JP2007336726A - 電源装置及びこれを備えた電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、出力リップル電圧の増大を招くことなく、軽負荷時の効率向上を実現することが可能な電源装置及びこれを備えた電気機器を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る電源装置は、トランス1と;巻線Npに直列接続されたTr2と;Vi及びVdを利用してTr2をオンさせる起動回路3と;自身のオンによってTr2をオフさせるTr4と;Vdを利用してTr4をオン/オフさせる停止回路5と;Vsを平滑化してVoを生成する出力平滑回路6と;Voが閾値に達しているか否かを検出する出力検出回路7と;Tr4のオフ期間中にVoが閾値に達しているときは、Vdを利用してTr4のオンタイミングを早める一方、Tr4のオン期間中にVoが閾値に達しているときは、強制オン期間が経過するまで、又は、それより早くVoが閾値を下回るまで、Tr4のオフタイミングを遅らせる停止制御回路8と;を有して成る構成とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力電圧から所望の出力電圧を生成する電源装置及びこれを備えた電気機器に関するものであり、特に、RCC[Ringing Choke Converter]方式の自励型スイッチング電源装置に関するものである。
図6は、自励型スイッチング電源装置の一従来例を示すブロック図である。
本図に示すように、従来より、RCC方式(フライバック方式)の自励型スイッチング電源装置は、トランス101と、発振用トランジスタ102と、発振制御回路103と、出力平滑回路104と、出力電圧検出回路105と、を有して成り、3次帰還巻線Ndの一端に現れる誘起電圧Vdを利用して発振用トランジスタ102のゲートに正帰還をかけることで、外部パルスに依ることなく自励的に発振用トランジスタ102のオン/オフを行い、発振用トランジスタ102のオン期間中にトランス101で蓄積されたエネルギをオフ期間中に出力側へ放出する構成とされていた。
また、上記構成から成る自励型スイッチング電源装置の多くは、図6に示すように、出力電圧Voの検出結果に応じて、発振用トランジスタ102のスイッチング周波数やオンデューティを可変制御し、出力電圧Voを安定化させる構成とされていた。
ところで、RCC方式の自励型スイッチング電源装置は、一般に、負荷が軽く、出力電力が小さいほど、発振用トランジスタ102のスイッチング周波数が不要に高くなり、損失が増大して効率が低下するという特性を有している(図4の破線L2を参照)。
そこで、このような軽負荷時の効率低下を回避すべく、従来より、RCC方式の自励型スイッチング電源装置には、図6に示すように、発振制御回路103にて、外部から入力される制御信号EX(例えば、機器の待機時にマイコンから入力される待機モード移行信号)を監視し、これに応じて発振用トランジスタ102の駆動モードを連続発振モードから間欠発振モードへと移行させる機能(待機時省電力機能)を備えたものも存在した。
なお、上記に関連する従来技術の一例として、特許文献1には、軽負荷であっても、負荷によって出力線に流れる出力電流を検出した際には、動作状態と判定して自励発振動作を連続させる一方、出力線に出力電流が流れない場合には、待機状態と判定し、出力検出電圧を基準電圧と比較して出力電圧の定電圧制御を行う出力電圧検出回路に対して、遅延した出力検出電圧を入力し、連続発振動作から間欠発振動作へと誘導する自励式スイッチング電源回路が開示・提案されている。
また、上記に関連する従来技術の他の一例として、特許文献2には、電流源からの電流により充電されるコンデンサと、オン時に前記コンデンサの充電電荷を出力端子に放電させるスイッチング手段と、前記コンデンサの充電電圧が第1の電圧となったときに前記スイッチング手段をオンさせ、前記コンデンサの充電電圧が該第1の電圧より小さい第2の電圧となったときに前記スイッチング手段をオフさせる制御手段と、を有して成る間欠発振回路及び発振回路が開示・提案されている。
特開2002−51546号公報 特開2001−274658号公報
確かに、図6に示したRCC方式の自励型スイッチング電源装置であれば、軽負荷時における消費電力を効果的に低減することが可能である。
しかしながら、図6に示したRCC方式の自励型スイッチング電源装置では、連続発振モードと間欠発振モードとの切換に際して、制御信号EXの外部入力を必要とするため、これが不可能なアプリケーションには適用することができなかった。
