JPH07229091A - 塗工紙の製造方法、およびその製造方法によりえられる塗工紙 - Google Patents

塗工紙の製造方法、およびその製造方法によりえられる塗工紙

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JPH07229091A
JPH07229091A JP14070693A JP14070693A JPH07229091A JP H07229091 A JPH07229091 A JP H07229091A JP 14070693 A JP14070693 A JP 14070693A JP 14070693 A JP14070693 A JP 14070693A JP H07229091 A JPH07229091 A JP H07229091A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 無機体質顔料を一次微粒子レベルまで分散さ
せ、しかも良好な流動性を有し、さらに高光沢を付与で
きる塗工剤を使用することにより、優れた印刷インキの
セット性および高い光沢を有する塗工紙の製造。 【構成】 下記の条件(a)、(b)および(c)を満
足する塗工剤を、原紙に塗工量10〜40g/m2 (乾
燥重量)で塗工した後、90〜160℃に加熱された熱
ロールを使用し、プレス加工することを特徴とする。 (a)塗工剤の固形分として、平均一次粒子径が0.0
4〜1.0μmの炭酸カルシウムおよびその他の無機体
質顔料からなる。 (b)前記無機体質顔料および前記水性バインダー樹脂
の重量比率が70/30〜95/5である。 (c)前記無機体質顔料がビーズミルまたはボールミル
により分散処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗工紙の製造方法およ
びその方法によってえられた塗工紙に関し、より詳しく
は、紙に特定の塗工剤を塗工し、熱ロールでプレス加工
することにより、優れた印刷インキのセット性および非
常に高い光沢を有する塗工紙を製造する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来よりオフセット印刷の分野では、被
印刷体として主に紙が使用される。その中でも塗工紙
は、非塗工紙と比較して、印刷面が平滑であると共に、
インキ受理性やセット性などの印刷適性も良好で、光沢
のある鮮明な印刷物を製造できるという利点を有するこ
とから、美粧印刷物を製造するためによく利用されてき
た。
【0003】この塗工紙を製造するために使用される塗
工剤は、一般にカオリンクレー、炭酸カルシウム、二酸
化チタンなどの無機体質顔料と、カゼイン、澱粉、SB
R樹脂、アルカリ可溶型ラテックスなどのバインダー樹
脂とを混合してえられるものであり、これを紙面にロー
ルコーター、ブレードコーターあるいはエアーナイフコ
ーターなどの種々の塗工手段で塗工し、さらに熱ロール
でプレス加工することにより塗工紙がえられる。
【0004】ここで顔料は、紙面で層状に配列し、紙面
を平滑にすると共に、オフセットインキの流動成分を吸
収して、インキのセット性を向上させる効果を有し、ま
た顔料自体の有する光沢によって、印刷物に光沢を付与
するものである。
【0005】一方、バインダー樹脂は、塗工剤の流動性
を保ち、また被印刷体からの顔料の脱落、塗工剤層のク
ラックを防止する効果を有する。
【0006】そこで、従来の塗工剤を使用してえられる
塗工紙の光沢は、顔料自体の表面光沢や粒子径に依存す
ることになる。
【0007】一般に、微粒子顔料を使用すると、高光沢
の塗工紙をうることができ、たとえば特開昭59−21
6996号公報には、一次粒子径が0.1〜1.0μm
の立方形炭酸カルシウム微粒子を、全顔料に対して30
〜70重量%含有する無機体質顔料を塗工剤の顔料とし
て使用することにより、高光沢度を保持し、高速度で製
造可能なキャスト紙を製造する方法が記載されている。
しかし、当該方法では、微粒子の炭酸カルシウムの全顔
料に占める比率が高くなるに従って、塗工紙の光沢を低
