JPS6155290A - グラビア印刷紙用塗被組成物 - Google Patents

グラビア印刷紙用塗被組成物

Info

Publication number
JPS6155290A
JPS6155290A JP17136784A JP17136784A JPS6155290A JP S6155290 A JPS6155290 A JP S6155290A JP 17136784 A JP17136784 A JP 17136784A JP 17136784 A JP17136784 A JP 17136784A JP S6155290 A JPS6155290 A JP S6155290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
alkali
parts
copolymer
coating composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17136784A
Other languages
English (en)
Inventor
木村 年男
上岡 帝司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd filed Critical Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Priority to JP17136784A priority Critical patent/JPS6155290A/ja
Publication of JPS6155290A publication Critical patent/JPS6155290A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、優れた特性を有するグラビア印刷用塗被紙を
与える塗被組成物に関するものである。更に詳しくは、
ミスドツトが少なく、網点再現性の優れたグラビア印刷
用塗被紙を得るのに通した塗被組成物に関するものであ
る。
グラビア印刷は、ハイライト部から中間調にかけての再
現性がよく、美しい写真が印刷できるので、最近ますま
す広い方面で利用されている。しかしインキを金属ロー
ルの凹面から直接紙面に転移させる方式であるため、ミ
スドツトや網点の再現不良が発生しやすく、印刷効果を
阻害する重大な欠陥となっている。
ミスドツトは凹版のインキが充分に紙面に転移されない
現象であり、グラビア印刷時の加圧条件下においても充
分な紙面平滑性が得られていないことが主な原因とされ
ている。そのため塗工原紙、塗被組成物等、用紙の面か
らの改良のみならず、インキ、製版等、印刷面からの改
良も種々提案されているが、未だ充分な改良効果が得ら
れていない。
また網点の再現不良は、グラビアインキが紙に転移する
と同時に紙表面に広がり、印刷物の再現不良を起す現象
であり、グラビアインキの紙面への吸収が悪い場合に発
生し、やすい。
かかる現状に鑑み、グラビア印刷用紙の重大な欠陥であ
るミスドツト及び網点再現性不良の改良について、主に
印刷用紙を製造する際の塗被組成物に関する検討を中心
に研究を進めた結果、塗被組成物に特定の共重合体ラテ
ックスを配合することによってミスドツト及び網点再現
性が著しく改良され、更に顔料として特定の立方形炭酸
カルシウムを併用すると相乗的に改良効果が増進される
ことを見出し本発明を達成するに至った。
即ち、本発明で用いられるラテックスは、アルカリ不溶
性共重合体成分(A)とアルカリ可溶性共重合体成分(
B)を有する特殊なアルカリ感応型共重合体ラテックス
であり、そのアルカリ不溶性共重合体成分(A)中のブ
タジェン量を多(することによって、得られるアルカリ
感応型共重合体ラテックスの塗膜を軟らかくし、塗被紙
のグラビア印刷時の平滑性を改良すると同時に、ミスド
ツト及び網点再現性を改良しようとするものである。
しかし、一般にブタジェンを多量に使用すると接着力が
低下し、かつ塗膜も軟らかくなり過ぎるため塗被紙がロ
ールに貼り付く所謂「プロ7キングトラブルJが発生し
易くなる。しかし本発明で′は、アルカリ不溶性共重合
体成分(A)中にアクリル酸エステル及び/又はメタク
リル酸エステルの中から選ばれる2種以上の単量体を配
合し、且つアルカリ可溶性共重合体成分(B)の中にも
多量のエチレン系不飽和カルボン酸を配合することによ
ってラテックスのTgを一45℃以下にキープし、結果
的にラテックスの接着力を改良してロールへのブロッキ
ングトラブルを解消し、良好なミスドツトの改良及び良
好な網点再現性を得ているものである。
本発明は顔料100重量部に対して、共重合体成分がブ
タジェン56〜70重量%、アクリル酸エステル及び/
又はメタクリル酸エステルの中から選ばれる2種以上の
