JP2007305654A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電極間リークの低いキャパシタを含む半導体装置を提供する。
【解決手段】 配線上、あるいはプラグ上に、下部電極、容量絶縁膜、上部電極とを順次積層して構成された容量構造を持つ半導体装置であり、前記容量構造として、多結晶膜としてのチタン窒化膜103上に非晶質膜あるいは微結晶膜としてタンタル膜104を積層した下部電極構造を有する薄膜キャパシタを持つ。
【選択図】 図4

Description

本発明は多層配線構造上あるいは多層配線構造中に薄膜キャパシタ構造を持つ半導体装置及びその製造方法に関する。
従来、高周波デバイス用のキャパシタや、デカップリング用のキャパシタには、上部電極、下部電極の双方にポリシリコンを用い、キャパシタ絶縁膜としてONO(シリコン酸化膜−シリコン窒化膜−シリコン酸化膜)を用いたPIP(ポリシリコン−絶縁膜−ポリシリコン)構造や、MOS(ポリシリコン電極−ゲートシリコン酸化膜−シリコン基板)キャパシタが採用されている。しかし、ポリシリコンを用いた電極では、電極抵抗が大きい、電極の空乏化が起こるといった問題がある。このため、電極に金属や導電性金属酸化膜、例えばチタン窒化膜や酸化ルテニウムを用いたMIM(金属/キャパシタ絶縁膜/金属)構造が採用されつつある。
また、薄膜キャパシタの大容量化や、小面積化の要求により、従来のONO構造やゲート酸化膜を用いた絶縁膜構造に代わり、シリコン窒化膜(SiN)を絶縁膜としたMIM構造が検討されている。近年、MIM構造の容量密度を5fF/μm以上と高くするため、SiNの膜厚を20nm以下にまで薄膜化する必要がでてきている。このため、SiN膜を成長する下地膜であるところの下部電極の表面物性制御が重要となってきている。
現在までMIM構造の電極にはチタン窒化膜が広く検討されているが、チタン窒化膜は柱状構造の多結晶で成膜されやすいため、下部電極表面が大きなラフネス(凹凸)を持つ。このラフネスによりキャパシタ絶縁膜が下部電極全面に均一厚で成膜されずに、上部電極と下部電極間のリークが大きい、あるいは、ショートするなどの問題が発生している。特に、容量絶縁膜を薄膜化して単位面積あたりの容量を大きくする場合、下部電極表面の凹凸が容量膜の絶縁性を顕著に劣化させる。このラフネスを抑制する手法として、例えば特許文献1には、チタン窒化膜下部電極成膜後に化学的機械的研磨で削られた材料物による平坦化処理を行うことが提案されている。
特開2002−203915号公報
上述のように、キャパシタ下部電極として多結晶膜であるチタン窒化膜などを直接用いると、その表面の凹凸(ラフネス)によってキャパシタのショートやリークなどの不具合が生じやすいなどの問題があった。この下部電極表面の凹凸は、特に極薄化が要求されるSiN容量絶縁膜のリーク電流増大をもたらす。
本発明は、上記の問題を解決するために提案されたもので、歩留が高く、電極間リーク電流も低いキャパシタを含む半導体装置及びその製造方法を提供するものである。
本発明は、配線上、あるいはコンタクトプラグ上に形成された薄膜キャパシタであって、多結晶膜上に非晶質膜あるいは微結晶膜を積層した下部電極構造による薄膜キャパシタを有することを特徴とする半導体装置を提供する。
具体的には、シリコン窒化膜(SiN)あるいはシリコン窒化膜を主成分とする絶縁膜を容量絶縁膜に用いた場合には、非晶質膜あるいは微結晶膜としてタンタル膜あるいは窒素含有タンタル膜あるいはタンタル窒化膜を使用する。あるいはこれらを積層しても良い。多結晶膜としては、シリコンLSIプロセスとの整合性が高く、抵抗率が低い膜であれば限定されないが、例えば、チタン窒化膜が上げられる。これは、多結晶膜の比抵抗が非晶質膜あるいは微結晶膜よりも低いため、下部電極のCR時定数が小さく高周波応答性に優れたMIM容量を形成するためである。一方、SiN膜上に形成される上部電極は、SiN膜の被覆性に影響を与えないので、単層であっても良い。
本発明はまた、多結晶膜の厚さは非晶質膜の厚さに比べて厚く、積層構造にすることによって、表面凹凸がSiN容量膜の厚さの同等以下とすることにより、低リーク電流の薄膜キャパシタを持つことを特徴とする半導体装置を提供する。
本発明はさらに、薄膜キャパシタの下部電極が上部電極よりも大きい構造であって、下部電極および上部電極を覆うハードマスク膜を備えた構造を特徴とする半導体装置を提供する。
本発明はまた、配線上に絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜に開口部を設けたあとに下部電極として、多結晶膜、非晶質膜あるいは微結晶膜を成膜した後、容量絶縁膜、上部電極を形成し、上部電極に相当するフォトレジストのパターンをマスクとして、上部電極から下部電極をエッチングし、以上のようにして得られた構造上に上層ビアと上層配線を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法を提供する。
