JPH05202790A - 圧電素子充電電荷量制御回路 - Google Patents

圧電素子充電電荷量制御回路

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JPH05202790A
JPH05202790A JP4177125A JP17712592A JPH05202790A JP H05202790 A JPH05202790 A JP H05202790A JP 4177125 A JP4177125 A JP 4177125A JP 17712592 A JP17712592 A JP 17712592A JP H05202790 A JPH05202790 A JP H05202790A
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M51/00Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
    • F02M51/06Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
    • F02M51/0603Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using piezoelectric or magnetostrictive operating means

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧電素子の実際の充電電荷量と目標電荷量と
の誤差を積分する誤差積分回路を備えた圧電素子充電電
荷量制御回路に関し、入力信号が非周期的に入力される
場合にも正確な積分値を得て充電電荷量制御を行なうこ
とを目的とする。 【構成】 入力信号Iを加算回路11で第2のサンプル
ホールド回路14の出力信号Bと加算して得た信号Cが
増幅器12に供給される。増幅器12の出力信号Oは第
1のサンプルホールド回路13で第1のタイミングパル
スT1 に基づいてサンプル及びホールドされる。第1の
サンプルホールド回路13の出力信号Aは第2のサンプ
ルホールド回路14において、タイミングパルスT2
基づいてサンプル及びホールドされる。上記のタイミン
グパルスT1 及びT2 は入力信号Iに同期しており、入
力信号IはタイミングパルスT1 及びT2 に同期して積
分されて増幅器により取り出されることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧電素子充電電荷量制御
回路に係り、特に圧電素子の実際の充電電荷量と目標電
荷量との誤差を積分する誤差積分回路を備えた圧電素子
充電電荷量制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の燃料噴射弁の加圧アクチュエ
ータなどに用いられる圧電素子は、温度変化、経年変化
等によって同じレベルの駆動信号に対する伸縮量が変化
しても、所要の空燃比が得られるように補正する必要が
ある。そこで、従来より圧電素子の伸縮量と充電電荷量
とが対応関係にあることに鑑み、圧電素子の駆動電流を
積分し、その積分値に基づいて圧電素子の伸縮量を間接
的に検出し、その検出結果に基づいて駆動電圧をフィー
ドバック制御させるようにした圧電素子の制御回路が知
られている(特開昭60−43146号公報)。
【0003】ところで、一般的にはフィードバック系モ
デルは図17に示す如く、入力電圧Vi を減算器1を通
して伝達関数G(s)の回路2に供給し、更にこの回路
2の出力電圧Vu を伝達関数H(s)の帰還回路3を通
して得た電圧VFBを減算器1にフィードバック入力する
構成で表わされる。
【0004】このフィードバック系モデル全体の伝達関
数はG(s)/{1+G(s)・H(s)}で表わされ
るから、図17の回路は図18に書き改めることができ
る。この時、H(s)=K1 ,G(s)=∞とするとこ
の系の伝達関数は1/K1 で近似され、安定する。ただ
し、実際にはG(s)=∞とはならず誤差が発生するた
め、G(s)=1/sとして積分項を設ける。このこと
より遅れは発生するが誤差をなくすことができる。
【0005】そこで、上記の点に鑑み、具体的には図1
9に示す如く、演算増幅器5、その反転入力端子に接続
された抵抗6及び演算増幅器5の出力端子と反転入力端
子間に接続されたコンデンサ7からなる積分回路を用い
てフィードバックを行なう。前記した従来回路における
圧電素子の駆動電流の積分値は、上記の積分回路により
得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記した従
来の制御回路では、図19に示した積分回路を用いてい
るが、この積分回路は時間に対する積分回路であるた
