JP2007231623A - ユニット建物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユニット境界を越える広い空間を確保でき、しかも補強梁の搬送性及び組付作業性を向上させることができるユニット建物を得る。
【解決手段】一階部分10Aに配置される建物ユニット60の仮柱38を撤去すると、連続した広い空間50が形成されるユニット建物10において、一階部分10Aの天井大梁44間の隙間46にはスパン長が短い下階側補強梁48が挿入及び固定されている。また、二階部分10Bの床大梁54間の隙間56には、同じスパン長の上階側補強梁58が下階側補強梁48に対して非接触の状態で挿入及び固定されている。従って、各部材が小さくなり、搬送性及び組付作業性を向上させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、仮柱の撤去及びこの部分の補強により柱レスによる大空間の形成が可能なユニット建物に関する。
一般にユニット住宅は、予め工場で柱と梁を箱状に組み立てて生産した建物ユニットを必要個数分だけ建築地に搬送し、クレーンを使って順次据え付けていくことにより構成される。この場合、隣接する建物ユニットの柱が一箇所に集まる部分が生じ、広い空間を作る妨げとなっていた。
そこで、近年、ワイドスパン工法と呼ばれる柱レスタイプのユニット住宅が提案されるに至った。この種のワイドスパン工法による場合、工場出荷時には建物ユニットに予め仮柱を取り付けておくことで搬送性を確保し、建築地において建物ユニットを順次据え付けた後に仮柱を撤去する。仮柱を撤去するとその部分の強度が低下するので、それを補うめに隣り合う天井大梁間に補強梁を挿入し、連結することで仮柱が受けるべき荷重を負担するようにしている(一例として下記特許文献1参照)。
特許第3260266号公報
しかしながら、上記先行技術による場合、補強梁が隣接する建物ユニットの外側の柱同士を繋ぐため、スパン長が長く、かつ補強梁を下階側の天井大梁から上階側の床大梁まで延在するように梁成を高くしているため、補強梁が部材としては非常に大きく重いものであった。このため、工場から建築地までの搬送車両による搬送性が悪く、建築地においてもクレーンでの据付作業となるため位置決めが難しく作業効率が低下していた。
本発明は上記事実を考慮し、ユニット境界を越える広い空間を確保でき、しかも補強梁の搬送性及び組付作業性を向上させることができるユニット建物を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明は、複数の建物ユニットによって複数階建てに構成されるユニット建物において、下階側の複数の建物ユニットのうち、一部の建物ユニットの一部の柱が取り外し可能な仮柱によって構成された建物ユニットを、当該仮柱同士が隣接するように複数個配置し、かつ当該仮柱が撤去される仮柱集合撤去部を形成することにより下階側に連続した広い空間が形成されるユニット建物であって、仮柱集合撤去部を形成する下階側の建物ユニット上に載置される上階側の建物ユニットにおいて下階側の建物ユニットの仮柱集合撤去部上方を通り所定の隙間をあけて対向して配置された上階側の建物ユニットの床大梁を連結するように上階側補強梁を当該床大梁に固定した、ことを特徴としている。
請求項2記載の本発明は、請求項1記載のユニット建物において、前記上階側補強梁の梁成は、前記床大梁の梁成と略同一に設定されている、ことを特徴としている。
請求項3記載の本発明は、請求項1記載のユニット建物において、前記上階側補強梁の梁成は前記床大梁の梁成より長く設定されており、かつ当該上階側補強梁の上縁は上階側の床上には突出せず、当該上階側補強梁の下縁は上階側の建物ユニットの床大梁の下縁よりも下方へ突出して配置されている、ことを特徴としている。
請求項4記載の本発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のユニット建物において、前記上階側補強梁のスパン長は、前記上階側の建物ユニットの床大梁を連結できる長さ以上でかつ隣接する建物ユニットの二辺分の長さよりも短く設定されており、さらに、当該上階側補強梁を前記仮柱集合撤去部上方と床大梁の中間部付近の少なくとも二箇所で固定した、ことを特徴としている。
請求項5記載の本発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のユニット建物において、前記上階側補強梁からはブラケット高さが当該上階側補強梁の高さよりも低くかつ座面が水平方向に向けられた補強梁側ブラケットが設けられていると共に、前記床大梁からはブラケット高さが当該床大梁の高さよりも低くかつ座面が水平方向に向けられた床大梁側ブラケットが設けられ、前記上階側補強梁を前記隙間の上方側から落とし込むことにより、補強梁側ブラケットが床大梁側ブラケットに係止されて上階側補強梁の組付位置の位置決めがなされる、ことを特徴としている。
