の導体パターンと前記掘り込み穴部の内壁とを電気的に接続する導体層を除去するステップとを備えたことを特徴とするプリント配線板の製造方法。
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