JP5162422B2 - 計量キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、内容物を収容する容器の口部に装着される計量キャップに関する。
この種の計量キャップとして、例えば下記特許文献1に示されるように、有底筒状をなし、内容物を収容する容器の口部に装着されると共に、底壁部に前記内容物を注出する注出筒が立設されたキャップ本体と、有頂筒状をなし、キャップ本体に着脱自在に装着された計量カップと、を有する構成が知られている。この計量キャップにおいては、内容物の使用に際し、まずキャップ本体から計量カップを取り外し、次いで、容器を傾けて、注出筒の注出口から計量カップ内に内容物を計量しながら注入した後に、この計量された内容物を計量カップから全量注ぎ出している。
特開2002−12242号公報
しかしながら、前記従来の計量キャップにおいては、下記のような課題を有している。
例えば、内容物を計量カップに注ぎ入れる際、キャップ本体が装着された容器側と計量カップとの相対的な位置や姿勢が安定せず、計量カップに精度良く内容物を注ぎ入れることができなかったり、内容物が計量カップからこぼれ落ちたりすることがあった。特に、内容物が容器内に充填され比較的重量がある場合や、作業者の力が弱い場合には、計量カップに対する注出口の位置がふらついて操作を誤りやすかった。
また、計量カップを注出筒に当接させて、互いの位置を安定させることも考えられるが、この場合、計量カップに対する注出口の位置を精度良く決めることが難しかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、計量カップに内容物を精度良く注ぎ入れることができる計量キャップを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る計量キャップは、有底筒状をなし、内容物を収容する容器の口部に装着されると共に、底壁部に前記内容物を注出する注出筒が立設されたキャップ本体と、有頂筒状をなし、前記キャップ本体に着脱自在に装着された計量カップと、を備える計量キャップであって、前記キャップ本体の周壁部における開口端縁部及び前記計量カップの周壁部の外周面のうちの少なくとも一方には、その周壁部における中心軸線方向に沿った開口方向を向いて開口する凹部が形成され、前記凹部を画成する壁面は、前記キャップ本体から前記計量カップを取り外して前記注出筒の注出口から計量カップ内に内容物を注入するときに、前記キャップ本体の周壁部における開口端縁部及び前記計量カップの周壁部の外周面のうちの他方にその径方向の外側から当接させられるように形成されていることを特徴とするものである。
本発明に係る計量キャップによれば、キャップ本体の周壁部における開口端縁部及び計量カップの周壁部の外周面のうちの少なくとも一方に前記凹部が形成されているので、キャップ本体から計量カップを取り外して注出筒の注出口から計量カップ内に内容物を注入するときに、凹部を画成する壁面を他方にその径方向の外側から当接させることで、キャップ本体と計量カップとを互いに複数点で接触、若しくは線接触、面接触させることが可能になり、キャップ本体と計量カップとを相対的に位置決めすることができる。
以上より、注出口から計量カップ内に内容物を注入するに際し、キャップ本体が装着された容器側と計量カップとの相対的な位置及び姿勢を安定させることが可能となり、計量カップに内容物を精度良く注ぎ入れることができる。
また、前記凹部を画成する壁面は、前記他方の外半径以上の曲率半径を有する凹曲面であっても良い。
この場合、凹部を画成する壁面が前記他方の外半径以上の曲率半径を有する凹曲面であるので、この凹曲面を前記他方にその径方向の外側から当接させるときに、キャップ本体と計量カップとを互いに線接触若しくは面接触させることが可能となる。従って、注出口から計量カップ内に内容物を注入するに際し、キャップ本体が装着された容器側と計量カップとの相対的な位置及び姿勢を確実に安定させることが可能となる。
また、前記注出筒には、前記キャップ本体の中心軸線方向に延びるスリットが形成され、前記注出口において前記中心軸線を径方向で挟んで前記スリットの反対側に位置する部分は、前記中心軸線方向の外側に向かうに従い径方向の外側に向けて張り出した先鋭部となっていても良い。