本発明はさらに、配線上に絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜上に下部電極として、多結晶膜、非晶質膜あるいは微結晶膜を成膜した後、容量絶縁膜、上部電極を形成し、上部電極に相当するフォトレジストのパターンをマスクとして、上部電極を加工した後、下部電極に相当するフォトレジストのパターンをマスクとして下部電極を加工した後、得られた構造上に上層ビアと上層配線を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法を提供する。
本発明はさらに、配線上に絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜上に下部電極として、多結晶膜、非晶質膜あるいは微結晶膜を成膜した後、容量絶縁膜、上部電極を形成したあとに無機物の第一のハードマスク膜を形成する工程と、上部電極に相当するフォトレジストのパターンを第一のハードマスク膜に転写する工程と、第一のハードマスク膜をマスクとして上部電極を加工した後、ウエハ前面に無機物の第二のハードマスク膜を形成する工程と、下部電極に相当するフォトレジストのパターンを第二のハードマスク膜に転写したあと、第二のハードマスク膜をマスクとして下部電極を加工した後、得られた構造上に上層ビアと上層配線を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法を提供する。
本発明によれば、歩留が高いうえに、電極抵抗が小さくかつ上下電極間のリークが少ない薄膜キャパシタを持つ半導体装置の製造が可能となる。特に、LSI銅多層配線内に形成されるMIM容量が実現される。
本発明における薄膜キャパシタは、例えば下部電極として、タンタル膜/チタン窒化膜の積層構造を使用する。上部電極はチタン窒化膜の単層膜を使用する。
本発明は、高伝導率を示す多結晶膜上に非晶質あるいは微結晶膜あるいはそれらの積層膜を形成した下部電極構造にすることにより、下部電極表面の平坦性が向上するという知見に基づいている。140nm厚のチタン窒化膜をスパッタデポジション法により成膜し、AFM法により表面のラフネスを1ミクロン×1ミクロン四方にわたり分析すると、最高値と最低値の高さの差、すなわち凹凸は13.6nmであった。この140nm厚のチタン窒化膜上に15nm厚のタンタル膜をスパッタ法により成膜すると、同じ測定で約10nmまで高さの差は減る。
図1は、これらの2種類の下部電極上にCVD法にて10nm厚のSiN膜を成膜したあと、上部電極としてチタン窒化膜を100nm厚で成膜してMIM構造とし、上部電極を100nm×100nmの矩形に加工して電気特性評価をした結果を示す。タンタル膜を成膜することによりリークは大きく低減できる。
図2は、チタン窒化膜表面のラフネスとリークの相関を調査した結果を示す。表面のラフネスを低減できればリークは抑制でき、特に最高値と最低値の高さの差をSiN絶縁膜厚と同等以下までに抑制することができれば、表面ラフネスによるリークは抑制できる。このことから、非晶質膜あるいは微結晶膜を成膜し、下部電極鏡面を平坦化することはリーク低減に大きな効果があることがわかる。ここで、薄膜SiNの膜厚は厳密な測定は困難で測定誤差を含むので、ここで定義する「絶縁膜厚と同等以下」とは、測定誤差を含み容量絶縁膜厚の1.2倍程度以下と解釈されることが望ましい。
本発明の効果は、非晶質膜あるいは微結晶膜としてタンタル膜にとどまらず、金属性あるいは半導体性の導電性を有し平坦性にすぐれた膜であれば種類、膜数、膜厚を問わない。例えば、窒素添加したタンタル膜、タンタル窒化膜や、タンタル窒化膜/タンタル膜の積層、さらにはこの逆の積層でも構わない。また、炭素添加した非晶質あるいは微結晶のタンタル膜でもよい。金属材料として、Zr、Hf、V、Nb,W,Mo、Ni、Co膜あるいはそれらの窒素添加膜あるいは窒素化膜であっても、その性状が非晶質膜あるいは微結晶膜であればその原子種に制限はない。また、平坦性にすぐれたWTiなど多元合金あるいはWTiNなど多元合金の窒化膜であってもかまわない。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施例]
<ULSI配線に組み込まれたMIM構造1>
第1の実施例は、図3に示すように実際のULSI配線構造へ組み込まれたMIM構造を持つ。
まず、図3(a)に示すように下層配線101上に200nm厚のシリコン酸化膜102をプラズマCVDにより形成し、続いて多結晶膜として140nm厚のチタン窒化膜103を、非晶質膜として15nm厚のタンタル膜104をそれぞれ形成した後、容量絶縁膜として10nm厚のシリコン窒化膜105を形成し、更に上部電極膜として100nm厚のチタン窒化膜106を形成する。チタン窒化膜103とタンタル膜104、チタン窒化膜106は例えばスパッタ法もしくはCVD法で堆積させることで形成できる。シリコン窒化膜105もスパッタ法もしくはCVD法で堆積させることが可能である。
次に、図3(b)に示すように上部電極を所望の大きさに加工するためにフォトレジスト107をパターニングする。続いて、図3(c)に示すようにフォトレジスト107を用いてチタン窒化膜106をエッチングする。引き続き、図3(d)に示すようにエッチング後のフォトレジスト107を剥離する。次に、図3(e)に示すように所望のサイズの下部電極を形成するためにフォトレジスト108をパターニングする。このとき、フォトレジスト108は上部電極(シリコン窒化膜106)を覆うようにパターニングする。
