JP2007246631A - 液体組成物および顔料微粒子の製造方法並びにインクジェット記録用インク組成物 - Google Patents

液体組成物および顔料微粒子の製造方法並びにインクジェット記録用インク組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】電子写真技術やインクジェット技術の分野に用いられる、不純物となり得る分散剤を用いることなく、粒子径が小さく、サイズ均一性の高い、良好な分散安定性を有する顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法を提供する。
【解決手段】(1)常温常圧(但し、常温は25±15℃を表す。常圧は1.01325×105±0.01333×105Paを表す。)において溶剤に不溶な顔料Aと、常温常圧において前記溶剤に可溶な顔料Bとを含む少なくとも2種類以上の顔料と、前記溶剤との混合物を常温を越える温度で、かつ常圧を越える圧力に保持して前記顔料Aおよび顔料Bが溶解した顔料溶液を得る工程と、(2)前記顔料溶液を顔料Aが析出する温度以下に冷却して、該顔料溶液より前記顔料Aと顔料Bを含む顔料微粒子を析出させる工程を有する顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法、顔料微粒子の製造方法および上記の方法により製造された液体組成物を含有するインクジェット記録用インク組成物に関するものである。
近年、デジタル印刷技術は非常な勢いで進歩している。このデジタル印刷技術は、電子写真技術やインクジェット技術といわれるものがその代表例であるが、近年オフィス、家庭等における画像形成技術としてその存在感をますます高めつつある。
電子写真技術の分野において、有機光導電物質を用いた電子写真感光体(以下、有機感光体と表現する)が注目を集めている。有機感光体は、成膜性が良く塗工により生産できること、極めて生産性が高くコストが安価であること、また、使用する有機顔料の増感剤の選択により、感受性を自在に制御できる等の利点を有する。
多くの有機感光体は、電荷発生層と電荷輸送層の少なくとも2層で形成されており、電荷発生層で光により生成したキャリアが電荷輸送層に注入され、感光体の表面電荷を中和することによって静電画像が得られる。画像特性等の電子写真特性は、電荷発生層に負うところが大きく、キャリア発生量の多さや、発生均一さ、さらに発生したキャリアをいかに効率良く電荷輸送層に注入するかが、有機感光体の開発の要点になる。
一般に、電荷発生層の特性は、電荷発生物質である有機顔料の粒子サイズによって影響されることが知られている。粒子サイズが小さい場合には、表面積効果による電荷発生効率が増大し、さらに電荷発生層を均一、且つ平滑に形成させることができるため、良好な電子写真特性が得られると考えられている。
一方、インクジェット技術の分野においても、その画像形成特性が有機顔料の粒子サイズに影響を受けると考えられている。インクジェット技術の一例として、インクタンクから供給されたインクをノズル中のヒーターで加熱して蒸発発泡し、インクを吐出させて記録媒体に画像を形成させるという方法がある。また、他の例としてピエゾ素子を振動させることでノズルからインクを吐出させる方法がある。
これらの方法には、従来、水溶性の染料インクが適用されてきたが、にじみやフェザリング、耐候性などに関し問題点を有しており、これらを改善する目的として、近年では顔料インクの利用が検討されはじめている。
しかしながら、顔料インクは長期保存安定性やインクジェットヘッドからの吐出安定性において、染料インクと比較して劣る場合が多い。さらに、顔料粒子による光散乱や光反射が生じるため、一般に顔料インクにより形成された画像は染料インクによる画像と比較して発色性が劣る傾向にある。
このような状況の中、有機顔料の小粒子径化は、顔料インクの発色性を改善する方法として注目されている。100ナノメートル以下に小粒子径化された顔料(以下、顔料微粒子という)は、光散乱の影響が小さく、且つ比表面積が増大するため染料なみの発色性が得られると考えられている。
有機顔料を小粒子径化するための手法として、サンドミルやロールミル、ボールミル等の分散機を用いて機械的に行うのが一般的である。これらの方法では顔料を一次粒子付近(100ナノメートル程度)まで小粒子径化するのが限界である。さらなる小粒子径化が要求される場合には、多大な時間とコストを必要とするばかりか、均一な品質のものを安定供給することが困難となる(特許文献1参照)。
一方、特許文献2や特許文献3では、有機顔料を溶剤に溶解させた後、有機顔料の溶解液と有機顔料の貧溶剤とを混合して再析出させる顔料微粒子の製造法が提案されている(以下、再析出法と表現する)。しかしながら、再析出法によってナノメートルサイズの顔料微粒子を製造するためには、過剰な分散剤を反応系内に介在させることが必要であるため、この手法によって得られる顔料微粒子は、その表面に大量の吸着性分散剤を有する。
