JP2007332512A - 填料改質剤、填料スラリー及び製紙方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】疎水性ビニルモノマー(A)及びアニオン性ビニルモノマー(B)の共重合体及び/又はその共重合体のアルカリ中和物の水溶液であり、パルプスラリー調製用の填料スラリーに填料と共に含まれる填料スラリー成分であることを特徴とする填料改質剤、その填料改質剤と填料とを含有する填料スラリー、及びその填料スラリーを混合してなるパルプスラリーを抄紙することによる製紙方法。
【選択図】なし
Description
(1)疎水性ビニルモノマー(A)及びアニオン性ビニルモノマー(B)の共重合体及び/又はその共重合体のアルカリ中和物の水溶液であり、パルプスラリー調製用の填料スラリーに填料と共に含まれる填料スラリー成分であることを特徴とする填料改質剤であり、
(2)疎水性ビニルモノマー(A)がスチレン、(メタ)アクリル酸エステル及びオレフィンより成る群から選ばれる少なくとも一種であり、前記アニオン性ビニルモノマー(B)がカルボキシル基含有ビニルモノマー(b1)であり、疎水性ビニルモノマー(A)と前記カルボキシル基含有ビニルモノマー(b1)との重量比が(A):(b1)=(30〜90):(10〜70)であることを特徴とする前記(1)記載の填料改質剤であり、
(3)前記共重合体のアルカリ中和物が、スチレン−マレイン酸系共重合体のアルカリ中和物、スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体のアルカリ中和物、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル−(メタ)アクリル酸共重合体のアルカリ中和物、オレフィン−無水マレイン酸共重合体のアルカリ中和物であることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の填料改質剤であり、
(4)前記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の填料改質剤を含有することを特徴とする填料スラリーであり、
(5)前記(4)に記載の填料スラリーが混合されて成るパルプスラリーを用いて抄紙することを特徴とする製紙方法である。
攪拌器、温度計、還流冷却管及び窒素導入管を備えた1リットルの四つ口フラスコに、水100g、95%イソプロピルアルコール75gを加え、攪拌しながら加熱し、温度を80℃にまで上昇させた。これに、スチレン45g及びアクリル酸55gを混合した単量体混合液と、過硫酸カリウム5gを水120gに溶解した重合開始剤溶液との全量を3時間かけて滴下させ、その後に2時間熟成させて反応を完結させた。その後、イソプロピルアルコールを留去し、冷却後に48%水酸化カリウム水溶液89.2g(アクリル酸に対して100モル%)を加え、水で希釈し、スチレンとアクリル酸との共重合体の濃度が20%になるように調製し、水溶性スチレン−アクリル酸共重合体の共重合体水溶液1を得た。共重合体中のモノマー構成比は重量比でスチレン/アクリル酸=45/55であった。これを填料改質剤1とした。
前記実施例1におけるモノマー組成をスチレン/アクリル酸=45/55から、スチレン/アクリル酸=92/8と変えたこと以外は実施例1と同様にしてスチレン/アクリル酸共重合体の共重合体水溶液2を得た。共重合体中のモノマー構成比は重量比でスチレン/アクリル酸=92/8であった。これを填料改質剤2とした。
前記実施例1におけるモノマー組成をスチレン/アクリル酸=45/55から、スチレン/アクリル酸=25/75と変えたこと以外は実施例1と同様にしてスチレン/アクリル酸共重合体の共重合体水溶液3を得た。共重合体中のモノマー構成比は重量比でスチレン/アクリル酸=25/75であった。これを填料改質剤3とした。
前記実施例1におけるモノマー組成をスチレン/アクリル酸=45/55から、スチレン/メタクリル酸メチル/アクリル酸=50/20/30と変えたこと以外は実施例1と同様にしてスチレン−メタクリル酸メチル−アクリル酸共重合体の共重合体水溶液4を得た。共重合体中のモノマー構成比は重量比でスチレン/メタクリル酸メチル/アクリル酸=50/20/30であった。これを填料改質剤4とした。