め、入力電圧Vi が一定周期である場合にのみ所要の積
分電圧を得ることができる。しかし、前記した内燃機関
の燃料噴射弁の加圧アクチュエータなどに用いられる圧
電素子の充電電荷量を制御する場合には、入力電圧Vi
は点火タイミングなどに応じて非同期的に入力されるた
めに、所要の積分電圧を得ることができず、正確な充電
電荷量制御ができない。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、継続接続した2つのサンプルホールド回路を帰還路
に有することにより、上記の課題を解決した圧電素子充
電電荷量制御回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の原理構成図を図1に示す。図1(A)は請求項1記
載の発明の原理構成図で、加算回路11、ゲイン1の増
幅器12、第1のサンプルホールド回路13及び第2の
サンプルホールド回路14からなる誤差積分回路を備え
た圧電素子充電電荷量制御回路を示す。加算回路11は
圧電素子への充電電荷量と目標電荷量との誤差Iに第2
のサンプルホールド回路14の出力信号Bを加算す
る。増幅器12は加算回路11の出力信号を増幅して誤
差積分回路の出力信号Oとする。第1のサンプルホール
ド回路13は誤差積分回路の出力信号Oを前記圧電素子
の充電電荷量のサンプルタイミングと同期した第1のタ
イミングパルスT1 でサンプリング後ホールドする。第
2のサンプルホールド回路14は第1のサンプルホール
ド回路13のホールド期間の出力信号Aを第1のタイミ
ングパルスT 1 と同期した第2のタイミングパルスT2
でサンプル後ホールドする。
【0009】図1(B)は請求項2記載の発明の原理構
成図を示す。同図中、図1(A)と同一構成部分には同
一符号を付し、その説明を省略する。図1(B)に示す
誤差積分回路は切換手段15を有する点に特徴がある。
切換手段15は誤差積分回路の作動開始時に、第1のサ
ンプルホールド回路13に所定レベルの信号Eを初期値
として入力し、その後増幅器12の出力信号Dを第1の
サンプルホールド回路13に切換入力する。
【0010】
【作用】誤差検出回路の入力誤差I(n)が一定周期で
なく非周期的に入力される場合、その出力誤差積分値S
(n)は次式で表わされる。
【0011】
【数1】
【0012】上式よりわかるように、誤差積分値S
(n)は入力誤差I(n)に前回までの誤差積分値S
(n-1)を加算することで得られる。
【0013】そこで本発明は図1(A),(B)に示す
如く、加算回路11において入力誤差Iに前回までの誤
差積分値Bを加算する構成としたものである。図1
(A)の回路においては、図2に示す如く入力誤差Iが
I(n-1) のときは増幅器12で増幅されて取り出される
出力信号OがS(n-1) である。この出力信号S(n-1) は
第1のサンプルホールド回路13に入力され、図2で示
す第1のタイミングパルスT1 のローレベル期間サンプ
リングされた後、T1 のハイレベル期間ホールドされ
る。従って、第1のサンプルホールド回路13の出力信
号Aは図2に示す如くタイミングパルスT1 のハイレベ
ル期間S(n-1)に確定する。
【0014】第2のサンプルホールド回路14は図2に
示す如く第1のタイミングパルスT 1 に同期した第2の
タイミングパルスT2 のローレベル期間、上記の信号A
(=S(n-1))をサンプリングし、T2 のハイレベル期
間サンプリング値をホールドすることにより、図2にB
で示す信号を出力する。これにより、第2のサンプルホ
ールド回路14から取り出された信号B(=S(n-1))
はこの時点の入力誤差I(=I(n))と加算回路11
において加算された後、増幅器12へ入力される。
【0015】上記のタイミングパルスT1 及びT2 は圧
電素子の充電電荷量のサンプリングタイミングと同期し
ており、非周期的に発生する入力誤差Iに同期して発生
されるため、サンプリングタイミングと同期して積分動
作が行なわれることとなる。図1(B)に示す本発明回
路では、図3にSWで示すように誤差積分回路の作動開
始時の時刻t1 からt2 までの間、所定レベルの信号E
を初期値として切換手段15が選択出力するため、誤差
検出回路の出力信号Oは図3に示す如く時刻t1 からt
2 までの間初期値Eが出力される。
【0016】第1のサンプルホールド回路13は図3に
示すように上記の初期値Eを第1のタイミングパルスT
1 でサンプル及びホールドして信号Aを出力し、第2の
サンプルホールド回路14はこの信号A(=E)を第2
のタイミングパルスT2 でサンプル及びホールドして信
号Bを出力する。切換手段15は上記時刻t2 になると
図3にSWで示すように、増幅器12の出力信号Dを第
1のサンプルホールド回路13へ入力するように切換わ
る。