再析出法によって小粒子径化した顔料微粒子を、電子写真感光体の電荷発生層に適用しようとする場合、顔料微粒子とともに不純物として分散剤を含有するため、電荷発生層の電荷発生効率が低下し、さらに繰り返し使用による電子写真特性の劣化にもつながる。また、このような顔料微粒子を顔料インクとして適用する場合、顔料微粒子とともにインク内に大量の分散剤が含有されるため、処方における自由度の低下や、粘度上昇による吐出特性の低下などが懸念される。
特開平10−110111号公報 特公平6−96679号公報 特開2004−91560号公報
上記の従来の顔料微粒子の製造方法では、顔料を分散させるための分散剤を用いていたが、分散剤は発色しないので、例えばインクに含有される場合には不純物となる。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、不純物となり得る分散剤を用いることなく、粒子径が小さく、サイズ均一性の高い、良好な分散安定性を有する顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法を提供するものである。
また、本発明は、良好な分散安定性を有する顔料微粒子の製造方法を提供するものである。
さらに、本発明は、上記の方法により製造された液体組成物を含有するインクジェット記録用インク組成物を提供するものである。
上記課題を解決するための第一の発明は、顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法であって、
(1)常温常圧(但し、常温は25±15℃を表す。常圧は1.01325×105±0.01333×105Paを表す。)において溶剤に不溶な顔料Aと、常温常圧において前記溶剤に可溶な顔料Bとを含む少なくとも2種類以上の顔料と、前記溶剤との混合物を常温を越える温度で、かつ常圧を越える圧力に保持して前記顔料Aおよび顔料Bが溶解した顔料溶液を得る工程と、
(2)前記顔料溶液を顔料Aが析出する温度以下に冷却して、該顔料溶液より前記顔料Aと顔料Bを含む顔料微粒子を析出させる工程
を有することを特徴とする顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法に係る。
上記課題を解決するための第二の発明は、顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法であって、
(1)溶剤と、常温常圧において前記溶剤に不溶な顔料Aとの混合物を常温を越える温度で、かつ常圧を越える圧力に保持して前記顔料Aが溶解した顔料溶液Aを得る工程と、
(2)溶剤に、常温常圧において前記溶剤に可溶な顔料Bを溶解して顔料溶液Bを得る工程と、
(3)前記顔料溶液Aと顔料溶液Bを接触させて前記顔料Aと顔料Bを含む顔料微粒子を析出させる工程
を有することを特徴とする顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法に係る。
上記課題を解決するための第三の発明は、上記の方法により製造された顔料微粒子を含有する液体組成物から溶剤を除去する工程を有することを特徴とする顔料微粒子の製造方法に係る。
上記課題を解決するための第四の発明は、上記の方法により製造された液体組成物を含有することを特徴とするインクジェット記録用インク組成物に係る。
本発明によれば、不純物となり得る分散剤を用いることなく、粒子径が小さく、サイズ均一性の高い、良好な分散安定性を有する顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法を提供することができる。
また、本発明は、良好な分散安定性を有する顔料微粒子の製造方法を提供することができる。
さらに、本発明は、上記の方法により製造された液体組成物を含有するインクジェット記録用インク組成物を提供することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の第一の発明は、顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法であって、
(1)常温常圧において溶剤に不溶な顔料Aと、常温常圧において前記溶剤に可溶な顔料Bとを含む少なくとも2種類以上の顔料と、前記溶剤との混合物を常温を越える温度で、かつ常圧を越える圧力に保持して前記顔料Aおよび顔料Bが溶解した顔料溶液を得る工程と、
(2)前記顔料溶液を顔料Aが析出する温度以下に冷却して、該顔料溶液より前記顔料Aと顔料Bを含む顔料微粒子を析出させる工程
を有することを特徴とする顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法である。
また、本発明第二の発明は、顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法であって、
(1)溶剤と、常温常圧において前記溶剤に不溶な顔料Aとの混合物を常温を越える温度で、かつ常圧を越える圧力に保持して前記顔料Aが溶解した顔料溶液Aを得る工程と、