なお、特許文献1の従来技術は、所定値以上の出力電流が流れているか否かを検出して連続発振モードと間欠発振モードを切り換える構成であるため、所定値以上の出力電流が流れない限り、間欠発振モードから連続発振モードに切り換わらず、出力リップル電圧が大きくなるおそれがあった。
また、特許文献2の従来技術は、間欠発振方式についてもスイッチング方式についても本願発明との共通点はなく、その本質的構成を異にするものであった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、出力リップル電圧の増大を招くことなく、軽負荷時の効率向上を実現することが可能な電源装置及びこれを備えた電気機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明に係る電源装置は、1次入力巻線、2次出力巻線、並びに、3次帰還巻線を備えたトランスと;1次入力巻線に直列接続された発振用トランジスタと;入力電圧及び3次帰還巻線の誘起電圧を利用して前記発振用トランジスタをオンさせる起動回路と;自身のオンによって前記発振用トランジスタをオフさせる発振制御用トランジスタと;3次帰還巻線の誘起電圧を利用して前記発振制御用トランジスタをオン/オフさせる停止回路と;2次出力巻線の両端間に現れる誘起電圧を平滑化して出力電圧を生成する出力平滑回路と;前記出力電圧が所定の閾値に達しているか否かを検出する出力検出回路と;前記発振制御用トランジスタのオフ期間中に前記出力電圧が所定の閾値に達しているときは、3次帰還巻線の誘起電圧を利用して前記発振制御用トランジスタのオンタイミングを早める一方、前記発振制御用トランジスタのオン期間中に前記出力電圧が所定の閾値に達しているときは、所定の強制オン期間が経過するまで、或いは、それよりも早く前記出力電圧が所定の閾値を下回るまで、前記発振制御用トランジスタのオフタイミングを遅らせる停止制御回路と;を有して成る構成(第1の構成)とされている。
より具体的に述べると、本発明に係る電源装置は、一端が入力電圧の印加端に接続された1次入力巻線と、1次入力巻線と逆相の電圧が誘起される2次出力巻線と、1次入力巻線と同相の電圧が誘起される3次帰還巻線と、を備えたトランスと;1次入力巻線の他端と接地端との間に接続されたNチャネル型電界効果である発振用トランジスタと;前記入力電圧の印加端と前記発振用トランジスタのゲートとの間に接続された起動用抵抗と、3次帰還巻線の一端と前記発振用トランジスタのゲートとの間に接続された正帰還回路と、を備え、前記入力電圧及び3次帰還巻線の一端に現れる誘起電圧を利用して前記発振用トランジスタをオンさせる起動回路と;前記発振用トランジスタのゲートと接地端との間に接続され、自身のオンによって前記発振用トランジスタをオフさせるnpn型バイポーラトランジスタである発振制御用トランジスタと;前記発振制御用トランジスタのベースと接地端との間に接続された第1キャパシタと、3次帰還巻線の一端と前記発振制御用トランジスタのベースとの間に接続された充放電回路とを備え、3次帰還巻線の誘起電圧を利用して前記発振制御用トランジスタをオン/オフさせる停止回路と;2次出力巻線の両端間に現れる誘起電圧を平滑化して出力電圧を生成する出力平滑回路と;前記出力電圧が所定の閾値に達しているか否かを検出する出力検出回路と;アノードが3次帰還巻線の一端に接続されたダイオードと、前記ダイオードのカソードと前記発振制御用トランジスタのベースとの間に接続され、前記出力検出回路の検出結果に応じてオン/オフされるバイパススイッチと、前記ダイオードのカソードと接地端との間に接続された第2キャパシタとを備え、前記発振制御用トランジスタのオフ期間中に前記出力電圧が所定の閾値に達しているときは、前記バイパススイッチをオンさせ、3次帰還巻線の誘起電圧を利用して前記発振制御用トランジスタのオンタイミングを早める一方、前記発振制御用トランジスタのオン期間中に前記出力電圧が所定の閾値に達しているときは、第2キャパシタの充電電荷を利用して前記バイパススイッチのオン状態を維持し、第2キャパシタの放電が進んで前記バイパススイッチをオン状態に維持することができなくなるまで、或いは、それよりも早く前記出力電圧が所定の閾値を下回って前記バイパススイッチがオフされるまで、前記発振制御用トランジスタのオフタイミングを遅らせる停止制御回路と;を有して成る構成(第2の構成)とされている。
