JP2007266450A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ESD保護素子において発生した熱を半導体装置外部へ効率よく迅速に放熱可能な半導体装置を提供すること。
【解決手段】半導体装置1は、ドレイン領域4、ソース領域6及びゲート電極7を備えるMOSFET型のESD保護素子と、熱拡散部とを有する。ドレイン領域4上に形成された熱拡散部は、パッドと電気的に接続されている金属層13、及びドレイン領域4と金属層13とを接続するコンタクト12を有する。金属層13は、ゲート電極7に沿って延在する第1金属配線21と、それと垂直に交差する第2金属配線22とを有する。コンタクト12は、第1金属配線21と第2金属配線22との交差部に接続されている。ESD保護素子のpn接合部で発生し、コンタクト12を伝導してきた熱は、金属層13において第1金属配線21と第2金属配線22を通って3方向に同時に拡散され、パッドに放熱される。
【選択図】図1

Description

本発明は、静電気放電から内部回路を保護する静電気放電保護素子を備える半導体装置に関し、特に、微細化された拡散層を有する静電気保護素子又は基板方向への放熱が難しい静電気保護素子、例えばSOI(Silicon on Insulator)基板上の静電気保護素子、を備える半導体装置に関する。
半導体装置の内部回路は、外部(人体、機械)からの静電気放電(ESD;Electro-Static Discharge)により破壊されることがある。例えば、MOS電界効果型トランジスタ(MOSFET;Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)においては、近年の半導体装置の微細化により、ゲート絶縁膜(酸化膜)は非常に薄く形成されている。そのため、ゲート絶縁膜は、ESDの電圧により破壊されやすくなっている。そこで、このようなESDによる半導体装置の破壊を防止するために、ESD保護素子が通常パッドと内部回路(被保護回路)との間に設けられている。
ESD保護素子としては、MOSFETの寄生バイポーラトランジスタの動作を利用するものが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。このESD保護素子においては、ドレイン領域が被保護回路に接続され、ソース領域(及びゲート電極)がグランド領域又は電源領域に接続されている。例えば、n型MOSFETのESD保護素子において、ESD電流がパッドからドレイン領域に流入すると、逆バイアスとなり、アバランシェブレークダウンが起こる。そして、ドレイン領域からシリコン基板へ電流が流れる。この電流はチャネル領域の電位を上げる。これにより、ベース領域の電圧が所定電圧を超えると、ドレイン領域がコレクタ、シリコン基板がベース、そしてソース領域がエミッタとなる寄生バイポーラトランジスタが動作する。これによりドレイン−ソース間にESD電流が流れ、ESD電流は、グランド領域に逃がされる。
ESD電流がESD保護素子内を流れると、pn接合部、例えばドレイン領域−チャネル領域間、が発熱する。特許文献1及び特許文献2に記載のESD保護素子においては、この発熱による破壊を防止するために、ドレイン領域に放熱領域(ヒートシンク)が形成されている。特許文献1に記載のESD保護素子においては、放熱領域は、ESD電流の電流経路とならないように形成されている。そして、各放熱領域は、ゲート電極幅方向においてそれぞれ分離されている。また、特許文献2に記載のESD保護素子においては、ヒートシンクへの直接的な電気接続が存在していないフローティングヒートシンク(Floating heat sink)がpn接合部近傍に形成されている。
特開2005−311134号公報 米国特許第6407445号明細書
近年の半導体装置の微細化により、ESD保護素子におけるpn接合部及び拡散領域も縮小化されている。このため、ESD保護素子は、ESD電流によって生じた熱がpn接合部に集中しやすい構成になっている。また、基板上に形成された浅溝素子分離(STI;Shallow Trench Isolation)領域は放熱経路を限定しており、これによっても熱がこもりやすい状況が形成されている。したがって、近年のESD保護素子は、熱が基板方向へ逃げにくい構造になっている。このような状況は、特に、基板と絶縁物で完全に分離されたSOI基板等の構造において顕著になる。さらに、半導体装置において銅配線を採用する場合、CMP(Chemical Mechanical Polishing(化学的機械研磨))による研磨工程で微細配線が形成されるために太い配線を作製することが困難になっている。このため、銅配線からの大きな放熱効果を得ることが難しくなってきている。したがって、近年のESD保護素子は、放熱性の悪い構造となっている。放熱が効率良く行われず過熱状態になると、ESD保護素子、特にpn接合部、は熱的破壊される。
