JP3371352B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP3371352B2
JP3371352B2 JP31269495A JP31269495A JP3371352B2 JP 3371352 B2 JP3371352 B2 JP 3371352B2 JP 31269495 A JP31269495 A JP 31269495A JP 31269495 A JP31269495 A JP 31269495A JP 3371352 B2 JP3371352 B2 JP 3371352B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットプリ
ンタに関し、特にインクジェットヘッドの目詰まり防止
するためのクリーニングに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタにおいては、印
字への悪影響防止とインクジェットヘッドの目詰まり防
止のために、プリンタの電源をOFFにしている時間を
含めて、インク非吐出時間が、ある一定の時間に達した
場合に、非吐出時間の長短に対応した必要最小限のイン
クをダミーで吐出するクリーニングと呼ばれている動作
を実施することが必要である。つまり、非吐出時間が短
い時は軽いクリーニングを実施し、長い時は、それに対
応した入念なクリーニングを実施することが必要であ
る。
【0003】従来の非吐出時間の計測は、最終クリーニ
ング動作をトリガとして時計用のICにより計測する
か、或いは、先に出願人が出願したホストコンピュータ
からの時刻情報を利用することで行っている。
【0004】図20は前者のインクジェットプリンタの
ブロック図である。図20において、符号20−5はC
PUで、時計用IC20−1が計時する時間を読み取り
ROM20−7に記憶されているプログラムに従ってク
リーニング制御を初めとしたプリンタ全体の制御を行っ
ている。符号20−8はRAMで、CPU20−5がが
プログラムを実行する際に必要となるデータを一時記憶
する為に使われるが、電源をOFFとてしまうとRAM
20−8のデータは消失されてしまうので、常時記憶し
ておく必要のあるデータは不揮発性メモリー20−9に
記憶される。符号20−3は電池20−4を保持する電
池ホルダー、符号20−6はCPU20−5にクロック
を供給する水晶発振子である。
【0005】尚、インクジェットヘッドの駆動等のエン
ジン制御部は本発明の主旨と直接関係しないのでブロッ
ク図から省略してある。
【0006】図20のインクジェットプリンタでは、時
計用IC20−1は、電源のON/OFFに関わらず電
池20−4が有効な限り常時計時を行っている。従っ
て、最終クリーニング動作の時刻を測定して不揮発性メ
モリー20−9に該時刻を記憶しておけば、次に電源が
ONにした時の時刻と比較ができるので、最終クリーニ
ング動作からの経過時間がわかるものである。
【0007】図21は、後者のインクジェットプリンタ
のブロック図である。このインクジェットプリンタでは
前者のものと違って内部に時刻を計時する回路がなく、
代わりにインターフェース回路21−1からホストコン
ピュータが計時する時刻情報を受け取ることが可能にな
っている。
【0008】情報端末機であるインクジェットプリンタ
は、印字データに先駆けて送られてくる時刻情報を受取
り、これを不揮発性メモリーに記録しておき、次に送ら
れてくる時刻情報と比較することにより印刷時間間隔、
つまりインク非吐出時間を認識する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来から
電源がOFFしている時間も含めてインク非吐出時間を
計測する技術はあるが、図20の構成のインクジェット
プリンタでは、計時用の時計用ICや電池等が必要とな
り、装置のコストがアップしてしまう。更に、電池の不
測のショートによる発熱事故に対する配慮や、プリンタ
の使用期間が過ぎてからプリンタを廃却する時に電池の
廃却方法が問題になる。
【0010】また、図21の構成のインクジェットプリ
ンタでは、印字の直前にしか時間を認識できないので、
クリーニングは印字データが送られて来た時に印字に先
だって行うしかなく、印字が待たされてしまう。また、
計時機能を持たないホストコンピュータは接続できな
い。
【0011】本発明は上記の課題を解決するために、安
価な構成で精度良くインク非吐出時間を管理し目詰まり