【0017】これにより、切換手段15からは図3にO
で示す如く、時刻t2 からその後タイミングパルスT2
が2回入力されるまでは初期値Eに入力誤差I1 を加算
した値が取り出され、以後はタイミングパルスT2 が入
力される毎に入力誤差と前回の出力信号との加算信号が
取り出される。本発明では積分回路の作動開始から直ち
に或る初期値Eが取り出されるので、応答が速い。
【0018】
【実施例】図4は本発明の要部の一実施例の回路図を示
す。同図中、端子21,22,23,24及び25は夫
々初期設定信号、タイミング信号、圧電素子の充電電流
値、目標電荷量を示す電荷指定値及び前記した所定レベ
ルの信号Eに相当する初期値が夫々入力される。前記端
子21に入力される初期設定信号は、後述する如く圧電
素子が内燃機関の燃料噴射弁の加圧アクチュエータとし
て使用されているときは、内燃機関のイグニッションス
イッチのオンにより発生されるリセット信号である。ま
た前記端子22に入力されるタイミング信号は例えば燃
料噴射信号である。本実施例は初期設定タイミング発生
回路26、誤差積分及び電流積分タイミング発生回路2
7、電流積分回路28、電荷ホールド回路29、誤差算
出回路30、誤差積分回路31、ゲート回路32,3
3、スイッチ回路34及び35からなる。スイッチ回路
34は前記した切換手段15を構成している。
【0019】初期設定タイミング発生回路26は、単安
定マルチバイブレータ36、フリップフロップ37及び
インバータ38よりなり、単安定マルチバイブレータ3
6のXQ出力端子がフリップフロップ37のクロック端
子に接続され、端子21がインバータ38を介してフリ
ップフロップ37のリセット端子に接続された構成とさ
れている。
【0020】誤差積分及び電流積分タイミング発生回路
27は、インバータ39、単安定マルチバイブレータ4
0,41及び42、フリップフロップ43からなり、端
子22がインバータ39を介して単安定マルチバイブレ
ータ40の入力端子Aに接続され、単安定マルチバイブ
レータ40,41のQ出力端子が次段の単安定マルチバ
イブレータ41,42の入力端子XBに接続され、更に
フリップフロップ43のリセット端子が端子22に、ま
たフリップフロップ43のクロック端子が単安定マルチ
バイブレータ41のQ出力端子に接続されている。
【0021】電流積分回路28は抵抗44、演算増幅器
45、コンデンサ46及びスイッチ回路47よりなる積
分回路であり、演算増幅器45の出力端子と反転入力端
子間にコンデンサ46とスイッチ回路47の並列回路が
接続されている。
【0022】電流積分回路28はスイッチ回路47がオ
フの期間、入力充電電流値を積分し、スイッチ回路47
がオンの期間はコンデンサ46の充電電荷をスイッチ回
路47を通して放電して出力をゼロとすると共に次の積
分動作に備える。演算増幅器45の出力端子は抵抗48
を介してサンプルホールド回路49の入力端子とスイッ
チ回路35の接続点に接続されている。抵抗48の抵抗
値はスイッチ回路35のオン時の内部抵抗より十分大な
る値に設定されている。
【0023】誤差算出回路30は抵抗50及び51の各
一端が演算増幅器52の反転入力端子に接続され、演算
増幅器52の非反転入力端子が抵抗53を介して接地さ
れ、また演算増幅器52の出力端子と反転入力端子との
間に抵抗54が接続された構成とされている。抵抗50
の他端は端子24に接続され、抵抗51の他端はサンプ
ルホールド回路49の端子に接続されている。この誤差
算出回路30は端子23よりの圧電素子に流れる充電電
流と端子24よりの電荷指示値との偏差(誤差)を算出
する。
【0024】誤差積分回路31は演算増幅器52の出力
端子が抵抗55を介して演算増幅器56、抵抗57〜5
9よりなる利得1の非反転増幅器を介して出力端子63
及びサンプルホールド回路60の入力端子に接続され、
更にサンプルホールド回路60の出力がサンプルホール
ド回路61及び抵抗62を介して演算増幅器56の非反
転入力端子に接続された構成とされている。
【0025】抵抗55及び62の共通接続点が前記加算
回路11に相当し、演算増幅器56及び抵抗57〜59
が前記ゲイン1の増幅器12に相当し、サンプルホール
ド回路60及び61が前記サンプルホールド回路13及
び14に相当する。また、端子25と出力端子63との
間に接続されたスイッチ回路34は前記切換手段15を
構成している。出力端子63は後述の図9のDC−DC
コンバータ72の入力端子に接続されている。
【0026】サンプルホールド回路49,60及び61
は公知の構成の集積回路(IC)で構成されており、例
えばAD585Aを用い得、そのホールド端子にハイレ
ベルの信号が印加されている期間入力信号をサンプリン
グし、ホールド端子にローレベルの信号が印加されてい
る期間はサンプリングした値をホールドする構成であ
る。