この場合、注出筒に前記スリットが形成されているので、内容物を注出する際、スリットから容器内に空気を進入させながら内容物を注出できる。従って、内容物を注出させやすく、計量カップに注ぐ内容物の計量の精度が確保される。
また、内容物を前記先鋭部に沿わせながら注出することで、内容物を計量カップ内に導きやすく、注出時に内容物が計量カップの径方向の外側に飛び出るのを抑えることができる。
また、前記凹部は、前記キャップ本体の周壁部の開口端縁部において周方向に沿って前記先鋭部と対応する位置に形成されていても良い。
この場合、凹部が前記開口端縁部において周方向に沿って先鋭部と対応する位置に形成されているので、注出筒の注出口から計量カップ内に内容物を計量しながら注入するときに、凹部を画成する壁面を計量カップの外周面に当接させるだけで、先鋭部が計量カップの内側に向けて突出するように計量カップとキャップ本体とを相対的に位置決めすることが可能となる。従って、注出口から計量カップ内に内容物を注入するに際し、計量カップとキャップ本体との相対的な位置決めを容易にしつつ、計量カップに内容物を精度良く注ぎ入れることができる。
本発明に係る計量キャップによれば、計量カップに内容物を精度良く注ぎ入れることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る計量キャップの第1実施形態を、図1から図3を参照して説明する。図1は、本発明に係る第1実施形態における計量キャップの縦断面図である。図2は、図1に示すキャップ本体の斜視図である。
図1に示すように、計量キャップ1は、有底筒状をなし、内容物を収容する容器2の口部3に装着されると共に、底壁部4に内容物を注出する注出筒5が立設されたキャップ本体6と、有頂筒状をなし、キャップ本体6に着脱自在に装着された計量カップ7と、を備えている。
なお、図示の例では、容器2の口部3、キャップ本体6及び計量カップ7は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。以下、この共通軸をキャップ軸Oと称し、キャップ軸Oに沿って計量カップ7側を上側、容器2側を下側と称する。また、キャップ軸O方向に直交する方向を単に径方向と称する。
キャップ本体6の周壁部8は、容器2の口部3の径方向の内側に配設されると共にその下端が全周に亘って底壁部4と連結された内筒部9と、内筒部9より内径及び外径がそれぞれ大きく形成されると共にその下端が内筒部9の上端の外周面に連結されたネジ筒部10と、を備えている。
内筒部9の上端部は、容器2の口部3内に嵌合され、内筒部9において上端部より下側に位置する縮径部は、下方に向かうに連れて漸次縮径すると共に、その下端が底壁部4と全周に亘って連結されている。
ネジ筒部10の外周面には、雄ネジ10aが形成され、またネジ筒部10の下端縁は、容器2の口部3の上端縁と当接している。また、ネジ筒部10の内径及び外径は、それぞれ容器2の口部3の内径及び外径と略同等とされており、ネジ筒部10の開口端縁部11である周壁部8の開口端縁部11の外周面とキャップ軸Oと径方向の距離である外半径は、大きさL1となっている。
また、ネジ筒部10の下端部の外周面には、内部に容器2の口部3が嵌合された外筒部15の上端が連結されており、これにより、キャップ本体6は容器2の口部3に装着される。
キャップ本体6の底壁部4は、キャップ軸Oに直交する仮想の垂直面に対して縦断面視で傾斜するように配設されている。図示の例では、底壁部4の上端は、容器2の口部3の上端よりも下側に位置し、また底壁部4の下端は、口部3の下端よりも上側に位置している。以下では、キャップ本体6における径方向のうちキャップ軸Oに対して底壁部4の上端が位置する方向を前側とする。
注出筒5は、その中心軸がキャップ軸Oに対して前側にずらされて配設されると共に、その上端開口部が注出口12となっている。
注出筒5の後側側面は、下側から上側に向かうに従い漸次前側に傾斜すると共に、注出筒5の前側側面5aは、キャップ軸Oと平行に延設されており、つまり注出筒5は、下側から上側に向かうに従い漸次縮径している。また、注出筒5の上端は、周壁部8の上端よりも上側に突出している。また、ネジ筒部10の開口端縁部11の前側部分の外周面と、注出筒5の前側側面5aとの径方向に沿った距離は、大きさL2となっている。
