JP2007236249A - 作業機の操作構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 苗植付機構の作動停止を司る少数条クラッチを複数個設けるとともに、各少数条クラッチを入切操作する電動式アクチュエータを、電動モータ、操作軸、カム部材、クラッチと連係するワイヤとで構成し、
電動式アクチュエータに対する制御を行う制御装置と、制御装置に電動式アクチュエータに対する入切信号を入力する操作部68設け、
操作部68を、入り操作位置と切り操作位置とに亘って移動変位する人為的操作具68Aと、人為的操作具68Dの操作位置を検出するリミットスイッチ68Hで構成してある。
【選択図】 図24
Description
小数条クラッチを入り切り駆動するカム体と、カム体のカム面に追従して揺動駆動されるクラッチ作動アームと、クラッチ作動アームと各少数条クラッチとを連係するクラッチワイヤとで、少数条クラッチを入り切り操作する構造を構成するとともに、操縦パネルに各少数条クラッチを入り切りする操作指令を出す押ボタンスイッチを設けていた(特許文献1)。
また、切り換わり状態をランプ等で知らせる構成を取っているが、日中作業時においては、太陽光線の影響を受けて判別しにくい面もあった。
(構成)
請求項1にかかる発明の特徴構成は、複数条の苗植付機構のうちの一部少数条の苗植付機構の作動停止を司る少数条クラッチを複数個設けるとともに、各少数条クラッチを入切操作する電動式アクチュエータを設け、
前記電動式アクチュエータに対する制御を行う制御手段と、前記制御手段に前記電動式アクチュエータに対する入切信号を入力する操作部とを設け、
前記操作部を、入り操作位置と切り操作位置とに亘って移動変位する人為的操作具と、前記人為的操作具の前記操作位置を検出する検出手段とで構成してある点にあり、その作用効果は次ぎの通りである。
少数条クラッチは電動式アクチュエータによって入り切り操作される。電動式アクチュエータは、制御手段によって制御され、その制御手段に対して操作部より入切信号が入力される。
操作部を構成するものとして、入り操作位置と切り操作位置とに亘って移動変位する人為的操作具を設けることによって、人為的操作具が入り操作位置にあるか又は切り操作位置にあるかを目視で判断することが容易に行える。
したがって、人為的操作具の操作位置確認が容易に行えるようになり、切換操作の操作性が向上する。
(構成)
請求項2にかかる発明の特徴構成は、請求項1にかかる発明において、前記苗植付機構を複数条分備えた苗植付装置を走行機体に昇降自在に備えるとともに、前記苗植付装置の前記走行機体に対する上昇作動に基づいて、前記人為的操作具を前記入り操作位置に復帰させる連繋機構を設けてある点にあり、その作用効果は次ぎの通りである。
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
一回の植付行程を終了して機体が畦際に達すると、苗植付装置を上昇駆動して畦際での旋回を行う。畦際での旋回が終了すると、苗植付装置を田面に下降駆動して、次の植付行程に入る。一般に所望の少数条クラッチを停止状態に操作して、一回の植付行程を終了した場合、次の植付行程では全ての少数条クラッチを作動状態に操作して通常の植付作業を行うことが多い。
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、所望の少数条クラッチを停止状態に操作して、一回の植付行程を終了した場合、所望の少数条クラッチを停止状態に操作した状態で誤って次の植付行程に入ると言うことを避けることができるようになって、作業機の操作性を良いものにすることができた。
(構成)
請求項3に係る発明の特徴構成は、請求項2に係る発明において、前記入り操作位置に復帰された人為的操作具と前記連繋機構との連繋を解除する機構を設け、前記人為的操作具の操作を可能に構成してある点にあり、その作用効果は次ぎの通りである。