次に、図3(f)に示すようにフォトレジスト108を用いてシリコン窒化膜105、タンタル膜104、窒化チタン膜103をエッチングする。引き続き、図3(g)に示すようにエッチング後のフォトレジスト108を剥離する。次にMIM構造を覆うように全面にビア層間膜となる1400nm厚のシリコン酸化膜109をプラズマCVDで成膜し、段差解消のためのCMPを行う(図3h)。トレンチストッパーとして120nm厚のシリコン炭窒化膜110をプラズマCVDで成膜した後、トレンチ層間膜として1200nm厚のシリコン酸化膜111をプラズマCVDで成膜する(図3i)。
引き続き図4(j)に示すようにフォトレジスト112を塗布したうえで所望の上層配線の幅でフォトレジスト112をパターニングする。フロロカーボンガスを用いたプラズマでシリコン酸化膜111をエッチングし、フォトレジスト112を剥離する(図4k)。上層配線のパターンを覆うようにフォトレジスト113を塗布し、所望の上層ビアでフォトレジスト113をパターニングする(図4l)。フロロカーボンガスを用いたプラズマでシリコン炭窒化膜110、シリコン酸化膜109をエッチングした後、フォトレジスト113を剥離する(図4m)。この後、バリア膜と銅膜をトレンチおよびビアに埋め込み、CMPで研磨を行うと上下配線のコンタクトが形成されると共に、上層配線114でコンタクトが取れるMIM構造が形成できる(図4n)。さらには、第1の実施例において、図4(o)に示すように、チタン窒化膜106をエッチングする際に同時にシリコン窒化膜105をエッチングしたMIM構造に製造しても差し支えない。
多結晶膜としてチタン窒化膜を挙げたが、シリコンLSIプロセスとの整合性が高く、抵抗率が低い膜であれば限定されない。これは、多結晶膜の比抵抗が非晶質膜あるいは微結晶膜よりも低いため、下部電極のCR時定数が小さく高周波応答性に優れたMIM容量を形成するためである。
[第2の実施例]
<ULSI配線に組み込まれたMIM構造2>
本発明のMIM構造を実現する製造方法として、ハードマスク膜を用いる方法がある。その方法を図5〜図7を使って説明する。まず図3(a)と同様、下層配線201に200nm厚のシリコン酸化膜202をプラズマCVDにより形成し、多結晶膜として140nm厚のチタン窒化膜203を、非晶質膜として15nm厚のタンタル膜204をそれぞれ形成した後、容量絶縁膜として10nm厚のシリコン窒化膜205を形成し、上部電極膜として100nm厚のチタン窒化膜206を形成する。さらに、ハードマスク膜として100nm厚のシリコン窒化膜207をプラズマCVDで成膜する(図5a)。ハードマスク膜207とチタン窒化膜(上部電極膜)206の関係は、ハードマスク膜207がエッチングされているときにはチタン窒化膜(上部電極膜)206がエッチングされにくい材料で、逆にチタン窒化膜(上部電極膜)206がエッチングされているときにはハードマスク膜207がエッチングされにくい材料の組み合わせであればよい。
次に、図5(b)に示すように上部電極を所望の大きさにするためにフォトレジスト208をパターニングする。次に、図5(c)に示すようにフォトレジスト208を用いてシリコン窒化膜207をエッチングする。引き続き、図5(d)に示すようにエッチング後のフォトレジスト208を剥離する。次に、図5(e)に示すようにシリコン窒化膜(ハードマスク膜)207をマスクとしてチタン窒化膜206をエッチングする。このようにハードマスク膜で加工することにより、チタン窒化膜206のエッチング中にシリコン窒化膜205のみならずタンタル膜204にまでエッチングが進行してしまい、エッチング生成物が側壁に付着しても、いわゆるフェンスと呼ばれる異常形状が発生することを防止できる。また、ハードマスク膜としてのシリコン窒化膜207は、後工程のビアエッチング時のストッパーにもなりうる。
次に、図5(f)で示すように全面にハードマスク膜としてシリコン窒化膜209を形成する。ハードマスク膜(シリコン窒化膜)209と下部電極膜としてのチタン窒化膜203およびタンタル膜204の関係は、ハードマスク膜209がエッチングされているときには下部電極膜としてのチタン窒化膜203およびタンタル膜204がエッチングされにくい材料で、逆に下部電極膜としてのチタン窒化膜203およびタンタル膜204がエッチングされているときにはハードマスク膜209がエッチングされにくい材料の組み合わせであればよい。
次に、図5(g)に示すように下部電極を所望の形状にするためにフォトレジスト210をパターニングする。このとき、フォトレジスト210は上部電極構造を覆うようにしてパターニングする。次に図5(h)に示すようにフォトレジスト210を用いてシリコン窒化膜(ハードマスク膜)209をエッチングする。引き続き、図5(i)に示すようにエッチング後のフォトレジスト210を剥離する。
次に、図6(j)に示すようにシリコン窒化膜209をマスクとして、シリコン窒化膜205、タンタル膜204、チタン窒化膜203を順次エッチングする。このようにハードマスク膜で加工することにより、タンタル膜204のエッチング中に仮にエッチング生成物が側壁に付着しても、いわゆるフェンスと呼ばれる異常形状は発生しない。また、ハードマスク膜としてのシリコン窒化膜209は、後工程のビアエッチング時のストッパーにもなりうる。