下させる結果となっている。
【0008】これは、たとえ一次粒子径の小さな顔料を
使用しても、顔料自体は強固な凝集体を形成するため、
通常の製造法では一次粒子レベルまで分散させることが
困難であり、実質的には粗粒子を使用しているのと同じ
結果となるためである。
【0009】顔料を微小粒子径まで分散させて使用する
方法として、特開昭57−25499号公報に、0.1
〜1.0μmの微小粒子径の炭酸カルシウムを澱粉誘導
体と混合してサンドミルで分散処理することにより、一
次粒子まで分散させる方法が記載されている。
【0010】しかし、この処理によって、顔料粒子を一
次粒子レベルまで細粒子化できても、通常の塗工剤で使
用するバインダー樹脂の系では、えられる塗工剤の流動
性が著しく低下し、また、顔料の表面光沢以上の光沢を
求めることはできなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題点を解決することにあり、無機体質顔料を一次微
粒子レベルまで分散させ、しかも良好な流動性を有し、
さらに高光沢を付与できる塗工剤を使用するにより、優
れた印刷インキのセット性および高い光沢を有する塗工
紙を製造することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、下記
の条件(a)、(b)および(c)を満足する塗工剤
を、原紙に塗工量10〜40g/m2 (乾燥重量)で塗
工した後、90〜160℃に加熱された熱ロールを使用
して、プレス加工することを特徴とする塗工紙の製造方
法に関するものである。
【0013】(a)塗工剤の固形分として、平均一次粒
子径が0.04〜1.0μmの炭酸カルシウムおよびそ
の他の無機体質顔料からなり、両者の重量比率が30/
70〜100/0である無機体質顔料、酸価50〜25
0、ガラス転移温度−50〜120℃の、アクリル系樹
脂、スチレン−アクリル系樹脂、スチレン−マレイン酸
系樹脂およびスチレン−アクリル−マレイン酸系樹脂よ
りなる群から選ばれる少なくとも1種の水性バインダー
樹脂を含有する。
【0014】(b)前記無機体質顔料および前記水性バ
インダー樹脂の重量比率が70/30〜95/5であ
る。
【0015】(c)前記無機体質顔料がビーズミルまた
はボールミルにより分散処理される。
【0016】
【作用および実施例】通常の高速ミキサーなどの撹拌機
を使用して炭酸カルシウムなどの無機体質顔料を分散さ
せると、系中にかかるせん断力が顔料の凝集力より小さ
いため、一次粒子まで分散させることは困難である。
【0017】また、仮に高いせん断力をかけて一次粒子
まで分散させたとしても、平均一次粒子径が0.04〜
1.0μmの微粒子顔料では、顔料の表面積が非常に大
きいため、通常の塗工剤で使用されるラテックス系のバ
インダー樹脂では、顔料表面を完全に濡らすことができ
ず、えられる塗工剤の流動性が著しく低下する。
【0018】従って、微粒子顔料を一次粒子径まで分散
させ、しかも良好な流動性を維持するためには、特別な
分散機とバインダー樹脂を使用することが必要である。
【0019】本発明で使用する水性バインダー樹脂は、
分子内にカルボキシル基、水酸基、アミド基などの、顔
料表面に吸着可能な官能基を有する。これらの水性バイ
ンダー樹脂と無機体質顔料とを混合して、ビーズミル、
ボールミルなどの特定の分散機で分散させると、系中に
高いせん断力がかかり、顔料を一次粒子まで分散させる
ことができる。
【0020】また、これらの水性バインダー樹脂は、顔
料表面をよく濡らすため、えられる塗工剤の流動性を良
好にすることができる。
【0021】さらに、従来の塗工剤からえられる塗工紙
の光沢は、塗工剤中に含有される顔料自体の光沢に依存
していたが、本発明の塗工剤では、顔料と水性バインダ
ー樹脂が良く濡れガラス状の光沢を呈することから、塗
工紙の光沢も非常に高くなる。
【0022】以下、本発明をより詳しく説明する。
【0023】まず、本発明にかかわる塗工剤で使用する
無機体質顔料としては、平均一次粒子径が0.04〜
1.0μmの炭酸カルシウムを必須成分とするもので、
そのなかでも、より微粒子である0.04〜0.50μ
