JP2007245562A - 液体噴射装置及び液体噴射装置のクリーニング方法 - Google Patents

液体噴射装置及び液体噴射装置のクリーニング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外部装置から時刻情報が受信されない場合においても、クリーニングの実行過多による液体の不要な消費を抑制できる液体噴射装置及び液体噴射装置のクリーニング方法を提供する。
【解決手段】液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタへの電力供給が停止された場合には、そのときの計時時刻TRが電源オフ時刻Toffとされ、該電源オフ時刻Toffに基づく電源オフ時刻情報がEEPROMに記憶される。そして、RTCが停止した状態でインクジェット式プリンタへの電力供給が開始された場合には、インクジェット式プリンタへの電力供給停止時にEEPROMに記憶された電源オフ時刻情報が示す電源オフ時刻Toffを基準としてRTCによる計時が開始される。
【選択図】図7

Description

本発明は、インクジェット式プリンタなどの液体噴射装置、及び該液体噴射装置のクリーニング方法に関する。
一般に、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドからターゲットに対して液体を噴射させる液体噴射装置として、インク(液体)を記録用紙(ターゲット)に対して噴射するインクジェット式プリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)が知られている。このプリンタは、主走査方向に沿って往復移動するキャリッジに搭載された記録ヘッドと、記録用紙を副走査方向に搬送する記録用紙搬送機構とを備え、記録ヘッドには、カートリッジ内から供給されたインクを記録用紙に向けて吐出(噴射)するためのノズルが形成されている。また、プリンタには、記録ヘッドのノズル形成面を封止自在なキャップを有するクリーニング機構(クリーニング手段)が設けられると共に、該クリーニング機構は、記録ヘッドのノズル内のインクを吸引することにより、該ノズルのクリーニングを実行するようになっている。
さらに、プリンタの制御部には、時刻を計時する計時手段(RTC)と、クリーニング終了時の時刻を前回終了時刻情報として記憶する時刻情報記憶手段(EEPROM)とが設けられている。そして、制御部は、計時手段により計時された時刻と時刻情報記憶手段に記憶された前回終了時刻情報が示す時刻との差(すなわち、経過時間)が予め設定された所定時間(例えば7日)以上になったと判定した場合に、クリーニング(「タイマクリーニング」ともいう。)を実行するためにクリーニング機構を制御するようになっている。
ところで、上記プリンタには、その電源が「OFF」になっても計時手段に電力を供給可能なキャパシタ(電力供給手段)が設けられている。そのため、計時手段は、プリンタの電源が「OFF」になったとしてもキャパシタの静電容量が許容する期間(例えば4日間)内では時刻の計時を行うことができる。しかし、プリンタの電源の「OFF」の期間がキャパシタの静電容量に対応する期間を越えてしまった場合には、キャパシタから計時手段への電力供給が停止してしまうため、その計時手段による計時動作が停止しまう。
こうした場合、外部装置(例えばホストコンピュータ)に接続されるプリンタでは、該プリンタの電源が「ON」にセットされた際に外部装置から現在時刻の時刻情報を受信し、計時手段が計時する時刻を補正するようになっている(例えば、特許文献1)。したがって、この特許文献1に記載のプリンタでは、計時手段がほぼ正確な時刻を計時できるため、前回のクリーニングが実行されてから予め設定された所定時間が経過する前にタイマクリーニングが不必要に実行されることが回避され、インクの不要な消費が抑制されるようになっていた。
特開平11−192728号公報
ところで、近時では、外部装置とプリンタとを接続させることなく、該プリンタに記録媒体(外部メモリ)を直接接続させ、該記録媒体に記憶されている印刷情報に基づいた印刷を実行する機能を有するプリンタが提案されている。このように外部装置に接続されない状態のプリンタでは、その電源を「OFF」から「ON」にセットした場合に、外部装置から現在時刻の時刻情報が受信されない。すなわち、電源が「ON」にセットされる前に計時手段による計時動作が停止していた場合には、図10に示すように、プリンタの制御部は、現在時刻を把握できないため、計時手段に初期状態から計時動作を開始させると共に、クリーニング機構によるクリーニングを実行させるようになっていた。