【0027】次に本実施例の作動について説明する。ま
ず、イグニッションスイッチのオンにより発生されたロ
ーレベルのリセット信号が端子21に初期設定信号とし
て入力される。すると、この初期設定信号がインバータ
38を介してフリップフロップ37のリセット端子に印
加され、これをリセットする。これにより、フリップフ
ロップ37のQ出力端子よりローレベルの信号が取り出
され、スイッチ回路34及び35を夫々オンとする。
【0028】スイッチ回路34がオンになると、端子2
5よりの所定レベルの信号(初期値)Eがスイッチ回路
34を通してサンプルホールド回路60の入力端子に印
加される。この所定レベルの信号Eは誤差積分回路31
の定常状態における信号レベル付近の値に予め設定され
ている。一方、スイッチ回路35のオンにより、端子2
4よりの電荷指示値がスイッチ回路35を介してサンプ
ルホールド回路49の入力端子に印加される。端子21
よりのローレベルの初期設定信号によりゲート回路32
及び33の各出力タイミング信号T1 及びT2 は夫々ハ
イレベルとなるので、サンプリングホールド回路49、
60及び61はサンプリング動作を行なう。
【0029】上記の初期設定信号は一定時間後ローレベ
ルよりハイレベルへ立ち上がり、以後ハイレベルに保持
される。初期設定信号の立ち上がりにより、単安定マル
チバイブレータ36が抵抗R4 及びコンデンサC4 によ
り決まる所定時間だけ、そのXQ出力端子よりローレベ
ルの信号を出力する。フリップフロップ37は単安定マ
ルチバイブレータ36のXQ出力端子からの信号がクロ
ック端子に印加され、上記所定時間後のクロック端子の
ローレベルからハイレベルへの立ち上がり時に、データ
入力端子へのハイレベル信号をラッチし、これにより出
力端子Qよりハイレベルの信号を出力して、スイッチ回
路34及び35を夫々オフとする。
【0030】一方、端子22より燃料噴射弁の噴射タイ
ミングに同期したタイミング信号が端子22に入力され
始める。このタイミング信号は図5(A)に示す如き非
周期的な信号で、インバータ39を通して単安定マルチ
バイブレータ40の入力端子A及びスイッチ回路47の
制御端子に印加され、タイミング信号の立ち下がりと同
時に単安定マルチバイブレータ40のQ出力端子から図
5(B)に示す如く、抵抗R1 、コンデンサC1 で決ま
る所定時間P1 ハイレベルの信号が出力されると共に、
スイッチ回路47がオフとされ、電流積分回路28によ
り電流積分が開始される。上記の所定時間P1 は電流積
分回路28の積分動作が終了する時間に余裕をもって設
定されている。
【0031】単安定マルチバイブレータ40のQ出力信
号は単安定マルチバイブレータ41の入力端子XBに入
力され、その立ち下がりで単安定マルチバイブレータ4
1をトリガし、単安定マルチバイブレータ41のQ,X
Qの各出力端子より図5(C),(D)に示す如く抵抗
2 及びコンデンサC2 で決まる所定時間P2 の幅をも
つパルスを出力させる。この所定時間P2 はサンプルホ
ールド回路49と61において、入力が安定してサンプ
リングされる時間に設定される。
【0032】単安定マルチバイブレータ41のQ出力端
子の出力信号(図5(C))は単安定マルチバイブレー
タ42の入力端子XBに印加されて、その立ち下がりで
単安定マルチバイブレータ42をトリガし、抵抗R3
びコンデンサC3 で決まる所定時間P3 ローレベルの図
5(F)に示す信号を出力させる。この所定時間P3
サンプルホールド回路60において、入力が安定してサ
ンプリングされる時間に設定される。
【0033】また、単安定マルチバイブレータ41のQ
出力端子の出力信号(図5(C))は、フリップフロッ
プ43のクロック端子に印加され、その立ち上がりでデ
ータ入力端子のハイレベルの信号をラッチさせる。フリ
ップフロップ43のQ出力端子の出力信号は単安定マル
チバイブレータ42のイネーブル端子に印加され、その
ハイレベル期間作動可能状態とし、そのローレベル期間
は作動禁止状態とする。
【0034】また、フリップフロップ43は端子22よ
りのタイミング信号(図5(A))の立ち上がりにより
セットされる。従って、フリップフロップ43は単安定
マルチバイブレータ41のQ出力信号の立ち上がりがあ
って始めて単安定マルチバイブレータ42の動作を可能
とするために設けられており、ノイズにより単安定マル
チバイブレータ42が誤動作することを防止する。
【0035】このようにして、単安定マルチバイブレー
タ42のXQ出力端子より取り出された出力信号(図5
(F))はゲート回路33に供給され、ここで端子21
よりのハイレベルの信号と否定論理積をとられて図5
(G)に示す信号とされた後、前記第1のタイミングパ
ルスT1 としてサンプルホールド回路60のホールド端
子に印加され、そのハイレベル期間にサンプリングした