そこで、特許文献1、2に記載のESD保護素子においては、放熱領域(ヒートシンク)が拡散領域(ドレイン領域)上に形成されている。しかしながら、特許文献1、2に記載の放熱領域は、パッド等に電気的に接続されていないフローティング状態にある。このような放熱領域は、熱容量が小さく放熱能力が低い。そのため、pn接合部の熱的保護を適切に図ることができないおそれがある。放熱領域の熱容量を大きくしようとすると、放熱領域の面積・体積を大きくすること等が必要となる。これは、放熱領域が大きなスペースを要することになり、半導体装置としては好ましくない。
また、ESD保護素子において、ESD電流が流入するコンタクトがpn接合部に近接した位置に形成されていると、ESD電流はコンタクト付近のpn接合部を局所的に流れるようになる。これにより、この部分が発熱し、この発熱がさらに電流を集中させることになる。そのため、このような構造のESD保護素子においては、コンタクト近傍のpn接合部が特に熱的破壊されやすくなっている。
図9〜図11に、ESD電流が流入するコンタクトがpn接合部に近接した位置に形成されているESD保護素子の平面図と断面図を示す。図9は、ESD保護素子の概略平面図であり、図10は、図9のC−C線の概略断面図である。図11は、図9とは別の形態のESD保護素子の概略平面図である。図9〜図11に示すESD保護素子において、ESD保護素子31が例えばn型MOSFETである場合、ESD電流は、金属層42及びコンタクト41を通じてドレイン領域33に流入し、ソース領域35からコンタクト43及び金属層44を通じてグランド領域(不図示)に逃がされる。このとき、ドレイン領域33とチャネル領域34間及びチャネル領域34及びソース領域35間のpn接合部39において熱が発生する。基板32内の熱の拡散は、基板32に形成されたSTI領域38によって妨げられている。そのため、pn接合部39近傍において発生した熱は、コンタクト41、43を通じて上方へ伝導することになる。ここで、図9及び図11に示す従来の形態における熱の拡散経路について説明する。
図9に示す形態においては、金属層42a、42b、42cは、pn接合部39(ゲート電極36)が延びる方向(ゲート電極36の幅方向)に沿って分断されている。例えば、金属層42bに接続されたコンタクト41b近傍のpn接合部39aにおいて局所的な発熱が生じた場合、熱は、コンタクト41bから金属層42bへ伝導される。このとき、コンタクト41bを伝導してきた熱には、パッド(不図示)に通じるビアないしコンタクト(不図示)が形成された図面右方向(矢印方向)にしか伝導経路がなく、金属層42a、42c方向に熱は伝導することができない。したがって、熱の伝導経路が1方向に限定されているため、放熱効率が悪くなっている。
図11に示す形態においては、金属層42は、pn接合部39(ゲート電極36)に沿って延在しており、コンタクト41a〜41dもpn接合部39に沿って配列されている。例えば、コンタクト41b、41c間のpn接合部39aにおいて局所的な発熱が生じた場合、熱はコンタクト41b、41cの両方から金属層42へ伝導される。このとき、コンタクト41b、41cを伝導してきた熱は、伝導経路をそれぞれ2方向ずつ有しているように見える。例えば、コンタクト41bを伝導してきた熱は、金属層42においてコンタクト41a方向とコンタクト41c方向の計2方向の伝導経路を有しているように見える。しかしながら、熱は温度の高いほうへは伝導しないので、コンタクト41bを伝導してきた熱はコンタクト41a方向、コンタクト41cを伝導してきた熱はコンタクト41d方向の各1方向にしか伝導することができない。したがって、図11に示す形態においても、熱の伝導経路は、実質的に1方向に限定されている。
したがって、近年の半導体装置におけるESD保護素子は放熱されにくい構造になっていることから、半導体装置においては効率がよく、信頼性のある放熱経路を確保する必要がある。
本発明によれば、第1pn接合部を形成する第1半導体領域と第2半導体領域とを有する静電気放電保護素子を備える半導体装置において、静電気放電保護素子の上方に形成される第1金属層と、第1半導体領域と第1金属層とを接続する複数の第1コンタクトと、を備え、第1金属層と第1コンタクトは、熱的にフローティング状態になく、第1金属層は、複数の第1コンタクトのうち少なくとも1つの第1コンタクトを伝導してきた熱を、少なくとも1つの第1コンタクトとの接続部から、第1pn接合部が延在する方向のうちの少なくとも1方向と、第1pn接合部が延在する方向と交差する方向のうちの少なくとも1方向とへ同時に拡散する第1拡散経路を有し、第1拡散経路は、半導体装置外部への熱の伝導経路の一部を形成する半導体装置を提供する。