の生じないインクジェットプリンタを提供するものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るため本発明は、ノズル開口よりインクを吐出する記
録ヘッドを搭載したインクジェットプリンタにおいて、
放電により低下する蓄電素子の端子電圧を入力として、
前記蓄電素子の充電からの経過時間を予め記憶して、前
記蓄電素子の放電特性情報を基に算出する放電時間計測
手段と、前記蓄電素子の充電を行った時点から前記記録
ヘッドよりインクを空吐出するクリーニングを行った時
点までの時間、または前記クリーニングを行った時点か
ら前記蓄電素子の充電を行った時点までの時間を記憶
る不揮発性メモリーと、前記放電時間計測手段及び前記
不揮発性メモリーに記憶した時間から、前記記録ヘッド
の非インク吐出時間を算出する非インク吐出時間算出手
段を備え、前記非インク吐出時間算出手段の算出結果に
応じて、電源投入直後の前記クリーニングを制御する
とを特徴とする。
【0013】また、電源投入後に動作可能なシステムク
ロックを基に正確な時間を計測する時計手段、又は、ホ
スト装置から正確な時間を受信する受信手段を設けるこ
とで、該時間情報を校正基準として、前記蓄電素子の放
電特性情報を更新させるようにした。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明のタイマー回路の中
心となるCR回路の放電特性を示す図である。本発明の
タイマー回路の基本動作は、まず、CR回路を一定の電
圧Vfullで充電しておいてから、電荷を供給するスイッ
チ回路をOFFにしておき、コンデンサに蓄えられた電
荷を抵抗で放電させて、その電圧の変化から経過時間を
CPUの計算によって求めることである。
【0015】図1のグラフ1は、CR回路に蓄えられた
電荷が放電する時の電圧Vtと経過時間tの関係を示し
ている。本来、電圧値Vfullで充電されたコンデンサの
放電は、コンデンサの容量Cと抵抗値Rを掛けた時定数
CRを基に、t秒後の電圧Vtは、Vt=Vfull × e
(-t/CR)という理論式になるが、実際はコンデンサ自体
に固有の並列抵抗成分等が存在しているので、長時間の
時間計測では該抵抗成分により理論式に基づく時間と実
時間には大きな誤差が生じてしまう。そこで本発明で
は、該抵抗成分等による影響を補正するために、図1の
グラフ2で表現されるVt=Vs × e(-t/CR)を基本式
として、それに補正項を加えた式1−1により経過時間
を計算する。
【0016】
【数1】
【0017】式1−1の補正項に使われる定数1、定数
2、・・・は、実験的に求められたデータを使うことが
でき、また、V1、V2、・・・についても、VfullとV
sの差を分割した値で求めることができるので式1−1
は、式1−2として表現できる。
【0018】
【数2】
【0019】また、式1−2は、VsがVfullの何%で
あるかという係数K1を使って、式1−3のようにも表
現できる。
【0020】
【数3】
【0021】上記式におけるVsの値は理論式に用いら
れるVfullよりも小さな値で、充電電源電圧と充電時間
が一定であれば、充電直前の電圧と相関関係があること
が判っている。例えば、充電直前の電圧が0Vであれば
Vs=3.9V、充電直前の電圧が3VであればVs=
4.2V、といった具合である。よって、充電直前の電
圧とVsとの相関関係を事前に調べておくことによりVs
の値を求めることは可能であり、この値を不揮発性メモ
リーに書き込んでおくことで、電源OFF後の電源再投
入時にも読み出すことができる。
【0022】本発明での経過時間tは、任意の時間に測
定したコンデンサの端子電圧Vtを式1−3に代入し、
時間を変数としてコンデンサに充電した直後のコンデン
サの端子電圧Vsとなる値(時間t)を算出することに
より行われる。
【0023】以下具体的各実施例に沿って説明する。
【0024】
【実施例】
<実施例1>図2は本発明の第1の実施例を示すタイマ
ー回路ブロック図である。
【0025】符号2−1はスイッチ回路であり、コンデ
ンサ2−8の充電を制御するものである。コンデンサ2
−8の充電制御はCPU2−3の出力ポートOUT1よ
りの信号でトランジスタ2−10を導通することで行わ
れ、OUT1がlowレベルで充電がなされる。OUT
1は電源投入時にHighレベルになり、プログラムに
よりOUT1にlowレベルの信号が出力されない限り
充電は行われないようになっている。
【0026】尚、スイッチ回路2−1下部に示す三角印
