JP2005006477A - 自励式スイッチング電源回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】発振用電界効果トランジスタ(3)がターンオンする際に、発生する放電電流を減少させ、その結果、スイッチングの際のエネルギー損失が少なく、ノイズが発生しない自励式スイッチング電源回路を提供する。
【解決手段】帰還巻線(2b)電圧の極性が反転した状態で、発振用電界効果トランジスタ(3)のゲート電圧がスレッショルド電圧VTHを越えるように、オン制御回路(12、23)の時定数を設定し、一次巻線(2a)電圧が電源電圧以下となった後に、発振用電界効果トランジスタ(3)をターンオンさせ、一次巻線(2a)間の浮遊容量や発振用電界効果トランジスタ(3)の寄生容量に蓄積されていた電荷を、緩やかに放電させる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自励式スイッチング電源回路に関し、更に詳しくは、トランスの一次巻線の励磁電流を停止させた際に、二次出力巻線からトランスに蓄積されたエネルギーを放出するフライバック型自励式スイッチング電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
スイッチング電源回路は、安定化電源として、バッテリーチャージャーやACアダプタなどに用いられている。スイッチング素子の駆動方式(スイッチング方式)を大別すると、自励発振方式と他励発振方式とに分けられ、自励発振方式は、トランスなどのインダクタンス部品の帰還巻線に表れる電圧を、駆動信号としてスイッチング素子の制御端子に正帰還させ、発振動作を行うものである。
【0003】
そのような自励式スイッチング電源回路として、図4に示すような回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−51546号
以下、この従来の自励式スイッチング電源回路100を、図4乃至図6を用いて説明すると、図中、1は、電圧が変動する可能性のある不安定な直流電源であり、1aは、その高圧側端子、1bは、低圧側端子である。また、2aは、トランス2の一次巻線、2bは、トランス2の一次側に設けられた帰還巻線、2cは、トランス2の二次出力巻線であり、3は、発振用電界効果トランジスタ(以下、FETと記す)である。21は、回路起動時において、このFET3のゲートに順方向バイアス(換言すればスレッショルド電圧VTH以上のゲート電圧)を与えるために用いられている起動用抵抗であり、起動用抵抗21に直列に接続された電気抵抗25は、起動用抵抗21に対して小さい抵抗値であり、これにより直流電源1の電圧を分圧し、低い直流電圧が出力された場合には、回路が起動しないようにしたものである。
【0005】
6は、ゲートへの過大入力を防ぐツェナーダイオード、12は、帰還抵抗23とともにオン制御回路を構成し、帰還巻線2bとFET3のゲートとの間に直列に接続される帰還コンデンサ、24は、ゲートへの過大入力を阻止する為の電気抵抗、5は、コレクタをゲートへエミッタを低圧側端子1bへ接続したオフ制御トランジスタ素子である。また、22は、オフ制御用コンデンサ11とともに発振安定化回路を構成する制御用抵抗であり、オフ制御用コンデンサ11との接続点は、オフ制御トランジスタ素子5のベースに接続している。
【0006】
二次出力巻線2c側に示される4と13は、それぞれ、整流平滑化回路を構成する整流用ダイオード及び平滑コンデンサであり、二次出力巻線2cの出力を整流平滑化して、高圧側出力線20aと低圧側出力線20b間に出力する。
【0007】
このように構成された自励式スイッチング電源回路100は、始めに、電源1の高圧側端子1aと低圧側端子1bに直流電圧が加えられると、起動用抵抗21を介して帰還コンデンサ12が充電され(図中下の電極が+で上が−の極性)、帰還コンデンサ12の充電電圧は、徐々に上昇する。
【0008】
帰還コンデンサ12の充電電圧がスレッショルド電圧VTHに達すると、FET3のゲートに順方向バイアス電圧が印加され、FET3がターンオンする(ドレイン−ソース間が導通する)。
【0009】
FET3がターンオンした後の自励発振動作は、図5、図6を参照し説明する。
【0010】