本発明において、「熱的にフローティング状態にない」とは、金属(シリサイド含む)を通じて熱を半導体装置外部へ伝導できる状態にあることをいう。例えば、コンタクト、金属層、ビア等を通じて熱を直接的にパッドへ伝導できることをいう。
本発明の半導体装置においては、拡散経路が、ESD電流のよって生じた熱をpn接合部が延在する方向と該方向と交差する、好ましくは垂直な、方向に拡散する。これにより、ESD保護素子において発生した熱を短時間で広範囲に拡散することができる。さらに、拡散経路は半導体装置外部と電気的に接続されている。これにより、拡散した熱をその場に留めることなく半導体装置外部へ迅速に放熱することができる。
したがって、本発明によれば、ESD電流によって発生した熱を、その発生場所がどこであっても、効率よく放熱することができ、より信頼性のある放熱経路を実現することができる。すなわち、本発明によれば、ESD保護素子の耐熱性能を向上させることができる。
まず、本発明の第1実施形態に係る半導体装置について説明する。本発明の第1実施形態に係る半導体装置の概略平面図を図1に示す。また、図1のA−A線概略断面図を図2に示す。本発明の半導体装置1は、ESD保護素子2、及びESD電流及び熱を伝導するための熱拡散部11、16を有する。ESD保護素子2は、pn接合部10a、10bを有し、ESD電流から内部回路(被保護回路)(不図示)を保護するものである。
第1実施形態に係る半導体装置1のESD保護素子2は、MOSFET型のESD保護素子である。ESD保護素子2は、ウェル3に形成された第1半導体領域としてのドレイン領域4、第2半導体領域としてのチャネル領域5、第3半導体領域としてのソース領域6、及びチャネル領域5上に形成されたゲート電極7とゲート絶縁膜8(側壁と一体図示)を有する。ドレイン領域4、ソース領域6、及びゲート電極7の表面部分にはシリサイド層(不図示)形成されていると好ましい。MOSFET型ESD保護素子2(各半導体領域4、5、6、ゲート電極7、シリサイド層等)、STI領域9、コンタクト12、17、金属層13、15、18、20、ビア14、19等は、公知の方法を使用して作製することができる。なお、図面において層間絶縁膜の図示は省略してある。
第1熱拡散部11は、ドレイン領域4上に形成され、第1コンタクト12及び第1金属層13を有する。第1コンタクト12は、ドレイン領域4と第1金属層13とを接続している。ドレイン領域4がシリサイド層を有する場合、第1コンタクト12はシリサイド層と接続すると好ましい。第1金属層13は、ESD保護素子2(ドレイン領域4)の上方に形成され、少なくとも1つの第1金属配線21と、複数の第2金属配線22とを有する。第1金属配線21は、ドレイン領域4とチャネル領域5によって形成された第1pn接合部10aが延在している方向(ゲート電極7が延在している方向)に沿って延在している。各第2金属配線22は、第1金属配線21と交差(接合)するように延在している。第2金属配線22の延在方向は、好ましくはESD電流がドレイン領域4からチャネル領域5に流れる方向、より好ましくは第1pn接合部10aの延在方向に垂直な方向、である。第1コンタクト12は、第1pn接合部10a(ゲート電極7)の延在方向に沿って配列され、第1金属層13とは第1金属配線21と第2金属配線22とが交差している交差部分に接続されている。これにより、第1金属配線21と第2金属配線22は、半導体装置外部へ熱を伝導するための第1拡散経路の一部を形成する。
第2熱拡散部16は、ソース領域6上に形成され、第2コンタクト17及び第2金属層18を有する。第2コンタクト17は、ソース領域6と第2金属層18とを接続している。ソース領域6がシリサイド層を有する場合、第2コンタクト17はシリサイド層と接続すると好ましい。第2金属層18は、ESD保護素子2(ソース領域6)の上方に形成され、少なくとも1つの第3金属配線23と、複数の第4金属配線24とを有する。第3金属配線23は、ソース領域6とチャネル領域5によって形成された第2pn接合部10bが延在している方向(ゲート電極7が延在している方向)に沿って延在している。各第4金属配線24は、第3金属配線23と交差(接合)するように延在している。第4金属配線24の延在方向は、好ましくはESD電流がチャネル領域5からソース領域6に流れる方向、より好ましくは第2pn接合部10bの延在方向に垂直な方向、である。第2コンタクト17は、第2pn接合部10b(ゲート電極7)の延在方向に沿って配列され、第2金属層18とは第3金属配線23と第4金属配線24とが交差している交差部分に接続されている。これにより、第2金属配線23と第4金属配線24は、半導体装置外部へ熱を伝導するための第2拡散経路の一部を形成する。
