JP4170210B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明はESD(Electro Static Discharge:静電気放電)保護素子を備えた半導体装置に関する。
近時、半導体装置の高機能化及び高性能化に伴い、I/Oピン(入出力ピン)が数千を超えるような多ピン化の半導体装置が要求されている。このため、一つひとつのI/Oブロックの面積が、半導体装置全体のサイズ及び価格の低減に大きな影響を及ぼすようになってきている。I/Oブロックの面積に占める割合が大きな素子は、静電気放電保護素子(ESD保護素子)及び高駆動力のドライバ素子である。ESD保護素子としては、例えば、ゲート幅が数十μmのMOS(Metal Oxide Semiconductor:金属酸化物半導体)トランジスタ(フィンガ)を多数本並列に接続して形成されたマルチフィンガ型の保護素子が使用されている。
図17は横軸にESD保護素子に印加される電圧をとり、縦軸にESD保護素子を流れる電流をとって、ESD保護素子の動作特性を示す模式図である。なお、図17は模式図であり、電圧及び電流の尺度が実際の測定値と一致するとは限らない。図17に示すように、実際にESD保護素子に印加される電圧には、スナップバックが発生する方向の電圧と、スナップバックが発生しない方向の電圧の2種類がある。スナップバック発生方向の電圧とは、MOSトランジスタにおいて、ゲート電圧を制御して流れる電流の大きさを変えうる方向、即ち通常動作させる際に印加する方向の電圧をいう。例えば、NMOSトランジスタの場合は、ドレインが正電位でソースが負電位となる方向の電圧をいう。また、PMOSトランジスタの場合は、ソースが正電位でドレインが負電位となる方向の電圧をいう。一方、スナップバック不発生方向の電圧とは、スナップバック発生方向の電圧と逆方向に印加される電圧をいう。以下、本明細書においては、説明を簡単にするために、印加電圧の方向を問題とする場合は、スナップバック発生方向の電圧を正のESD電圧、この方向に流れるESD電流を正のESD電流といい、スナップバック不発生方向の電圧を負のESD電圧、この方向に流れるESD電流を負のESD電流という。また、通常、ESD保護素子に関する議論では、スナップバックがどう生じるかが問題となるため、正のESD電圧が議論されることが多い。このため、本明細書においても、特に正負を断らなければ、ESD電圧は正のESD電圧であり、ESD電流は正のESD電流を指すものとする。
図17の実線101に示すように、ESD保護素子に印加される電圧が低い範囲では、電流は電圧に対して単調増加するが、電圧があるしきい値を超えると、MOSトランジスタにおいてドレイン領域がコレクタ、チャネル領域がベース、ソース領域がエミッタとなる寄生バイポーラトランジスタが形成され、この寄生バイポーラトランジスタが動作することによりESD保護素子がスナップバックして抵抗が下がり、大きな電流が流れるようになる。このとき、ESD保護素子がMOSトランジスタのみから構成されており、このトランジスタがサリサイドプロセス(セルフアラインシリサイドプロセス)により形成されたものであると、その動作特性は破線102に示すようになる。
しかし、この場合は問題が生じることになる。即ち、図17に示すように、マルチフィンガのうちフィンガ1個当たりの最大許容電流値がXであるとすると、各フィンガの特性が破線102に示すような特性である場合、最初にスナップバックしたフィンガに流れる電流でこのフィンガが破壊する。このため、MOSトランジスタのドレインにバラスト抵抗を付加し、各フィンガの特性を破線103に示すような特性にしている。つまり、フィンガが破壊される破壊電圧VB1を、スナップバック開始電圧VSP1よりも高くしている。このようにすれば、最初にスナップバックしたフィンガが破壊される前に、他のフィンガが順次スナップバックしてESD電流を流すことになるため、1つのフィンガに電流が集中することなく、ESD保護素子全体として破壊されることがない。
一方、周知のように、半導体素子の高集積化に伴い、ゲート電極並びにソース領域及びドレイン領域の表面にシリサイドが形成されるようになっている。しかし、このシリサイドは面抵抗が低いため、ESD保護素子の動作特性は、図17の破線102に示すようなものとなり、ESDに対する保護の点で問題が生じていた。
このため、特許文献1には、ドレイン領域においてシリサイドを形成しない領域、即ちシリサイドブロッキング領域を設定し、ドレイン領域の抵抗を増大させる技術が開示されている。図18は、特許文献1に記載された従来のESD保護素子を示す平面図である。図18に示すように、この従来のESD保護素子111においては、半導体基板の表面にソース領域112及びドレイン領域113が設けられている。また、ソース領域112とドレイン領域113の間の領域上にはゲート114が設けられている。そして、ドレイン領域113の表面にはシリサイドブロッキング領域115が設定されている。なお、ソース領域112、ゲート114及びドレイン領域113の表面におけるシリサイドブロッキング領域115以外の領域には、Tiシリサイド116が形成されている。これにより、ドレイン領域の抵抗値を増大させ、バラスト抵抗を付加している。
また、特許文献2には、ウエル抵抗を利用してバラスト抵抗を付加する技術が開示されている。即ち、シリコン基板の表面に深いドレイン拡散領域を形成する。そして、この深いドレイン拡散領域及びその表面に形成されたサリサイドを、チャネル側及びコンタクト側の2つに分離するようにトレンチ分離層を形成する。このとき、トレンチ分離層はドレイン拡散領域よりも浅く形成し、ドレイン拡散領域内にトレンチ分離層の下方を回り込むように、電流経路が形成されるようにする。特許文献2には、これにより、ESD電流の電流経路にバラスト抵抗を付加することができ、トレンチ分離層の大きさ及び位置を制御することにより、スナップバック電圧を制御できると記載されている。
更に、非特許文献1には、ドレイン領域にポリシリコンからなる抵抗体を接続する技術が開示されている。図19は非特許文献1に記載された従来のESD保護素子を示す断面図である。図19に示すように、この従来のESD保護素子120においては、P型シリコン基板121の表面にPウエル133が形成され、このPウエル133の表面にn型拡散領域であるソース領域122、ゲート123及びn型拡散領域であるドレイン領域124が形成されており、これによりMOSトランジスタ125が形成されている。また、ドレイン領域124は、コンタクト126、配線127、コンタクト128を介してポリシリコンからなる抵抗体129の一端に接続されている。更に、抵抗体129の他端はコンタクト130を介してパッド131に接続されている。なお、抵抗体129は、シリコン基板121の表面に形成された素子分離膜132上に形成されており、素子分離膜132によりシリコン基板121から絶縁されている。また、Pウエル133の表面にはp型拡散領域134が形成されており、接地電位が印加されている。非特許文献1には、ポリシリコンからなる抵抗体129により、バラスト抵抗を付加できると記載されている。
特許第2773221号 特開2001−284583号公報 Koen G. Verhaege and Christian C. Russ, "Wafer Cost Reduction through Design of High Performance Fully Silicided ESD Devices", EOS/ESD Symposium 2000, p.18-28
しかしながら、上述の従来の技術には、以下に示すような問題点がある。先ず、前述の特許文献1に記載された技術、即ち、シリサイドブロッキング領域によりバラスト抵抗を形成する技術においては、シリサイドブロッキング領域のシート抵抗が200Ω/□程度であるため、静電気保護素子の総ゲート幅が600μmである場合、0.6Ωのバラスト抵抗を形成するためには、シリサイドブロッキング領域の幅を2μmとする必要がある。従って、必要な大きさのバラスト抵抗を得ようとすると、ソース・ドレイン間隔が例えば3乃至4μm程度と大きくなってしまう。また、この技術においては、シリサイドブロッキング領域を形成するために、特別な工程が必要になる。
また、前述の特許文献2に記載された技術、即ちドレイン拡散領域の抵抗によりバラスト抵抗を形成する技術においては、ドレイン拡散領域を深く形成する必要がある。そのためにはドレイン拡散領域を形成する際に厚いレジストが必要となり、従って、水平方向における形状を精密に制御することが困難になり、素子の小型化を図ることができないという問題点がある。