請求項6記載の本発明は、請求項5記載のユニット建物において、上下に重ねられた前記補強梁側ブラケットと前記床大梁側ブラケットとを前記隙間の上方又は下方側から締結具で締結した、ことを特徴としている。
請求項7記載の本発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のユニット建物において、下階側の建物ユニットにおいて仮柱集合撤去部近傍を通り所定の隙間をあけて対向して配置された天井大梁間の隙間に、梁成が当該天井大梁の梁成と略同一に設定されると共に組付後の状態では前記上階側補強梁に対して非接触に配置される下階側補強梁を挿入して当該天井大梁に固定した、ことを特徴としている。
請求項8記載の本発明は、請求項7記載のユニット建物において、前記下階側補強梁のスパン長は、前記下階側の建物ユニットの天井大梁を連結できる長さ以上でかつ隣接する建物ユニットの二辺分の長さよりも短く設定されており、さらに、当該下階側補強梁を前記仮柱集合撤去部近傍と天井大梁の中間部付近の少なくとも二箇所で固定した、ことを特徴としている。
請求項1記載の本発明によれば、複数の建物ユニットによって複数階建てに構成されるユニット建物において、下階側の複数の建物ユニットのうち、一部の建物ユニットはその一部に取り外し可能な仮柱を備えている。この仮柱同士が隣接するように建物ユニットが複数個配置される。この状態において、上階側の建物ユニットにおいて仮柱集合撤去部上方を通り所定の隙間をあけて対向して配置された上階側の建物ユニットの床大梁を連結するように上階側補強梁が床大梁に固定される。これにより、上階側の建物ユニットの仮柱集合撤去部上方を通る床大梁が補強される。その後、仮柱を仮柱集合撤去部から撤去すれば、下階側に連続した広い空間が形成されたユニット建物が構築される。
このように本発明では、下階側に仮柱集合撤去部が設けられる構成において、上階側の建物ユニットにおいて仮柱集合撤去部上方を通り所定の隙間をあけて対向して配置された上階側の建物ユニットの床大梁を連結するように上階側補強梁を床大梁に固定することにより、上階側の建物ユニットからの荷重が仮柱集合撤去部に入らないようにしている。
請求項2記載の本発明によれば、上階側補強梁の梁成が床大梁の梁成と略同一に設定されているため、上下階に亘る梁成を有する補強梁を設置する従来構造に比し、補強梁が小型軽量化される。従って、搬送車両を使った輸送上の制約が少なくなり、搬送性(輸送効率)が向上される。また、小型軽量化された分、組付作業もやり易くなる。
請求項3記載の本発明によれば、上階側補強梁の梁成を床大梁の梁成より長く設定し、かつ当該上階側補強梁の上縁は上階側の床上には突出せず、当該上階側補強梁の下縁は上階側の建物ユニットの床大梁の下縁よりも下方へ突出して配置したので、上階側補強梁の断面係数を大きくすることができる。従って、補強性能を上げることができる。
請求項4記載の本発明によれば、上階側補強梁のスパン長が、上階側の建物ユニットの床大梁を連結できる長さ以上でかつ隣接する建物ユニットの二辺分の長さよりも短く設定されており、さらに、当該上階側補強梁を仮柱集合撤去部上方と床大梁の中間部付近の少なくとも二箇所で固定したので、隣接する建物ユニットの外側の柱同士を繋ぐスパン長を有する補強梁を用いる従来構造に比し、補強梁が更に小型軽量化される。
なお、上階側補強梁は仮柱集合撤去部上方と床大梁の中間部付近の少なくとも二箇所で固定されるため、取付強度は充分に確保できる。
請求項5記載の本発明によれば、上階側補強梁にはブラケット高さが当該上階側補強梁の高さよりも低くかつ座面が水平方向に向けられた補強梁側ブラケットが設けられており、又床大梁からはブラケット高さが当該床大梁の高さよりも低くかつ座面が水平方向に向けられた床大梁側ブラケットが設けられており、上階側補強梁を隙間の上方側から落とし込むことにより、補強梁側ブラケットが床大梁側ブラケットに係止されて上階側補強梁の組付位置の位置決めがなされる構成としたので、上階側補強梁の組付作業を上階側の建物ユニット側から下向き作業で行うことができる。
請求項6記載の本発明によれば、上下に重ねられた補強梁側ブラケットと床大梁側ブラケットとを隙間の上方又は下方側から締結具で締結することにより、上階側補強梁を床大梁に固定することができる。従って、例えば、隙間の上方側から締結する場合には、上階側補強梁の挿入方向と締結具の締結方向とが同じになる。
請求項7記載の本発明によれば、下階側の建物ユニットにおいて仮柱集合撤去部近傍を通り所定の隙間をあけて対向して配置された天井大梁間の隙間に、梁成が天井大梁の梁成と略同一に設定された下階側補強梁を挿入して天井大梁に固定したので、仮柱集合撤去部が形成される下階側の建物ユニットにおける天井大梁の仮柱集合撤去部近傍が直接的に補強される。