mの立方形の結晶構造のものが好適である。
【0024】また、本発明における前記特定の一次粒子
径の範囲にある炭酸カルシウムの使用量は全無機体質顔
料に対して30重量%以上、より好ましくは70重量%
以上である。前記炭酸カルシウムの使用量が30重量%
未満では、本発明の目的とする光沢がえられず好ましく
ない。
【0025】なお、他の併用可能な無機体質顔料として
は、二酸化チタン、カオリンクレー、タルクなどが使用
でき、本発明が無機体質顔料を微細粒子まで分散処理す
ることを特徴とすることから、他の無機体質顔料も一次
粒子径が1.0μm以下であることが望ましい。
【0026】つぎに、本発明で使用する水性バインダー
樹脂としては、アクリル系樹脂、スチレン−アクリル系
樹脂、スチレン−マレイン酸系樹脂およびスチレン−ア
クリル−マレイン酸系樹脂から選ばれる少なくとも1種
の水性バインダー樹脂が使用できる。
【0027】なお、前記各水性バインダー樹脂は、以下
のように定義されるものである。
【0028】アクリル系樹脂とは、アクリル系モノマー
を共重合してえられる水性バインダー樹脂である。
【0029】アクリル系モノマーとしては、アクリル酸
またはメタクリル酸を必須成分として、さらにアクリル
酸またはメタクリル酸の誘導体の中から1種以上を選択
して使用することができる。
【0030】ここで、アクリル酸またはメタクリル酸の
誘導体としては以下のモノマーが使用できる。
【0031】(メタ)アクリル酸アルキルエステル類 (メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸
ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリ
ル酸オクチル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)ア
クリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリルなど
炭素数が1〜18個のアルキルエステル (メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル類 (メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)ア
クリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸
4−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸6−ヒドロ
キシヘキシル、(メタ)アクリル酸8−ヒドロキシオク
チル、(メタ)アクリル酸9−ヒドロキシノニルなど炭
素数が2〜9個のヒドロキシアルキルエステル (メタ)アクリル酸アルキルアミド類 (メタ)アクリル酸メチルアミド、(メタ)アクリル酸
エチルアミド、(メタ)アクリル酸プロピルアミド、
(メタ)アクリル酸ブチルアミド、(メタ)アクリル酸
ヘキシルアミド、(メタ)アクリル酸オクチルアミド、
(メタ)アクリル酸デシルアミド、(メタ)アクリル酸
ラウリルアミド、(メタ)アクリル酸ステアリルアミド
など炭素数が1〜18個のアルキルアミド また、スチレン−アクリル系樹脂とは、前記アクリル系
モノマーとスチレン系モノマーを共重合してえられる水
性バインダー樹脂である。
【0032】ここで、スチレン系モノマーとしては、ス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンなどの炭
素数が8ないし9個の不飽和芳香族化合物の中から1種
以上を選択して使用することができる。
【0033】また、スチレン−マレイン酸系樹脂とは、
前記スチレン系モノマーとマレイン酸系モノマーとを共
重合してえられる水性バインダー樹脂である。
【0034】ここで、マレイン酸系モノマーとしては、
無水マレイン酸、マレイン酸、マレイン酸誘導体の中か
ら1種以上を選択して使用することができる。
【0035】なお、マレイン酸誘導体とは、マレイン酸
のアルキルハーフエステル、ヒドロキシアルキルハーフ
