JP5427624B2 - 二重容器 - Google Patents
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Description
内容器は、有底筒状の容器本体と、容器本体の口部に装着されるとともに前記吐出口を有する吐出部材と、を備えている。
外装体には、内容器が内装される有頂筒状の本体筒部が備えられ、その天壁部には、内容器の吐出部材が挿通される挿通孔が形成されるとともに、保持部材がスライド移動自在に配設されている。また、本体筒部の下端開口縁は接地部とされていて、外装体が自立することで、内装された内容器を正立姿勢に保持可能になっている。
以上の構成において、外装体に内容器を内装するに際しては、本体筒部の下端開口部内に内容器を吐出部材側から挿入し、吐出部材を前記天壁部の挿通孔内に挿入して該天壁部から上方に突出させた後に、保持部材をスライド移動させ、内容器の容器本体の口部を保持部材と前記天壁部との間に挟み込み内容器を外装体に固定する。
また、内容器を外装体に装着した状態で、外装体の係合部材が内容器の係合突片に係合されていて、内容器の、外装体に対する上方に向けた移動が規制されているので、例えば、二重容器を前記吐出口が下方に向くように傾けることで該吐出口から内容物を吐出する等の場合に、内容器が外装体から脱落するのを防ぐことも可能になる。
さらに、係合突片が内容器の底部に突設されているので、内容器が例えば積層剥離容器の場合に、係合部材が係合突片に係合していることに起因して、積層剥離容器を構成する内層のうち係合突片が位置している部分が外層から離反し難くなってしまうのを防ぐことができる。したがって、内容器が積層剥離容器の場合に、内容物の残量が増大するのを防ぐことができる。
一方、内容器を外装体から抜き出すには、まず手指により係合部材を弾性ヒンジ部回りに回転させて鉤部を係合孔から抜き出し、その後、外装体に対して内容器を上方に向けて引き上げる。
本実施形態に係る二重容器1は、内容物の吐出口11を有する内容器12と、内容器12を正立姿勢に保つ外装体31と、を備えている。
内容器12は、いわゆる積層剥離容器とされ、図1および図2に示されるように、内層13と外層14とが剥離可能に積層された有底筒状の容器本体15と、容器本体15の口部15aに装着されるとともに前記吐出口11を有する吐出部材17と、を備えている。
この本体筒部32および内容器12の容器本体15はそれぞれ、共通軸と同軸に配置されている。以下、この共通軸を容器軸Oといい、この容器軸O方向に沿って内容器12における容器本体15の口部15a側を上側、底部15b側を下側といい、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸Oを中心に周回する方向を周方向という。
図示の例では、内容器12の容器本体15の胴部および外装体31それぞれの容器軸O方向から見た平面視形状は楕円形状となっている。以下、この楕円の長軸に沿う方向を長軸方向L、短軸に沿う方向を短軸方向Sという。
容器本体15の底部15bは、図2および図4に示されるように、下方に向けて凸の曲面状になっており、上方から下方に向かうに従い漸次短軸方向Sの大きさが小さくなっている。また、この底部15bには、下方に向けて係合突片16が突設されている。係合突片16は、図1および図3に示されるように、長軸方向Lに長い長方形状の板体とされ、容器本体15の底部15bにおける中央部に一体に配設されている。また、係合突片16には、長軸方向Lに延びる長穴(係合孔)16aが形成されている。図示の例では、長穴16aは短軸方向Sに貫通している。
これらのうち装着キャップ部18および流通筒部19はそれぞれ、容器軸Oと同軸に配置されている。
流通筒部19内は装着キャップ部18の内筒18b内に連通している。
受け板部20は、流通筒部19の上端開口縁から径方向の外側に向けて突出している。また、受け板部20は、平面視長軸方向Lに長い長方形状に形成されるとともに、長軸方向Lに沿って一方側が他方側よりも流通筒部19から大きく突出していて、他方側から一方側に向かうに従い漸次上方に向けて延在している。受け板部20は、短軸方向Sに沿って外側から内側に向かうに従い漸次下方に向かうように湾曲している。
図示の例では、下板部38の長軸方向Lにおける大きさは、連結板部37の長軸方向Lにおける大きさと同等とされ、基板部36の長軸方向Lにおける大きさは、連結板部37の長軸方向Lにおける大きさよりも小さくなっている。また、弾性ヒンジ部35は、図2から図4に示されるように、係合部材33の前記表裏面のうち、短軸方向Sに沿った支持部材34の外側を向く表面に連結されている。そして、基板部36の上端部は、短軸方向Sに沿った支持部材34の内側(弾性ヒンジ部35の反対側)に向けて屈曲された鉤部36aとなっている。図示の例では、鉤部36aは、その先端に向かうに従い漸次下方に向けて延在している。