更に、前述の非特許文献1に記載された技術、即ち、ポリシリコンからなる抵抗体によりバラスト抵抗を形成する技術においては、図19に示すように、パッド131に負のESD電流が印加されたときに、ESD電流の電流経路に抵抗が付加されてしまうという問題点がある。ESD保護素子120においては、P型シリコン基板121とN型のドレイン領域124との間にPNダイオードが形成されている。従って、パッド131に負のESD電流が印加されると、図19に矢印で示されているように、Pウエル133→ドレイン領域124→コンタクト126→配線127→コンタクト128→抵抗体129→コンタクト130→パッド131の経路で電流が流れるため、この電流経路に抵抗体129による抵抗が付加されてしまう。しかしながら、パッド131に負のESD電流が印加された場合は、ESD保護素子はスナップバックしないため、バラスト抵抗は必要なく、バラスト抵抗があると却って保護性能を低下させてしまう。即ち、この従来のESD保護素子は、負のESD電流に対する保護性能が低い。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、小型化を図ることができ、作製に際して特別な工程を必要とせず、負のESD電流に対しても十分な保護性能を示す半導体装置を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体装置は、半導体基板の表面に形成されソース・ドレインの一方に基準電位が印加される第導電型トランジスタと、前記半導体基板の表面における前記第導電型トランジスタから絶縁された位置に形成された第導電型拡散層と、前記第導電型トランジスタのソース・ドレインの他方の直上域の少なくとも一部及び前記第導電型拡散層の直上域の少なくとも一部を含む領域に設けられた配線と、パッドを前記第導電型拡散層に接続する第1のコンタクトと、前記第導電型拡散層を前記配線に接続する第2のコンタクトと、前記配線を前記ソース・ドレインの他方に接続する第3のコンタクトと、を有し、複数個の前記第1導電型トランジスタがそのゲートの長さ方向に沿って配列されており、相互に隣り合う前記第1導電型トランジスタが対をなしており、この各対を構成する前記第1導電型トランジスタにおいてはソース領域が共通化されており、相互に隣り合う前記対において、前記配線及び前記第1導電型拡散層が共通化されていることを特徴とする。
本発明においては、パッドとソース・ドレインの他方との間に、第1のコンタクト、第2導電型拡散層、第2のコンタクト、配線及び第3のコンタクトが直列に接続されている。このため、パッドに正のESD電流が印加された場合には、後述する実質的な素子長を従来と比較して小さく維持したまま、パッドとソース・ドレインの他方との間にコンタクト抵抗を付加することができる。また、パッドに負のESD電流が印加された場合には、半導体基板の表面、第2導電型拡散層及び第1のコンタクトからなる電流経路に電流が流れるため、この電流経路の抵抗が小さい。更に、第1乃至第3のコンタクトは通常のコンタクト製造工程において製造することができ、特別な工程を必要としない。
また、前記第1のコンタクトから前記第2のコンタクトに向かう方向が、前記第2導電型トランジスタのゲートの幅方向であることが好ましい。なお、ゲートの幅方向とは、ソースからドレインに向かう方向に直交する方向である。これにより、第2導電型拡散層内の電流経路がソースからドレインに向かう方向に直交する方向となり、ソース・ドレイン間の距離を増大させずに、拡散層抵抗によるバラスト抵抗を付加することができる。また、後述するように、各フィンガを近接配置できるため、基板カップリング効果が大きくなり、バラスト抵抗の値を相対的に小さくすることができる。
更に、本発明に係る半導体装置は、前記パッドに前記第導電型トランジスタと並列に接続された集積回路部を有し、前記第導電型トランジスタは前記パッドに静電気放電電流が入力されたときにこの静電気放電電流を流すものであってもよい。これにより、集積回路部を静電気放電から保護することができる。また、このとき、パッドは集積回路部の出力パッドを兼用していてもよく、入力パッドを兼用していてもよい。更に、パッドは電源パッドであってもよい。


本発明により、マルチフィンガ型の静電気放電保護素子を形成することができる。
更にまた、相互に隣り合う前記対において、前記配線及び前記第2導電型拡散層が共通化されていてもよい。これにより、レイアウト面積をより一層低減することができる。
このとき、相互に隣り合う前記対において、前記第1及び第2のコンタクトが共通化されていてもよい。これにより、レイアウト面積をより一層低減することができる。
本発明に係る他の半導体装置は、半導体基板の表面に形成されソース・ドレインの一方に基準電位が印加される第1導電型トランジスタと、前記半導体基板の表面における前記第1導電型トランジスタから絶縁された位置に形成された第1導電型拡散層と、前記第1導電型トランジスタのソース・ドレインの他方の直上域の少なくとも一部及び前記第1導電型拡散層の直上域の少なくとも一部を含む領域に設けられた配線と、前記第1導電型拡散層に接続された第1のコンタクトと、前記第1導電型拡散層を前記配線に接続する第2のコンタクトと、前記配線を前記ソース・ドレインの他方に接続する第3のコンタクトと、前記半導体基板の表面における前記第1導電型トランジスタ及び前記第1導電型拡散層から絶縁された位置に形成された他の第1導電型拡散層と、前記第1導電型拡散層の直上域の少なくとも一部及び前記他の前記第1導電型拡散層の直上域の少なくとも一部を含む領域に設けられ前記第1のコンタクトにより前記第1導電型拡散層に接続された他の配線と、パッドを前記他の第1導電型拡散層に接続する第4のコンタクトと、前記他の第1導電型拡散層を前記他の配線に接続する第5のコンタクトと、を有することを特徴とする。これにより、ソース・ドレインの他方に付加される抵抗を、より一層高くすることができる。
本発明に係る更に他の半導体装置は、半導体基板の表面に形成された第1導電型領域と、この第1導電型領域の表面に形成されたゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜上に設けられたゲート電極と、前記第1導電型領域内における前記ゲート電極の直下域の両側に夫々形成された第1及び第2の第2導電型領域と、を備えた半導体装置において、前記第1導電型領域内における前記第2の第2導電型領域と絶縁分離層により絶縁分離された位置に形成された第3の第2導電型領域と、この第3の第2導電型領域上に設けられた第1及び第2のコンタクトと、前記第2の第2導電型領域上に設けられた第3のコンタクトと、を有し、前記第1及び第2のコンタクトは相互に離間した位置に配置されており、前記第3の第2導電型領域には前記第1のコンタクトを介して基準電位が印加され、前記第3の第2導電型領域は前記第2のコンタクト、配線層及び前記第3のコンタクトを介して前記第2の第2導電型領域に接続されており、前記第1の第2導電型領域はパッドと接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、パッドとソース・ドレインの一方との間に、第1乃至第3のコンタクト及び第2導電型拡散層が接続されているため、パッドとソース・ドレインの一方との間にコンタクト抵抗を利用したバラスト抵抗を付加することができる。これにより、第2導電型トランジスタをESD保護素子として使用すれば、後述する実質的な素子長が小さく、従って必要なレイアウト面積が小さく、負のESD電流に対しても保護性能が高いESD保護素子を、特別な工程によらずに得ることができる。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は本実施形態の原理を模式的に示す平面図である。図2は本実施形態に係る半導体装置の一部を示す断面図である。図3は本実施形態に係る半導体装置におけるESD保護素子を示す平面図である。図4は図3に示すESD保護素子の一部を示す平面図である。図5は図4に示すESD保護素子の一部を示す斜視図である。なお、図1及び図2は本実施形態の半導体装置を模式的に示す図であり、代表的な構成要素のみを図示しており、他の構成要素は図示を省略している。
図1に示すように、本実施形態のポイントは、半導体基板(図示せず)の表面に形成された第1導電型領域301と、この第1導電型領域301の表面に形成されたゲート絶縁膜(図示せず)と、このゲート絶縁膜上に設けられたゲート電極302と、第1導電型領域301内におけるゲート電極302の直下域の両側に夫々形成された第1の第2導電型領域303及び第2の第2導電型領域304と、を備えた半導体装置において、この半導体装置が、第1導電型領域301内における第2の第2導電型領域304と絶縁分離層305により絶縁分離された位置に形成された第3の第2導電型領域306と、この第3の第2導電型領域306上に設けられた第1のコンタクト307及び第2のコンタクト308と、第2の第2導電型領域304上に設けられた第3のコンタクト310と、を有し、第1のコンタクト307及び第2のコンタクト308は相互に離間した位置に配置されており、第3の第2導電型領域306は第1のコンタクト307を介してパッド(図示せず)に接続されており、第3の第2導電型領域306は第2のコンタクト308、配線層309及び第3のコンタクト310を介して第2の第2導電型領域304に接続されており、第1の第2導電型領域303には基準電位が印加されることである。上述の第1導電型領域301は例えばPウエルであり、第1の第2導電型領域303はソース・ドレインの一方、例えばソースであり、第2の第2導電型領域304はソース・ドレインの他方、例えばドレインである。