次に、MIM構造を覆うように全面にビア層間膜となる1400nm厚のシリコン酸化膜211をプラズマCVDで成膜し、段差解消のためのCMPを行う。さらにトレンチストッパーとして120nm厚のシリコン炭窒化膜212をプラズマCVDで成膜した後、トレンチ層間膜として1200nm厚のシリコン酸化膜213をプラズマCVDで成膜する(図6k)。引き続き、図6(l)に示すようにフォトレジスト214を塗布して所望の上層配線の幅でフォトレジスト214をパターニングする。フロロカーボンガスを用いたプラズマでシリコン酸化膜213をエッチングし、フォトレジスト214を剥離する(図6m)。上層配線のパターンを覆うようにフォトレジスト215を塗布し、所望の上層ビアでフォトレジスト215をパターニングする(図6n)。フロロカーボンガスを用いたプラズマでシリコン炭窒化膜212、シリコン酸化膜211をエッチングした後、フォトレジスト215を剥離する(図6o)。この後、バリア膜と銅膜をトレンチおよびビアに埋め込み、CMPで研磨を行うと上下配線のコンタクトが形成されると共に、上層配線216でコンタクトが取れるMIM構造が形成できる(図7p)。
上記第2の実施例において、図7(q)に示すように、上部電極膜(チタン窒化膜)206をエッチングすると同時にシリコン窒化膜205をエッチングしたMIM構造に製造しても差し支えない。また図7(r)に示すように、ハードマスク膜(シリコン窒化膜)209をエッチングする際に同時にシリコン窒化膜205をエッチングしたMIM構造に製造しても差し支えない。
[第3の実施例]
<下部電極裏打ち構造>
第3の実施例による半導体装置は、上部電極、容量絶縁膜、下部電極が上からこの順番に積層された容量素子を配線上に搭載する半導体装置において、この容量素子の下部電極が、その下層に位置する配線と直接接触していることを特徴とする。
図8に、第3の実施例による半導体装置を実現するための工程断面図を示す。まず、図8(a)に示すように、埋設Cu配線301を形成し、Cuの酸化防止およびCuの拡散防止を目的とした配線キャップ絶縁膜302としてシリコン窒化膜もしくはシリコン炭窒化膜を100nm、およびハードマスク膜303としてSiOもしくはSiOCHを150nm成膜する。次に、フォトレジスト304を塗布し、フォトリソグラフィにより下部電極コンタクト形成用パターン304aを形成する(図8b)。
続いて、下部電極コンタクト形成用パターン304aを形成したフォトレジスト304をマスクとしてシリコン酸化膜(ハードマスク膜)303をフロロカーボンプラズマなどでエッチングする。エッチングの際、ドライエッチングの選択特性を利用して、配線キャップ絶縁膜302上でエッチングを停止することが重要である。ハードマスク膜303に下部電極コンタクト形成用パターン304aを形成した後に、アッシングによってフォトレジスト304を除去し、図8(c)の形状を得る。アッシングの際、下層のCu表面が露出していないため、酸素プラズマによるCuの酸化を抑制することができる。
次に、ハードマスク膜303の開口パターンをマスクとし、配線キャップ絶縁膜302をエッチングし、図8(d)に示すように、下層のCu表面に達する開口パターンを形成する。続いて、図8(e)に示すように、スパッタリング法により30nm厚のチタン窒化膜305、15nm厚のタンタル膜306を成膜する。さらに、プラズマCVD法により10nm厚のシリコン窒化膜307、スパッタ法により上部電極となるチタン窒化膜308をスパッタ法で成膜する。
チタン窒化膜308上にフォトレジスト309を塗布した後、下部電極コンタクト領域を内包するように上部電極パターン309aをフォトリソグラフィにより形成する(図8f)。上部電極パターン309aをマスクとして、チタン窒化膜308、シリコン窒化膜307、タンタル膜306、チタン窒化膜305をこの順でドライエッチングする(図8g)。チタン窒化膜305と308のエッチングには塩素/BClガス系を、シリコン窒化膜307とタンタル膜306のエッチングにはフロロカーボンガスプラズマを用いてエッチングするのが好ましい。さらには、タンタル膜306のエッチングでの側壁堆積物の付着を抑制するために、基板温度を好ましくは50度以上にする。
ドライエッチング後、フォトレジスト309を剥離し、絶縁膜310を堆積後、上層ビア311a、上層配線311bを形成して薄膜キャパシタとのコンタクトを取る(図8h)。
本第3の実施例によれば、柱状構造の下部電極としてのチタン窒化膜305は非晶質あるいは微結晶のタンタル膜306により平坦化されるため、低リークの薄膜キャパシタが形成できる。
本第3の実施例では上部電極、下部電極をチタン窒化膜としたが、同様の効果があれば材料の種類を問わない。例えばタンタル窒化膜やタンタル膜、タングステンでも良いし、アルミニウムや合金などでもよい。さらに平坦化用に形成する非晶質膜あるいは微結晶膜をタンタルとしたが、同様の効果があれば材料の種類を問わない。例えば、タンタル窒化膜や、タンタル窒化/タンタル膜積層やその逆順に成膜された構造でも良い。
[第4の実施例]