そのため、特許文献1に記載のプリンタでも、外部装置との接続を必要としない印刷を実行しようとする場合には、プリンタの電源が「ON」にセットされたときに、インクの吐出不良を抑制するために本来は不必要なクリーニングが実行される可能性があった。すなわち、特許文献1に記載のプリンタでも、クリーニングが必要以上に実行されることにより、インクが不要に消費されてしまうおそれが依然としてあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、外部装置から時刻情報が受信されない場合においても、クリーニングの実行過多による液体の不要な消費を抑制できる液体噴射装置及び液体噴射装置のクリーニング方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の液体噴射装置は、液体噴射ヘッドのノズル内の液体を吸引することにより該ノズルのクリーニングを実行するクリーニング手段と、時刻を計時する計時手段と、前回のクリーニングが終了した際の終了時刻を終了時刻情報として記憶する終了時刻情報記憶手段と、前記計時手段により計時された計時時刻と前記終了時刻情報記憶手段に記憶されている前記終了時刻情報が示す終了時刻との差が予め設定された所定時間以上である場合に、前記クリーニング手段によるクリーニングを実行させる液体噴射装置であって、該液体噴射装置に対して電力が供給される場合には内部に電力を充電すると共に、前記液体噴射装置への電力供給が停止された場合には内部に充電された電力に基づき前記計時手段に電力を供給する電力供給手段と、前記計時手段により計時された計時時刻を計時時刻情報として記憶する計時時刻情報記憶手段と、前記計時手段による計時動作が停止しているか否かを判定する判定手段と、前記液体噴射装置に対して電力供給が開始された場合において前記判定手段による判定結果が肯定判定であったときに、前記計時時刻情報記憶手段から前記計時時刻情報を読み出し、該計時時刻情報が示す時刻を基準として前記計時手段による計時動作を開始させる計時時刻補正手段とをさらに備えた。
この発明によれば、計時手段による計時動作が停止した状態で液体噴射装置に対する電力供給が開始された場合、計時手段は、液体噴射装置への電力供給停止時の計時時刻情報が示す時刻から計時動作を開始する。そのため、従来のように計時手段が初期状態から計時動作を開始すると共にクリーニングを実行させる場合とは異なり、クリーニングが不必要に実行されることが抑制される。したがって、外部装置から時刻情報が受信されない場合においても、クリーニングの実行過多による液体の不要な消費を抑制できる。
本発明の液体噴射装置は、液体噴射ヘッドのノズル内の液体を吸引することにより該ノズルのクリーニングを実行するクリーニング手段と、時刻を計時する計時手段と、前回のクリーニングが終了した際の終了時刻を終了時刻情報として記憶する終了時刻情報記憶手段と、前記計時手段により計時された計時時刻と前記終了時刻情報記憶手段に記憶されている前記終了時刻情報が示す終了時刻との差が予め設定された所定時間以上である場合に、前記クリーニング手段によるクリーニングを実行させる液体噴射装置であって、該液体噴射装置に対して電力が供給される場合には内部に電力を充電すると共に、前記液体噴射装置への電力供給が停止された場合には内部に充電された電力に基づき前記計時手段に電力を供給する電力供給手段と、前記計時手段により計時された計時時刻を計時時刻情報として記憶する計時時刻情報記憶手段と、前記計時手段による計時動作が停止しているか否かを判定する判定手段と、前記液体噴射装置に対して電力供給が開始された場合において前記判定手段による判定結果が肯定判定であったときに、前記計時時刻情報記憶手段から前記計時時刻情報を読み出し、該計時時刻情報が示す時刻に予め設定された補正時間が加算された時刻を基準として前記計時手段による計時動作を開始させる計時時刻補正手段とをさらに備えた。
この発明によれば、計時手段による計時動作が停止した状態で液体噴射装置に対する電力供給が開始された場合、計時手段は、液体噴射装置への電力供給停止時の計時時刻情報が示す時刻に予め設定された補正時間が加算された時刻から計時動作を開始する。そのため、従来のように計時手段が初期状態から計時動作を開始すると共にクリーニングを実行させる場合とは異なり、的確なタイミングでのクリーニングの実行を担保でき、クリーニングが不必要に実行されることが抑制される。したがって、外部装置から時刻情報が受信されない場合においても、クリーニングの実行過多による液体の不要な消費を抑制できる。
本発明の液体噴射装置において、前記補正時間は、前記電力供給手段の許容充電量に基づき設定されている。
この発明によれば、補正時間が電力供給手段の許容充電量に基づき設定される。ここで、もし仮に補正時間が電力供給手段の許容充電量に基づいた時間よりも長くなるように設定されていたとすると、液体噴射装置に対する電力供給が開始された場合に、計時手段は、実際の時刻よりも進んだ時刻(計時時刻)を示してしまうおそれがある。この場合、クリーニングが実行されるタイミングが本来のタイミングよりも早くなってしまい、やはりクリーニング過多により液体が不要に消費されてしまうことになる。しかし、本発明では、計時手段による計時動作が停止した状態の液体噴射装置に対する電力供給が開始された場合、計時手段は、液体噴射装置への電力供給停止時の計時時刻情報が示す時刻に計時手段が液体噴射装置の停止中に計時動作していた時間だけ加算された時刻から再び計時動作を開始することになる。そのため、計時手段が計時する計時時刻が、実際の時刻よりも早い時刻を示してしまうことが確実に回避される。そのため、本来のタイミングよりも早いタイミングでクリーニングが実行されることが回避される結果、クリーニング過多による液体の不要な消費が確実に抑制される。また、もし仮に補正時間が電力供給手段の許容充電量に基づいた時間よりも短くなるように設定されていたとすると、液体噴射装置に対する電力供給が開始された場合に、計時手段は、本発明の場合よりも遅れた時刻(計時時刻)を示してしまう。この場合、クリーニングを実行するタイミングが遅くなりすぎてしまう結果、液体の吐出不良が発生するおそれがある。しかし、本発明では、補正時間が電力供給手段の許容充電量に基づき設定されるため、クリーニングを実行するタイミングが遅くなりすぎることが回避され、液体噴射ヘッドからの液体の吐出不良の発生が抑制される。したがって、クリーニング過多による液体の不要な消費を抑制しつつ、クリーニングの実行タイミングの遅れに起因して発生する液体噴射ヘッドからの液体の吐出不良が抑制される。
