JPH10119311A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JPH10119311A
JPH10119311A JP8297839A JP29783996A JPH10119311A JP H10119311 A JPH10119311 A JP H10119311A JP 8297839 A JP8297839 A JP 8297839A JP 29783996 A JP29783996 A JP 29783996A JP H10119311 A JPH10119311 A JP H10119311A
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義晴 有賀
Kazunaga Suzuki
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/1652Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニングの回数を減らし、かつインクの
消費量を抑制して記録ヘッドの目詰まりを解消するこ
と。 【解決手段】 記録ヘッド7がキャッピング装置10に
封止されていた時間を計時する封止タイマ25と、記録
ヘッド7が大気に開放されていた時間を計時する開放タ
イマ26と、所定量のインクを吸引する第1クリーニン
グモード、第1クリーニングモードよりも大量のインク
を吸引する第2クリーニングモード、及び第2クリーニ
ングモードとほぼ同量のインクを吸引し、かつ2回の吸
引の間にクリニング部材18によりワイピングまたはラ
ビングを行う第3クリーニングモードを備え、クリーニ
ング指令によりタイマ25、26のデータに基づいて第
1、第2、及び第3クリーリングモードの少なくとも1
つを選択して記録ヘッド7をクリーニングするクリーニ
ング制御手段20とを備え、記録ヘッド7がおかれてい
た状況に応じて3つのモードを自動的に使い分けてクリ
ーニングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は,ノズル開口から
インク滴を吐出して記録媒体にパターンを印刷するイン
クジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置は、圧電振動
子や発熱素子により圧力発生室のインクを加圧してノズ
ル開口からインク滴を吐出させる記録ヘッドを使用して
いるため、ノズル開口近傍のインクの乾燥や、塵埃の付
着に起因する印刷品質の低下を防止する対策を必要とす
る。この対策の一つとして印刷や待機により記録ヘッド
がキャッピング手段から開放されている状態で一定時間
例えば20秒間が経過するごとに、非印刷領域の待機位
置に設けられているキャッピング手段等のインク受け部
材に記録ヘッドを移動させて、ノズル開口から印刷デー
タに関わりなくインク滴を吐出させるフラッシング操作
が行われている。
【0003】このようなフラッシングによれば稼動状態
でキャッピング手段から開放された記録ヘッドに生じる
ノズル開口の目詰まりを解消することができるものの、
電源オフの状態で長期間放置されたり、また事故等によ
りキャッピングを行うこと無く長時間放置された場合に
生じた目詰まりまでは解消することができない。
【0004】このような場合には、記録ヘッドをキャッ
ピング手段により封止し、キャッピング手段に吸引ポン
プからの負圧を作用させてノズル開口から強制的に所定
量、例えば0.6cc程度のインクを吸引する第1のク
リーニングモードを実行し、必要に応じてはインク量を
多くした第2クリーニングモード、さらに第2クリーニ
ングモードのインク量よりも若干多い量のインクの吸引
と、インク吸引終了後にゴム等の弾性板によりノズルプ
レートを擦過する第3のクリーニングモードとをクリー
ニング指令の回数に応じて順番に実行するように構成さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これによれば、ほとん
どの目詰まりが解消できるものの、目詰まりの程度がひ
どくて0.6cc程度のインクの吸引では到底解消する
ことができない目詰まりであっても、必ず第1のクリー
ニングモードを経るため、インクに無駄を生じるという