図5と図6は、図4に示す従来の自励式スイッチング電源回路100に、電源電圧を200Vの直流電源1を加え、起動用抵抗21と電気抵抗25のそれぞれの抵抗値を1.5MΩと100kΩ、帰還コンデンサ12の容量と帰還抵抗23の抵抗値を、0.01μF、100Ωとして自励発振させた状態で、図4の(1)乃至(6)に示す各部の動作波形を示している。
【0011】
FET3がターンオンし、直列に接続された一次巻線2aに直流電源1から励磁電流が流れ始めると、トランス2の各巻線には誘導起電力が生じ(図6のt12からt10間の(5)で示す帰還巻線2bの電圧波形参照)、トランス2に励磁エネルギーが蓄積される。このとき、帰還巻線2bに発生した駆動信号としての電圧は、制御用抵抗22を介してオフ制御用コンデンサ11を充電し、オフ制御トランジスタ5のベース電圧が上昇する(図5(a)のt12からt10)。
【0012】
また、t12からt10で表すFET3のオン期間中は、帰還巻線2bに発生する誘起電圧(図6の(5))が、帰還コンデンサ12の充電電圧(図6の(6))と重畳され、FET3のゲート電圧(図6の(2))をそのスレッショルド電圧VTH以上の電圧に維持する。このとき、ツェナーダイオード6によって、ゲートへの過大入力が阻止される。
【0013】
オフ制御用コンデンサ11が充電され、その充電電圧(オフ制御トランジスタ5のベース電圧)が所定のバイアス電圧以上に達する(図5(a)のt10)と、
そのオフ制御トランジスタ5にべース電流が流れてコレクタ−エミッタ間が導通状態になる。その結果、FET3のゲートは、オフ制御トランジスタ5によって実質的に低圧側端子1bと短絡状態となり(図5(b)、図6の(2))、FET3はターンオフする。
【0014】
こうしてFET3がターンオフし、トランスに流れる電流が実質的に遮断されると、各巻線にはいわゆるフライバック電圧(誘導逆起電力)が生じる(図5(d)のt10からt11)。このとき、二次出力巻線2cに発生するフライバック電圧は、整流用ダイオード4とコンデンサ13とにより形成される平滑整流回路によって整流平滑化され、出力線20a、20b間に接続される負荷に供給される電力として出力される。
【0015】
一方、帰還巻線2bに発生するフライバック電圧は、出力側に接続された負荷により二次巻線2cに発生するフライバック電圧と比例関係にあり、この帰還巻線2bに発生するフライバック電圧(図6のt10からt11間の(5))によって、帰還コンデンサ12が充電される(図6のt10からt11間の(6)、図4において下の電極が+で上が一の極性)。
【0016】
このとき、ツェナーダイオード6は、FET3のゲートに逆バイアスをかけ、かつ、低圧端子1b側から帰還コンデンサ12を充電する充電電流のパスとして作用する。
【0017】
誘導逆起電力によって二次出力巻線2cに蓄積されていた電気的エネルギの放出が終わる(図5(d)、図6のt11時)と、ゲートに対して逆バイアスとして作用していた帰還巻線2bのフライバック電圧が降下し(図6のt11からt12間の(5))、それまで帰還コンデンサ12に保持されていた充電電圧(図6の(6))により、FET3のゲート電圧がスレッショルド電圧VTHを越え(図5(b)及び図6の(2)のt12)、FET3が再びターンオンし、このようにして一連の発振動作が繰り返される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
この従来の自励式スイッチング電源回路100では、帰還巻線2bに発生するフライバック電圧(図6のt10からt11間の(5))により速やかに帰還コンデンサ12が充電されるように、帰還コンデンサ12と帰還抵抗23からなるオン制御回路の時定数が決定されている。
【0019】
つまり、トランスに蓄積されたエネルギーが二次出力巻線2cから放出されるt11時までに帰還コンデンサ12がほぼ充電電圧(フライバック電圧)に達するようにオン制御回路の時定数が定められ、これにより、トランスのエネルギーが放出されフライバック電圧が低下すると、FET3は、速やかに次のターンオン動作に移行する。
【0020】
図5(d)に示すように、ターンオンによりFET3のドレイン(一次巻線2a側)電圧は、t12の電源電圧200V前後から0Vとなり、直流電源1から励磁電流が流れ始める。
【0021】