また、本実施形態では、注出筒5には、キャップ軸O方向に延びるスリット13が形成されている。図示の例では、スリット13は、注出筒5の後側側面においてキャップ軸O方向の全域に形成されており、注出口12と注出筒5の下端開口とをつないでいる。図示の例では、スリット13は、底壁部4における後側部分まで連なって形成されている。
また、本実施形態では、図1及び図2に示すように、注出口12においてキャップ軸Oを径方向で挟んでスリット13の反対側である前側に位置する部分は、上側に向かうに従い前側に向けて張り出した先鋭部14となっている。先鋭部14の先端14aは、前側を向いている。
計量カップ7には、周壁部17のキャップ軸O方向の中間部から径方向外方に向けて突設されたフランジ部18と、フランジ部18の外周縁部から下方に向けて延設された装着筒20と、が備えられており、これらフランジ部18及び装着筒20はいずれもキャップ軸Oと同軸に配設されている。
計量カップ7の開口端縁部22は、キャップ軸O方向で口部3の上端より下側で且つ口部3の下端より上側に位置すると共に、キャップ本体6の内筒部9の径方向内側で且つ注出筒5の径方向外側に位置している。
また、周壁部17には、図示しない目盛りが印されており、この目盛りによって、後述するように計量カップ7内に内容物が注入されたときに、その内容物を計量可能となっている。
フランジ部18の下面には下方に向けて嵌合筒部21が延設され、この嵌合筒部21がネジ筒部10内に嵌合されている。また、フランジ部18の下面において嵌合筒部21よりも径方向の外側に位置する部分は、ネジ筒部10の上端縁に当接している。
装着筒20の内周面には、雌ネジ20aが形成され、この雌ネジ20aがネジ筒部10の雄ネジ10aに螺合している。また、装着筒20の下端は、計量カップ7の開口端縁部22よりも上側に位置し、図示の例では、外筒部15の上端よりも上側に位置している。
また、本実施形態では、計量カップ7の周壁部17の外周面23において装着筒20の下端(開口端)より下側に位置する部分である開口側部分24のキャップ軸O方向に沿った大きさは、前記大きさL2より大きくなっている。そして、前記開口側部分24においてその下端からキャップ軸O方向で前記大きさL2だけ上側に位置する被当接部分25の外周面とキャップ軸Oとの径方向に沿った距離である外半径は、大きさL3となっている。この被当接部分25は、後述するように注出口12から計量カップ7内に内容物を注入するに際し、後述する凹曲面26が当接される部分である。
そして、本実施形態では、図1及び図2に示すように、キャップ本体6の周壁部8における開口端縁部11には、キャップ軸O方向に沿った開口方向である上側を向いて開口する凹部27が形成されている。また、この凹部27を画成する壁面は、計量カップ7の周壁部17の外周面23の外半径以上の曲率半径を有する凹曲面26となっている。図2に示すように、凹部27は、開口端縁部11の一部分に形成され、その曲率半径は、前記被当接部分25の外半径と同等の大きさL3となっている。
更に、本実施形態では、凹部27は、キャップ本体6の周壁部8の開口端縁部11において周方向に沿って先鋭部14と対応する位置である前側に形成されている。つまり、凹曲面26の周方向中央部26aと、注出筒5の先鋭部14の先端14aとが、径方向のうちのキャップ軸Oに対して同一の方向に位置するように、凹部27が形成されている。
次に、以上のように構成された計量キャップ1の使用方法の一例について説明する。図3は、図1に示すキャップの使用方法の一例について説明する工程図である。
まず、キャップ本体6と計量カップ7との螺合を解除して、キャップ本体6から計量カップ7を取り外す。なお以下では、取り外した計量カップ7における中心軸線をキャップ軸Oと区別して表現する場合、この中心軸線を中心軸線Lと称し、また、計量カップ7において中心軸線Lと直交する方向を計量カップ7の径方向と称する。
次いで、周壁部17の開口が鉛直上方を向くように計量カップ7を保持しつつ、その開口の径方向内側に注出筒5の注出口12が位置するように容器2を傾け、注出筒5の注出口12から計量カップ7内に内容物を注入する。