問題がある。本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的とするところはインクの消費量
を抑制しつつ、目詰まりを確実に解消するクリーニング
装置を備えたインクジェット式記録装置を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、記録媒体の幅方向に往復動
するキャリッジに搭載されて、ノズルプレートのノズル
開口からインク滴を吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘ
ッドにインクを供給するインクカートリッジと、前記記
録ヘッドのインク滴吐出能力を維持するために前記記録
ヘッドを封止するキャッピング手段と、前記ノズルプレ
ートに当接してワイピングまたはラビングを行うクリー
ニング部材と、前記キャッピング手段に負圧を供給する
ポンプとを備えたインクジェット式記録装置において、
前記記録ヘッドが前記キャップ部材に封止されていた時
間を計時する封止タイマと、前記記録ヘッドが大気に開
放されていた時間を計時する開放タイマと、所定量のイ
ンクを吸引する第1クリーニングモード、第1クリーニ
ングモードよりも大量のインクを吸引する第2クリーニ
ングモード、及び第2クリーニングモードでのインクの
吸引量と等量、または以上のインクを吸引し、かつ前記
クリニング部材により前記ノズルプレートのワイピング
またはラビングを行う第3クリーニングモードを備え、
クリーニング指令により前記封止タイマまたは前記開放
タイマのデータに基づいて第1、第2、及び第3クリー
リングモードの少なくとも1つを選択して前記記録ヘッ
ドをクリーニングするクリーニング制御手段とを備える
ようにした。
【0007】
【作用】記録ヘッドがおかれていた状況に応じて3つの
モードを自動的に使い分けて記録ヘッドのインク吐出能
力を、少ない回数と少ないインク量で確実に回復させ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の詳細を図示
した実施例に基づいて説明する。図1は、本発明の一実
施例を示すものであって、図中符号1は、キャリッジ
で、タイミングベルト2によりモータ3に接続されてい
て、ガイド部材4に案内されてプラテン5に平行に移動
するように構成されている。キャリッジ1の記録用紙6
と対向する面にはインクカートリッジ8からインクの供
給を受け、圧力発生室を圧電振動子や発熱素子により加
圧されてノズル開口からインク滴を吐出する記録ヘッド
7が設けられている。
【0009】10は、キャッピング装置で、吸引ポンプ
11にチューブを介して接続されており、記録ヘッド7
のノズル開口面を1つの空間で封止できるサイズを備
え、非印字時にはノズル開口面を封止し、また吐出能力
回復操作時には吸引ポンプ11から負圧の供給を受けて
記録ヘッド7からインクを強制的に排出させることがで
きるように構成されている。
【0010】キャッピング装置10の近傍には、キャリ
ッジ1の移動に連動し、記録ヘッド7がクリーニング位
置に移動したとき記録ヘッド7のノズルプレートに当接
するように、せり上がるか、紙送り方向に水平に移動す
るゴム等の弾性板を備えたクリーニング装置12が設け
られている。
【0011】図2は前述のクリーニング装置の一実施例
を示すものであって、キャリッジ駆動機構等に接続し
て、キャリッジ1の移動により上下動するか、紙送り方
向に水平移動するレバー15と、レバー15の先端で記
録ヘッド7の移動軌跡に進退するゴム等の弾性板16
と、フエルト等のインク吸収材からなる板17を貼合わ
せたクリーニング部材18を固定して構成されている。
【0012】図3は、クリーニング制御装置の一実施例
を示すものであって、図中符号20は、クリーニング制
御手段で、パネル面に設けられているクリーニングスイ
ッチ21が操作されたことにより、記録ヘッド7がキャ
ッピング装置10に封止されていた時間、開放されてい
た時間、及びカートリッジ8の装着の有無等に基づいて
後述するモード設定手段23のデータを選択して、複数
の内の1つのクリーニングモードを選択し、このモード
に設定されている吸引量に一致するようにポンプ駆動手
段24を作動させ、またラビングが必要な場合には図示
しないキャリッジ制御手段によりクリーニング部材18