の素子は、オープンコレクタのバッフアを表している。
このオープンコレクタのバッファは、コンデンサ2−8
の充電用の電源VINが、CPU2−3の電源(+5V)
より低い場合に、トランジスタ2−10に逆電圧バイア
スがかかることを防止する役目もする。
【0027】本実施例では、スイッチ回路2−1をトラ
ンジスタ2−10で実現しているがFETもしくはリレ
ーを使って実現することも可能であることは明白であ
る。
【0028】符号2−2で示すブロックはCR回路であ
り、コンデンサ2−8に蓄えられた電荷をコンデンサに
並列接続された抵抗2−9を介して放電させる。このコ
ンデンサの容量と抵抗値の積を、一般にCR時定数と呼
んでいる。コンデンサ2−8の一端は、CPU2−3の
アナログ入力端子A/DINに入力されており、CPU2
−3はコンデンサ2−8の電圧変化をデジタル値に変換
して経過時間を算出する。
【0029】尚、CPU2−3に電源が入っている否か
にかかわらず常時アナログ入力端子A/DINの入力イン
ピーダンスが抵抗2−9の値に比べて十分ハイインピー
ダンスになるように抵抗2−9の値は設定されている。
また、符号2−4はCPUの基準クロックを作る水晶発
振子、符号2−5はCPUが実行するプログラムが書き
込まれたROM、符号2−6はCPU2−3がプログラ
ムを実行する際に必要となるデータが書き込んだり、読
み出したりするRAM、符号2−7はCR回路の特性に
関するパラメータ(Vs値)を記憶する不揮発性メモリ
ーである。
【0030】次に、図3のフローチャートに沿って、本
実施例のインクジェットプリンタにおけるインク非吐出
時間の計測動作概要を説明する。
【0031】プリンタの電源がONされると、まずCP
U2−3はコンデンサ2−8の電圧を読み取り、既に設
定されているVs値、CR時定数値を用い式1−3
使ってCR回路充電後の経過時間を算出する。次に、上
記の充電後経過時間と後述する前回クリーニング時に
記録したCR回路充電後から最終クリーニングまでの
過時間、もしくは、最終クリーニング動作以降に充電が
なされた場合に記録したクリーニング動作から充電まで
の時間情報に基づいて、最終クリーニングからの経過時
間を算出する。この算出した経過時間に基づいて、電源
投入時にプリンタは最適なクリーニング動作を実行す
る。そして、クリーニング終了後、その時刻をCR回路
充電からの経過時間という形で記録する。これは次回の
電源ON時に、最終クリーニングからの経過時間算出に
使われる。
【0032】以下CPUは、非印字時にコンデンサ2−
8の電圧を読み取って、一定値以下になった場合に、C
PUの出力ポートOUT1を一定時間Lowにして
ンデンサ2−8を充し、同時に最終クリーニングから
の経過時間を不揮発性メモリーに記録する。これは、次
回電源ON時の最終クリーニングからの経過時間算出に
使われる。また、CR回路充電直前の電圧値からVs値
を推定し、不揮発性メモリーに記憶しているVs値を更
新する。
【0033】この様に、本実施では、簡単な回路構成
で、電源がOFFされている時間も含めてインク非吐出
時間を精度よく計測することができる。
【0034】<実施例2>図4は本発明の第2の実施例
を示すタイマー回路ブロック図である。
【0035】図2に示すブロック図との相違点は、CP
U4−3がタイマーカウンタを内蔵している点と、不揮
発性メモリー内にCR時定数値も記録する様にしたこと
である。
【0036】CPU4−3の内蔵タイマーカウンタは、
プリンタの電源がONになっている間に正確な時間を測
定し、CR回路4−2の放電特性を定めるCR時定数値
を補正することに利用するものである。これは、特に経
年変化によるコンデンサ4−8の容量変化によって発生
する誤差の増加を防ぐのに有効である。
【0037】次に、図5のフローチャートに沿って、本
実施例のインクジェットプリンタにおけるインク非吐出
時間の計測動作概要を説明する。
【0038】図5のフローチャートと第1の実施例のフ
ローチャート(図3)との相違は、電源ONの直後にタ
イマーカウンタをスタートさせて、タイマーカウンタの
計時値が一定値以上になったら補正ルーチン1を起動す
ることである。この補正補正ルーチン1の詳細を示すフ
ローチャートが図6である。
【0039】補正の方法は、電源ONから補正時点まで
の時間に関して、CR回路から算出される時間と、タイ
マーカウンタで測った実測の時間とを比較して、その差
が最小になるようにCR時定数値を増減しながら計算を
