JP2001212983A - インクジットプリンタ及びインクジェットプリンタシステム - Google Patents

インクジットプリンタ及びインクジェットプリンタシステム

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JP2001212983A
JP2001212983A JP2000024905A JP2000024905A JP2001212983A JP 2001212983 A JP2001212983 A JP 2001212983A JP 2000024905 A JP2000024905 A JP 2000024905A JP 2000024905 A JP2000024905 A JP 2000024905A JP 2001212983 A JP2001212983 A JP 2001212983A
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ink jet
ink
time
print data
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Application number
JP2000024905A
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English (en)
Inventor
Takeo Fujii
武夫 藤井
Motonobu Hatakeyama
元延 畠山
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットプリンタのインク吐出を常に
正常に行わせるため、印刷休止時間を管理して、その経
過時間に応じてインクの目詰まり等を解消するための初
期化動作を行うが、時間管理のための時計をプリンタ本
体に設けることなく、更に環境に応じて適切な初期化動
作を行うことにより、時計の電源としてのニッカド電池
やリチウム電池を不要とし、更に常に安定したインク吐
出を可能とする。 【解決手段】 パーソナルコンピュータ1は、インクジ
ェットプリンタ2に印刷データを送信する際に、又はイ
ンクジェットプリンタ2からのコマンドに応じて、パー
ソナルコンピュータ1が管理するシステムタイマの日時
情報をインクジェットプリンタ2に送信するようプリン
タドライバを設定し、インクジェットプリンタ2は、受
信した日時情報によって印刷休止時間を算出し、その経
過時間に応じて設定した初期化動作を行う。また、温度
や湿度の周囲環境に対応した初期化動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジットプリ
ンタの整備に関し、特にインク吐出部のインクの目詰ま
りによる動作不良を防ぐために行なう印刷前の初期化動
作に関する。
【0002】
【従来の技術】液体インクを吐出させて印刷を行なうイ
ンクジェトプリンタでは、長時間印刷が休止されると、
インク吐出部のインクが蒸発によって粘性が増加して吐
出不安定になりやすい。これを防ぐためには、単に印刷
に先立って印刷領域外で空吐出するスピッツ処理を行な
うだけでは不十分であり、使用状況に応じてインク吐出
を安定化するための適切な初期化動作を行なう必要があ
った。
【0003】このため、印刷時刻を管理し、印刷休止時
間が所定値Tk以下の場合には、印刷に先だってスピッ
ツ処理のみを行ない、印刷休止時間が所定値Tkを超え
る場合には、スピッツ処理の他に、インク吐出部からイ
ンクを吸出すバキューム処理やインクの吐出部を拭くワ
イプ処理等を行なっていた。また、従来のインクジェッ
トプリンタは、印刷休止時間の管理をインクジェットプ
リンタ内に内蔵する時計によって行ない、この時計の電
源としてニッカド電池やリチウム電池を使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】時計の電源として使用
されるニッカド電池やリチウム電池は、環境汚染対象物
であり、電池交換或いはプリンタ自体を廃棄する際に
は、取り外して分別廃棄することが望ましいが、これを
消費者に託すことは難しい。また、組立て工程で時計の
時刻調整が必要となるため、生産コストの点で不利であ
った。また、印刷休止時間の長短だけに基づいて初期化
動作の内容を決定するだけでは、安定したインク吐出が
得られない場合があった。
【0005】本発明の目的は、環境汚染対象物となる電
池を使用することなく印刷休止時間の管理を可能とし、
また使用環境に応じたインクジェットプリンタの初期化
動作を行なうことにより、常に安定したインク吐出を実
現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるインクジェ
ットプリンタシステムは、ホストコンピュータからイン
ク吐出手段を有するインクジェットプリンタに印刷デー
タを送信し、前記インクジェットプリンタにより、受信
した前記印刷データを印刷媒体に印刷するものであり、
前記ホストコンピュータに属し、出力する印刷データに
出力時の時間情報を添付して送信する印刷データ送信手
段と、前記インクジェットプリンタに属し、前記印刷デ
ータの受信毎に前記時間情報を更新して格納する不揮発
性メモリと、前記インクジェットプリンタに属し、新た
に受信した時間情報と前記不揮発性メモリに格納された
前回受信の時間情報とを比較して受信間隔を求め、該受
信間隔に基づく制御信号を出力する制御手段と、前記イ
ンクジェットプリンタに属し、前記制御信号を入力し
て、前記インク吐出手段の整備を行なう整備手段とを有
する。
【0007】本発明による別のインクジェットプリンタ
システムは、ホストコンピュータからインク吐出手段を