この際、図3に示すように、計量カップ7の周壁部17の外周面23における開口側部分24に凹曲面26を計量カップ7の径方向の外側から当接させる。
ここで、凹曲面26は、キャップ本体6の周壁部8におけるキャップ軸O方向に沿った開口方向を向いて開口し、且つキャップ本体6の周壁部8の開口端縁部11に形成されているので、この際、キャップ本体6のキャップ軸Oと計量カップ7の中心軸線Lとが交差するように両者を相対的に位置決めすることができる。
またこの際、計量カップ7の周壁部17の開口端縁部22に注出筒5の前側側面5aを当接させることで、キャップ本体6が装着された容器2側を計量カップ7に対してその中心軸線L方向に相対的に位置決めすると共に、計量カップ7によってキャップ本体6を支持することができる。これにより、凹曲面26は、前記開口側部分24の被当接部分25に当接される。
そして、凹曲面26の曲率半径が、前記開口側部分24の被当接部分25の外半径と同等の大きさL3となっているので、凹曲面26は、その全面に亘って前記開口側部分24の被当接部分25に面接触される。従って、キャップ本体6が装着された容器2側と計量カップ7との相対的な位置及び姿勢を安定させることができる。
また本実施形態では、前述のように計量カップ7の周壁部17の開口端縁部22に注出筒5の前側側面5aを当接させ、且つ、計量カップ7の周壁部17の外周面23にキャップ本体6の凹曲面26を当接させた状態で、計量カップ7の開口端縁部22の内周面から径方向内側に向けた注出筒5の突出量Aが、計量カップ7の開口端縁部22の内半径以下となっている。図示の例では、前記突出量Aは、計量カップ7の開口端縁部22の内半径と同等の大きさとなっている。
以上に示した計量キャップ1によれば、注出口12から計量カップ7内に内容物を注入するに際し、キャップ本体6が装着された容器2側と計量カップ7との相対的な位置及び姿勢を安定させることが可能となり、計量カップ7に内容物を精度良く注ぎ入れることができる。
また、注出筒5にスリット13が形成されているので、内容物を注出する際、スリット13から容器2内に空気を進入させながら内容物を注出できる。従って、内容物を注出させやすく、計量カップ7に注ぐ内容物の計量の精度が確保される。
また、内容物を先鋭部14に沿わせながら注出することで、内容物を計量カップ7内に導きやすく、注出時に内容物が計量カップ7の径方向の外側に飛び出るのを抑えることができる。
また、凹部27がキャップ本体6の周壁部8の開口端縁部11において周方向に沿って先鋭部14と対応する位置に形成されているので、注出筒5の注出口12から計量カップ7内に内容物を計量しながら注入するときに、凹曲面26を計量カップ7の外周面23に当接させるだけで、先鋭部14が計量カップ7の内側に向けて突出するように計量カップ7とキャップ本体6とを相対的に位置決めすることが可能となる。従って、注出口12から計量カップ7内(周壁部17内)に内容物を注入するに際し、計量カップ7とキャップ本体6との相対的な位置決めを容易にしつつ、計量カップ7に内容物を精度良く注ぎ入れることができる。
また、注出口12から計量カップ7内に内容物を注入するに際し、前記突出量Aが計量カップ7の周壁部17の開口端縁部22の内半径以下となっているので、注出口12が計量カップ7の開口部分のうちの計量カップ7の周壁部17側の部分から径方向中央部分までの間に確実に配置され、容器2の内容物を注出口12から計量カップ7に精度良く注ぎ入れることができる。
なお、本実施形態では、凹部27が前記開口端縁部11において周方向に沿って先鋭部14と対応する位置に形成されているものとしたが、凹部27が形成される位置は、これに限られるものではない。
また、本実施形態では、凹曲面26の曲率半径は、前記開口側部分24の被当接部分25の外半径と同等の大きさL3となっているが、大きさL3以上であれば良い。更に、凹部27を画成する壁面の形状は、凹曲面でなくても良く、例えば凹部の縦断面視形状が矩形状であっても良い。この場合であっても、キャップ本体6と計量カップ7とを互いに少なくとも複数点で接触させることができる。
また、本実施形態では、前記突出量Aは、計量カップ7の開口端縁部22の内半径と同等であるとしたが、これに限られない。例えば、前記突出量Aは、前述のように計量カップ7の周壁部17の開口端縁部22に注出筒5の前側側面5aを当接させ、且つ、計量カップ7の周壁部17の外周面23にキャップ本体6の凹曲面26を当接させた状態で、注出口12が計量カップ7の開口部分に配置される大きさであれば良い。
