JP2007310457A - 車車間通信システム、車車間通信装置、および制御装置 - Google Patents

車車間通信システム、車車間通信装置、および制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】車車間通信装置を搭載した搭載車両の近傍に位置する移動物体が、危険要素であるか否かを識別できるようにする。
【解決手段】車車間通信システムにおいて、各車車間通信装置を構成する支援制御ECUは、無線機を介して、ソナーやカメラを用いて検出した移動物体の情報、およびGPSアンテナや車速センサを用いて検出した自車両の情報を、他車両に搭載された車車間通信装置に送信するとともに、他車両に搭載された車車間通信装置から送信されてくる同種の情報を受信する。そして、支援制御ECUは、右直事故支援処理にて、自車両の位置情報と無線機を介して他車両から受信した移動物体の位置情報および他車両の情報とに基づいて、移動物体が自車両にとっての危険要素であるか否かを判断し、該判断結果に応じて警告を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載され互いに通信を行う車車間通信装置、複数の車車間通信装置を備えた車車間通信システム、および制御装置に関する。
従来より、上記車車間通信システムとして、車車間通信装置が搭載されていない非搭載車両の情報を、車車間通信装置が搭載されている搭載車両が検出し、他の搭載車両に非搭載車両の情報を送信することにより、他の搭載車両が非搭載車両の情報を把握することができるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−301581号公報
ところで、上記車車間通信システムにおいては、非搭載車両の代わりに、二輪車や歩行者等の移動物体を検出することができる。
しかしながら、上記車車間通信システムでは、二輪車や歩行者等の移動物体を検出することはできるが、この移動物体が車車間通信装置を搭載した搭載車両にとって危険な存在である危険要素であるか否かを識別することはできない。よって、搭載車両の運転者は、移動物体が車両同士の間や車両の脇から飛び出してくることを予想することができない。
そこで、このような問題点を鑑み、車車間通信システムにおいて、車車間通信装置を搭載した搭載車両の近傍に位置する移動物体が、危険要素であるか否かを識別できるようにすることを本発明の目的とする。
かかる目的を達成するために成された請求項1に記載の車車間通信システムにおいて、車車間通信装置を構成する通信手段は、移動物体検出手段が検出した移動物体の情報を他車両に搭載された車車間通信装置に送信するとともに、他車両に搭載された車車間通信装置から送信されてくる同種の情報を受信する。そして、危険要素判断手段は、少なくとも車両情報検出手段により検出された自車両の位置情報と通信手段を介して他車両から受信した移動物体の位置情報とに基づいて、移動物体が自車両にとっての危険要素であるか否かを判断し、該判断結果を出力する。
ここで、危険要素判断手段は、少なくとも自車両の位置情報と移動物体の位置情報とから移動物体が危険要素であるか否かを判定すればよく、自車両および移動物体の位置情報のみから危険要素を判定する場合には、これらの位置情報に基づいて自車両と移動物体との距離を演算し、この距離が予め設定された判定距離よりも接近しているか否かによって、移動物体が危険要素であるか否かを判定すればよい。
また、このシステムにおいて、自車両および移動物体の位置情報のほかに、自車両や移動物体の速度の情報を取得できる場合には、危険要素判断手段は、自車両および移動物体の距離と速度の情報とに基づいて、自車両と移動物体とが接近(衝突)するまでの接近時間を演算し、この接近時間が予め設定された判定時間以内であるか否かによって、移動物体が危険要素であるか否かを判定してもよい。
このように、危険要素判定手段には、多くの形態が考えられるため、本発明ではこれらの形態を含むように、「車両の位置情報と移動物体の位置情報とに基づいて、前記移動物体が自車両にとっての危険要素であるか否かを判断する」と記載した。
このような車車間通信システムによれば、車車間通信装置を搭載した車両の近傍に位置する移動物体が、自車両にとって危険要素であるか否かを識別することができる。
また、請求項1に記載の車車間通信システムにおいて、危険要素判断手段は、請求項2に記載のように、通信手段を介して複数の他車両から同一の移動物体の位置情報を受信すると、自車両の位置情報と複数の車両から受信した移動物体の位置情報とに基づいて、移動物体が自車両にとっての危険要素であるか否かを判断するようにしてもよい。
このような車車間通信システムによれば、複数の車両において1つの移動物体を監視し、より多くの情報(監視結果)に基づいて移動物体が危険要素であるか否かを総合的に判断することができる。よって、危険要素を識別する際の精度を向上させることができる。
なお、他車両から受信した移動物体の位置情報が同一の移動物体であることを特定するためには、例えば、複数の他車両により移動物体を検出した各時刻や、各移動物体の位置情報が、一定の法則を満たすこと(例えば、予め設定された設定時間内に各他車両で各移動物体を検出したことや、各移動物体が検出誤差を考慮した所定距離内に検出されたこと等)を判定する手段(同一判定手段)を備えていればよい。
また、請求項1または請求項2に記載の車車間通信システムにおいて、危険要素判断手段は、請求項3に記載のように、通信手段を介して他車両から受信した移動物体の情報に基づいて、移動物体の移動ベクトルを演算する移動物体ベクトル検出手段と、車両情報検出手段により検出された自車両の位置情報から予想される予想進路と移動物体の移動ベクトルから予想される予想進路とに基づいて、自車両および移動物体の予想進路が交差する交差ポイントを検出する交差ポイント検出手段と、移動物体が交差ポイントに到達するまでの所要時間を演算する所要時間演算手段と、所要時間演算手段による演算結果が予め設定された許容時間以内であれば、移動物体が自車両にとっての危険要素であると判断する条件判断手段と、条件判断手段による判断結果を出力する出力手段と、を備えていてもよい。
即ち、この車車間通信システムにおいては、移動物体が自車両と衝突する虞がある地点である交差ポイントを検出し、移動物体がこの交差ポイントに到達するまでの時間に応じて、この移動物体が危険要素であるか否かを判定する。
従って、例えば、右直事故(交差点等で右折しようとする車両と、この車両の反対側の車線で渋滞等により停車している車両の脇をすり抜けてくる二輪車等の移動物体とが出会い頭に衝突する事故)のように、自車両の進路と移動物体の進路とが交差するときに生じうる事故を防止することができる。
なお、本発明において、移動物体ベクトル検出手段は、通信手段を介して複数の他車両から受信した移動物体の位置情報から時間に対する位置の変化量を検出することにより移動ベクトル(始点位置と移動方向と移動速度)を演算してもよいし、通信手段を介して他車両の速度情報、他車両の向きの情報が取得できる場合には、移動物体の位置情報、他車両の速度情報、他車両の向きの情報を用いて移動ベクトルを演算してもよい。
また、交差ポイント検出手段が交差ポイントを検出する際に利用する自車両の予想進路は、自車両の現在地が特定の位置にあるか否か(例えば自車両が右折レーン等の特定のレーン内にあるか否か)に基づいて、予想進路を特定してもよいし、カーナビゲーションシステム等から車両の予想進路の情報が取得できる場合には、この情報を利用してもよい。
さらに、車両の予想進路は、車両のウインカの作動状態を取得することにより特定してもよい。
また、請求項1または請求項2に記載の車車間通信システムにおいて、危険要素判断手段は、請求項3に記載のように構成してもよいが、請求項4に記載のように構成してもよい。
即ち、危険要素判断手段は、車両情報検出手段による検出結果に基づいて自車両の移動ベクトルを演算する自車両ベクトル検出手段と、自車両ベクトル検出手段により演算された自車両の移動ベクトルと通信手段を介して他車両から受信した移動物体の位置情報とに基づいて、自車両が移動物体に最接近するまでの所要時間を演算する所要時間演算手段と、所要時間演算手段による演算結果が予め設定された許容時間以内であれば、移動物体が自車両にとっての危険要素であると判断する条件判断手段と、条件判断手段による判断結果を出力する出力手段と、を備えていてもよい。
つまり、本発明では、移動物体の移動速度が自車両の移動速度に対して比較的低速である場合を想定し、自車両が移動物体に最接近するまでの時間に応じて移動物体が危険要素であるか否かを判定している。