(2)溶剤に、常温常圧において前記溶剤に可溶な顔料Bを溶解して顔料溶液Bを調整する工程と、
(3)前記顔料溶液Aと顔料溶液Bを接触させて前記顔料Aと顔料Bを含む顔料微粒子を析出させる工程
を有することを特徴とする顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法である。
上記の第一および第二の発明により、不純物となり得る分散剤を用いることなく、良好な分散安定性を有する顔料微粒子を含有する液体組成物得ることができる。ただし、本発明における常圧とは、日常生活における外気温を超えない温度範囲で、具体的には25±15℃である。また、常圧とは、日常生活における外気圧を超えない圧力範囲で、具体的には1.01325×105±0.01333×105Paである。
まず、図面に基づいて、本発明における第一の発明の顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法の概略について説明する。図1は、本発明における顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法を説明する概略図である。常温常圧において溶剤に不溶な顔料Aと、常温常圧において前記溶剤に可溶な顔料Bを含む2種類の顔料を用意する(図1(a))。顔料Aと、顔料Bを溶剤と混合した混合物を常温を越える温度で、かつ常圧を越える圧力に保持して前記顔料Aおよび顔料Bを溶解して顔料溶液を得る(図1(b))。前記顔料溶液を顔料Aが析出する温度以下に冷却すると、不溶な顔料Aが粒子核を形成して、顔料が凝集する過程で、可溶な顔料Bが析出した粒子核に吸着して顔料微粒子が析出し、分散安定性が付与された顔料微粒子が得られる(図1(c))。
次に、本発明における第二の発明の顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法の概略について説明する。図2は、本発明における顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法を説明する概略図である。溶剤と、常温常圧において溶剤に不溶な顔料Aとの混合物を常温を越える温度で、かつ常圧を越える圧力に保持して前記顔料Aが溶解した顔料溶液Aを得る(図2(a))。一方、溶剤に、常温常圧において溶剤に可溶な顔料Bを溶解して顔料溶液Bを得る(図2(b))。顔料溶液Aと顔料溶液Bを接触させると、不溶な顔料Aが粒子核を形成して、顔料が凝集する過程で、可溶な顔料Bが析出した粒子核に吸着して顔料微粒子が析出し、分散安定性が付与された顔料微粒子が得られる(図2(c))。
本発明における可溶、不溶の定義について説明する。
溶剤に対する物質の溶解性を表す指標として溶解度パラメータ(SP値)がある。SP値は(ΔEv/V)1/2として定義される物性値(ただし、ΔEvはモル蒸発エネルギー、Vはモル体積)である。SP値は、化学組成から計算で求める他、蒸発熱からの計算、屈折率からの計算、表面張力からの計算等から求めることができる。溶剤と物質のSP値の差が小さい値であるほど、溶解性が良好であることを意味する。
ただし、SP値による溶解性の議論には限界があるため注意が必要である。例えば水のような極性の大きい溶剤を対象とする場合、SP値から溶解性を予測することは適切でなく、実験による評価が必須となる。このような理由から、本発明においても顔料の溶剤への溶解性は、以下に説明する溶解度試験によって評価している。
顔料と溶剤を、顔料の濃度が3質量%となるように混合し、25℃にて24時間振とうしてから24時間放置する。そして、その混合状態が均一な状態として存在する場合を可溶性、ゲルまたは粒状の外観や明らかな濁りを示す不完全溶解として存在する場合を部分可溶性、顔料と溶媒の作用が認められない、いわゆる不溶状態である場合を不溶性として定義する。ここで、本発明における可溶とは可溶性及び部分可溶性を包含する表現である。
次に、本発明における温度、及び圧力の定義について説明する。
本発明の第一の発明では、常温常圧において溶剤に不溶な顔料を溶剤に溶解させるため、少なくとも一種類以上の溶剤に不溶な顔料Aと、少なくとも一種類以上の溶剤に可溶な顔料Bと、溶剤から構成される混合物を常温を越える温度(高温と記す)で、かつ常圧を越える圧力(高圧と記す)に保持することを特徴としている。
ここで、常温は25±15℃を表す。常圧は1.01325×105±0.01333×105Paを表す。常温以上の温度(高温)とは、40℃以上の温度であり、常圧以上の圧力(高圧)とは、1.02658×105Pa以上の圧力である。好ましくは、好ましくは顔料と溶剤の混合物を、溶剤の密度が臨界点における密度の2.5倍以下、もしくは常温・常圧における密度の0.8倍以下の少なくとも一方を満足する亜臨界ないしは超臨界条件下に保持する場合に、本発明を効果的に実施することが可能である。