一方、一次巻線2aやFET3には、巻線間の浮遊容量やドレイン−ソース間に寄生容量が存在し、これらはオフ期間中の一次巻線2aの一側を高圧側とするフライバック電圧により充電されているので、FET3のドレイン(一次巻線2a側)電圧が200V前後と十分に低下していない状態でターンオンすると、急激に放電される。
【0022】
その結果、図5(c)のAに示す大きな放電電流が発生し、FET3等のスイッチ素子の損失が大きくなると共に、ノイズの発生原因となっていた。
【0023】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、発振用電界効果トランジスタがターンオンする際に、発生する放電電流を減少させ、その結果、スイッチングの際のエネルギー損失が少なく、ノイズが発生しない自励式スイッチング電源回路を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明による自励式スイッチング電源回路は、一次巻線と二次出力巻線と帰還巻線を有するトランスと、直流電源に、一次巻線と直列に接続され、ゲート電圧がスレッショルド電圧VTHに達したときにターンオンする発振用電界効果トランジスタと、直流電源の高圧側端子と発振用電界効果トランジスタのゲート間に接続された起動用抵抗と、帰還巻線と発振用電界効果トランジスタのゲート間に、直列に接続された帰還コンデンサ及び帰還抵抗からなるオン制御回路と、発振用電界効果トランジスタのゲートと直流電源の低圧側端子間に接続され、発振用電界効果トランジスタがオン動作した後、所定時間後に、ゲートと低圧側端子間を導通し、発振用電界効果トランジスタをターンオフさせるオフ制御トランジスタを備え、発振用電界効果トランジスタのターンオフ後に、帰還巻線に発生するフライバック電圧により充電した帰還コンデンサの充電電圧で、ゲート電圧をスレッショルド電圧VTHに引き上げ、発振用電界効果トランジスタを再びターンオン制御する自励式スイッチング電源回路において、
トランスに蓄積されるエネルギーが二次出力巻線から放出され、少なくとも帰還巻線の電圧の極性が反転した状態で、ゲート電圧がスレッショルド電圧VTHを越えるように、オン制御回路の時定数を設定したことを特徴とする。
【0025】
トランスに蓄積されるエネルギーが放出されると、発振用電界効果トランジスタの寄生容量、一次巻線間の浮遊容量及び一次巻線のインダクタンスにより電源電圧を中心とする自由振動が始まり、一次巻線電圧に比例する帰還巻線の電圧も極性が反転する。
【0026】
帰還巻線の電圧の極性が反転した状態では、比例する一次巻線の電圧も、電源電圧以下となり、一次巻線間の浮遊容量や発振用電界効果トランジスタの寄生容量に蓄積されていた電荷は、緩やかに放電を始める。また、一次巻線電圧が電源電圧以下となることにより、発振用電界効果トランジスタのドレイン−ソース間の電圧も低下する。
【0027】
従って、このタイミングで、ゲート電圧がスレッショルド電圧VTHを越え、発振用電界効果トランジスタがターンオンさせることにより、ターンオンの際に発生する放電電流は減少し、発振用電界効果トランジスタでのエネルギー損失は少なく、ノイズも発生しにくい。
【0028】
請求項2の自励式スイッチング電源回路は、トランスに蓄積されるエネルギーが二次出力巻線から放出され、帰還巻線の電圧が最初の極大値に達した際に、ゲート電圧がスレッショルド電圧VTHを越えるように、オン制御回路の時定数を設定したことを特徴とする。
【0029】
トランスに蓄積されるエネルギーが放出されると、発振用電界効果トランジスタの寄生容量、一次巻線間の浮遊容量及び一次巻線のインダクタンスにより電源電圧を中心とする自由振動が始まり、一次巻線電圧に比例する帰還巻線の電圧も極性が反転する。
【0030】
自由振動は、エネルギー損失により徐々に減衰するので、帰還巻線の電圧が最初の極大値に達した状態で、電源電圧を中心に振動する一次巻線の電圧は、最小電圧となる。
【0031】
従って、このタイミングで、ゲート電圧がスレッショルド電圧VTHを越え、発振用電界効果トランジスタがターンオンさせることにより、最も効果的にターンオンの際に発生する放電電流を減少させることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る自励式スイッチング電源回路10の構成を示す回路図である。本実施の形態に係る自励式スイッチング電源回路10は、図4で示した従来の自励式スイッチング電源回路100と主要な回路及び回路素子が共通するものであるので、同一の構成には同一の番号を付けて、その説明を省略する。