単量体10〜25重量%、エチレン系不飽和カルボン酸
1〜5重量%、エチレン系不飽和基を有する芳香族化合
物0〜33重量%から成るアルカリ不溶性共重合体(A
)と・共重合体成分が酢酸ビニル5〜15重量%、エチ
レン系不飽和モノカルボン酸20〜50重量%、アクリ
ル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルの中から
選ばれる少なくとも1種の単量体35〜65重量%から
成るアルカリ可溶性共重合体(B)とを重量比が98=
2から85 : ’15の範囲内になるように混合もし
くはアルカリ不溶性共重合体(A)の存在下でアルカリ
可溶性共重合体(B)を共重合させて調製したアルカリ
感応型共重合体ラテックスを3〜12重量部含有するグ
ラビア印刷紙用塗被組成物である。
本発明で使用されるアルカリ不溶性共重合体成分(A)
のブタジェンの使用割合は56〜70重量%の範囲で選
ばれや。この量が56重量%未満になるとミスドツト及
び網点再現性の改良効果が不十分となり、70重量%を
超えると塗膜が軟らかくなり過ぎブローンキングトラブ
ルが発生する。
エチレン系不飽和カルボン酸としては、たとえばアクリ
ル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマール酸、イタコ
ン酸及びクロトン酸などが用いられる。これらは単独で
用いてもよいし、また2種以上を混合して用いてもよい
。このエチレン系不飽和カルボン酸の使用割合は、1〜
5重量%の範囲で選ばれる。1重量%未満では重合反応
中の安定性が低下し、残留分が多くなる上に得られるラ
テックスの接着力が不十分となる。しかし5重量%を超
えると得られるラテックスの粘度が高くなり過ぎ取り扱
いが困難になる。
アクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸工ステルと
しては、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ヒ
ドロキシエチル、アクリル酸2−エチルへキシル、メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸ヒドロキシエチルなどが
例示される。
本発明においては、これらは2種以上が併用されるもの
であるが、特にアクリル酸ヒドロキシエチルとメタクリ
ル酸メチルの2種を併用すると、ミスドツトの改良効果
および、接着性において好ましい結果が得られる。これ
らのアクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステ
ルの使用割合は10〜25重景%の重量で選ばれる。こ
れらは共重合体ラテックスに接着性を付与するために用
いられるが、この量が10重量%未満では接着性が不十
分となり、25重量%を超えるとTgがアンプしミスド
ツトの改良効果が低下すると同時に塗被紙のウェット強
度も低下してしまう。
エチレン系不飽和基を持つ芳香族化合物としては、例え
ばスチレン、α−メチルスチレン、メトキシスチレン、
ビニルトルエン、α−クロルスチレンなどが用いられる
。これらの使用割合は0〜33重量%の範囲で選ばれる
。使用割合が33重量%を超えるとミスドツト及び網点
再現性が低下してしまう。
なお、アルカリ不溶性共重合体成分(A)中には、上記
の各単量体成分のほかに、その特性を損なわない範囲内
でアクリロニトリル、塩化ビニリデン、アクリルアミド
などの各種慣用単量体を含有させることもできる。
本発明で用いられるアルカリ感応型共重合体ラテックス
のもう一つの成分であるアルカリ可溶性共重合体成分(
B)はエチレン系不飽和モノカルボン酸、酢酸ビニル、
アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルの少なく
とも一種のit体を共重合して製造される。
このアルカリ可溶性共重合体成分(B)に用いらるエチ
レン系不飽和モノカルボン酸としては、例えばアクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマール酸、イタコン
酸及びクロトン酸等が挙げられる。その使用割合は、ア
ルカリ可溶性共重合体成分(B)の全重量に対して20
〜50重量%の範囲で選ばれる。20重量%未満では、
アルカリ増粘性が不十分であり、また良好な保水性が得
られない。そのためより好ましくは30重量%以上、最
も好ましくは33重量%以上使用される。
しかし、50.tTfLt%を超えるとアルカリ増粘性
が過度となり、得られるラテフクスの見掛は粘度が著し
く上昇し取り扱いが困難となるため、より好ましくは4
5宙量%以下の使用に留められる。
酢酸ビニルの使用割合は5〜15重量%の範囲で選ばれ
る。5重量%未満では十分なアルカリ増粘性が得られず