本発明の第二の発明では、常温常圧において溶剤に不溶な顔料を、溶剤に溶解させるため、溶剤に不溶な顔料と、溶剤の混合物を高温・高圧状態に保持することを特徴としている。ここで、高温、高圧とは上記と同様である。
本発明における、顔料微粒子の形成メカニズムについて説明する。
まず、本発明の第一の発明におけるメカニズムについて説明する。常温常圧において溶剤に不溶な少なくとも一種類以上の顔料Aと、常温常圧において溶剤に可溶な少なくとも一種類以上の顔料Bと、溶剤の混合物を高温高圧状態に保持することで、常温常圧において溶剤に不溶な顔料Aを溶剤に溶解させて混合液とすることができる。この混合液を冷却すると、溶解状態にあった常温常圧において溶剤に不溶な顔料Aが急激に不溶化されて粒子核を形成し、さらにそれが凝集して顔料微粒子を形成する過程において、常温常圧において溶剤に可溶な顔料が顔料微粒子表面に吸着、あるいは取り込まれることによって、顔料微粒子に分散安定性が付与される。つまり、本発明の第一の発明によって形成される顔料微粒子は、顔料微粒子の中心付近には、常温常圧において溶剤に不溶な顔料Aが優先的に存在し、表面付近には、常温常圧において溶剤に可溶な顔料Bが優先的に存在するという特徴を有する。
次に、本発明の第二の発明におけるメカニズムについて説明する。常温常圧において溶剤に不溶な少なくとも一種類以上の顔料Aと、溶剤の混合物を高温高圧状態に保持することで、常温常圧において溶剤に不溶な顔料Aを溶剤に溶解させて顔料溶液Aを得る。一方、常温常圧において溶剤に可溶な少なくとも一種類以上の顔料Bと、溶剤から構成される顔料溶液Bを得る。この顔料溶液Aと顔料溶液Bを接触させて、冷却すると、溶解状態にあった常温常圧において溶剤に不溶な顔料Aが急激に不溶化されて粒子核を形成し、さらにそれが凝集して顔料微粒子を形成する過程において、常温常圧において溶剤に可溶な顔料Bが顔料微粒子表面に吸着、あるいは取り込まれることによって、顔料微粒子に分散安定性が付与される。つまり、本発明の第二の発明によって形成される顔料微粒子は、顔料微粒子の中心付近には、常温常圧において溶剤に不溶な顔料Aが優先的に存在し、表面付近には、常温常圧において溶剤、及び第二溶剤に可溶な顔料Bが優先的に存在するという特徴を有する。
前記混合物を高温高圧状態に保持する方法として、加圧状態で容器内をヒーター等で加温することができる。また、別の方法では、マイクロウェーブにより局所加熱を施すことも可能である。ただし本発明における、顔料と溶剤の混合物を、高温高圧状態に保持する手法は、これらに限定されるものではなく、本発明を良好に実施できる範囲において公知のいかなる方法をも適用することが可能である。
次に、本発明の第一の発明における混合液の冷却方法について説明する。
顔料と溶剤の混合物を、高温・高圧状態に保持して混合液とした後、顔料微粒子を再析出させることを目的として前記混合液を冷却する。冷却温度は、顔料Aが析出する温度以下で、且つ、本発明を実施可能な範囲において何℃でも適用可能である。
混合液を冷却する方法として自然冷却を用いることができる。また、別の方法では、恒温槽もしくはクーラーなどの温度管理装置を利用して人為的に冷却することも可能である。さらに別の方法として、混合液よりも温度が低い何らかの液体と、混合液を接触させることによっても混合液を冷却することができる。常温常圧において溶剤に可溶な顔料Bが、前記液体と相溶性を示す場合には、常温常圧において溶剤に可溶な顔料Bを、前記液体中に含有させておくことができる。また、溶剤と前記液体は同様の溶剤であっても異なる溶剤であっても良い。ただし、本発明の第一の発明における混合液を冷却する方法はこれらに限定されるものではなく本発明を良好に実施できる範囲においていかなる方法をも適用することが可能である。
次に、本発明の第二の発明における混合液の冷却方法について説明する。
常温常圧において溶剤に不溶な顔料Aと溶剤の混合物を、高温高圧状態に保持して顔料溶液Aと、常温常圧において溶剤に可溶な顔料Bと、溶剤から構成される顔料溶液Bを接触させる。高温高圧の顔料溶液Aを、常温の温度が低い顔料溶液Bで冷却することによって、顔料微粒子を再析出させる。接触方法は、本発明の目的が達成可能な範囲に従来公知のいずれの方法をも適用することができる。
本発明における顔料について説明する。
使用する顔料の種類は特に限定されず、公知の顔料を用いることができる。例示すると、無金属フタロシアニン、銅フタロシアニン、ハロゲン化銅フタロシアニン、チタニルフタロシアニンなどのフタロシアニン系顔料;不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、アゾレーキ、キレートアゾ顔料などのアゾ系顔料;キナクリドン系顔料;イソインドリノン系顔料;インダンスロン系顔料;ジケトピロロピロール系顔料;ジオキサジン系顔料;ペリレン系顔料;ペリノン系顔料;アントラキノン系顔料等が挙げられるが、使用可能な顔料はこれらに限定されるわけではない。