攪拌器、温度計、還流冷却管及び窒素導入管を備えた1リットルの四つ口フラスコに、トルエン44g、ジイソブチレン50g、無水マレイン酸50g及び2,2'−アゾビスイソブチロニトリル3.3gを加え、攪拌しながら加熱し、温度を80℃にまで上昇させた。その後3時間保持し反応を完結させた。その後、48%水酸化カリウム水溶液82g(無水マレイン酸に対して50モル%)、水251gを加え、トルエンを留去した。その後48%水酸化カリウム水溶液を無水マレイン酸に対して合計で100モル%となるように加え、水で希釈し、共重合体の濃度が20%になるように調製し、水溶性共重合体であるジイソブチレン−無水マレイン酸共重合体の共重合体水溶液5を得た。共重合体中のモノマー構成比は重量比でジイソブチレン/無水マレイン酸=50/50であった。これを填料改質剤5とした。
前記実施例5におけるモノマー組成をジイソブチレン/無水マレイン酸=50/50から、炭素数12のα−オレフィン/ジイソブチレン/無水マレイン酸=40/20/40と変えたこと以外は実施例5と同様にしてα−オレフィン−ジイソブチレン−無水マレイン酸共重合体の共重合体水溶液6を得た。共重合体中のモノマー構成比は重量比でα−オレフィン/ジイソブチレン/無水マレイン酸=40/20/40であった。これを填料改質剤6とした。
前記実施例5におけるモノマー組成をジイソブチレン/無水マレイン酸=50/50から、スチレン/無水マレイン酸=50/50と変えたこと以外は実施例5と同様にしてスチレン−無水マレイン酸共重合体の共重合体水溶液7を得た。共重合中のモノマー構成比は重量比でスチレン/無水マレイン酸=50/50であった。これを填料改質剤7とした。
温度計、冷却器、撹拌機、及び窒素導入管を備えた5リットル四つ口丸底フラスコに、テトラエチレンペンタミン1000g(5.28モル)を仕込み、130℃に昇温した後、ステアリン酸/パルミチン酸混合物(混合重量比65:35)3011g(10.96モル)を徐々に加えた。170℃にまで昇温し、生成する水を除去しながら5時間反応させ、ワックス状のアミド系化合物を得た。このアミド化合物50.0g(残存アミノ基量0.16モル)とイソプロピルアルコール(以下、IPAと略記する)5.5gと水290.4gとを温度計、還流冷却器、撹拌機、及び滴下ロートを備えた1000mLの四つ口フラスコに仕込み(固形分50%)、80℃にまで昇温した後、1時間攪拌した。アミド化合物が、サスペンジョンとなったことを確認した後、50℃まで冷却し、エピクロロヒドリン14.8g(0.16モル)を加え、50℃にて30分反応させた後、次いで、80℃にて4時間反応させた後、冷却して固形分15%のアミド系樹脂を得、これを填料改質剤8とした。
填料改質剤として実施例1で得られた填料改質剤1(固形分20%)1.0gを沈降性炭酸カルシウムスラリー(奥多摩工業(株)製TP121の水分散液。固形分20%。以下、単に「沈降性炭酸カルシウムスラリー」と略することがある。)200gに添加し、均一に攪拌することにより、実施例1で得られた填料改質剤1にて処理した填料スラリーを得た(填料改質剤1:沈降性炭酸カルシウム=0.5:100(質量比))。この填料スラリーを填料スラリー1とした。
前記実施例8にて使用した填料改質剤1を表1に記載の填料改質剤2〜7に代えたこと以外は実施例8と同様にして填料改質剤により処理した填料スラリーを得た。この填料スラリーを填料スラリー2〜7とした。
填料改質剤として実施例1で得られた填料改質剤1(固形分20%)0.18gを沈降性炭酸カルシウムスラリー(固形分20%)200gに添加し、均一に攪拌することにより、実施例1で得られた填料改質剤1にて処理した填料スラリーを得た(填料改質剤1:沈降性炭酸カルシウム=0.09:100(質量比))。この填料を填料スラリー8とした。
填料改質剤として実施例1で得られた填料改質剤1(固形分20%)8.0gを沈降性炭酸カルシウムスラリー(固形分20%)200gに添加し、均一に攪拌することにより、実施例1で得られた填料改質剤1にて処理した填料スラリーを得た(填料改質剤1:沈降性炭酸カルシウム=4:100(質量比))。この填料を填料スラリー9とした。
前記実施例8にて使用した填料改質剤1を填料改質剤8に代えたこと以外は実施例8と同様にして填料改質剤8により処理した填料スラリーを得た。この填料スラリーを填料スラリー10とした。
前記実施例8にて使用した填料改質剤1をジアリルジメチルアンモニウムクロライド重合体:日東紡績株式会社製のPAS−H−10Lに代えたこと以外は実施例8と同様にして填料改質剤により処理した填料スラリーを得た。この填料スラリーを填料スラリー11とした。
前記実施例8にて使用した沈降性炭酸カルシウムをタルクに代えたこと以外は実施例8と同様にして填料改質剤により処理した填料スラリーを得た。この填料スラリーを填料スラリー12とした。
前記実施例8にて使用した沈降性炭酸カルシウムをホワイトカーボンに代えたこと以外は実施例8と同様にして填料改質剤により処理した填料スラリーを得た。この填料スラリーを填料スラリー13とした。