従って、このような車車間通信システムによれば、歩行者等の比較的移動速度が低速である移動物体が、自車両の走行車線とは反対側の対向車線に停車している車両の陰から飛び出してくることを検出することができる。よって、このような移動物体と、自車両とが衝突することを防止することができる。
なお、自車両ベクトル検出手段は、車両情報検出手段により自車両の位置情報を繰り返し受信し、時間に対する位置の変化量を検出することにより移動ベクトルを演算してもよいし、車両情報検出手段により自車両の速度情報および自車両の向きの情報を取得できる場合には、自車両の位置情報を繰り返し受信することなく、自車両の速度情報、自車両の向きの情報を用いて移動ベクトルを演算してもよい。
また、請求項3または請求項4に記載の車車間通信システムにおいては、請求項5に記載のように、各車車間通信装置は、通信手段を介して他車両から受信した移動物体の位置情報を繰り返し受信することにより、他車両の移動物体検出手段により移動物体が検出されなくなったことを検出し、移動物体が検出されなくなってからの未検出時間を計時する計時手段と、計時手段による未検出時間を用いて所要時間演算手段による演算結果を補正した補正時間を演算する補正時間演算手段と、を備え、条件判断手段は、補正時間演算手段による演算結果が予め設定された許容時間以内であれば、移動物体が自車両にとっての危険要素であると判断してもよい。
このような車車間通信システムによれば、移動物体が検出されなくなってからの未検出時間も考慮して移動物体が危険要素であるか否かを判定するので、実際に移動物体が存在するにも拘わらず、移動物体を検出できなかったために危険要素が存在しないと判定してしまうことを防止することができる。
さらに、請求項3〜請求項5の何れかに記載の車車間通信システムにおいては、請求項6に記載のように、条件判断手段は、移動物体が危険要素であると判断する場合において、このときに使用した演算結果に応じて、危険要素が自車両に及ぼす危険度合いを示す複数の危険レベルのうちの1つを選択し、出力手段は、条件判断手段により選択された危険レベルを判断結果として出力してもよい。
このような車車間通信システムにおいては、演算された所要時間に応じて何れかの危険レベルを選択するので、選択された危険レベルに応じて自車両に迫る危険の度合いを識別することができる。
なお、条件判断手段は、所要時間演算手段または補正時間演算手段による演算結果(所要時間)に応じて、複数の危険レベルのうちの1つを選択することになる。具体的には例えば、演算された所要時間が予め設定された複数の数値範囲のうちの何れの数値範囲に属するかに応じて危険レベルを設定するようにすればよい。
加えて、請求項6に記載の車車間通信システムにおいては、請求項7に記載のように、出力手段により出力された危険レベルに応じて、自車両を運転する運転者が行う運転動作の支援を行う運転支援手段を備えていてもよい。
このような車車間通信システムによれば、運転者の動作の支援を行うことができるので、自車両と移動物体とが衝突する事故を回避し易くすることができる。
特に、請求項7に記載の車車間通信システムにおいて、運転支援手段は、請求項8に記載のように、出力手段により出力された危険レベルが最大のときに、自車両を制動する制動制御を行うようにしてもよい。
このような車車間通信システムによれば、自車両が走行中には自車両を減速させることができ、自車両が停止中には自車両を発進させないようにすることができるので、より事故を回避し易くすることができる。
また、請求項5〜請求項8の何れかに記載の車車間通信システムにおいては、請求項9に記載のように、予め当該車車間通信装置が記憶する車両情報検出手段により検出される自車両の位置情報の誤差、および移動物体検出手段により検出される移動物体の位置情報の誤差に応じて、所要時間演算手段による演算結果に生じる誤差を検出する誤差検出手段と、誤差検出手段により検出された誤差の大きさに応じて条件判断手段が選択した危険レベルを引き下げて出力手段に出力させる出力制御手段と、を備えていてもよい。
このような車車間通信システムによれば、所要時間を演算するにあたって生じる誤差が大きい場合には、危険レベルを引き下げるので、実際にはそれほど危険ではない可能性がある危険要素に対して当該システムが過度に反応してしまうことを防止することができる。
さらに、請求項1〜請求項9の何れかに記載の車車間通信システムにおいては、請求項10に記載のように、少なくとも危険要素検出手段が検出した危険要素の情報を自車両の運転者に報知する報知手段を備えていてもよい。
このような車車間通信システムによれば、危険要素の情報を運転者に報知することができる。
また、移動物体が危険要素であることを識別したときに、何らかの支援を実施する場合(請求項7および請求項8等)には、この支援の内容を運転者に報知することで、運転者はどのような支援が行われているのかを認識することができる。
次に、請求項11に記載の車車間通信システムにおいて、危険要素判断手段は少なくとも前記移動物体検出手段により検出された移動物体の位置情報に基づいて、前記移動物体が他車両にとっての危険要素であるか否かを判断し、通信手段は危険要素検出手段が危険要素であると判断した移動物体の情報を他車両に搭載された車車間通信装置に送信するとともに、他車両に搭載された車車間通信装置から送信されてくる同種の情報を受信する。
即ち、請求項1〜請求項10の何れかに記載の車車間通信システムにおいては、他車両が検出した移動物体の情報を受信し、自車両にてこの移動物体が危険要素であるか否かを判断するのに対して、本発明(請求項11)の車車間通信システムにおいては、他車両にて危険要素であるか否かを判断してからその判断結果を自車両にて受信する。
従って、このような車車間通信システムによれば、危険要素の情報を他車両から受信することができるので、請求項1〜請求項10の何れかに記載の車車間通信システムと同様に、車車間通信装置を搭載した他車両の近傍に位置する移動物体が、自車両にとって危険要素であるか否かを識別することができる。
また、請求項12に記載の車車間通信装置は、請求項1〜請求項11の何れかにおいて車車間通信装置に関して記載した構成を備えている。
さらに、請求項13に記載の制御装置は、請求項1〜請求項11の何れかにおいて車車間通信装置を構成する危険要素判断手段として記載した構成を備えている。
従って、これらのような車車間通信装置や制御装置によれば、請求項1〜請求項11の何れかに記載の車車間通信システムの構成の要部を備えているので、車車間通信装置を搭載した他車両の近傍に位置する移動物体が、自車両にとって危険要素であるか否かを識別することができる。
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。
[実施例1]
まず、本実施例の概要について図1を用いて説明する。図1は二輪車の検出方法を示す説明図である。
図1に示すように、渋滞等により停止または低速走行している対向車両は、この対向車両の脇をすり抜ける二輪車等の移動物体を検出し、この移動物体の情報を、交差点を右折しようとする右折車両に送信する。そして、右折車両では、この移動物体の情報が右折車両にとっての危険要素であるか否かを判定し、危険要素である場合には、警告等の運転動作の支援を行うことにより、移動物体と右折車両との衝突を回避しようとするものである。
より詳細な実施例について、図2以下を用いて説明する。図2は、本発明が適用された車車間通信システム1の概略構成を示すブロック図である。
車車間通信システム1は、複数の車両に夫々搭載され、互いに無線通信可能にされた車車間通信装置10により構成されている。
各車車間通信装置10は、無線機20、表示装置21、スピーカ22が接続された支援制御ECU2(ECUは電子制御装置)と、ステアリングセンサ31、ヨーレートセンサ32、ブレーキ33が接続されたブレーキECU3と、GPSアンテナ41が接続されたナビゲーションECU4と、4つのソナー51〜54が接続されたソナーECU5と、車速センサ61、噴射制御装置62が接続されたエンジンECU6とを備えている。
各ECU2〜6は、CPU、ROM、RAM等を備えた周知のマイクロコンピュータとして構成されており、通信線を介してCAN等の所定の通信プロトコルで他のECU2〜6と通信可能に構成されている。