本発明の液体噴射装置において、前記電力供給手段は、キャパシタである。
この発明によれば、例えば電力供給手段として充電可能な乾電池を使用した場合に比して、良好にコストの低減を図ることができる。
一方、本発明の液体噴射装置のクリーニング方法は、液体噴射ヘッドのノズル内から液体を吸引するクリーニングに関して、前回のクリーニングが終了した際の終了時刻を終了時刻情報として記憶し、該終了時刻情報が示す終了時刻と計時手段によって計時された計時時刻との差が予め設定された所定時間以上である場合にクリーニングを実行させる液体噴射装置のクリーニング方法であって、前記計時手段によって計時された計時時刻の計時時刻情報を記憶する一方で、電力供給が停止された状態にある前記液体噴射装置への電力供給が開始された場合において前記計時手段による計時動作が停止していたときには、前記液体噴射装置への電力供給停止時に記憶された前記計時時刻情報が示す時刻を基準として前記計時手段による計時動作を開始させるようにした。
この発明によれば、計時手段による計時動作が停止した状態で液体噴射装置に対する電力供給が開始された場合、計時手段は、液体噴射装置への電力供給停止時の計時時刻情報が示す時刻から計時動作を開始する。そのため、従来のように計時手段が初期状態から計時動作を開始すると共にクリーニングを実行させる場合とは異なり、クリーニングが不必要に実行されることが抑制される。したがって、外部装置から時刻情報が受信されない場合においても、クリーニングの実行過多による液体の不要な消費を抑制できる。
本発明の液体噴射装置のクリーニング方法は、液体噴射ヘッドのノズル内から液体を吸引するクリーニングに関して、前回のクリーニングが終了した際の終了時刻を終了時刻情報として記憶し、該終了時刻情報が示す終了時刻と計時手段によって計時された計時時刻との差が予め設定された所定時間以上である場合にクリーニングを実行させる液体噴射装置のクリーニング方法であって、前記計時手段によって計時された計時時刻の計時時刻情報を記憶する一方で、電力供給が停止された状態にある前記液体噴射装置への電力供給が開始された場合において前記計時手段による計時動作が停止していたときには、前記液体噴射装置への電力供給停止時に記憶された前記計時時刻情報が示す時刻に予め設定された補正時間が加算された時刻を基準として前記計時手段による計時動作を開始させるようにした。
この発明によれば、計時手段による計時動作が停止した状態で液体噴射装置に対する電力供給が開始された場合、計時手段は、液体噴射装置への電力供給停止時の計時時刻情報が示す時刻に予め設定された補正時間が加算された時刻から計時動作を開始する。そのため、従来のように計時手段が初期状態から計時動作を開始すると共にクリーニングを実行させる場合とは異なり、的確なタイミングでのクリーニングの実行を担保でき、クリーニングが不必要に実行されることが抑制される。したがって、外部装置から時刻情報が受信されない場合においても、クリーニングの実行過多による液体の不要な消費を抑制できる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を、インクジェット式プリンタに具体化した第1の実施形態を図1〜図7に従って説明する。なお、以下における本明細書中の説明において、「前後方向」、「左右方向」、「上下方向」をいう場合は図1に矢印で示す前後方向、左右方向、上下方向をそれぞれ示すものとする。
図1に示すように、液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ11は、平面視矩形状をなすフレーム12を備えている。フレーム12内には、左右方向に延びるプラテン13が設けられると共に、該プラテン13上には、フレーム12外の紙送りモータ14を有して構成された紙送り機構により記録用紙Pが給送されるようになっている。また、フレーム12内におけるプラテン13の上方には、該プラテン13の長手方向(左右方向)と平行に棒状のガイド部材15が架設されている。
このガイド部材15には、キャリッジ16が、該ガイド部材15に対し、その軸線方向(左右方向)への往復移動可能に支持されている。キャリッジ16は、フレーム12内の後面に設けられた一対のプーリ17a間に張設されたタイミングベルト17に一部を固定されている。そして、キャリッジ16は、キャリッジモータ18の駆動によるタイミングベルト17の往復移動に伴い、ガイド部材15に沿って往復移動されるようになっている。
