JP2012246013A - 取出し具付き容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内容物が収容される容器本体と、該容器本体に着脱自在に装着された蓋体と、内容物を保持する保持部13、および該保持部13に基端側部分14aが連結された柄部14を有するとともに、蓋体に着脱自在に装着された取出し具15と、を備える取出し具15付き容器であって、蓋体には、柄部14の基端側部分14aが固定される固定部25と、該蓋体の平面視において固定部25を挟むように配置された一対の突出部26と、が設けられ、保持部13には、一対の突出部26のうちのいずれか一方が柄部14の先端側部分14bを支持した状態で、他方が進入する逃げ部30が設けられている取出し具付き容器を提供する。
【選択図】図3
Description
本発明に係る取り出し具付き容器は、内容物が収容される容器本体と、該容器本体に着脱自在に装着された蓋体と、内容物を保持する保持部、および該保持部に基端側部分が連結された柄部を有するとともに、前記蓋体に着脱自在に装着された取出し具と、を備える取出し具付き容器であって、前記蓋体には、前記柄部の基端側部分が固定される固定部と、該蓋体の平面視において前記固定部を挟むように配置された一対の突出部と、が設けられ、前記保持部には、前記一対の突出部のうちのいずれか一方が前記柄部の先端側部分を支持した状態で、他方が進入する逃げ部が設けられていることを特徴とする。
さらに、突出部により柄部の先端側部分を支持することで、先端側部分を蓋体の表面から離間させることが可能になり、内容物が、蓋体の表面を介して先端側部分に付着するのを抑えることもできる。
以上より、取出し具を蓋体に繰り返し着脱させても、柄部の先端側部分に内容物が付着するのを抑えることができる。なおこれにより、柄部の先端側部分が把持し難くなるのを抑制することも可能になり、蓋体から取出し具を離脱させ易くすることもできる。
また、柄部の基端側部分が、リブ部材により支持されているので、突出部とリブ部材との双方により柄部を支持して柄部の姿勢を安定させることが可能になり、柄部の先端側部分を蓋体の表面から確実に離間させることができる。
図1に示すように、取出し具付き容器10は、内容物が収容される容器本体11と、該容器本体11に着脱自在に装着される蓋体12と、内容物を保持する保持部13、および該保持部13に基端側部分14aが連結された柄部14を有するとともに、蓋体12に着脱自在に装着された取出し具15と、を備えている。
なお、容器本体11および蓋体12の各中心軸線は、共通軸上に位置している。以下、この共通軸を容器軸O1といい、容器軸O1に沿って蓋体12側を上側といい、その反対側を下側といい、容器軸O1に直交する方向を径方向といい、容器軸O1回りに周回する方向を周方向という。
被覆筒部18の下端は、胴部16の下端よりも下方に位置しており、被覆筒部18の上端は、この上端から径方向の内側に向けて突設された連結環部19を介して胴部16の上端に連結されている。
オーバーキャップ21は、容器本体11の口部17にその外周面側から螺着されている。オーバーキャップ21内には、外周縁が前記口部17の開口端縁上に液密に当接するシール部材22(例えばパッキン等)が嵌合されており、オーバーキャップ21の頂壁部の外周縁は、シール部材22の外周縁を介して前記口部17の開口端縁上に配置されている。
ここで図2に示すように、中蓋20内には、前記取出し具15が、該中蓋20の平面視において前記柄部14の中心軸が容器軸O1上を通過するように収容されている。そして中蓋20には、柄部14の基端側部分14aが固定される固定部25と、前記平面視において固定部25を挟むように配置された一対の突出部26と、が設けられている。
図2に示すように、保持部13における柄部14の前記基端部との連結部分は、柄部14の基端部よりも前記幅方向の外側に張り出している。本実施形態では、前記平面視において、保持部13の前記連結部分は、前記仮想軸線O2上に配設されており、この連結部分における両側端面は、前記仮想軸線O2を前記幅方向に挟んで配置されている。これらの両側端面のうち、一方の側端面は、柄部14の基端部の側端面よりも外側に位置しており、他方の側端面は、柄部14の基端部の側端面と面一となっている。
