JP2015000740A - 液体収納容器 - Google Patents

液体収納容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2015000740A
JP2015000740A JP2013125584A JP2013125584A JP2015000740A JP 2015000740 A JP2015000740 A JP 2015000740A JP 2013125584 A JP2013125584 A JP 2013125584A JP 2013125584 A JP2013125584 A JP 2013125584A JP 2015000740 A JP2015000740 A JP 2015000740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
outer box
bag
piece
storage container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013125584A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5643879B1 (ja
Inventor
昭光 牧野
Akimitsu Makino
昭光 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TENSEI SHUZO CO Ltd
Original Assignee
TENSEI SHUZO CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TENSEI SHUZO CO Ltd filed Critical TENSEI SHUZO CO Ltd
Priority to JP2013125584A priority Critical patent/JP5643879B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5643879B1 publication Critical patent/JP5643879B1/ja
Publication of JP2015000740A publication Critical patent/JP2015000740A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】運搬時の振動や衝撃等によって、箱内の液体注出用コックが外箱を突き破ることを防止する。
【解決手段】液体注出用コック11を有するプラスチック製の袋10と、この袋10を収納する外箱20とを備えた液体収納容器Aであって、外箱20の一側面には、収納された袋10の液体注出用コック11が対向する箇所に、液体注出用コック11を外部に露出させるための開閉可能な窓片28が形成され、この窓片28に対向する外箱20の内側面には、窓片28と液体注出用コック11との間に保護板60を介在させている。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体注出部を有する袋と、この袋を収納する外箱とを備えた液体収納容器に係り、より詳細には、運搬時や持ち運び時の振動や衝撃等による外箱の破損を防止した液体収納容器に関する。
従来、液体注出部である液体注出用コックを有するプラスチック製の液入袋と、この液入袋を収納する外箱とを備えた液入袋の梱包容器が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の液入袋の梱包容器は、液入袋が収納される外箱の内側に胴枠を設け、この胴枠により外箱の中央部を跨ぐ押圧パッドを支持し、この押圧パッドにより外箱内の液入袋の上部を、その内部の液面を分割するように押圧する構成とされている。この構成により、輸送時の振動や衝撃により袋内の液体の上部が揺れ動いても、袋の上部に生じた折返しのエッジの移動が抑制されるので、袋の破損による液体の漏れが防止される、といった効果を奏するものである。
特開平11−157577号公報