なお、図1は本実施形態の特徴をモデル的に記載している図であるため、コンタクトも中央部分のものしか図示しておらず、他のコンタクトは図示を省略している。また、本実施形態においては、第1導電型領域がPウエルである場合について説明しているが、周知のように、通常、半導体装置の基板にはP型シリコン基板が使用されている。
図2及び図3に示すように、本実施形態に係る半導体装置1においては、P型のシリコン基板2(以下、単にシリコン基板2ともいう)が設けられており、シリコン基板2の表面にはPウエル(P−well)26及びNウエル(N−well、図示せず)が相互に離隔して形成されている。Pウエル26とNウエルとは分離層29により相互に分離されている。そして、Pウエル26の表面にESD保護素子3が形成されている。また、Nウエルの表面には他のESD保護素子(図示せず)が形成されている。これらのESD保護素子は、MOSトランジスタの寄生バイポーラ動作を使用した保護素子である。
以下、Pウエル26の表面に形成されたESD保護素子3の構成について詳細に説明するが、Nウエルの表面に形成された他のESD保護素子の構成も同様である。但し、この他のESD保護素子においては、各部の極性がESD保護素子3に対して逆転している。図2及び図3に示すように、シリコン基板2の表面におけるESD保護素子3を囲む領域にはリング状のp+型拡散領域が形成されており、ガードリング4となっている。シリコン基板2の表面におけるESD保護素子3及びガードリング4以外の領域にはSTI(Shallow Trench Isolation:浅溝埋込分離)領域5が形成されている。そして、ESD保護素子3においては、夫々複数のソース領域6及びバラスト抵抗領域7が形成されており、ソース領域6及びバラスト抵抗領域7は一方向に沿って交互に配列されており、その配列の両端部はソース領域6になっている。ソース領域6はn型拡散領域である。
図4は図3に示す領域Sを示しており、図5は図4に示す領域Tを示している。図4及び図5に示すように、Pウエル26の表面におけるソース領域6とバラスト抵抗領域7との間の領域はチャネル領域8となっている。チャネル領域8上にはゲート絶縁膜9が設けられており、ゲート絶縁膜9上にはゲート電極10が設けられている。従って、複数のゲート電極10が相互に平行又はほぼ平行、即ち実質的に平行に延びている。なお、ゲート電極10が延びる方向をゲートの幅方向11とする。また、ゲート電極10が配列されている方向、即ち、シリコン基板2の表面に平行でありゲートの幅方向11に直交する方向をゲートの長さ方向12とする。また、ゲート絶縁膜9及びゲート電極10の両側には側壁13が形成されているが、図3乃至図4においては図示を省略している。
また、バラスト抵抗領域7におけるチャネル領域8に接する領域にはn型拡散領域であるドレイン領域14が形成されている。バラスト抵抗領域7におけるドレイン領域14間の領域には、n型拡散領域15が設けられている。また、ドレイン領域14とn型拡散領域15との間の領域には、STI領域5が形成されている。これにより、シリコン基板2内においては、n型拡散領域15はドレイン領域14から絶縁されている。ソース領域6、バラスト抵抗領域7及びゲート電極10の表面には、STI領域5の表面を除いて、シリサイド層30(図6参照)が形成されている。なお、シリサイド層30は、図1乃至図5においては図示を省略されている。
更に、ソース領域6上には複数のコンタクト16が設けられている。コンタクト16はゲートの幅方向11に沿って1列に配列されている。コンタクト16の下端はソース領域6に接続されている。コンタクト16は2本ずつ対をなしている。この対の上方には対毎にメタル配線17が設けられており、コンタクト16の上端はメタル配線17に接続されている。即ち、1本のメタル配線17に2本のコンタクト16が接続されている。また、ドレイン領域14上におけるコンタクト16対間に相当する領域には、夫々1本のコンタクト18が設けられている。更に、n型拡散領域15上には複数のコンタクト19が設けられている。バラスト抵抗領域7において、相互に異なる2つのドレイン領域14上に設けられた2本のコンタクト18及びn型拡散領域15に設けられた1本のコンタクト19は、方向12に沿って1列に配列されている。そして、この2本のコンタクト18及び1本のコンタクト19の上方にはメタル配線20が設けられている。2本のコンタクト18及び1本のコンタクト19の上端がメタル配線20に接続されている。
更にまた、n型拡散領域15上におけるコンタクト19間には各1本のコンタクト21が設けられている。コンタクト21の上方にはメタル配線22が設けられている。コンタクト21の上端はメタル配線22の下面に接続されている。従って、コンタクト21とコンタクト19とはゲートの幅方向11に沿って交互に配列されている。即ち、コンタクト21からコンタクト19に向かう方向はゲートの幅方向11となっている。なお、コンタクト16、18、19、21は相互に同層に形成されており、この半導体装置における他の同層のコンタクトと同時に形成されたものである。また、メタル配線17、20、22は相互に同層に形成されており、この半導体装置における他の同層のメタル配線と同時に形成されたものである。そして、シリコン基板2上には層間絶縁膜(図示せず)が設けられている。コンタクト16、18、19、21及びメタル配線17、20、22はこの層間絶縁膜に埋め込まれている。
ソース領域6、ドレイン領域14、チャネル領域8、ゲート絶縁膜9、ゲート電極10及び側壁13によりN型MOSトランジスタ23が構成されている。そして、ソース領域6はコンタクト16及びメタル配線17を介して接地電位配線に接続されている。一方、ドレイン領域14はコンタクト18、メタル配線20、コンタクト19、n型拡散領域15、コンタクト21及びメタル配線22を介してパッド(図示せず)に接続されている。また、1つのN型MOSトランジスタ23が1つのフィンガになっている。そして、複数のフィンガが相互に並列に接続されることにより、ESD保護素子3が構成されている。即ち、ESD保護素子3においては、複数個のN型MOSトランジスタ23がゲートの長さ方向12に沿って配列されており、相互に隣り合うN型MOSトランジスタ23が対をなしている。なお、この各対を構成するN型MOSトランジスタ23においてはソース領域6が共通化されている。また、相互に隣り合うN型MOSトランジスタ23の対においては、メタル配線20及び22、n型拡散領域15、並びにコンタクト19及び21が共通化されている。そして、このESD保護素子3は、ESDから保護すべき内部回路(図示せず)と並列に接続されている。
ESD保護素子3における各部のサイズの一例を示す。半導体装置1は例えば90nmルールにより設計されたものである。各コンタクトのシリコン基板2の表面に平行な断面形状は、例えば縦の長さが0.12μm、横の長さが0.12μmの矩形又は直径が0.12μmの円形である。また、ドレイン領域14とn型拡散領域15との間の距離は例えば0.14μmであり、相互に隣り合うコンタクト19とコンタクト21との間の距離は例えば0.20μmである。そして、このゲートの長さ方向、即ち方向12における比較素子長LCは、例えば、1.0乃至1.5μmであり、例えば1.14μmである。このとき、各コンタクトのコンタクト抵抗は例えば20Ωであり、ドレイン領域14及びn型拡散領域15のシート抵抗は例えば10Ωである。
比較素子長LCとは、ゲート長方向12におけるフィンガ1個当たりの長さを示す指標であり、従来の半導体装置のフィンガ1個当たりの必要寸法と、本発明の実施形態の半導体装置のフィンガ1個当たりの必要寸法とを比較するために設けた概念である。従って、比較素子長LCは実質的な素子長であるともいえる。図4に示すように、比較素子長LCは、方向11に延びるソース領域6の中心線SCと、方向11に延びるバラスト抵抗領域7の中心線DCとの間の距離と定義される。なお、ソース領域6の中心線SCは、ソース領域6の両側のゲート電極10(ゲート電極10a及び10b)における相互に対向する端部間の中心線である。また、バラスト抵抗領域7の中心線DCは、バラスト抵抗領域7の両側のゲート電極10(ゲート電極10b及び10c)における相互に対向する端部間の中心線である。