繰り返すことにより行い、最適なCR時定数を推定して
不揮発性メモリーに記憶しているCR時定数を更新する
ものである。但し、補正作業前の差が一定値以上に大き
い場合は、何らかの誤差要因が入ったとして補正を行わ
ないようにする。
【0040】この様に、本実施例によれば、実施例1に
比して更に良好にインク非吐出時間が計測できる。
【0041】<実施例3>図7は本発明の第3の実施例
を示すタイマー回路ブロック図である。
【0042】図2のブロック図との相違点は、ホストコ
ンピュータから時刻情報を受け取ることができるインタ
ーフェース回路7−10を有していることと、不揮発性
メモリーに特別フラグとCR時定数値も記録できる様に
したことである。
【0043】インターフェース回路7−10は、ホスト
コンピュータから送られてくる正確な時刻情報をもと
に、CR回路7−2の放電特性を定めるVs値とCR時
定数値を補正することに利用するものである。
【0044】尚、本実施では、ホストコンピュータから
は印字データに先がけて現在の時刻を表す正確な時刻情
報が送られてくることを前提としている。
【0045】次に、図8のフローチャートに沿って、本
実施例のインクジェットプリンタにおけるインク非吐出
時間の計測動作概要を説明する。
【0046】図8のフローチャートと第1の実施例のフ
ローチャート(図3)との相違は、 CR回路の充電は、ホストコンピュータから時刻情
報が送られてきて、かつ、コンデンサが一定電圧以下に
なった時点に実施される。これによって、正確な充電時
刻が把握され、以降の補正ルーチン3においてVs値、
CR時定数値の補正を可能にしている点。
【0047】 プリンタが印字データを受け取った時
に、その印字データに先がけて送られてくる時刻情報
と、その時のCR回路の電圧値を読み取り不揮発性メモ
リーに記録する点。
【0048】 CR回路充電後に、時刻情報を2回以
上入手した場合、補正ルーチン2もしくは補正ルーチン
3を実行する点。
【0049】 補正ルーチン2においてはCR時定数
値の補正が行われ、補正ルーチン3ではVs値、CR時
定数値の補正が行われる点。
【0050】 特別ルーチンにより、ホストコンピュ
ータから時刻情報が送られてこなくても、CR回路の充
電が可能である点。但し、この場合は、補正ルーチン2
よってVs値のみの補正が可能である。
【0051】以上の点である。
【0052】図9に示す特別ルーチンは、ホストコンピ
ュータから時刻情報が送られてこず、CR回路のコンデ
ンサが完全に放電してしまって経過時間の計測が不能に
陥ることを防止するものである。その為に、図9の特別
ルーチンでは、CR回路が一定の電圧値より下がって、
かつ、ホストコンピュータから時刻情報が送られてこな
い時でも、一定の時間が経過すれば、CR回路を充電
し、それを示す特別フラグをONにしている。ただ、こ
の場合は正確な充電時刻が把握できないために、後述す
るCR時定数値のみの補正である補正ルーチン2の実行
しかできなくなる。それを識別する為に、特別フラグが
利用される。
【0053】図10は補正ルーチン2のフローチャート
で、この補正ルーチン2は上述のように特別フラグがO
N、つまり時刻情報の入手なしにCR回路の充電を実施
した時に実行されるものである。
【0054】図10に示す補正ルーチン2では、ホスト
コンピュータからの二つの時刻情報を校正基準に用い
て、CR回路のCR時定数を最適値に更新している。つ
まり、該二つの時刻情報が送られて来た時点でのCR回
路の電圧値二つを式1−3に代入して算出した時間間隔
が、ホストコンピュータからの二つの時刻情報の時間差
にほぼ一致するようにCR時定数を変更するものであ
る。但し、二つの時刻情報の差が一定値より小さい場合
は、誤差要因が大きくなる可能性があるので、CR時定
数の変更は行わないようにしている。また、補正作業前
のCR回路から算出される時間間隔と、二つの時刻情報
差が一定値以上に大きい場合は、何らかの誤差要因が入
ったとしてCR時定数の変更は行わない。
【0055】図11は補正ルーチン3のフローチャート
図で、この補正ルーチン3は上述の特別フラグがOF
F、つまりホストコンピュータよりの時刻情報を受信
し、CR回路の充電した時刻がわかっている時に実行さ
れる。
【0056】図11の補正ルーチン3は、CR回路充電
後の各時刻情報を式1−3に代入して算出したCR回路
電圧と、実測によるCR回路電圧との差が小さくなるよ
うにVs値とCR時定数値を変更するものである。但
し、時刻情報の差が小さい場合は、誤差が大きくなる可