第4の実施例による半導体装置は、上部電極、容量絶縁膜、下部電極が上からこの順番に積層された容量素子を配線上に搭載する半導体装置において、この容量素子の下部電極が、その下層に位置する配線上に形成されている絶縁膜をこの下層配線に達するまで開口した溝に埋設され、この下部電極と下層配線が直接接触していることを特徴とする。
図9に、第4の実施例による半導体装置を実現するための工程断面図を示す。まず、図9(a)に示すように、Cuを主成分とする下層配線401上に配線の酸化防止および配線を構成する材料の拡散防止を目的とした配線キャップ絶縁膜402としてSiNもしくはSiCN膜を120nm厚、およびハードマスク403としてSiOもしくはSiOCHを200nm厚で成膜する。フォトリソグラフィおよびエッチング工程を経て、図9(b)に示すように、ハードマスク403に開口パターンを形成する。このとき、ドライエッチングの選択特性を利用して、配線キャップ絶縁膜402上でエッチングを停止することが重要である。ハードマスク403の開口パターンを形成した後に、アッシングによってフォトレジストを除去するが、このときには下層の配線表面が露出していないため、酸素プラズマによる配線の酸化を抑制することができる。
続いて、ハードマスク403の開口パターンをマスクとして配線キャップ絶縁膜402をエッチングし、図9(c)に示すように、下層の配線表面に達する開口部を形成する。次に、図9(d)に示すように、埋設プラグ下部電極404aとしてスパッタ法にてTaNを600nm厚で成膜し、上記開口部が完全に埋設されるようにした後、CMP法によって開口部以外のTaNを除去することで図9(e)に示すような埋設下部電極404bを形成する。ここで、埋設下部電極404bを形成する材料はTaNに限定されるものではなく、Ta、Ti、W、Al、Cu、Siあるいはこれらの合金や窒化物など、金属性あるいは半導体性の導電性を示すものであればよい。このとき、ハードマスク残膜が完全になくなり、配線キャップ絶縁膜402が露出してもかまわない。ここで、ハードマスク403の残膜と配線キャップ絶縁膜402をあわせた厚さが下部電極404bの厚さとなる。図9(e)は、配線キャップ絶縁膜402が露出するまで削り込んだ例を示している。
以上のようにして、埋設下部電極404bが下層の下層配線と直接接触する形で形成できる。配線材料としてCuを用いる場合、材質がやわらかいために、CMP時にディッシングがおこりやすく、大面積パターンでは中央部で陥没したような形状になる。このため、大面積パターンのCu配線は形成が困難であるが、TaNは材質が硬く、このようなディッシングが起こりにくいため、比較的大面積のパターンでも平坦な表面形状が得られることが特徴である。
次に、図9(f)に示すように、本発明の主旨である、多結晶から成り金属性の導電性を示す主たる下部電極層405として100nm厚のTiN膜、この下部電極層405の表面の凹凸を平坦化するために導電性膜406として厚さ10nmのTaN膜の積層膜をそれぞれ反応性スパッタ法にて成膜する。ここで、主たる下部電極層405としては、多結晶構造でかつ金属性もしくは半導体性の導電性を有する材料であればよいし、凹凸を平坦化する導電性膜406としては非晶質もしくは微結晶構造でかつ金属性あるいは半導体性の導電性を示しかつ主たる下部電極405を構成する材料よりも抵抗率が高いものであればよい。続いて、非晶質導電性膜406上に容量絶縁膜407として、プラズマCVD法により10nm厚のSiN膜の成膜を行う。
次に、上部電極408としてTiNを反応性スパッタ法により成膜し、上部電極408上に容量キャップ絶縁膜409として、配線上に形成した絶縁膜と同様のSiNもしくはSiCNを成膜し、図9(g)に示すような容量積層膜の成膜を完了する。
続いて、図9(h)に示すように、下部電極を内包する形状に容量キャップ膜409、上部電極408、容量絶縁膜407、下部電極層405および導電性膜406のパターニングを行う。容量のパターニングは、フォトレジストをマスクとして容量キャップ絶縁膜409をエッチングし、アッシング後に容量キャップ絶縁膜409をマスクとして残りの多層膜をエッチングしてもよい。ドライエッチング後、絶縁膜を堆積後、上部電極コンタクト411a、上層ビア411b、上層配線411cを形成して薄膜キャパシタとのコンタクトを取る(図9i)。
[第5の実施例]
図10は第5の実施例を示し、高性能・高速処理用半導体装置にデカップリングを目的として容量素子を搭載する場合の構造例を示す。高性能かつ高速処理を行う半導体装置では、多層配線の積層数が10層以上に及ぶ場合がある。このような多層配線構造は、狭ピッチでかつ一本あたりの平均的配線距離が短く、トランジスタ層601の直上の一層目あるいはこれを含んで複数の層から構成される最下層の配線層領域602と、最下層の配線層領域602の配線よりもピッチが広くかつ一本あたりの平均的な配線距離が長い、しかも最下層の配線層領域602よりも上層に形成される一層あるいは複数の層から構成される中層の配線層領域603と、中層の配線層領域603の配線よりもピッチが広くかつ一本あたりの平均的な配線距離が長い、しかも中層の配線層領域603よりも上層に形成される一層あるいは複数の層から構成される上層の配線層領域604とから構成される。さらに、最上層の配線層上には、外部回路と接続するために用いられるパッドが設けられる。