支援制御ECU2は、後述する側方通過物体検出処理や右直事故支援処理等を実行し、これらの処理の実行結果を無線機20を介して他の車両(他の車車間通信装置10)に送信したり、表示装置21やスピーカ22を介して車両の運転者に報知したりする。また、支援制御ECU2は、他の車両から無線機20を介して何らかの情報を受信すると、この受信結果に応じた処理を実行する。
表示装置21は、例えば地図画像等を表示するLCD(液晶カラーディスプレイ)や、フロントガラスに画像を重ねて表示させるHUD(ヘッドアップディスプレイ)として構成されており、支援制御ECU2による処理の実行結果や、ナビゲーションECU4により生成された地図情報等を表示する。
なお、表示装置21およびスピーカ22は、ナビゲーションECU4に接続されていてもよい。
ブレーキECU3は、操舵角を検出するステアリングセンサ31や角速度を検出するヨーレートセンサ32による検出結果に応じて、ブレーキ33を制御する。また、ブレーキECU3は、支援制御ECU2から制動制御指令を受けるとブレーキ33を作動させる。
ナビゲーションECU4は、GPSアンテナ41による検出結果に基づいて、自車両の現在地を検出し、この現在地に応じて、HDD9に格納された地図情報を読み出し、地図情報に自車両の現在地を重ねた地図画像を生成する。そして、ナビゲーションECU4は、地図情報および生成した地図画像を支援制御ECU2に送信し、表示装置21に地図画像を表示させる。
エンジンECU6は、車速センサ61による検出結果に応じてエンジン(噴射制御装置62等)を制御するとともに、車速センサ61による検出結果(車速情報)を支援制御ECU2やナビゲーションECU4に送信する。
ソナーECU5は、ソナー51〜54による検出結果を支援制御ECU2に送信する。
ここで、ソナー51〜54には、前方左側ソナー51、前方右側ソナー52、後方左側ソナー53、後方右側ソナー54があり、各ソナー51〜54が車両における4箇所の角部に車両の外側に向けて配置されている。そして、ソナー51〜54は、間欠的に超音波を送信し、車両の周囲に存在する移動物体や障害物等の物体にて反射された超音波の反射波を検出する。
ソナーECU5は、ソナー51〜54を用いて、反射波が検出されるまでの時間を測定することにより、車両の周囲に存在する移動物体や障害物等の物体の有無や、物体までの距離を検出することができる。
なお、本実施例においては、ソナー51〜54を用いて自車両の脇をすり抜ける二輪車を検出することを想定しているので、ソナー51〜54には、以下のような性能が求められる。
まず、検出対象となる物体(二輪車)の速度が高速である場合においても確実に物体を検出するために、ソナー51〜54から送信される超音波の送信間隔は、極力短く設定されていることが求められる。ただし、超音波が乱反射することにより長時間反射波が検出される現象(マルチパス)の影響を考慮すると、75ms程度の送信間隔が必要となる。
また、二輪車が自車両の横を通過する際の速度は、最大36km/sとする。
また、原動機付自転車のような二輪車には、ソナー51〜54から送信された超音波を反射する部材が約50cm角しかないものもあるため、二輪車の検出可能長さは50cmとして、この二輪車を最低2回は検出できるような検知エリア幅(二輪車の進行方向における長さ)を設定する。
ここで、ソナー51〜54に求められる性能(エリアの広さ)について図3を用いて説明する。
ソナー51〜54から二輪車が移動する軌跡を表す動線までの距離(必要検知距離)は、通常では2m程度であるが、ソナー51〜54に求められる必要検知距離としては余裕をとって3mに設定する。
また、必要検知エリア幅は、
(1秒あたりの二輪車の移動距離(m))*(検出回数)―(二輪車の長さ(m))
で求められるので、
0.75*2−0.5=1.00
となる。
つまり、本実施例のソナー51〜54としては、検知距離:3m、検知エリア幅:1mのソナーを用いればよい。
このようなソナー51〜54を用いて二輪車を検出する際には、車両の左側に配置されたソナー51,53を用いて二輪車を検出する。即ち、ソナーECU5は、ソナーによる検出結果が、「未検出」、「検出」、「未検出」の順で変化すると、二輪車(移動物体)を検出したものと判定し、この検出結果を支援制御ECU2に送信する。
支援制御ECU2は、ソナーECU5からの検出結果を受信することにより、二輪車(移動物体)を検出することができる。
次に、車車間通信装置10が搭載された車両により二輪車を検出する処理について図4を用いて説明する。図4は車車間通信装置10の支援制御ECU2が実行する側方通過物体検出処理を示すフローチャートである。
この側方通過物体検出処理は、車車間通信装置10の起動中に繰り返し実行される処理であって、まず、自車両の現在地が交差点手前の規定距離(例えば、100m)以内であって、かつ自車両の走行速度が規定速度(例えば、4km/h)以下であるか否かを判定する(S110)。
ここで、この処理においては、ナビゲーションECU4から受信した地図情報や、エンジンECU6から受信した車速情報に基づいて判定を行う。
自車両の現在地が交差点手前の規定距離より大きいか、或いは自車両の走行速度が規定速度より大きければ(S110:No)、S110の処理を繰り返す。
また、自車両の現在地が交差点手前の規定距離以下であって、かつ自車両の走行速度が規定速度以下であれば(S110:Yes)、自車両の左側方を通過する移動物体(具体的には二輪車)を監視する(S120)。
続いて、後方左側ソナー53で移動物体を検出したか否かを判定する(S130)。後方左側ソナー53で移動物体を検出していれば(S130:Yes)、前方左側ソナー51で移動物体を検出したか否かを判定する(S140)。
前方左側ソナー51で移動物体を検出していれば(S140:Yes)、前方および後方で検出した移動物体の検出情報を他の車両(車車間通信装置10)に対して無線機20を介して送信し(S150)、側方通過物体検出処理を終了する。
また、S140にて、前方左側ソナー51で移動物体を検出していなければ(S140:No)、後方左側ソナー53で移動物体を検出してから規定時間が経過したか否かを判定する(S160)。
後方左側ソナー53で移動物体を検出してから規定時間が経過していれば(S160:Yes)、後方で検出した検出情報を他の車両(車車間通信装置10)に対して無線機20を介して送信し(S170)、側方通過物体検出処理を終了する。
また、後方左側ソナー53で移動物体を検出してから規定時間が経過していなければ(S160:No)、S140に戻る。
一方、S130にて、後方左側ソナー53で移動物体を検出していなければ(S130:No)、前方左側ソナー51で移動物体を検出したか否かを判定する(S180)。
前方左側ソナー51で移動物体を検出していれば(S180:Yes)、前方で検出した検出情報を他の車両(車車間通信装置10)に対して無線機20を介して送信し(S190)、側方通過物体検出処理を終了する。
また、前方左側ソナー51で移動物体を検出していなければ(S180:No)、側方通過物体検出処理を終了する。
なお、側方通過物体検出処理において他の車両に送信される検出情報としては、自車両の情報である自車情報と、移動物体の情報である検出情報とがある。
より具体的に、自車情報としては、自車位置(現在地)、自車位置を測定したときの予測誤差、自車位置を測定したときの時刻、自車両の進行方向、自車両の車速、自車両のシフト位置、ブレーキ33のON・OFF等の各種情報が挙げられる。
また、移動物体の検出情報としては、前方のソナーにて移動物体を検出した時刻(前方検出時刻)、前方のソナーによる移動物体の検出継続時間(前方滞在時間)、前方のソナーから移動物体までの距離(前方検出距離)、前方のソナーにて移動物体を検出する際の検出誤差(前方検出誤差)、同様に後方のソナーにて移動物体を検出した際の後方検出時刻、後方滞在時間、後方検出距離、後方検出誤差等の各種情報が挙げられる。
なお、上記のうち、検出できなかった情報に関しては、情報を送信する際に、検出不可である旨を送信する。
また、自車位置の情報としては、車両の中心位置(つまり車両の現在地)とソナーの位置との距離の情報等も含まれる。また、自車位置を測定したときの予測誤差とは、検出した自車位置を中心として、経験的に自車両が所定確率以上(例えば80%以上)の確率で存在する領域の半径を示す。
次に、側方通過物体検出処理を実行した車両(対向車両)から検出情報を受信する車両(右折車両)における処理を図5および図6を用いて説明する。図5は支援制御ECU2が実行する右直事故支援処理を示すフローチャート、図6は右直事故支援処理のうち到達時間算出処理を示すフローチャートである。