さらに、突出部26により柄部14の先端側部分14bを支持することで、先端側部分14bを中蓋20の表面から離間させることが可能になり、内容物が、中蓋20の表面を介して先端側部分14bに付着するのを抑えることもできる。
以上より、取出し具15を蓋体12に繰り返し着脱させても、柄部14の先端側部分14bに内容物が付着するのを抑えることができる。なおこれにより、柄部14の先端側部分14bが把持し難くなるのを抑制することも可能になり、蓋体12から取出し具15を離脱させ易くすることもできる。
さらに一対の側部材27が、前記リブ部材28により連結されているので、側部材27を補強することが可能になり、これらの側部材27により柄部14の前記幅方向の移動を確実に規制することができる。
例えば、被覆筒部18、シール部材22、摘み片29、すべり止め部14c、および凹部31はなくてもよい。
また前記実施形態では、保持部13の前記連結部分は、柄部14の基端部よりも前記幅方向の外側に張り出しているものとしたが、張り出していなくてもよい。
さらに前記実施形態では、固定部25に一対の側部材27が備えられているものとしたが、これに限られない。例えば、固定部25を1つの柱状部材により形成し、柄部14の基端側部分14aに、柱状部材が挿通される挿通孔が形成された構成を採用することも可能である。
さらにまた、前記実施形態では、突出部26における中蓋20の表面からの突出量は、径方向の内側から外側に向かうに従い漸次、大きくなっているものとしたが、これに限られるものではなく、径方向の位置によらず同等であってもよい。
さらに前記実施形態では、一対の突出部26を板状に形成するものとしたが、これに限られるものではなく、例えば柱状に形成してもよい。
さらに前記実施形態では、取出し具15は、中蓋20内に収容されているものとしたが、これに限られるものではない。例えば、オーバーキャップ21に固定部および突出部が設けられていてもよく、この場合、中蓋20はなくてもよい。
さらに取出し具15は、前記実施形態に示したものに限られず、例えばフォーク状の構成なども採用することが可能である。
11 容器本体
12 蓋体
13 保持部
14 柄部
14a 基端側部分
14b 先端側部分
15 取出し具
25 固定部
26 突出部
27 側部材
28 リブ部材
30 逃げ部
Claims (4)
- 内容物が収容される容器本体と、
該容器本体に着脱自在に装着された蓋体と、
内容物を保持する保持部、および該保持部に基端側部分が連結された柄部を有するとともに、前記蓋体に着脱自在に装着された取出し具と、を備える取出し具付き容器であって、
前記蓋体には、前記柄部の基端側部分が固定される固定部と、該蓋体の平面視において前記固定部を挟むように配置された一対の突出部と、が設けられ、
前記保持部には、前記一対の突出部のうちのいずれか一方が前記柄部の先端側部分を支持した状態で、他方が進入する逃げ部が設けられていることを特徴とする取出し具付き容器。 - 請求項1記載の取出し具付き容器であって、
前記固定部には、前記蓋体に立設され、前記柄部の基端側部分にその幅方向の両側から近接または当接する一対の側部材が備えられていることを特徴とする取出し具付き容器。 - 請求項2記載の取出し具付き容器であって、
前記一対の側部材の間には、前記柄部の基端側部分のうち、最も保持部側に位置する基端部が配置され、
前記保持部における前記柄部の基端部との連結部分は、該柄部の基端部よりも前記幅方向の外側に張り出していることを特徴とする取出し具付き容器。 - 請求項2または3に記載の取出し具付き容器であって、
前記一対の側部材同士は、前記蓋体に立設されたリブ部材により連結され、
前記柄部の基端側部分は、前記リブ部材により支持されていることを特徴とする取出し具付き容器。
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2011
- 2011-05-27 JP JP2011119308A patent/JP5677199B2/ja active Active
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