値を次のローレベル期間ホールドする。
【0036】また、単安定マルチバイブレータ41の出
力端子XQより取り出された図5(D)に示す信号はゲ
ート回路32で端子21よりのハイレベルの信号と否定
論理積を取られて図5(E)に示す信号とされた後、前
記第2のタイミングパルスT 2 としてサンプルホールド
回路49及び61のホールド端子に印加される。なお、
図5(G),(E)に示すタイミングパルスT1 ,T2
は前記図3,図4に示したタイミングパルスT1 ,T2
とは逆極性であるが、実質的には同一である。一方、端
子23に入力された圧電素子への充電電流は、前記タイ
ミング信号の立ち下がりと同時にスイッチ回路47がオ
フとされることから電流積分回路28で積分された後、
抵抗48を介してサンプルホールド回路49に供給さ
れ、ここで前記サンプル後ホールドされる。このサンプ
ルホールド回路49でサンプル後ホールドされた信号の
値は圧電素子の充電電荷量を示しており、抵抗50を介
して端子24より入力される電荷指示値と抵抗51を介
して加算(実質的には減算)されて誤差信号とされる。
【0037】すなわち、上記の誤差信号は実際の圧電素
子への充電電荷量と目標とする電荷指示値との誤差に対
応したレベルの信号であり、演算増幅器52及び抵抗5
3、54よりなる回路で反転増幅された後、前記した入
力信号Iとして抵抗55を介して演算増幅器56の非反
転入力端子に供給される。一方、演算増幅器56の非反
転入力端子には抵抗62を介してサンプルホールド回路
61よりの信号(前記信号Bに相当)が入力される。
【0038】演算増幅器56、抵抗57〜59による回
路は上記の抵抗55を介して入力される誤差信号Iと抵
抗62を介してサンプルホールド回路61から入力され
る信号Bとの加算信号を非反転増幅し、得られた信号を
端子63へ出力信号(電圧指示値)Oとして出力する一
方、サンプルホールド回路60に入力し、ここで前記図
5(G)に示すタイミングパルスT1 のハイレベル期間
でサンプル後T1 のローレベル期間でホールドさせる。
サンプルホールド回路60の出力信号Aはサンプルホー
ルド回路61に入力され、ここで前記図5(E)に示す
タイミングパルスT2 のハイレベル期間でサンプル後T
2 のローレベル期間でホールドされる。
【0039】本実施例によれば、端子22に入力される
タイミング信号と端子23に入力される充電電流とは互
いに同期しており、かつ、非周期的に入力されるが、誤
差積分回路31において、サンプルタイミングと同期し
て積分動作を行なうことができるため、出力端子63に
は正確な誤差積分値が得られる。従って、本実施例によ
れば、PID制御精度を向上できる。
【0040】図6はタイミングパルスT2 、入力誤差信
号I、出力信号O及びサンプルホールド回路61の出力
信号Bを夫々示すタイムチャートである。同図に示すよ
うに入力誤差信号Iを積分した信号が出力信号として取
り出されることがわかる。図7はタイミングパルスT2
を図6のタイミングパルスT2 よりも長周期としたとき
の誤差積分回路31のタイムチャートを示す。図7に示
すように、タイミングパルスT2 が長周期であるとサン
プリング間隔が長くなるため、出力信号Oの波形はより
大きな段差を持つ波形となる。
【0041】図8は初期設定直後の本実施例のタイムチ
ャートを示す。期間Pa は初期設定直後の値を示し、サ
ンプルホールド回路60,61の各出力信号A,Bは夫
々前記信号レベルEである。続いて、スイッチ回路34
がオフとされ、最初のタイミングパルスT1 ,T2 の入
力後2番目のタイミングパルスT2 が入力されるまでの
期間Pb においては、信号Aのみが入力信号Iを加算さ
れ、2番目のタイミングパルスT1 ,T2 以降が入力さ
れる期間Pc においては、入力信号Iが一定ならば、信
号A,Bは互いに入力信号Iの電位差をもって順次Iず
つ加算されていく。
【0042】本実施例によれば、初期設定時に定常状態
のときの誤差積分値に対応する値Eを入力するようにし
ているため、従来のように積分回路に電荷が蓄積されて
おらず、積分値ゼロから積分を開始するために出力がゼ
ロからスタートして応答が遅くなる、ということはな
い。なお、前回までの値の学習値をサンプルホールド回
路60,61に保持しておき、その学習値を基にしてス
タートすることもできる。
【0043】ところで、上記の誤差積分回路31の出力
信号Oは、図9に示す回路の入力端子63を介してDC
−DCコンバータ72に電圧指示値Viとして印加さ
れ、ここでViに応じた高圧電圧VO に変換される。D
C−DCコンバータ72の出力高圧電圧VO は電源用コ
ンデンサ73に印加され、これを充電する。一方図9の
サイリスタ75及び76はゲートに接続された図示しな
い点弧回路によってスイッチング制御される構成とされ
ており、一方がオンのときは他方がオフとされ、かつ、