なお、右直事故支援処理においては、他の車両から受信した各種情報を支援制御ECU2のRAM等のメモリに順次格納し、必要に応じてメモリから各種情報を読み出すことにより処理を実行する。
右直事故支援処理は、図5に示すように、まず、移動物体の検出情報を受信したか、或いは規定時間が経過したかを判定する(S310)。移動物体の検出情報を受信しておらず、規定時間も経過していなければ(S310:No)、S310の処理を繰り返す。
また、移動物体の検出情報を受信したか、或いは規定時間が経過していれば(S310:Yes)、到達時間算出処理を実行する(S320)。
到達時間算出処理は、図6に示すように、まず、同一車両から移動物体の検出情報を複数検出したか否かを判定する(S510)。即ち、この処理では、1台の車両の前後の両方において移動物体を検出できたか否かを判定する。
同一車両から移動物体の検出情報を複数検出していれば(S510:Yes)、移動物体が交差点内の交差ポイントに到達するまでの到達時間を演算する(S520)。
このS520における処理については、図7を用いて説明する。図7は、移動物体の到達時間の演算方法を示す説明図である。
なお、交差ポイントとは、右折車両の位置情報から予想される予想進路と移動物体の移動ベクトルから予想される予想進路とから推定される、右折車両および移動物体の予想進路が交差する点を示す。
右折車両の予想進路は、右折車両が右折レーン内に進入しているか否かや、ナビゲーションECU4から取得した情報に基づいて右折予定の交差点に接近しているか、または、ウインカの作動状態等の情報により特定される。
また、移動物体の予想進路は、検出された移動物体の位置および進行方向(移動ベクトル)で、そのまま走行を継続するものとして特定される。
従って、右折車両の予想進路と移動物体の予想進路とが交差する位置が交差ポイントとして設定される。
移動物体が交差ポイントに到達するまでの到達時間を演算するにあたっては、まず、移動物体の速度が演算される。移動物体の速度V(m/s)は、図7に示すように、前後のソナー間の距離をX(m)、前方左側ソナー51による移動物体の検出時刻をTa、後方左側ソナー53による移動物体の検出時刻をTbとすると、
V=X/(Ta−Tb)
と求められる。このとき、車両が移動中の場合には、車両の速度を移動物体の速度として加算する。
ここで、ナビゲーションECU4により検出された自車両の現在地と交差ポイントの位置とに基づいて、自車両の現在地と交差ポイントまでの距離である交差ポイント距離Yが演算され、移動物体が交差ポイントに到達するまでの到達時間Txは、
Tx=Y/V
と求められる。
なお、ナビゲーションECU4により検出された自車両の現在地には誤差があり、ソナーが移動物体を検出する検出範囲には一定の広さがあるため、本処理においてはこの誤差についても考慮する。
即ち、続くS530,S540の処理では、誤差を考慮して、最遅到達時間、最速到達時間を演算する。
最遅到達時間および最速到達時間を演算するにあたっては、自車両の現在地の誤差半径をD0、ソナーによる検知エリア幅をD1(図3では1mに設定)とする。
最遅到達時間を演算する処理(S530)においては、まず、ソナーにより検出され得る移動物体の最低速度Vminを演算する。最低速度Vminは、次式により求められる。
Vmin=(X+D1)/(Ta−Tb)
よって、最遅到達時間Tmaxは、次式により求められる。
Tmax=(Y+D0)/Vmin
一方、最速到達時間を演算する処理(S540)においては、まず、ソナーにより検出され得る移動物体の最高速度Vmaxを演算する。最高速度Vmaxは、次式により求められる。
Vmax=(X−D1)/(Ta−Tb)
よって、最遅到達時間Tmaxは、次式により求められる。
Tmin=(Y−D0)/Vmax
なお、最遅到達時間Tmaxが0以下である場合には、既に移動物体が交差ポイントを通過しているものとして、この移動物体の検出情報を削除する。また、移動物体の速度Vが予め設定された基準速度よりも遅い場合には、この移動物体を無視するようにしてもよい。
このように、S530,S540の処理を終了すると、S550に移行する。また、S510にて、同一車両から移動物体の検出情報を複数検出していなければ(S510:No)、S550に移行する。
S550では、複数の車両から移動物体の検出情報を受信したか否かを判定する(S550)。複数の車両から移動物体の検出情報を受信していなければ(S550:No)、到達時間算出処理を終了する。
また、複数の車両から移動物体の検出情報を受信していれば(S550:Yes)、異なる車両からの検出情報に基づいて、移動物体が交差ポイントに到達するまでの到達時間を演算する(S560〜S580)。
S560〜S580の処理については、図8を用いて説明する。図8は異なる車両から受信した移動物体の検出情報から到達時間を演算する演算方法を示す説明図である。
この演算方法においては、横軸に時間をとり、縦軸に交差ポイントまでの距離をとって、検出情報をプロットしたグラフを作成し、このプロットから直線あてはめを行うことにより、移動物体が交差ポイントに到達するまでの時間を演算する。
具体的には、図8に示すように、まず、時刻T3において、交差ポイント距離Y3に位置する車両が移動物体を検出し、その後、時刻T2において、交差ポイント距離Y2に位置する車両が移動物体を検出すると、グラフ上にこれら2つのポイントを通る直線が引かれる(S560)。そして、交差ポイントから離れる直線(つまり右上がりの直線)、および移動速度が規定速度(例えば5〜50km/h)外の直線を削除する(S570)。そして、削除されなかった直線が、時間軸と交わる点までの時間が、移動物体が交差ポイントに到達する到達時間して設定される(S580)。その後、さらに、時刻T1において、交差ポイント距離Y1に位置する車両が移動物体を検出すると、前述の誤差(各車両の現在地の誤差、ソナーによる検知エリア幅による誤差)を加味して、例えば、重み付き最小二乗法およびロバスト推定を併用した手法による直線あてはめを行うことにより、時間および交差ポイント距離を両軸にとる直線が再度引かれ(S560)、不要な直線を削除し(S570)、到達時間が再度演算される(S580)。
また、受信した移動物体の検出情報は、規定時間(例えば10秒)が経過すると削除される。
S580の処理が終了すると、到達時間算出処理を終了し、図5のS330に移行する。
続くS330〜S370、S390〜S420においては、到達時間算出処理(S320)による演算結果および受信した移動物体の検出情報に応じて、移動物体の危険レベルを設定し、この危険レベルに応じて車両の運転者に対する支援方法を設定する。
具体的には、規定時間Tc(例えば、Tc=3(秒):許容時間)以内に交差ポイントに到達する移動物体があるか否かを判定し(S330)、規定時間Tc以内に交差ポイントに到達する移動物体がある場合には(S330:Yes)、この到達時間の信頼性を判定する(S340〜S360)。
即ち、最遅到達時間Tmax≧規定時間Tc*定数x(例えば、x=2.0)であるか否かの判定(S340)、最速到達時間Tmin≦規定時間Td(例えば、Tmin≦−1.0秒)であるか否かの判定(S350)、規定距離La(例えば、La=100(m))内の何れかの車両から移動物体の検出情報が得られたか否かの判定を実施する(S360)。
S330〜S360の処理のうち何れかの処理で否定判定されれば、S390に移行する。また、S330〜S360の処理の全ての処理で肯定判定されれば、運転者の発進操作の有無を検出する(S370)。運転者の発進操作が検出されなければ(S370:No)、S390に移行する。また、運転者の発進操作が検出されれば(S370:Yes)、警告および発進抑制を実施する(S380)。
ここで、この発進抑制の処理としては、ブレーキECU3に対してブレーキ33を作動させる制動指令を送信し、エンジンECU6に対して燃料カット信号を送信する。この指令を受けたブレーキECU3は、ブレーキを作動させ、エンジンECU6は、燃料の噴射を抑制するので、車両の発進が抑制される。
なお、S380の処理が終了すると、右直事故支援処理を終了する。
一方、S390では、規定時間Td(例えば、Td=5(秒))以内に交差ポイントに到達する移動物体があるか否かを判定する(S390)。規定時間Td以内に交差ポイントに到達する移動物体がない場合には(S390:No)、右直事故支援処理を終了する。また、規定時間Td以内に交差ポイントに到達する移動物体がある場合には(S390:Yes)、この到達時間の信頼性を判定する(S400〜S420)。