キャリッジ16の下面には、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド19が搭載されると共に、この記録ヘッド19の下面は、図2に示すように、複数(図2では4つのみ図示)のノズル20が形成されたノズル形成面19aとされている。また、キャリッジ16における記録ヘッド19の上側には、カートリッジ21が着脱可能に搭載されると共に、カートリッジ21内には、液体としてのインクがそれぞれ記録ヘッド19に供給可能に収容されている。
そして、カートリッジ21内のインクは、記録ヘッド19に備えられた図示しない圧電素子の駆動により、カートリッジ21から記録ヘッド19へと供給され、該記録ヘッド19の各ノズル20からプラテン13上に給送された記録用紙Pに吐出(噴射)されるようになっている。すなわち、記録用紙Pに対して印刷が実行されるようになっている。また、フレーム12内の右端部に位置する非印刷領域に設けられたホームポジション領域付近には、非印刷時に記録ヘッド19のノズル形成面19aをクリーニングするためのクリーニング機構(クリーニング手段)23が設けられている。
次に、クリーニング機構23について図2に基づき以下説明する。
図2に示すように、クリーニング機構23は、有底四角箱状をなすキャップ(封止手段)24と、該キャップ24を上下方向に移動させるための昇降装置25とを備えている。そして、このクリーニング機構23は、キャリッジ16をホームポジション領域に移動させた場合に、キャップ24を昇降装置25により上昇させることで、記録ヘッド19のノズル形成面19a(各ノズル20)をキャップ24により封止するようになっている。また、キャップ24の底壁からは突部27が下方に向かって突設されると共に、該突部27内には、キャップ24内からインクを排出するための排出路27aが上下方向に沿うように貫通形成されている。
突部27には、可撓性材料よりなる排出チューブ29の上端部29aが接続されると共に、該排出チューブ29の下端部29bは、廃インクタンク30内に挿入されている。また、キャップ24と廃インクタンク30との間における排出チューブ29の中間部には、吸引ポンプ31が配設されている。そして、吸引ポンプ31が駆動した場合には、記録ヘッド19の各ノズル20内のインクが吸引されて排出チューブ29内を流動し、該排出チューブ29の下端部29bから廃インクタンク30内に排出されるようになっている。なお、廃インクタンク30内には、多孔質部材からなる廃インク吸収材32が収容されている。
次に、上記インクジェット式プリンタ11の電気的構成について図3に基づき以下説明する。
図3に示すように、インクジェット式プリンタ11は、制御手段としての制御部40を備えると共に、該制御部40には、インクジェット式プリンタ11への電力供給の停止及び開始の契機となる電源スイッチSWが電気的に接続されている。この電源スイッチSWは、例えばユーザにより操作された場合に操作された旨の信号を制御部40に出力するようになっている。そして、制御部40は、インクジェット式プリンタ11に対して電力供給が行われる状態で電源スイッチSWからの信号を入力した場合には、インクジェット式プリンタ11の態様が停止状態となるように制御した後に、該インクジェット式プリンタ11への電力供給を停止させるようになっている。一方、制御部40は、インクジェット式プリンタ11への電力供給が停止した状態で電源スイッチSWからの信号を入力した場合には、インクジェット式プリンタ11に対する電力供給を開始させるようになっている。
また、制御部40には、紙送りモータ14、キャリッジモータ18、昇降装置25及び吸引ポンプ31などが電気的に接続されている。そして、これら各モータ14,18、昇降装置25及び吸引ポンプ31などは、それぞれの駆動状態が制御部40により制御されるようになっている。
さらに、制御部40内には、インターフェース41、CPU42、ROM43、RAM44、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)45、及びRTC(Real Time Clock)46などが設けられている。ROM43には、インクジェット式プリンタ11を制御するための各制御プログラム、及び各種情報(後述する所定時間)などが記憶されている。また、RAM44には、インクジェット式プリンタ11の駆動中に適宜書き換えられる各種の情報が記憶されるようになっている。さらに、EEPROM45には、インクジェット式プリンタ11への電力供給が停止されたとしても消去されるべきではない各種の情報(後述する電源オフ時刻や終了時刻など)が記憶されるようになっている。
また、RTC46は、計時時刻の計時を行っている。すなわち、本実施形態では、RTC46が、計時時刻を計時する計時手段として機能するようになっている。また、制御部40内では、RTC46に対して並列状態で電気的に接続される電力供給手段としてのコンデンサ(キャパシタ)47が配設されている。このコンデンサ47は、インクジェット式プリンタ11(制御部40)に対して電力が供給されている場合には、その内部に電力を充電させる一方、インクジェット式プリンタ11(制御部40)への電力供給が停止している場合には、その静電容量(許容充電量)に基づきRTC46に対して電力を供給するようになっている。そのため、RTC46は、インクジェット式プリンタ11への電力供給が停止された状態においてもコンデンサ47からの給電がある間(例えば4日間)は計時可能とされている。