本発明の第3特徴によると、本発明の第2特徴と同様に前項[II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
人為的操作具と連繋機構との連繋を解除できるので、次ぎの行程に入る前に、一旦全ての少数条クラッチが作動状態に復帰された状態であっても、所望の少数条クラッチを停止状態に操作することができ(苗植付装置を上昇駆動しても、所望の少数条クラッチを停止状態に残しておくことができ)、不必要な植付作業を未然に阻止できる。
(構成)
請求項4に係る発明の特徴構成は、請求項1〜3までのうちのいずれか一つに記載の発明の特徴構成において、対応する少数条クラッチ毎に人為的操作具を設け、それら複数の人為的操作具を順番に入り切り操作すべく構成し、前記少数条クラッチを操作する場合に、実作業に対応しない状態に操作部を操作した場合に報知する報知手段を設けてある。
少数条クラッチの一部が実作業において停止状態に操作される場合は、特定の少数条クラッチに限定されており、停止状態に操作される順序も右又は左の端の少数条クラッチからと、限定されている。したがって、その特定の少数条クラッチ以外の少数条クラッチのみが切り操作された場合は(例えば、図4及び図26に示すように、右から2つめの少数条クラッチ19b(人為的操作具68B)のみを停止状態に操作した状態)、実作業に適合しない。
このような場合には、報知手段によって操縦者に知らせるので、操縦者は実作業に適合しない操作を行ったことが認識でき、修正操作が容易に行える。
図1及び図2に示すように、前輪1及び後輪2で支持された機体の前部に、エンジン3及びミッションケース4が備えられ、機体の後部に四連リンク式のリンク機構6が油圧シリンダ14により昇降駆動自在に連結されており、リンク機構6に苗植付装置7が支持されて、乗用型田植機が構成されている。
ここに、回転ケース9、一対の植付アーム10等を苗植付機構と総称する。
次に、第1,2,3,4少数条クラッチ19a,19b,19c,19dについて説明する。
図3及び図4に示すように、植付ケース8における回転ケース9の支持部に、第1〜4少数条クラッチ19a〜19dが右の植付ケース8から順に備えられている。第1〜4少数条クラッチ19a〜19dは1つの植付ケース8において、2つの回転ケース9に動力を伝動及び遮断操作して、2つの回転ケース9を作動及び停止操作するものであり、バネ(図示せず)により作動状態に付勢されている。
次に、苗のせ台12及び縦送り機構13、第1,2,3,4縦送りクラッチ24a,24b,24c,24dについて説明する。
図3,4,5,9に示すように、植付ケース8に亘って支持レール23が支持され、苗のせ台12の下部が支持レール23に沿って左右方向に移動自在に支持されている。支持フレーム16の右及び左側部から上方に右及び左の支持フレーム25が延出され、右及び左の支持フレーム25の上部に亘って支持フレーム26が連結されている。支持フレーム26の複数箇所に固定されたロッド27にローラー28が回転自在に支持され、断面コ字状の支持フレーム29が苗のせ台12の上部の前側部に沿って連結されており、ローラー28が支持フレーム29の内側に挿入されている。これにより、苗のせ台12が支持レール23に沿って左右方向に移動自在に支持されている。
次に、肥料を貯留するホッパー32、ホッパー32の肥料を第1〜4少数条クラッチ19a〜19dに対応する植付条に供給可能な複数の繰り出し部31、繰り出し部31を作動及び停止操作自在な第1,2,3,4施肥クラッチ38a,38b,38c,38dについて説明する。
図1,2,7に示すように、運転座席5の後側に左右方向に沿って支持フレーム30が配置され、2つの植付条に対応した4個の繰り出し部31が支持フレーム30に連結されており、透明樹脂製で肥料を貯留するホッパー32が4個の繰り出し部31に亘って連結されている。植付アーム10によって植え付けられた苗(植付条)の横側に溝を形成する作溝器35が、植付条の各々に対応して8個用意されて接地フロート11に取り付けられており、2個の作溝器35と1個の繰り出し部31とがホース36を介して接続されている。