なお、上記第2の構成から成る電源装置において、前記充放電回路は、第1キャパシタの充電/放電双方に用いられる充放電経路と、第1キャパシタの放電にのみ用いられる放電専用経路と、を有して成る構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第2または第3の構成から成る電源装置は、1次入力巻線の両端間にスナバ回路を有して成る構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第2〜第4何れかの構成から成る電源装置にて、前記出力検出回路は、前記出力電圧が所定の閾値に達しているか否かに応じて点消灯されるフォトカプラ発光素子を有して成り、前記停止制御回路は、前記バイパススイッチとして、前記フォトカプラ発光素子からの光信号に応じてオン/オフされるフォトカプラ受光素子を有して成る構成(第5の構成)にするとよい。
また、本発明に係る電気機器は、機器の電源手段として、上記第1〜第5いずれかの構成から成る電源装置を有して成る構成(第6の構成)とされている。
本発明に係る電源装置及びこれを備えた電気機器であれば、出力リップル電圧の増大を招くことなく、軽負荷時の効率向上を実現することが可能となる。
図1は、本発明に係る自励型スイッチング電源装置の第1実施形態を示す図である。
本図に示す通り、本実施形態の電源装置は、トランス1と、発振用トランジスタ2と、起動回路3と、発振制御用トランジスタ4と、停止回路5と、出力平滑回路6と、出力検出回路7と、停止制御回路8と、スナバ回路9と、入力平滑回路10と、を有して成る。
トランス1は、一端が入力電圧Viの印加端に接続された1次入力巻線Np(巻き数:np)と、1次入力巻線Npと逆相の電圧(誘起電圧Vs)が誘起される2次出力巻線Ns(巻き数:ns)と、1次入力巻線Npと同相の電圧(誘起電圧Vd)が誘起される3次帰還巻線Nd(巻き数:nd)と、を備えて成る。
発振用トランジスタ2は、1次入力巻線Npの他端と接地端との間に接続されたNチャネル型電界効果トランジスタQ1である。
起動回路3は、抵抗R1〜R3と、キャパシタC3と、を有して成る。抵抗R1は、入力電圧Viの印加端とトランジスタQ1のゲートとの間に接続されている。抵抗R2は、トランジスタQ1のゲートと接地端との間に接続されている。抵抗R3及びキャパシタC3は、トランジスタQ1のゲートと3次帰還巻線Ndの一端(誘起電圧Vdの引出端)との間に直列接続されている。
発振制御用トランジスタ4は、トランジスタQ1のゲートと接地端との間に接続されたnpn型バイポーラトランジスタQ2である。
停止回路5は、抵抗R4〜R5と、キャパシタC1と、ダイオードD1と、を有して成る。抵抗R4の一端とダイオードD1のカソードは、いずれも3次帰還巻線Ndの一端に接続されている。ダイオードD1のアノードは、抵抗R5の一端に接続されている。抵抗R4〜R5の他端は、いずれもトランジスタQ2のベースに接続されている。キャパシタC1は、トランジスタQ2のベースと接地端との間に接続されている。
出力平滑回路6は、ダイオードD3と、キャパシタC5と、を有して成る。ダイオードD3のアノードは、2次出力巻線Nsの一端に接続されている。ダイオードD3のカソードは、キャパシタC5の一端に接続されている。キャパシタC5の他端は、2次出力巻線Nsの他端に接続される一方、接地端にも接続されている。キャパシタC5の両端間電圧は、出力電圧Voとして引き出される。
出力検出回路7は、抵抗R7〜R9と、npn型バイポーラトランジスタQ4と、ツェナダイオードZDと、を有して成る。ツェナダイオードZDのカソードは、キャパシタC5の一端(高電位端)に接続されている。ツェナダイオードZDのアノードは、抵抗R8を介してトランジスタQ4のベースに接続される一方、抵抗R9を介して接地端にも接続されている。トランジスタQ4のコレクタは、抵抗R7を介して停止制御回路8の信号入力端(後述するトランジスタQ3のベース)に接続されている。トランジスタQ4のエミッタは、接地端に接続されている。
停止制御回路8は、抵抗R6と、ダイオードD2と、pnp型バイポーラトランジスタQ3と、キャパシタC2と、を有して成る。ダイオードD2のアノードは、3次帰還巻線Ndの一端に接続されている。ダイオードD2のカソードは、抵抗R6を介してトランジスタQ3のエミッタに接続される一方、キャパシタC2を介して接地端にも接続されている。トランジスタQ3のコレクタは、トランジスタQ2のベースに接続されている。
スナバ回路9は、抵抗R10と、ダイオードD4と、キャパシタC4を有して成る。抵抗R10とキャパシタC4の各一端は、いずれも1次入力巻線Npの一端に接続されている。抵抗R10とキャパシタC4の各他端は、いずれもダイオードD4のカソードに接続されている。ダイオードD4のアノードは、1次入力巻線Npの他端に接続されている。
入力平滑回路10は、入力電圧Viの印加端と接地端との間に接続されたキャパシタC6から成る。
次に、上記構成から成る自励型スイッチング電源装置の動作について詳細に説明する。
まず、連続発振動作の原理について、先出の図1とともに、図2を参照しながら詳細な説明を行う。