次に、本実施形態の制御部40が実行する制御処理ルーチンのうち、電源オフ処理ルーチン、電源オン処理ルーチン及びタイマクリーニング処理ルーチンについて図4〜図6に基づくフローチャートと、図7に示すタイミングチャートとに基づき以下説明する。電源オフ処理ルーチンは、インクジェット式プリンタ11の駆動中(電源オン中)に電源スイッチSWが操作された場合に実行される処理ルーチンである。また、電源オン処理ルーチンは、インクジェット式プリンタ11に対する電力供給が開始された際に後述する計時時刻を補正するために実行される処理ルーチンである。さらに、タイマクリーニング処理ルーチンは、クリーニングを定期的に実行させるための処理ルーチンである。なお、図7に示すタイミングチャートは、後述する計時時刻の補正方法を示したものである。
まず、図4に示す電源オフ処理ルーチンについて図7に示すタイミングチャートと共に説明する。
さて、制御部40は、所定周期毎(例えば0.1秒毎)に電源オフ処理ルーチンを実行する。そして、この電源オフ処理ルーチンにおいて、制御部40は、電源スイッチSWが断状態にされたか否かを判定する(ステップS10)。すなわち、制御部40は、インクジェット式プリンタ11に対して電力が供給される状態において電源スイッチSWから信号を入力したか否かを判定する。そして、ステップS10の判定結果が否定判定である場合、制御部40は、電源オフ処理ルーチンを終了する。
一方、ステップS10の判定結果が肯定判定である場合、制御部40は、電源スイッチSWが断状態にされたものと判断し、RTC46が計時する計時時刻TRを読み出す(ステップS11)。そして、制御部40は、ステップS11にて読み出した計時時刻TRを電源オフ時刻Toffとし、該電源オフ時刻Toffを電源オフ時刻情報(計時時刻情報)としてEEPROM45の所定領域に記憶させる(ステップS12)。
すなわち、図7に示すように、インクジェット式プリンタ11の駆動中に電源スイッチSWが操作された場合(インクジェット式プリンタ11が電源断状態になった場合)には、そのときにRTC46が計時している計時時刻TRが、電源オフ時刻Toffと設定される。したがって、この点で、本実施形態では、EEPROM45が、計時時刻情報記憶手段としても機能する。そして、ステップS12の処理を終えると、その後、制御部40は、電源オフ処理ルーチンを終了する。なお、RTC46に対してコンデンサ47から給電される間は、RTC46による計時動作が実行される。
次に、図5に示す電源オン処理ルーチンについて図7に示すタイミングチャートと共に説明する。
さて、制御部40は、インクジェット式プリンタ11への電力供給が停止された状態で電源スイッチSWが操作された場合に電源オン処理ルーチンを実行する。そして、この電源オン処理ルーチンにおいて、制御部40は、RTC46が停止しているか否かを判定する(ステップS20)。すなわち、制御部40は、電力供給が停止していたインクジェット式プリンタ11への電力供給が開始された場合に、コンデンサ47からの給電が停止されたことに起因してRTC46による計時動作が停止状態であったか否かを判定する。したがって、この点で、本実施形態では、制御部40が、判定手段としても機能する。
ステップS20の判定結果が否定判定である場合、制御部40は、コンデンサ47からの給電により、RTC46による計時動作が行われていたものと判断し、電源オン処理ルーチンを終了する。一方、ステップS20の判定結果が肯定判定である場合、制御部40は、EEPROM45から電源オフ時刻情報を読み出し、該電源オフ時刻情報に基づく電源オフ時刻Toffを計時時刻TRにセットする(ステップS21)。
すなわち、図7に示すように、RTC46の計時動作が停止しているインクジェット式プリンタ11の電源スイッチSWが操作されると、RTC46は、電源オフ時刻Toffから計時が開始される。その一方で、RTC46が駆動しているインクジェット式プリンタ11の電源スイッチSWが操作されると、RTC46が計時する計時時刻TRは補正されることはない。したがって、この点で、本実施形態では、制御部40が、計時時刻補正手段としても機能する。そして、ステップS21の処理を終えると、その後、制御部40は、電源オン処理ルーチンを終了する。
最後に、図6に示すタイマクリーニング処理ルーチンについて説明する。
さて、制御部40は、所定周期毎(例えば、0.1秒毎)にタイマクリーニング処理ルーチンを実行する。そして、このタイマクリーニング処理ルーチンにおいて、制御部40は、EEPROM45から終了時刻情報を読み出し、該終了時刻情報に基づく終了時刻TendをRAM44にセットする(ステップS30)。この終了時刻Tendは、前回のクリーニング機構23によるクリーニングが終了した直後においてRTC46が計時していた計時時刻TRである。続いて、制御部40は、RTC46が計時している計時時刻TRを読み出し、該計時時刻TRをRAM44にセットする(ステップS31)。そして、制御部40は、ステップS31にてRAM44にセットした計時時刻TRから終了時刻Tendを減算することにより、経過時間Tを算出する(ステップS32)。