(第2実施形態)
次に、本発明に係るキャップの第2実施形態を、図4から図6を参照して説明する。
図4は、本発明に係る第2実施形態におけるキャップの縦断面図である。図5は、図4に示す計量カップの斜視図である。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態の計量キャップ30では、図4に示すように、キャップ本体36の周壁部8の開口端縁部11には凹部が形成されていない。そして、図4及び図5に示すように、計量カップ37の周壁部17の外周面23に、その周壁部17における中心軸線L方向に沿った開口方向を向いて開口する凹部32が形成されている。また、この凹部32を画成する壁面は、キャップ本体36の周壁部8における開口端縁部11の外半径以上の曲率半径を有する凹曲面31となっている。
図示の例では、図4に示すように、凹部32は、計量カップ37の前記開口側部分24のキャップ軸O方向の中間部分に形成されている。また、図5に示すように、凹曲面31は、前記開口側部分24において周方向の全域に亘って複数形成されている。各凹曲面31の曲率半径は、いずれもキャップ本体36の周壁部8における開口端縁部11の外半径と同等の大きさL1となっている。また、凹曲面31は、互いの周方向端部31aが連結されて配置されている。また、図4に示すように、凹曲面31の周方向中央部31bから計量カップ37の下端までのキャップ軸O方向に沿った距離は、前記大きさL2と略同等となっている。
つまり、図4に示すように、計量カップ37の周壁部17の下端部は、周壁部17において下端部より上側に位置する大径部分に比べてキャップ軸O方向に沿った全域に亘って外径が小さく形成されると共に、前記大径部分に段部を介して連結され、これにより段部の端面に凹部32及び凹曲面31が形成されている。
次に、以上のように構成された計量キャップ30の使用方法の一例について説明する。図6は、図4に示すキャップの使用方法の一例について説明する工程図である。
まず、キャップ本体36と計量カップ37との螺合を解除して、キャップ本体36から計量カップ37を取り外す。
次いで、周壁部17の開口が鉛直上方を向くように計量カップ37を保持しつつ、その開口の径方向内側に注出筒5の注出口12が位置するように容器2を傾け、注出筒5の注出口12から計量カップ37内に内容物を注入する。
この際、図6に示すように、キャップ本体36の周壁部8の開口端縁部11の外周面に凹曲面31をキャップ本体36の径方向の外側から当接させる。
ここで、凹部32は、計量カップ37の周壁部17におけるキャップ軸O方向に沿った開口方向を向いて開口し、且つ計量カップ37の開口側部分24に形成されているので、キャップ本体36のキャップ軸Oと計量カップ37の中心軸線Lとが交差するように両者を相対的に位置決めすることができる。
また、凹曲面31の曲率半径がキャップ本体36の周壁部8における開口端縁部11の外半径と同等の大きさL1となっているので、凹曲面31は、その全面に亘って前記開口端縁部11の外周面と面接触される。従って、キャップ本体36が装着された容器2側と計量カップ37との相対的な位置及び姿勢を安定させることができる。しかも、計量カップ37は、凹曲面31を介してキャップ本体36を支持することができるので、両者の姿勢をより安定させることができる。
またこの際、キャップ本体36の周壁部8の開口端縁部11の端面を計量カップ37の周壁部17の下端部の外周面23に当接させることで、キャップ本体36が装着された容器2側を計量カップ37の径方向に対して相対的に位置決めすることもできる。