次に、本実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。図6は本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。図1乃至図6に示すように、先ず、P型のシリコン基板2の表面に、公知の方法によりSTI領域5及び分離層29を同一工程で形成する。次に、シリコン基板2の表面の所定の場所に、Pウエル26及びNウエル(図示せず)を形成する。このとき、Pウエル26とNウエルとは分離層29を挟んで離隔するように形成する。
以下、Pウエル26の表面にESD保護素子3を形成する方法について説明するが、Nウエルの表面に他のESD保護素子を形成する方法も同様である。Pウエル26の表面に、ゲート絶縁膜9、ゲート電極10及び側壁13を形成する。次に、Pウエル26の表面に、ソース領域6、ドレイン領域14及びn型拡散領域15として、n型拡散領域15を形成する。このとき、ソース領域6及びドレイン領域14は、ゲート電極10の直下域を挟んで相互に対向する位置に形成する。そして、ゲート電極10の直下域、即ち、ソース領域6とドレイン領域14との間の領域が、チャネル領域8になる。また、Pウエル26の表面に、ガードリング4としてp型拡散領域を形成する。
次に、公知の方法により、図6に示すように、ソース領域6、ドレイン領域14、n型拡散領域15、ガードリング4及びゲート電極10の表面に、シリサイド層30を形成する。シリサイド層30の厚さは、例えば約30nmとする。次に、公知の方法により、全面にシリコン窒化膜又はシリコン酸化膜等からなる層間絶縁膜(図示せず)を厚さが0.6μm程度になるように成膜する。
次に、シリコン基板2上にコンタクトを形成する。このとき、ソース領域6上にはコンタクト16を形成し、ドレイン領域14上にはコンタクト18を形成し、n型拡散領域15上にはコンタクト19及び21を形成する。コンタクトの形成方法は以下のとおりである。即ち、プラズマエッチング等の公知の方法により、前記層間絶縁膜の所定の位置に、直径が0.12μm程度の円柱形の孔を形成する。この孔の深さは層間絶縁膜を貫通する深さ、即ち例えば0.6μm程度とする。そして、この孔の内面に(Ti/TiN)2層膜等からなるバリアメタルを成膜し、シリサイド層30と接続させる。次に、この孔の内部にW等の導電材料を埋め込み、コンタクトを形成する。このようにして形成されたコンタクトの抵抗は約20Ωであり、このうち、バリアメタル層自体の抵抗と、バリアメタル層とシリサイド層との接触抵抗との割合が、約半分ずつである。
次に、コンタクト16同士を接続するメタル配線17、コンタクト18及び19を相互に接続するメタル配線20、コンタクト21をパッド(外部端子)に接続するメタル配線22を同時に形成する。これらのメタル配線は、アルミニウム又は銅等の材料を使用して、公知の方法により行う。なお、このメタル配線形成工程は、本半導体装置における他の拡散層上のコンタクト間を接続するメタル配線、ゲート電極上に形成されたコンタクト間を相互に接続するメタル配線等、必要なメタル配線の形成と同時に行う。
次に、上層の層間絶縁膜、上層配線、パッドの取出手段等を形成する。そして、パッケージング等通常必要とされる処理を行い、本実施形態に係る半導体装置を完成する。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る半導体装置の動作について説明する。図7(a)は本実施形態に係る半導体装置の動作を示す平面図であり、(b)は(a)に示すA−B−C−D線による断面図である。図7(a)及び(b)に示すように、Pウエル26とn型拡散領域であるソース領域6、ドレイン領域14及びn型拡散領域15との間にはPN接合が形成される。
メタル配線17に基準電位としての接地電位が印加され、メタル配線22がパッドに接続された状態で、パッドに正のESD電流が印加された場合の動作について説明する。このとき、パッドから入力された正のESD電流は、メタル配線22→コンタクト21→n型拡散領域15→コンタクト19→メタル配線20→コンタクト18の電流経路を経て、ドレイン領域14に流入する。このとき、n型拡散領域15における電流経路は、コンタクト21からコンタクト19に向かう経路であり、ゲートの幅方向11に延びる経路となる。従って、この電流経路には3本のコンタクト21、19及び18並びにn型拡散領域15が含まれ、各要素の抵抗が直列に接続される。1本当たりのコンタクト抵抗は例えば20Ω程度であり、n型拡散領域15の拡散層抵抗は例えば10Ω程度である。このため、この電流経路全体の抵抗は例えば70Ω程度となる。また、1つのフィンガのドレイン領域14にこのような電流経路を10組、相互に並列に接続すると、その全体の抵抗、即ち、1つのフィンガに付加されるバラスト抵抗は例えば7Ω程度となる。更に、ESD保護素子全体では、20個のフィンガを相互に並列に接続した場合、バラスト抵抗は例えば0.35Ω程度となる。
そして、ドレイン領域14に印加される電圧が所定のしきい値を超えると、N型MOSトランジスタ23がスナップバックし、N型MOSトランジスタ23の下に形成される寄生バイポーラトランジスタが動作し、電流がドレイン領域14→チャネル領域8→ソース領域6→コンタクト16→メタル配線17を介して、接地電位配線に流れる。これにより、パッドに印加されたESD電流が接地電位配線に放電され、このESD電流から内部回路が保護される。
次に、パッドに負のESD電流が印加された場合の動作について説明する。この場合は、電流は、シリコン基板2(Pウエル26)→n型拡散領域15→コンタクト21→メタル配線22の電流経路を経て、パッドに流入する。これにより、パッドに印加された負のESD電流が放電され、内部回路が保護される。このとき、電流経路には1本のコンタクト21しか含まれず、また、n型拡散領域15を流れる距離も小さいため、正のESD電流が入力された場合と比較して、バラスト抵抗は極めて小さくなる。
本実施形態においては、パッドに正のESD電流が印加された場合は、ESD電流の電流経路に3本のコンタクト21、19及び18が介在している。このため、これらのコンタクトのコンタクト抵抗をバラスト抵抗として利用することができる。また、n型拡散領域15において、電流がゲートの幅方向11に流れるため、n型拡散領域15の拡散層抵抗をバラスト抵抗として利用することができる。この結果、必要なバラスト抵抗を確保しつつ、ESD保護素子の小型化を図ることができる。例えば、前述の如く、従来のESD保護素子においては、比較素子長は例えば3乃至4μmであるのに対し、本実施形態においては、比較素子長を例えば1.14μmとすることができる。
図8(a)及び(b)は本実施形態の効果を説明する平面図である。図8(a)はn型拡散領域における電流経路をゲートの幅方向に形成したESD保護素子を示し、(b)はn型拡散領域における電流経路をゲートの長さ方向に形成したESD保護素子を示す。図8(a)に示すように、本実施形態では、n型拡散領域15上においてコンタクト19及びコンタクト21をゲートの幅方向11に沿って配列しているため、n型拡散領域15における電流経路をゲートの幅方向11に平行に形成することができる。このため、比較素子長LCを小さくしたまま、十分な長さの電流経路を形成することができる。一方、図8(b)に示すように、仮に、n型拡散領域15上においてコンタクト19及びコンタクト21をゲートの長さ方向12に沿って配列すると、必要な電流経路を確保するためには比較素子長LCを大きくとる必要がある。このように、本実施形態においては、コンタクト19及びコンタクト21をゲートの幅方向11に沿って配列することにより、ESD保護素子3を小面積化することができる。これにより、従来の半導体装置と比較して、I/Oブロックの面積を50乃至70%程度削減することができる。この結果、半導体装置1の小型化を図ることができる。
また、本実施形態においては、パッドに負のESD電流が印加された場合には、バラスト抵抗が僅かしか付加されない。また、比較素子長を小さくすることにより、電流経路の抵抗をより一層低減することができる。この結果、パッドに負のESD電流が印加された場合においても、十分な保護性能を得ることができる。
更に、比較素子長を低減することにより、フィンガ間の距離を低減することができ、相互に隣り合うフィンガ同士を近づけることができる。これにより、基板カップリング効果が増大し、1のフィンガがスナップバックすると、このフィンガの近くに配置された他のフィンガもスナップバックしやすくなる。これにより、最初にスナップバックしたフィンガに電流が集中することをより効果的に抑制でき、フィンガが破壊されることを防止できる。