続いて、制御部40は、ステップS32にて算出した経過時間Tが予め設定された所定時間(例えば7日)KT以上になったか否かを判定する(ステップS33)。この所定値KTは、クリーニング機構23によるクリーニングを定期的に実行させるための値であって、インクの吐出不良が発生しないように実験やシミュレーションなどによって設定される。そして、ステップS33の判定結果が否定判定(T<KT)である場合、制御部40は、タイマクリーニング処理ルーチンを終了する。
一方、ステップS33の判定結果が肯定判定(T≧KT)である場合、制御部40は、クリーニングを実行させる(ステップS34)。すなわち、制御部40は、キャリッジ16がホームポジション領域に位置していることを確認し、昇降装置25を駆動させることにより、キャップ24によって記録ヘッド19のノズル形成面19aを封止させ、その状態で吸引ポンプ31を駆動させる。そして、制御部40は、クリーニング機構23によるクリーニングが終了したか否かを判定する(ステップS35)。すなわち、制御部40は、吸引ポンプ31の駆動が停止したか否かを判定する。
ステップS35の判定結果が否定判定である場合、制御部40は、ステップS35が肯定判定になるまで該ステップS35の判定処理を繰り返し実行する。一方、ステップS35の判定結果が肯定判定である場合、制御部40は、ステップS35の判定処理が肯定判定となった直後においてRTC46が計時している計時時刻TRを終了時刻Tendとして読み出し、該終了時刻Tendを終了時刻情報としてEEPROM45に記憶させる(ステップS36)。
そのため、図7に示すように、インクジェット式プリンタ11の電源が「OFF」から「ON」にセットされた際において、RTC46がEEPROM45から読み出された電源オフ時刻Toffから計時を開始した場合、クリーニングが実行されるタイミングは、本来実行されるタイミングよりも早くなることはない。したがって、この点で、本実施形態では、EEPROM45が、終了時刻情報記憶手段としても機能する。そして、ステップS36の処理を終えると、その後、制御部40は、タイマクリーニング処理ルーチンを終了する。
したがって、本実施形態では、以下に示す効果を得ることができる。
(1)RTC(計時手段)46による計時動作が停止した状態でインクジェット式プリンタ(液体噴射装置)11に対する電力供給が開始された場合、RTC46は、インクジェット式プリンタ11への電力供給停止時の電源オフ時刻情報(計時時刻情報)が示す電源オフ時刻Toffから計時動作を開始する。そのため、従来のようにRTC46が初期状態から計時動作を開始すると共にクリーニング機構23によるクリーニングを実行させる場合とは異なり、クリーニングが不必要に実行されることが抑制される。したがって、ホストコンピュータなどの外部装置から時刻情報が受信されない場合においても、クリーニングの実行過多によるインク(液体)の不要な消費を抑制できる。
(2)RTC46に対する電力供給手段はコンデンサ(キャパシタ)47により構成されているため、インクジェット式プリンタ11に対する電源供給時には充電することができ、例えば電力供給手段として充電可能な乾電池を使用した場合に比して、良好にコストの低減を図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図8及び図9に従って説明する。なお、第2の実施形態は、電源オン処理ルーチンにおける処理の一部が第1の実施形態と異なっている。したがって、以下の説明においては、第1の実施形態と相違する部分について主に説明するものとし、第1の実施形態と同一又は相当する部材構成には同一符号を付して重複説明を省略するものとする。
以下、本実施形態の制御部40が実行する制御処理ルーチンのうち、電源オン処理ルーチンについて図8に基づくフローチャート、及び図9に示すタイミングチャートに基づき説明する。
さて、制御部40は、インクジェット式プリンタ11への電力供給が停止された状態で電源スイッチSWが操作された場合に電源オン処理ルーチンを実行する。そして、この電源オン処理ルーチンにおいて、制御部40は、RTC46が停止しているか否かを判定する(ステップS40)。この判定結果が否定判定である場合、制御部40は、コンデンサ47からの給電により、RTC46の計時動作が行われているものと判断し、電源オン処理ルーチンを終了する。
一方、ステップS40の判定結果が肯定判定である場合、制御部40は、EEPROM45から電源オフ時刻情報を読み出すと共に、ROM43に記憶される補正時間情報を読み出す。そして、制御部40は、電源オフ時刻情報に基づく電源オフ時刻Toffに補正時間情報に基づく補正時間TFを加算した時刻を算出し、該時刻(Toff+TF)を計時時刻TRとしてセットする(ステップS41)。ここで、補正時間TFは、インクジェット式プリンタ11への電力供給停止時においてコンデンサ47の静電容量に基づいてRTC46による計時動作が可能な時間(例えば4日)であって、予め実験やシミュレーションなどによって設定される。