能性が大きいのでVs値とCR時定数値の変更は行わな
い。また、時刻情報の差が大きくても、現在のVs値、
CR時定数で計算したCR回路電圧と、実測によるCR
回路電圧との差が一定値以上の場合は、何らかの誤差要
因が入ったとしてVs値とCR時定数値の変更を行わな
い。
【0057】尚、Vs値とCR時定数値の最適値は、Vs
値とCR時定数値を増減しながら計算を繰り返し行い、
各時刻での計算値と実測値の差の2乗の和が最小になる
様なVs値とCR時定数値の組み合わせを探すことで求
める。また、別の方法として、Vs値を増減すると式1
−3のグラフが全体的に上下に移動し、CR時定数値を
増減すると式1−3のグラフの傾きが変化するという特
性を利用して、CR充電後の経過時間が短い時点でのC
R回路電圧の計算値と実測値の差と、CR充電後の経過
時間が長い時点での同計算値と実測値の差とが、等しく
なる様にCR時定数値を調整し、差全体が小さくなる様
にVs値を調整することで全体的に実測値に近い値の出
せるVs値とCR時定数値を求める方法をとってもよ
い。
【0058】本実施例では、特別フラグONの時にCR
時定数値のみの補正をする補正ルーチン2を実施してい
るが、この補正ルーチン2を行わせず、Vs値とCR時
定数値の両方が補正できる条件を待って、Vs値とCR
時定数の変更を一度に行うようにしてもよい。
【0059】この様に、本実施例によれば、内蔵ターマ
ーが無いCPUであっても実施例1に比して更に良好に
インク非吐出時間が計測できる。
【0060】<実施例4>図12は本発明の第4の実施
例を示すタイマー回路ブロック図である。
【0061】図7に示す第3の実施例のブロック図との
相違点は、CPUが内部にタイマーカウンタを内蔵して
いることと、不揮発性メモリー内の特別フラグを正確フ
ラグに変更したことである。
【0062】次に、図13のフローチャートに沿って、
本実施例のインクジェットプリンタにおけるインク非吐
出時間の計測動作概略を説明する。
【0063】図13のフローチャートと第3の実施例の
フローチャート(図8)との相違点は、まず、第3の実
施例ではCR回路の充電をホストコンピュータから時刻
情報が送られてくる印刷時にしか行えなかったが、本実
施では、CPUに内蔵のタイマーカウンタを利用するこ
とにより、CR回路電圧が一定値以下になった任意の時
点でCR回路の充電を行えるようにしている点にある。
【0064】この充電時には、当然のことながらCPU
のタイマーカウンタが動作しているので、正確な時間経
過の把握が可能であり、タイマーカウンタの値と、その
前後のホストコンピュータから送られてきた正確な時刻
情報をもとに、正確な充電時刻の把握が可能になる。
【0065】本実施例では、CR回路の充電後、充電時
刻を記録するようにしているが、もしこの時点でホスト
コンピュータから正確な時刻情報を入手していれば、タ
イマーカウンタによる経過時間を加えて、正確な充電時
刻を記録し、それを示す正確フラグをONにする。そう
でなければ、CR回路から算出した時間情報をもとに充
電時刻を記録し、正確フラグをOFFにする。その後、
ホストコンピュータから正確な時刻情報を入手した時点
で充電時刻を修正して正確フラグをONにする。この正
確フラグにより、補正ルーチン2を実行するか補正ルー
チン3を実行するか識別する。
【0066】尚、補正ルーチン2、補正ルーチン3は、
第3の実施例に示した同名のルーチンと同じであり、説
明は省略する。また、補正ルーチン2を行わないで、V
s値とCR時定数値の両方を補正できる補正ルーチン3
の実施ができる条件を待って、Vs値とCR時定数を補
正してもよい。
【0067】この様に、本実施例によれば、CPUの内
蔵タイマーとホストコンピュータからの時刻情報を用い
ることにより実施例1乃至実施例3に比して更に良好に
インク非吐出時間が計測できる。
【0068】<実施例5>図14は本発明の第5の実施
例を示すタイマー回路ブロック図である。
【0069】図12に示す第4の実施例のブロック図と
の相違点は、CR回路14−2とCPU14−3の電気
的接続をON/OFFするスイッチ2回路14−10を
追加したことと、スイッチ2回路の導通を制御する信号
を出力する出力ポートOUT2をCPU14−3が備え
ていることである。
【0070】このスイッチ2回路14−10は、CPU
14−3の出力ポートOUT2からLowレベルの信号
を出力することで導通する。本実施例では、CR回路1
4−2の電圧を読み取る時のみ、スイッチ2回路14−