を記録ヘッド7のノズルプレートに当接させて記録ヘッ
ド7を移動させるものである。
【0013】23は前述のモード設定手段で、表1に示
したように第1クリーニングモードCL1、第2クリー
ニングモードCL2、及び第3クリーニングモードCL
3の3つのモードのデータを格納して構成されている。
【0014】
【表1】
【0015】またモード設定手段23は、クリーニング
スイッチ21の操作を待つことなく、タイマーからのデ
ータ、ホームポジション外に所定時間待機したことが検
出された場合、及びインクカートリッジ8の交換が検出
された場合に、自動的に実行するタイマ−クリーニング
モード、ホームポジション外クリーニング、及びインク
カートリッジ交換クリーニングモードのデータが格納さ
れている。
【0016】第1クリーニングモードCL1は、記録ヘ
ッド7からの吸引により吐出させるインク量が最も少な
い値、例えば0.6ccに設定されており、また第2ク
リーニングモードCL2は吸引量が第1クリーニングモ
ードの倍程度、例えば1.2cc程度に設定されてお
り、さらに第3クリーニングモードCL3は吸引量を最
大、例えば1.3cc程度に設定するものである。この
第3のクリーニングモードCL3は、1.3ccのイン
クを2回に分けて吸引するもので、先ず0.1ccのイ
ンクを吸引した後、クリーニング部材18によるラビン
グ動作を行い、その後引き続き残りの分1.2cc
(1.3−0.1=1.2)を吸引するものである。
【0017】25、26は、それぞれ封止タイマ、開放
タイマで、記録ヘッド7がキャッピング装置10により
封止されていた時間、及び記録ヘッド7がキャッピング
装置10から開放されて放置されていた時間を計時する
ものである。なお、記録ヘッド7がキャッピング装置1
0に封止されているか、否かは、キャリッジ制御手段等
の信号に基づいてキャリッジ1の位置を検出することに
より検知することができる。
【0018】このうように構成した装置の動作を図4、
及び図5に示したフローチャートに基づいて説明する。
クリーニング釦21が操作されたり、またクリーニング
シーケンスを管理するクリーニングタイマ27からクリ
ーニングが指令されると(図4 ステップ ア)、キャ
リッジ1の位置に基づいて記録ヘッド7がキャッピング
状態におかれていたか、否かを判断する(図4 ステッ
プ イ)。
【0019】キャッピング状態に置かれていた場合に
は、クリニング制御手段20はカートリッジ検出手段3
0からの信号によりカートリッジ8が記録ヘッド7に装
着されているか否かを検出する(図4 ステップ
ウ)。
【0020】インクカートリッジ8が装着されている場
合には、封止タイマ25により封止時間されていた時間
を検出し、封止時間がT1、例えば2週間よりも短い場
合には(図4 ステップ エ)、クリーニング制御手段
20はモード設定手段23からタイマークリーニングT
CLのデータを読出して自動的にクリーニングを実行し
(図4 ステップ オ)、その後第1クリーニングモー
ドCL1のデータを読み出す(図4 ステップ カ)。
【0021】そしてクリーニング釦21が操作された場
合、クリーニング制御手段20は、第1クリーニングモ
ードCL1のデータに基づいて、吸引ポンプ11を所定
時間作動させて記録ヘッド7から所定量、この実施例で
は0.6ccのインクを吐出させる。
【0022】引き続いてクリーニング釦21が複数回、
操作された場合には、その回数に応じて第2クリーニン
グモードCL2(図4 ステップ キ)、第3クリーニ
ングモードCL3(図4 ステップ ク)を順番に実行
し、再び第1クリーニングモードCL1(図4 ステッ
プ ケ)に戻るという工程を繰返す。
【0023】キャッピング装置10による封止時間が時
間T1を越える場合にはクリーニング制御手段20は、
モード設定手段23からタイマークリーニングTCLの
データを読出して自動クリーニングを行い(図4 ステ
ップ コ)、その後にクリーニングモードCL3を選択
する(図4 ステップ サ)。クリーニング釦21が操
作された場合、クリーニング制御手段20は、第3クリ
ーニングCL3のデータに基づいて先ず小量、この実施
例では0.1cc程のインクを記録ヘッド7から吸引す
る(図4 ステップ シ)。
【0024】この最初の小量のインクの吸引により、長