すなわち、図9に示すように、RTC46が停止状態にあるインクジェット式プリンタ11の電源スイッチSWが操作されると、RTC46は、電源オフ時刻Toffに補正時間TFを加算した時刻から計時し始める。この点、第1の実施形態の場合と比較して、より実際の時刻に近い時刻からRTC46による計時が開始される。そして、RTC46が計時する計時時刻TRから終了時刻Tendを減算した時間(経過時間)が所定時間KT以上になった場合には、クリーニング機構23によるクリーニングが実行される。その一方で、RTC46が駆動しているインクジェット式プリンタ11の電源スイッチSWが操作されると、RTC46が計時する計時時刻TRは補正されることはない。そして、ステップS41の処理を終えると、その後、制御部40は、電源オン処理ルーチンを終了する。
本実施形態では、上記第1の実施形態の効果(2)に加え、さらに以下に示す効果を得ることができる。
(3)RTC(計時手段)46による計時動作が停止した状態でインクジェット式プリンタ(液体噴射装置)11に対する電力供給が開始された場合、RTC46は、インクジェット式プリンタ11への電力供給停止時の電源オフ時刻情報(計時時刻情報)が示す電源オフ時刻Toffに補正時間TFが加算された時刻から計時動作を開始する。そのため、従来のようにRTC46が初期状態から計時動作を開始すると共にクリーニング機構23によるクリーニングを実行させる場合とは異なり、的確なタイミングでのクリーニングの実行を担保でき、クリーニングが不必要に実行されることが抑制される。したがって、ホストコンピュータなどの外部装置から時刻情報が受信されない場合においても、クリーニングの実行過多によるインク(液体)の不要な消費を抑制できる。
(4)補正時間TFがコンデンサ(電力供給手段)47の静電容量(許容充電量)に基づき設定される。ここで、もし仮に補正時間TFがコンデンサ47の静電容量に基づいた時間よりも長くなるように設定されていたとすると、インクジェット式プリンタ(液体噴射装置)11に対する電力供給が開始された場合に、RTC(計時手段)46は、実際の時刻よりも進んだ時刻(計時時刻TR)を示してしまうおそれがある。この場合、クリーニングが実行されるタイミングが本来のタイミングよりも早くなってしまい、やはりクリーニング過多によりインク(液体)が不要に消費されてしまうことになる。しかし、本実施形態では、計時時刻TRを補正する必要がある場合、RTC46は、EEPROM45に記憶される電源オフ時刻情報に基づく電源オフ時刻ToffにRTC46がインクジェット式プリンタ11の停止中に計時動作した時間を加算することにより計時時刻TRを補正し、その補正された計時時刻TRから計時を開始することになる。したがって、本来のタイミングよりも早いタイミングでクリーニングが実行されることが回避されるため、クリーニング過多によるインクの不要な消費を確実に抑制できる。
(5)また、もし仮に補正時間TFがコンデンサ47の静電容量に基づいた時間よりも短くなるように設定されていたとすると、インクジェット式プリンタ11に対する電力供給が開始された場合に、RTC46は、本実施形態の場合よりも遅れた時刻(計時時刻TR)を示してしまう。この場合、クリーニングを実行するタイミングが遅くなりすぎてしまいう結果、インクの吐出不良が発生するおそれがある。しかし、本実施形態では、補正時間TFがコンデンサ47の静電容量に基づき設定されるため、クリーニングを実行するタイミングが遅くなりすぎることが回避される。そのため、記録ヘッド19からのインクの吐出不良の発生を抑制できる。
なお、上記各実施形態は以下のような別の実施形態(別例)に変更してもよい。
・上記第2の実施形態において、補正時間TFを、コンデンサ47の静電容量に基づく時間よりも大きな値に設定してもよい。
・上記各実施形態において、電気供給手段は、充電可能な乾電池であってもよい。
・上記各実施形態において、RTC46が計時している計時時刻TRに基づく計時時刻情報を、任意のタイミング(例えば1時間毎)でEEPROM45に記憶させるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、液体噴射装置をインクジェット式プリンタ11として具体化したが、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタの製造や、有機ELディスプレイ等の画素形成に利用される液体噴射装置に具体化してもよい。
第1の実施形態におけるインクジェット式プリンタの概略斜視図。 第1の実施形態におけるクリーニング機構の模式図。 第1の実施形態における電気的構成を示すブロック回路図。 第1の実施形態の電源オフ処理ルーチンを示すフローチャート。 第1の実施形態の電源オン処理ルーチンを示すフローチャート。 第1の実施形態のタイマクリーニング処理ルーチンを示すフローチャート。 第1の実施形態において計時時刻の補正態様を示すタイミングチャート。 第2の実施形態の電源オン処理ルーチンを示すフローチャート。 第2の実施形態において計時時刻の補正態様を示すタイミングチャート。 従来において計時時刻の計時態様を示すタイミングチャート。
符号の説明