有するインクジェットプリンタに印刷データを送信し、
前記インクジェットプリンタにより、受信した前記印刷
データを印刷媒体に印刷するものであり、前記ホストコ
ンピュータに属し、入力するコマンドに応じて時間情報
をインクジェットプリンタに送信する時間データ送信手
段と、前記インクジェットプリンタに属し、該インクジ
ェットプリンタの電源投入時に前記コマンドを前記ホス
トコンピュータに送信し、前記時間情報の受信毎に前記
時間情報を更新して格納する不揮発性メモリと、前記イ
ンクジェットプリンタに属し、新たに受信した時間情報
と前記不揮発性メモリに格納された前回受信の時間情報
とを比較して受信間隔を求め、該受信間隔に基づく制御
信号を出力する制御手段と、前記インクジェットプリン
タに属し、前記制御信号を入力して前記インク吐出手段
の整備を行なう整備手段とを有する。
【0008】前記制御手段は、前記受信間隔が所定値よ
り長いか否かに応じて異なる第1と第2の制御信号を出
力し、前記整備手段が、前記第1の制御信号によりバキ
ューム処理、ワイプ処理、及びスピッツ処理を実行し、
又前記第2の制御信号によりスピッツ処理のみを実行す
るようにしてもよい。また、前記制御手段は、前記受信
間隔が取り得る複数の時間領域を設定し、前記受信間隔
が属する時間領域に応じて異なる内容の制御信号を出力
し、前記受信間隔が長いほどバキューム処理の処理時間
が長くなるようにてもよい。更に、前記複数の時間領域
と前記バキューム処理の処理時間を対応させたテーブル
をROMに格納するようにしてもよい。本発明によるイ
ンクジェットプリンタは、ホストコンピュータから印刷
データを受信し、該印刷データをインク吐出手段によっ
て印刷媒体に印刷するものであり、コンデンサと抵抗と
を有する充放電回路と、該充放電回路で形成される充放
電電圧を一方の入力端子に入力すると共に基準電圧を他
方の入力端子に入力する比較器とを有し、入力電圧の比
較情報を含む判定信号を出力する経過時間判定回路と、
前記印刷データを印刷する前に、前期比較情報に基づく
制御信号を出力すると共に、前記印刷データの印刷に同
期して前記充電回路を初期設定して充電又は放電状態と
する制御手段と、前記制御信号を入力して、前記インク
吐出手段の整備を行なう整備手段とを有する。前記制御
手段は、前記充電又は放電が開始されてからの経過時間
が所定値より長いか否かに応じて異なる第1と第2の制
御信号を出力し、前記整備手段が、前記第1の制御信号
によりバキューム処理、ワイプ処理、及びスピッツ処理
を実行し、又前記第2の制御信号によりスピッツ処理の
みを実行するようにしてもよい。本発明による別のイン
クジェットプリンタは、ホストコンピュータから印刷デ
ータを受信し、該印刷データをインク吐出手段によって
印刷媒体に印刷するものであり、前記インク吐出手段の
近傍に配置され、周囲温度を検出して温度情報を出力す
る温度センサと、前記温度情報を入力し、該温度情報に
基づく制御信号を出力する制御手段と、前記制御信号を
入力して、前記インク吐出手段の整備を行なう整備手段
とを有する。前記制御手段は、前記周囲温度が取り得る
複数の温度領域を設定し、前記周囲温度が属する温度領
域に応じて異なる内容の制御信号を出力し、前記周囲温
度が低い温度領域に属するほどスピッツ回数が多く実行
されるようにしてもよい。
【0009】本発明による更に別のインクジェットプリ
ンタは、ホストコンピュータから印刷データを受信し、
該印刷データをインク吐出手段によって印刷媒体に印刷
するものであり、前記インク吐出手段の近傍に配置さ
れ、周囲湿度を検出して湿度情報を出力する湿度センサ
と、前記湿度情報を入力し、該湿度情報に基づく制御信
号を出力する制御手段と、前記制御信号を入力して、前
記インク吐出手段の整備を行なう整備手段とを有する。
【0010】前記制御手段は、前記周囲湿度が取り得る
複数の湿度領域を設定し、前記周囲湿度が属する湿度領
域に応じて異なる内容の制御信号を出力し、前記周囲温
度が低い湿度領域に属するほどプリドライブが長く実行
されるようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるインクジェ
ットプリンタの使用形態を示す接続図である。同図中、
インクジェットプリンタ2は、ホストコンピュータであ
るパーソナルコンピュータ(以下、PCと称す)1に専
用ケーブル4で接続されて使用される。PC1には、フ
ロッピーディスク3等によりインクジェットプリンタ2
に送るデータを管理するソフトウェア(以下、プリンタ
ドライバと称す)がインストールされ、印刷制御機能の
一部をPC側でも行う形態がとられている。
【0012】図2は、本発明によるインクジェットプリ
ンタの要部機構図であり、図3は、本発明によるインク
ジェットプリンタの実施の形態1の制御系の回路構成を
示すブロック図である。図2中、スペースモ−タ(SP
M)17とプーリ31間にかかるスペースベルト30の
一部に結合されたキャリッジ33には、イエローインク
(Y),マゼンタインク(M),シアンインク(C),
及びブラックインク(Bk)の4色の各印刷ヘッドユニ
ット39,40,41,及び42が搭載されている。ス
ペースモータ17を正逆回転させることでキャリッジ3
3がガイド32にガイドされて左右に移動し、その移動
中にインク吐出手段である各ヘッドユニットのノズル
(図示せず)からインクを印刷媒体37上に吐出させて
印刷が行われる。
【0013】印刷媒体37を搬送するための改行モータ
18(LFM)とプーリ34間はベルトで結合され、プ
ーリ34は印刷媒体37を搬送するためのローラ35に
同軸で結合されている。ローラ36は、印刷媒体37を
挟むようにローラ35と対峙し、改行モータ18の回転