顔料の例として、C.I.Pigment Yellow 1、同3、同12、同13、同14、同17、同42、同55、同62、同73、同74、同81、同83、同93、同95、同97、同108、同109、同110、同128、同130、同151、同155、同158、同139、同147、同154、同168、同173、同180、同184、同191、同199、
C.I.Pigment Red 2、同4、同5、同22、同23、同31、同48、同53、同57、同88、同112、同122、同144、同146、同150、同166、同171、同175、同176、同177、同181、同183、同184、同185、同202、同206、同207、同208、同209、同213、同214、同220、同254、同255、同264、同272、
C.I.Pigment Blue 16、同25、同26、同56、同57、同60、同61、同66、
C.I.Pigment Violet 19、同23、同29、同37、同38、同42、同43、同44、
C.I.Pigment Orange 16、同34、同35、同36、同61、同64、同66、同71、同73、
C.I.Pigment Brown 23、同38がある。
これらの顔料は、1種類単独でまたは2種類以上を併用して用いることができる。また、顔料の基本構造に置換基を結合させた顔料誘導体についても、本発明の目的を達成できる範囲において使用可能である。
以上に列挙した顔料は、常温常圧において、本発明に用いる溶剤に不溶な顔料Aである。
次に、本発明における溶剤に可溶な顔料Bについて説明する。
常温常圧において、溶剤に可溶な顔料Bは、発色に起因する基本構造に置換基を結合させた顔料誘導体である。置換基には顔料の溶剤親和性を高める働きがあり、好ましくはカルボキシル基やスルホン酸などに代表される親水性置換基である。ただし、本発明における、常温常圧において溶剤に可溶な顔料は、これらに限定されるものではなく本発明の目的を達成できる範囲において、いかなる顔料、あるいは顔料誘導体も適用することが可能である。
また、本発明は、電子写真技術において有用な物質である金属フタロシアニン系顔料の小粒子径化に好ましく適用することができる。
常温常圧において溶剤に不溶な顔料Aが下記の一般式(1)で表される金属フタロシアニン系顔料であることが好ましい。
Figure 2007246631
(式中、Pcはフタロシアニン環、Mは金属原子、Rは置換基を表す。nは0以上16以下の整数を表す。)
Mは金属原子であり、例えば銅、チタン、アルミニウム、鉄などである。
金属フタロシアニン系顔料とは、一般式(1)を基本構造とする顔料で、R1乃至R16の部位のいずれか、あるいは全てに何らかの置換基が結合した金属フタロシアニン誘導体、及び置換基が結合していない純粋な金属フタロシアニンを含む。また、一般式(1)における置換基は一種類であっても良いし、化学構造の異なる複数の置換基であっても本発明の目的を達成できる範囲において適用可能である。
常温常圧において溶剤に可溶な顔料Bが下記の一般式(2)で表される金属フタロシアニン系顔料であることが好ましい。
Figure 2007246631
(式中、Pcはフタロシアニン環、Mは金属原子を表す。R’は置換基を表し、該置換基の少なくとも1つは親水性置換基である。n1は1以上16以下の整数を表す。)
金属フタロシアニン系顔料において、常温常圧における溶剤に可溶な顔料Bとは、一般式(2)におけるR’1乃至R’16の部位の少なくとも1つ以上に、溶剤に親和性を有する置換基を結合させた顔料である。置換基の種類は、好ましくはカルボキシル基やスルホン酸基などに代表される親水性置換基である。また、置換基は一種類であっても、化学構造の異なる複数の置換基であったても本発明の目的を達成できる範囲において適用可能である。
次に、本発明で使用する溶剤について説明する。
溶剤は、同種類の溶剤であっても良いし、異なる種類の溶剤であっても良い。また、2種以上の溶剤が相溶性を有する場合に、特に好ましく本発明を実施することが可能である。また、本発明では、製造した顔料微粒子に高い分散安定性を付与するため、溶剤の少なくともいずれかが、水あるいは水を含有する水溶液であることが好ましい。
溶剤としては、上記したような条件を満足する溶剤の組み合わせであればいかなる溶剤も適用可能である。溶剤の例として、水、メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン;更にはエーテル類、エステル類、芳香族類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロビレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等の多価アルコールエーテル類、N−メチル−2−ピロリドン、置換ピロリドン、トリエタノールアミン等の含窒素溶媒等を挙げることができる。これらの溶剤は、単独または混合して用いることができる。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
実施例1
<顔料微粒子の製造>