【0033】
図1に示すように、トランス2は、一次側に一次巻線2aと、一次巻線2aと同一方向に巻回された第1帰還巻線2b、及び一次巻線2aと逆方向に巻回され第2帰還巻線2dが配設され、二次側に二次出力巻線2cが配設されている。
【0034】
一次巻線2aは、発振用電界効果型トランジスタ(以下、FETという)3と直列に、直流電源1に対して接続され、FET3のオンオフ動作によって、一次巻線2aに流れる電流がオンオフ制御される。
【0035】
FET3は、ここではMOSFETが用いられ、ドレインを一次巻線2aに接続し、ソースを一次電流検出抵抗51を介して直流電源1の低圧側端子1bに接続している。
【0036】
また、ゲートは、直流電源1に対して直列に接続された起動用抵抗21と電気抵抗25の接続点J1に、ゲートへの過大入力を阻止する電気抵抗24を介して接続している。起動用抵抗21と電気抵抗25のそれぞれの抵抗値は、図4に示す回路と同様に、1.5MΩと100kΩであり、これにより200V前後の不安定な直流電源1の電源電圧が著しく低下した場合に、FET3のゲート電圧がスレッショルド電圧VTHに達することなく、発振動作しないようになっている。
【0037】
起動用抵抗21と電気抵抗25の接続点J1と、第1帰還巻線2bの間には、オン制御回路を構成する帰還コンデンサ12及び帰還抵抗23が直列に接続され、第1帰還巻線2bの他側は、直流電源1の低圧側端子1bに接続している。
【0038】
ここでは、帰還コンデンサ12の容量と帰還抵抗23の抵抗値を、1000pF、4.7kΩとして、図4に示す従来の自励式スイッチング電源回路100に比べて4.7倍の長さの時定数としている。
【0039】
起動用抵抗21と電気抵抗25の接続点J1と低圧側端子1b間には、FET3のゲート電圧を低下させオフ制御するオフ制御トランジスタ5が配置されている。ここでは、オフ制御トランジスタ5として、コレクタを接続点J1へ、エミッタを低圧側端子1bへ接続させたNPN型トランジスタを用いている。
【0040】
第2帰還巻線2dの一側は、直列に接続された整流ダイオード54と駆動用コンデンサ55を介して直流電源1の低圧側端子1bに接続し、また他側は、直接直流電源1の低圧側端子1bに接続し、これにより閉ループが形成されている。
【0041】
整流ダイオード54は、駆動用コンデンサ55の充電方向を順方向として配設され、この構成により第2帰還巻線2dに発生するフライバック電圧で駆動用コンデンサ55が充電されるようになっている。
【0042】
整流ダイオード54と駆動用コンデンサ55の接続点J2は、フォトカプラ受光素子39とオフ制御用コンデンサ53を介して低圧側端子1bに接続し、フォトカプラ受光素子39とオフ制御用コンデンサ53の直列接続点J3をオフ制御トランジスタ5のベースへ接続している。
【0043】
直列接続点J3、すなわちオフ制御トランジスタ5のベースは、電気抵抗52を介して、FET3と一次電流検出抵抗51の接続点J4へも接続し、一次電流検出抵抗51による電圧降下が一定値以上となると、ベース電圧が上昇し、オフ制御トランジスタ5がオン動作するようになっている。
【0044】
フォトカプラ受光素子39は、トランス2の二次側のフォトカプラ発光素子35とフォトカップルして動作するもので、フォトカプラ発光素子35からの光を受光した際に、接続点J2からJ3へその受光量に比例した電流を流す。
【0045】
トランスの二次出力巻線2cは、二次出力巻線2cと直列に整流用ダイオード4と、二次出力巻線2cと並列に平滑コンデンサ13が接続され、出力側の整流平滑化回路を構成している。
【0046】
この自励式スイッチング電源回路10においては、出力線20a、20b間の電圧を監視し、出力線20a、20b間の出力電圧を安定化させる回路が備えられている。
【0047】