即ち、最遅到達時間Tmax≧規定時間Td*定数w(例えば、w=1.5)であるか否かの判定(S400)、規定距離Lb(例えば、Lb=100(m))内の何れかの車両から移動物体の検出情報が得られたか否かの判定を実施する(S410)。
S400,S410の処理のうち何れかの処理で否定判定されれば、S440に移行する。また、S440,S410の処理の全ての処理で肯定判定されれば、算出した到達時間が低信頼性であるか否かを判定する(S420)。ここでは、例えば、到達時間が複数の車両による移動物体の検出結果に基づく直線(S560〜S580の処理)にて演算されており、この直線を導出する根拠となる検出結果の数が2つしかない場合等に、算出した到達時間が低信頼性であると判断する。
算出した到達時間が低信頼性でなければ(S420:No)、運転者に対して警告を実施し(S430)、右直事故支援処理を終了する。
また、算出した到達時間が低信頼性であれば(S420:Yes)、低レベル警告を実施し(S440)、右直事故支援処理を終了する。
なお、本実施例において、通常の「警告」は、スピーカ22を介した音声による警告、および表示装置21における該当移動物体の点滅表示により行い、「低レベル警告」は、表示装置21における該当移動物体の点滅表示のみを行うものとする。
この右直事故支援処理を実行する車両において、表示装置21には、車車間通信装置10を搭載した車両の情報と、移動物体の情報とが表示される(図3参照)。特に、移動物体が警告を要するような危険要素である場合には、移動物体の情報が点滅表示されることになる。
以上のように詳述した車車間通信システム1において、車車間通信装置10を構成する支援制御ECU2は、無線機20を介して、ソナーECU5、カメラECU8を用いて検出した移動物体の情報、およびGPSアンテナ41、車速センサ61等により検出された自車両の情報を他車両に搭載された車車間通信装置10に送信するとともに、他車両に搭載された車車間通信装置10から送信されてくる同種の情報を受信する。そして、支援制御ECU2は、右直事故支援処理にて、自車両の位置情報と無線機20等を介して他車両から受信した移動物体の位置情報および他車両の情報とに基づいて、移動物体が自車両にとっての危険要素であるか否かを判断し、該判断結果を出力する。
従って、このような車車間通信システム1によれば、車車間通信装置10を搭載した車両の近傍に位置する移動物体が、自車両にとって危険要素であるか否かを識別することができる。
また、このような車車間通信システム1によれば、複数の他車両からの情報を取得し、より多くの情報に基づいて移動物体が危険要素であるか否かを総合的に判断することができる。よって、危険要素を精度よく識別することができる。
さらに、車車間通信システム1において、支援制御ECU2は、到達時間算出処理(S520)にて、無線機20等を介して他車両から受信した移動物体の情報に基づいて、移動物体の移動ベクトルを演算する。そして、自車両の位置情報から予想される予想進路と移動物体の移動ベクトルから予想される予想進路とに基づいて、自車両および移動物体の予想進路が交差する交差ポイントを検出し、移動物体が交差ポイントに到達するまでの所要時間を演算する。そして、支援制御ECU2は、右直事故支援処理にて、この演算結果が予め設定された許容時間以内であれば、移動物体が自車両にとっての危険要素であると判断し、この判断結果を出力する。
従って、例えば、右直事故(交差点等で右折しようとする車両と、この車両の反対側の車線で渋滞等により停車している車両の脇をすり抜けてくる二輪車等の移動物体とが出会い頭に衝突する事故)のように、自車両の進路と移動物体の進路とが交差するときに生じうる事故を防止することができる。
さらに、車車間通信システム1における支援制御ECU2は、右直事故支援処理にて、移動物体が危険要素であると判断する場合において、このときに使用した演算結果に応じて、危険要素が自車両に及ぼす危険度合いを示す複数の危険レベルのうちの1つを選択し、選択した危険レベルを判断結果として出力する。
従って、このような車車間通信システム1においては、演算された所要時間に応じて何れかの危険レベルを選択するので、選択された危険レベルに応じて自車両に迫る危険の度合いを識別することができる。
加えて、車車間通信システム1において、支援制御ECU2は、右直事故支援処理にて、危険レベルに応じて、自車両を運転する運転者が行う動作の支援を行う。
従って、このような車車間通信システム1によれば、運転者の動作の支援を行うことができるので、自車両と移動物体とが衝突する事故を回避し易くすることができる。
特に、支援制御ECU2は、危険レベルが最大のときに、自車両を制動する制動制御を行う。
このような車車間通信システム1によれば、自車両が走行中には自車両を減速させることができ、自車両が停止中には自車両を発進させないようにすることができるので、より事故を回避し易くすることができる。
また、支援制御ECU2は、予め当該車車間通信装置10が記憶する自車両の位置情報の誤差、および移動物体の位置情報の誤差に応じて、演算結果に生じる誤差を検出する。そして、検出した誤差の大きさに応じて、選択した危険レベルを引き下げて出力する。
従って、このような車車間通信システム1によれば、所要時間を演算するにあたって生じる誤差が大きい場合には、危険レベルを引き下げるので、実際にはそれほど危険ではない可能性がある危険要素に対して当該システムが過度に反応してしまうことを防止することができる。
さらに、車車間通信システム1においては、危険要素の情報を自車両の運転者に報知するよう構成されている。
従って、このような車車間通信システム1によれば、危険要素の情報を運転者に報知することができる。また、移動物体が危険要素であることを識別し、何らかの支援を実施するときに支援の内容を運転者に報知することができるので、運転者はどのような支援が行われているのかを認識することができる。
なお、本実施例において、車車間通信装置10は、ソナー51〜54を車両の4箇所の角部に配置し、左側2箇所のソナーにて移動物体を検出するように構成したが、例えば、図9に示すように、少なくとも車両の左側には3箇所にソナーを配置し、これらのソナーによる検知結果に基づいて、移動物体が交差ポイントに到達するまでの到達時間を演算してもよい。この場合には、S560〜S580にて使用した直線あてはめの手法を採用すれば良好に到達時間を算出することができる。
また、移動物体が危険要素であるか否かを判定するには、少なくとも自車両の位置情報と移動物体の位置情報とから移動物体が危険要素であるか否かを判定すればよい。例えば、自車両および移動物体の位置情報のみから危険要素を判定する場合には、これらの位置情報に基づいて自車両と移動物体との距離を演算し、この距離が予め設定された判定距離よりも接近しているか否かによって、移動物体が危険要素であるか否かを判定すればよい。
さらに、移動物体の移動ベクトルを演算する際には、無線機20等を介して他車両から受信した移動物体の位置情報を繰り返し受信し、時間に対する位置の変化量を検出することにより移動ベクトル(始点位置と移動方向と移動速度)を演算してもよい。
また、交差ポイント検出手段が交差ポイントを検出する際に利用する自車両の予想進路は、自車両の現在地が特定の位置にあるか否か(例えば自車両が右折レーン等の特定のレーン内にあるか否か)に基づいて、予想進路を特定してもよいし、カーナビゲーションシステム等から車両の予想進路の情報が取得できる場合には、この情報を利用してもよい。
また、本実施例においては、右折車両にて運転支援を行うよう構成したが、例えば、移動物体を検出した車両の前方に位置する前方車両にて、移動物体が接近している旨の情報を受信し、移動物体の存在を警告することにより、この前方車両が左折する際に移動物体を巻き込むこと、および前方車両にてドアが開かれることによる事故を防止するようにしてもよい。
さらに、移動物体の速度は、ステレオソナーによる検出結果やカメラによる撮像画像に基づいて検出されるよう構成してもよい。
[実施例2]
次に、別形態の車車間通信システム1について説明する。本実施例(実施例2)では、実施例1の車車間通信システム1と異なる箇所のみを詳述し、同様の箇所については同一の符号を付して説明を省略する。
まず、本実施例の概要について、図10を用いて説明する。図10は実施例2における車車間通信システムの概要を示す説明図である。
本実施例の車車間通信システム1においては、図10に示すように、停止中の車両の間を移動する歩行者等の移動物体を検出し、この移動物体の情報をこの移動物体に接近する接近車両に送信することにより、この移動物体の存在を早期に接近車両に知らせようとするものである。
