JP2007260164A - 棒状化粧料繰出し容器用中皿 - Google Patents

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Daisuke Kurokawa
大輔 黒河
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Abstract

【課題】本発明では、棒状化粧料の抜け及びちぎれが防止された収納容器用中皿を提供を課題とする。
【解決手段】筒状の中皿1の内壁面に凹状の溝2を内壁面に螺旋状に設けること、又は台形状(下端部が長く上部が短い台形)の凹部を設け、そこに棒状化粧料を嵌め込む状態にすることで、棒状化粧料の固定を強固にし抜けを防止し、従来の係合用リブで生じる棒状化粧料に対する応力の発生を無くし、折れを防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、口紅、リップクリーム、スティックファンデーション等の棒状化粧料繰出し容器用中皿容器の中皿に関し、詳しくは、口紅、リップクリーム、スティックファンデーション等の棒状化粧料の抜けや折れ、ちぎれを防止する機構を有する中皿に関する。
口紅、リップクリーム、スティックファンデーション等の棒状化粧料を収納す容器は、本体部及びキャップからなり、本体部は、中皿と該中皿の上下移動を可能とする繰出し機構を備えたものであり、中皿は、棒状化粧料の外径とほぼ等しい内径の筒状を有しており、その筒状部に棒状化粧料の下部を装着した形で棒状化粧料を保持する構造となっている。
しかし、この棒状化粧料収納容器に棒状化粧料が収納された棒状化粧用具を運搬または使用する際等に、振動や外力により棒状化粧料が中皿より抜けることや容器内で折れることがあるため、棒状化粧料を確実に保持して抜けを防止する方策として、中皿の筒状部の内壁面に係合用リブを設けて棒状化粧料に食い込ませることが通常行われている。
筒状部の内壁面に係合用リブを設ける方法においては、棒状化粧料全体の抜けを防止するために、係合用リブを縦や横に設けたり、傾斜させることも提案されているが縦リブのみでは棒状化粧料が抜け易く、横リブや傾斜リブではリブ近辺で棒状化粧料への引っ張り応力が集中し折れ易いという問題が発生していた。
また、最近では上記の問題点を解決するべく検討がなされ、特許文献のように、係合用リブが貫通する空隙部を設ける等の改善がなされているが、充分な改善はなされていない。
特開2005−40218号公報 特開2005−230387号公報 特開2005−334147号公報
本発明は、棒状化粧料を確実に保持して抜けや折れ及びちぎれを防止する繰出し容器用中皿の提供を課題とする。
本発明者は、上記問題点を解決する為、鋭意研究した結果、中皿に従来のように係合用リブを設けるのではなく、該中皿の内壁面に凹状部を設け、そこに棒状化粧料を着接し固定させることにより抜け、折れ及びちぎれを防止することを見出し、本発明の完成に至った。
即ち、本発明は、筒状の中皿の内壁面に凹状の溝を内壁面に螺旋状に設けること、又は台形状(下端部が長く上部が短い台形)の凹部を設け、そこに棒状化粧料を嵌め込む状態とすることで、棒状化粧料の固定を強固にし抜けを防止し、従来の係合用リブで生じる棒状化粧料に対する応力の発生を無くすることで、折れ及びちぎれを防止することを可能とした。
本発明によれば、中皿の構造を複雑にすることなく、棒状化粧料の抜け、折れ及びちぎれが防止できる収納容器用中皿を提供することができる。
図1〜図7は、本発明の中皿の例を示すものであり、図1は、中皿の内壁面に螺旋状に設けた凹状の溝を示した斜視図である。図2は、図1の本発明中皿を切断し螺旋状溝部を示した拡大図である。図3は、中皿の内壁面に台形状に設けた凹状部を示した斜視図である。図4は、図3の本発明中皿を内壁面に台形状に設けた凹状部の中央で切断し台形凹状部を示した拡大図である。図5は、従来の中皿を示した天面である。図6は、図5のA−A‘線断面図である。図7は、本発明の中皿を棒状化粧料繰出し容器本体にセットした状態の断面図。