交互にオンとオフを繰り返すようにスイッチング制御さ
れる。
【0044】サイリスタ75がオンのときは、電源用コ
ンデンサ73の充電電荷がチョークコイル74及びサイ
リスタ75を通して圧電素子78に印加される。すなわ
ち、サイリスタ75がオンの時には図示の向きに電流I
1 が流れ、共振により容量性負荷である圧電素子78に
0 より高い電圧VP が蓄えられる。
【0045】その後、サイリスタ76がオンとされる
と、圧電素子78の充電負荷がサイリスタ76及びチョ
ークコイル77を通して放電される。従って、サイリス
タ76がオンのときは、図示の向きに放電電流I2 がサ
イリスタ76及びチョークコイル77に流れ、オーバー
シュートにより圧電素子78の端子電圧VP は負電圧ま
で低下する。
【0046】上記電圧VO が320Vのとき、図10
(B)に示す如くサイリスタ75のオンタイミングaの
ときに波高値6Aの電流I1 が流れ、また同図(C)に
示す如くサイリスタ76のオンタイミングbのときに波
高値6Aの電流I2 が流れ、これにより圧電素子78の
端子電圧VP は同図(A)に示す如く正側の波高値が6
00V、負側の波高値が−200Vのパルス状波形とな
る。なお、前記した圧電素子78の充電電流I1 は図4
の端子23にも入力される。
【0047】図11はこの場合の図4と図9とをまとめ
て示す本発明の第1実施例の回路構成図である。同図
中、図4及び図9と同一構成部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。図11において、タイミング発生
回路101 は図4の初期設定タイミング発生回路26と誤
差微分及び電流積分タイミング発生回路27とよりなる
回路部であり、また図11の制御部102 は図9の上記の
タイミング発生回路26及び27以外のすべての回路部
である。
【0048】制御部102 の入力端子23(すなわち電流
積分回路28の入力端子)には、図11の電流トランス
103 から取り出された前記充電電流I1 が供給される。
これにより、電源用コンデンサ73に蓄えられるDC−
DCコンバータ72の出力高圧電圧VO は充電電流I1
が電荷指示値になるようにフィードバック制御されるこ
ととなる。圧電素子78は温度により容量が変化するた
め、DC−DCコンバータ72の出力高圧電圧V0 が一
定であれば一通電当たりの電荷量は変動するが、上記の
フィードバックにより電荷量を安定させることができ
る。
【0049】なお、圧電素子78は例えば図12に示す
燃料噴射弁80の加圧アクチュエータとして使用され
る。同図中、燃料噴射弁80のハウジング81内には、
摺動可能に挿入されてノズル口82の開閉制御をするニ
ードル83と、ニードル83の円錐状受圧面84の周り
に形成されたニードル加圧室85と、ハウジング81内
に摺動可能に挿入されたピストン86と、ハウジング8
1とピストン86間に挿入された圧電素子78と、ピス
トン86を圧電素子78に向けて付勢する皿ばね87
と、ニードル83とピストン86間に形成された圧力制
御室88と、ニードル83をノズル口82に向けて付勢
する圧縮ばね89とが設けられている。
【0050】圧力制御室88はニードル83の周りに形
成された絞り通路90を介してニードル加圧室85に連
通され、ニードル加圧室85は燃料通路91および燃料
分配管92を介して高圧の燃料で満たされている蓄圧室
93内に連通される。従って、ニードル加圧室85内に
は蓄圧室93内の高圧の燃料が導かれ、この高圧燃料の
一部は絞り通路90を介して圧力制御室88内に送り込
まれる。ニードル加圧室85内及び圧力制御室88内の
燃料圧は蓄圧室93内とほぼ同じ高圧となっている。
【0051】圧電素子78に電荷が充電されると、圧電
素子78が収縮し、その結果ピストン86が上昇するた
めに圧力制御室88内の燃料圧が急激に低下する。これ
により、ニードル83が上昇し、ノズル口82から燃料
が噴射される。
【0052】次いで、圧電素子78の充電電荷が放電さ
れると、圧電素子78が伸長するため、ピストン86が
下降し、圧力制御室88内の燃料圧が急激に上昇する。
その結果、ニードル83が下降してノズル口82を閉鎖
し、燃料噴射が停止せしめられる。
【0053】このように、図4に示した本実施例によれ
ば、サンプルホールド回路49,60及び61として高
インピーダンスのものを使用することにより、長時間サ
ンプル値をホールドすることができるので、入力信号が
長時間入力されなくても正確な誤差積分値を保持するこ
とができる。また、温度ドリフトを除き、積分回路特有
のオフセットずれに起因する積分値のドリフトは発生し
ない。更に、本実施例は、A/D変換器、D/A変換器
及びラッチ回路を組み合わせることによって、ディジタ
ル回路化することが簡単にでき、本実施例のアルゴリズ