、15重量%を超えると耐水性が劣化する。
アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルについては
、上記アルカリ不溶性共重合体成分(A)に使用される
ものと同じものが例示され、それらの少なくとも一種以
上が用いられる。その使用割合は、35〜65重量%の
範囲で選ばれる。35宙景%未満ではやはり重合時の安
定性が悪く残留分を生成しやすくなり、接着力も低下す
る。一方65重量%を超えると十分なアルカリ増粘性を
得ることが困難となる。
なお、アルカリ可溶性共重合体成分(B)にも前記の各
単量体成分のほかに、その特性を損なわない範囲内で、
アクリロニトリル、塩化ビニリデン、アクリルアミドな
どの各種慣用単量体を併用することができる。
本発明で用いられるアルカリ感応型共重合体ラテックス
は、上記アルカリ不溶性共重合体成分(A)と、アルカ
リ可溶性共重合体成分(B)とを重量比で98=2から
85. : 15の範囲内になるように混合もしくはア
ルカリ不溶性共重合体(A)の存在下でアルカリ可溶性
共重合体(B)を共重合させて調製する必要がある。上
記(A)成分がこれよりも多くなると、塗被液の増粘性
が低くなり、良好な印刷光沢および白紙光沢を得ること
ができない。しかし、(B)成分がこれよりも多くなる
と耐水性が低下するとともに塗被液の増粘効果が過度に
なり取り扱いが困難となる。
本発明で用いられるアルカリ感応型共重合体うテックス
は、常法に従い所定の単量体混合物を30−100℃の
温度で乳化共重合することによって調製される。この場
合、あらかじめ(A)成分の共重合体ラテックスをパン
チ式又は連続的に重合させ、重合率が90%以上に達し
た時点で(B)成分の単量体混合物をバッチ式又は連続
的に添加して共重合させてもよいし、(A)成分の共m
合体ラテンクスと(B)成分の共重合体ラテックスとを
別個に調製したのち、それぞれを所定割合で物理的に混
合してもよい。
これらは、その組成からみれば、必ずしも同一の性質を
示すとは限らないが、前記した重量比範囲で(A)成分
と(B)成分が含まれている場合には、意外にも両者の
間に実質上、性質の相違は認められなかった。しかし、
前記の割合よりも(A)成分が多い範囲では、混合系の
保水性が極端に劣化し、(A)成分が少ない範囲では、
混合系の網点再現性及び耐水性が低下する。
なお、各成分の乳化重合は、公知の方法に従い、水性媒
体中で乳化剤、重合開始剤及び連鎖移動剤などを用いて
行うことができる。
乳化剤としては、通常のカルボン酸変性スチレン−ブタ
ジェン系共重合ラテックスの製造に際して使用されるア
ニオン性界面活性剤、例えば、高級アルコールの硫酸エ
ステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、高級アルキ
ルスルホン酸塩やノニオン性界面活性剤、例えば、ポリ
エチレングリコールアルキルエーテルなどが用いられる
。また、重合開始剤としては、過硫酸ナトリウム、過硫
酸カリウム、過硫酸アンモニウム及びキュメンノ\イド
ロバーオキサイドなどの水溶性開始剤、レドックス系触
媒などが用いられる。そのほか、連鎖移動剤、キレート
剤、無機塩などの助剤も、乳化重合において慣用されて
いるものを任意に用いるこ゛とができる。
さらに、本発明で用いられるアルカリ感応型共重合体ラ
テックスの中には、一般に使用されている耐水化剤、消
泡剤、保水剤等の助剤を配合することもできる。
本発明で用いられるアルカリ感応型共重合体ラテックス
のゲル濃度は60〜90%、好ましくは70〜85%に
調整するのが望ましい。ゲル濃度が90%を超えたり、
60%未満であるとラテックスの接着力が低下し、ブロ
ッキングトラブルの原因となる。
本発明のグラビア印刷紙用塗被組成物においては、かか
る特定のアルカリ感応型共重合体ラテックスを接着剤成
分として、顔料100重量部当り、3〜12重量部、好
ましくは3〜8M量部の割合で用いる必要がある。3重
量部未満では、接着力が不十分となり、12重量部を超
えると、網点再現性の改良効果が劣化してしまう。
なお、必要に応じて本発明の所望の効果を損なわない範
囲でカゼイン、デンプンなどの天然接着剤やポリビニル
アルコールなどの合成接着剤を添加併用することもでき
る。
本発明の塗被組成物において用いられる顔料としては、
カオリン、クレー、硫酸バリウム、軽質炭酸カルシウム
、重質炭酸カルシウム、超微粒化重質炭酸カルシウム、
水酸化アルミニウム、サチンホワイト、二酸化チタン、
亜硫酸カルシウム、硫酸亜鉛、プラスチックピグメント
等通常の塗被紙用顔料がそれぞれの顔料性質に応じて配
合される。
ところが、各種の顔料と上記特定のラテ・ンクスとの組
合せに関し多数の実験を重ねた結果、平均粒子径が0.