図3に示した装置を用いて、顔料微粒子を製造する。銅フタロシアニンと銅フタロシアニンテトラスルホン酸[Copper(II) phthalocyanine−tetrasulfonic acid]を耐圧容器5aの内部に予め詰め、さらにステンレス製のフィルターを耐圧容器5aの前後に取り付け、溶解前の顔料の流出を防止する。溶剤タンク1aから送液管3aを介して水を耐圧容器5aに供給して25MPa、400℃の混合液とし、容器内を通過させる。次いで、冷却部8aで混合液を室温まで十分に冷却して顔料微粒子を析出させた後、採集口10aにより分散液を採取する。
この顔料微粒子の粒径を大塚電子株式会社製の動的光散乱装置(DLS−7000)を用いて測定したところ、平均粒径が25nm、粒径の範囲は15nm以上50nm以下で、その分布は狭いものである。分散安定性については、分散液を室温にて放置し、粒子の凝集・沈殿を観察した結果、1ヶ月間の放置後も沈澱は確認されない。
<インク組成物の調整>
顔料微粒子の分散液から、透析膜(SPECTRUM Laboratories 社製、molecular porous membrane tubing(MWCO:3500))を用いて顔料微粒子の形成に関与しない過剰な銅フタロシアニンテトラスルホン酸[Copper(II) phthalocyanine−tetrasulfonic acid]を除去し、さらにエバポレータを用いて顔料分10質量%の濃縮液を得る。この顔料微粒子を含有する濃縮液50質量部、ジエチレングリコール7.5質量部、グリセリン:5質量部、トリメチロールプロパン5質量部、アセチレノール0.2質量部、イオン交換水:32.3質量部を混合してインク組成物を調製する。
<インクジェット印字評価>
調製したインク組成物をインクジェットプリンタBJF800(商品名、キヤノン株式会社製)に搭載し、普通紙に対してベタ画像のインクジェット記録を行う。記録物を目視により評価したところ、鮮明な色相を有するものであることを確認する。また、調製したインク組成物をインクジェットプリンタBJF800(商品名、キヤノン株式会社製)に搭載し、普通紙に文字画像のインクジェット記録を行い、その吐出安定性を評価する。吐出安定性は、英数文字を連続で100万字印刷し、得られた印字物について目視にて観察したところ、最後までカスレや不吐出などの問題を生じることなく、きれいに印字することが可能である。
比較例1
<分散剤を用いた顔料微粒子の製造>
図3に示した装置を用いて、顔料微粒子を製造する。銅フタロシアニンと銅フタロシアニンテトラスルホン酸[Copper(II) phthalocyanine−tetrasulfonic acid]、分散剤であるブリッジ35(キシダ化学製)を耐圧容器5aの内部に予め詰めた。さらにステンレス製のフィルターを耐圧容器5aの前後に取り付け、溶解前の顔料の流出を防止する。溶剤タンク1aから送液管3aを介して水を耐圧容器5aに供給して25MPa、400℃の混合液とし、容器内を通過させる。次いで、冷却部8aで混合液を室温まで十分に冷却して顔料微粒子を析出させた後、採集口10aにより分散液を採取する。
この顔料微粒子の粒径を大塚電子株式会社製の動的光散乱装置(DLS−7000)を用いて測定したところ、平均粒径が20nm、粒径の範囲は15nm以上45nm以下でその分布は狭いものである。分散安定性については、分散液を室温にて放置し、粒子の凝集・沈殿を観察した結果、1ヶ月間の放置後も沈澱は確認されない。
<インク組成物の調整>
顔料微粒子の分散液から、透析膜(SPECTRUM Laboratories 社製、molecular porous membrane tubing(MWCO:3500))を用いて顔料微粒子の形成に関与しない過剰な銅フタロシアニンテトラスルホン酸[Copper(II) phthalocyanine−tetrasulfonic acid]を除去し、さらにエバポレータを用いて顔料分10%の濃縮液を得る。この顔料微粒子を含有する濃縮液50質量部、ジエチレングリコール7.5質量部、グリセリン:5質量部、トリメチロールプロパン5質量部、アセチレノール0.2質量部、イオン交換水:32.3質量部を混合してインク組成物を調製する。
<インクジェット印字評価>
調製したインク組成物をインクジェットプリンタBJF800(商品名、キヤノン株式会社製)に搭載し、普通紙に対してベタ画像のインクジェット記録を行う。記録物を目視により評価したところ、鮮明な色相を有するものであることを確認する。しかし、調製したインク組成物をインクジェットプリンタBJF800(商品名、キヤノン株式会社製)に搭載し、普通紙に文字画像のインクジェット記録を行い、その吐出安定性を評価する。英数文字を連続で100万字印刷し、得られた印字物について目視にて観察したところ、カスレや不吐出などの問題を生じてしまい、吐出安定性に問題があることが確認される。
実施例2
<顔料の合成>