時間大気に晒されたことによりノズルプレートのノズル
開口近傍に析出した染料や顔料の一部が流され、また流
れ去らないまでもインク溶媒により軟化する。
【0025】記録ヘッド7からのインクの最初の吸引が
終了した段階で、クリーニング制御手段20は、記録ヘ
ッド7をキャッピング装置10から開放して、キャリッ
ジ1をラビング位置に移動させて記録ヘッド7をクリー
ニング部材18によりラビングする(図5 ステップ
ネ)。
【0026】このラビングにより、直前の小量のインク
の吸引により軟化した析出状態の顔料や染料がクリーニ
ング部材18に擦られて払拭される。この時点ではノズ
ルプレートはインクにより湿潤状態におかれ、また析出
物質が軟化しているから、クリーニング部材18がノズ
ルプレート表面を滑らかに移動し、したがってノズルプ
レートを傷つけることはない。
【0027】クリーニング部材18による記録ヘッド7
のラビング操作が終了した段階で、クリーニング制御手
段20はキャリッジ1を再びキャッピング位置に移動さ
せ、今度は大量、この実施例では1.2cc程度のイン
クを記録ヘッド7から吸引する(図5 ステップ
ノ)。
【0028】この2回目の大量のインクの吸引により、
ラビングによりノズル開口内に浸入した軟化状態の顔料
や染料が排出することが可能となる。
【0029】引き続いてクリーニング釦21が操作され
た場合に、第1クリーニングモードCL1(図4 ステ
ップ シ)、第2クリーニングモードCL2(図4 ス
テップ ス)、再び第3クリーニングモードCL3(図
4 ステップ セ)という順序で異なるモードのクリー
ニングをクリーニング釦21の操作回数に応じて実行す
る。
【0030】このように記録ヘッド7が長時間、キャッ
ピング装置10から開放された状態で放置されていた場
合には、正常時に実行する第1クリーニングモードCL
1をスキップして先ず最初に第3のクリーニングモード
CL3を実行し、ノズル開口近傍に析出している顔料や
染料を大量のインクにより洗い流し、また洗い流し切れ
ないまでも確実に軟化させた後、クリーニング部材18
で払拭を実行するから、第1クリーニングモードCL1
の少ないインク吸引量では如何ともしがたい析出物質
を、1回のクリーニングで払拭することができ、クリー
ニングの回数とクリーニングに必要なインクの浪費を防
止する。
【0031】なお、記録ヘッド7がキャッピング装置1
0により封止されているものの、インクカートリッジ8
が装着されていない場合には(図4 ステップ ウ)、
後述するステップ(チ)にジャンプする。
【0032】一方、記録ヘッド7がキャッピング装置1
0で封止されることなく、大気に開放された状態で放置
されていた場合には(図4 ステップ イ)、クリーニ
ング制御手段20はカートリッジ検出手段30からの信
号に基づいてインクカートリッジ8の有無を検知し(図
4 ステップ ソ)、インクカートリッジ8が装着され
ている場合には記録ヘッド7がキャッピング装置10に
より封止されていた時間に拘わりなく、モード設定手段
23からホームポジション外クリーニングHPCLを自
動的に実行し(図4 ステップ タ)、その後第3クリ
ーリングモードCL3のデータを選択する(図4 ステ
ップ テ)。
【0033】そしてクリーニング釦21が操作された場
合には、クリーニング制御手段20は第3クリーニング
モードCL3のデータに基づいて、先ず小量、この実施
例では0.1cc程度のインクを記録ヘッドから吸引す
る(図5 ステップ ヌ)
【0034】この最初の小量のインクの吸引により、大
気に長時間晒されたことによりノズルプレートのノズル
開口近傍に析出した染料や顔料の一部が洗い流され、ま
た流れ去らないまでもインク溶媒により軟化する。
【0035】記録ヘッド7からの小量のインクの最初の
吸引が終了した段階で、クリーニング制御手段20は、
記録ヘッド7をキャッピング装置10から開放してキャ
リッジ1をラビング位置に移動させ、記録ヘッド7をク
リーニング部材18によりラビングする(図5 ステッ
プ ネ)。このラビング操作により、直前の小量のイン
クの吸引により軟化した析出状態の顔料や染料がクリー
ニング部材18に擦り取られて払拭される。
【0036】記録ヘッド7のクリーニング部材18によ
るラビング操作が終了した段階で、クリーニング制御手