1〜1μmである特定の立方形炭酸カルシウム(実質的
に立方形であるものを含む)を本発明の特定のラテック
スと併用すると、従来の各種異方形炭酸カルシウムとの
組合せでは得られないミスドツト及び網点再現性の著し
い改良効果が得られるのみなならず、インキグロスも改
良された極めて良好な印刷物が得られることが明らかと
なった。
即ち、一般に炭酸カルシウムは、立方形、棒状、米粒状
等の形状を有しており、従来の紙コーテイング用顔料と
しては、平均粒子径が約0.1〜3μm程度である米粒
状、針状、紡錘状、不定形等異方形の炭酸カルシウムが
主に使用されている。
これらの異方形の炭酸カルシウムを本発明の特定のラテ
ックスを配合したグラビア印刷紙用塗被組成物に用いた
場合には、紙の平滑性が得難く、むしろミスドツトが低
下する゛傾向にあり、その形状に起因して塗被層の緻密
性も低下してグラビアインキが塗被層に染み込みインキ
グロスが悪化してしまう。然るに、平均粒子径が0.1
〜1μmである立方形炭酸カルシウムを塗被組成物中の
全顔料成分の5〜100重量%、より好ましくは10〜
80重量%用いると上記の如く全く予期せざる優れた作
用効果が発現されるものである。
平均粒子径が0.1〜1μmである立方形炭酸カルシウ
ムは、例えば、特開昭53−43097号、特開昭53
−43694号、特開昭54−149399号等にその
製造方法が開示されており、これらを塗被組成物の顔料
成分として用いることも、例えば特公昭55−5007
5号、特開昭56−68187号等に記載されている。
しかし本発明の塗被組成物においては、かかる立方形炭
酸カルシウムを前記特定のラテックスと組合せて使用す
るものであり、かかる組合せによって、一般にはグラビ
ア印刷用塗被組成物には十分有効には使用し得なかった
炭酸カルシウムの使用を可能にし、しかもミスドツト、
網点再現性の著しく改良された印刷物を得ているもので
ある。
なお、平均粒子径が0.1μmより小さい立方形炭酸カ
ルシウムは、表面強度の低下をもたらし、しかも接着剤
の増量も必要となり結果的に、ミスドツトの低下を来す
。また、塗被組成物の粘度上昇をもまねき塗工適性が低
下する。逆に1μmより大きい立方形炭酸カルシウムで
は塗布面の平滑性が著しく低下してしまい、やはりミス
ドツトが低下する。このため本発明の塗被組成物におい
ては平均粒子径が0.1〜1μm、より好ましくは0゜
1〜0.6μmの立方形炭酸カルシウムが好ましく用い
られるものである。
本発明の塗被組成物には、一般に塗被紙用組成物に配合
される分散剤、流動変性剤、消泡剤、染料、滑剤、耐水
化剤、保水剤等の各種助剤が必要に応じて適宜配合され
る。
また、塗被組成物の調製に際しては、各種のミキサー、
ニーグー、ボールミル、サンドミル等の混合、攪拌機が
塗被組成物の種類に応じて適宜選択して用いられる。
本発明の塗被組成物は塗被原紙の両面ないしは片面にm
Hないしは多層コーティングされる。この場合、両面の
塗被組成物の配合は常法に従って適宜変えることができ
る。塗被方法についても、特に限定されるものではなく
、エアーナイフコーク−、ロールコータ−2或いはパド
ル及びインバーター型のブレードコーターでブレードが
ベベル及びベント型のコーター、さらにはビルブレード
、ツインブレード、チャンプレックスなどの各種ブレー
ドコーク−やショートドウエルコーク−等通常の各種塗
被装置が用いられる。得られた塗被紙は、一般にスーパ
ーキャレンダー、グロスキャレンダー等通当な仕上げ装
置によって仕上げられる。
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが
、勿論これらに限定されるものではない。
実施例1 くアルカリ感応型共重合体ラテックスの製造〉滴下漏斗
及びかきまぜ機を備えた耐圧重合容器に、水70重量部
、平均粒径0.02μの種ラテツクス(スチレン96重
量%、アクリル酸4重量%からなるスチレン−アクリル
酸共重合体ラテックス)o、s重量部、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム0.1重量部、エチレンジアミ
ン四酢酸ナトリウム0.05部、イタコン酸2.0重量
部を仕込み、90℃に加熱した0次いで、容器内を窒素
置換したのち、減圧にし、スチレン18重量部、ブタジ
ェン60重量部、アクリル酸ヒドロキシエチル10重量
部、メタクリル酸メチル10重量部、ter t−ドデ
シルメルカプタン0.3重量部からなる単量体混合物と
、水50重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム0.1重量部、水酸化ナトリウム0.15重量部、過
硫酸カリウム0.5重量部から成る溶液を同時に滴下し
た。温度を90℃に維持しながら、6時間で滴下を完了