モレキュラーシーブで含水量を10ppmとした、α−クロロナフタレン(東京化成社製)に1,2,4,5−テトラシアノベンゼン(東京化成社製)を加え60℃で30分間攪拌する。次いで四塩化チタン(アルドリッチ社製)を加え200℃で12時間反応を行う。反応液を100℃まで冷却した後、減圧ろ過を行ない、得られた濾物をN,N−ジメチルホルムアミド、水、希塩酸、水、メタノールの順で洗浄する。次いで濾物を30質量%の水酸化カリウム水溶液中で、10時間加熱還流を行った後、0.1N塩酸で中和を行う。中和後、減圧濾過を行い濾物を水で中性になるまで洗浄し、次いでメタノールで洗浄を行った後、100hPa以下の減圧下で乾燥することで目的とするチタニルフタロシアニンオクタカルボン酸を得る。
<顔料微粒子の製造>
図4に示した装置を用いて顔料微粒子を製造する。チタニルフタロシアニンを耐圧容器5bの内部に予め詰め、さらにステンレス製のフィルターを耐圧容器5bの前後に取り付け、溶解前の顔料の流出を防止する。溶剤タンク1bから送液管3bを介して水を耐圧容器5bに供給して25MPa、400℃の超臨界状態に保持して混合液とし、容器内を通過させる。次いでチタニルフタロシアニンオクタカルボン酸を水に溶解させた溶解液を混合部11bに送液し、前記混合液と混合し顔料微粒子を析出させる。混合後の温度は150℃である。さらに、冷却管13bで顔料微粒子の分散液が室温まで十分に温度が下がるようにした後、採集口15bにより分散液を採取する。この顔料微粒子分散液の粒径を大塚電子株式会社製の動的光散乱装置(DLS−7000)を用いて測定したところ、平均粒径が40nm、粒径の範囲は25nm以上65nm以下とその分布は狭いものである。分散安定性については、分散液を室温にて放置し、粒子の凝集・沈殿を観察した結果、1ヶ月間の放置後も沈澱は確認されない。
<感光体試料の製造>
顔料微粒子の分散液から、透析膜(SPECTRUM Laboratories 社製、molecular porous membrane tubing(MWCO:3500))を用いて顔料微粒子の形成に関与しない過剰なチタニルフタロシアニンオクタカルボン酸を除去し、さらに濾別して顔料微粒子を乾燥する。次に、アルミマイラ上に膜厚約1μmの下引き層を塗工する。さらにその上に製造した顔料微粒子とブチラール樹脂、酢酸n−ブチルを氷冷下、超音波分散機で分散させた液を塗布、乾燥することで、膜厚約0.2μmの電荷発生層を作成する。次に、トリフェニルアミン系化合物とポリカーボネート樹脂をジクロロメタンに溶かした溶液を塗工することで、膜厚約25μmの電荷輸送層を作製する。以上の手順により分離機能型感光体試料を作製する。
<光電子特性の評価>
作製した分離機能型光感光体試料の表面を20秒間コロナ帯電させた後、20秒間の暗減衰を挟んで、780nmの単色光を照射し露光させ、その間における表面電位の絶対値を測定する。この結果、帯電20秒後の表面電位は990Vを超え、実用化に十分な値を示すことがわかる。さらに、暗減衰の20秒間における帯電ロスもほとんど観察されないことがわかる。
比較例2
<分散剤を用いた顔料微粒子の製造>
図4に示した装置を用いて顔料微粒子を製造する。チタニルフタロシアニンを耐圧容器5bの内部に予め詰め、さらにステンレス製のフィルターを耐圧容器5bの前後に取り付け、溶解前の顔料の流出を防止する。タンク1bから送液管3bを介して水を耐圧容器5bに供給して25MPa、400℃で超臨界状態に保持して混合液とし、容器内を通過させる。次いでチタニルフタロシアニンオクタカルボン酸とブリッジ35を水に溶解させた溶解液を混合部11bに送液し、前記混合液と混合し顔料微粒子を析出させる。混合後の温度は150℃である。さらに、冷却管13bで顔料微粒子の分散液が室温まで十分に温度が下がるようにした後、採集口15bにより分散液を採取する。この顔料微粒子分散液の粒径を大塚電子株式会社製の動的光散乱装置(DLSD−7000)を用いて測定したところ、平均粒径が35nm、粒径の範囲は20nm以上60nm以下でその分布は狭いものである。分散安定性については、分散液を室温にて放置し、粒子の凝集・沈殿を観察した結果、1ヶ月間の放置後も沈澱は確認されない。
<感光体試料の製造>
顔料微粒子の分散液から、透析膜(SPECTRUM Laboratories 社製、molecular porous membrane tubing(MWCO:3500))を用いて顔料微粒子の形成に関与しない過剰なチタニルフタロシアニンオクタカルボン酸を除去し、さらに濾別して顔料微粒子を乾燥する。次に、アルミマイラ上に膜厚約1μmの下引き層を塗工する。さらにその上に製造した顔料微粒子とブチラール樹脂、酢酸n−ブチルを氷冷下、超音波分散機で分散させた液を塗布、乾燥することで、膜厚約0.2μmの電荷発生層を作成する。次に、トリフェニルアミン系化合物とポリカーボネート樹脂をジクロロメタンに溶かした溶液を塗工することで、膜厚約25μmの電荷輸送層を作成する。以上の手順により分離機能型感光体試料を製造する。
<光電子特性の評価>