第1熱拡散部11及び第2熱拡散部16は、熱的にフローティング状態になっていない。第1熱拡散部11においては、ビア14及び金属層15を介してパッド(不図示)に接続されていると好ましい。あるいは、金属層15がパッドであってもよい。さらに、このパッドがESD電流の伝導経路であると好ましい。これにより、第1熱拡散部11(第1コンタクト12及び第1金属層13)はESD電流の伝導経路となる。パッドは、電源パッド、入力パッド、又は出力パッドでもよい。また、第2熱拡散部16においては、ビア19及び金属層20を介してグランド領域又は電源領域に電気的に接続されていると好ましい。あるいは、金属層20がグランド領域又は電源領域であってもよい。これにより、第2熱拡散部16(第2コンタクト17及び第2金属層18)はESD電流の伝導経路となる。
ESD保護素子2は、n型MOSFETとp型MOSFETのどちらであってもよい。ESD保護素子としてn型MOSFETを使用するときは、ソース領域6はグランド領域に接続する。一方、ESD保護素子としてp型MOSFETを使用するときは、ソース領域6は電源領域に接続する。
次に、本発明の半導体装置の放熱経路について説明する。ESD保護素子2がn型MOSFETである場合、ESD電流は、金属層15、ビア14、第1金属層13、第1コンタクト12、ドレイン領域4、チャネル領域5、ソース領域6、第2コンタクト17、第2金属層18、ビア19、及び金属層20を介してグランド領域に逃がされる。このとき、ドレイン領域4とチャネル領域5で形成された第1pn接合部10aとチャネル領域5とソース領域6で形成された第2pn接合部10bにおいて発熱することになる。特に、n型MOSFETのスナップバックモードで放電する正の印加を考えた場合、ドレイン領域4側は逆バイアスとなり電位差が大きいため、入力側である第1pn接合部10aにおいて大きく発熱する。図1及び図2に示す構成によれば、第1pn接合部10aで発生した熱は、ドレイン領域4から第1熱拡散部11に伝導される。図3に、第1金属層13の部分拡大図を示す。例えば、図3(a)に示すように、第1コンタクト12b近傍の第1pn接合部10aで局所的に発熱した場合、熱は主として第1コンタクト12を通って第1金属層13に伝導する。第1コンタクト12bは、第1金属配線21と第2金属配線22の交差部に接合されているので、第1コンタクト12bを伝導してきた熱は、第1金属層13を通って交差部から3方向(第1コンタクト12a方向、ビア14b方向、及び第1コンタクト12c方向)へ同時に伝導することができる。第1金属配線21を通って第1コンタクト12a方向に伝導した熱は、第2金属配線22aを通ってビア14a方向に伝導する。同様に、第1金属配線21を通って第1コンタクト12cに伝導した熱は、第2金属配線22cを通ってビア14c方向に、及び第1金属配線21を通って第1コンタクト12bとは反対方向に伝導する。このようにして、各ビア14に伝導した熱は、さらに上層の金属層15、そしてパッド(不図示)へと伝導する。
また、例えば、図3(b)に示すように、第1コンタクト12b、12c間の第1pn接合部10aで局所的に熱が発生した場合、熱は第1コンタクト12b、12cの両コンタクトを通って第1金属層に伝導する。このとき、熱は温度の高いほうへ伝導することはできない。したがって、第1コンタクト12bを伝導してきた熱は第1コンタクト12c方向へ伝導することができず、同様に第1コンタクト12cを伝導してきた熱は第1コンタクト12b方向へ伝導することができない。しかしながら、本実施形態においては、第1コンタクト12bを伝導してきた熱は第1コンタクト12a及びビア14bの2方向に、同様に第1コンタクト12cを伝導してきた熱は、ビア14c及び第1コンタクト12dの2方向に伝導することができる。
以上より、第1実施形態に係る半導体装置によれば、ESD電流の伝導経路となるコンタクト近傍において局所的に発生した熱であっても、pn接合部が延在する方向に2方向、及び該方向と垂直な方向に1方向の合計3方向の経路を通すことにより速やかに拡散することができる。さらに、第1熱拡散部11は、熱的にフローティング状態にない。すなわち、第1熱拡散部11は、例えばパッドと電気的に接続されているため、熱が第1熱拡散部11に滞ることはなく、半導体装置外部へ直接的に短時間で放熱することができる。よって、ESD保護素子2において発生した熱を効率よく放熱することができる。
さらに、第1実施形態に係る半導体装置によれば、熱の局所的な発生箇所がどこであっても、pn接合部が延在する方向とそれに垂直な方向の両方向の拡散経路を確保することができる。これにより、より信頼性のある放熱経路の確保が実現できる。