すなわち、整流平滑回路の高圧側出力線20aと低圧側出力線20bとの間に、分圧抵抗30、31が直列に接続され、その中間タップ32を、誤差増幅器33の反転入力端子に接続し、反転入力端子に出力電圧の分圧となる出力検出電圧を入力している。また、誤差増幅器33の非反転入力端子と低圧側出力線20bの間には、基準電源34が接続され、非反転入力端子に、出力検出電圧と比較するための基準電圧を入力している。
【0048】
誤差増幅器33の出力側には、電気抵抗36を介して高圧側出力線20aに接続し、誤差増幅器33の出力値により点滅するフォトカプラ発光素子35が接続され、このフォトカプラ発光素子35は、前述したように一次側のフォトカプラ受光素子39とフォトカップリングしている。
【0049】
中間タップ32と誤差増幅器33の非反転入力端子間には、誤差増幅器33の出力との間に交流負帰還素子37、38が接続されている。
【0050】
以下、このように構成された自励式スイッチング電源回路10の動作を、図1乃至図3を用いて説明する。図2と図3は、図5と図6に対応させて、それぞれ自励発振動作中の各部の波形を示すもので、図2(a)は、直列接続点J3の電圧、すなわちオフ制御トランジスタ5のベース電圧波形(1)を、図2(b)は、FET3のゲート電圧波形(2)を、図2(c)は、FET3のドレイン電流、すなわち一次巻線2aに流れる一次巻線電流波形(3)を、図2(d)は、FET3のドレイン電圧波形(4)をそれぞれ示している。
【0051】
また、図3の(2)、(5)、(6)で示す電圧波形は、それぞれFET3のゲート電圧波形(2)と、帰還コンデンサ12の第1帰還巻線2b側端子の電圧波形(5)と、第1帰還巻線2b側端子の電圧を基準とした帰還コンデンサ12の充電電圧波形(6)である。
【0052】
始めに、直流電源1の高圧側端子1a、低圧側端子1b間に200V程度の直流電圧が発生すると、起動用抵抗21と電気抵抗25で1/16に分圧された電源電圧により、起動用抵抗21と帰還抵抗23を介して、帰還コンデンサ12が充電される(図中下の電極が+で上が−の極性)。
【0053】
充電される帰還コンデンサ12の充電電圧が、徐々に上昇し、FET3のスレッショルド電圧VTHに達すると、FET3のゲートに順方向バイアス電圧が印加され、FET3がターンオンし、ドレイン−ソース間が導通する。
【0054】
FET3がターンオンし、直列に接続された一次巻線2aに直流電源1から励磁電流が流れ始めると、トランス2の各巻線に誘導起電力が生じ、トランス2にエネルギーが蓄積される。帰還巻線2bに発生する誘起電圧(図3のtからt間の(5))は、帰還コンデンサ12の充電電圧(図3の(6))と重畳され、FET3のゲート電圧(図2(b)、図3の(2))をそのスレッショルド電圧VTH以上の電圧(オン電圧)に維持する。
【0055】
このとき、一次巻線2aに流れる電流により一次電流検出抵抗51のFET3側、接続点J4に発生する電圧は、電気抵抗52を介してオフ制御用コンデンサ53を充電する。一次巻線2aに流れる電流は、ターンオン後の時間と共にほぼ直線的に上昇し、これによりオフ制御用コンデンサ53の充電電圧も上昇する。
【0056】
オフ制御トランジスタ5のバイアス電圧に達すると、コレクタ−エミッタ間が導通状態になり、FET3のゲートはオフ制御トランジスタ5によって実質的に短絡状態(ここでは低圧側端子1bの電位で、例えば0ボルト)となり、FET3がターンオフする。
【0057】
FET3がターンオフし、トランス2に流れる電流が実質的に遮断されると、各巻線にはいわゆるフライバック電圧(誘導逆起電力)が生じる(図2(d)のtからt)。このとき、二次出力巻線2cに発生するフライバック電圧は、整流用ダイオード4とコンデンサ13とにより形成される平滑整流回路によって整流平滑化され、出力線20a、20b間に接続される負荷に供給される電力として出力される。
【0058】
一方、第1帰還巻線2bに発生するフライバック電圧は、出力側に接続された負荷により二次巻線2cに発生するフライバック電圧と比例関係にあり、この第1帰還巻線2bに発生するフライバック電圧(図3のtからt間の(5))によって、帰還コンデンサ12が充電され(図3のtからt間の(6)、図1において下の電極が+で上が一の極性)、次のFET3のターンオンが導かれる。
【0059】