上記構成によれば、輸送時の振動や衝撃等による袋の破損は防止される。しかし、袋に取付けられている液体注出用コックは、外箱の蓋板に設けられた開閉可能な翼片に直接当接しているため、輸送時の振動や衝撃によって液体注出用コックが翼片を突き破ってしまう可能性があるといった問題があった。一方、輸送時の振動や衝撃によって液体注出用コックが翼片を突き破らなかったとしても、その後の使用時には、翼片を手で開き、液体注出用コックを摘んで翼片の開口部から引き出す必要があり、これが面倒な作業となっていた。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その主な目的は、輸送時(運搬時)の振動や衝撃等によって、液体注出用コックが外箱を突き破ってしまうことを防止するとともに、その後の使用時には、液体注出用コックを簡単な操作で外箱から飛び出させて使用可能な状態にできる液体収納容器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の液体収納容器は、液体注出部を有する袋と、前記袋を収納する外箱とを備えた液体収納容器であって、前記外箱の一側面には、収納された前記袋の前記液体注出部が対向する箇所に、前記液体注出部を外部に露出させるための開閉可能な窓片が形成され、前記窓片に対向する前記外箱の内側面には、前記窓片と前記液体注出部との間に、上下摺動自在に保護板が介在された構成としている。
この構成によると、保護板を介在させることで、液体収納容器の運搬時の振動や衝撃等によって液体注出部が窓片を不測に突き破ってしまうことを防止することができる。一方、液体収納容器を使用するときには、保護板を上方に引き抜くことにより、袋の液体注出部が外箱の窓片に直接当たるので、窓片を切り込み線に沿って切り開くことで、液体注出部を窓片の開口部から外部に露出させることができる。つまり、その後は、その状態でそのまま使用することができる。
また、本発明の液体収納容器によれば、前記窓片は、前記袋内の液体の圧力による前記液体注出部の押圧力によって突き破られる構造としている。
この構成によると、保護板を引き抜くだけの操作で、液体注出部を自動的に外箱から飛び出させることができるため、窓片を手で開いて液体抽出部を外部に引き出すといった従来の液体収納容器の手間を省くことができる。
また、本発明の液体収納容器によれば、前記外箱の内周側面に沿って収納される内箱をさらに備え、前記保護板は、前記外箱と前記内箱との間に介在させた構成としている。また、前記内箱には、収納された前記袋の前記液体注出部が対向する箇所に開口部が設けられている。
この構成によると、内箱に開口部を設けることで、保護板を上方に摺動させて引き抜いたとき、液体注出部が開口部を通じて外箱の窓片に直接当たるため、窓片を開けることで、液体注出部を外箱から簡単に露出させることができる。
また、本発明の液体収納容器によれば、前記外箱の蓋面には、前記一側面の上部に、前記保護板の上端部を把持するための開閉可能な蓋片が設けられた構成としている。
この構成によると、外箱に蓋片を設けることで、外箱の天面を開くことなく、保護板を容易に引き抜くことができる。
また、本発明の液体収納容器によれば、前記窓片は前記外箱の前記一側面の下部に形成されており、前記外箱の内部底面には、前記袋を前記窓片が形成されている前記一側面側に傾斜させる傾斜板が設けられた構成としてもよい。
この構成によると、外箱の内部底面に傾斜板を設けることで、外箱に収納された袋の底面部分が液体注出部側に傾斜するため、袋に収納されている液体を液体注出部から最後まで抽出することが可能となる。
本発明は上記のように構成したので、保護板を介在させることで、液体収納容器の運搬時の振動や衝撃等によって液体注出部が窓片を不測に突き破ってしまうことを防止することができる。一方、液体収納容器を使用するときには、保護板を引き抜くだけの操作で、液体注出部が窓片を突き破って外箱から飛び出す構造としているので、窓片を手で開いて液体抽出部を外部に引き出すといった従来の液体収納容器の手間を省くことができる。
本発明の一実施形態に係る液体収納容器の分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る液体収納容器の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る液体収納容器の断面図である。 外箱の展開図である。 内箱の展開図である。 傾斜板の展開図である。 液体注出用コックを拡大して示す斜視図である。 液体注出用コックを拡大して示す斜視図である。 外箱の蓋片周辺を拡大して示す斜視図である。 外箱の蓋片周辺を拡大して示す斜視図である。 液体注出用コックが外部に露出(突出)した状態の液体収納容器の断面図である。 液体注出用コックが外部に露出(突出)した状態の液体収納容器の一部を拡大した斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る液体収納容器の分解斜視図、図2は、本発明の一実施形態に係る液体収納容器の斜視図、図3は、本発明の一実施形態に係る液体収納容器の断面図である。
本実施形態の液体収納容器Aは、大別すると、液体注出部を有するプラスチック製の袋10と、この袋10を収納する内箱40と、この内箱を収納する外箱20と、外箱20と内箱40との間に介在される保護板60と、内箱40の内部底面に設けられる傾斜板70とを備えている。外箱20、内箱40、保護板60及び傾斜板70は、本実施形態では段ボール若しくは硬質の厚紙等で作製しているが、これらに限定されるものではない。
