JPH08150018A - 口紅容器 - Google Patents
口紅容器Info
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- JPH08150018A JPH08150018A JP6296294A JP29629494A JPH08150018A JP H08150018 A JPH08150018 A JP H08150018A JP 6296294 A JP6296294 A JP 6296294A JP 29629494 A JP29629494 A JP 29629494A JP H08150018 A JPH08150018 A JP H08150018A
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Abstract
発生する摩擦抵抗に関わらず紅の繰り出し繰り下げを容
易に行い且つ紅の破断や破損を防止する。 【構成】中皿2の内周面に軸心に対して傾斜させると共
に上部側の径よりも下部側の径の方が大きい傾斜段部6
を形成し、この傾斜段部に沿って互いに対向することの
ない位置に複数の突起7を設ける。
Description
関し、特に中皿の繰下げ時に充填された口紅が破断する
虞のない口紅容器に関するものである。
ように構成されたものが一般的に用いられている。この
口紅容器では、内周面にリング状突起51aを形成した中
皿51の底部51bからキャップ52に被蓋された中具53に口
紅54を充填している。従って、口紅54は中皿51の上端面
51c及びリング状突起51aの周囲にも充填される。口紅
の使用する際に中具53から繰り出すときは、中皿51を上
昇させて上端面51cとリング状突起51aとによって口紅
54を押し出し、口紅54を繰り下げるときは、中皿51を下
降させてリング状突起51aのみによって口紅54を繰り下
げる。
具53に密接し、口紅54の繰り出し時及び繰下げ時に大き
な摩擦抵抗が発生する。特に、口紅54の繰下げ時には、
前記摩擦抵抗が全てリング状突起51aと、該突起51aと
対向する口紅54(シアリング面54a)に作用するため、
接触面圧が高くなって口紅54が破損したり或いはシアリ
ング面54aで破断して、口紅54の繰り出し,繰下げが不
能になるという問題が生じている。
57-45921号公報に開示された技術が提案されている。こ
の技術は口紅容器の中皿に関するものであり、中皿の内
周壁に対象位置に他の突起部が来ることのないように連
続的な或いは部分的な係合装置を設けたものである。こ
の技術では成形時の口紅の棄損や使用時の逸脱を防止す
ることが可能となる。
ても使用時に於ける口紅の破断を完全に防止し得るもの
ではなく、未だ改良の余地が残されている。
用時に於ける口紅の破断を略完全に防止することが出来
る口紅容器を提供することにある。
に本発明に係る口紅容器は、底充填式の口紅容器であっ
て、内周面に上部側の径よりも下部側の径が大きく且つ
軸心に対して傾斜した傾斜段部を設けると共に該段部に
沿って且つ互いに対向することのない位置に複数の突起
を設けた中皿を有して構成されるものである。
も下部側の径が大きい段部を形成すると共に該段部に沿
って且つ互いに対向することのない位置に複数の突起を
設けたので、中皿内部の口紅の断面積は段部の下部側
(充填側)の方が上部側よりも大きくなる。特に、前記
段部が軸心に対して傾斜しているため、口紅を繰り下げ
る際に発生する摩擦抵抗による剪断力が作用する面の面
積、及び段部と口紅との接触面積をより大きくすること
が可能となり、口紅の単位面積当たりに作用する剪断力
及び面圧を小さくすることが出来る。
際に両者の間に大きな接触摩擦が働いた場合であって
も、口紅を破断することなく中具の内部に繰り下げるこ
とが出来る。
用いて説明する。図1は口紅充填時の口紅容器を説明す
る図、図2は口紅を使用する際に中具から繰り出した状
態を説明する図、図3は中皿の構成を説明する一部を破
断した斜視図である。
成について概略的に説明する。口紅容器は、充填された
紅1と一体化して使用の都度該紅1を繰り出し,繰り下
げる中皿2と、紅1を保護する筒状の中具3と、中皿2
を昇降駆動する下部筒4と、中具3及び紅1をカバーす
る上部筒(図示せず)とによって構成されている。
り付けて該開口を閉鎖し、中皿2を下降限まで下降させ
た状態で該中皿2の底部の穴2aから軟化した紅材を充
填して冷却することで、中皿2,中具3,キャップ5に
よって規定された空間に紅1が充填される。
沿ってガイド溝3aが形成されており、このガイド溝3
aに中皿2のガイド突起2bが嵌合している。また下部
筒4の内部には螺旋状の溝4aが形成されており、該溝
4aに中皿2のガイド突起2bが嵌合している。従っ
て、下部筒4を中具3に対して回転させると、この回転
に伴って中皿2が中具3の内部を回転することなく軸心
に沿って昇降する。中皿2の昇降に伴って紅1が中具3
から繰り出され、或いは繰り下げられる。