二次巻線2cに発生するフライバック電圧を整流平滑化した高圧側出力線20aと低圧側出力線20b間の出力電圧が、基準電源34の基準電源で定められる設定電圧に達しない状態(以下、過渡状態という)では、後述するようにフォトカプラ受光素子39が動作していないので、オフ制御トランジスタ5のベース電圧は、バイアス電圧以下となっている。しかしながら、帰還コンデンサ12は、オフ制御トランジスタ5のベース、コレクタ間が等価ダイオードとして作用し、一次電流検出抵抗51から電気抵抗52、オフ制御トランジスタ5のベースからコレクタ、帰還抵抗23を、充電電流の経路として第1帰還巻線2bから充電される。
【0060】
図2(d)に示すように、誘導逆起電力によって二次出力巻線2cに蓄積されていた電気的エネルギの放出がt時に終わると、一次巻線2aのFET3側の電圧波形(4)は、同図の実線と連続する破線に示すように、FET3の寄生容量、一次巻線2a間の浮遊容量及び一次巻線2aのインダクタンスによって電源電圧200Vを中心とした自由振動を開始し、電圧降下と共にその極性が反転する。
【0061】
図3の(5)に示すように、一次巻線電圧の自由振動に比例して振動する第1帰還巻線2bの帰還コンデンサ12側の電圧も同様に、ゲートに対して逆バイアスとして作用していたフライバック電圧が消滅するt後に、増加して極性が反転し、FET3のゲートに対して順方向のバイアス電圧として作用するようになる。また、それまでに充電された帰還コンデンサ12の充電電圧(図3の(6))が加わり、FET3のゲート電圧がスレッショルド電圧VTHを越えて、FET3が再びターンオンし、このようにして一連の自励発振動作が繰り返される。
【0062】
一度の発振周期でトランス2に蓄積されるエネルギーは、FET3のオン時間、すなわち、ターンオンしてからオフ制御トランジスタ5のベース電圧がバイアス電圧に達するまでの時間の二乗にほぼ比例し、二次側の出力電圧が設定電圧に達しない過渡状態では、フォトカプラ35、39が動作していないのでベース電圧の上昇に関与せず、一次電流検出抵抗51の抵抗値により定まる最大オン時間で動作する。その結果、出力電圧は設定電圧に達するまで発振を繰り返す毎に上昇し、設定電圧を越えると、出力を安定化させる回路により制御される以下の通常発振動作に移行する。
【0063】
高圧側出力線20aと低圧側出力線20b間の出力電圧が設定電圧を越えると、誤差増幅器33の反転入力端子に入力される中間タップ32の分圧も上昇し、基準電源34の基準電圧との電位差が反転増幅され、フォトカプラ発光素子35の発光しきい値を越える電位となる。
【0064】
その結果、フォトカプラ発光素子35は発光し、フォトカプラ受光素子39が受光することにより、接続点J2から接続点J3(オフ制御トランジスタ5のベース)へ受光量に比例した電流を流す。
【0065】
FET3がオン動作している間、第2帰還巻線2dに発生する誘導起電力は、整流ダイオード54に逆方向に働くので、オフ制御トランジスタ5のベースには伝達されないが、その直前のFET3のオフ動作期間中に第2帰還巻線2dに発生したフライバック電圧により駆動用コンデンサ55が充電されているので、駆動用コンデンサ55から接続点J3へ放電電流が流れ、オフ制御用コンデンサ53を充電すると共に、一次巻線電流が流れることによる一次電流検出抵抗51に発生する電圧が電気抵抗52を経由してオフ制御トランジスタ5のベースに加わり、ベース電圧の上昇が加速される。
【0066】
これによって、オフ制御トランジスタ5は、速やかにターンオンしてFET3がターンオフするので、オン時間が短縮され、出力電圧は低下する。一方、出力電圧が設定電圧より低下すると、フォトカプラ発光素子35は発光しないので、フォトカプラ受光素子39からの電流が遮断され、オフ制御用コンデンサ53は、一次電流検出抵抗51の電圧降下によってのみ充電される。その結果、オフ制御トランジスタ5のターンオンが遅れてFET3のオンデューティが増加し、出力電圧が上昇し、このような過程を経て出力電圧の定電圧制御が行われる。
【0067】
この通常発振動作において、図2(a)に示すように、オフ制御トランジスタ5は、FET3がターンオフしたt時に、ベース電圧が0.6Vのバイアス電圧に達し、コレクタとエミッタは導通して共にほぼ接地電位となっているが、FET3のオフ動作期間に二次側の出力電圧が設定電圧を超えている間にも、ベース電圧はバイアス電圧以上の電圧を保っている。
【0068】