図9は横軸にESD保護素子に印加される電圧をとり、縦軸にESD保護素子を流れる電流をとって、基板カップリング効果を説明する模式図である。従来の技術の項で述べたように、ESD保護素子3を構成する複数のN型MOSトランジスタ23のうち、通常は中央部に位置するトランジスタ(フィンガ)が最初にスナップバックし、その後、他のフィンガが順次スナップバックしていく。このとき、実際には各フィンガが相互に近接しているため、前述の寄生バイポーラトランジスタが動作することにより基板のカップリング効果が生じ、2番目以降にスナップバックするフィンガはしきい値電圧が低下する。
即ち、図9の実線101に示すように、1つのフィンガがスナップバックしてこのフィンガに電流が流れると、このフィンガ近傍の基板電位が上昇する。この結果、この最初にスナップバックしたフィンガの近傍にある他のフィンガのベース電位が上昇する。このため、破線104に示すように、この最初にスナップバックしたフィンガの近傍に位置する他のフィンガは、最初にスナップバックしたフィンガのスナップバック開始電圧VSP1よりも低い電圧VSP2でスナップバックが生じる。従って、各フィンガには、実線105に示すように、破壊電圧VB2がスナップバック電圧VSP2を超える程度に低いバラスト抵抗を付加すればよい。
このベース電位の上昇は、最初にスナップバックしたフィンガに近い位置にあるフィンガほど大きいため、ESD保護素子3を構成する複数のフィンガが相互に近接していればいるほど、スナップバック電圧VSP2が低下する。この結果、相対的に低いバラスト抵抗でもESDに対する保護性能が確保される。これにより、通常の回路動作において付加される余分な抵抗が少なくて済み、その分、通常の回路動作における性能を向上させることができる。
更にまた、本実施形態においては、コンタクト16、18、19及び21は、この半導体装置における他の部分のコンタクトと同時に形成することができる。また、メタル配線17、20及び22は、この半導体装置における他の部分のメタル配線と同時に形成することができる。このため、本実施形態におけるESD保護素子を形成するために、特別な工程を設ける必要がない。従って、ESD保護素子の製造コストが大きく増大することがない。
なお、上述の実施形態においては、多数本(例えば20本)のゲート電極が全て相互に並列に接続されている場合を示したが、本発明においては、必ずしも全てのゲート電極が並列に接続されている必要はない。例えば、一の群に属する複数本のゲート電極が相互に並列に接続され、これとは別に、他の群に属する複数本のゲート電極が相互に並列に接続されていてもよい。この場合、前記一の群に属する複数本のゲート電極と他の群に属する複数本のゲート電極とは、電気的に相互に独立しているような形態をとることができる。また、この場合、前述の群の数は2以上であってもよい。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図10は本実施形態におけるESD保護素子を示す平面図である。図10に示すように、本実施形態においては、前述の第1の実施形態と比較して以下の点が異なっている。即ち、本実施形態においては、n型拡散領域15、メタル配線20及び22の幅、即ち、ゲートの長さ方向12における長さが大きくなっている。また、前述の第1の実施形態におけるコンタクト19の替わりに、ゲートの長さ方向に配列された2つのコンタクト19aが設けられている。更に、前述の第1の実施形態におけるコンタクト21の替わりに、ゲートの長さ方向に配列された2つのコンタクト21aが設けられている。この対をなすコンタクト21a同士は、メタル配線22により相互に接続されている。
このため、比較素子長LCは、前述の第1の実施形態と比較してやや増加し、例えば1.22μmとなる。更に、本実施形態においては、コンタクト16のコンタクト抵抗が例えば20Ωであり、2本のコンタクト19aのコンタクト抵抗の合計値が例えば10Ωであり、2本のコンタクト21aのコンタクト抵抗の合計値が例えば10Ωであり、n型拡散領域15のシート抵抗が例えば5Ωであり、これらの抵抗が直列に接続される。このため、パッドに正のESD電流が印加されたときに、パッドと接地電位配線との間に形成される電流経路の抵抗は、例えば45Ωとなる。本実施形態における上記以外の構成は、前述の第1の実施形態と同様である。
前述の第1の実施形態及び本実施形態において、n型拡散領域15はその両側に配置された2つのドレイン領域14に接続されている。このため、前述の第1の実施形態においては、コンタクト19及び21の夫々に、コンタクト16及び18の夫々に流れる電流の2倍の電流が流れる。この結果、ESD電流が大きい場合には、コンタクト19及び21が破壊されやすくなる。これに対して、本実施形態においては、夫々の電流経路に2本のコンタクト19aが相互に並列に設けられ、2本のコンタクト21aが相互に並列に設けられている。従って、コンタクト19a及び21aに流れる電流の大きさが、コンタクト16及び18に流れる電流の大きさと等しくなる。このため、コンタクト19a及び21aに電流が集中することがなく、ESD耐性が向上する。本実施形態における上記以外の動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図11は本実施形態におけるESD保護素子を示す平面図である。図11に示すように、本実施形態においては、前述の第2の実施形態と比較して以下の点が異なっている。即ち、n型拡散領域15が方向12に相互に分離されて2つのn型拡散領域15aとなっている。そして、n型拡散領域15a間にはSTI領域5が形成されている。また、対をなす2つのコンタクト19aは2つのn型拡散領域15a上に夫々1つずつ設けられている。そして、対をなす2つのコンタクト21aは2つのn型拡散領域15a上に夫々1つずつ設けられている。更に、これに伴い、メタル配線20が方向12に相互に分離されて2つのメタル配線20aとなっている。そして、各メタル配線20aには、各1本のコンタクト19a及びこのコンタクト19aと隣り合う1本のコンタクト18が接続されている。
このため、比較素子長LCは、前述の第2の実施形態と比較してやや増加し、例えば1.34μmとなる。更に、本実施形態においては、コンタクト18のコンタクト抵抗が例えば20Ωであり、コンタクト19aのコンタクト抵抗が例えば20Ωであり、コンタクト21aのコンタクト抵抗が例えば20Ωであり、n型拡散領域15のシート抵抗が例えば10Ωであり、これらの抵抗が直列に接続される。従って、パッドに正のESD電流が印加されたときに、パッドと接地電位配線との間に形成される電流経路の抵抗は、例えば70Ωとなる。本実施形態における上記以外の構成は、前述の第1の実施形態と同様である。
本実施形態においては、コンタクト19a及び21aに流れる電流の大きさが、コンタクト16及び18に流れる電流の大きさと等しいため、前述の第1の実施形態と比較してESD耐性が向上する。また、本実施形態は、前述の第2の実施形態と比較して、ESD耐性を同等に維持したまま、バラスト抵抗を向上させることができる。本実施形態における上記以外の動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図12は本実施形態におけるESD保護素子を示す平面図である。図12に示すように、本実施形態においては、バラスト抵抗領域7において、n型拡散領域15が方向12に沿って4つに分離され、各2つのn型拡散領域15b及び15cとなっている。このとき、各バラスト抵抗領域7において、n型拡散領域15b及び15cは、n型拡散領域15b、n型拡散領域15c、n型拡散領域15c、n型拡散領域15bの順に配列されている。また、n型拡散領域15b及び15cの相互間には、STI領域5が形成されている。更に、メタル配線20は方向12に沿って2つのメタル配線20aに分割されており、メタル配線22は方向12に沿って2つのメタル配線22aに分割されており、メタル配線22a間には配線25が設けられている。
型拡散領域15b上におけるコンタクト18に相当する位置には、コンタクト19aが設けられている。そして、コンタクト18の下端はドレイン領域14に接しており、上端はメタル配線20aに接している。また、コンタクト19aの上端はメタル配線20aに接しており、下端はn型拡散領域15bに接している。これにより、ドレイン領域14はコンタクト18、メタル配線20a、コンタクト19aを介してn型拡散領域15bに接続されている。
また、n型拡散領域15b上におけるコンタクト19a間には、コンタクト21bが設けられている。更に、n型拡散領域15c上におけるコンタクト21bに相当する位置には、コンタクト21cが設けられている。そして、コンタクト21bの下端はn型拡散領域15bに接しており、上端はメタル配線22aに接している。また、コンタクト21cの上端はメタル配線22aに接しており、下端はn型拡散領域15cに接している。これにより、n型拡散領域15bはコンタクト21b、メタル配線22a、コンタクト21cを介して、n型拡散領域15cに接続されている。