広葉樹晒亜硫酸塩パルプ(以下において、LBKPと略することがある。)を、カナディアン・スタンダード・フリーネス400 に調整した濃度2.4%のパルプスラリーに、硫酸バンドをパルプに対して0.5%加えた後、カチオン性澱粉(日本NSC(株)製、CATO304)をパルプに対して0.5%添加し、アルキルケテンダイマー系サイズ剤(星光PMC(株)製AD1604)を0.2%添加した。攪拌した後、pH7.5に調整した水道水を用いてパルプ濃度を0.6%に調整し、次いで実施例8の填料スラリー(填料スラリー1)をパルプに対して20%になるように添加してパルプスラリーを調製した後、角型シートマシンにて抄紙して、坪量40g/m2の手抄き紙を得た。得られた手抄き紙を23℃、RH50%の条件下に24時間調湿した後、紙中灰分量、不透明度、印刷後不透明度、内部結合強度、ステキヒトサイズ度を下記方法により測定した。測定結果を表2に示した。なお、前記薬品の添加率はパルプ絶乾重量に対する固形分重量比である。
不透明度:JIS P8149 不透明度試験方法
印刷後不透明度:JAPAN TAPPI紙パルプ試験方法 No.45 新聞用紙−印刷後不透明度試験方法
内部結合強度…JAPAN −TAPPI 紙パルプ試験法No. 18−2 紙及び板紙−内部結合強さ試験方法−第2部:インターナルボンドテスタ法サイズ度…JIS P 8122 紙のステキヒトサイズ度試験方法
前記実施例19の填料スラリー1を填料スラリー2〜9(実施例9〜16で調製された填料スラリー)、填料スラリー10〜11(比較例2〜3で調製された填料スラリー)に代えたこと以外は実施例19と同様にして手抄き紙を得た。得られた手抄き紙を23℃、RH50%の条件下に24時間調湿した後、実施例19と同様にして紙中灰分量、不透明度、印刷後不透明度、内部結合強度、ステキヒトサイズ度の測定を行った。実施例20〜27についての測定結果を表2に、比較例4〜5についての測定結果を表3に示した。
前記実施例19における填料スラリー1を、填料改質剤1による処理をしていない沈降性炭酸カルシウムに代えたこと以外は実施例19と同様にして手抄き紙を得た。得られた手抄き紙を23℃、RH50%の条件下に24時間調湿した後、実施例19と同様にして紙中灰分量、不透明度、印刷後不透明度、内部結合強度、ステキヒトサイズ度の測定を行った。測定結果を表3に示した。
前記比較例6における沈降性炭酸カルシウムのパルプに対する添加量を20%から、21%に代えたこと以外は比較例6と同様にして手抄き紙を得た。得られた手抄き紙を23℃、RH50%の条件下に24時間調湿した後、比較例6と同様にして紙中灰分量、不透明度、印刷後不透明度、内部結合強度、ステキヒトサイズ度の測定を行った。測定結果を表3に示した。
LBKPを、カナディアン・スタンダード・フリーネス400に調整した濃度2.4%のパルプスラリーに、硫酸バンドをパルプに対して0.5%加えた後、カチオン性澱粉(日本NSC(株)製、CATO304)をパルプに対して0.5%添加し、アルキルケテンダイマー系サイズ剤(星光PMC(株)製AD1604)を0.2%添加した。攪拌した後、pH7.5に調整した水道水を用いてパルプ濃度を0.6%に調整し、次いで実施例1における共重合体水溶液1の水溶液をパルプに対して固形分換算で0.1%添加し、その後、填料改質剤による処理をしていない沈降性炭酸カルシウムスラリー(固形分30%)をパルプに対して20%添加した後、角型シートマシンにて抄紙して、坪量40g/m2の手抄き紙を得た。得られた手抄き紙を23℃、RH50%の条件下に24時間調湿した後、実施例19と同様にして紙中灰分量、不透明度、印刷後不透明度、内部結合強度、ステキヒトサイズ度の測定を行った。測定結果を表3に示した。なお、前記薬品の添加率はパルプ絶乾重量に対する固形分重量比である。
前記比較例8において実施例1の共重合体水溶液1を実施例2〜5の共重合体水溶液2〜5に代えたこと以外は比較例8と同様にして手抄き紙を得た。得られた手抄き紙を23℃、RH50%の条件下に24時間調湿した後、実施例19と同様にして紙中灰分量、不透明度、印刷後不透明度、内部結合強度、ステキヒトサイズ度の測定を行った。測定結果を表3に示した。
LBKPを、カナディアン・スタンダード・フリーネス400に調整した濃度2.4%のパルプスラリーに、硫酸バンドをパルプに対して0.5%加えた後、カチオン性澱粉(日本NSC(株)製、CATO304)をパルプに対して0.5%添加し、アルキルケテンダイマー系サイズ剤(星光PMC(株)製AD1604)を0.2%添加した。攪拌した後、pH7.5に調整した水道水を用いてパルプ濃度を0.6%に調整し、次いで実施例17の填料スラリー12をパルプに対して10%添加した後、角型シートマシンにて抄紙して、坪量40g/m2の手抄き紙を得た。得られた手抄き紙を23℃、RH50%の条件下に24時間調湿した後、実施例19と同様にして紙中灰分量、不透明度、印刷後不透明度の測定を行った。測定結果を表4に示した。なお、前記薬品の添加率はパルプ絶乾重量に対する固形分重量比である。