図2は、1次入力巻線Npの他端電圧Vp、及び、3次帰還巻線Ndの誘起電圧Vdの一挙動例を示す電圧波形図である。
入力電圧Viが印加されると、抵抗R1を介して、トランジスタQ1のゲート電圧Vxが上昇する。そして、トランジスタQ1のゲート電圧Vxがオンスレッショルド電圧に達したとき、トランジスタQ1がオンする。
トランジスタQ1がオンすると、1次入力巻線Npの他端電圧Vpは接地電位となり、1次巻線Npには電流が流れ、その両端間には所定の電位差(ほぼ入力電圧Vi)がかかる。このように、1次巻線Npの両端間に電位差Viが生じると、3次帰還巻線Ndにも両者の巻線比(nd/np)に応じた誘起電圧Vd(=nd/np×Vi)が生じる。その結果、トランジスタQ1のゲートには、抵抗R1を介する経路だけでなく、キャパシタC3と抵抗R3を介する経路でも、電荷が送り込まれる形となる。従って、トランジスタQ1のゲート電圧Vxは、抵抗R1のみを介して電荷の供給を受ける場合よりも素早く上昇され、トランジスタQ1は、速やかに安定状態に移行される。
また、3次帰還巻線Ndに正の誘起電圧Vdが生じると、抵抗R4を介してキャパシタC1に電荷が蓄えられる。そして、キャパシタC1の端子電圧(充電電圧)が上昇し、トランジスタQ2のエミッタ・ベース間電圧がそのオンスレッショルド電圧に達したとき、トランジスタQ2がオンして、トランジスタQ1のゲート電圧Vxを接地電位まで引き落とす形となる。従って、トランジスタQ2のオンによりトランジスタQ1がオフされる。
このとき、出力電圧Voが所定の閾値に達しておらず、ツェナダイオードZDがオンしていなければ、トランジスタQ4及びトランジスタQ3は、いずれもオフしているので、キャパシタC1への充電経路は、抵抗R4を介する経路のみとなる。従って、キャパシタC1の電圧上昇速度(充電速度)は、単純に抵抗R4とキャパシタC1の時定数によって決まることになる。
一方、出力電圧Voが所定の閾値に達しており、ツェナダイオードZDがオンしているときには、トランジスタQ4及びトランジスタQ3がいずれもオンされるので、キャパシタC1には、抵抗R4を介する経路だけでなく、ダイオードD2、抵抗R6、並びに、トランジスタQ3を介する経路でも、電荷が送り込まれる形となる。
従って、抵抗R4の抵抗値(数[kΩ])に比べて、抵抗R6の抵抗値を小さい値(数百[Ω])に設定することで、ツェナダイオードZDがオフしているときに比べて、トランジスタQ2のオンタイミングを早めることができる。すなわち、出力電圧Voが所定の閾値(目標値)に達していることに鑑み、トランス1のエネルギチャージ期間を短くして出力電圧Voを所望値に合わせ込むことが可能となる。
トランジスタQ2のオンによって、トランジスタQ1がオフされることにより、1次入力巻線Npの両端間には逆起電力が発生するので、全ての極性が反転され、2次出力巻線Nsの誘起電圧Vsは、それまでのマイナス電位(−ns/np×Vi)からプラス電位に反転される。その結果、ダイオードD3が導通され、キャパシタC5に電荷が蓄積されて、出力電圧Voが生じることになる。
このとき、3次帰還巻線Ndの誘起電圧Vdは、それまでのプラス電位(nd/np×Vi)からマイナス電位(−nd/ns×Vo)に反転される。このような極性反転により、ダイオードD1が導通するので、キャパシタC1の電荷は、抵抗R4を介する経路だけでなく、抵抗R5とダイオードD1を介する経路でも引き抜かれる形となる。従って、出力電圧Voが所定の閾値に達しておらず、ツェナダイオードZDがオフしていれば、トランジスタQ2は、キャパシタC1の放電に伴って遅滞なくオフされることになる。
なお、本実施形態の停止回路5には、上記のように、キャパシタC1の充放電回路として、キャパシタC1の充電/放電双方に用いられる充放電経路(抵抗R4)だけでなく、キャパシタC1の放電にのみ用いられる放電専用経路(抵抗R5及びダイオードD1)が設けられている。このような構成とすることにより、キャパシタC1の充電時における正の誘起電圧Vd(=nd/np×Vi)と、放電時における負の誘起電圧Vd(=−nd/ns×Vo)を双方考慮して、抵抗R4〜R5の抵抗値を適宜調整することにより、キャパシタC1の充放電波形を所望の波形に整形することが可能となる。
また、2次出力巻線Nsの両端間に出力電圧Voが生じたとき、1次巻線Npの他端電圧Vpは、それまでの接地電位からプラス電位(np/ns×Vo+Vi)に上昇する。このような極性反転に際して、1次巻線Npの他端電圧Vpには、1次巻線Npの漏洩インダクタンスによるスパイク電圧を生じるが、当該スパイク電圧は、1次入力巻線Npの両端間に設けられたスナバ回路9によって、回路に支障を生じない電圧レベル(トランジスタQ1の耐圧レベル以下)に抑制されている。