次に、図11は、実施例2の車車間通信システム1の概略構成を示すブロック図である。
実施例2の車車間通信システム1を構成する車車間通信装置10においては、実施例1のソナー51〜54およびソナーECU5に換えて、複数のカメラ81,82が接続されたカメラECU8、および前方レーダ71を備えている。
複数のカメラ81,82のうちの1つは、車両の前方を撮像する前方カメラ81として車両の中央前部に配置されている。また、もう1つのカメラは、車両の後方を撮像する後方カメラ82として車両の中央後部に配置されている。
カメラECU8は、各カメラ81,82による撮像画像から画像処理により移動物体を抽出し、抽出した移動物体の位置を特定する。
また、前方レーダ71は、車両の前方に配置され、送信電波と受信波との時間差に応じて前方車両との車間距離を測定する。
次に、実施例2の車車間通信装置10において、歩行者等の移動物体を検出する処理について図12を用いて説明する。図12は支援制御ECU2が実行する歩行者検出送信処理を示すフローチャートである。
この歩行者検出送信処理は、車車間通信装置10が起動しているときに繰り返し実行される処理であって、まず、自車両が道路上にて停車中であるか否かを判定する(S710)。道路上にて停車中でなければ(S710:No)、S710の処理を繰り返し、道路上にて停車中であれば(S710:Yes)、車両の前後を移動する移動物体を監視し、危険度を設定する(S720)。
この処理においては、図13を用いて説明する。図13は危険度判定の具体例を示す説明図である。
S720の処理にて求められる危険度は、車両の中心を基準として移動物体までの距離を表すシフト距離に応じて設定される。即ち、移動物体が車両の中心から右方向に0.5m以上右側に検出された場合には、移動物体が対向車線に最も近く、対向車両にとって最も危険である旨を示す危険度3を設定する。
そして、移動物体が車両の中心から右方向に0.5m以内、且つ左方向に0.5m以内の位置に検出された場合には、危険度3よりも危険度が低い危険度2を設定する。
また、移動物体が車両の中心から左方向に0.5m以上左側に検出された場合には、危険度2よりも危険度が低い危険度1を設定する。
なお、移動物体が検出されなかった場合には、危険度0を設定する。
このように危険度が設定されると、危険度が変化したか否かを判定する(S730)。危険度が変化していれば(S730:Yes)、自車情報、移動体情報、先行車・後続車情報を他の車両に送信し(S740)、歩行者検出送信処理を終了する。
なお、送信される各種情報としては、実施例1にて示した自車情報および移動体情報に加えて、自車情報としては、送信元を区別するための識別子(IDや製造番号等)も送信し、移動体情報としては危険度の情報も送信する。
また、先行者・後続車情報としては、これらの車両の位置や車間距離等の情報を送信する。
なお、カメラ81,82により移動物体を検出するとき、および前方レーダ71により車間距離を検出するときにおいて、移動物体や車間距離を検出できないときには、S740においてはこれらのカメラ81,82や前方レーダ71により検出可能な距離の最大値を示す値を送信する。
また、S730にて危険度が変化していなければ(S730:No)、歩行者検出送信処理を終了する。
次に、歩行者検出送信処理にて情報を送信する車両(停止車両)に対して対向する車線を走行する車両(走行車両)における処理を図14を用いて説明する。図14(a)は支援制御ECU2が実行する飛び出し事故支援処理を示すフローチャート、図14(b)は飛び出し事故支援処理のうち移動体情報集約処理を示すフローチャートである。
飛び出し事故支援処理は、まず、移動物体の検出情報を受信したか、或いは規定時間が経過したかを判定する(S810)。移動物体の検出情報を受信しておらず、規定時間も経過していなければ(S810:No)、S810の処理を繰り返す。
また、移動物体の検出情報を受信したか、或いは規定時間が経過していれば(S810:Yes)、1つの走行車線にいる複数の車両から移動物体の検出情報を受信したか否かを判定する(S820)。
1つの走行車線にいる複数の車両から移動物体の検出情報を受信していれば(S820:Yes)、移動物体の検出情報の集約処理を実行し(S830)、S840に移行する。
また、1つの走行車線にいる複数の車両から移動物体の検出情報を受信していなければ(S820:No)、そのままS840に移行する。
ここで、S830の移動物体の検出情報の集約処理においては、複数の車両によりそれぞれ検出された複数の移動物体の検出情報が、1つの移動物体の情報であるか否かを判定し、1つの移動物体の情報である場合には、複数の移動物体の検出情報を1つの移動物体の検出情報として集約する処理である。具体的には、図11に示すように、比較的車間距離が狭い2台の車両の間に移動物体が存在する場合に、この処理が実行される。即ち、この集約処理は、図14(b)に示すように、複数の車両により検出された各移動物体が、誤差を考慮して設定された所定距離内に位置するか否かの判定(S920)、各車両により検出された移動物体の危険度1以上である時間の一部が重なっているか否かの判定(S930)、前方レーダ71により測定された車間距離とカメラ81,82により検出された移動物体までの距離に矛盾がないか否かの判定(S940)が実行される。
S940の処理では、先行車の後方カメラ82により測定された移動物体までの距離と、後続車の前方カメラ81により測定された移動物体までの距離との和(第1車間距離)が、後続車の前方レーダ71により検出された先行車までの車間距離(第2車間距離)と一致するか否か(実際には、誤差を考慮して、第1車間距離と第2車間距離との差が一定の範囲内であるか否か)を判定する。
S920〜S940の処理にて、全て肯定判定されれば、これら複数の移動物体を1つの移動物体に集約し(S950)、移動物体の検出情報の集約処理を終了する。
また、S920〜S940の処理のうち、何れかの処理で否定判定されれば、そのまま移動物体の検出情報の集約処理を終了する。
移動物体の検出情報の集約処理を終了すると、図14(a)に戻り、個々の移動物体の検出情報に基づいて、支援レベルの設定を行う(S840)。
この処理においては、S720の処理にて設定された危険度に応じて、支援レベルを設定するために予め準備された演算式を選択し、この演算式を用いて支援レベルを設定する。
ここで、支援レベルを設定するにあたっては、当該支援レベルから他の支援レベルに変化してからの時間を表す「経過時間」という概念を用いる。ただし、当該支援レベルであるときには、「経過時間」は0(秒)とする。
具体的に例を挙げて説明する。例えば、現在時刻をtとし、t−5のとき(つまり5秒前)に支援レベルが0から1になり、t−3のとき(つまり3秒前)に支援レベルが1から2になり、t−1のとき(つまり1秒前)に支援レベルが2から3になったと仮定する。
この場合、現在時刻tにおいては、支援レベル3の「経過時間」は、現在の支援レベルが3であるので0(秒)である。また、支援レベル2の「経過時間」は、1秒前に支援レベルが2から他の支援レベルに移行しているので、1(秒)である。そして、支援レベル1の「経過時間」は、3秒前に支援レベルが1から他の支援レベルに移行しているので、3(秒)である。
このようにして、各支援レベルにおける経過時間をカウントしておく。
そして、この処理においては、到達時間Tzと経過時間との和が、所定の閾値である判定時間(許容時間)以上になるか否かにより、支援レベルを設定する。
まず、S720の処理にて設定した危険度が3である場合には、
(1)「判定時間T33」≧「到達時間Tz」+「支援レベル3における経過時間」
(2)「判定時間T32」≧「到達時間Tz」+「支援レベル2における経過時間」
(3)「判定時間T31」≧「到達時間Tz」+「支援レベル1における経過時間」
の各演算式を順に満たすか否かを判定し、(1)の演算式を満たせば支援レベル3に設定し、(2)の演算式を満たせば支援レベル2に設定し、(3)の演算式を満たせば支援レベル1に設定し、(1)〜(3)全ての演算式を満たさなければ支援レベルを設定しない。
なお、各判定時間は、「判定時間T31(例えば7秒)」>「判定時間T32(例えば5秒)」>「判定時間T33(例えば3秒)」の関係を満たすように設定されている。
また、S720の処理にて設定した危険度が2である場合には、
(4)「判定時間T22」≧「到達時間Tz」+「支援レベル2における経過時間」