更に、n型拡散領域15c上におけるコンタクト21c間、即ち、コンタクト18及び19aに相当する位置には、コンタクト24が設けられている。また、2つのn型拡散領域15c上に形成された2本のコンタクト24は対をなしており、このコンタクト24対の上方にはメタル配線25が配置されている。そして、コンタクト24の下端はn型拡散領域15cに接しており、上端はメタル配線25に接している。これにより、対をなすコンタクト24は、メタル配線25により相互に接続されている。そして、メタル配線25はパッドに接続されている。
本実施形態においては、比較素子長LCは、前述の第1乃至第3の実施形態と比較してやや増加し、例えば1.75μmとなる。更に、パッドに印加された正のESD電流は、メタル配線25→コンタクト24→n型拡散領域15c→コンタクト21c→メタル配線22a→コンタクト21b→n型拡散領域15b→コンタクト19a→メタル配線20a→コンタクト18という電流経路を経て、ドレイン領域14に流入する。即ち、この電流経路には、5本のコンタクト及び2つのn型拡散領域が介在する。また、n型拡散領域15b及び15cにおける電流経路は、ゲートの幅方向11に延びている。各コンタクトのコンタクト抵抗は例えば20Ωであり、各n型拡散領域の拡散層抵抗は例えば10Ωであるため、前記電流経路の抵抗、即ち、バラスト抵抗は、例えば120Ωとなる。本実施形態における上記以外の構成は、前述の第1の実施形態と同様である。
本実施形態においては、パッドに正のESD電流が印加されたときの電流経路に5本のコンタクト及び2つのn型拡散領域が介在する。このため、前述の第1の実施形態と比較して、バラスト抵抗を大きくすることができる。また、各コンタクトに流れる電流は相互に等しいため、特定のコンタクトに電流が集中することが抑制され、ESD耐性が高い。本実施形態における上記以外の動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
なお、前述の第1乃至第4の実施形態においては、電流経路に3本又は5本のコンタクトを介在させてバラスト抵抗を形成する例を示したが、本発明はこれに限定されず、7本又はそれ以上のコンタクトを介在させてもよい。また、前述の第1乃至第4の実施形態においては、ESD保護素子としてN型MOSトランジスタを使用する例を示したが、本発明はこれに限定されず、P型MOSトランジスタを使用してもよい。この場合はドレインにバラスト抵抗を付加し、ソース領域に電源電位を印加する。更に、前述の第1乃至第4の実施形態においては、N型MOSトランジスタのドレインにバラスト抵抗を付加する例を示したが、ソースにバラスト抵抗を付加してもよい。この場合は、ソースの替わりにドレインを対をなすフィンガ間の共通領域とすることもできる。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。図13は本実施形態に係る半導体装置を示す回路図である。図13に示すように、本実施形態に係る半導体装置においては、内部回路の出力バッファを兼用したESD保護素子が設けられている。即ち、半導体装置31には、ESD保護素子34及び39が設けられている。
ESD保護素子34には、N型MOSトランジスタ32及びバラスト抵抗33が設けられている。バラスト抵抗33はN型MOSトランジスタ32のドレインに接続されている。そして、N型MOSトランジスタ32のソースは接地電位配線35に接続されており、ドレインは出力パッド36に接続されている。ESD保護素子34のレイアウトは、前述の第1乃至第4のいずれかの実施形態と同様である。
また、ESD保護素子39には、P型MOSトランジスタ37及びバラスト抵抗38が設けられている。バラスト抵抗38はP型MOSトランジスタ37のドレインに接続されている。そして、P型MOSトランジスタ37のソースは電源電位配線40に接続されており、ドレインは出力パッド36に接続されている。ESD保護素子39のレイアウトは、前述の第1乃至第4のいずれかの実施形態と同様である。
更に、半導体装置31には内部回路41が設けられており、内部回路41の出力信号が、N型MOSトランジスタ32のゲート及びP型MOSトランジスタ37のゲートに印加されるようになっている。つまり、前述の第1乃至第4の実施形態においては、ESD保護素子に複数のゲートが設けられているため、同一の出力信号がこの複数のゲートに印加されることになる。なお、図13においては、内部回路は1つしか示されていないが、複数の内部回路から複数のゲートに出力信号が印加されるようにしてもよい。この場合、例えば、内部回路41から出力された出力信号は15個のゲートに印加され、他の内部回路(図示せず)から出力された出力信号は他の5個のゲートに印加されるというように、出力信号を別々に印加することもできる。なお、言うまでもないことであるが、上述のように複数の信号出力を複数のゲートの夫々に印加する場合は、夫々のゲート電極は相互に電気的に独立した形態としておく。更にこの場合、一部のゲート電極には出力信号を印加せず、接地電位又は電源電位に固定しておくこともできる。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る半導体装置の動作について説明する。内部回路41からハイレベルの信号が出力されると、N型MOSトランジスタ32がオフになり、P型MOSトランジスタ37がオンになるため、出力パッド36からはハイレベルの信号が出力される。一方、内部回路41からロウレベルの信号が出力されると、N型MOSトランジスタ32がオンになり、P型MOSトランジスタ37がオフになるため、出力パッド36からはロウレベルの信号が出力される。
そして、出力パッド36にESD電流が入力されると、このESD電流はESD保護素子34及びESD保護素子39を流れ、接地電位配線35及び電源電位配線40に放電される。これにより、内部回路41をESD電流から保護することができる。本実施形態における上記以外の動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。図14は本実施形態に係る半導体装置を示す回路図である。図14に示す回路は、入力回路のESD保護を目的とする回路である。図14に示すように、半導体装置51には、ESD保護素子54及びESD保護素子59が設けられている。
ESD保護素子54においては、N型MOSトランジスタ52及びバラスト抵抗53が設けられている。バラスト抵抗53はN型MOSトランジスタ52のドレインに接続されている。そして、N型MOSトランジスタ52のソース及びゲートは接地電位配線55に接続されており、ドレインは入力パッド56に接続されている。ESD保護素子54のレイアウトは、前述の第1乃至第4のいずれかの実施形態と同様である。なお、N型MOSトランジスタ52のゲートは接地電位配線55に直接接続されていてもよく、又は、抵抗若しくはトランジスタを介して接続されていてもよい。N型MOSトランジスタ52のゲートを抵抗又はトランジスタを介して接地電位配線55に接続すると、ESD保護素子54のスナップバック開始電圧をより一層低減させることができる。
ESD保護素子54においては、P型MOSトランジスタ57及びバラスト抵抗58が設けられている。バラスト抵抗58はP型MOSトランジスタ57のドレインに接続されている。そして、P型MOSトランジスタ57のソース及びゲートは電源電位配線60に接続されており、ドレインは入力パッド56に接続されている。ESD保護素子59のレイアウトは、前述の第1乃至第4のいずれかの実施形態と同様である。
更に、半導体装置51には、内部回路の一部であるN型MOSトランジスタ61及びP型MOSトランジスタ62が設けられている。N型MOSトランジスタ61のゲートは入力パッド56に接続されており、ソースは接地電位配線55に接続されている。また、P型MOSトランジスタ62のゲートは入力パッド56に接続されており、ソースは電源電位配線60に接続されている。更にまた、半導体装置51には他の内部回路63が設けられており、内部回路63の入力端子がN型MOSトランジスタ61のドレイン及びP型MOSトランジスタ62のドレインに接続されている。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る半導体装置の動作について説明する。入力パッド56にハイレベルな信号が入力されると、N型MOSトランジスタ61がオフになり、P型MOSトランジスタ62がオンになるため、他の内部回路63にはハイレベルな信号が入力する。一方、入力パッド56にロウレベルな信号が入力されると、N型MOSトランジスタ61がオンになり、P型MOSトランジスタ62がオフになるため、他の内部回路63にはロウレベルな信号が入力する。