次に、第1〜4少数条クラッチ19a〜19d及び第1〜4縦送りクラッチ24a〜24dの操作構造について説明する。
図4,5,8,9に示すように、苗のせ台12の第1苗のせ台部分12aにおいて、右から2条目と3条目の苗のせ面の前側部に亘って、コ字状に折り曲げられた右のブラケット42が連結されており、右から4条目と5条目の苗のせ面の前側部に亘って、コ字状に折り曲げられた左のブラケット42が連結されている。
ここに、電動モータ43、及び、操作軸48及び第1〜4カム部材51〜54を、少数条クラッチ19a〜19dを入切する電動式アクチュエータと称する。
次に、第1〜4少数条クラッチ19a〜19d及び第1〜4縦送りクラッチ24a〜24d、第1〜4施肥クラッチ38a〜38dの操作について説明する。
図1、図20〜図24に示すように、前輪1を操向操作する操縦ハンドル67を支持するハンドルポスト72の操縦パネル70に、操作部68が取り付けられている。操作部68は、第1,2,3,4人為的操作具68A,68B,68C,68Dと、人為的操作具68A,68B,68C,68Dの操作位置を検出する検出手段としての検出スイッチ68E,68F,68G,68Hとで構成されている。第1,2,3,4操作部68が右側から順に左方に配置されている。
第1,2,3,4人為的操作具68A,68B,68C,68Dの夫々の下方には、第1,2,3,4検出スイッチ68E,68F,68G,68Hが配置されている。第1,2,3,4検出スイッチ68E,68F,68G,68Hの前端側にはブラケット71の両側壁部71A,71Aに渡って下支持軸74を架設するとともに、この下支持軸74に第1,2,3,4トグルバネ68I,68J,68K,68Lの一端を係止してある。
第1,2,3,4人為的操作具68A,68B,68C,68Dには、突状のスイッチ押さえ部68Aa,68Ba,68Ca,68Daが設けてあり、このスイッチ押さえ部68Aa,68Ba,68Ca,68Daで、第1,2,3,4検出スイッチ68E,68F,68G,68Hの接触針を押さえてスイッチ作動をさせるように構成してある。
前項[6]に記載のように、第1〜4人為的操作具68A〜68Dを切り操作位置に操作した状態(全条停止状態)において、第4人為的操作具68Dを入り操作位置に操作すると、図18(ニ)から図18(ハ)に示すように、電動モータ43により操作軸48及び第1〜4カム部材51〜54が紙面時計方向に所定角度だけ回転駆動されて、第4駆動連動部56dのローラー57が第4カム部材54の第2カム面50cから第1カム面50aに戻り、第4カム部材54により第4駆動連動部56dが下方に揺動操作され、ワイヤ59,61が戻し操作されて、第4少数条クラッチ19d及び第4縦送りクラッチ24dが作動状態に操作される。これと同時に図19(ホ)から図19(ニ)に示すように、電動モータ65により操作軸63及び第1〜4カム部材64a〜64dが紙面時計方向に所定角度だけ回転駆動されて、第4カム部材64dが第4施肥クラッチ38dから離れ、第4施肥クラッチ38dが図17の紙面右方にスライド操作されて入り状態に操作される。
図17に示すように、第1〜4人為的操作具68A〜68Dを入り操作位置に操作している状態(全条作動状態)において、第4人為的操作具68Dを切り操作位置に操作すると、図12に示す状態から、電動モータ43により操作軸48及び第1〜4カム部材51〜54が紙面時計方向に所定角度だけ回転駆動されて、第4駆動連動部56dのローラー57が第4カム部材54の第1カム面50bから第2カム面50cに乗り上がり、第4駆動連動部56dが上方に揺動操作され、ワイヤ59,61が引き操作されて、第4少数条クラッチ19d及び第4縦送りクラッチ24dが切り状態に操作される。これと同時に、図19(イ)に示す状態から、電動モータ65により操作軸63及び第1〜4カム部材64a〜64dが紙面時計方向に所定角度だけ回転駆動されて、第4カム部材64dが第4施肥クラッチ38dに接当し、第4施肥クラッチ38dが図17の紙面左方にスライド操作されて切り状態に操作される。