袋10は、折り畳み可能な構造となっており、例えば酒類等の液体を注入すると、図1に示すように、ほぼ立方体の形状に膨らむようになっている。この状態において、袋10の一側面(図1中右側面)には、その中央下部に液体注出部である液体注出用コック11が取り付けられている。
図7及び図8は、液体注出用コック11を拡大して示す斜視図である。
袋10には、一側面の中央下部に円筒状の液体注出部10aが一体に形成されている。
液体注出用コック11は、この液体注出部10aに取り付けられるキャップ部12を備えた外筒本体13と、上部にレバー14を有して内部が閉塞された内筒体15とで構成されている。
外筒本体13は、液体注出部10aからの流入口(図示省略)を有し、上下に貫通した円筒状の筒体であり、この外筒本体13に、内筒体15が貫通させた状態で取り付けられている。そして、レバー14を一方向に回転させることで、外筒本体13の流入口と内筒体15に設けられた孔部(図示省略)とが連通すると、袋10内の液体が注出され、レバー14を他方向に回転させることで、内筒体15の孔部を外筒本体13の内壁面に接触させると、液体の注出を停止する構成となっている。なお、このような液体注出用コック11の構造は、従来周知の一般的なものであるため、ここでは簡単な説明に留めるものとする。
また、図中の符号17は、運搬時等にレバー14が不測に回転しないように、レバー14の位置を閉めた状態(図6に示す状態)で保持する回転ストッパーである。使用時には、この回転ストッパー17を取り外して使用することになる。また、図中の符号18は、内筒体15の注出口15aを閉塞するためのキャップである。
図4は、外箱20の展開図である。
外箱20は、2枚の長側板21a,21bと短側板22a,22bとが横方向に交互に連設されて胴部が形成され、一方の長側板21aの側辺に糊代片23が一体形成されている。また、長側板21a,21bには、上辺側に蓋フラップ24a,24b、下辺側に底フラップ25a,25bが一体形成され、短側板22a,22bには、上辺側に蓋板26a,26b、下辺側に底板27a,27bが一体形成されている。
また、一方の短側板22aの中央下部には、袋10の液体注出用コック11を外部に露出(突出)させるための窓片28が形成されている。この窓片28は、上辺を除いて、その周囲に切り込み線(図中、破線により示す)が形成されており、この切り込み線(ミシン目)に沿って窓片28を切り開く(上方に折り返す)ことにより、開閉可能な構造となっている。なお、本実施形態では、この窓片28は、袋10内の液体の圧力によって液体注出用コック11に押される程度の力で切り込み線が破断して、簡単に突き破られる構造となっている。
また、この短側板22aの上辺22a1に連設する蓋板26aには、後述する保護板60の上端部を把持するための開閉可能な蓋片29が設けられている。この蓋片29は、短側板22aの上辺22a1を除いて、その周囲に切り込み線(図中、破線によ示す)が形成されており、この切り込み線(ミシン目)に沿って蓋片29を切り開いて上方に起こすことにより、蓋片29を開く構造となっている。そのため、蓋フラップ24a,24bには、外箱20として組み立てた状態で蓋フラップ24a,24bを内側に折り曲げ、その上に蓋板26aを折り重ねたとき、蓋片29に対応する部分に切欠き部24a1,24b1が形成されている。
また、各長側板21a,21bの中央上部には、指先を入れて持ち運ぶための開閉可能な蓋片30が形成されている。この蓋片30は、横長の楕円形状に形成されており、上辺30aの中央部を除いて、その周囲に切り込み線(図中、破線によ示す)が形成されている。従って、この切り込み線(ミシン目)に沿って切り込むことにより、蓋片30を内部に押し込んで(若しくは、手前に折り返して)、開く構造となっている。
図5は、内箱40の展開図である。
内箱40は、2枚の長側板41a,41bと短側板42a,42bとが横方向に交互に連設されて胴部が形成され、一方の長側板41aの側辺に糊代片43が一体形成されている。また、長側板41a,41bには、下辺側に底フラップ45a,45bが一体形成され、短側板22a,22bには、下辺側に底板47a,47bが一体形成されている。
また、一方の短側板42aの中央下部には、袋10の液体注出用コック11を外部に露出(突出)させるための開口部48が形成されている。
また、各長側板41a,41bの中央上部には、指を入れて持ち運ぶための開口部49が形成されている。
図6は、傾斜板70の展開図である。
傾斜板70は、内箱40の内部底面よりも一回り小さく形成された矩形状の底板71を中心として、その上辺71aに略台形状の後ろ脚片72が形成され、左右側辺71b,71cに略三角形状の左右脚片73,74がそれぞれ形成されている。