一般に、最下層の一層あるいは複数の配線層領域602は、局所的なトランジスタ間を接続することが多く、ローカル配線と呼ばれる。また、中層の配線層領域603は一定の機能を有する回路ブロック間を接続することが多く、セミグローバル配線と呼ばれる。さらに、最上層の配線層領域604は電源供給やクロック分配に用いられることが多く、グローバル配線と呼ばれる。
ローカル配線層領域602は、上述のように配線間ピッチが小さいことから配線間容量が大きくなり、これが信号伝播を遅らせる要因になるので、配線層間を絶縁する絶縁膜として多孔質膜や有機膜などの低誘電率を示す材料を用いる。ここで言う低誘電率を示す材料とは、比誘電率が3.0以下の材料のことを示す。最近の半導体装置では微細化が進んでいるため、セミグローバル配線でも低誘電率材料を用いた配線構造を採用する。グローバル配線は、大容量の電流が供給できるように配線ピッチが広く設計されるので、配線間の容量が信号伝播に与える影響は小さくなる。むしろ、配線構造の強度を支えたり、高い信頼性を得たりすることを目的としてシリコン酸化膜などの硬い材料を用いる。また、多層構造を構成する配線材料としては、信号伝播の遅延を抑制するため抵抗の低い銅を主成分とする金属が用いられる。また、外部回路と接続するためのパッドには、アルミを主成分とする金属が用いられるが、これを付加的な配線層として用いることも可能である。したがって、この場合には、銅を主成分とする多層構造の配線領域上に一層分のアルミを主成分とする配線層が存在することになる。
デカップリングを目的とした容量素子は、電源供給配線の電源電圧ラインとグランドラインの間に挿入されるため、図10に示す容量素子605のようにグローバル配線層領域に挿入される。ここで、容量素子605は、例えば下部電極パターン形成用のハードマスク膜605a、上部電極パターン形成用のハードマスク膜605b、上部電極605c、容量絶縁膜605d、下部電極平坦化用非晶質膜605e、下部電極605fから構成される。但し、容量素子構造は、本構造に限定されるものではなく、多結晶質の下部電極上に、非晶質もしくは微結晶の薄膜を有するものであれば任意の構造が適用可能である。容量絶縁膜としては、例えば膜厚10nmのSiNを用いるが、これに限定されるものではなく、単位面積当たりの容量値が3fF/μm以上25fF/μmであればよい。容量値が3fF/μmより小さい場合には、容量絶縁膜の膜厚が十分に厚いため、本発明の効果は得られにくく、25fF/μmを越えると、容量絶縁膜の絶対的な膜厚が小さくなることによるリーク電流の増加が見られる。
図10における604aが電源電圧を供給する配線である場合は、604bはグランド配線となり、604aがグランド配線の場合には604bが電源電圧供給配線となる。本第5の実施例では、ローカル、セミグローバル、グローバルの各配線領域をそれぞれ二層ずつで示したが、各領域は二層に限定されるものではなく、一層であってもよいし、三層以上あってもよい。また、セミグローバル配線自体が複数の階層構造になっており、全体として四階層以上の配線層構造を有していてもよい。
[第6の実施例]
図11は第6の実施例を示し、低コストかつ低消費電力を目的とした半導体装置にデカップリング容量を組み込む例を示す。低コストを実現するためには、配線層数を低減することが重要である。したがって、第5の実施例で示したような三段階からなる配線層構造の代わりに、トランジスタ形成領域701の直上に配される単層もしくは複数の配線層を有するローカル配線層領域702と、ローカル配線層領域702の上層に形成されるグローバル配線層領域703の二段階の配線層構造を採用する。また、低消費電力で動作するため、グローバル配線層の配線ピッチは比較的狭くてもよく、単層でも構成可能である。したがって、デカップリング容量705は、複数層からなるローカル配線層領域702の最上層に配される配線層と単層のグローバル配線層703の間に挿入される。ここで、デカップリング容量705は、上部電極705a、容量絶縁膜705b、下部電極表面を平坦化する非晶質もしくは微結晶構造の薄膜705c、多結晶からなる下部電極705dから構成され、下部電極705dはローカル配線702bと開口部を介して物理的に接触している。ただし、ここで挿入されるデカップリング容量の構造は、本構造に限定されるものではなく、多結晶質の下部電極上に、非晶質もしくは微結晶の薄膜を有するものであれば任意の構造で適用可能である。
図11では三層のローカル配線を示しているが、ローカル配線層は単層や二層でも良いし四層以上あってもかまわない。また、グローバル配線も単層で示してあるが、二層以上で構成しても良い。本第6の実施例による構造では、低コスト化を達成するためにローカル配線とグローバル配線の二階層構造の例を示した。しかし、必要であればこれらの配線層領域の間にセミグローバル配線層領域を設けても問題なく、容量素子は、グローバル配線層の最下層とセミグローバル配線層の最上層の間に挿入することも可能である。
[第7の実施例]