そして、入力パッド56にESD電流が入力されると、このESD電流はESD保護素子54及びESD保護素子59を流れ、接地電位配線55及び電源電位配線60に放電される。これにより、内部回路の一部であるN型MOSトランジスタ61及びP型MOSトランジスタ62並びに他の内部回路63をESD電流から保護することができる。本実施形態における上記以外の動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
なお、前述の第5の実施形態において、接地電位配線35及び/又は電源電位配線40と出力パッド36との間に、バイポーラトランジスタ又はサイリスタを使用したESD保護素子を設けてもよい。この場合、ESD保護素子34及び39にはバラスト抵抗が形成されているため、印加されたESD電流の大部分はバイポーラトランジスタ又はサイリスタを使用したESD保護素子に流れ、ESD保護素子34及び39にはあまり流れない。この結果、ESD保護素子34及び39が破壊されることを防止できる。同様に、前述の第6の実施形態において、接地電位配線55及び/又は電源電位配線60と入力パッド56との間に、バイポーラトランジスタ又はサイリスタを使用したESD保護素子を設けてもよい。
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。図15は本実施形態に係る半導体装置を示す回路図である。図15に示すように、電源電位配線70と接地電位配線71との間に、ESD保護素子72及び内部回路73が相互に並列に接続されている。ESD保護素子72には、N型MOSトランジスタ74及びバラスト抵抗75が設けられている。N型MOSトランジスタ74のソース及びゲートは接地電位配線71に接続されており、ドレインはバラスト抵抗75の一端に接続されている。バラスト抵抗75の他端は電源電位配線70に接続されている。ESD保護素子72のレイアウトは、前述の第1乃至第4のいずれかの実施形態と同様である。本実施形態によれば、電源電位配線70及び接地電位配線71を介して伝達されるESD電流から、内部回路73を保護することができる。なお、N型MOSトランジスタ74のゲートは接地電位配線71に直接接続されていてもよく、又は、抵抗若しくはトランジスタを介して接続されていてもよい。N型MOSトランジスタ74のゲートを抵抗又はトランジスタを介して接地電位配線71に接続すると、ESD保護素子72のスナップバック開始電圧をより一層低減することができる。
なお、上述の各実施形態においては、ESD保護素子を備えた半導体装置について説明したが、本発明はこれに限定されず、制約された面積内において一定の抵抗を設けることを必要とする半導体装置に広く適用することができる。特に、微細化が進んだ半導体装置においては、コンタクト抵抗が高いため、本発明が有効である。
以下、本発明の実施例の効果について、後述する比較例と比較して具体的に説明する。図16は横軸にESD保護素子の面積(ESD面積)をとり、縦軸にこのESD保護素子のESD耐性をとって、ESD保護素子の性能を示すグラフ図である。ESD耐性とは、ESDの駆動能力を示す指標であり、ESD保護素子に短時間に流すことができる電流量に相当する。本発明の実施例No.1乃至No.4として夫々前述の第1乃至第4の実施形態に係るESD保護素子を作製した。また、比較例として、前述の特許文献2に記載された従来のESD保護素子(図18参照)を作製した。そして、実施例No.1乃至No.4及び比較例のESD耐性を評価した。
図16に示すように、本発明の実施例に係るESD保護素子においては、ESD耐性がESD面積にほぼ比例し、ESD面積が増大するほどESD耐性が向上した。そして、比較例と、この比較例とESD耐性が同等な実施例とを比較すると、実施例のESD保護素子は比較例のESD保護素子と比較して、ESD面積を約半分にすることができた。
本発明は、制約された面積内において一定の抵抗を設けることが必要とされる半導体装置に適用することができ、特に、ESD保護素子のバラスト抵抗を設ける場合に好適に適用することができる。
本発明の第1の実施形態の原理を模式的に示す平面図である。 本実施形態に係る半導体装置の一部を示す断面図である 本実施形態に係る半導体装置におけるESD保護素子を示す平面図である。 図3に示すESD保護素子の一部を示す平面図である。 図4に示すESD保護素子の一部を示す斜視図である。 本実施形態に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。 (a)は本実施形態に係る半導体装置の動作を示す平面図であり、(b)は(a)に示すA−B−C−D線による断面図である。 (a)及び(b)は本実施形態の効果を説明する平面図であり、(a)はn型拡散領域における電流経路をゲートの幅方向に形成したESD保護素子を示し、(b)はn型拡散領域における電流経路をゲートの長さ方向に形成したESD保護素子を示す。 横軸にESD保護素子に印加される電圧をとり、縦軸にESD保護素子を流れる電流をとって、基板カップリング効果を説明する模式図である。 本発明の第2の実施形態におけるESD保護素子を示す平面図である。 本発明の第3の実施形態におけるESD保護素子を示す平面図である。 本発明の第4の実施形態におけるESD保護素子を示す平面図である。 本発明の第5の実施形態に係る半導体装置を示す回路図である。 本発明の第6の実施形態に係る半導体装置を示す回路図である。 本発明の第7の実施形態に係る半導体装置を示す回路図である。 横軸にESD保護素子の面積(ESD面積)をとり、縦軸にこのESD保護素子のESD耐性をとって、ESD保護素子の性能を示すグラフ図である。 横軸にESD保護素子に印加される電圧をとり、縦軸にESD保護素子を流れる電流をとって、ESD保護素子の動作特性を示すグラフ図である。 特許文献1に記載された従来のESD保護素子を示す平面図である。 非特許文献1に記載された従来のESD保護素子を示す断面図である。
符号の説明
1;半導体装置
2;シリコン基板
3;ESD保護素子
4;ガードリング
5;STI領域
6;ソース領域
7;バラスト抵抗領域
8;チャネル領域
9;ゲート絶縁膜
10;ゲート電極
11;ゲートの幅方向
12;ゲートの長さ方向
13;側壁
14;ドレイン領域
15、15a、15b、15c;n型拡散領域
16、18、19、19a、21、21a、24;コンタクト
17、20、20a、22、22a、25;メタル配線
23;N型MOSトランジスタ
26;Pウエル
30;シリサイド層
31;半導体装置
32;N型MOSトランジスタ
33;バラスト抵抗
34;ESD保護素子
35;接地電位配線
36;出力パッド
37;P型MOSトランジスタ
38;バラスト抵抗
39;ESD保護素子
40;電源電位配線
41;内部回路
51;半導体装置
52;N型MOSトランジスタ
53;バラスト抵抗
54;ESD保護素子
55;接地電位配線
56:入力パッド
57;P型MOSトランジスタ
58;バラスト抵抗
59;ESD保護素子
60;電源電位配線
61;N型MOSトランジスタ
62;P型MOSトランジスタ
63;内部回路
70;電源電位配線
71;接地電位配線
72;ESD保護素子
73;内部回路
74;N型MOSトランジスタ
75;バラスト抵抗
101、105;実線
102、103、104;破線
111;ESD保護素子
112;ソース領域
113;ドレイン領域
114;ゲート
115;シリサイドブロッキング領域
116;Tiシリサイド
120;ESD保護素子
121;P型シリコン基板
122;ソース領域
123;ゲート
124;ドレイン領域
125;MOSトランジスタ
126、128、130;コンタクト
127;配線
129;抵抗体
131;パッド
132;素子分離膜
133;Pウエル
134;p型拡散領域
301;第1導電型領域
302;ゲート電極
303;第1の第2導電型領域
304;第2の第2導電型領域
305;絶縁分離層
306;第3の第2導電型領域
307;第1のコンタクト
308;第2のコンタクト
309;配線層
310;第3のコンタクト
LC;比較素子長
S、T;領域
SC;ソース領域6の中心線
DC;バラスト抵抗領域7の中心線

Claims (22)