により、両ローラが協働して印刷媒体37を搬送する。
【0014】バキュームユニット38は、キャリッジ3
3の印刷位置範囲外の移動経路近傍に配置され、スペー
スモ−タ17の回転によってこのバキュームユニット3
8に対向する位置に移動されるヘッドユニットに対し、
バキュームモータ19を駆動することによりノズルを介
してインクを吸出し、目詰まり状態を正常な状態に回復
させるバキューム処理を行なう。
【0015】更に、バキュームユニット38は、バキュ
ームモータ19を逆転すると図示しない板状のゴム片が
突き出たり引っ込んだりする構成となっており、このゴ
ム片を突き出した状態にし、スペースモータを駆動して
対向位置にあるヘッドユニットを揺動することによっ
て、このゴム片がインク吐出面を拭くワイプ処理が行な
えるようになっている。
【0016】図3のブロック図は、上記した機構を制御
するための本発明によるインクジェットプリンタの実施
の形態1を示す制御系の回路ブロック図であり、ASI
C(Application Specific Integrated Circuit)11
は、マイクロプロセッサ(μCPU)、論理回路部(L
SI)、タイマ(TIM)、カウンタ(COUNTE
R)等の回路を1チップに集約したもので、これに接続
されているROM15に格納されたプログラムによりプ
リンタの各動作を制御する。
【0017】RAM13は、制御のためのデータ、印刷
データ等を書き込み、又は読み出すためのメモリであ
り、EEPROM14は、電源がオフとなった場合に
も、継続して記憶させておくべき条件や設定値等を書き
込み、又は読み出すための不揮発性メモリである。
【0018】インクジェットプリンタ2がPC1(図
1)から受信する印刷データは、ASIC11に入力し
た後、このASIC11によって駆動回路12を介して
制御されるヘッドユニット39乃至42、スペースモー
タ17、改行モータ18、及びバキュームモータ19の
協働により、印刷媒体37(図2)上に印刷出力され
る。
【0019】経過時間判定回路20は、後述するように
充放電電圧と基準電圧とを比較し、インクジェットプリ
ンタ2がPC1から受信する印刷データの受信間隔を判
定し、その判定信号をASIC11に出力する。図4
は、この経過時間判定回路20の回路図である。インク
ジェットプリンタの電源部から供給される電源電圧5V
が印加される電源端子21は、スイッチング素子25を
介してダイオードD1のアノードに接続されている。ダ
イオードD1のカソードは、コンデンサC1を介してグ
ランドに接続されると共に、抵抗R1を介して比較器2
6のプラス入力端子に接続されている。
【0020】比較器26のプラス入力端子は、抵抗R2
を介してグランドに接続され、そのマイナス入力端子
は、基準電圧Vsが印加される基準電圧入力端子23に
接続されている。比較器26の出力端子は、ASIC1
1につながる出力端子24に接続されると共に、抵抗R
3を介して5V電源に接続されている。ASIC11か
ら制御信号CONTSWを入力する入力端子22は、スイッチ
ング素子21の制御信号入力端子に接続されている。
【0021】以上の構成で、制御信号CONTSWが“H”状
態のとき、スイッチング素子21は導通状態になるた
め、コンデンサC1のプラス端子電圧は5Vとなってい
る。この状態から制御信号CONTSWが“L”状態に転じる
と、スイッチング素子21は遮断状態となり、コンデン
サC1に貯まった電荷が抵抗R1,R2を流れて放電
し、コンデンサC1のプラス端子の電圧は徐々に低下す
る。この時の放電特性はコンデンサC1の容量と抵抗R
1及びR2の加算抵抗値による時定数で略定まる。
【0022】比較器26のプラス入力端子電圧Veは、
コンデンサC1のプラス端子電圧を抵抗R1とR2とで
分圧した値となる。図5は、コンデンサC1=1000
0μF、抵抗R1=0.1ΩM、抵抗R2=1MΩとし
たときの、放電時におけるプラス入力端子電圧Veの変
化と、マイナス端子に印加される基準電圧Vsの様子を
示す電圧変化特性図である。
【0023】比較器26は、プラス入力端子電圧Veが
基準電圧Vsより高い場合には、“H”状態となり、他
の場合には“L”状態となる判定信号CMPOUTを出力端子
24に出力する。一方、ASIC11は、印刷中には制
御信号CONTSWを“H”状態とし、それ以外のときは
“L”状態とする。従って、上記のようにコンデンサと
抵抗の値が設定されてプラス入力端子電圧Veが図5の
放電特性を示す場合、制御信号CONTSWが“L”状態に転
じて、即ち印刷が終了してから所定時間Tk(約4時
間)経過した時点で判定信号CMPOUTは“H”状態から
“L”状態に転じる。
【0024】図6に示す表は、インクジェットプリンタ
2が、印刷に先立って行う初期化動作の内容を開示した
表であり、休止時間が所定時間Tkより長い場合には同
表に示す初期化動作Aが実行され、所定時間Tkより短
い場合には初期化動作Bが実行される。両動作の違い
は、初期化動作Bがスピッツ処理のみであるのに対し、
初期化動作Aでは、積極的な回復処理を目的とし、スピ
ッツ処理に加え、更にバキューム処理、ワイプ処理を行
うことにより、長時間休止に耐えられるようにしている
点である。
【0025】図7は、実施の形態1による初期化動作の
選択決定にかかるフローチャートであり、図3に示すイ
ンクジェットプリンタの制御系によって実行される。A
SIC11は、PC1からの信号を受けると、印刷デー
タが含まれているかチェックする(ステップ1)。印刷
データが含まれていると判断した場合、経過時間判定回
路20から出力される判定信号CMPOUTの状態をチェック
する(ステップ2)。“H”状態の場合、即ち印刷休止