次に、吐出口11が下方を向くように二重容器1を傾けると、内容器12の容器本体15内の内容物が、吐出部材17における装着キャップ部18内および流通筒部19内を通って、流通筒部19の上端開口から受け板部20上に開閉フィルム21を押上げながら流出する。この際、流出した内容物の自重により開閉フィルム21が受け板部20から離反する方向に反転変形する。これにより、吐出部材17における流通筒部19の上端開口と吐出口11とが、受け板部20と開閉フィルム21との間を通して連通し、かつ吐出口11が開口する。
次に、二重容器1を吐出前の元の正立姿勢に戻すと、受け板部20と開閉フィルム21との間の内容物が流通筒部19の上端開口を通して内容器12の容器本体15内に戻されて、開閉フィルム21に加えられていた内容物の自重による押圧力が解除される。これにより、開閉フィルム21が復元変形して受け板部20の上面に密接し、吐出部材17における流通筒部19の上端開口と吐出口11との連通が遮断され、かつ吐出口11が閉塞される。
この場合、前述の押し込みの過程で、各鉤部36aの先端が係合突片16に摺接しながら長穴16aに到達したときに、各係合部材33が、弾性ヒンジ部35の弾性復元力によって、互いの鉤部36aを短軸方向Sに接近させるように弾性ヒンジ部35回りに復元変位し、各鉤部36aが係合突片16の長穴16a内に進入して係合される。
以上の場合、内容器12を外装体31の本体筒部32内に挿入する操作以外の他の操作を行わずに、係合部材33を係合突片16に係合することが可能になる。
但し場合によっては、内容器12を外装体31から取り外す前述の場合と同様に、まず、各係合部材33の下板部38を互いに接近させるように挟み込み、これらの係合部材33を、互いの鉤部36aが短軸方向Sに離反するように弾性ヒンジ部35回りに回転させ、その後、内容器12を、外装体31における本体筒部32内にその上端開口部32bから挿入し、次に、前述の挟み込みを解除し、各係合部材33を、弾性ヒンジ部35の弾性復元力によって、互いの鉤部36aが短軸方向Sに接近するように弾性ヒンジ部35回りに復元変位させ、各鉤部36aを係合突片16の長穴16a内に進入させて係合させるようにしてもよい。
また、内容器12を外装体31に装着した状態で、外装体31の係合部材33が内容器12の係合突片16に係合されていて、内容器12の、外装体31に対する上方に向けた移動が規制されているので、例えば、二重容器1を吐出口11が下方に向くように傾けることで吐出口11から内容物を吐出する等の場合に、内容器12が外装体31から脱落するのを防ぐことも可能になる。
また、内容器12の吐出部材17は、前記実施形態に限らず例えば、ポンプ等を採用してもよい。
さらに、内容器12の係合突片16は、前記実施形態に限らず例えば、容器本体15の胴部等に配設してもよい。
また、外装体31に係合部材33を2つ設けたが、1つ若しくは3つ以上設けてもよい。
さらに、内容器12の容器本体15の胴部および外装体31それぞれの容器軸O方向から見た平面視形状は、楕円形状に限らず例えば、円形状や多角形状等適宜変更してもよい。
また、係合突片16に長穴16aを形成しなくてもよいし、長穴16aに代えて非貫通の凹部でもよく、さらに長穴に限らず例えば円形孔や多角形孔等適宜変更してもよい。
11 吐出口
12 内容器
15b 底部
16 係合突片
16a 長穴(係合孔)
31 外装体
32 本体筒部
32a 下端開口縁
32b 上端開口部
33 係合部材
34 支持部材
35 弾性ヒンジ部
36 基板部
36a 鉤部
Claims (3)
- 内容物の吐出口を有する有底筒状の内容器と、
該内容器を正立姿勢に保つ外装体と、
を備える二重容器であって、
前記外装体は、前記内容器が内装されるとともに、下端開口縁が接地部とされ、かつ上端開口部が、前記内容器がその底部側から挿入される挿入口とされた本体筒部を備え、
該本体筒部内には、前記内容器の底部に突設された係合突片が係合する係合部材が設けられ、
該係合部材は、前記内容器を前記本体筒部内にその上端開口部から挿入したときに、前記係合突片に係合可能に形成され、
前記係合突片には、前記係合突片を上下方向に直交する水平方向に貫く係合孔が形成され、
前記係合部材は、弾性ヒンジ部回りに回転自在に連結されるとともに、該弾性ヒンジ部から上方に向けて延びる基板部を備え、該基板部の上端部が前記弾性ヒンジ部の反対側に向けて屈曲された鉤部とされ、
前記内容器を前記本体筒部内にその上端開口部から挿入したときに、前記係合部材が前記係合突片により前記弾性ヒンジ部回りに回転させられ、前記鉤部が前記係合孔に係合され、
前記係合部材は2つ設けられ、
2つの前記係合部材は、前記係合突片を、前記係合孔の貫通方向に挟む両側に各別に配置されるとともに、これらの前記係合部材における各鉤部は、前記水平方向のうち、前記貫通方向に直交する直交方向に沿った異なる位置に配置されていることを特徴とする二重容器。 - 請求項1に記載の二重容器であって、
前記鉤部は、その先端に向かうに従い漸次下方に向けて延在していることを特徴とする二重容器。 - 請求項1または2に記載の二重容器であって、
前記本体筒部内には、前記内容器をその底部側から支持する支持部材が設けられていることを特徴とする二重容器。
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