段20は、キャリッジ1を再びキャッピング位置に移動
させ、大量、この実施例では1.2cc程度のインクを
記録ヘッド7から吸引する(図5 ステップ ノ)。こ
の2回目の大量のインクの吸引により、直然のラビング
によりノズル開口内に浸入した軟化状態の顔料や染料が
排出さる。
【0037】引き続いてクリーニング釦21が操作され
た場合には、第1クリーニングモードCL1(図4 ス
テップ ト)、第2クリーニングモードCL2(図4
ステップ ナ)を順番に実行し、再び第3クリーニング
モードCL3(図4 ステップ ニ)に戻るという工程
を操作回数に応じて繰返す。
【0038】一方、インクカートリッジ8が装着されて
いない場合には、図示しない表示器等により警報を発し
て、ユーザにカートリッジの装着を促す(図4 ステッ
プチ)。
【0039】カートリッジ検出手段30からの信号によ
りカートリッジ8の装着が検知されると、クリーニング
制御手段20はモード設定手段23からインクカートリ
ッジ交換クリーニングを自動的に実行した後(図4 ス
テップ ツ)、第3クリーニングモードCL3を選択す
る。
【0040】そしてクリーニング釦21が操作された場
合、第3クリーニングモードCL3のデータに基づいて
記録ヘッド7から先ず小量、この実施例では0.1cc
程度のインクを吸引する(図5 ステップ ヌ)。最大
量、この実施例では1.3ccのインクを吸引する(図
4 ステップ カ)。
【0041】この小量のインクの吸引により、大気に長
時間晒されたことによりノズルプレートのノズル開口近
傍に析出した染料や顔料の一部が流され、また流れ去ら
ないまでもインク溶媒により軟化する。
【0042】記録ヘッド7からのインクの最初の吸引が
終了した段階で、クリーニング制御手段20は、記録ヘ
ッド7をキャッピング装置10から開放して、キャリッ
ジ1をラビング位置に移動させて記録ヘッド7をクリー
ニング部材18によりラビングする(図5 ステップ
ネ)。このラビングにより直前のインク吸引により軟化
した析出状態の顔料や染料がクリーニング部材18に擦
られて払拭される。
【0043】クリーニング部材18による記録ヘッド7
のラビング操作が終了した段階で、クリーニング制御手
段20はキャリッジ1を再びキャッピング位置に移動さ
せ、再び大量、この実施例では1.2cc程度のインク
を記録ヘッド7から吸引する(図5 ステップ ノ)。
【0044】この2回目の大量のインクの吸引により、
ラビング操作によりノズル開口内に浸入した軟化状態の
顔料や染料が排出することが可能となる。また、必要に
応じてはさらにクリーニング釦21が操作された場合
に、第1クリーニングモードCL1(図4 ステップ
ト)、第2クリーニングモードCL2(図4 ステップ
ナ)、再び第3クリーニングモードCL3(図4 ステ
ップ ニ)という操作を操作回数に対応して順番に実行
する。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
記録媒体の幅方向に往復動するキャリッジに搭載され
て、ノズルプレートのノズル開口からインク滴を吐出す
る記録ヘッドと、記録ヘッドにインクを供給するインク
カートリッジと、記録ヘッドのインク滴吐出能力を維持
するために記録ヘッドを封止するキャッピング手段と、
ノズルプレートに当接してワイピングまたはラビングを
行うクリーニング部材と、キャッピング手段に負圧を供
給するポンプとを備えたインクジェット式記録装置にお
いて、記録ヘッドがキャップ部材に封止されていた時間
を計時する封止タイマと、記録ヘッドが大気に開放され
ていた時間を計時する開放タイマと、所定量のインクを
吸引する第1クリーニングモード、第1クリーニングモ
ードよりも大量のインクを吸引する第2クリーニングモ
ード、及び第2クリーニングモードとほぼ同量のインク
を2回に分けて吸引し、かつ2回の吸引の間にクリニン
グ部材によりノズルプレートのワイピングまたはラビン
グを行う第3クリーニングモードを備え、クリーニング
指令により封止タイマまたは開放タイマのデータに基づ
いて第1、第2、及び第3クリーリングモードの少なく
とも1つを選択して記録ヘッドをクリーニングするクリ
ーニング制御手段とを備えたので、記録ヘッドがおかれ
ていた状況に応じて3つのモードを自動的に使い分ける
ことができて、記録ヘッドのインク吐出能力を、少ない