時間が所定時間Tkより短い場合、前記した初期化動作
Bを実施し(ステップ3)、 “L”状態の場合、即ち
印刷休止時間が所定時間Tkより長い場合、前記した初
期化動作Aを実施する(ステップ4)。
【0026】これらの初期化動作を終了した段階で、制
御信号CONTSWを“H”状態にした後、印刷処理を実行す
る(ステップ5,6)。従って経過時間判定回路20の
コンデンサC1が直ちに充電されてそのプラス端子電圧
が5Vになり、比較器26のプラス入力端子電圧Ve
は、抵抗R1とR2とで分圧された初期値を保つ。印刷
処理を指令した後、或いは印刷処理が終了した段階で、
制御信号CONTSWを“L”状態とする(ステップ7)。比
較器26のプラス入力端子電圧Veは、このときまで初
期値を保つが、制御信号CONTSWが“L”状態となった段
階で、コンデンサC1が放電を始めるため、前記した図
5の放電特性で電圧の低下が始まる。
【0027】ASIC11は、PC1からの信号を受信
するごとにこのフローを実行して初期化動作AまたはB
のいずれかを選択して実行する。尚、前記したスピッツ
処理、ワイプ処理、バキューム処理等の初期化動作は、
制御手段であるASIC11からの制御信号に基づき、
駆動回路2、バキュームモータ19、スペースモータ1
7、バキュームユニット38等の協働によって行われ、
これらをインク吐出手段であるヘッドユニットの整備を
行なう整備手段と称す。
【0028】以上のように、本発明の実施の形態1であ
るインクジェットプリンタによれば、経過時間判定回路
によって印刷休止時間を監視するため、インクジェット
プリンタ本体に印刷休止時間を監視するための時計やそ
の電源としてのニッカド電池又はリチウム電池を備える
必要がない。
【0029】図8は、本発明によるインクジェットプリ
ンタシステムの実施の形態2の制御系の回路構成を示す
ブロック図である。図3に示した実施の形態1の制御系
に比べて、この制御系の回路構成の相違点は、経過時間
判定回路20が除かれたことと、ASIC11の制御プ
ログラムが異なる点である。従って、このプロブラムを
メモリするROM16以外の共通する構成要素には同一
番号を付してその詳細な説明を省略する。尚、実施の形
態2によるインクジェットプリンタは、前記した図1に
示す実施の形態1のインクジェットプリンタ2(図1)
と同様の使用形態をとるため、その図は省略する。
【0030】実施の形態2によるインクジェットプリン
タは、PC1(図1)で管理されている日時データを利
用して印刷休止時間を算出するもので、そのため、PC
1にインストールしたプリンタドライバにより、インク
ジェットプリンタに印刷データを送出する毎にその時点
の日時データを印刷データブロックに追加して送出させ
るよにPC1を設定する。
【0031】図17は、PC1の要部信号処理系統を示
したブロック図である。PCの時間を管理するシステム
タイマ1b、及びインクジェットプリンタとの接続のた
めのパラレルポートが含まれるPC1のハードウェア1
aは、オペレーティングシステム1dを基盤としたソフ
トウェアを実行する。種々のアプリケーションプログラ
ム1fがオペレーティングシステム1dの下で実行され
る。
【0032】アプリケーションプログラム1fから出力
された印刷データは、インストールされたプリンタドラ
イバ1eでプリンタ用印刷データに加工された後、オペ
レーティングシステム1dによりパラレルポート1cか
ら専用ケーブル4を介してインクジェットプリンタに出
力される。
【0033】図9は、PC1(図1)から実施の形態2
によるインクジェットプリンタに出力される印刷データ
列を示している。先頭のジョブスタートは、印刷処理の
開始を伝えるデータであり、印刷データブロック1から
印刷データブロックnは、書式情報を含む印刷データブ
ロックである。
【0034】ジョブスタートに次いで送られる日時デー
タDtsは、前記したように、PC1がインクジェットプ
リンタに印刷データを送出する準備時点での日時であ
り、PC1にインストールされたプリンタドライバによ
って、PC1が管理するシステムタイマ1bを利用して
付加される。このように印刷データに日時データDtsを
含めて送信する手段を印刷データ送信手段と称す。
【0035】図10は、実施の形態2による初期化動作
の選択決定の手順を示すフローチャートであり、図8に
示すインクジェットプリンタの制御系によって実行され
る。ASC11は、PC1からの信号を受けると、受信
データ列中に付加された日時データDtsを不揮発性メモ
リであるEEPROM14のレジスタR1に格納し(ス
テップ1)、その後印刷データを受信する(ステップ
2)。
【0036】そして、後述するように、EEPROM1
4のレジスタR2に格納されている前回受信した時の日
時データDtfと、今回受信した日時データDtsとの差T
int(=|Dts(R1)−Dtf(R2)|)を算出する
(ステップ3)。この差Tintは、前記したインクジェ
ットプリンタの印刷休止時間に相当するもので、前記し
た実施の形態1の場合と同様に、印刷休止時間Tintが
所定時間Tkより短い場合、前記した初期化動作Bを実
施し(ステップ4,5)、印刷休止時間が所定時間Tk
より長い場合、前記した初期化動作Aを実施する(ステ
ップ4,6)。
【0037】その後、EEPROM14のレジスタR1
に格納されている今回受信した日時データDtsをレジス
タR2に移動することで、次のデータ受信時には、この
日時データDtsが、その前の印刷データ受信時の日時デ
ータとなる。そして印刷処理を実行して(ステップ8)
このフローを終了する。
【0038】以上のように、本発明の実施の形態2であ
る上記インクジェットプリンタシステムによれば、PC