保護板60は、図1に示すように、単純な短冊状の板体であり、上部に折り返し片61が設けられている。この保護板60の横幅は、外箱20の窓片28の横幅より幅広に形成されており、折り返し片61を除く高さ幅は、短側板42aの高さ幅より若干短めに形成されている。すなわち、外箱20の蓋板26aを閉じたとき、邪魔にならない高さ幅となっている。
上記各構成の外箱20、内箱40、保護板60及び傾斜板70を用いて液体収納容器Aを組み立てる手順について、図1ないし図6、及び図9ないし図12を参照して説明する。ただし、図9及び図10は、外箱20の蓋片29周辺を拡大して示す斜視図、図11は、液体注出用コック11が外部に露出(突出)した状態の液体収納容器Aの断面図、図12は、液体注出用コック11が外部に露出(突出)した状態の液体収納容器Aの一部を拡大した斜視図である。
まず、図4に示す展開状態の外箱20を、長側板21a,21bと短側板22a,22bの各接続辺で略90度に折り曲げ、糊代片23を隣接する短側板22bの内側に糊付けして胴部を形成する。
次に、長側板21a,21b側の底フラップ25a,25bを、長側板21a,21bの下辺に沿って内側に略90度折り曲げ、次に、短側板22a,22bの底板27a,27bを、短側板22a,22bの下辺に沿って内側に略90度折り曲げる。この後、底板27a,27bの内側に接着剤を塗布して底フラップ25a,25bと貼り合わせて接着する(若しくは、底板27a,27bの対向する辺に沿って接着テープで接着する)ことにより、図1に示す状態の上部が開放された外箱20を作製する。
次に、図5に示す展開状態の内箱40を、長側板41a,41bと短側板42a,42bの各接続辺で略90度に折り曲げ、糊代片43を隣接する短側板42bの内側に糊付けして胴部を形成する。
次に、長側板41a,41b側の底フラップ45a,45bを、長側板41a,41bの下辺に沿って内側に略90度折り曲げ、次に、短側板42a,42bの底板47a,47bを、短側板42a,42bの下辺に沿って内側に略90度折り曲げる。この後、底板47a,47bの内側に接着材を塗布して底フラップ45a,45bと貼り合わせて接着する(若しくは、底板47a,47bの対向する辺に沿って接着テープで接着する)ことにより、図1に示す状態の内箱40を作製する。
次に、図6に示す展開状態の傾斜板70の各脚片72,73,74を、底板71の各辺71a,71b,71cに沿って下方に略直角まで折り曲げることにより、図1に示す状態の傾斜板70を作製する。
この後、図1及び図2に示すように、外箱20に内箱40を嵌め込む。このとき、外箱20の短側板42aに形成された窓片28と、内箱40の短側板42aに形成された開口部48とが対向するようにして、内箱40を嵌め込む。これにより、外箱20の胴部及び底部が2重構造となる。
次に、傾斜板70を内箱40の底面まで嵌め込む。このとき、傾斜板70は、脚片72,73,74が形成されていない一辺である傾斜下端部71dが、内箱40の短側板42a側に向くようにして、内箱40内に嵌め込む。
次に、外箱20の短側板22aと内箱40の短側板42aとの間に保護板60を差し込む。このとき、保護板60は、外箱20の短側板22aに形成された窓片28と内箱40の短側板42aに形成された開口部48との間に介在するように配置する。また、折り返し片61は、短側板22aから上部に突出するように配置する。図2は、この状態を示している。
この後、液体を収容したプラスチック製の袋10を内箱40内に収納する。このとき、図3に示すように、袋10の液体注出用コック11が内箱40の開口部48に対向するように(すなわち、保護板60を介して外箱20の窓片28に対向するように)収納する。
最後に、外箱20の長側板21a,21b側の蓋フラップ24a,24bを、長側板21a,21bの上辺に沿って内側に略90度折り曲げ、次に、保護板60の折り返し片61を内側に略90度折り曲げ、さらに、短側板22a,22b側の蓋板26a,26bを、短側板22a,22bの上辺に沿って内側に略90度折り曲げる。これにより、保護板60の折り返し片61が蓋板26aの蓋片29に対向する。
この後、蓋板26a,26bの内側に接着材を塗布して蓋フラップ24a,24bと貼り合わせて接着する(若しくは、蓋板26a,26bの対向する辺に沿って図示しない接着テープで接着する)ことにより、図3に示す状態の袋10が完全に密閉された液体収納容器Aが完成する。液体収納容器Aは、この状態で運搬等される。