10を導通し、CR回路14−2とCPU14−3を電
気的に接続している。
【0071】本実施例によれば、電源OFF時のアナロ
グ入力端子の入力インピーダンスによる漏洩電流の影響
が生じず、また、常時CR回路14−2の電圧がCPU
14−3に印加されることによって発生する可能性のあ
るCPU内部のマイブレーションによる不具合を防止す
ることができる。
【0072】図15は本実施例のインクジェットプリン
タにおけるインク非吐出時間の計測動作概略を説明する
フローチャートである。図15のフローチャートは、第
4の実施例のフローチャート(図13)に、CR回路の
電圧を読み取る際に、CPUの出力ポートOUT2をL
owレベルにしてから読み取り、読み終わってから元の
Highレベルに戻す手順を追加したものであり他の手
順は同じであるので詳細は省略する。
【0073】<実施例6>図16は本発明の第5の実施
例を示すタイマー回路ブロック図である。
【0074】本実施例では、第1の実施例(図2)に対
して、CPU16−3がタイマーカウンタを内蔵してい
る点、CR回路16−2内の抵抗16−9の一端をGN
DではなくCPU16−3のアナログ入力端子A/DIN
に接続した点、不揮発性メモリーに時間カウンタ値を記
録できる様にした点で違いがあるものである。
【0075】この様な構成を採る理由は、本実施例での
CPU16−3のアナログ入力端子A/DINが、電源O
FF時にローインピーダンスで、電源ON時にハイイン
ピーダンスとなる特性があるためである。つまり、電源
OFF時にアナログ入力端子A/DINの入力インピーダ
ンスよりも十分大きな抵抗値を持つ抵抗16−9を介し
て放電が成されるようにし、放電が中断する電源ON時
にはCPU16−3が持つタイマーカウンタにより放電
中断時間を計時して、インク非吐出時間を算出するよう
にしている。
【0076】図17は本実施例のインクジェットプリン
タにおけるインク非吐出時間の計測動作概要を説明する
フローチャートである。本実施例では、アナログ入力端
子A/DINは電源がONの間はハイインピーダンスにな
りCR回路の放電が中断されるので、CR回路の充電後
の経過時間を算出する際に、この充電停止時間を加えて
計算する。その為に、電源ONの直後にCPU内蔵のタ
イマーカウンタをスタートさせ、電源OFFの直前にこ
の値、つまり電源がONになっていた時間を計測し、不
揮発性メモリーの時間カウンタに書き込んでいる。尚、
この時間は、CR回路の充電が行われない間は、加算し
て書き込まれ、CR回路充電後のプリンタ電源ONの時
間として記録されている。また、いずれかの時点でCR
回路の充電が行われた時に、この時間カウンタの値はク
リアされ、充電以降の電源ONの時間を計測する様にし
ている。その他の処理手順は第1の実施例(図3)と同
じであるので詳細は省略する。
【0077】<実施例7>図18は本発明の第7の実施
例を示すタイマー回路ブロック図である。
【0078】図16に示す第6の実施例のブロック図と
の相違点は、ホストコンピュータから時刻情報を受け取
ることができるインターフェース回路18−10を備え
た点と、不揮発性メモリー内に正確フラグとCR時定数
値を記録できる様にしたことである。これにより、第4
の実施例と同様に、ホストコンピュータから送られてく
る正確な時刻情報とタイマーカウンタの時間情報をもと
に、CR回路から経過時間を算出する際に使われるVS
値とのCR時定数値を補正するようにしている。
【0079】尚、本実施では、ホストコンピュータから
送られてくる印字データに先がけて現在の時刻を表す正
確な時刻情報が送られてくることを前提としている。
【0080】図19は本実施例のインクジェットプリン
タにおけるインク非吐出時間の計測動作概要を説明する
フローチャートであり、基本は第4の実施例(図13)
と同じである。只、第6の実施例と同様に、アナログ入
力端子A/DINは電源がONの間はハイインピーダンス
になりCR回路の放電が中断されるので、CR回路の充
電後の経過時間を算出する際に、この時間を加えて計算
す必要がある。その為、電源ONの直後にCPU内蔵の
タイマーカウンタをスタートさせ、電源OFFの直前に
この値、つまり電源がONになっていた時間を計測し、
不揮発性メモリーの時間カウンタに書き込む処理と、C
R回路を充電した際に時間カウンタをクリアする処理が
加わっているものである。
【0081】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、コ