によって管理されている日時データを利用して印刷休止
時間を得ているので、インクジェットプリンタ本体に、
時計や電源としてのニッカド電池又はリチウム電池が不
用であり、更に実施の形態1で必要とした経過時間判定
回路も必要としない。
【0039】図11は、本発明によるインクジェットプ
リンタの実施の形態3の制御系の回路構成を示すブロッ
ク図である。図8に示した実施の形態2の制御系に比
べ、この制御系は、ヘッドユニットの近傍に温度センサ
27、及び湿度センサ28が配設され、またROM29
に後述するテーブル1,2が追加され、更にASIC1
1の制御プログラムが異なる。従って、このプログラム
とテーブル1,2を格納するROM29以外の共通する
構成要素には同一番号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
【0040】尚、説明の簡単のため、図11には、温度
センサ27と湿度センサ28とを共に示したが、後述す
る動作内容に応じて、温度センサ27又は湿度センサ2
8のどちらか一方が選択的に配設されてもよい。また実
施の形態3によるインクジェットプリンタは、前記した
図1に示す実施の形態1のインクジェットプリンタ2
(図1)と同様の使用形態をとるため、その図は省略す
る。
【0041】実施の形態3によるインクジェットプリン
タは、前記した初期化動作Aの内容(図6)をバキュー
ム処理、プリドライブ処理、スピッツ処理とし、また初
期化動作Bの内容をスピッツ処理として、プリドライブ
処理及びスピッツ処理の内容を、温度と湿度の外部環境
に応じて変えるようにしたものである。尚、プリドライ
ブ処理とは、印刷エリア外でインクを吐出しない程度に
ヘッドユニットを駆動してインクを攪拌する動作をい
う。
【0042】このため、実施の形態3によるインクジェ
ットプリンタは、前記した図10のフローチャート中、
ステップ5の初期化動作Bとステップ6の初期化動作A
におけるプリドライブ処理及びスピッツ処理が以下のよ
うにして実行される。
【0043】初期化動作A及びBにおいてスピッツ処理
が指令されると、温度センサ27によってヘッドユニッ
ト近傍の温度が検出され、ROM29に格納されたテー
ブル1のデータに基づいて、検出された温度に適したス
ピッツ回数が選択される。図12の表は、ROM29に
格納されたテーブル1の内容を示すもので、印刷モード
及び温度範囲に応じて指定されるスピッツ回数が設定さ
れている。
【0044】尚、印刷モードは、単一階調印刷モードと
多階調モードのいずれかが選択設定されるが、単一階調
モードとは、常に一定のヘッド駆動で単一のインク滴を
生成しながら印刷を行なうモードであり、多階調印刷モ
ードとは、ヘッド駆動をその都度変化させることでイン
ク滴のサイズを変えながら階調印刷を行なうモードであ
る。
【0045】従って、いま設定されている印刷モードが
単一階調印刷モードの場合、検出された温度が、10℃
未満、10℃以上35℃未満、及び35℃以上の3領域
のいずれの領域に属するかによって、各々200回、1
50回、及び100回のスピッツ回数が選択されてスピ
ッツ処理が実行される。また、設定されている印刷モー
ドが多階調印刷モードの場合、各スピッツ回数は50回
多く行なわれる。
【0046】一方、初期化動作Aにおいてプリドライブ
処理が指令されると、湿度センサ28によってヘッドユ
ニット近傍の湿度が検出され、ROM29に格納された
テーブル2のデータに基づいて、検出された湿度に適し
たプリドライブ時間が選択される。図13の表は、RO
M29に格納されたテーブル2の内容を示すもので、印
刷モード及び湿度範囲に応じて指定されるプリドライブ
時間が設定されている。
【0047】従って、いま設定されている印刷モードが
単一階調印刷モードの場合、検出された湿度が、20%
未満、20%以上60%未満、及び60%以上の3領域
のいずれの領域に属するかによって、各々10μS、7
μS、及び3μSのドライブ時間が選択され、プリドラ
イブ処理が実行される。また、設定されている印刷モー
ドが多階調印刷モードの場合、各ドライブ時間は各々8
μS、6μS、及び2μSと多少短く設定されている。
【0048】以上の様に、本発明による実施の形態3の
インクジェットプリンタによれば、温度が低下してイン
ク粘度が上がった場合には、スピッツ回数を増やしてノ
ズル詰まりを起き難くし、湿度が低くてインクが乾燥し
やすい場合には、プリドライブ時間を延ばして攪拌時間
を長くし、ノズル詰まりを起き難くすることが出来る。
また、必要以上の処理を行なうことがないため、滴曲が
りやインク吐出面の汚れを防ぐことができる。
【0049】図14は、本発明によるインクジェットプ
リンタシステムの実施の形態4の制御系の回路構成を示
すブロック図である。図8に示した実施の形態2の制御
系に比べ、この制御系の回路構成は、ASIC11の制
御プログラムが異なり、更にROM51にテーブル3が
格納されている。従って、このプログラムとテーブル3
を格納するROM51以外の共通する構成要素には同一
番号を付し、その詳細な説明を省略する。尚、実施の形
態4によるインクジェットプリンタは、前記した図1に
示す実施の形態1のインクジェットプリンタ2(図1)
と同様の使用形態をとるため、その図は省略する。
【0050】この実施の形態4によるインクジェットプ
リンタは、電源オン毎に日時をPC1に問い合わせ、P
C1から送られてきた日時データを不揮発性メモリに格
納することにより、前回格納された日時との差を求めて
印刷休止時間の目安とし、これに応じて初期化動作のバ
キューム処理の処理時間を変えるようにしたものであ
る。そのため、PC1にインストールしたプリンタドラ
イバにより、インクジェットプリンタからの問いに対