する。中皿2は筒状の部材によって構成されており、底
部に穴2aが形成され外周面に一対のガイド突起2bが
形成されている。また上端部には外径が中具3の内径よ
りも僅かに小さいフランジ2cが形成され、該フランジ
2cによって充填された軟化した紅材の漏洩を防止し得
るように構成されている。
傾斜させた傾斜段部6が形成され、該段部6に沿って複
数の突起7が形成されている。前記傾斜段部6及び突起
7は、繰り出された紅1を繰り下げる際に、紅1との接
触部位に於ける紅1の部分的な破損や破断を防止するこ
とを目的として形成されたものである。
た段部として形成され、該段部6に沿って複数の突起7
が形成されている。この傾斜段部6の軸心に対する傾斜
角度は特に限定するものではなく、中具3に対する紅1
の接触長さや両者の間に発生する摩擦抵抗の値、或いは
中皿2の上部側の内径寸法等に応じて適宜設定すること
が好ましい。
ジ2cまで等しい径を持って形成され、また傾斜段部6
の下部側(充填側)は該段部6の上部側よりも大きい径
を持って底面に形成された穴2aまで形成されている。
斜断部6の上部側の径によって規定されることとなる。
また紅1と傾斜断部6との接触面はリング状となり、紅
1を繰り下げる際に剪断力が作用する面(シアリング
面)の面積は傾斜段部6の上部側の径と、該段部6の下
部側に充填された紅1の厚さによって規定される。更
に、傾斜段部6と紅1との接触面の面積は、該段部に於
ける上部側と下部側の径の差、及び該段部6の軸心に対
する傾斜角度によって規定される。
に複数の突起7が形成されている。この突起7は互いに
対向することのない位置に形成されており、夫々の突起
7は紅1に食い込んで該紅1を保持し得るように構成さ
れている。突起7の数は特に限定するものではない。
を形成した中皿2を有する口紅容器では、中皿2を上昇
させて紅1を繰り出す際に下部筒4を回転させると、こ
の回転に伴って発生する力が中皿2のフランジ2c及び
突起7を介して紅1に伝達され、該紅1と中具3と接触
摩擦に抗して紅1を繰り出す。このとき中具3のガイド
溝3aと中皿2のガイド突起2bとの間の間隙に応じて
中皿2に僅かな角度の回転が生じた場合、この回転力は
突起7を介して紅1に伝達され、紅1と中具3との摩擦
抵抗に応じて、紅1を中具3の内部で僅かに回転させる
か或いは紅1を回転させることなく中皿2を上昇させ
る。
筒4の回転に伴う力は中皿2の傾斜段部6,突起7を介
して紅1に伝達され、紅1と中具3との接触摩擦に抗し
て紅1を繰り下げる。このとき、紅1のシアリング面に
剪断力が作用するが、該面の面積が大きいため、単位面
積当たりに作用する剪断力の値を小さくすることが可能
となり紅1の破断を防止することが可能となる。また傾
斜段部6と紅1との接触面積が大きいため紅1に対し局
部的に力が作用することがなく、両者の間に生じる接触
圧を低減させることが可能となり、紅1の局部的な破損
を防止することが可能となる。
口紅容器では、中皿の内周面に傾斜段部を設けると共に
該段部に沿って且つ互いに対向することのない位置に複
数の突起を設けたので、充填された紅と中具との間に摩
擦抵抗が発生するにも関わらず、紅の繰り出し,繰り下
げを円滑に行うことが出来る。
大きくしたので、紅を繰り下げる際に紅の単位面積当た
りに作用する力を小さくすることが可能となり、紅の破
断を防止すると共に局部的な破損を防止することが出来
る等の特徴を有するものである。
説明する図である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 底充填式の口紅容器であって、内周面に
上部側の径よりも下部側の径が大きく且つ軸心に対して
傾斜した傾斜段部を設けると共に該段部に沿って且つ互
いに対向することのない位置に複数の突起を設けた中皿
を有することを特徴とした口紅容器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP29629494A JP3565360B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 口紅容器 |
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JP29629494A JP3565360B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 口紅容器 |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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1994
- 1994-11-30 JP JP29629494A patent/JP3565360B2/ja not_active Expired - Fee Related
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