前記実施例28の填料スラリー12を填料スラリー13(実施例18で調製された填料スラリー)に代えたこと以外は実施例25と同様にして手抄き紙を得た。得られた手抄き紙を23℃、RH50%の条件下に24時間調湿した後、実施例19と同様にして紙中灰分量、不透明度、印刷後不透明度の測定を行った。測定結果を表4に示した。
前記実施例28における填料スラリー12を、填料改質剤5による処理をしていないタルクに代えたこと(比較例13)以外は実施例28と同様にして、前記実施例29における填料スラリー13を、填料改質剤6による処理をしていないホワイトカーボンに代えたこと(比較例14)以外は実施例29と同様にして手抄き紙を得た。得られた手抄き紙を23℃、RH50%の条件下に24時間調湿した後、実施例19と同様にして紙中灰分量、不透明度、印刷後不透明度の測定を行った。測定結果を表4に示した。
LBKPを、カナディアン・スタンダード・フリーネス400に調整した濃度2.4%のパルプスラリーに、硫酸バンドをパルプに対して0.5%加えた後、カチオン性澱粉(日本NSC(株)製、CATO304)をパルプに対して0.5%添加し、アルキルケテンダイマー系サイズ剤(星光PMC(株)製AD1604)を0.2%添加した。攪拌した後、pH7.5に調整した水道水を用いてパルプ濃度を0.6%に調整し、次いで実施例8の填料スラリー1をパルプに対して15%添加し、さらに実施例17の填料スラリー12をパルプに対して5%になるように添加してパルプスラリーを調製した後、角型シートマシンにて抄紙して、坪量 40g/m2の手抄き紙を得た。得られた手抄き紙を23℃、RH50%の条件下に24時間調湿した後、実施例19と同様にして紙中灰分量、不透明度、印刷後不透明度の測定を行った。測定結果を表4に示した。なお、前記薬品の添加率はパルプ絶乾重量に対する固形分重量比である。
前記実施例30の填料スラリー12を填料スラリー13(実施例18で調製された填料スラリー)に代えたこと以外は実施例30と同様にして手抄き紙を得た。得られた手抄き紙を23℃、RH50%の条件下に24時間調湿した後、実施例19と同様にして紙中灰分量、不透明度、印刷後不透明度の測定を行った。測定結果を表4に示した。
前記実施例30における填料スラリー12を、填料改質剤5による処理をしていないタルク及び填料スラリー1を填料改質剤1による処理をしていない沈降性炭酸カルシウムに代えたこと(比較例15)以外は実施例30と同様にして、前記実施例31における填料スラリー13を填料改質剤5による処理をしていないタルク及び填料スラリー1を填料改質剤1による処理をしていない沈降性炭酸カルシウムに代えたこと(比較例16)以外は実施例31と同様にして手抄き紙を得た。得られた手抄き紙を23℃、RH50%の条件下に24時間調湿した後、実施例19と同様にして紙中灰分量、不透明度、印刷後不透明度の測定を行った。測定結果を表4に示した。
Claims (5)
- 疎水性ビニルモノマー(A)及びアニオン性ビニルモノマー(B)の共重合体及び/又はその共重合体のアルカリ中和物の水溶液であり、パルプスラリー調製用の填料スラリーに填料と共に含まれる填料スラリー成分であることを特徴とする填料改質剤。
- 疎水性ビニルモノマー(A)がスチレン、(メタ)アクリル酸エステル及びオレフィンより成る群から選ばれる少なくとも一種であり、前記アニオン性ビニルモノマー(B)がカルボキシル基含有ビニルモノマー(b1)であり、疎水性ビニルモノマー(A)と前記カルボキシル基含有ビニルモノマー(b1)との重量比が(A):(b1)=(30〜90):(10〜70)であることを特徴とする請求項1記載の填料改質剤。
- 前記共重合体のアルカリ中和物が、スチレン−マレイン酸系共重合体のアルカリ中和物、スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体のアルカリ中和物、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル−(メタ)アクリル酸共重合体のアルカリ中和物、オレフィン−無水マレイン酸共重合体のアルカリ中和物であることを特徴とする請求項1、又は2に記載の填料改質剤。
- 前記請求項1〜3のいずれか一項に記載の填料改質剤を含有することを特徴とする填料スラリー。
- 前記請求項4に記載の填料スラリーが混合されて成るパルプスラリーを用いて抄紙することを特徴とする製紙方法。
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