し、その時点の日時データをインクジェットプリンタに
送信するようにPC1を設定する。
【0051】図16の表は、ROM51に格納されたテ
ーブル3の内容を示すもので、印刷休止時間が、48時
間未満、48時間以上168時間未満、及び168時間
以上の3領域のいずれの領域に属するかによって、各々
0パルス、800パルス、及び2400パルスのバキュ
ームパルス数が選択される。このパルス数は、バキュー
ムモータ19にステッピングモータが使用されるものと
し、それを回転させるステップ数を表している。
【0052】図15は、実施の形態4のインクジェット
プリンタによる初期化動作のバキューム処理の手順を示
すフローチャートである。以下、このフローチャートに
従って、その手順を説明する。インクジェットプリンタ
2の電源が投入されると(ステップ1)、種々の立ち上
げ準備を終えた後、PC1に現在日時の問い合わせを行
ない(ステップ2)、その後これに応じてPC1から送
られてくる現在日時データDtsを監視する状態となる
(ステップ3)。
【0053】一方、PC1ではプリンタドライバ1e
(図17)が実行され、インクジェットプリンタからの
現在日時の問い合わせコマンドを受けると、オペレーテ
ィングシステム1dを通じてハードウェア1aの一部で
あるシステムタイマ1bから日付及び時刻の情報である
現在日時データDtsを呼び出し、このデータをパラレル
ポート1cを通してインクジェットプリンタへ送信す
る。このようにコマンドを受けてインクジェットプリン
タに現在日時データDtsを送信する手段を日時データ送
信手段と称す。
【0054】インクジェットプリンタ2は、この現在日
時データDtsを受信すると、後述するように、不揮発性
メモリであるEEPROM14に格納されている前回の
電源投入時の日時データDtfをロードする(ステップ
4)。次に、PC1から受信した現在日時データDtsと
EEPROM14からロードした前回日時データDtfと
の差Tint(=|Dts−Dtf|)を算出し、前回の電源
投入時から今回の電源投入時までの経過時間Tintを得
る(ステップ5)。
【0055】その後、EEPROM14の日時データを
今回受信した日時データDtsで更新する(ステップ
6)。これにより、次の電源投入時には、この日時デー
タDtsが、その前の電源投入時の日時データとしてロー
ドされる。
【0056】次に、算出した経過時間Tintを、ROM
51のテーブル3のデータ、即ち図16の表に照らし合
わせて経過時間Tintに対応するバキュームパルス数を
読み出し(ステップ7)、選択したバキュームパルス数
だけバキュームモータ19をステップ駆動してバキュー
ム処理を実行する(ステップ8)。以上の初期化動作を
終了すると、通常の印刷動作処理に移行し(ステップ
9)、印刷可能な状態となる。
【0057】以上の様に、本発明による実施の形態4の
インクジェットプリンタによれば、前回の電源投入から
今回の電源投入までの経過時間を監視し、この経過時間
に応じたバキューム処理を行なうので、必要以上に強制
インク吸引をすることもなく、電源投入時に、常に適切
なバキューム処理を行なうことが出来る。また、PCに
よって管理されている日時データを利用して経過時間を
得ているので、インクジェットプリンタ本体に、時計や
その電源としてのニッカド電池又はリチウム電池が不用
であり、更に実施の形態1で必要とした経過時間判定回
路も必要としない。
【0058】尚、前記実施の形態では、時間情報として
日時データを送受信したが、時間データのみとしてもよ
い。また、前記実施の形態1,2では、印刷休止時間に
応じて行う初期化動作を、スピッツ処理、或いはスピッ
ツ処理+ワイプ処理+バキューム処理としたが、これに
限定されるものではなく、処理内容及び処理の組み合わ
せなどは、適宜決定されるものである。
【0059】また、前記実施の形態3,4では、温度領
域、湿度領域、及び時間領域を3領域に分けたが、これ
に限定されるものでなく、更に細分化してよりきめ細か
い初期化動作条件を設定してもよい。更に、前記実施の
形態3,4では、温度を検出してスピッツ回数を選択
し、湿度を検出してプリドライブ時間を選択し、印刷休
止時間によってバキューム量を選択するようにしたが、
これに限定されるものではなく、これらの条件に応じて
実行される初期化動作の内容は適宜設定されるものであ
る。
【0060】
【発明の効果】本発明のインクジェットプリンタによれ
ば、経過時間判定回路によって印刷休止時間を監視する
ため、インクジェットプリンタ本体に印刷休止時間を監
視するための時計やその電源としてのニッカド電池又は
リチウム電池を備える必要がない。
【0061】また、本発明のインクジェットプリンタに
よれば、温度や湿度の温度環境によって、インク吐出を
安定化するための適切な初期化動作が選択でき、また必
要以上の処理が行われてしまうことも防げるため、滴曲
がりやインク吐出面の汚れ等を防ぐことができる。
【0062】本発明のインクジェットプリンタシステム
によれば、PCによって管理されている時間情報を利用
して印刷休止時間を得ているので、インクジェットプリ
ンタ本体に、時計やその電源としてのニッカド電池又は
リチウム電池が不用であり、経過時間判定回路も必要と
しない。従って、これらの電池の不適切な廃棄による環
境汚染を防ぐと共に、部品削減によるコスト削減、及び
組立て工程での時刻調整が不要になることによる作業コ
ストの低減等が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるインクジェットプリンタの使用
形態を示す接続図である。
【図2】 本発明によるインクジェットプリンタの要部
機構図である。