し、転化率98%の水性分散液(A成分)を得た。
他方、同じ装置を使用し、水70重量部、ドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム0.1ffiffi部、エチ
レンジアミン四酢酸ナトリウム0.02重量部を仕込み
、90″Cに加熱し、容器内を窒素で置換したのぢ減圧
にした。次いで、酢酸ビニル10重量部、アクリル酸エ
チル27重量部、アクリル酸ブチル28重量部、メタク
リル#35重量部から成る単量体混合物と、水34重置
部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.1重量
部、過硫酸カリウム0.5重量部から成る水溶液を同時
に滴下した。3時間かけ゛ζ滴下を完了し、転化率98
.5%のアルカリ感応型共重合体エマルジョン(B成分
)を得た。
このようにして得た水性分散液(A成分)とアルカリ感
応型共重合体エマルジョン(B成分)とを、9:1の重
量比で混合し、最終P H3,3のアルカリ感応型共重
合体ラテックスを得た。
く塗被組成物の調製〉 この様にして得たアルカリ感応型共重合体ラテックス7
重量部を平均粒子径0.5μmである立方形炭酸カルシ
ウム30重量部とカオリン(EMC社製、HTクレー)
70重量部の接着剤として用い、分散剤としてポリアク
リル酸ソーダ0.2 Ei量部を使用し、且つ苛性ソー
ダでPHを9.0に調節して60%濃度の塗被組成物を
得た。
これをブレードコーターで塗被原紙にコートiが両面で
26 g / rdになる様に塗工し、乾燥後スーパー
キャレンダー処理を行いグラビア印刷用紙を得た。得ら
れたグラビア印刷用紙の品質評価を行い、その結果を第
1表に記載した。なお各物性の測定方法は以下に示す通
りである。
(1)PH:25℃において測定した。
(2)粘度:BL型粘度針(60rpm # 4スピン
ドル)によって測定した。塗工機の操業 性を考えると2000 cps以下が望ましい。
(3)ブロッキング性:スーパーキャレンタ−掛ケ前の
塗被紙の塗被面をラシャ紙上にの せ、50℃、200kg/印の条件下で10回スーパー
キャレンダーに通し、 塗被紙のビフキング状態を肉眼で判定 した。
◎ 〜 ○ 〜 Δ 〜  × (優)         ・(劣) (4)ミスドツト及び網点再現性:グラビア印刷適性試
験機(大蔵省印刷局方式)にてグ ラビア印刷用インキを用いて印刷し、 試験片を目視にて判定し優劣をつけた。
◎ 〜 ○ 〜 Δ 〜 × 〜 ××(優)    
           (劣)実施例2〜5 共重合体成分を第1表に示す様な割合で使用し、実施例
1と同様にして4種類のアルカリ感応型共重合体ラテッ
クスを11した。
得られたアルカリ感応型共重合体ラテックスを接着剤と
して用い、第1表に示す様な顔料配合及び接着剤配合で
塗被組成物を調製し、以下実施例1と同様にして4ff
fi+ffのグラビア印刷用紙を得てその品質評価結果
を第1表に記載した。
実施例6 くアルカリ感応型共重合体ラテックスの製造〉滴下漏斗
及びかきまぜ機を備えた耐圧重合容器に、水70重量部
、実施例1で用いたのと同じ種ラテックス0.8重量部
、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.1重量部
、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム0.05重量部、
イタコン酸2.0重量部を仕込み、90℃に加熱し、容
器内を窒素で置換したのち減圧にした。
次いで、スチレン18重量部、ブタジェン60重量部、
アクリル酸ヒドロキシエチル10重量部、メククリル酸
メチル10重量部、tert−ドデシルメルカプタン0
.3重量部からなる単量体混合物と、水50重量部、ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.1重量部、水
酸化ナトリウム0.15重量部、過硫酸カリウム0.5
重量部から成る水溶液とを同時に滴下した。6時間かけ
て滴下を完了し、転化率98.0%の水性分散液(A成
分)を得た。
次いで、この水性分散液中に、90℃の温度で酢酸ビニ
ル1.0重量部、アクリル酸エチル2.7重量部、アク
リル酸ブチル2.8重i部、メタクリル酸3.5重量部
からなるR量体混合物(B成分)と水34重量部、ドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.017m9部、
過硫酸カリウム0.07重量部から成る溶液とを同時に
滴下し、温度を85℃に維持し、3時間で滴下を完了し
た。このようにして、平均粒径0.2μ、P H3,2
、転化率98゜0%のアルカリ感応型共重合体ラテック
スを得た。
く塗被組成物の調整〉 この様にして得たアルカリ感応型共重合体ラテックス用