以上に示した計量キャップ30によれば、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本実施形態では、凹曲面31の曲率半径は、キャップ本体36の周壁部8における開口端縁部11の外半径と同等の大きさL1となっているが、大きさL1以上であれば良い。更に、凹部32を画成する壁面の形状は、凹曲面でなくても良く、例えば凹部の縦断面視形状が矩形状であっても良い。この場合であっても、キャップ本体36と計量カップ37とを互いに少なくとも複数点で接触させることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記各実施形態では、凹曲面26、31が、キャップ本体6、36の周壁部8における開口端縁部11及び計量カップ7、37の周壁部17の外周面23のうちのいずれか一方に形成されているものとしたが、これに限られず、両方に設けられていても良い。この場合、内容物の計量カップ内への注入に際し、キャップ本体の周壁部における開口端縁部に形成された一方の凹曲面を、その全面に亘って計量カップの周壁部の外周面に面接触させつつ、計量カップの周壁部の外周面に形成された他方の凹曲面を、その全面に亘ってキャップ本体の周壁部における開口端縁部の外周面に面接触させることが可能となり、キャップ本体が装着された容器側と計量カップとの相対的な位置及び姿勢をより一層安定させることができる。
また、前記各実施形態では、注出筒5には、キャップ軸O方向に延びるスリット13が形成されているが、スリット13は無くても構わない。
また、前記各実施形態では、注出口12は先鋭部14を有しているが先鋭部14は無くても構わない。
また、前記各実施形態では、キャップ本体6、36の周壁部8における開口端縁部11及び計量カップ7、37の周壁部17の外周面23は、それぞれの横断面視形状が円状である場合を例としたが、横断面視形状が多角形状であっても良い。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
本発明に係る第1実施形態におけるキャップの縦断面図である。 図1に示すキャップ本体の斜視図である。 図1に示すキャップの使用方法の一例について説明する工程図である。 本発明に係る第2実施形態におけるキャップの縦断面図である。 図4に示す計量カップの斜視図である。 図4に示すキャップの使用方法の一例について説明する工程図である。
符号の説明
1、30 キャップ
2 容器
3 口部
4 キャップ本体の底壁部
5 キャップ本体の注出筒
6、36 キャップ本体
7、37 計量カップ
8 キャップ本体の周壁部
11 キャップ本体の周壁部における開口端縁部
12 注出筒の注出口
13 スリット
14 先鋭部
17 計量カップの周壁部
23 計量カップの周壁部の外周面
26、31 凹曲面
27、32 凹部
L 計量カップの中心軸線
O キャップ軸(キャップ本体の中心軸線)

Claims (4)

  1. 有底筒状をなし、内容物を収容する容器の口部に装着されると共に、底壁部に前記内容物を注出する注出筒が立設されたキャップ本体と、
    有頂筒状をなし、前記キャップ本体に着脱自在に装着された計量カップと、
    を備える計量キャップであって、
    前記キャップ本体の周壁部における開口端縁部及び前記計量カップの周壁部の外周面のうちの少なくとも一方には、その周壁部における中心軸線方向に沿った開口方向を向いて開口する凹部が形成され、
    前記凹部を画成する壁面は、前記キャップ本体から前記計量カップを取り外して前記注出筒の注出口から計量カップ内に内容物を注入するときに、前記キャップ本体の周壁部における開口端縁部及び前記計量カップの周壁部の外周面のうちの他方にその径方向の外側から当接させられるように形成されていることを特徴とする計量キャップ。
  2. 請求項1に記載の計量キャップであって、
    前記凹部を画成する壁面は、前記他方の外半径以上の曲率半径を有する凹曲面であることを特徴とする計量キャップ。
  3. 請求項1又は2に記載の計量キャップであって、
    前記注出筒には、前記キャップ本体の中心軸線方向に延びるスリットが形成され、
    前記注出口において前記中心軸線を径方向で挟んで前記スリットの反対側に位置する部分は、前記中心軸線方向の外側に向かうに従い径方向の外側に向けて張り出した先鋭部となっていることを特徴とする計量キャップ。
  4. 請求項3に記載の計量キャップであって、
    前記凹部は、前記キャップ本体の周壁部の開口端縁部において周方向に沿って前記先鋭部と対応する位置に形成されていることを特徴とする計量キャップ。
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