(5)「判定時間T21」≧「到達時間Tz」+「支援レベル1における経過時間」
の各演算式を順に満たすか否かを判定し、(4)の演算式を満たせば支援レベル2に設定し、(5)の演算式を満たせば支援レベル1に設定し、(4)、(5)の演算式を満たさなければ支援レベルを設定しない。つまり、危険度2である場合には、支援レベル3には設定しない。
なお、各判定時間は、「判定時間T21(例えば5秒)」>「判定時間T22(例えば3秒)」の関係を満たすように設定されている。
また、S720の処理にて設定した危険度が1である場合には、
(6)「判定時間T11」≧「到達時間Tz」+「支援レベル1における経過時間」
の演算式を満たすか否かを判定し、(6)の演算式を満たせば支援レベル1に設定し、(6)の演算式を満たさなければ支援レベルを設定しない。つまり、危険度1である場合には、支援レベル2および3には設定しない。なお、判定時間T11は、例えば3秒に設定されている。
このように、危険度(移動物体の位置)に応じて、判定時間(許容時間)を選択するようにしているので、移動物体が危険要素であるか否かを適切に判断することができる。
具体的な事例について、図15を用いて説明する。図15は、支援レベル演算の具体例を示す説明図である。
図15は、自車両の速度36km/h、自車両と移動物体(ここでは歩行者)との距離30m、移動物体の位置から設定される危険度3である場合を示している。
この場合には、危険度3であるので、上記の(1)〜(3)の演算式を満たすか否かが演算される。
(1)の演算式の右辺に上記条件を当てはめると、
「到達時間Tz(=3秒)」+「支援レベル3における経過時間(=0秒)」=3秒
となり、判定時間T33が3秒であるので、(1)の演算式を満たすことになる。よって、この場合には、支援レベルは3に設定される。
続いて、支援実施処理を実行し(S850)、飛び出し事故支援処理を終了する。
ここで、支援実施処理について図16を用いて説明する。図16は飛び出し事故支援処理のうち支援実施処理を示すフローチャートである。
支援実施処理では、支援レベル1以上の検出情報があるか否かを判定する(S1010)。支援レベル1以上の検出情報がなければ(S1010:No)、支援実施処理を終了する。
また、支援レベル1以上の検出情報があれば(S1010:Yes)、HUD(ヘッドアップディスプレイ)に警告文を表示させるとともに、LCD(液晶カラーディスプレイ)に移動物体を点滅表示させる(S1020)。
続いて、支援レベル2以上の検出情報があるか否かを判定する(S1030)。支援レベル2以上の検出情報がなければ(S1030:No)、支援実施処理を終了する。
また、支援レベル2以上の検出情報があれば(S1030:Yes)、支援レベル3以上の検出情報があるか否かを判定する(S1040)。
支援レベル3以上の検出情報があれば(S1040:Yes)、警告および制動処理を実施する(S1050)。ここで、制動処理としては、ブレーキECU3に対してブレーキ33を作動させる制動指令を送信し、エンジンECU6に対して燃料カット信号を送信する。この指令を受けたブレーキECU3は、ブレーキを作動させ、エンジンECU6は、噴射制御装置62に対して燃料の噴射を抑制させるので、車両の速度が抑制される。なお、この処理は、支援レベルが3以外になるまで継続的に実施される。
続いて、新たに他の車両から移動物体の検出情報を受信したか否かを判定する(S1060)。移動物体の検出情報を受信していれば(S1060:Yes)、前回警告を行ってから規定時間以上経過したか否かを判定する(S1070)。規定時間以上経過していれば(S1070:Yes)、再び警告を行い(S1080)、支援実施処理を終了する。
また、S1060にて移動物体の検出情報を受信していない場合(S1060:Yes)、およびS1070にて前回警告を行ってから規定時間以上経過していない場合(S1070:No)には、支援実施処理を終了する。
一方、S1040にて、支援レベル3以上の検出情報がなければ(S1040:No)、新たに他の車両から移動物体の検出情報を受信したか否かを判定する(S1090)。
移動物体の検出情報を受信していれば(S1090:Yes)、前回低レベル警告を行ってから規定時間以上経過したか否かを判定する(S1100)。規定時間以上経過していれば(S1100:Yes)、再び低レベル警告を行い(S1110)、支援実施処理を終了する。
また、S1090にて移動物体の検出情報を受信していない場合(S1090:Yes)、およびS1100にて前回低レベル警告を行ってから規定時間以上経過していない場合(S1100:No)には、支援実施処理を終了する。
以上のように詳述した実施例2の車車間通信システム1において、支援制御ECU2は、飛び出し事故支援処理にて、GPSアンテナ41、車速センサ61等による検出結果に基づいて自車両の移動ベクトルを演算する。そして、演算された自車両の移動ベクトルと無線機20を介して他車両から受信した移動物体の位置情報とに基づいて、自車両が移動物体に最接近するまでの所要時間を演算し、この演算結果が予め設定された許容時間以内であれば、移動物体が自車両にとっての危険要素であると判断し、この判断結果を出力する。
従って、このような車車間通信システム1によれば、歩行者等の比較的移動速度が低速である移動物体が、自車両の走行車線とは反対側の対向車線に停車している車両の陰から飛び出してくることを検出することができる。よって、このような移動物体と、自車両とが衝突することを防止することができる。
また、実施例2の車車間通信システム1においては、各車車間通信装置10の支援制御ECU2は、飛び出し事故支援処理にて、無線機20を介して他車両から受信した移動物体の位置情報を繰り返し受信することにより、他車両のソナーECU5、カメラECU8等により移動物体が検出されなくなったことを検出する。そして、支援制御ECU2は、移動物体が検出されなくなってからの未検出時間を計時し、この未検出時間を用いて自車両が移動物体に最接近するまでの所要時間を補正した補正時間を演算する。さらに、支援制御ECU2は、この補正時間が予め設定された許容時間以内であれば、移動物体が自車両にとっての危険要素であると判断する。
従って、このような車車間通信システム1によれば、移動物体が検出されなくなってからの未検出時間も考慮して移動物体が危険要素であるか否かを判定するので、実際に移動物体が存在するにも拘わらず、移動物体を検出できなかったために危険要素ではないと判定してしまうことを防止することができる。
なお、本発明の実施の形態は、上記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
例えば、移動物体の検出は、ソナーやレーダを用いて実施してもよい。
また、本実施例においては、移動物体の位置に応じた危険度の設定処理を停止車両側にて実施したが、停止車両から走行車両に移動物体の位置情報を送信することにより走行車両側にて危険度の設定処理を実施してもよい。
さらに、上記実施例においては、移動物体が危険要素であるか否かの判断を、移動物体の情報を受信した車車間通信装置10にて行ったが、この判断は、移動物体を検出した車車間通信装置10にて行ってもよい。
即ち、車車間通信システム1において、支援制御ECU2は、右直事故支援処理、飛び出し事故支援処理にて、少なくともソナーECU5、カメラECU8等により検出された移動物体の位置情報に基づいて、移動物体が他車両にとっての危険要素であるか否かを判断し、無線機20等は危険要素検出手段が危険要素であると判断した移動物体の情報を他車両に搭載された車車間通信装置10に送信するとともに、他車両に搭載された車車間通信装置10から送信されてくる同種の情報を受信する。
より具体的には、実施例1においては、右直事故支援処理を移動物体を検出した車両の支援制御ECU2にて実行し、この処理結果を他車両に送信すればよい。
また、実施例2においては、飛び出し事故支援処理を移動物体を検出した車両の支援制御ECU2にて実行し、この処理結果を他車両に送信すればよい。
このようにしても、車車間通信装置10を搭載した他車両の近傍に位置する移動物体が、自車両にとって危険要素であるか否かを識別することができる。