図3に示すように、内箱40に収納された袋10は、液体の重みで内箱40を外側に押すように作用する。そのため、袋10に取り付けられている液体注出用コック11も液体の重みによって外箱20を外側に押すように作用する。しかし、本実施形態では、内箱40と外箱20との間に保護板60が介在されているため、液体注出用コック11は外箱20の窓片28には直接当たらず、保護板60に押し当てられることになる。これにより、液体収納容器Aの運搬時や持ち運び時等による振動や衝撃等によって、液体注出用コック11が外箱20の窓片28を不測に突き破ってしまうことを防止することができる。
一方、液体収納容器Aを使用するときには、外箱20の蓋板26aに設けられている蓋片29を切り込み線に沿って切り開き上方に起こして開放することにより、保護板60の折り返し片61が外部に露出する(図9参照)。従って、保護板60の折り返し片61を指で持って(把持して)上方に引き抜くと(図10参照)、保護板60によって受け止められていた液体注出用コック11が、外箱20の窓片28に直接突き当たることになる。その結果、袋10内の液体の圧力による液体注出用コック11の押圧力で切り込み線が破断して、窓片28が突き破られ、図11に示すように、液体注出用コック11が窓片28の開口部28aから外部に露出する(外部に飛び出す)ことになる。すなわち、保護板60を引き抜くだけの操作で、液体注出用コック11を自動的に外箱40から飛び出させることができる。従って、後は、液体注出用コック11の回転ストッパー17を取り外せば、レバー14の操作によって液体を注出することができる。
また、本実施形態では、外箱20の内部底面に傾斜板70を設けている。これにより、内箱40に収納された袋10内の液体は、傾斜板70の傾斜によって液体注出用コック11側に溜まるので、内部の液体を最後まで注ぎ易い構造となっている。
ところで、本実施形態では、内箱40の開口部48はいわゆる瓢箪形をしており、外箱20の窓片28も上部が略四角形状、下部が半円弧形状の略瓢箪形をしている。すなわち、内箱40の開口部48も、窓片28を開けた後の外箱20の開口部28aも、共に下部側が半円弧状の開口部48a,28a1(図12参照)となっている。そして、本実施形態では、この半円弧状の開口部48a,28a1に、袋10の液体注出部10aが嵌まり込んで固定される構造となっている。すなわち、窓片28を突き破って外箱20の開口部28aから外部に露出(突出)した液体注出用コック11を下方に押し下げることにより、図12に示すように、袋10の液体注出部10aが、半円弧状の開口部48a,28a1に嵌まり込んで固定される構造となっている。
これにより、液体注出用コック11は、外箱20に対して一定の位置に固定されるため、レバー14の操作を安定して行うことが可能となる。
なお、今回開示した上記実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
本発明の液体収納容器は、酒類や飲料水等の運搬やその後の使用時等に好適に利用される。
A 液体収納容器
10 袋
10a 液体注出部
11 液体注出用コック
12 キャップ部
13 外筒本体
14 レバー
15 内筒体
17 回転ストッパー
18 キャップ
20 外箱
21a,21b 長側板
22a 短側板(一側面)
22b 短側板
22a1 上辺
23 糊代片
24a,24b 蓋フラップ
24a1,24b1 切欠き部
25a,25b 底フラップ
26a 蓋板(蓋面)
26b 蓋板
27a,27b 底板
28 窓片
28a,28a1 開口部
29 蓋片
30 蓋片
30a 上辺
40 内箱
41a,41b 長側板
42a,42b 短側板
43 糊代片
45a,45b 底フラップ
47a,47b 底板
47a,47bが形成されている。
48,48a,49 開口部
60 保護板
61 折り返し片(上端部)
70 傾斜板
71 底板
71a 上辺71a
72 後ろ脚片
73 左脚片
74 右脚片
上記課題を解決するため、本発明の液体収納容器は、液体注出部を有する袋と、前記袋を収納する外箱とを備えた液体収納容器であって、前記外箱の一側面には、収納された前記袋の前記液体注出部が対向する箇所に、前記液体注出部を外部に露出させるための開閉可能な窓片が形成され、前記窓片に対向する前記外箱の内側面には、前記窓片と前記液体注出部との間に、上下摺動自在に保護板が介在されており、前記保護板を上方に引き抜くことによって、前記袋内の液体の圧力による前記液体注出部の押圧力で前記窓片が突き破られて、前記液体注出部が前記窓片の開口部から外部に露出するように構成されている。
この構成によると、保護板を介在させることで、液体収納容器の運搬時の振動や衝撃等によって液体注出部が窓片を不測に突き破ってしまうことを防止することができる
また、保護板を引き抜くだけの操作で、液体注出部を自動的に外箱から飛び出させることができるため、窓片を手で開いて液体抽出部を外部に引き出すといった従来の液体収納容器の手間を省くことができる。
つまり、その後は、その状態でそのまま使用することができる。