上記極性反転の後、トランジスタQ1のオン期間中に蓄えられたトランス1のエネルギを全て2次出力巻線Nsに伝達し終わる、すなわち、2次出力巻線NsがダイオードD3を介して電流を全て流し切ると、1次入力巻線Npの他端電圧Vpには、1次入力巻線Npの寄生インダクタンス成分とトランジスタQ1のソース・ドレイン間に付随する寄生容量成分によるリンギングが発生する。また、これに誘起される形で、3次帰還巻線Vdの誘起電圧Vdにも、同相のリンギングが生じる。
このとき、3次帰還巻線Vdの誘起電圧Vdは、それまでのマイナス電位から一時的にプラス電位に立ち上がるため、キャパシタC3及び抵抗R3を介して、トランジスタQ1のゲート電圧Vxが上昇し、トランジスタQ1が再びオンされる。そして、以後も先述の動作が繰り返される。このようにして、本実施形態の自励型スイッチング電源装置では、連続発振動作が実現されている。
次に、間欠発振動作の原理について、先出の図1とともに、図3を参照しながら詳細な説明を行う。
図3は、本実施形態における自励型スイッチング電源装置の間欠発振動作を説明するための電圧波形図である。
先にも述べたように、トランジスタQ1がオンされ、1次巻線Npの両端間に電位差Viが生じると、3次帰還巻線Ndにも正の誘起電圧Vdが生じる。このとき、キャパシタC2では、ダイオードD2を介して電荷が蓄えられ、正の端子電圧Vyが生成される。
キャパシタC2が設けられていない場合、トランジスタQ1のオフ期間には、3次帰還巻線Ndの誘起電圧Vdがマイナス電位となるので、たとえツェナダイオードZDが長時間に亘ってオンとなっている状態(例えば軽負荷状態)であっても、トランジスタQ3は動作し得ず、キャパシタC1が遅滞なく放電されて、トランジスタQ2がオフとされ、先述の連続発振動作が継続されてしまう。その結果、軽負荷時の効率低下が生じる。
一方、本実施形態における自励型スイッチング電源装置では、トランジスタQ1のオフ期間(誘起電圧Vdのマイナス期間)であっても、キャパシタC2の端子電圧Vyを用いて、トランジスタQ3を動作可能な状態に維持することができる。従って、トランジスタQ1のオフ期間でも、ツェナダイオードZDがオンされているときには、トランジスタQ4及びトランジスタQ3がオンされるので、抵抗R6及びトランジスタQ3を介して、キャパシタC2からキャパシタC1に電荷を供給することが可能となる。
すなわち、キャパシタC1は、停止回路5を構成する充放電回路(抵抗R4〜R5及びダイオードD1)を介して、電荷を引き抜かれる一方、トランジスタQ3を介して、キャパシタC2から電荷を補充されるので、当該電荷補充分だけトランジスタQ2のオフタイミングが遅延される形となる。
このように、トランジスタQ1のオフ期間(トランジスタQ2のオン期間)において、ツェナダイオードZDがオンとなっていれば、キャパシタC2からキャパシタC1への電荷補充によって、トランジスタQ2は強制的にオン状態に維持される。この状態では、トランジスタQ1のゲート電圧Vxが接地電位に引き落とされているので、2次出力巻線NsがダイオードD3を介して電流を全て流し切り、3次帰還巻線Vdの誘起電圧Vdにリンギングが発生しても、トランジスタQ1がオンすることはない。
なお、誘起電圧Vdのリンギングは、時間の経過とともに減衰していくため、その振幅がトランジスタQ1のオンスレッショルド電圧以下まで減衰すれば、それ以後にトランジスタQ2がオフとなり、トランジスタQ1のゲート電圧Vxがリンギングに応じて上昇したとしても、トランジスタQ1がオンすることはない。
また、先にも述べたように、トランジスタQ1のオフ期間には、3次帰還巻線Ndの誘起電圧Vdがマイナス電位となっているので、キャパシタC2への電荷の供給はなく、キャパシタC2の端子電圧Vyは、低下する一方となる。
従って、キャパシタC2を設けたことにより、トランジスタQ2のオフタイミングは、キャパシタC2の放電が進んでトランジスタQ3をオン状態に維持することができなくなるまで、或いは、それよりも早く出力電圧Voが所定の閾値を下回ってトランジスタQ3がオフされるまで、遅延されることになる。
上記のように、トランジスタQ2のオフタイミングを遅らせることによって、連続発振動作が一旦停止されると、キャパシタC2によるトランジスタQ2の強制オン期間(トランジスタQ1の強制オフ期間)が経過し、初回起動時と同様、抵抗R1を介してトランジスタQ1のゲート電圧Vxがオンスレッショルド電圧Vthに高められるまで、装置は発振休止状態となる。
すなわち、装置の発振休止期間は、キャパシタC2によるトランジスタQ2の強制オン期間(トランジスタQ1の強制オフ期間)と、抵抗R1によるトランジスタQ1の再起動期間との合算期間となる。
このように、本実施形態における自励型スイッチング電源装置であれば、出力電圧Voの検出結果に基づいて、トランジスタQ1の駆動モードを連続発振モードから間欠発振モードへと自動的に移行させることができるので、軽負荷時における消費電力を効果的に低減することが可能である。
また、本実施形態における自励型スイッチング電源装置では、トランジスタQ1のオフ期間(トランジスタQ2のオン期間)にツェナダイオードZDがオン状態を維持していても、キャパシタC2にチャージされている電荷がなくなれば、トランジスタQ3はオフされるので、トランジスタQ2は、出力電圧Voが所定の閾値を下回って、ツェナダイオードZDがオフするのを待つことなく、オフされることになる。
すなわち、本実施形態における自励型スイッチング電源装置であれば、キャパシタC2の容量を適宜調整することにより、トランジスタQ1の駆動モードを間欠発振モードから連続発振モードへ復帰させるタイミングを任意に設定することが可能となる。
従って、本実施形態における自励型スイッチング電源装置であれば、トランジスタQ1の駆動モードを連続発振モードから間欠発振モードに自動移行させることで、軽負荷時の効率向上を実現するだけでなく、連続発振モードへの復帰タイミングを任意に設定することで、出力リップル電圧の増大を回避することも可能となる。
なお、キャパシタC2がチャージされていても、トランジスタQ1のオフ期間(トランジスタQ2のオン期間)にツェナダイオードZDがオフであれば、間欠発振動作への移行はなく、連続発振動作が継続される。また、トランジスタQ1のオフ期間(トランジスタQ2のオン期間)にツェナダイオードZDがオンであり、キャパシタC2の端子電圧Vyを用いてトランジスタQ2が一旦オン状態に維持された場合でも、3次帰還巻線Ndの誘起電圧Vdにリンギングが生じる前に、或いは、当該リンギングが減衰し切る前に、ツェナダイオードZDがオフとなった場合やキャパシタC2にチャージされている電荷がなくなった場合には、連続発振動作が継続される。
上記したように、本発明に係る自励型スイッチング電源装置は、1次入力巻線Np、2次出力巻線Ns、並びに、3次帰還巻線Ndを備えたトランス1と;1次入力巻線Npに直列接続された発振用トランジスタ2と;入力電圧Vi及び3次帰還巻線Ndの誘起電圧Vdを利用して発振用トランジスタ2をオンさせる起動回路3と;自身のオンによって発振用トランジスタ2をオフさせる発振制御用トランジスタ4と;3次帰還巻線Ndの誘起電圧Vdを利用して発振制御用トランジスタ2をオン/オフさせる停止回路5と;2次出力巻線Nsの両端間に現れる誘起電圧Vsを平滑化して出力電圧Voを生成する出力平滑回路6と;出力電圧Voが所定の閾値に達しているか否かを検出する出力検出回路7と;発振制御用トランジスタ4のオフ期間中に出力電圧Voが所定の閾値に達しているときは3次帰還巻線Ndの誘起電圧Vdを利用して発振制御用トランジスタ4のオンタイミングを早める一方、発振制御用トランジスタ4のオン期間中に出力電圧Voが所定の閾値に達しているときは、所定の強制オン期間が経過するまで、或いは、それよりも早く出力電圧Voが所定の閾値を下回るまで、発振制御用トランジスタ4のオフタイミングを遅らせる停止制御回路8と;を有して成る構成とされている。
より具体的に述べると、本発明に係る自励型スイッチング電源装置は、一端が入力電圧Viの印加端に接続された1次入力巻線Npと、1次入力巻線Npと逆相の電圧が誘起される2次出力巻線Nsと、1次入力巻線Npと同相の電圧が誘起される3次帰還巻線Ndと、を備えたトランス1と;1次入力巻線Npの他端と接地端との間に接続されたNチャネル型電界効果トランジスタQ1である発振用トランジスタ2と;入力電圧Viの印加端とトランジスタQ1のゲートとの間に接続された起動用抵抗R1と、3次帰還巻線Ndの一端とトランジスタQ1のゲートとの間に接続された正帰還回路(抵抗R3及びキャパシタC3)と、を備え、入力電圧Vi及び3次帰還巻線Ndの一端に現れる誘起電圧Vdを利用してトランジスタQ1をオンさせる起動回路3と;トランジスタQ1のゲートと接地端との間に接続され、自身のオンによってトランジスタQ1をオフさせるnpn型バイポーラトランジスタQ2である発振制御用トランジスタ4と;トランジスタQ2のベースと接地端との間に接続された第1キャパシタC1と、3次帰還巻線Ndの一端とトランジスタQ2のベースとの間に接続された充放電回路(抵抗R4など)とを備え、3次帰還巻線Ndの誘起電圧Vdを利用してトランジスタQ2をオン/オフさせる停止回路5と;2次出力巻線Nsの両端間に現れる誘起電圧Vsを平滑化して出力電圧Voを生成する出力平滑回路6と;出力電圧Voが所定の閾値に達しているか否かを検出する出力検出回路7と;アノードが3次帰還巻線Ndの一端に接続されたダイオードD2と、ダイオードD2のカソードとトランジスタQ2のベースとの間に接続され、出力検出回路7の検出結果に応じてオン/オフされるバイパススイッチ(第1実施形態ではトランジスタQ3)と、ダイオードD2のカソードと接地端との間に接続された第2キャパシタC2と、を備え、トランジスタQ2のオフ期間中に出力電圧Voが所定の閾値に達しているときは、前記バイパススイッチをオンさせ、3次帰還巻線Ndの誘起電圧Vdを利用してトランジスタQ2のオンタイミングを早める一方、トランジスタQ2のオン期間中に出力電圧Voが所定の閾値に達しているときは、第2キャパシタC2の充電電荷を利用して前記バイパススイッチのオン状態を維持し、第2キャパシタC2の放電が進んで前記バイパススイッチがオフされるまで、或いは、それよりも早く出力電圧Voが所定の閾値を下回って前記バイパススイッチがオフされるまで、トランジスタQ2のオフタイミングを遅らせる停止制御回路8と;を有して成る構成とされている。
このような構成とすることにより、出力リップル電圧の増大を招くことなく、軽負荷時の効率向上を実現することが可能となる。
図4は、軽負荷時における効率向上を説明するための図(出力電力と効率との相関図)である。なお、本図において、実線L1は、本発明を適用した自励型スイッチング電源装置の効率を示しており、破線L2は、従来構成(連続発振動作を常時継続する構成)の自励型スイッチング電源装置の効率を参考までに示している。本図に示すように、本実施形態の自励型スイッチング電源装置であれば、従来構成の自励型スイッチング電源装置に比べて、軽負荷時の効率(言い換えれば、間欠発振動作が行われる出力電力区間の効率)を大幅に向上することが可能となる。
なお、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、出力検出回路7と停止制御回路8との間を絶縁しない構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、図5に示すように、フォトカプラを用いて、出力検出回路7’と停止制御回路8’との間を絶縁しても構わない。
なお、図5に示す自励型スイッチング電源装置において、出力検出回路7’は、出力電圧Voが所定の閾値に達しているか否かに応じて点消灯されるフォトカプラ発光素子(発光ダイオードLED)を有して成り、また、停止制御回路8’は、前記バイパススイッチとして、先述のトランジスタQ3に代えて、発光ダイオードLEDからの光信号に応じてオン/オフされるフォトカプラ受光素子(フォトトランジスタPT)を有して成る。
このような構成とすることにより、トランス1の1次側と2次側を絶縁することができるので、例えば、水回りで使用される洗濯機やIHクッキングヒータなどの家電製品に搭載される電源装置について、その安全性を高めることが可能となる。
また、上記実施形態では、ツェナダイオードZDのオン/オフに応じて出力電圧Voの検出を行う構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、より高精度の検出が必要である場合には、出力電圧Vo(或いはその分圧電圧)と所定の閾値電圧とを比較するコンパレータを設け、その比較結果を停止制御回路8に送出する構成としても構わない。
本発明は、洗濯機やIHクッキングヒータなどの家電製品、バッテリ充電器やACアダプタなど、種々の電気機器に搭載される電源装置に幅広く適用することが可能である。
は、本発明に係る自励型スイッチング電源装置の第1実施形態を示す回路図である。 は、1次入力巻線Npの他端電圧Vp、及び、3次帰還巻線Ndの誘起電圧Vdの一挙動例を示す電圧波形図である。 は、本実施形態における自励型スイッチング電源装置の間欠発振動作を説明するための電圧波形図である。 は、軽負荷時における効率向上を説明するための図である。 は、本発明に係る自励型スイッチング電源装置の第2実施形態を示す回路図である。 は、自励型スイッチング電源装置の一従来例を示すブロック図である。
符号の説明
1 トランス
2 発振用トランジスタ
3 起動回路
4 発振制御用トランジスタ
5 停止回路
6 出力平滑回路
7、7’ 出力電圧検出回路
8、8’ 停止制御回路
9 スナバ回路
10 入力平滑回路
Np 1次入力巻線
Ns 2次出力巻線
Nd 3次帰還巻線
Q1 Nチャネル型電界効果トランジスタ
Q2 npn型バイポーラトランジスタ
Q3 pnp型バイポーラトランジスタ
Q4 npn型バイポーラトランジスタ
R1〜R11 抵抗
C1〜C6 キャパシタ
D1〜D4 ダイオード
ZD ツェナダイオード
LED フォトカプラ発光素子(発光ダイオード)
PT フォトカプラ受光素子(フォトトランジスタ)

Claims (6)