ムをコンピュータにコントローラソフトウェアとして組
込むこともできる。
【0054】ところで、圧電素子78の容量値は温度に
依存し、温度が高くなるほど容量値が大となり、使用温
度範囲内で約2倍程度ばらつく。図13はこの圧電素子
78の容量値の温度依存性による温度ドリフトも除去で
きるようにした、本発明の第2実施例の回路構成図を示
す。同図中、図11と同一構成部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0055】図13において、温度センサ104 は圧電素
子78の温度を検出し、その温度検出値をメモリ105 に
アドレス信号として供給する。メモリ105 には予め圧電
素子78の温度特性を補正するような、図14に示す如
く温度が高くなるにつれて電圧が小さくなるような補正
マップが格納されている。このメモリ105 は上記の温度
検出値に基づいてこの補正マップが参照されて対応する
電圧値を前記初期値として端子25を介して制御部102
へ供給する。
【0056】これにより、本実施例によれば、初期設定
時にはメモリ105 内の補正マップに基づく初期値が供給
されることにより、温度ドリフトを含めて初期状態から
圧電素子78の充電電荷量を電荷指示値に応じた値に制
御する系を安定に動作させることができる。従って、圧
電素子78を図12に示したような燃料噴射弁80の加
圧アクチュエータとして用いられた内燃機関の場合、始
動直後から最適で正確な燃料噴射量制御ができる。
【0057】また、燃料噴射弁80が複数の気筒毎に設
けられた内燃機関の場合でも、燃料噴射弁80の加圧ア
クチュエータとして用いられる圧電素子の温度は気筒間
で差が少ないので、温度センサ104 は全気筒のうち特定
の一気筒のみに設けるだけで良い。更に、誤差積分値を
保持できる長時間の設定時間を越えて入力信号が入力さ
れない場合でも、メモリ105 より最適な初期電圧値を発
生することができるため、誤差積分値の再設定が迅速に
できる。
【0058】図15は本発明の第3実施例の回路構成図
を示す。同図中、図11と同一構成部分には同一符号を
付し、その説明を省略する。図15において、入力端子
111には回路全体の動作をオン/オフさせる駆動信号
(例えば電源電圧)が入力される。この駆動信号が断と
なった時(例えば立下り時)に切時間タイマ112 が起動
され、駆動信号の入力が再開されると(例えば立上り
時)、切時間タイマ112 の値が出力される。
【0059】切時間タイマ112 は駆動信号の断の時間
(切時間)を測定しており、その測定切時間(ディジタ
ル値)を駆動信号再入力時にアドレス信号としてメモリ
113 に供給する。このメモリ113 には、制御部102 によ
り生成されて出力端子63より取り出された電圧指示値
がアドレス信号として更に供給されている。
【0060】メモリ113 は上記切時間タイマ112 よりの
切時間測定開始時の上記電圧指示値(すなわち最終電圧
指示値)と、駆動信号再入力時までの測定切時間とに基
づいて、予め格納されている図16に示す如き補正マッ
プを参照して電圧値を算出し、それを端子25を介して
前記初期値として制御部102 へ供給する。
【0061】上記の圧電素子78は作動時に高温にな
り、作動終了後に冷却される。従って、上記の切時間、
すなわち圧電素子78の動作終了時点から動作再開時点
までの経過時間が長いほど、圧電素子78の温度が高温
から周囲雰囲気の温度(常温)付近まで低下し、また常
温に近付く時間は上記最終電圧指示値が大なるほど長
い。最終電圧指示値は圧電素子78の動作終了時点の圧
電素子78の温度に対応しているからである。従って、
メモリ113 に格納されている補正マップは図16に示す
ように、切時間が長くなるに従って圧電素子78の容量
値が温度に応じて小に変化するのを補正するべく、切時
間が長くなるに従って大なる値となり、かつ、最終電圧
指示値に応じたI,II,III で示す如き特性で表わされ
る。
【0062】このように、本実施例によれば圧電素子7
8の動作終了時点の最終電圧指示値と、動作終了後の経
過時間(切時間)とに応じて圧電素子78の温度及び容
量値を推定し、それに応じて駆動信号再入力時に圧電素
子78の容量値がある所定値となるような電圧値を補正
マップから算出して誤差積分回路31への初期値として
いるため、自動的に圧電素子78の容量値の温度依存性
を含めたドリフトを除去でき、系は初期状態から安定に
動作する。
【0063】上記の第2及び第3実施例は従来のシステ
ムを変更することなく追加することができ、またタイミ
ング制御用マイクロコンピュータにソフトウェアの形で
組込むようにすることもできる。
【0064】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、サンプルタイミングと同期して積分動作を行なうこ