いた以外は実施例1と同様にしてグラビア印刷用紙を得
、その品質評価結果を第1表に示した。
比較例1〜5 実施例1におけるアルカリ不溶性成分(A)とアルカリ
可溶性成分(B)の組成を第1表に示すように変えた以
外は実施例1と同様にして5種類のアルカリ感応型共重
合体ラテックスを調製した。
それらを使用した以外は実施例1と同様にして5種類の
グラビア印刷用紙を得、その品質評価結果を第1表に記
載した。
比較例6 実施例6におけるアルカリル不溶性成分(A)とアルカ
リ可溶性成分(B)の組成を第1表に示す様に変えた以
外は実施例5と同様にしてアルカリ感応型共重合体ラテ
ックスを調製し、以下同様にしてグラビア印刷用紙を得
てその品質評価結果を第1表に記載した。
第1表の結果から明らかな様に、本発明の各実施例で得
られたグラビア印刷用紙は、各比較例に比較しミスドツ
ト、網点再現性に優れ、しかも粘度、ブロッキングなど
のいわゆる操業性も良好であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)顔料100重量部に対して、共重合体成分がブタ
    ジエン56〜70重量%、アクリル酸エステル及び/又
    はメタクリル酸エステルの中から選ばれる2種以上の単
    量体10〜25重量%、エチレン系不飽和カルボン酸1
    〜5重量%、エチレン系不飽和基を有する芳香族化合物
    0〜33重量%から成るアルカリ不溶性共重合体(A)
    と、共重合体成分が酢酸ビニル5〜15重量%、エチレ
    ン系不飽和モノカルボン酸20〜50重量%、アクリル
    酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルの中から選
    ばれる少なくとも1種の単量体35〜65重量%から成
    るアルカリ可溶性共重合体(B)とを重量比が98:2
    から85:15の範囲内になるように混合もしくはアル
    カリ不溶性共重合体(A)の存在下でアルカリ可溶性共
    重合体(B)を共重合させて調製したアルカリ感応型共
    重合体ラテックスを3〜12重量部含有するグラビア印
    刷紙用塗被組成物。
  2. (2)顔料成分として平均粒径が0.1〜1μmである
    立方形炭酸カルシウムを含有する請求の範囲第(1)項
    記載の塗被組成物。
JP17136784A 1984-08-17 1984-08-17 グラビア印刷紙用塗被組成物 Pending JPS6155290A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17136784A JPS6155290A (ja) 1984-08-17 1984-08-17 グラビア印刷紙用塗被組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17136784A JPS6155290A (ja) 1984-08-17 1984-08-17 グラビア印刷紙用塗被組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6155290A true JPS6155290A (ja) 1986-03-19

Family

ID=15921862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17136784A Pending JPS6155290A (ja) 1984-08-17 1984-08-17 グラビア印刷紙用塗被組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6155290A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62156387A (ja) * 1985-12-28 1987-07-11 ジェイエスアール株式会社 紙用塗工液組成物
JPH02260913A (ja) * 1989-03-31 1990-10-23 Sharp Corp 受信装置
JPH0441503A (ja) * 1990-06-07 1992-02-12 Asahi Chem Ind Co Ltd ジエン系共重合体ラテックスの製造方法
CN1078140C (zh) * 1998-07-02 2002-01-23 赵晓岩 无网点印刷技术

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5464115A (en) * 1977-10-28 1979-05-23 Asahi Dow Ltd Paper coating composition