回数と少ないインク量で確実に回復させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたインクジェット式記録装置
の一実施例を示す図である。
【図2】同上装置に使おけるクリーニング手段の一実施
例を示す図である。
【図3】本発明のクリーニング制御装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図4】同上装置の第1、第2クリーニングモード、イ
ンクカートリッジ交換クリーニングモード、ホームポジ
ション外クリーニングモード、及びタイマークリーニン
グモードの動作を示すフローチャートである。
【図5】同上装置の第3クリーニングモードの動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 キャリッジ 7 インクジェット式記録ヘッド 8 インクカートリッジ 10 キャッピング装置 11 吸引ポンプ 12 クリーニング装置 30 カートリッジ検出手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の幅方向に往復動するキャリッ
    ジに搭載されて、ノズルプレートのノズル開口からイン
    ク滴を吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘッドにインク
    を供給するインクカートリッジと、前記記録ヘッドのイ
    ンク滴吐出能力を維持するために前記記録ヘッドを封止
    するキャッピング手段と、前記ノズルプレートに当接し
    てワイピングまたはラビングを行うクリーニング部材
    と、前記キャッピング手段に負圧を供給するポンプとを
    備えたインクジェット式記録装置において、 前記記録ヘッドが前記キャップ部材に封止されていた時
    間を計時する封止タイマと、前記記録ヘッドが大気に開
    放されていた時間を計時する開放タイマと、 所定量のインクを吸引する第1クリーニングモード、第
    1クリーニングモードよりも大量のインクを吸引する第
    2クリーニングモード、及び第2クリーニングモードで
    のインクの吸引量と等量、または以上のインクを吸引
    し、かつ前記クリニング部材により前記ノズルプレート
    のワイピングまたはラビングを行う第3クリーニングモ
    ードを備え、クリーニング指令により前記封止タイマま
    たは前記開放タイマのデータに基づいて第1、第2、及
    び第3クリーリングモードの少なくとも1つを選択して
    前記記録ヘッドをクリーニングするクリーニング制御手
    段と、 を有するインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 インクカートリッジ検出手段を備え、
    前記クリーニング制御手段が前記インクカートリッジ検
    出手段からの信号、及び前記封止タイマまたは前記開放
    タイマのデータに基づいて第1、第2、第3クリーニン
    グモードを選択する請求項1に記載のインクジェット式
    記録装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング制御手段が、前記記録
    ヘッドがキャッピング装置に規定時間よりも短い時間封
    止されていた場合には、第1クリーニングモードを選択
    し、また前記記録ヘッドが前記規定時間よりも長い時間
    封止、または開放されていた場合には前記第1クリニン
    グモードをスキップして前記第3クリーニングモードを
    最初に選択する請求項1に記載のインクジェット式記録
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第3クリーニングモードが、前記カ
    ートリッジ検出手段からの信号、前記封止タイマ、また
    は前記開放タイマのデータに関わりなく、第1の吸引動
    作と、第1の吸引動作の後に行うラビング動作と、該ラ
    ビング動作後に第2の吸引動作を行う請求項1に記載の
    インクジェット式記録装置。
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