エステル、マレイン酸のアルキルポリアルキレングリコ
ールハーフエステル、アルキルハーフアミドであり、無
水マレイン酸と、炭素数が1〜18個のモノアルコール
または炭素数が2〜9個のジオール成分とのハーフエス
テル化合物、または炭素数が1〜18個のアミン成分と
のハーフアミド化合物である。
【0036】最後に、スチレン−アクリル−マレイン酸
系樹脂とは、前記スチレン系モノマー、前記アクリル系
モノマーおよび前記マレイン酸系モノマーを共重合して
えられる水性バインダー樹脂である。
【0037】以上の水性バインダー樹脂において、水性
化のために必要なカルボキシル基の含有量は、当該水性
バインダー樹脂の酸価を50〜250、好ましくは80
〜200の範囲とする量である。ここで水性バインダー
樹脂の酸価が50より小さくなると、樹脂の水に対する
溶解性が低下し、分離や沈降を起こし、一方酸価が25
0より大きくなると耐水性が低下し、好ましい結果がえ
られなくなる。
【0038】また、当該水性バインダー樹脂のガラス転
移温度は、−50〜120℃の範囲、好ましくは−40
〜40℃の範囲である。水性バインダー樹脂のガラス転
移温度がこの範囲より低くなると、えられる塗工剤の、
プレス加工時の熱ロールに対する離型性が低下し、一方
高くなると罫割れなどが発生して好ましくない。
【0039】さらに、前記水性バインダー樹脂の分子量
(重量平均分子量、以下同様)としては、5,000〜
100,000、なかんづく10,000〜30,00
0の範囲が好ましい。
【0040】本発明にかかわる水性バインダー樹脂の製
造方法に関しては、まず、窒素などの不活性ガス下、沸
点が60〜200℃の、モノまたはポリアルキレングリ
コールあるいはそのエーテルまたはエステル系溶媒、酢
酸エステル系溶媒などの水混和性溶剤、芳香族炭化水素
系溶媒、ケトン系溶媒などの水非混和性溶剤中に、前記
の各成分の単量体混合物を添加し、さらにジターシャリ
ーブチルパーオキサイド、ベンゼンパーオキサイド、ア
ゾビスイソブチロニトリルなどの反応開始剤を添加し
て、60〜170℃で1〜10時間、好ましくは4〜8
時間共重合させた後、有機溶媒を溜去させて、固形共重
合体として製造することができる。
【0041】さらに、前記水性バインダー樹脂の使用に
あたっては、塩基を添加した水中に当該固形共重合体を
添加し、水性バインダー樹脂ワニスとして使用すること
ができる。
【0042】ここで、水性化のために使用する塩基とし
ては、アンモニア水、アルカリ金属の水酸化物などの無
機塩基、有機アミンなどの有機塩基が使用でき、具体的
には、アルカリ金属の水酸化物として、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムなど、有機アミンとしては、モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、モルホリンなどが使用できる。
【0043】以上の無機体質顔料と水性バインダー樹脂
ワニスを使用してえられる塗工剤において、それらの含
有比率は、無機体質顔料70〜95重量部に対して、水
性バインダー樹脂5〜30重量部(ただし、無機体質顔
料と水性バインダー樹脂の和を100重量部とする)の
範囲である。ここで顔料の含有比率がこの範囲より多く
なると、本発明で特定する塗工剤の製造が困難となり、
高い光沢がえられなくなる。一方、顔料の含有比率が低
くなると、オフセットインキのセット性が低下する。
【0044】なお、本発明にかかる塗工剤において、紙
に対する接着性、耐摩擦性などを向上させることを目的
として、本発明の効果を低下させない範囲で他のバイン
ダー樹脂を併用することができる。ここで、他のバイン
ダー樹脂としては、通常の塗工剤、水性インキなどで使
用されている樹脂が使用できる。
【0045】具体的には、ポリビニルアルコール、水性
セルロース類などの水性樹脂、あるいはアクリル酸など
の不飽和カルボン酸のアルキルエステルまたはアルキル
アミド化合物、酢酸ビニルなどの脂肪酸ビニルエステル
型化合物などを乳化重合させてえられる樹脂水性エマル