実施例1における二輪車の検出方法を示す説明図である。 実施例1における車車間通信システムの概略構成を示すブロック図である。 ソナー51〜54に求められる性能(エリアの広さ)を示す説明図である。 側方通過物体検出処理を示すフローチャートである。 右直事故支援処理を示すフローチャートである。 右直事故支援処理のうち到達時間算出処理を示すフローチャートである。 移動物体の到達時間の演算方法を示す説明図である。 異なる車両から受信した移動物体の検出情報から到達時間を演算する演算方法を示す説明図である。 変形例の車車間通信システムにおけるソナーの配置例を示す説明図である。 実施例2における車車間通信システムの概要を示す説明図である。 実施例2における車車間通信システムの概略構成を示すブロック図である。 歩行者検出送信処理を示すフローチャートである。 危険度判定の具体例を示す説明図である。 飛び出し事故支援処理を示すフローチャート(a)、飛び出し事故支援処理のうち移動体情報集約処理を示すフローチャート(b)である。 支援レベル演算の具体例を示す説明図である。 飛び出し事故支援処理のうち支援実施処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…車車間通信システム、2…支援制御ECU、3…ブレーキECU、4…ナビゲーションECU、5…ソナーECU、6…エンジンECU、8…カメラECU、10…車車間通信装置、20…無線機、21…表示装置、22…スピーカ、31…ステアリングセンサ、32…ヨーレートセンサ、33…ブレーキ、41…GPSアンテナ、51…前方左側ソナー、52…前方右側ソナー、53…後方左側ソナー、54…後方右側ソナー、61…車速センサ、71…前方レーダ、81…前方カメラ、82…後方カメラ。

Claims (13)

  1. 車両に搭載され、互いに通信を行う複数の車車間通信装置によって構成された車車間通信システムであって、
    前記各車車間通信装置は、それぞれ、
    当該車車間通信装置が搭載された自車両の位置情報を含む自車両の情報を検出する車両情報検出手段と、
    当該車車間通信装置が搭載された自車両の周囲に存在する移動物体の位置情報を含む移動物体の情報を検出する移動物体検出手段と、
    前記移動物体検出手段が検出した移動物体の情報を他車両に搭載された車車間通信装置に送信するとともに、前記他車両に搭載された車車間通信装置から送信されてくる同種の情報を受信する通信手段と、
    少なくとも前記車両情報検出手段により検出された自車両の位置情報と前記通信手段を介して他車両から受信した移動物体の位置情報とに基づいて、前記移動物体が自車両にとっての危険要素であるか否かを判断し、該判断結果を出力する危険要素判断手段と、
    を備えたことを特徴とする車車間通信システム。
  2. 前記危険要素判断手段は、前記通信手段を介して複数の他車両から同一の移動物体の情報を受信すると、前記自車両の位置情報と前記複数の車両から受信した移動物体の位置情報とに基づいて、前記移動物体が自車両にとっての危険要素であるか否かを判断すること
    を特徴とする請求項1に記載の車車間通信システム。
  3. 前記危険要素判断手段は、
    前記通信手段を介して他車両から受信した移動物体の情報に基づいて、前記移動物体の移動ベクトルを演算する移動物体ベクトル検出手段と、
    前記車両情報検出手段により検出された自車両の位置情報から予想される予想進路と前記移動物体の移動ベクトルから予想される予想進路とに基づいて、前記自車両および移動物体の予想進路が交差する交差ポイントを検出する交差ポイント検出手段と、
    前記移動物体が前記交差ポイントに到達するまでの所要時間を演算する所要時間演算手段と、
    前記所要時間演算手段による演算結果が予め設定された許容時間以内であれば、前記移動物体が自車両にとっての危険要素であると判断する条件判断手段と、
    前記条件判断手段による判断結果を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車車間通信システム。
  4. 前記危険要素判断手段は、
    前記車両情報検出手段による検出結果に基づいて自車両の移動ベクトルを演算する自車両ベクトル検出手段と、
    前記自車両ベクトル検出手段により演算された自車両の移動ベクトルと前記通信手段を介して他車両から受信した移動物体の位置情報とに基づいて、自車両が前記移動物体に最接近するまでの所要時間を演算する所要時間演算手段と、
    前記所要時間演算手段による演算結果が予め設定された許容時間以内であれば、前記移動物体が自車両にとっての危険要素であると判断する条件判断手段と、
    前記条件判断手段による判断結果を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車車間通信システム。
  5. 前記各車車間通信装置は、
    前記通信手段を介して他車両から受信した移動物体の位置情報を繰り返し受信することにより、前記他車両の移動物体検出手段により前記移動物体が検出されなくなったことを検出し、前記移動物体が検出されなくなってからの未検出時間を計時する計時手段と、
    前記計時手段による未検出時間を用いて前記所要時間演算手段による演算結果を補正した補正時間を演算する補正時間演算手段と、
    を備え、
    前記条件判断手段は、前記補正時間演算手段による演算結果が予め設定された許容時間以内であれば、前記移動物体が自車両にとっての危険要素であると判断すること
    を特徴とする請求項3または請求項4に記載の車車間通信システム。
  6. 前記条件判断手段は、前記移動物体が危険要素であると判断する場合において、前記移動物体が危険要素であると判断する際に使用した演算結果に応じて、前記危険要素が自車両に及ぼす危険度合いを示す複数の危険レベルのうちの1つを選択し、
    前記出力手段は、前記条件判断手段により選択された危険レベルを前記判断結果として出力すること
    を特徴とする請求項3〜請求項5の何れかに記載の車車間通信システム。
  7. 前記出力手段により出力された危険レベルに応じて、自車両を運転する運転者が行う運転動作の支援を行う運転支援手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載の車車間通信システム。
  8. 前記運転支援手段は、前記出力手段により出力された危険レベルが最大のときに、自車両を制動する制動制御を行うことを特徴とする請求項7に記載の車車間通信システム。
  9. 予め当該車車間通信装置が記憶する前記車両情報検出手段により検出される自車両の位置情報の誤差、および前記移動物体検出手段により検出される移動物体の位置情報の誤差に応じて、前記所要時間演算手段による演算結果に生じる誤差を検出する誤差検出手段と、
    前記誤差検出手段により検出された誤差の大きさに応じて前記条件判断手段が選択した危険レベルを引き下げて前記出力手段に出力させる出力制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項5〜請求項8の何れかに記載の車車間通信システム。
  10. 少なくとも前記危険要素検出手段が検出した危険要素の情報を自車両の運転者に報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項9の何れかに記載の車車間通信システム。
  11. 車両に搭載され、互いに通信を行う複数の車車間通信装置よって構成された車車間通信システムであって、
    前記各車車間通信装置は、それぞれ、
    当該車車間通信装置が搭載された自車両の周囲に存在する移動物体の位置情報を含む移動物体の情報を検出する移動物体検出手段と、
    少なくとも前記移動物体検出手段により検出された移動物体の位置情報に基づいて、前記移動物体が他車両にとっての危険要素であるか否かを判断する危険要素判断手段と、
    前記危険要素検出手段が危険要素であると判断した移動物体の情報を他車両に搭載された車車間通信装置に送信するとともに、前記他車両に搭載された車車間通信装置から送信されてくる同種の情報を受信する通信手段と、
    を備えたことを特徴とする車車間通信システム。
  12. 請求項1〜請求項11の何れかに記載の車車間通信システムを構成する車車間通信装置であって、請求項1〜請求項11の何れかにおいて車車間通信装置に関して記載した構成を備えたことを特徴とする車車間通信装置。
  13. 車車間通信装置を制御する制御装置であって、請求項1〜請求項11の何れかにおいて車車間通信装置を構成する危険要素判断手段として記載した構成を備えたことを特徴とする制御装置。
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