Claims (5)

  1. 液体注出部を有する袋と、前記袋を収納する外箱とを備えた液体収納容器であって、
    前記外箱の一側面には、収納された前記袋の前記液体注出部が対向する箇所に、前記液体注出部を外部に露出させるための開閉可能な窓片が形成され、
    前記窓片に対向する前記外箱の内側面には、前記窓片と前記液体注出部との間に、上下摺動自在に保護板が介在されていることを特徴とする液体収納容器。
  2. 請求項1に記載の液体収納容器であって、
    前記窓片は、前記袋内の液体の圧力による前記液体注出部の押圧力によって突き破られる構造であることを特徴とする液体収納容器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の液体収納容器であって、
    前記外箱の内周側面に沿って収納される内箱をさらに備え、
    前記保護板は、前記外箱と前記内箱との間に介在され、
    前記内箱には、収納された前記袋の前記液体注出部が対向する箇所に開口部が設けられていることを特徴とする液体収納容器。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の液体収納容器であって、
    前記外箱の蓋面には、前記一側面の上部に、前記保護板の上端部を把持するための開閉可能な蓋片が設けられていることを特徴とする液体収納容器。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の液体収納容器であって、
    前記窓片は前記外箱の前記一側面の下部に形成されており、
    前記外箱の内部底面には、前記袋を前記一側面側に傾斜させる傾斜板が設けられていることを特徴とする液体収納容器。
JP2013125584A 2013-06-14 2013-06-14 液体収納容器 Expired - Fee Related JP5643879B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013125584A JP5643879B1 (ja) 2013-06-14 2013-06-14 液体収納容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013125584A JP5643879B1 (ja) 2013-06-14 2013-06-14 液体収納容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5643879B1 JP5643879B1 (ja) 2014-12-17
JP2015000740A true JP2015000740A (ja) 2015-01-05