アナログ/RF等の信号処理を行う半導体装置を構成する場合には、容量素子の配置が極めて重要である。この種の信号処理を行う場合は、容量素子の容量性の機能のみならず、電極、配線やビア等による寄生抵抗や寄生インダクタンスが回路機能に大きな影響を及ぼす。したがって、これらの寄生成分を抑制するため、素子間を接続する配線の距離やビアの数を極力小さく抑える必要がある。このため、容量素子の配置はトランジスタに近い、下層領域に配置することが望まれる。第3の実施例に示した構造の容量素子は、低抵抗の配線材料を実効的な下部電極として活用できるため、電極の寄生抵抗を小さく抑えることが可能である。
図12は、第7の実施例による半導体装置の断面構造を示す。本第7の実施例では、容量素子としての回路機能を十分に発揮するため、トランジスタ形成層801の直上領域に形成される複数の層から構成されるローカル配線層802の内部に容量素子805を形成している。ここで、デカップリング容量805は、上部電極805a、容量絶縁膜805b、下部電極表面を平坦化する非晶質もしくは微結晶構造の薄膜805c、多結晶からなる下部電極805d、および下層配線上に形成された絶縁膜中に形成される導電性プラグ805eから構成され、下部電極805dはローカル配線802bと導電性プラグ805eを介して物理的に接触している。ただし、ここで挿入されるデカップリング容量の構造は、本構造に限定されるものではなく、多結晶質の下部電極上に、非晶質もしくは微結晶の薄膜を有するものであれば任意の構造が適用可能である。
上述のように、下部電極805dは下層の低抵抗配線上に形成される絶縁膜中に埋設された導電性プラグ805eを介して下層の低抵抗配線に物理的に接触していることから、電極の実効抵抗を極めて小さくでき、またこのため電極膜厚を極力薄くすることが可能である。これにより、下部電極805d上に挿入する電極表面平坦化目的の膜805cと合わせた膜厚を10〜50nm程度まで薄膜化することが可能となる。このように容量素子を薄膜化することは、異なる配線層間距離が100〜200nmと小さくなるローカル配線層内に容量素子を挿入する際に極めて有利な構造となる。
本第7の実施例では、三層からなるローカル配線層領域802と単層のグローバル配線層領域803から構成される例を示しているが、配線層構造はこれらに限定されるものではなく、ローカル配線層が単層や二層構造であってもよいし、四層以上あってもよい。グローバル配線層についても、二層以上有していても良いし、さらには単層もしくは複数の層から構成されるセミグローバル配線層領域をローカル配線層領域とグローバル配線層領域の間に有していても良い。また、容量素子の配置も、ローカル配線層内部に限定されるものではなく、ローカル配線層領域とセミグローバル配線層領域の間や、セミグローバル配線層領域内に形成されても良い。
図1は、非晶質膜あるいは微結晶膜との積層により、リークレベルが低く抑制できることを示す電流−電圧の関係を示した図である。 図2は、下部電極表面のラフネスとリーク電流の関係を示した図である。 図3は、本発明の第1の実施例による薄膜キャパシタの製造過程を説明するための図である。 図4は、図3に続く、第1の実施例による薄膜キャパシタの製造過程を説明するための図である。 図5は、本発明の第2の実施例による薄膜キャパシタの製造過程を説明するための図である。 図6は、図5に続く、第2の実施例による薄膜キャパシタの製造過程を説明するための図である。 図7は、図6に続く、第2の実施例による薄膜キャパシタの製造過程を説明するための図である。 図8は、本発明の第3の実施例による薄膜キャパシタの製造過程を説明するための図である。 図9は、本発明の第4の実施例による薄膜キャパシタの製造過程を説明するための図である。 図10は、本発明の第5の実施例による薄膜キャパシタを組み込んだ配線構造を示した図である。 図11は、本発明の第6の実施例による薄膜キャパシタを組み込んだ配線構造を示した図である。 図12は、本発明の第7の実施例による薄膜キャパシタを組み込んだ配線構造を示した図である。
符号の説明
101 下層配線
102、110 シリコン炭窒化膜
103、106 チタン窒化膜
104 タンタル膜
105 シリコン窒化膜
107、108、112、113 フォトレジスト
109、111 シリコン酸化膜
114 上層配線

Claims (18)

  1. 配線上、あるいはプラグ上に、下部電極、容量絶縁膜、上部電極と順次積層して構成された容量構造を持つ半導体装置において、前記容量構造として、多結晶膜上に非晶質膜あるいは微結晶膜を積層した下部電極構造を有する薄膜キャパシタを持つことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記薄膜キャパシタの下部電極構造として、前記多結晶膜上に積層する前記非晶質膜あるいは微結晶膜が2層以上の構造を持つことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記薄膜キャパシタの下部電極構造において、前記多結晶膜の厚さが前記非晶質膜あるいは微結晶膜もしくはそれらの積層膜よりも厚いことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記薄膜キャパシタの下部電極構造において、前記多結晶膜上に前記非晶質膜あるいは微結晶膜もしくはそれらの積層膜が形成され、該下部電極構造の表面凹凸が前記容量絶縁膜厚と同等以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 前記薄膜キャパシタの下部電極構造が前記上部電極よりも大きい構造であって、前記下部電極および上部電極を覆うハードマスク膜を備えた構造を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の半導体装置。