ジョン、SBR樹脂水性エマルジョンなどが使用でき
る。
【0046】なお、本発明で特定する水性バインダー樹
脂のガラス転移温度が40℃を超える場合において、罫
割れの防止などがより強く要求される時には、ガラス転
移温度が40℃以下の他のバインダー樹脂を、固形分と
して1/2程度併用することが好ましい。
【0047】さらに、目的に応じて、水混和性溶剤、消
泡剤、離型剤、着色剤などの各種添加剤を添加混合する
ことができる。水混和性溶剤としては、低級アルコール
類、多価アルコール類、およびそれらのアルキルエーテ
ル類またはアルキルエステル類などをあげることができ
る。
【0048】つぎに、本発明にかかわる塗工剤を製造す
る方法について説明する。
【0049】本発明にかかわる塗工剤は、まず無機体質
顔料と水性バインダー樹脂ワニスを撹拌機を使用して予
め撹拌混合した後、ビーズミルまたはボールミルを使用
して分散処理して製造することができる。
【0050】本発明でいうビーズミルとは、円筒状の金
属容器(ベッセル)内に、円板状の撹拌羽根(ディス
ク)または棒状の撹拌部材を取り付けた回転軸を設け、
その間にメディアと呼ばれる平均粒径が0.5〜5m
m、通常は1〜3mm程度のオタワサンド、天然の鉱物
ビーズ、硬質ガラスビーズ、金属ビーズなどを充填した
ものであり、回転軸が回転すると、撹拌羽根または撹拌
部材によってメディアが撹拌される機構になっている。
その中に前記の顔料と水性バインダー樹脂ワニスとの混
合物を滞留させることによって分散処理を行うものであ
る。
【0051】このビーズミルには、連続式のものとバッ
チ式のものがあり、たとえば連続式のものとして、縦型
のサンドグラインダー、グレンミル、横型のスーパーミ
ル、ダイノミルなど、またバッチ式のものとして、アト
ライター、アジテーションミルなどのいずれもが利用で
きる。
【0052】ビーズミル、ボールミルの分散処理条件に
ついては、顔料と水性バインダー樹脂ワニスとの混合物
の固形分や処理量、流動特性などによって、ミルの回転
速度、メディアの種類や充填量などを適宜調節すること
ができる。
【0053】なお、前記分散機の中でも、塗工剤を短時
間で多量に製造できることから、連続式のビーズミルの
使用が好ましい。
【0054】つぎに前記塗工剤を使用して、本発明の塗
工紙をうる方法について説明する。
【0055】まず、本発明にかかわる塗工剤を塗工する
原紙としては、一般の上質紙または中性抄紙された原紙
が使用される。
【0056】本発明にかかる塗工剤は、原紙に直接塗工
されるか、または他の塗工剤が下塗りされたものに塗工
される。
【0057】つぎに、塗工は、製紙の間または製紙後に
おいて行なうことができ、塗布機としては通常のロール
コーター、ドクターブレードコーター、ナイフエッジコ
ーター、カーテンコーター、グラビアコーター、バーコ
ーターなどのいずれもが使用できる。さらに原紙の片面
もしくは両面に塗工することができ、塗工量は1回また
は複数回の塗工で、通常10〜40g/m2 (乾燥重
量)の範囲である。
【0058】塗工剤が塗工された原紙は熱プレス加工を
施される。熱プレス加工としては、原紙に塗工剤が塗工
された後、塗工剤が湿潤状態のままで熱プレス加工する
直接または間接キャスト法、塗工後に酸処理によって塗
工剤を凝固させた後に熱プレス加工するゲル化キャスト
法、あるいは完全に塗工剤が乾燥した後にプレス加工さ
れるラスター加工法のいずれかを採用することができ、
それによって光沢仕上げされて塗工紙となる。
【0059】なお、熱プレス加工は、通常90ないし1
60℃に加熱された鏡面仕上加工された金属ロールを使
用し、10ないし150m/minのライン速度で、3
0ないし150kg/cmの線圧の条件下で行われる。
金属ロールの加熱温度が前記範囲より低いと、プレス効
率の低下、表面の平滑性の不良を招き、一方前記範囲よ
り高いと、プレス適性の低下、水の突沸に起因する塗工
剤層の劣化を招く。
【0060】以上の製造方法によって製造された塗工紙
は、通常のオフセット印刷方法で印刷が可能で、良好な
印刷適性と非常に高い光沢を有する印刷物を与える塗工
紙である。