第4少数条クラッチ19d及び第4縦送りクラッチ24d、第4施肥クラッチ38dの切り状態(第3,2,1少数条クラッチ19c,19b,19a及び第3,2,1縦送りクラッチ24c,24b,24a、第3,2,1施肥クラッチ38c,38b,38aの入り状態)、
第4,3少数条クラッチ19d,19c及び第4,3縦送りクラッチ24d,24c、第4,3施肥クラッチ38d,38cの切り状態(第2,1少数条クラッチ19b,19a及び第2,1縦送りクラッチ24b,24a、第2,1施肥クラッチ38b,38aの入り状態)、
第4,3,2少数条クラッチ19d,19c,19b及び第4,3,2縦送りクラッチ24d,24c,24b、第4,3,2施肥クラッチ38d,38c,38bの切り状態(第1少数条クラッチ19a及び第1縦送りクラッチ24a、第1施肥クラッチ38aの入り状態)、
並びに全条切り状態が得られる。
第4,3,2少数条クラッチ19d,19c,19b及び第4,3,2縦送りクラッチ24d,24c,24b、第4,3,2施肥クラッチ38d,38c,38bの切り状態(第1少数条クラッチ19a及び第1縦送りクラッチ24a、第1施肥クラッチ38aの入り状態)、
第4,3少数条クラッチ19d,19c及び第4,3縦送りクラッチ24d,24c、第4,3施肥クラッチ38d,38cの切り状態(第2,1少数条クラッチ19b,19a及び第2,1縦送りクラッチ24b,24a、第2,1施肥クラッチ38b,38aの入り状態)、
第4少数条クラッチ19d及び第4縦送りクラッチ24d、第4施肥クラッチ38dの切り状態(第3,2,1少数条クラッチ19c,19b,19a及び第3,2,1縦送りクラッチ24c,24b,24a、第3,2,1施肥クラッチ38c,38b,38aの入り状態)、
並びに全条作動状態が得られる。
乗用型田植機では一般に、一回の植付行程が終了して機体が畦際に達すると、苗植付装置7を田面から大きく上昇駆動して、操縦ハンドル67により前輪1を操向操作し、機体を畦際で旋回させるのであり、畦際での旋回が終了すると、苗植付装置7を田面に下降駆動して次の植付行程に入る。
上記した畦際旋回を開始し、苗植付装置7が上昇作動された場合に、第1,2,3,4人為的操作具68A,68B,68C,68D全てを入り操作位置に戻し操作する構成が前記した乗用型田植機においては備えられている。以下この構成について説明する。
一方、棒状部材をコ字型に曲げ形成した連動フレーム75の下側フレーム部75Bを、前記両延長部分71b,71bに形成された貫通孔71c,71cに貫通させ、上側フレーム部75Aを両側壁部71A,71Aの端縁に支持させて、連動フレーム75を貫通孔71cの上下方向に沿ってスライド移動可能に構成してある。
このような構成によって、トーションバネ78で連動フレーム75を上向きに復帰付勢している。
以上詳述したように、ブラケット71に操作部68と苗植付装置7との連係ワイヤ76を一式で纏めて操縦パネル70に着脱自在に構成してあるので、操縦パネル70以外の部位にも着脱が容易に行える。
第1,2,3,4人為的操作具68A,68B,68C,68Dには、第1,2,3,4引掛係止部68Ac,68Bc,68Cc,68Dcが突設してあり、連動フレーム75の上側フレーム部75Aに下側から当接係合可能に構成してある。
図24に示すように、第1,2,3,4人為的操作具68A,68B,68C,68Dが切り操作位置に操作されている場合には、トーションバネ78によって連動フレーム75は持上げられ、連動フレーム75の上側フレーム部75Aに下側から第1,2,3,4人為的操作具68A,68B,68C,68Dの引掛係止部68Ac,68Bc,68Cc,68Dcが当接係合してある。
このような機構を第1,2,3,4人為的操作具68A,68B,68C,68Dと苗植付装置7との連係を解除する機構と称する。
その場合には、植付幅方向において左右いずれか端の二条分を植付けない状態に設定することがある。