  6. 前記薄膜キャパシタの下部電極構造として積層する前記非晶質膜あるいは微結晶膜がタンタル膜であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 前記薄膜キャパシタの下部電極構造として積層する前記非晶質膜あるいは微結晶膜が窒素含有タンタル膜あるいはタンタル窒化膜であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の半導体装置。
  8. 前記薄膜キャパシタの下部電極構造として積層する前記多結晶膜がチタン窒化膜であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の半導体装置。
  9. 前記薄膜キャパシタの前記上部電極がチタン窒化膜であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の半導体装置。
  10. 前記容量絶縁膜がシリコン窒化膜あるいはシリコン窒化膜を主成分とする請求項1から9のいずれかに記載した薄膜キャパシタを有する半導体装置。
  11. 多層配線の形成された半導体装置であって、該多層配線のうち電源線とグランド線との間に請求項1から10のいずれかに記載した薄膜キャパシタが形成されていることを特徴とする半導体装置。
  12. 多層配線を有する半導体装置において、上下に隣接する任意の配線層間に請求項1から10のいずれかに記載の薄膜キャパシタを配していることを特徴とする半導体装置。
  13. 最上層にアルミを主成分とする配線が形成され、その下層には多層からなる銅配線が形成されていることを特徴とする請求項12に記載の半導体装置。
  14. 多層配線を有しており、該多層配線の少なくとも一層を構成している層間絶縁膜が誘電率3.0以下の絶縁材料を含んでいることを特徴とする請求項11から13のいずれかに記載の半導体装置。
  15. 配線上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜に開口部を設ける工程と、
    下部電極として多結晶膜、非晶質膜あるいは微結晶膜を成膜した後、容量絶縁膜、上部電極を形成する工程と、
    前記上部電極に相当するフォトレジストのパターンをマスクとして、前記上部電極から下部電極をエッチングした後、得られた構造上に上層ビアと上層配線を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 配線上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上に下部電極として、多結晶膜、非晶質膜あるいは微結晶膜を成膜した後、容量絶縁膜、上部電極を形成する工程と、
    前記上部電極に相当するフォトレジストのパターンをマスクとして、前記上部電極を加工する工程と、
    前記下部電極に相当するフォトレジストのパターンをマスクとして下部電極を加工した後、得られた構造上に上層ビアと上層配線を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  17. 配線上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上に下部電極として、多結晶膜、非晶質膜あるいは微結晶膜を成膜した後、容量絶縁膜、上部電極を形成し、続いて無機物の第一のハードマスク膜を形成する工程と、
    前記上部電極に相当するフォトレジストのパターンを前記第一のハードマスク膜に転写する工程と、
    前記第一のハードマスク膜をマスクとして前記上部電極を加工した後、ウエハ全面に無機物の第二のハードマスク膜を形成する工程と、
    前記下部電極に相当するフォトレジストのパターンを前記第二のハードマスク膜に転写したあと、該第二のハードマスク膜をマスクとして下部電極を加工した後、得られた構造上に上層ビアと上層配線を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  18. 配線上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜に開口部を設ける工程と、
    導電性材料の成膜と研磨により該開口部に埋設された導電性プラグを形成する工程と、
    該導電性プラグ上に多結晶膜を成膜する工程と、
    該多結晶膜上に非晶質膜あるいは微結晶膜を成膜した後、容量絶縁膜、上部電極を形成する工程と、
    前記上部電極に相当するフォトレジストのパターンをマスクとして、前記上部電極から下部電極をエッチングし、得られた構造上に上層ビアと上層配線を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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