【0061】以下、実施例によって本発明をより具体的
に説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。なお、特にことわりの無い限り、「部」および
「%」は「重量部」および「重量%」を表す。
【0062】水性バインダー樹脂ワニス製造例1 撹拌機、冷却管、窒素ガス導入管を備えた四つ口フラス
コに、酢酸エチル600部を仕込み、75〜78℃に加
熱した後、窒素ガスを導入しながら、メタクリル酸50
部、メタクリル酸メチル120部、スチレン130部、
アクリル酸2−エチルヘキシル100部、および反応開
始剤としてジターシャリーブチルパーオキサイド4部を
混合したものを2時間かけて滴下した。さらに同温度に
保ちながら2時間ランダム共重合させた後、溶剤を減圧
下に蒸発させて、酸価81、Tg(ガラス転移温度、以
下同様)30℃の水性バインダー樹脂をえた。
【0063】この水性バインダー樹脂400部を破砕し
た後、当量のアンモニアを溶解させた水600部中に撹
拌混合し、80℃で加熱溶解させて、固形分40%の水
性バインダー樹脂ワニスNo.1をえた。
【0064】水性バインダー樹脂ワニス製造例2 単量体組成を、メタクリル酸50部、メタクリル酸メチ
ル50部、スチレン50部、アクリル酸2−エチルヘキ
シル250部に変えた以外は、水性バインダー樹脂ワニ
ス製造例1と同じ条件で、固形分40%の水性バインダ
ー樹脂ワニスNo.2をえた。
【0065】 (水性バインダー樹脂の酸価81、Tg−40℃) 水性バインダー樹脂ワニス製造例3 単量体組成を、メタクリル酸50部、メタクリル酸メチ
ル140部、スチレン140部、アクリル酸2−エチル
ヘキシル70部に変えた以外は、水性バインダー樹脂ワ
ニス製造例1と同じ条件で、固形分40%の水性バイン
ダー樹脂ワニスNo.3をえた。
【0066】 (水性バインダー樹脂の酸価81、Tg49℃) 水性バインダー樹脂ワニス製造例4 単量体組成を、メタクリル酸50部、メタクリル酸メチ
ル80部、スチレン80部、メタクリル酸2−ヒドロキ
シエチル110部、アクリル酸2−エチルヘキシル80
部に変えた以外は、水性バインダー樹脂ワニス製造例1
と同じ条件で、固形分40%の水性バインダー樹脂ワニ
スNo.4をえた。
【0067】 (水性バインダー樹脂の酸価81、Tg32℃) 水性バインダー樹脂ワニス製造例5 単量体組成を、メタクリル酸50部、メタクリル酸メチ
ル100部、スチレン110部、アクリルアミド40
部、アクリル酸2−エチルヘキシル100部に変えた以
外は、水性バインダー樹脂ワニス製造例1と同じ条件
で、固形分40%の水性バインダー樹脂ワニスNo.5
をえた。
【0068】 (水性バインダー樹脂の酸価81、Tg32℃) 水性バインダー樹脂ワニス製造例6 単量体組成を、メタクリル酸120部、メタクリル酸メ
チル80部、スチレン100部、アクリル酸2−エチル
ヘキシル100部に変えた以外は、水性バインダー樹脂
ワニス製造例1と同じ条件で、固形分40%の水性バイ
ンダー樹脂ワニスNo.6をえた。
【0069】 (水性バインダー樹脂の酸価197、Tg32℃) 水性バインダー樹脂ワニス製造例7 単量体組成を、メタクリル酸120部、メタクリル酸メ
チル160部、アクリル酸2−エチルヘキシル120部
に変えた以外は、水性バインダー樹脂ワニス製造例1と
同じ条件で、固形分40%の水性バインダー樹脂ワニス
No.7をえた。
【0070】 (水性バインダー樹脂の酸価197、Tg27℃) 水性バインダー樹脂ワニス製造例8 単量体組成を、マレイン酸モノエトキシエトキシエチル
300部、スチレン100部に変えた以外は、水性バイ
ンダー樹脂ワニス製造例1と同じ条件で、固形分40%
の水性バインダー樹脂ワニスNo.8をえた。
【0071】 (水性バインダー樹脂の酸価120、Tg30℃) 水性バインダー樹脂ワニス製造例9 単量体組成を、メタクリル酸80部、スチレン160
部、マレイン酸ブチル80部、アクリル酸2−エチルヘ
キシル80部に変えた以外は、水性バインダー樹脂ワニ
ス製造例1と同じ条件で、固形分40%の水性バインダ
ー樹脂ワニスNo.9をえた。