製造した分離機能型光感光体試料の表面を20秒間コロナ帯電させた後、20秒間の暗減衰を挟んで、780nmの単色光を照射し露光させ、その間における表面電位の絶対値を測定する。この結果、帯電20秒後の表面電位は800Vを超え、実用化に十分な値を示すことがわかる。しかし、暗減衰の20秒間における帯電ロスが大きく、電荷発生層内に分散剤が不純物として混入することが、感光層の抵抗値が減少する原因であると考えられる。
本発明によれば、不純物となり得る分散剤を用いることなく、良好な分散安定性を有する顔料微粒子を含有する液体組成物を製造するための方法を提供することができる。そのために、本発明は電子写真技術やインクジェット技術の分野における画像形成を向上させることに利用することができる。
本発明における顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法の一実施態様を説明する概略図である。 本発明における顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法の他の実施態様を説明する概略図である。 本発明の顔料微粒子を含有する液体組成物の製造装置の一実施態様を示す概略図である。 本発明の顔料微粒子を含有する液体組成物の製造装置の他の実施態様を示す概略図である。
符号の説明
1a 溶剤タンク
2a 第1のポンプ
3a 送液管
4a 予熱部
5a 耐圧容器
6a 顔料
7a 顔料流体供給管
8a 冷却部
9a 背圧弁
10a 採集口
1b 溶剤タンク
2b 第1のポンプ
3b 送液管
4b 予熱部
5b 耐圧容器
6b 顔料
7b 顔料流体供給管
8b 分散剤タンク
9b 第2のポンプ
10b 分散剤供給管
11b 混合部
12b 混合溶液供給管
13b 冷却部
14b 背圧弁
15b 採集口

Claims (7)

  1. 顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法であって、
    (1)常温常圧(但し、常温は25±15℃を表す。常圧は1.01325×105±0.01333×105Paを表す。)において溶剤に不溶な顔料Aと、常温常圧において前記溶剤に可溶な顔料Bとを含む少なくとも2種類以上の顔料と、前記溶剤との混合物を常温を越える温度で、かつ常圧を越える圧力に保持して前記顔料Aおよび顔料Bが溶解した顔料溶液を得る工程と、
    (2)前記顔料溶液を顔料Aが析出する温度以下に冷却して、該顔料溶液より前記顔料Aと顔料Bを含む顔料微粒子を析出させる工程
    を有することを特徴とする顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法。
  2. 顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法であって、
    (1)溶剤と、常温常圧(但し、常温は25±15℃を表す。常圧は1.01325×105±0.01333×105Paを表す。)において前記溶剤に不溶な顔料Aとの混合物を常温を越える温度で、かつ常圧を越える圧力に保持して前記顔料Aが溶解した顔料溶液Aを得る工程と、
    (2)溶剤に、常温常圧において前記溶剤に可溶な顔料Bを溶解して顔料溶液Bを得る工程と、
    (3)前記顔料溶液Aと顔料溶液Bを接触させて前記顔料Aと顔料Bを含む顔料微粒子を析出させる工程
    を有することを特徴とする顔料微粒子を含有する液体組成物の製造方法。
  3. 前記溶剤が水または水を含有する水溶液であることを特徴とする請求項1または2記載の液体組成物の製造方法。
  4. 前記常温常圧において溶剤に不溶な顔料Aが下記の一般式(1)で表される金属フタロシアニン系顔料であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項に記載の液体組成物の製造方法。
    Figure 2007246631
    (式中、Pcはフタロシアニン環、Mは金属原子、Rは置換基を表す。nは0以上16以下の整数を表す。)
  5. 前記常温常圧において溶剤に可溶な顔料Bが下記の一般式(2)で表される金属フタロシアニン系顔料であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項に記載の液体組成物の製造方法。
    Figure 2007246631
    (式中、Pcはフタロシアニン環、Mは金属原子を表す。R’は置換基を表し、該置換基の少なくとも1つは親水性置換基である。n1は1以上16以下の整数を表す。)
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の方法により製造された顔料微粒子を含有する液体組成物から溶剤を除去する工程を有することを特徴とする顔料微粒子の製造方法。
  7. 請求項1乃至5のいずれかに記載の方法により製造された液体組成物を含有することを特徴とするインクジェット記録用インク組成物。
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