11…インクジェット式プリンタ(液体噴射装置)、19…記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、20…ノズル、23…クリーニング機構(クリーニング手段)、40…制御部(判定手段、計時時刻補正手段)、45…EEPROM(終了時刻記憶手段、計時時刻情報記憶手段)、46…RTC(計時手段)、47…コンデンサ(電力供給手段、キャパシタ)、KT…所定時間、Tend…終了時刻、TF…補正時間、TR…計時時刻。

Claims (6)

  1. 液体噴射ヘッドのノズル内の液体を吸引することにより該ノズルのクリーニングを実行するクリーニング手段と、時刻を計時する計時手段と、前回のクリーニングが終了した際の終了時刻を終了時刻情報として記憶する終了時刻情報記憶手段と、前記計時手段により計時された計時時刻と前記終了時刻情報記憶手段に記憶されている前記終了時刻情報が示す終了時刻との差が予め設定された所定時間以上である場合に、前記クリーニング手段によるクリーニングを実行させる液体噴射装置であって、
    該液体噴射装置に対して電力が供給される場合には内部に電力を充電すると共に、前記液体噴射装置への電力供給が停止された場合には内部に充電された電力に基づき前記計時手段に電力を供給する電力供給手段と、
    前記計時手段により計時された計時時刻を計時時刻情報として記憶する計時時刻情報記憶手段と、
    前記計時手段による計時動作が停止しているか否かを判定する判定手段と、
    電力供給が停止された状態にある前記液体噴射装置に対して電力供給が開始された場合において前記判定手段による判定結果が肯定判定であったときに、前記計時時刻情報記憶手段から前記計時時刻情報を読み出し、該計時時刻情報が示す時刻を基準として前記計時手段による計時動作を開始させる計時時刻補正手段とをさらに備えた液体噴射装置。
  2. 液体噴射ヘッドのノズル内の液体を吸引することにより該ノズルのクリーニングを実行するクリーニング手段と、時刻を計時する計時手段と、前回のクリーニングが終了した際の終了時刻を終了時刻情報として記憶する終了時刻情報記憶手段と、前記計時手段により計時された計時時刻と前記終了時刻情報記憶手段に記憶されている前記終了時刻情報が示す終了時刻との差が予め設定された所定時間以上である場合に、前記クリーニング手段によるクリーニングを実行させる液体噴射装置であって、
    該液体噴射装置に対して電力が供給される場合には内部に電力を充電すると共に、前記液体噴射装置への電力供給が停止された場合には内部に充電された電力に基づき前記計時手段に電力を供給する電力供給手段と、
    前記計時手段により計時された計時時刻を計時時刻情報として記憶する計時時刻情報記憶手段と、
    前記計時手段による計時動作が停止しているか否かを判定する判定手段と、
    電力供給が停止された状態にある前記液体噴射装置に対して電力供給が開始された場合において前記判定手段による判定結果が肯定判定であったときに、前記計時時刻情報記憶手段から前記計時時刻情報を読み出し、該計時時刻情報が示す時刻に予め設定された補正時間が加算された時刻を基準として前記計時手段による計時動作を開始させる計時時刻補正手段とをさらに備えた液体噴射装置。
  3. 前記補正時間は、前記電力供給手段の許容充電量に基づき設定されている請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記電力供給手段は、キャパシタである請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の液体噴射装置。
  5. 液体噴射ヘッドのノズル内から液体を吸引するクリーニングに関して、前回のクリーニングが終了した際の終了時刻を終了時刻情報として記憶し、該終了時刻情報が示す終了時刻と計時手段によって計時された計時時刻との差が予め設定された所定時間以上である場合にクリーニングを実行させる液体噴射装置のクリーニング方法であって、
    前記計時手段によって計時された計時時刻の計時時刻情報を記憶する一方で、電力供給が停止された状態にある前記液体噴射装置への電力供給が開始された場合において前記計時手段による計時動作が停止していたときには、前記液体噴射装置への電力供給停止時に記憶された前記計時時刻情報が示す時刻を基準として前記計時手段による計時動作を開始させるようにした液体噴射装置のクリーニング方法。
  6. 液体噴射ヘッドのノズル内から液体を吸引するクリーニングに関して、前回のクリーニングが終了した際の終了時刻を終了時刻情報として記憶し、該終了時刻情報が示す終了時刻と計時手段によって計時された計時時刻との差が予め設定された所定時間以上である場合にクリーニングを実行させる液体噴射装置のクリーニング方法であって、
    前記計時手段によって計時された計時時刻の計時時刻情報を記憶する一方で、電力供給が停止された状態にある前記液体噴射装置への電力供給が開始された場合において前記計時手段による計時動作が停止していたときには、前記液体噴射装置への電力供給停止時に記憶された前記計時時刻情報が示す時刻に予め設定された補正時間が加算された時刻を基準として前記計時手段による計時動作を開始させるようにした液体噴射装置のクリーニング方法。
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