そこで、図26に示すように、第2,第3人為的操作具68B又は68Cを他の操作具とは異なる操作位置に操作した場合には、報知手段としての音声発生装置80によって警報を発し、液晶表示装置81にエラーメッセージを映し出すように構成するとともに、電動モータ43、65を作動させないように制御装置69によって制御するように構成する。
前記した操作部を入り操作位置と切り操作位置とに移動変位させて切り換えるのに、人為的操作具68A,68B,68C,68Dを揺動させる構成を採ったが、人為的操作具68A,68B,68C,68Dをスライド移動するように構成してもよい。
少数条クラッチ19a〜19d等を入切する電動式アクチュエータとしては、少数条クラッチ19a〜19dに連係されたワイヤ機構を電動式のシリンダ等で駆動する構成を採ってもよい。
第1,2,3,4人為的操作具68A,68B,68C,68Dを自動的に入り操作位置に復帰させる自動復帰機構Aとして、昇降リンク機構6と連係させたが、苗のせ台12等を備えた苗植付装置7自体に連係してもよい。また、苗植付装置7以外には、植付クラッチに連係して植付クラッチの切り状態で自動的に入り操作位置に復帰させることでもよい。さらには、操向装置に連係して所定角度以上操向操作された場合には、植付クラッチの切り状態で自動的に入り操作位置に復帰させることでもよい。
本発明は、8条植型式の苗植付装置7ばかりではなく、10条植型式や6条植型式、5条植型式の苗植付装置7にも適用できる。6条植型式及び5条植型式の苗植付装置7の場合、図6に示すように苗のせ台12を第1及び第2苗のせ台部分12a,12bの2分割構造に構成する必要はなく、6条分の苗のせ面を連結して6条植型式の苗植付装置7の苗のせ台12とし、5条分の苗のせ面を連結して5条植型式の苗植付装置7の苗のせ台12とすればよい。
本発明はホッパー32、繰り出し部31、作溝器35、ホース36及び第1〜4施肥クラッチ38a〜38dを装備しない乗用型田植機にも適用できる。
上記実施例においては、操作部68での操作によって、少数条クラッチ19a〜19d、縦送りクラッチ24a〜24d、施肥クラッチ38a〜38dを入切操作する構成を示したが、本発明においては、少なくとも、少数条クラッチ19a〜19dを入切できるものであればよい。
検出手段としては、リミットスイッチ以外の接触式スイッチ、及び、非接触式スイッチを採用することができる。
19a,19b,19c,19d 少数条クラッチ
43 電動アクチュエータ
68 操作部
68A,68B,68C,68D 人為的操作具
68E,68F,68G,68H 検出手段
69 制御手段
76 連繋機構
80 報知手段
Claims (4)
- 複数条の苗植付機構のうちの一部少数条の苗植付機構の作動停止を司る少数条クラッチを複数個設けるとともに、各少数条クラッチを入切操作する電動式アクチュエータを設け、
前記電動式アクチュエータに対する制御を行う制御手段と、前記制御手段に前記電動式アクチュエータに対する入切信号を入力する操作部とを設け、
前記操作部を、入り操作位置と切り操作位置とに亘って移動変位する人為的操作具と、前記人為的操作具の前記操作位置を検出する検出手段とで構成してある作業機の操作構造。 - 前記苗植付機構を複数条分備えた苗植付装置を走行機体に昇降自在に備えるとともに、前記苗植付装置の前記走行機体に対する上昇作動に基づいて、前記人為的操作具を前記入り操作位置に復帰させる連繋機構を設けてある請求項1記載の作業機の操作構造。
- 前記入り操作位置に復帰された人為的操作具と前記連繋機構との連繋を解除する機構を設け、前記人為的操作具の操作を可能に構成してある請求項2記載の作業機の操作構造。
- 対応する少数条クラッチ毎に人為的操作具を設け、それら複数の人為的操作具を順番に入り切り操作すべく構成し、前記少数条クラッチを操作する場合に、実作業に対応しない状態に操作部を操作した場合に報知する報知手段を設けてある請求項1〜3までのうちのいずれか一つに記載の作業機の操作構造。
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