【0072】 (水性バインダー樹脂の酸価196、Tg39℃) 水性バインダー樹脂ワニス製造例10 単量体組成を、メタクリル酸180部、メタクリル酸メ
チル50部、スチレン60部、アクリル酸2−エチルヘ
キシル110部に変えた以外は、水性バインダー樹脂ワ
ニス製造例1と同じ条件で、固形分40%の水性バイン
ダー樹脂ワニスNo.10をえた。
【0073】 (水性バインダー樹脂の酸価294、Tg29℃) 水性バインダー樹脂ワニス製造例11 単量体組成を、メタクリル酸50部、メタクリル酸メチ
ル20部、スチレン40部、アクリル酸2−エチルヘキ
シル290部に変えた以外は、水性バインダー樹脂ワニ
ス製造例1と同じ条件で、固形分40%の水性バインダ
ー樹脂ワニスNo.11をえた。
【0074】 (水性バインダー樹脂の酸価81、Tg−54℃) 塗工剤製造例1〜19 表1に示した配合の無機体質顔料および水性バインダー
樹脂ワニスを、撹拌機で撹拌混合したのち、100〜5
00ポイズとなるように、水で粘度調整を行った後、横
型ビーズミルを使用し、ベッセル内の滞留時間が0.7
〜1.4分の範囲になるように吐出量を調整して、分散
処理を行った。ここで分散条件としては、粒径が1.7
mm程度のガラスビーズをベッセルの容量の80%充填
し、ディスクの周速は、78m/minとした。
【0075】以上の分散処理をしてえられた、無機体質
顔料/水性バインダー樹脂ワニス分散物に、さらに、S
BR樹脂水性エマルジョンおよび水を所定量加え、撹拌
混合して、それぞれ塗工剤No.1〜19をえた。
【0076】塗工剤製造例20 表1の配合に従って無機体質顔料、顔料分散剤としてポ
リアクリル酸ナトリウムをプロペラ型撹拌機で撹拌混合
した後、SBR樹脂水性エマルジョン、水を加えて、塗
工剤No.20を製造した。
【0077】塗工剤製造例21 表1の配合に従って無機体質顔料、顔料分散剤としてポ
リアクリル酸ナトリウム、デンプン誘導体をプロペラ型
撹拌機で撹拌混合した後、塗工剤No.1〜19の製造
と同じ条件で分散処理を行った。さらにSBR樹脂水性
エマルジョン、水を加えて、塗工剤No.21を製造し
た。
【0078】塗工剤製造例22 塗工剤No.3と同一組成の塗工剤をプロペラ型撹拌機
で撹拌して、塗工剤No.22の塗工剤をえた。
【0079】なお、前記塗工剤No.1〜22の材料と
しては、炭酸カルシウムとして、白艶華T−DD(平均
粒子径0.14μm、白石カルシウム(株)製)、PC
(平均粒子径0.46μm、白石カルシウム(株)
製)、P−50(平均粒子径1.15μm、東洋ファイ
ンケミカル(株)製)を、カオリンクレーとしてBRI
LLIANT−15(石原産業(株)製)を、SBR樹
脂水性エマルジョンとしてJSR−0624(Tg−1
4℃、固形分48%、日本合成ゴム(株)製)を使用し
た。
【0080】塗工剤No.1〜22を40℃の雰囲気温
度で7日間保存した後、流動性の変化を評価したとこ
ろ、塗工剤No.21は激しく振とうしても流動性がえ
られなかったため、後の評価試験を行わなかった。
【0081】実施例1〜14および比較例1〜7 塗工剤No.1〜20、22を直径0.15mmのメア
バーにて、キャスト原紙上に塗布し、室温にて乾燥させ
た後、108℃に加熱された鏡面ドラムを使用して、ラ
イン速度60m/min、線圧100kg/cmの条件
下で光沢仕上げを行ない、実施例1〜14および比較例
1〜7の塗工紙をえた。
【0082】これらの塗工紙の光沢、印刷インキのセッ
ト性、ピック強度、耐水性、プレス適性および罫割れ性
の評価試験を行い、その結果を表2に示した。
【0083】評価方法はつぎに示すとおりである。
【0084】(1)光沢 60度光沢値をグロスメーターで測定し、その数値より
光沢の評価を行った。 評価基準 A : 測定値が80以上のもの B : 測定値が60以上、80未満のもの C : 測定値が60未満のもの (2)印刷インキセット性 RI印刷適性試験機を使用して0.1cc/200cm2の盛り
にてオフセットインキを印刷し、オフセットインキセッ
ト試験機(東洋精機(株)製)にてセット試験を行い、
そのセット時間よりインキのセット性を評価した。
【0085】評価基準 A : セット時間が1分未満のもの B : セット時間が1分以上、3分未満のもの C : セット時間が3分以上のもの (3)ピック強度 オフセットインキをフォグラ印刷適性試験機を用いて、
印圧60KPa、印刷速度120m/minで印刷し、
塗工層の版胴への移行を目視にて評価した。
【0086】評価基準 A : 版胴へ全く移行しない B : 版胴へ部分的に移行する C : 版胴に全面的に移行する (4)耐水性 塗工紙(4cm×5cm)の塗工面に、0.1mlの水を滴下
し、その上に同じ塗工紙の塗工面(乾燥面)を合わせて
1kg/cm2 の荷重をかけ、25℃で24時間放置したの
ち、両塗工紙を引き剥し、そのときの状態から耐水性を
評価した。
【0087】評価基準 A : 抵抗なく塗工面が剥離する B : 剥離の際に僅かに顔料が相手面に移行する C : 塗工面同士が貼り付く (5)プレス適性 光沢仕上げを行う際に、塗工層の熱ロールへの移行を目
視判断で評価した。
【0088】評価基準 A : 熱ロールへ全く移行しない B : 熱ロールへ部分的に移行する C : 熱ロールに全面的に移行する (6)罫割れ性 塗工紙をその塗工面を内側にして折り曲げた後、セロハ
ンテープを塗工面に貼り付けて剥離した。塗工剤層の状
態および剥がれる量から罫割れ性を評価した。
【0089】A : 塗工剤層に亀裂が生じず、全
く剥がれない B : 塗工剤層に部分的に亀裂が生じるが、折り
目部分は剥がれない C : 塗工剤層全体に亀裂が生じ、折り目部分の
上層のみが剥がれる D : 塗工剤層全体に亀裂が生じ、折り目部分の
全層が剥がれる
【0090】
【表1】
【0091】
【表2】
【0092】
【発明の効果】以上、実施例を用いて具体的に説明した
ように、本発明で特定する塗工剤を原紙に塗工し、熱ロ
ールでプレス加工することにより、優れた印刷インキの
セット性、より高い光沢を有する塗工紙をうることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 満 大阪市西区江戸堀一丁目23番37号 サカタ インクス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の条件(a)、(b)および(c)
    を満足する塗工剤を、原紙に塗工量10〜40g/m2
    (乾燥重量)で塗工した後、90〜160℃に加熱され
    た熱ロールを使用して、プレス加工することを特徴とす
    る塗工紙の製造方法。 (a)塗工剤の固形分として、平均一次粒子径が0.0
    4〜1.0μmの炭酸カルシウムおよびその他の無機体
    質顔料からなり、両者の重量比率が30/70〜100
    /0である無機体質顔料、酸価50〜250、ガラス転
    移温度−50〜120℃の、アクリル系樹脂、スチレン
    −アクリル系樹脂、スチレン−マレイン酸系樹脂および
    スチレン−アクリル−マレイン酸系樹脂よりなる群から
    選ばれる少なくとも1種の水性バインダー樹脂を含有す
    る。 (b)前記無機体質顔料および前記水性バインダー樹脂
    の重量比率が70/30〜95/5である。 (c)前記無機体質顔料がビーズミルまたはボールミル
    により分散処理される。
  2. 【請求項2】 前記炭酸カルシウムの平均一次粒子径が
    0.04〜0.50μmであることを特徴とする請求項
    1記載の塗工紙の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記水性バインダー樹脂のガラス転移温
    度が−40〜40℃であることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の塗工紙の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載の塗工紙の製造
    方法によってえられる塗工紙。
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