  1. 1次入力巻線、2次出力巻線、並びに、3次帰還巻線を備えたトランスと;1次入力巻線に直列接続された発振用トランジスタと;入力電圧及び3次帰還巻線の誘起電圧を利用して前記発振用トランジスタをオンさせる起動回路と;自身のオンによって前記発振用トランジスタをオフさせる発振制御用トランジスタと;3次帰還巻線の誘起電圧を利用して前記発振制御用トランジスタをオン/オフさせる停止回路と;2次出力巻線の両端間に現れる誘起電圧を平滑化して出力電圧を生成する出力平滑回路と;前記出力電圧が所定の閾値に達しているか否かを検出する出力検出回路と;前記発振制御用トランジスタのオフ期間中に前記出力電圧が所定の閾値に達しているときは、3次帰還巻線の誘起電圧を利用して前記発振制御用トランジスタのオンタイミングを早める一方、前記発振制御用トランジスタのオン期間中に前記出力電圧が所定の閾値に達しているときは、所定の強制オン期間が経過するまで、或いは、それよりも早く前記出力電圧が所定の閾値を下回るまで、前記発振制御用トランジスタのオフタイミングを遅らせる停止制御回路と;を有して成ることを特徴とする電源装置。
  2. 一端が入力電圧の印加端に接続された1次入力巻線と、1次入力巻線と逆相の電圧が誘起される2次出力巻線と、1次入力巻線と同相の電圧が誘起される3次帰還巻線と、を備えたトランスと;1次入力巻線の他端と接地端との間に接続されたNチャネル型電界効果トランジスタである発振用トランジスタと;前記入力電圧の印加端と前記発振用トランジスタのゲートとの間に接続された起動用抵抗と、3次帰還巻線の一端と前記発振用トランジスタのゲートとの間に接続された正帰還回路と、を備え、前記入力電圧及び3次帰還巻線の一端に現れる誘起電圧を利用して前記発振用トランジスタをオンさせる起動回路と;前記発振用トランジスタのゲートと接地端との間に接続され、自身のオンによって前記発振用トランジスタをオフさせるnpn型バイポーラトランジスタである発振制御用トランジスタと;前記発振制御用トランジスタのベースと接地端との間に接続された第1キャパシタと、3次帰還巻線の一端と前記発振制御用トランジスタのベースとの間に接続された充放電回路と、を備え、3次帰還巻線の誘起電圧を利用して前記発振制御用トランジスタをオン/オフさせる停止回路と;2次出力巻線の両端間に現れる誘起電圧を平滑化して出力電圧を生成する出力平滑回路と;前記出力電圧が所定の閾値に達しているか否かを検出する出力検出回路と;アノードが3次帰還巻線の一端に接続されたダイオードと、前記ダイオードのカソードと前記発振制御用トランジスタのベースとの間に接続され、前記出力検出回路の検出結果に応じてオン/オフされるバイパススイッチと、前記ダイオードのカソードと接地端との間に接続された第2キャパシタと、を備え、前記発振制御用トランジスタのオフ期間中に前記出力電圧が所定の閾値に達しているときは、前記バイパススイッチをオンさせ、3次帰還巻線の誘起電圧を利用して前記発振制御用トランジスタのオンタイミングを早める一方、前記発振制御用トランジスタのオン期間中に前記出力電圧が所定の閾値に達しているときは、第2キャパシタの充電電荷を利用して前記バイパススイッチのオン状態を維持し、第2キャパシタの放電が進んで前記バイパススイッチをオン状態に維持することができなくなるまで、或いは、それよりも早く前記出力電圧が所定の閾値を下回って前記バイパススイッチがオフされるまで、前記発振制御用トランジスタのオフタイミングを遅らせる停止制御回路と;を有して成ることを特徴とする電源装置。
  3. 前記充放電回路は、第1キャパシタの充電/放電双方に用いられる充放電経路と、第1キャパシタの放電にのみ用いられる放電専用経路と、を有して成ることを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  4. 1次入力巻線の両端間にスナバ回路を有して成ることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記出力検出回路は、前記出力電圧が所定の閾値に達しているか否かに応じて点消灯されるフォトカプラ発光素子を有して成り、前記停止制御回路は、前記バイパススイッチとして、前記フォトカプラ発光素子からの光信号に応じてオン/オフされるフォトカプラ受光素子を有して成ることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の電源装置。
  6. 機器の電源手段として、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電源装置を有して成ることを特徴とする電気機器。
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