ンデンサーの放電による電圧変化からインク非吐出時間
を算出する簡単な構成を基本としていながら、蓄電素子
の充電を行った時点から記録ヘッドよりインクを空吐出
するクリーニングを行った時点までの時間、またはクリ
ーニングを行った時点から蓄電素子の充電を行った時点
までの時間を不揮発性メモリーに記憶するようにしてい
るので、正確な時間管理が可能になり、電源投入時にイ
ンクジェットヘッドの最適なクリーニングが行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】CR回路の放電特性を示す図。
【図2】第1の実施例のタイマー回路ブロック図。
【図3】第1の実施例のインクジェットプリンタの動作
概略を示すフローチャート。
【図4】第2の実施例のタイマー回路ブロック図。
【図5】第2の実施例のインクジェットプリンタの動作
概略を示すフローチャート。
【図6】補正ルーチン1の詳細を示すフローチャート。
【図7】第3の実施例のタイマー回路ブロック図。
【図8】第3の実施例のインクジェットプリンタの動作
概略を示すフローチャート。
【図9】特別ルーチンの詳細を示すフローチャート。
【図10】補正ルーチン2の詳細を示すフローチャー
ト。
【図11】補正ルーチン3の詳細を示すフローチャー
ト。
【図12】第4の実施例のタイマー回路ブロック図。
【図13】第4の実施例のインクジェットプリンタの動
作概略を示すフローチャート。
【図14】第5の実施例のタイマー回路ブロック図。
【図15】第5の実施例のインクジェットプリンタの動
作概略を示すフローチャート。
【図16】第6の実施例のタイマー回路ブロック図。
【図17】第6の実施例のインクジェットプリンタの動
作概略を示すフローチャート。
【図18】第7の実施例のタイマー回路ブロック図。
【図19】第7の実施例のインクジェットプリンタの動
作概略を示すフローチャート。
【図20】従来のタイマー回路ブロック図。
【図21】従来のタイマー回路ブロック図。
【符号の説明】
14−1・・・スイッチ回路 14−2・・・CR回路 14−3・・・CPU 14−4・・・水晶発振子 14−5・・・ROM 14−6・・・RAM 14−7・・・不揮発性メモリー 14−8・・・コンデンサ 14−9・・・抵抗 14−10・・スイッチ2回路 14−11・・インターフェース回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/18 B41J 2/125 B41J 2/175 B41J 2/185

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル開口よりインクを吐出する記録ヘ
    ッドを搭載したインクジェットプリンタにおいて、放電
    により低下する蓄電素子の端子電圧を入力として、前記
    蓄電素子の充電からの経過時間を予め記憶して、前記蓄
    電素子の放電特性情報を基に算出する放電時間計測手段
    と、前記蓄電素子の充電を行った時点から前記記録ヘッ
    ドよりインクを空吐出するクリーニングを行った時点ま
    での時間、または前記クリーニングを行った時点から前
    記蓄電素子の充電を行った時点までの時間を記憶する不
    揮発性メモリーと、前記放電時間計測手段及び前記不揮
    発性メモリーに記憶した時間から、前記記録ヘッドの非
    インク吐出時間を算出する非インク吐出時間算出手段を
    備え、前記非インク吐出時間算出手段の算出結果に応じ
    て、電源投入直後の前記クリーニングを制御することを
    特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 電源投入後に動作可能なシステムクロッ
    クを基に時間を計測する時計手段と、該時計手段の計時
    結果を校正基準として、前記蓄電素子の放電特性情報を
    更新する手段を備えることを特徴とする請求項1記載の
    インクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 電源投入後にホスト装置から時刻情報を
    受信する受信手段と、該受信手段により受信した時刻情
    報を校正基準として、前記蓄電素子の放電特性情報を更
    新する手段を備えることを特徴とする請求項1記載のイ
    ンクジェットプリンタ。
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