上記においては、特に、第1pn接合部10aにおいて発生した熱の第1熱拡散部11を通る放熱経路について説明したが、第2pn接合部10bにおいて発生した熱の第2熱拡散部16を通る放熱経路も第1熱拡散部11と同様である。
第1実施形態に係る半導体装置として、第1半導体領域(ドレイン領域)4及び第3半導体領域(ソース領域)6の両領域上にそれぞれ熱拡散部11、16を有する形態を示した。しかしながら、熱拡散部は、どちらか一方の領域にのみに形成することもできる。例えば、図2に示す断面図において、第1半導体領域4上にのみ熱拡散部11を形成して、第3半導体領域6上には、本発明の構成を有さない通常のコンタクト及び金属配線を形成することができる。熱拡散部を一方の領域上のみに形成する場合は、発熱量の大きいpn接合部側(例えばn型MOSFETのESD保護素子の場合、第1pn接合部10a側)に熱拡散部を形成すると好ましい。
また、第1実施形態においては、第1金属配線21及び第3金属配線23がpn接合部10に対して平行に延在している形態を図示している。しかしながら、第1金属配線21及び第3金属配線23が延在する方向は、pn接合部10(各半導体領域4、6)に沿って配列されたコンタクト12、17と接続可能であれば、その延在方向は平行に限定されることはない。また、第1実施形態においては、第1金属配線21と第2金属配線22(及び第3金属配線23と第4金属配線24)が直交している形態を図示している。しかしながら、第1金属配線21と第2金属配線22(又は第3金属配線23と第4金属配線24)の接続角度は、直角に限定されることなく適宜好適な角度を選択することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る半導体装置について説明する。本発明の第2実施形態に係る半導体装置の部分概略図を図4に示す。図4は、第1熱拡散部11の第1金属層13及び第2熱拡散部16の第2金属層18部分の平面図である。第1実施形態においては、例えば第1熱拡散部11の場合、第1コンタクト12bと第1金属層13とが接合している部分は、第1金属配線21と第2金属配線22bとが丁字状に交差している。一方、第2実施形態においては、第1金属配線21と第2金属配線22とは十字状に交差している。すなわち、第2金属配線22が第3半導体領域6の方向にまで延びている。そして、第2金属配線22の両端部に、上層の金属層(不図示)に接続されるビア14、25が接続されている。このため、例えば第1コンタクト12bを伝導してきた熱は、第1金属層13において4方向(第1コンタクト12a方向、ビア14b方向、第1コンタクト12c方向、及びビア25b方向)へ伝導することができる。したがって、第2実施形態によれば、pn接合部10が延在する方向に2方向、及びpn接合部10が延在する方向と垂直な方向に2方向の合計4方向の拡散経路を確保することができる。これにより、より効率よく熱を拡散することができる。
第2実施形態においては、第3半導体領域6側の第2金属層18においても、第1金属層13と同様の形態を有することができる。このとき、図4に示すように、第1金属層13において第1金属配線21から第2金属層18側へ突出した金属配線22部分(ビア25が接続されている部分)と、第2金属層18において第3金属配線23から第1金属層13側へ突出した金属配線24部分(ビア26が接続されている部分)とを互い違いに嵌合させるように配置すれば、スペースを無駄なく活用することができる。
図4に示す形態においては、第1半導体領域4と第3半導体領域6の両領域上に熱拡散部(金属層13、18)を有する形態を示した。しかしながら、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、どちらか一方の半導体領域上にのみに熱拡散部を形成することができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る半導体装置について説明する。第3実施形態は、ESD保護素子がマルチフィンガーと呼ばれている複数のMOSFET構造を有する場合において、MOSFET構造の配列形態を説明するものである。第3実施形態に係る半導体装置のフィンガー2つ分の概略平面図を図5に示す。また、図5のB−B線概略断面図を図6に示す。なお、図5及び図6において、ゲート絶縁膜の図示は省略してある。図5及び図6には、2つのMOSFET構造の各ドレイン領域4が対向するように配列した1対のMOSFET構造が示されている。ESD保護素子2は、2つのドレイン領域4間に拡散領域30と絶縁領域(STI領域)9とを有する。ドレイン領域4と拡散領域30との間にはSTI領域9が配されている。そのSTI領域9間には2つの拡散領域30がSTI領域9を介して形成されている。