【図3】 本発明によるインクジェットプリンタの実施
の形態1の制御系の回路構成を示すブロック図である。
【図4】 経過時間判定回路20の回路図であるであ
る。
【図5】 比較器26のプラス入力端子電圧Veの電圧
変化特性図である。
【図6】 インクジェットプリンタが、印刷に先立って
行う初期化動作の内容を開示した表である。
【図7】 実施の形態1による初期化動作の選択決定に
かかるフローチャートである。
【図8】 本発明によるインクジェットプリンタシステ
ムの実施の形態2の制御系の回路構成を示すブロック図
である。
【図9】 実施の形態2のインクジェットプリンタがP
Cから受信する印刷データ列を示す図である。
【図10】 実施の形態2による初期化動作の選択決定
の手順を示すフローチャートである。
【図11】 本発明によるインクジェットプリンタの実
施の形態3の制御系の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図12】 ROM29に設定されたテーブル1の内容
を示す図である。
【図13】 ROM29に設定されたテーブル2の内容
を示す図である。
【図14】 本発明によるインクジェットプリンタシス
テムの実施の形態4の制御系の回路構成を示すブロック
図である。
【図15】 実施の形態4のインクジェットプリンタに
よる初期化動作のバキューム処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図16】 ROM51のテーブル3の内容を示す図で
ある。
【図17】 PC1の要部信号処理系統を示したブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ、 2 インクジェットプ
リンタ、 3 フロッピーディスク、 4 専用ケーブ
ル、 11 ASIC、 12 駆動回路、13 RA
M、 14 EEPROM、 15 ROM、 16
ROM、 17 スペースモータ、18 改行モータ、
19 バキュームモータ、 20経過時間判定回路、
21 電源端子、 22 制御信号入力端子、 23
基準電圧入力端子、 24 判定信号出力端子、 2
5 スイッチング素子、 26 比較器、 27 温度
センサ、 28 湿度センサ、 29 ROM、 30
スペースベルト、 31 プーリ、 32 ガイド、
33 キャリッジ、34 プーリ、 35 ローラ、
36 ローラ、 37 印刷媒体、 38バキューム
ユニット、 39 ヘッドユニット、 40 ヘッドユ
ニット、41 ヘッドユニット、 42 ヘッドユニッ
ト、 51 ROM。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA14 EA24 EB24 EB25 EB30 EB31 EB38 EB59 EC23 EC24 EC36 EC39 EC53 FA02 2C061 AQ05 HK09 HK19 5B021 AA01 AA02 CC06 NN00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータからインク吐出手段
    を有するインクジェットプリンタに印刷データを送信
    し、前記インクジェットプリンタにより、受信した前記
    印刷データを印刷媒体に印刷するインクジェットプリン
    タシステムであり、 前記ホストコンピュータに属し、出力する印刷データに
    出力時の時間情報を添付して送信する印刷データ送信手
    段と、 前記インクジェットプリンタに属し、前記印刷データの
    受信毎に前記時間情報を更新して格納する不揮発性メモ
    リと、 前記インクジェットプリンタに属し、新たに受信した時
    間情報と前記不揮発性メモリに格納された前回受信の時
    間情報とを比較して受信間隔を求め、該受信間隔に基づ
    く制御信号を出力する制御手段と、 前記インクジェットプリンタに属し、前記制御信号を入
    力して、前記インク吐出手段の整備を行なう整備手段と
    を有することを特徴とするインクジェットプリンタシス
    テム。
  2. 【請求項2】 ホストコンピュータからインク吐出手段
    を有するインクジェットプリンタに印刷データを送信
    し、前記インクジェットプリンタにより、受信した前記
    印刷データを印刷媒体に印刷するインクジェットプリン
    タシステムであり、 前記ホストコンピュータに属し、入力するコマンドに応
    じて時間情報をインクジェットプリンタに送信する時間
    データ送信手段と、 前記インクジェットプリンタに属し、該インクジェット
    プリンタの電源投入時に前記コマンドを前記ホストコン
    ピュータに送信し、前記時間情報の受信毎に前記時間情
    報を更新して格納する不揮発性メモリと、 前記インクジェットプリンタに属し、新たに受信した時
    間情報と前記不揮発性メモリに格納された前回受信の時
    間情報とを比較して受信間隔を求め、該受信間隔に基づ
    く制御信号を出力する制御手段と、 前記インクジェットプリンタに属し、前記制御信号を入
    力して、前記インク吐出手段の整備を行なう整備手段と
    を有することを特徴とするインクジェットプリンタシス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記受信間隔が所定値
    より長いか否かに応じて異なる第1と第2の制御信号を
    出力し、前記整備手段が、前記第1の制御信号によりバ
    キューム処理、ワイプ処理、及びスピッツ処理を実行
    し、又前記第2の制御信号によりスピッツ処理のみを実