  1. 半導体基板の表面に形成されソース・ドレインの一方に基準電位が印加される第1導電型トランジスタと、前記半導体基板の表面における前記第1導電型トランジスタから絶縁された位置に形成された第1導電型拡散層と、前記第1導電型トランジスタのソース・ドレインの他方の直上域の少なくとも一部及び前記第1導電型拡散層の直上域の少なくとも一部を含む領域に設けられた配線と、パッドを前記第1導電型拡散層に接続する第1のコンタクトと、前記第1導電型拡散層を前記配線に接続する第2のコンタクトと、前記配線を前記ソース・ドレインの他方に接続する第3のコンタクトと、を有し、複数個の前記第1導電型トランジスタがそのゲートの長さ方向に沿って配列されており、相互に隣り合う前記第1導電型トランジスタが対をなしており、この各対を構成する前記第1導電型トランジスタにおいてはソース領域が共通化されており、相互に隣り合う前記対において、前記配線及び前記第1導電型拡散層が共通化されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1のコンタクトから前記第2のコンタクトに向かう方向が、前記第1導電型トランジスタのゲートの幅方向であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記パッドに前記第1導電型トランジスタと並列に接続された集積回路部を有し、前記第1導電型トランジスタは前記パッドに静電気放電電流が入力されたときにこの静電気放電電流を流すものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記パッドが前記集積回路部の出力パッドであることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記パッドが前記集積回路部の入力パッドであることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  6. 前記パッドが前記集積回路部の電源パッドであることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  7. 相互に隣り合う前記対において、前記第1及び第2のコンタクトが共通化されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  8. 前記複数個の第1導電型トランジスタのゲートに相互に同一の信号が印加されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  9. 半導体基板の表面に形成されソース・ドレインの一方に基準電位が印加される第1導電型トランジスタと、前記半導体基板の表面における前記第1導電型トランジスタから絶縁された位置に形成された第1導電型拡散層と、前記第1導電型トランジスタのソース・ドレインの他方の直上域の少なくとも一部及び前記第1導電型拡散層の直上域の少なくとも一部を含む領域に設けられた配線と、前記第1導電型拡散層に接続された第1のコンタクトと、前記第1導電型拡散層を前記配線に接続する第2のコンタクトと、前記配線を前記ソース・ドレインの他方に接続する第3のコンタクトと、前記半導体基板の表面における前記第1導電型トランジスタ及び前記第1導電型拡散層から絶縁された位置に形成された他の第1導電型拡散層と、前記第1導電型拡散層の直上域の少なくとも一部及び前記他の前記第1導電型拡散層の直上域の少なくとも一部を含む領域に設けられ前記第1のコンタクトにより前記第1導電型拡散層に接続された他の配線と、パッドを前記他の第1導電型拡散層に接続する第4のコンタクトと、前記他の第1導電型拡散層を前記他の配線に接続する第5のコンタクトと、を有することを特徴とする半導体装置。
  10. 前記半導体基板の表面に第2導電型ウエルが形成されており、この第2導電型ウエルの表面に前記第1導電型トランジスタ及び前記第1導電型拡散層が形成されていることを特徴とする請求項1又は9に記載の半導体装置。
  11. 半導体基板の表面に形成された第1導電型領域と、この第1導電型領域の表面に形成されたゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜上に設けられたゲート電極と、前記第1導電型領域内における前記ゲート電極の直下域の両側に夫々形成された第1及び第2の第2導電型領域と、を備えた半導体装置において、前記第1導電型領域内における前記第2の第2導電型領域と絶縁分離層により絶縁分離された位置に形成された第3の第2導電型領域と、この第3の第2導電型領域上に設けられた第1及び第2のコンタクトと、前記第2の第2導電型領域上に設けられた第3のコンタクトと、を有し、前記第1及び第2のコンタクトは相互に離間した位置に配置されており、前記第3の第2導電型領域には前記第1のコンタクトを介して基準電位が印加され、前記第3の第2導電型領域は前記第2のコンタクト、配線層及び前記第3のコンタクトを介して前記第2の第2導電型領域に接続されており、前記第1の第2導電型領域はパッドと接続されていることを特徴とする半導体装置。
  12. 前記第1のコンタクトから前記第2のコンタクトに向かう方向が、前記ゲート電極の幅方向であることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置。
  13. 複数個の前記ゲート電極が前記第1導電型領域上に第1の方向に沿って配列されており、前記第1の第2導電型領域は前記第1導電型領域における前記ゲート電極の直下域間の領域のうち1つおきの領域に形成されており、前記第2の第2導電型領域は前記直下域間の領域のうち前記第1の第2導電型領域が形成されていない領域内における前記直下域に接する領域に形成されており、前記第3の第2導電型領域は前記第2の第2導電型領域間に形成されており、前記第1のコンタクトの下端は前記第3の第2導電型領域の表面に接し上端はパッドに接続されており、前記第2のコンタクトの下端は前記第3の第2導電型領域に接し上端は前記配線層に接しており、前記第3のコンタクトの下端は前記第2の第2導電型領域に接し上端は前記配線に接していることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置。
  14. 前記半導体基板の表面に形成された集積回路部を有し、前記パッドが前記集積回路部の出力パッドであることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の半導体装置。
  15. 前記半導体基板の表面に形成された集積回路部を有し、前記パッドが前記集積回路部の入力パッドであることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の半導体装置。
  16. 前記半導体基板の表面に形成された集積回路部を有し、前記パッドが前記集積回路部の電源パッドであることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の半導体装置。
  17. 半導体基板上に形成され、一方の拡散層に基準電位が供給される第1導電型の第1,第2のトランジスタと、前記第1,第2のトランジスタ間の絶縁された位置に形成される第1導電型の拡散層と、前記第1導電型の拡散層上に互いに離間した位置に配置される第1,第2のコンタクトと、前記第1,第2のトランジスタが有する他方の拡散層に配置される第3のコンタクトと、を備え、
    前記第1導電型の拡散層は、前記第1のコンタクトを介してパッドに接続され、前記第2のコンタクトと配線と前記第3のコンタクトとを介して前記第1,第2のトランジスタが有する他方の拡散層に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  18. 前記第1、第2のコンタクトが配置された前記第1導電型の拡散層が、前記第1、第2のトランジスタ間に互いに絶縁された位置に複数配置され、前記複数の拡散層のそれぞれは、隣接する拡散層及び前記第1又は第2のトランジスタが隣接している場合は前記第1又は第2のトランジスタが有する他方の拡散層と、前記第1、第2のコンタクトと配線と前記第3のコンタクトとを介して接続され、前記複数の拡散層のうち、少なくとも1つが前記第1のコンタクトを介してパッドに接続されていることを特徴とする請求項17に記載の半導体装置。
  19. 前記第1、第2のトランジスタと前記第1導電型の拡散層は、前記半導体基板の第2導電型領域に形成されることを特徴とする請求項17に記載の半導体装置。
  20. 前記第1導電型の拡散層は、更に前記第1、第2のコンタクトから離間した位置に第のコンタクトが配置され、前記第のコンタクトと配線を介して前記第1のトランジスタが有する他方の拡散層に接続されていることを特徴とする請求項17に記載の半導体装置。
  21. 前記第1のトランジスタに隣接する拡散層は、更に前記第1、第2のコンタクトから離間した位置に第のコンタクトが配置され、前記第のコンタクトと配線を介して前記第1のトランジスタが有する他方の拡散層に接続されていることを特徴とする請求項18に記載の半導体装置。
  22. 前記半導体基板上に、基準電位に接続される第2導電型の拡散層を更に備えたことを特徴とする請求項17に記載の半導体装置。
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