拡散領域30上にはシリサイド層(不図示)が形成されている。コンタクト27は、拡散領域30上のシリサイド層と接続され、拡散領域30と第1熱拡散部11の第1金属層13とを接続している。したがって、ドレイン領域4上に形成された各第1熱拡散部11は、第1コンタクト12、第1金属層13(第1金属配線22)及びコンタクト27によってドレイン領域4と拡散領域30とを架橋している。また、2つの拡散領域30は、2つのコンタクト29と第3金属層28で架橋されている。コンタクト29は、拡散領域30上のシリサイド層と接続され、拡散領域30と第3金属層28とを接続している。第3金属層28は、ビア(不図示)を介して上層のパッド(不図示)と接続されている。また、第3金属層28は、第2金属配線22と互い違いになるように第2金属配線22間に配されている。なお、拡散領域30は、ドレイン領域4と同じ導電型にする。例えば、ESD保護素子2がn型MOSFET構造である場合、拡散領域30はn+不純物領域にする。
このとき、第1熱拡散部11は、拡散領域30を介してパッドと接続されていることになる。しかしながら、拡散領域30上にはシリサイド層が形成されているので、第1熱拡散部11は、熱的にフローティング状態にはなっていない。すなわち、ESD保護素子2において発生した熱は、第1熱拡散部11、シリサイド層等を通じてパッドまで直接的に伝導することができる。
第1熱拡散部11の第1金属層13の形態は、第1実施形態と同様であり、第1金属配線21と第2金属配線22とが丁字状を形成している(第1金属配線21の端部を除く)。第1コンタクト12は、第1金属配線21と第2金属配線22との交差部に接続されている。第1実施形態においては、ソース領域6上にも熱拡散部が形成されていたが、図5及び図6に示す第3実施形態においては、ソース領域6上には熱拡散部は形成されていない。しかしながら、当然に、第1実施形態のように、ソース領域6上にも熱拡散部を形成してもよい。また、熱拡散部を第2実施形態のような形態にすることもできる。ソース領域6上の金属層18は、グランド領域又は電源領域に電気的に接続されている。
次に、ESD電流の伝導経路について説明する。例えば、ESD保護素子2がn型MOSFET構造である場合、第3金属層28に接続されているパッド(不図示)にESD電流が流入すると、ESD電流は、第3金属層28において両コンタクト29へと分散される。その後、ESD電流は、拡散領域30、コンタクト27、第1金属層13、及び第1コンタクト12を通ってドレイン領域4に流入する。このとき、拡散領域30、ドレイン領域4、及びコンタクト12、27、29は、各フィンガーへの電流集中を抑制するためのバラスト抵抗領域として作用する。
ESD電流によりESD保護素子2において発生した熱は、第1コンタクト12を通って第1金属層13に伝導する。ここで、第1実施形態と同様にして、熱は、各金属配線21、22に拡散される。その後、熱は、コンタクト27、拡散領域30(シリサイド層)、コンタクト29、第3金属層28等を通ってパッドまで伝導される。
第3実施形態において、ESD保護素子2が、図5及び図6に示すような一対のMOSFET構造を複数有する場合、複数の一対のMOSFET構造は、各MOSFET構造のソース領域6を共有するように配列することができる。例えば、図5及び図6に示す形態における右側のソース領域6の右側に、ゲート電極7、ドレイン領域4、拡散領域30等を有するような配列にすることができる。また、図5及び図6に示す形態においては、ドレイン領域4間の拡散領域30をSTI領域9によって2つの領域に分離しているが、STI領域9を形成せずに1つの領域として形成することもできる。
ESD保護素子2の複数のMOSFET構造の配列形態や拡散領域等の形態は、上記で説明した形態以外にも種々の形態を適用することができる。例えば、特開2005−183661号公報に記載された複数のMOSFET構造の配列、拡散領域、コンタクト、金属層等の形態を適用することができる。したがって、本発明の半導体装置を適用可能な形態として、特開2005−183661号公報に記載された形態を援用することとする。