すなわち、フォトカプラ発光素子35は、FET3のオフ動作期間中であっても、トランス2に蓄積されたエネルギーが出力線20a、20b間に接続された負荷により消費され、実際に出力電圧が設定電圧未満となるまで点灯している。従って、フォトカプラ受光素子39が導通することにより、第2帰還巻線2dに発生するフライバック電圧がオフ制御用コンデンサ53を充電し、その充電電圧がベース電圧をバイアス電圧以上に引き上げている。
【0069】
FET3のオフ動作期間中であっても、オフ制御トランジスタ5のベース電圧がバイアス電圧に達している間は、コレクタとエミッタ間は導通しているので、第1帰還巻線2bに発生するフライバック電圧により、オフ制御トランジスタ5のエミッタからコレクタ、帰還抵抗23を充電電流の経路として帰還コンデンサ12が充電される(図1において下の電極が+で上が一の極性)。
【0070】
本実施の形態に係る自励式スイッチング電源回路10では、この通常発振動作において、オン制御回路を構成する帰還コンデンサ12と帰還抵抗23の時定数が、上述したように従来の自励式スイッチング電源回路100に比べて4.7倍の長さとなっているので、第1帰還巻線2bに発生するフライバック電圧(図3のtからt間の(5))により緩やかに帰還コンデンサ12が充電される(図3のtからt間の(6))。
【0071】
つまり、トランスに蓄積されたエネルギーがt時に二次出力巻線2cから放出された後、第1帰還巻線2bの帰還コンデンサ12側の電圧(図3の(5))が自由振動を開始し、極性が反転して最初の極大値に達したt時に、帰還コンデンサ12の充電電圧(図3の(6))が加わったFET3のゲート電圧(図3の(2))がスレッショルド電圧VTHを越えるように、帰還コンデンサ12と帰還抵抗23の時定数が決定される。尚、図3において、FET3のゲート電圧が、第1帰還巻線2bの一側の電圧と帰還コンデンサ12の充電電圧とを加えた値にならないのは、帰還抵抗23の電圧降下によるものである。
【0072】
第1帰還巻線2bと一次巻線2aとは、その巻線比に比例した振幅で自由振動し、またその振幅は徐々に減衰するので、第1帰還巻線2bの+側が最初の極大値に達したt時に、一次巻線2aのFET3側(FET3のドレイン)の電圧は、最小値となる。すなわち、FET3のゲート電圧(図2(b))がスレッショルド電圧VTHを越えてターンオンするt時に、FET3のドレイン電圧(図2(d))は、120V前後の最小電圧であり、ターンオンの際には、120V前後から0Vとなり一次巻線2aに励磁電流が流れ始める。
【0073】
従って、一次巻線2aやFET3の巻線間の浮遊容量やドレイン−ソース間に寄生容量にフライバック電圧により蓄積されていた電荷は、自由振動により一次巻線2aの極性が反転した時点で放出され始め、更にその後、一次巻線の低圧側電圧が最も低下したt時にFET3がターンオンして直流電源1の低圧側端子1bと短絡するので、緩やかな放電電流となる。
【0074】
その結果、ターンオンした直後の一次巻線電流には、図2(c)のBに示すようにわずかな放電電流が表れるのみであり、FET3等のスイッチ素子での損失も小さく、ノイズとなることもない。
【0075】
尚、上述の過渡状態では、一次電流検出抵抗51、電気抵抗52及び帰還抵抗23を加えた抵抗値と、帰還コンデンサ12の容量値から決定される時定数で、帰還コンデンサ12が充電されるので、図3に示す帰還コンデンサ12の充電電圧波形(6)より更に遅れて充電され、第1帰還巻線2bの+側が最初の極大値に達するt時には、必ずしもゲート電圧がスレッショルド電圧VTHに達する充電電圧まで充電されないことがあり、また、通常発振動作であっても、二次側に接続される負荷の大きさによって、フライバック電圧が異なり、t時の充電電圧が変化するので、確実にターンオンさせるため、オン制御回路の時定数は、第1帰還巻線2bの極性が反転した後、最初の極大値に達する前にゲート電圧がスレッショルド電圧VTHを越えるように設定してもよい。
【0076】
この実施の形態によれば、ターンオンの際に大きな放電電流が発生せず、また、ターンオンさせるための帰還コンデンサ12への充電は、従来の回路に設けられたツェナーダイオード6のような充電用の経路を用いることなく、オフ制御トランジスタ5を経由して行うことができる。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、発振用電界効果トランジスタがターンオンする際に、発生する放電電流を減少し、スイッチングの際のエネルギー損失が少なく、ノイズが発生しない。