とができるため、入力信号が非周期的に入力される場合
にも正確な誤差積分値を得ることができる。また、請求
項2記載の発明によれば、初期設定時に予め所定電圧を
入力しているため、従来に比し応答速く誤差積分値を得
ることができる。更に、請求項3及び4記載の発明によ
れば、圧電素子の容量値の温度依存性による充電電荷量
のドリフトを補正して、初期状態から最適な充電電荷量
の制御ができる等の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部の原理構成図である。
【図2】図1(A)の動作説明用タイムチャートであ
る。
【図3】図1(B)の動作説明用タイムチャートであ
る。
【図4】本発明の要部の一実施例の回路図である。
【図5】図4の動作説明用タイムチャートである。
【図6】図4の入力信号、タイミングパルス、出力信号
の一例を示すタイムチャートである。
【図7】図4の入力信号、タイミングパルス、出力信号
の他の例を示すタイムチャートである。
【図8】図4の初期設定時及びその直後の一例の動作説
明用タイムチャートである。
【図9】本発明の誤差積分値が入力される圧電素子の制
御回路の一例の回路図である。
【図10】図9の動作説明用タイムチャートである。
【図11】本発明の第1実施例の回路構成図である。
【図12】圧電素子の一例の応用例を示す図である。
【図13】本発明の第2実施例の回路構成図である。
【図14】図13で用いる補正マップの説明図である。
【図15】本発明の第3実施例の回路構成図である。
【図16】図15で用いる補正マップの説明図である。
【図17】一般的なフィードバック系モデルを示す図で
ある。
【図18】図17のモデルを書き改めた図である。
【図19】図18の回路を実現する回路の一例を示す図
である。
【符号の説明】
11 加算回路 12 増幅器 13,60 第1のサンプルホールド回路 14,61 第2のサンプルホールド回路 15 切換手段 23 充電電流値入力端子 24 電荷指示値入力端子 25 初期値入力端子 31 誤差積分回路 36,40,41,42 単安定マルチバイブレータ 37,43 フリップフロップ 49 サンプルホールド回路 63 電圧指示値出力端子 78 圧電素子 101 タイミング発生回路 102 制御部 103 電流トランス 104 温度センサ 105 ,113 メモリ 112 切時間タイマ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子への充電電荷量と目標電荷量と
    の誤差を、誤差積分回路を通して前記圧電素子へ供給す
    る圧電素子充電電荷量制御回路において、 前記誤差積分回路を、 該誤差積分回路の出力信号を前記圧電素子の充電電荷量
    のサンプリングタイミングと同期した第1のタイミング
    パルスでサンプリング後ホールドする第1のサンプルホ
    ールド回路と、 該第1のサンプルホールド回路のホールド期間の出力信
    号を該第1のタイミングパルスと同期した第2のタイミ
    ングパルスでサンプル後ホールドする第2のサンプルホ
    ールド回路と、 前記圧電素子への充電電荷量と前記目標電荷量との誤差
    に該第2のサンプルホールド回路の出力信号を加算する
    加算回路と、 該加算回路の出力信号を増幅して前記誤差積分回路の出
    力信号とする増幅器とよりなる構成としたことを特徴と
    する圧電素子充電電荷量制御回路。
  2. 【請求項2】 前記誤差積分回路の作動開始時に、前記
    第1のサンプルホールド回路に所定レベルの信号を初期
    値として入力し、その後前記増幅器の出力信号を該第1
    のサンプルホールド回路に切換入力する切換手段を具備
    することを特徴とする請求項1記載の圧電素子充電電荷
    量制御回路。
  3. 【請求項3】 前記圧電素子の温度を検出する温度検出
    手段と、該温度検出手段の検出温度に基づいて、該検出
    温度が高いほど値が小となる特性の電圧を前記初期値と
    して出力する初期値発生手段とを有することを特徴とす
    る請求項2記載の圧電素子充電電荷両制御回路。
  4. 【請求項4】 前記圧電素子の充電電荷量制御動作終了
    時の前記増幅器の出力信号の値と、該動作終了時から該
    圧電素子の充電電荷量制御が再び開始されるまでの動作
    終了経過時間とに基づいて、該動作終了経過時間が長い
    ほど値が大で、動作終了時の値が大きいほど値が大とな
    る特性の電圧を前記初期値として出力する初期値設定手
    段を有することを特徴とする請求項2記載の圧電素子充
    電電荷量制御回路。
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