本発明の中皿の内壁面に設ける凹状部は、本発明の目的である棒状化粧料の抜け、折れ及びちぎれが防止できる形状であれば特に制限はないが、図1及び図3に示す形状の螺旋溝や台形が好ましい。
本発明の中皿の内壁面に設ける凹状部である螺旋状の溝の深さと幅は、中皿の強度が保持でき、棒状化粧料の抜け、折れ及びちぎれが防止できる深さと幅であれば特に制限はないが、深さは中皿の厚みに対して半分程度が好ましく、幅も0.5〜2mmが好ましい。また、溝の形状も本発明の目的が達成できる形状であれば特に制限はないが、U字状やV字状が好ましい。
本発明の中皿の内壁面に設ける凹状部である台形部の大きさと深さは、中皿の強度が保持でき、棒状化粧料の抜け、折れ及びちぎれが防止できる大きさと深さであれば特に制限はないが、大きさは中皿下端の円周に対して1/5〜1/2の大きさが好ましく、高さは中皿上端部より5mm〜15mm程度下方向に台形の上辺が位置する大きさが好ましい。そして、深さは中皿の厚みに対して半分程度が好ましい。また、凹部の表面は平面でも良いが、更に凸凹や溝状に加工することにより棒状化粧料の抜け防止効果が向上する。つまり、中皿の内壁面に設ける凹状部を台形状にし、更にその台形状の凹部に螺旋状の溝を設けることにより、相乗的に棒状化粧料の抜け及び折れが防止できるとともに中皿自体の強度も向上する。
図1は、中皿の内壁面に螺旋状に設けた実施例であるが、図1の2で示す溝の形状はU字状で、深さは1の中皿の厚みに対して約半分の約0.5mmとし、溝の長さは、中皿の内円周に対し4.5倍とし、図1に示すように約4週の螺旋状に前述の条件で設けた。
本発明の実施例の一つである螺旋状の溝状凹状部を中皿の内壁面に設けた中皿に嵌め込んだ口紅と図5及び図6に示す従来の中皿に嵌め込んだ口紅の抜け易さ及び折れ易さを比較すると本発明の中皿を用いた場合の方が抜け難く、折れ難いということが確認された。
上記の結果は、従来の中皿が係合用リブで口紅を固定していること、即ち、口紅に対して1点又は数点のポイントにて固形状に成形された口紅を支えることになるため、係合用リブと接合する口紅部分に引っ張り応力が集中することで系合リブ部より口紅にクラックが発生し、それにより折れやすくなると考えられるからである。
また、本発明の中皿の材質は、その材質に特に制限は無く、樹脂の場合は成形可能であればよく、アクリロニトリル・スチレン樹脂(AS),アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS),ポリアセタール(POM),耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)等が例示でき、AS及びABSが好ましい。
本発明は、中皿の内壁面に凹状部を設ける簡単な構造を有することで棒状化粧料の抜け、折れ及びちぎれを防止することができるため、化粧料容器に広く応用が期待できる。
本発明の螺旋状溝部を設けた中皿の斜視説明図。
本発明中皿を切断し螺旋状溝部を示した側面拡大図。
本発明の凹状台形部を設けた中皿の斜視説明図。
本発明中皿を切断し凹状台形部を示した側面拡大図。
従来の中皿を示した天面。
従来の中皿である図5のA−A‘線断面図。
本発明の中皿を棒状化粧料繰出し容器本体にセットした状態の断面図。
符号の説明
1 中皿
2 中皿内壁に設けた凹状部
3 従来の中皿に設けてある棒状化粧料との係合用リブ
4 容器本体との係合用リブ
5 容器本体
A 棒状化粧料

Claims (3)

  1. 中皿と該中皿の上下移動を可能とする繰出し機構を備えた本体部及びキャップからなる棒状化粧料を収納する容器の筒状中皿において、該中皿の内壁面に凹状部を設けたことを特徴とする棒状化粧料繰り出し容器用中皿。
  2. 凹状部が内壁面に対して螺旋状に設けられた溝であることを特徴とする請求項1記載の中皿。
  3. 凹状部が内壁面に対して下端部から上部に向かい台形状であることを特徴とする請求項1記載の中皿。
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