Family

ID=52139176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013125584A Expired - Fee Related JP5643879B1 (ja) 2013-06-14 2013-06-14 液体収納容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5643879B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6045011B1 (ja) * 2016-04-30 2016-12-14 洪 瑟芬 バッグインボックス
JP2017036075A (ja) * 2015-08-11 2017-02-16 株式会社一九堂印刷所 バッグインボックス

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6902773B2 (ja) * 2017-01-13 2021-07-14 日新産商株式会社 折りたたみ式コンテナ容器

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6313867U (ja) * 1986-06-05 1988-01-29
JPS63192283U (ja) * 1987-05-30 1988-12-12
DE3802793A1 (de) * 1988-01-30 1989-08-10 Holfelder Werke Gmbh & Co Kg Zusammengesetzte verpackung
JPH02296674A (ja) * 1989-04-29 1990-12-07 Schenk Helga 二つの素材からなる包装体
JPH11157577A (ja) * 1997-11-28 1999-06-15 Suntory Ltd 液入袋の梱包容器
JP2002337895A (ja) * 2001-05-17 2002-11-27 Tohoku Ricoh Co Ltd バックインボックス用注出口装置及びバックインボックス

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6313867U (ja) * 1986-06-05 1988-01-29
JPS63192283U (ja) * 1987-05-30 1988-12-12
DE3802793A1 (de) * 1988-01-30 1989-08-10 Holfelder Werke Gmbh & Co Kg Zusammengesetzte verpackung
JPH02296674A (ja) * 1989-04-29 1990-12-07 Schenk Helga 二つの素材からなる包装体
JPH11157577A (ja) * 1997-11-28 1999-06-15 Suntory Ltd 液入袋の梱包容器
JP2002337895A (ja) * 2001-05-17 2002-11-27 Tohoku Ricoh Co Ltd バックインボックス用注出口装置及びバックインボックス

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017036075A (ja) * 2015-08-11 2017-02-16 株式会社一九堂印刷所 バッグインボックス
JP6045011B1 (ja) * 2016-04-30 2016-12-14 洪 瑟芬 バッグインボックス
WO2017187683A1 (ja) * 2016-04-30 2017-11-02 洪 瑟芬 バッグインボックス
EP3450348A4 (en) * 2016-04-30 2019-10-30 Hagy Tech Co., Ltd. BAG IN A BOX
US11912487B2 (en) 2016-04-30 2024-02-27 Inter Holdings Co., Ltd. Bag-in box

Also Published As

Publication number Publication date
JP5643879B1 (ja) 2014-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5643879B1 (ja) 液体収納容器
US10427864B2 (en) Rigid pack with hinged lid and internally provided with a collar having an upper wall
JP5707838B2 (ja) 梱包箱
RU2016133225A (ru) Жесткая выдвигаемая пачка табачных изделий
JP2012240698A (ja) バッグインボックス
JP6110479B2 (ja) スライドオープン式硬質タバコパケット、及びそのための製造方法
KR20200075263A (ko) 포장 박스용 포장재 및 그 포장재에 의해 조립된 포장 박스
JP2010215286A (ja) 包装箱
JP2016003048A (ja) 包装用箱
CN207001222U (zh) 折叠勺及其封盖
JP2013039933A (ja) 飲料バッグ内蔵用の押孔付きボックス
CN208265001U (zh) 香烟包装结构
KR20170000489U (ko) 접이식 음식 보관 용기
KR20160123043A (ko) 포장박스
JP2011152941A (ja) 二重容器
JP2016022955A (ja) スライド式紙箱
CN209521969U (zh) 一种新型展开式包装条盒
JP5040680B2 (ja) カートン
JPH11124125A (ja) 包装箱
KR200469979Y1 (ko) 용기 이탈방지수단이 구비된 포장용 상자
JP6145862B2 (ja) 収納箱
JP6464404B2 (ja) 包装箱
JP4136469B2 (ja) 簡易組立箱
JP3070549U (ja) 瓶用包装箱
JP5501579B2 (ja) ロック機構を有するカートンの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141021

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141031

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5643879

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees