JP6078250B2 - キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、容器本体の口部に着脱可能に装着されると共に容器本体から離脱して内容液を受け入れて用いられるキャップに関する。
一般に、液体洗剤、液体漂白剤、液体柔軟剤、溶剤等の液状物や、粒状洗剤、粒状漂白剤、粒状調味料等の粉粒物を収納する容器では、容器本体の口部にキャップを螺合により着脱可能に装着し、このキャップの着脱によって口部を開閉させる。前記キャップの中には、容器本体から離脱して容器本体内の液状の内容物(内容液)を受け入れ、該内容液を計量し、あるいは取り分けて少量ずつ使用するために用いられるものがある。
特許文献1には、有蓋筒状のキャップの開放側を容器本体の口部への螺合部とし、このキャップの周方向の一部を縦断する可撓部を設け、該可撓部によりキャップを縮径変形可能とすると共に、可撓部により樋状の注出口を形成可能としたものが開示されている。特許文献2には、容器本体の口部に螺合する外筒部と有蓋筒状の内筒部とを有し、内筒部の周壁部を部分的に屈曲させて樋状の注出部を形成したものが開示されている。
特開2002−308302号公報 特開2010−260575号公報
しかし、上記従来技術の内の前者のものは、キャップの可撓部が螺合部をも縦断しているため、容器本体への螺合時にキャップが拡径変形して螺合不良となる虞がある。上記従来技術の内の後者のものは、内筒部に樋状の注出部が形成されるものの、通常のキャップはポリプロピレン等の可撓性の乏しい樹脂材料で成型されることから、衣類等の被塗布物に内容液を塗布する際には注出部と被塗布物との間に隙間が生じてしまい、幅広に塗布するような作業が難しかった。
そこで本発明は、容器本体の口部に着脱可能に装着されると共に容器本体から離脱して内容液を受け入れて用いられるキャップにおいて、螺合部の変形による螺合不良を抑止した上で、受け入れた内容液を被塗布物に塗布する際の作業性を向上させることを目的とする。
上記課題の解決手段として、本願発明は、容器本体の口部に着脱可能に装着されるキャップにおいて、有蓋筒状の内筒部と、前記内筒部の外周に一体に設けられ、前記容器本体の口部に螺合される外筒部とを備え、前記内筒部が、少なくとも開放端部側の一部を形成する可撓部を有し、前記可撓部が、前記内筒部内に受け入れた内容液を案内するガイド部を有することを特徴とする。
本願発明によれば、内筒部内に内容液を受け入れてこれを被塗布物に塗布する際に、可撓部を被塗布物に密着させるように弾性変形させる等により、内容液の塗布幅を容易に調整することが可能となり、内容液の塗布作業性を向上させることができる。また、可撓部が口部に螺合される外筒部ではなく内筒部に設けられることで、キャップの口部への装着時に外筒部が拡径変形することによる螺合不良を抑止することができる。
また、可撓部の外側に付着した内容液をもれなく被塗布物に塗布することが可能となり、キャップ再装着時の口部周辺への液垂れを抑えることができる。また、可撓部における内筒部の内周側の面に内容液の流れを案内する等の突起を形成したとしても、キャップ成型時には可撓部の可撓性を利用して容易に型抜きをすることができる。
本願発明によれば、内筒部内の内容液を塗布する際の塗布幅の調整等を容易に行うことができる。また、ガイド部が内筒部内に突出しても、キャップ成型時には可撓部の可撓性を利用して容易に型抜きをすることができる。
本発明の第一実施形態における計量キャップ付き容器のキャップ周辺の軸線に沿う断面図である。 上記計量キャップ付き容器の計量キャップの斜視図である。 上記計量キャップの計量部を開放端部側から見た第一作用説明図である。 上記計量キャップの計量部を開放端部側から見た第二作用説明図である。 従来の計量キャップの計量部を開放端部側から見た比較用説明図である。 上記計量キャップの変形例を示す図2に相当する斜視図である。 本発明の第二実施形態における計量キャップの斜視図である。 図7の計量キャップの計量部を開放端部側から見た説明図である。 図7の計量キャップの変形例を示す図7に相当する斜視図である。 本発明の第三実施形態における計量キャップの斜視図である。 図10の計量キャップの作用を示す縦断面図に相当する説明図である。 図10の計量キャップの変形例を示す図10に相当する斜視図である。 図12の計量キャップの計量部を開放端部側から見た作用説明図である。 本発明の第四実施形態における計量キャップの斜視図である。 図14の計量キャップの計量部を開放端部側から見た説明図である。 図14の計量キャップの変形例を示す図14に相当する斜視図である。 図16の計量キャップの計量部を開放端部側から見た説明図である。 本発明の第五実施形態における計量キャップの斜視図である。 (a)は図18の計量キャップの計量部を開放端部側から見た説明図、(b)は(a)の作用説明図である。 上記各計量キャップの変形例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<第一実施形態>
図1は、計量キャップ付き容器1の正立状態の頂部の縦断面図である。計量キャップ付き容器1は、内容物を収納する容器本体2と、容器本体2における前記頂部に位置する口部3に着脱可能に装着される計量キャップ(キャップ)20とを備える。容器本体2は、内容物として液体洗剤、液体漂白剤、液体柔軟剤、溶剤等の液状物を収納する。以下、これらの内容物を内溶液と総称する。容器本体2の口部3は、中空のボトル体4の内口部5と該内口部5に装着された注出体6とで構成される。
ボトル体4は、例えばポリエチレン等の合成樹脂を用いたブロー成型により一体形成され、注出体6は、例えばポリプロピレン等の合成樹脂を用いた射出成型により一体形成される。計量キャップ20は、例えば後述する可撓部31は熱可塑性エラストマー等の可撓性に富む合成樹脂(可撓性材料)で形成され、可撓部31を除くキャップ本体部は例えばポリプロピレン等の合成樹脂で形成される。計量キャップ20は二色成型により一体形成され、かつ透明又は半透明に構成される。
内口部5は、上下方向に沿う円筒状をなし、ボトル体4の内部空間K1を前記正立状態の上方に開放させる。この内口部5に概略有底筒状の注出体6が上方から装着されると共に、この注出体6に概略有蓋筒状の計量キャップ20が上方から装着される。内口部5、注出体6及び計量キャップ20は、前記正立状態の上下方向に沿う中心軸線C1(以下、単に軸線C1という。)を共有する。以下、軸線C1に沿う方向をキャップ軸方向、軸線C1に直交する方向をキャップ径方向、軸線C1中心の周回方向をキャップ周方向という。また、キャップ軸方向における内口部5の開放側をボトル上方、内口部5のボトル内方側をボトル下方という。
注出体6は、内口部5にキャップ周方向の相対回転により螺合される本体側螺合筒部7と、本体側螺合筒部7のボトル上方側の端部からキャップ径方向内側に延びる環状の本体側フランジ部8と、本体側フランジ部8の内周方でボトル下方に膨出して内口部5内に入り込む有底円筒状の挿入部9と、挿入部9におけるボトル下方に凸のV字状の底壁部9aの一方の傾斜面からボトル上方に断面U字状をなして延びる樋部10と、本体側フランジ部8のキャップ径方向中間部からボトル上方に起立する円筒状の外口部11と、本体側フランジ部8のキャップ径方向中間部からボトル下方に垂下して内口部5の内周に密接する円筒状の本体側シールリップ部12とを有する。図中符号S1は挿入部9における円筒状の周壁部9bと樋部10の底面との間の隙間を、符号13は底壁部9aの一方の傾斜面から最下端部にかけて形成されてボトル体4の内部空間K1を開口させる開口部をそれぞれ示す。
内口部5の外周には第一ネジ山5aが螺旋状に突設され、本体側螺合筒部7の内周には第一ネジ山5aを螺合させる第二ネジ山7aが螺旋状に突設される。外口部11の外周には第三ネジ山11aが螺旋状に突設され、計量キャップ20の後述するキャップ側螺合筒部22の内周には第三ネジ山11aを螺合させる第四ネジ山22aが螺旋状に突設される。
図1,2に示すように、計量キャップ20は、ボトル上方から樋部10を収容するように挿入部9内に入り込む有蓋円筒状の計量部(内筒部)21と、計量部21のキャップ軸方向中間部の外周方に離間して設けられる円筒状のキャップ側螺合筒部(外筒部)22と、計量部21の蓋部21aの外周縁部から下方に延びてキャップ側螺合筒部22よりもボトル上方で計量部21の周壁部21bの外周を覆う外殻部23と、キャップ側螺合筒部22のボトル上方側の端部からキャップ径方向内側に延びて外殻部23の下端縁部に接続されるキャップ側フランジ部24と、キャップ側フランジ部24のキャップ径方向内側からボトル下方に垂下して外口部11の内周に密接する円筒状のキャップ側シールリップ部25とを有する。図中符号S2は計量部21の周壁部21bと外殻部23との間の隙間を示す。
計量部21の蓋部21aは、ボトル上方に凸のドーム状をなし、この蓋部21aの外周縁部から外殻部23がボトル下方に湾曲するように延びる。蓋部21a及び外殻部23は連続する球状の外面を形成し、キャップ上部に円みのある外観を形成する。軸線C1と平行な断面(縦断面、図1参照)において、計量部21内で蓋部21aと周壁部21bとがなす角度は鈍角であり、計量部21内における内容液の液残りを抑える。蓋部21aの外面には、計量部21の開放端部21cを上方に向けて計量キャップ20を載置する際の脚となる例えば五つの接地凸部26が形成される。接地凸部26は、計量キャップ20を安定して載置できるように少なくとも三つあればよい。計量部21の開放端部21cはキャップ径方向外側に湾曲し、計量部21内の内容液を流下させる際の周壁部21b外面への回り込みを抑える。
図2に示すように、計量部21の開放端部21c側におけるキャップ周方向の一部には、当該部位を除いたキャップ本体部に対して可撓性に富む可撓部31が設けられる。可撓部31は、計量部21の開放端部21c側におけるキャップ周方向の一部を、開放端部21cを含んで形成する。可撓部31は、キャップ径方向から見た側面視で、開放端部21cから蓋部21a側へ膨出する概略半円形の範囲に設けられる。可撓部31は、開放端部21c側ほどキャップ周方向の幅が広くなる。可撓部31は、キャップ側螺合筒部22を避けて設けられるといえる。
可撓部31は、被塗布物Aに押し付けられることで弾性変形し(図4参照)、可撓部31を有さない計量部21から内容液を注ぎつつ被塗布物Aに塗布する場合と比べて、内容液の幅広の塗布を可能とする。計量部21の開放端部21c側におけるキャップ周方向の一部のみが可撓部31とされることで、計量部21の剛性が確保されて可撓部31の被塗布物Aへの押し付けが容易であり、可撓部31の弾性変形量ひいては内容液の塗布幅の調整が容易である。
また、可撓部31がキャップ側螺合筒部22を避けて設けられることで、計量キャップ20の口部3への装着時に可撓部31によりキャップ側螺合筒部22が拡径変形して螺合不良を生じさせるようなこともない。
可撓部31は、キャップ本体部と同様、透明又は半透明とされ、可撓部31が計量部21内の計量目盛や内容液をキャップ外方から視認する際の妨げにならず、かつ可撓部31下の塗布面Bを視認しながら内容液の塗布を行うことが可能である。
図2〜4に示すように、可撓部31における計量部21の内周側の面(内周面)には、キャップ周方向で並列に並ぶ一対の直線状のリブ32が突設される。一対のリブ32は、キャップ軸方向に対して開放端部21c側ほど相互に近付くように傾斜して設けられる。これら一対のリブ32により、計量部21内の内容液を注ぎ出す際には、可撓部31の湾曲と相俟って、内容液が可撓部31における開放端部21c側の中間部に案内される。
図3に示すように、可撓部31を弾性変形させずに計量部21内の内容液Dを塗布する際には、一対のリブ32の開放端部21c側の端部間の幅H1で内容液Dを塗布可能である。
一方、図4に示すように、可撓部31を被塗布物Aに押し付けて該可撓部31を塗布面Bと平行になるように弾性変形させた際には、可撓部31の開放端部21c側の全幅H2で内容液Dを幅広に塗布可能である。
このように、可撓部31の弾性変形量を変化させることで、内容液Dの塗布幅を一対のリブ32の開放端部21c側の端部間の幅H1から可撓部31の開放端部21c側の全幅H2までの間で適宜調整可能である。
図5に示すように、可撓部31を有さない従来の計量キャップ29において、計量部21から内容液Dを注ぎ出しつつ被塗布物Aに塗布する際には、計量部21の被塗布物Aへの接触幅が狭いままで内容液Dの塗布幅も狭くなる。また、従来の計量キャップ29では、内容液Dの流出を安定させ難く、塗布幅が極端に狭まったり広がったりし易く、内容液Dの塗布幅を安定させ難い。
これに対し、可撓部31を有する本実施形態の計量キャップ20においては、一対のリブ32により内容液Dの流出を安定させて比較的狭い幅での塗布を安定させると共に(図3参照)、可撓部31の弾性変形により被塗布物Aへの接触幅を意図的に広げることが可能であり(図4参照)、広い塗布幅であっても安定的に内容液Dを塗布することが可能である。
また、可撓部31における計量部21の外周側の面(外周面)に付着した内容液Dをもれなく被塗布物Aに塗布することが可能であり、キャップ再装着時の容器本体2の口部3周辺への液垂れを抑えることが可能である。
さらに、可撓部31の内周面に内容液D案内用のリブ32等の突起(アンダーカット)を形成することで、計量キャップ20の成型時には、アンダーカットを有しながらも可撓部31の弾性変形によって型抜きが容易である。
図6に示す計量キャップ20’は、上記計量キャップ20に対し、可撓部31の開放端部21c側に、可撓部31の一部として開放端部21cよりも計量部21の開放側へ張り出す延出部31aを一体形成したものである。可撓部31の一対のリブ32は延出部31aの先端部まで延びる。この延出部31aにより、可撓部31の被塗布物Aへの接触面積が広がり、内容液をしっかり塗布することが可能となる。
以上説明したように、上記実施形態によれば、有蓋筒状の計量部21の開放端部21c側の一部を可撓部31とすることで、キャップ側螺合筒部22の拡径変形による螺合不良を抑止した上で、計量部21内の内容液の塗布幅を容易に調整することが可能となり、内容液の塗布作業性を向上させることができる。また、キャップ再装着時の口部3周辺への液垂れを抑え、かつキャップ成型時のリブ32の型抜きを容易にすることができる。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態について、図7〜9を参照して説明する。
この実施形態は、前記第一実施形態に対して、可撓部31に前記リブ32に代わり肉厚変化部33又は切り欠き部34を設ける点で特に異なる。その他の、前記実施形態と同一構成には同一符号を付して詳細説明は省略する。
図7,8に示す計量キャップ120において、可撓部31における開放端部21c側の中間部には、計量部21の内周側を肉抜きして蓋部21a側から開放端部21c側へ漸次肉厚を減少させる肉厚変化部33が形成される。この肉厚変化部33が内容液を注出する際の樋状の注出部となり、可撓部31の開放端部21c側の全幅よりも狭い幅で内容液を塗布可能である。一方、可撓部31を被塗布物Aに押し付けて弾性変形させることで、可撓部31の開放端部21c側の全幅で内容液を幅広に塗布可能である。
図9に示す計量キャップ120’のように、肉厚変化部33に代わり切り欠き部34を設けてもよい。この場合も、内容液の塗布幅を切り欠き部34の幅から可撓部31の開放端部21c側の全幅までの間で適宜調整可能である。
この実施形態においても、第一実施形態と同様、キャップ側螺合筒部22の拡径変形による螺合不良を抑止した上で、計量部21内の内容液の塗布幅を容易に調整することが可能となり、内容液の塗布作業性を向上させると共に、キャップ再装着時の口部3周辺への液垂れを抑えることができる。
<第三実施形態>
次に、本発明の第三実施形態について、図10〜13を参照して説明する。
この実施形態は、前記第一実施形態に対して、可撓部31に前記リブ32に代わりスリット形成部35,36を設ける点で特に異なる。その他の、前記実施形態と同一構成には同一符号を付して詳細説明は省略する。
図10,11に示す計量キャップ220において、可撓部31の中央部には、キャップ周方向に沿うスリット35aをキャップ軸方向で複数並べたスリット形成部35が形成される。この可撓部31を被塗布物Aに押し付けて弾性変形させると、複数のスリット35aにより弾性変形し易く、かつスリット35aから漏れた内容液が可撓部31の開放端部21c側の部位でしっかり塗布され、幅広の塗布を良好に行うことができる。
図12,13に示す計量キャップ220’において、可撓部31の開放端部21c側の中間部には、キャップ軸方向に沿うスリット36aをキャップ周方向で複数並べたスリット形成部36が形成される。この可撓部31を被塗布物Aに押し付けて弾性変形させると、湾曲した可撓部31が平坦状になることに伴うキャップ周方向の長さの変化をスリット形成部36が屈曲して吸収し、可撓部31が塗布面に密着される。また、スリット36aから漏れた内容液が可撓部31の開放端部21c側の部位でしっかり塗布される。これにより、上記同様、幅広の塗布を良好に行うことができる。
この実施形態においても、第一実施形態と同様、キャップ側螺合筒部22の拡径変形による螺合不良を抑止した上で、計量部21内の内容液の塗布幅を容易に調整することが可能となり、内容液の塗布作業性を向上させると共に、キャップ再装着時の口部3周辺への液垂れを抑えることができる。
<第四実施形態>
次に、本発明の第四実施形態について、図14〜17を参照して説明する。
この実施形態は、前記第一実施形態に対して、可撓部31に前記リブ32に代わり計量部21の外周側に突出する凸部37,38を設ける点で特に異なる。その他の、前記実施形態と同一構成には同一符号を付して詳細説明は省略する。
図14,15に示す計量キャップ320において、可撓部31における計量部21の外周側の面には、千鳥状に並ぶ複数の点状の凸部37が突設される。複数の凸部37は、可撓部31の開放端部21c側に集まり、可撓部31を被塗布物Aに押し付けた際に可撓部31と塗布面Bとの間に隙間を生じさせ、粘度の高い内容液でも厚さをもたせて塗布することが可能である。
図16,17に示す計量キャップ320’において、可撓部31における計量部21の外周側の面には、キャップ周方向で並列に並ぶ一対の直線リブ状の凸部38が突設される。一対の凸部38は、前記複数の凸部37と同様、可撓部31を被塗布物Aに押し付けた際に可撓部31と塗布面Bとの間に隙間を生じさせ、粘度の高い内容液でも厚さをもたせて塗布することが可能である。
この実施形態においても、第一実施形態と同様、キャップ側螺合筒部22の拡径変形による螺合不良を抑止した上で、計量部21内の内容液の塗布幅を容易に調整することが可能となり、内容液の塗布作業性を向上させると共に、キャップ再装着時の口部3周辺への液垂れを抑えることができる。また、内容液の塗布厚さを容易に確保することができる。
<第五実施形態>
次に、本発明の第五実施形態について、図18,19を参照して説明する。
この実施形態は、前記第一実施形態に対して、可撓部31に前記リブ32に代わりスリット形成部36’を設けると共に、一対のスリット36a’間に計量部21の外周側に突出する凸部39を設ける点で特に異なる。その他の、前記実施形態と同一構成には同一符号を付して詳細説明は省略する。
図18,19に示す計量キャップ420において、可撓部31の開放端部21c側の中間部には、キャップ軸方向に沿うスリット36a’をキャップ周方向で一対並べたスリット形成部36’が形成される。一対のスリット36a’は、計量部21を開放端部21c側からキャップ軸方向に沿って見たときに、計量部21の外周側ほど互いに接近するようにキャップ径方向に対して傾斜して設けられる。
スリット形成部36’における一対のスリット36a’間のキャップ径方向外側には、計量部21の外周側に突出する凸部39が形成される。凸部39は、キャップ軸方向に沿って見たときに、一対のスリット36a’の延長線となる一対の傾斜辺を有する台形状とされる。
図19(a)に示すように、スリット形成部36’は、可撓部31に外力が作用しない状態では、該可撓部31の弾性力により一対のスリット36a’を閉じ、内容液を漏らすことなく計量を可能とする。
一方、図19(b)に示すように、スリット形成部36’は、凸部39を被塗布物Aに押し付けた際には、一対のスリット36a’間の部位をキャップ径方向内側に弾性変形させ、一対のスリット36a’に間隙を形成し、該一対のスリット36a’から計量部21内の内容液を流出させつつ、これを被塗布物Aに塗布可能とする。
この実施形態においても、第一実施形態と同様、キャップ側螺合筒部22の拡径変形による螺合不良を抑止した上で、計量部21内の内容液の塗布幅を容易に調整することが可能となり、内容液の塗布作業性を向上させると共に、キャップ再装着時の口部3周辺への液垂れを抑えることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、図20に示す計量キャップ520のように、計量部21の開放端部21c側に複数の可撓部31,31’を有してもよい。この場合、各可撓部31,31’の大きさ等を互いに異ならせることで、異なるタイプの塗布を可能としてもよい。可撓部31,31’は、内外周面が平滑であってもよく、又は上記各実施形態の構成を適宜組み合わせて採用してもよい。
以上説明した各可撓部31,31’は、キャップ本体部とは異なる可撓性材料で形成されるが、キャップ本体部と同一の材料として、薄肉化やスリット等の形成により可撓性を持たせた構成としてもよい。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 計量キャップ付き容器
2 容器本体
3 口部
20,20’,120,120’,220,220’,320,320’,420,520 計量キャップ(キャップ)
21 計量部(内筒部)
21c 開放端部
22 キャップ側螺合筒部(外筒部)
31,31’ 可撓部
32 リブ(ガイド部)
33 肉厚変化部(ガイド部)
34 切り欠き部(ガイド部)
35,36,36’ スリット形成部(ガイド部)

Claims (3)

  1. 容器本体の口部に着脱可能に装着されるキャップにおいて、
    有蓋筒状の内筒部と、
    前記内筒部の外周に一体に設けられ、前記容器本体の口部に螺合される外筒部とを備え、
    前記内筒部が、少なくとも開放端部側の一部を形成する可撓部を有し、
    前記可撓部が、前記内筒部内に受け入れた内容液を案内するガイド部を有し、
    前記ガイド部が、内周側から外周側へ貫通するスリットを複数並べたスリット形成部を有することを特徴とするキャップ。
  2. 前記ガイド部が、互いに隣接する前記スリットの間に外周側に突出する凸部を有することを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
  3. 容器本体の口部に着脱可能に装着されるキャップにおいて、
    有蓋筒状の内筒部と、
    前記内筒部の外周に一体に設けられ、前記容器本体の口部に螺合される外筒部とを備え、
    前記内筒部が、少なくとも開放端部側の一部を形成する可撓部を有し、
    前記可撓部が、前記内筒部内に受け入れた内容液を案内するガイド部を有し、
    前記ガイド部は、前記可撓部の内周側に突設されてキャップ周方向で並列に並ぶ一対のリブを有し、
    前記一対のリブは、キャップ軸方向に対して開放端部側ほど相互に近付くように傾斜して設けられることを特徴とするキャップ。
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