【0078】
これに加えて、請求項2の発明では、電源電圧を中心に自由振動する一次巻線電圧が最小となるタイミングで、発振用電界効果トランジスタをターンオンさせるので、最も効果的にターンオンの際に発生する放電電流を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る自励式スイッチング電源回路10の回路図である。
【図2】自励発振動作を行っている自励式スイッチング電源回路10の各部の波形を示し、
(a)は、オフ制御トランジスタ5のベース電圧波形(1)を、
(b)は、FET3のゲート電圧波形(2)を、
(c)は、FET3のドレイン電流波形(3)を、
(d)は、FET3のドレイン電圧波形(4)を
それぞれ示す波形図である。
【図3】自励発振動作を行っている自励式スイッチング電源回路10のFET3のゲート電圧波形(2)、帰還コンデンサ12の第1帰還巻線2b側端子の電圧波形(5)及び帰還コンデンサ12の充電電圧波形(6)を拡大して示す波形図である。
【図4】従来の自励式スイッチング電源回路100の回路図である。
【図5】自励発振動作を行っている従来の自励式スイッチング電源回路100の各部の波形を示し、
(a)は、オフ制御トランジスタ5のベース電圧波形(1)を、
(b)は、FET3のゲート電圧波形(2)を、
(c)は、FET3のドレイン電流波形(3)を、
(d)は、FET3のドレイン電圧波形(4)を
それぞれ示す波形図である。
【図6】自励発振動作を行っている従来の自励式スイッチング電源回路100のFET3のゲート電圧波形(2)、帰還コンデンサ12の第1帰還巻線2b側端子の電圧波形(5)及び帰還コンデンサ12の充電電圧波形(6)を拡大して示す波形図である。
【符号の説明】
1 直流電源
1a 高圧側端子
1b 低圧側端子
2 トランス
2a 一次巻線
2b 帰還巻線(第1帰還巻線)
2c 二次出力巻線
3 発振用電界効果トランジスタ
5 オフ制御トランジスタ
10 自励式スイッチング電源回路
12 帰還コンデンサ
21 起動用抵抗
23 帰還抵抗

Claims (2)

  1. 一次巻線(2a)と二次出力巻線(2c)と帰還巻線(2b)を有するトランス(2)と、
    直流電源(1)に、一次巻線(2a)と直列に接続され、ゲート電圧がスレッショルド電圧VTHに達したときにターンオンする発振用電界効果トランジスタ(3)と、
    直流電源(1)の高圧側端子(1a)と発振用電界効果トランジスタ(3)のゲート間に接続された起動用抵抗(21)と、
    帰還巻線(2b)と発振用電界効果トランジスタ(3)のゲート間に、直列に接続された帰還コンデンサ(12)及び帰還抵抗(23)からなるオン制御回路と、
    発振用電界効果トランジスタ(3)のゲートと直流電源(1)の低圧側端子(1b)間に接続され、発振用電界効果トランジスタ(3)がオン動作した後、所定時間後に、ゲートと低圧側端子(1b)間を導通し、発振用電界効果トランジスタ(3)をターンオフさせるオフ制御トランジスタ(5)を備え、
    発振用電界効果トランジスタ(3)のターンオフ後に、帰還巻線(2b)に発生するフライバック電圧により充電した帰還コンデンサ(12)の充電電圧で、ゲート電圧をスレッショルド電圧VTHに引き上げ、発振用電界効果トランジスタ(3)を再びターンオン制御する自励式スイッチング電源回路において、
    トランス(2)に蓄積されるエネルギーが二次出力巻線(2c)から放出され、少なくとも帰還巻線(2b)の電圧の極性が反転した状態で、ゲート電圧がスレッショルド電圧VTHを越えるように、オン制御回路の時定数を設定したことを特徴とする自励式スイッチング電源回路。
  2. トランス(2)に蓄積されるエネルギーが二次出力巻線(2c)から放出され、帰還巻線(2b)の電圧が最初の極大値に達した際に、ゲート電圧がスレッショルド電圧VTHを越えるように、オン制御回路の時定数を設定したことを特徴とする請求項1記載の自励式スイッチング電源回路。
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