本発明の半導体装置における熱拡散部の放熱効果を確認する試験を実施した。試験装置として、n型MOSFET構造のESD保護素子を有する半導体装置A、B(以下「試験装置」とする)を使用した。試験装置A、Bの金属層部分の拡大概略平面図を図7に示す。図7(a)に示す試験装置Aは、本発明に係る半導体装置を示し、図7(b)に示す試験装置Bは、比較例となる半導体装置を示す。図7(a)に示す熱拡散部は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置と同様の形態を有している。なお、ソース領域6上には熱拡散部は形成していない。図7(b)に示す熱拡散部は、図9に示すような形態であり、図7(a)に示す試験装置Aと比較すると第2金属配線22のみの形態、すなわち第1金属配線21で第2金属配線22を接続していない形態を有する。試験装置Aと試験装置Bにおいて、それ以外の形態は同様である。試験装置A、BのESD保護素子は、20本のフィンガーが形成されたマルチフィンガー構造を有する。試験装置A、Bのマルチフィンガー構造は、図5及び図6に示す形態と同様であり、各フィンガーは図5及び図6に示すようなバラスト抵抗領域を有する。試験装置A、Bは、90nm世代のルールで作製された半導体装置である。試験装置A、BのESD保護素子の主な寸法は、図5及び図6におけるゲート長Lが60nm、ドレイン領域4のゲート長方向の長さLが300nm、半導体領域のコンタクト12、17、27、29の径(矩形の一辺の長さ)Dが90nm、ドレイン領域4上のコンタクト12間の距離(ゲート幅方向)Wが600nm、そしてSTI領域9の深さDが300nmである。
本実施例の試験方法を説明する。TLP(Transmission Line Pulse)法を用いて試験装置A、Bそれぞれにパルスを印加し、各試験装置の破壊電流値を測定した。TLP法で評価したESD保護素子の破壊電流とESD試験(HBM(Human Body Model)法等の国際標準試験)結果との間には相関があり、TLP法は、ESD保護素子の評価に広く使用されている方法である。各試験装置の破壊電流値は、10ns、20ns、50ns、100ns及び200nsの5種類のパルス幅において測定した。図8に、各パルス幅における試験装置A、Bの測定結果を示す。図8は、パルス幅と破壊電流値の関係を示すグラフである。また、図8には、試験装置Aの破壊電流値の改善率の変化も示している。改善率は、数1の式に基づいて算出した。
改善率[%]=(試験装置Aの破壊電流値[A]−試験装置Bの破壊電流値[A])/試験装置Bの破壊電流値[A]×100 ・・・(1)
図8に示すように、どのパルス幅においても本発明に係る試験装置Aは、試験装置Bのより高い破壊電流値が得られた。この結果は、本発明(すなわち熱拡散部)によりESD保護素子の熱的破壊の耐久性、すなわち放熱能力、が向上したことを示していると考えられる。
また、図8の測定結果によれば、パルス幅が短くなるにつれて試験装置Aの改善率が向上している。これより、パルス幅が短いほど、基板方向よりも金属層(熱拡散部)が接続された上層配線方向の影響が大きいことが分かる。すなわち、本発明は、ESD電流のパルス幅が短いCDM(Charged Device Model(デバイス帯電モデル))おいて有効であることが分かる。
上記実施形態においては、MOSFET型のESD保護素子を有する半導体装置を用いて本発明を説明したが、本発明はMOSFET型のESD保護素子に限定されることなく、ダイオード型ESD保護素子、サイリスタ型ESD保護素子、バイポーラトランジスタ型ESD保護素子等を有する半導体装置にも適用することができる。すなわち、本発明は、pn接合を有するESD保護素子を備える半導体装置に適用することができる。また、熱拡散部(コンタクト及び金属層)の形態も上記実施形態に限定されることなく、本発明の範囲内において種々の変形や改良が可能であることはいうまでもない。
本発明の第1実施形態に係る半導体装置の概略平面図。 図1に示すA−A線の概略断面図。 図1に示す金属層の拡大図。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の概略平面図。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の概略平面図。 図5に示すB−B線の概略断面図。 実施例1において使用した半導体装置の金属層部分の概略平面図。 実施例1における測定結果を示す図。 本発明が解決しようとする課題を説明するための半導体装置の概略平面図。 図8に示すC−C線の概略断面図。 本発明が解決しようとする課題を説明するための半導体装置の概略平面図。
符号の説明
1 半導体装置
2 ESD保護素子
3 基板(ウェル)
4 第1半導体領域(ドレイン領域)
5 第2半導体領域(チャネル領域)
6 第3半導体領域(ソース領域)
7 ゲート電極
8 ゲート絶縁膜
9 絶縁領域(STI領域)
10 pn接合部
11 第1熱拡散部
12 第1コンタクト
13 第1金属層
14 ビア
15 金属層
16 第2熱拡散部
17 第2コンタクト
18 第2金属層
19 ビア
20 金属層
21 第1金属配線
22 第2金属配線
23 第3金属配線
24 第4金属配線
25 ビア
26 ビア
27 コンタクト
28 第3金属層
29 コンタクト