    行するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載
    のインクジェットプリンタシステム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記受信間隔が取り得
    る複数の時間領域を設定し、前記受信間隔が属する時間
    領域に応じて異なる内容の制御信号を出力し、前記受信
    間隔が長いほどバキューム処理の処理時間が長くなるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のインク
    ジェットプリンタシステム。
  5. 【請求項5】 前記複数の時間領域と前記バキューム処
    理の処理時間を対応させたテーブルをROMに格納した
    ことを特徴とする請求項4記載のインクジェットプリン
    タシステム。
  6. 【請求項6】 ホストコンピュータから印刷データを受
    信し、該印刷データをインク吐出手段によって印刷媒体
    に印刷するインクジェットプリンタであり、 コンデンサと抵抗とを有する充放電回路と、該充放電回
    路で形成される充放電電圧を一方の入力端子に入力する
    と共に基準電圧を他方の入力端子に入力する比較器とを
    有し、入力電圧の比較情報を含む判定信号を出力する経
    過時間判定回路と、 前記判定信号を入力し、前記印刷データを印刷する前
    に、前期比較情報に基づく制御信号を出力すると共に、
    前記印刷データの印刷に同期して前記充電回路を初期設
    定して充電又は放電状態とする制御手段と、 前記制御信号を入力して、前記インク吐出手段の整備を
    行なう整備手段とを有することを特徴とするインクジェ
    ットプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記充電又は放電が開
    始されてからの経過時間が所定値より長いか否かに応じ
    て異なる第1と第2の制御信号を出力し、前記整備手段
    が、前記第1の制御信号によりバキューム処理、ワイプ
    処理、及びスピッツ処理を実行し、又前記第2の制御信
    号によりスピッツ処理のみを実行するようにしたことを
    特徴とする請求項6記載のインクジェットプリンタシス
    テム。
  8. 【請求項8】 ホストコンピュータから印刷データを受
    信し、該印刷データをインク吐出手段によって印刷媒体
    に印刷するインクジェットプリンタであり、 前記インク吐出手段の近傍に配置され、周囲温度を検出
    して温度情報を出力する温度センサと、 前記温度情報を入力し、該温度情報に基づく制御信号を
    出力する制御手段と、 前記制御信号を入力して、前記インク吐出手段の整備を
    行なう整備手段とを有することを特徴とするインクジェ
    ットプリンタ。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記周囲温度が取り得
    る複数の温度領域を設定し、前記周囲温度が属する温度
    領域に応じて異なる内容の制御信号を出力し、前記周囲
    温度が低い温度領域に属するほどスピッツ回数が多く実
    行されるようにしたことを特徴とする請求項8記載のイ
    ンクジェットプリンタ。
  10. 【請求項10】 ホストコンピュータから印刷データを
    受信し、該印刷データをインク吐出手段によって印刷媒
    体に印刷するインクジェットプリンタであり、 前記インク吐出手段の近傍に配置され、周囲湿度を検出
    して湿度情報を出力する湿度センサと、 前記湿度情報を入力し、該湿度情報に基づく制御信号を
    出力する制御手段と、 前記制御信号を入力して、前記インク吐出手段の整備を
    行なう整備手段とを有することを特徴とするインクジェ
    ットプリンタ。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記周囲湿度が取り
    得る複数の湿度領域を設定し、前記周囲湿度が属する湿
    度領域に応じて異なる内容の制御信号を出力し、前記周
    囲温度が低い湿度領域に属するほどプリドライブが長く
    実行されるようにしたことを特徴とする請求項10記載
    のインクジェットプリンタ。
JP2000024905A 2000-02-02 2000-02-02 インクジットプリンタ及びインクジェットプリンタシステム Withdrawn JP2001212983A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6987936B2 (en) 2003-06-05 2006-01-17 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, image forming method, and fixing unit
JP2007245562A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Seiko Epson Corp 液体噴射装置及び液体噴射装置のクリーニング方法
JP2014058103A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2007245562A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Seiko Epson Corp 液体噴射装置及び液体噴射装置のクリーニング方法
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