JPS54131013A (en) * 1978-03-30 1979-10-11 Asahi Dow Ltd Paper coating composition
JPS55145746A (en) * 1979-04-27 1980-11-13 Dow Chemical Co Aqueous polymer dispersion* paper coating composition and coated paper product made therewith

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5464115A (en) * 1977-10-28 1979-05-23 Asahi Dow Ltd Paper coating composition
JPS54131013A (en) * 1978-03-30 1979-10-11 Asahi Dow Ltd Paper coating composition
JPS55145746A (en) * 1979-04-27 1980-11-13 Dow Chemical Co Aqueous polymer dispersion* paper coating composition and coated paper product made therewith

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62156387A (ja) * 1985-12-28 1987-07-11 ジェイエスアール株式会社 紙用塗工液組成物
JPH02260913A (ja) * 1989-03-31 1990-10-23 Sharp Corp 受信装置
JPH0441503A (ja) * 1990-06-07 1992-02-12 Asahi Chem Ind Co Ltd ジエン系共重合体ラテックスの製造方法
CN1078140C (zh) * 1998-07-02 2002-01-23 赵晓岩 无网点印刷技术

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4265977A (en) Paper coating composition of unsaturated acid and mono-olefin polymerized in the presence of a preformed styrene/butadiene latex
EP0331143B1 (en) Coating composition and cast-coated paper coated with same
US4602059A (en) Polymeric compositions useful as binders in coating colors and coating colors prepared therefrom
KR100392936B1 (ko) 혼합 라텍스를 함유하는 종이 코팅 조성물
JPS6155290A (ja) グラビア印刷紙用塗被組成物
JPS60199997A (ja) 紙用塗工液組成物
JPS60224895A (ja) グラビア印刷紙用被覆組成物
JP2772791B2 (ja) ゲートロール用紙用塗工組成物
AU565959B2 (en) Polymeric compositions useful as binders in coating colors and coating colors prepared therefrom
JP3153570B2 (ja) 共重合体ラテックスの製造方法
JP3148315B2 (ja) 紙塗工用組成物および塗工紙
JPH08325994A (ja) 共重合体ラテックスおよびこれを含有してなる塗被紙用組成物
JPS6157439B2 (ja)
JPH04240297A (ja) 紙塗工用共重合体ラテックスの製造方法
JPH05239113A (ja) 共重合体ラテックスの製造方法
US4631312A (en) Polymeric compositions useful as binders in coating colors and coating colors prepared therefrom
JPH0524280B2 (ja)
JPS59179895A (ja) 紙被覆用組成物
JP3162476B2 (ja) 紙塗工用組成物及び該組成物を塗工して得られる塗工紙
JP3475572B2 (ja) オフセット印刷塗工紙用共重合体ラテックスの製造方法
JPH08158296A (ja) 紙塗工液組成物
JPS638439A (ja) 紙塗工用組成物
JPH10129108A (ja) インクジェット記録材料用の表面塗工剤
JPH0466959B2 (ja)
JPH01250496A (ja) グラビア印刷紙塗被用組成物