30 拡散領域
31 ESD保護素子
32 基板
33 ドレイン領域
34 チャネル領域
35 ソース領域
36 ゲート電極
37 側壁
38 STI領域
39 pn接合部
41 コンタクト
42 金属層
43 コンタクト
44 金属層

Claims (10)

  1. 第1pn接合部を形成する第1半導体領域と第2半導体領域とを有する静電気放電保護素子を備える半導体装置において、
    前記静電気放電保護素子の上方に形成される第1金属層と、
    前記第1半導体領域と前記第1金属層とを接続する複数の第1コンタクトと、を備え、
    前記第1金属層と前記第1コンタクトは、熱的にフローティング状態になく、
    前記第1金属層は、前記複数の第1コンタクトのうち少なくとも1つの第1コンタクトを伝導してきた熱を、前記少なくとも1つの第1コンタクトとの接続部から、前記第1pn接合部が延在する方向のうちの少なくとも1方向と、前記第1pn接合部が延在する方向と交差する方向のうちの少なくとも1方向とへ同時に拡散する第1拡散経路を有し、
    前記第1拡散経路は、半導体装置外部への熱の伝導経路の一部を形成することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1金属層は、前記第1pn接合部が延在する方向に沿って延在する少なくとも1つの第1金属配線と、前記第1金属配線と交差する複数の第2金属配線と、を有し、
    前記第1コンタクトは、前記第1金属配線と前記第2金属配線とが交差する交差部に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1金属層はパッドに電気的に接続され、
    前記第1金属層及び前記第1コンタクトは、静電気放電電流の伝導経路であることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1半導体領域は表面部分にシリサイド層を有し、
    前記第1コンタクトは前記シリサイド層に接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記静電気放電保護素子は、前記第2半導体領域と第2pn接合部を形成する第3半導体領域をさらに有し、
    前記第3半導体領域は、グランド領域又は電源領域に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記静電気放電保護素子の上方に形成される第2金属層と、
    前記第3半導体領域と前記第2金属層とを接続する複数の第2コンタクトと、をさらに備え、
    前記第2金属層と前記第2コンタクトは、熱的にフローティング状態になく、
    前記第2金属層は、前記複数の第2コンタクトのうち少なくとも1つの第2コンタクトを伝導してきた熱を、前記少なくとも1つの第2コンタクトとの接続部から、前記第2pn接合部が延在する方向のうちの少なくとも1方向と、前記第2pn接合部が延在する方向と交差する方向のうちの少なくとも1方向とへ同時に拡散する第2拡散経路を有し、
    前記第2拡散経路は、半導体装置外部への熱の伝導経路の一部を形成することを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記第2金属層は、前記第2pn接合部が延在する方向に沿って延在する少なくとも1つの第3金属配線と、前記第3金属配線と交差する複数の第4金属配線と、を有し、
    前記第2コンタクトは、前記第3金属配線と前記第4金属配線とが交差する交差部に接続されていることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記第2金属層はグランド領域又は電源領域に電気的に接続され、
    前記第2金属層及び前記第2コンタクトは、静電気放電電流の伝導経路であることを特徴とする請求項6又は7に記載の半導体装置。
  9. 前記第3半導体領域は表面部分にシリサイド層を有し、
    前記第2コンタクトは前記シリサイド層に接続されていることを特徴とする請求項5〜8のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 前記第1半導体領域がドレイン領域であり、
    前記第2半導体領域がチャネル領域であり、
    前記第3半導体領域がソース領域であり、
    前記静電気放電保護素子は、前記第2半導体領域上にゲート絶縁膜及びゲート電極をさらに備える金属酸化膜半導体電界効果型トランジスタ構造を有することを特徴とする請求項5〜9のいずれか一項に記載の半導体装置。
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