しかも、組付後の状態では下階側補強梁は上階側補強梁に対して非接触に配置されるため、上階側の建物ユニットの荷重が下階側の建物ユニットの仮柱集合撤去部に直接伝達されることはない。従って、その分、下階側補強梁の強度を落とすことができ、下階側補強梁の軽量化を図ることができる。
請求項8記載の本発明によれば、下階側補強梁のスパン長が、仮柱集合撤去部近傍を通ることが可能な長さ以上でかつ隙間の長手方向に隣接する建物ユニットの二辺分の長さよりも短く設定されているため、隣接する建物ユニットの外側の柱同士を繋ぐスパン長を有する補強梁を用いる従来構造に比し、補強梁が更に小型軽量化される。
なお、下階側補強梁は仮柱集合撤去部近傍と天井大梁の中間部付近の少なくとも二箇所で固定されるため、取付強度は充分に確保できる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係るユニット建物は、ユニット境界を越える広い空間を確保でき、しかも補強梁の搬送性及び組付作業性を向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係るユニット建物は、搬送性(輸送効率)の向上と組付作業性の向上を図ることができるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係るユニット建物は、上階側補強梁の小型軽量化と補強性能の向上の両立を図ることができるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係るユニット建物は、上階側補強梁が更に小型軽量化されるため、補強梁の搬送性及び組付作業性をより一層向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明に係るユニット建物は、上階側補強梁の組付作業を上階側の建物ユニット側から下向き作業で行うことができるので、補強梁の組付作業性を一段と向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項6記載の本発明に係るユニット建物は、例えば、補強梁側ブラケットと床大梁側ブラケットとを隙間の上方側から締結具で締結すれば、上階側補強梁の挿入方向と締結具の締結方向とが同じになるため、狭い隙間にあって上階側補強梁の組付作業を効率良く迅速に行うことができるという優れた効果を有する。
請求項7記載の本発明に係るユニット建物は、必要最小限の重量で仮柱集合撤去部を充分に補強することができるという優れた効果を有する。
請求項8記載の本発明に係るユニット建物は、下階側補強梁が更に小型軽量化されるため、補強梁の搬送性及び組付作業性をより一層向上させることができるという優れた効果を有する。
以下、図1〜図6を用いて、本発明に係るユニット建物の一実施形態について説明する。
(基本構成)
図1には、本実施形態に係るユニット建物10の基本構成(前提となる構成)が示されている。また、図2には、図1との対比において従来例に係るユニット建物12の基本構成が示されている。
図2に示されるように、従来のユニット建物12では、箱形状に骨組みが配置された複数の建物ユニット14を妻方向及び桁方向に隣接して配置し、布基礎及び独立基礎から成る基礎16上に順次据え付けていくことにより構成されている。この場合、各建物ユニット14の屋内中央側に配置される柱18が4本集まった柱集合部20が形成されることになる。従って、従来のユニット建物12の場合には、柱レスの広い空間は得られない構成になっている。
そこで、図1に示される本実施形態に係るユニット建物10(なお、この図1では、ユニット建物10の一階部分10Aのみを図示している。)では、建物ユニット30の四隅に立設された柱32の内の1本(屋内中央側に配置される柱)を上下に三分割している。すなわち、天井仕口部34と床仕口部36との間に仮柱38(図3参照)をボルト接合等によって取り外し可能に構成し、建築地で当該仮柱38を撤去できるようにしている。しかし、その場合、柱レス部40の強度が低下するので、後述するように、一階部分(下階側)10Aの建物ユニット30の隣接する天井大梁44間の隙間46並びに二階部分(上階側)10Bの建物ユニット30の隣接する床大梁54間の隙間56にストレートタイプの下階側補強梁48並びに上階側補強梁58をそれぞれ挿入及び固定することで強度を補っている。これにより、ユニット建物10の下階側に柱レスの広い空間50(図1に太線で囲った空間)が形成される。
以上が本実施形態に係るユニット建物10の基本構成である。なお、説明の便宜上、建物ユニット30の各部材に名称付けをしておく。建物ユニット30は、建物外壁面側に配置される3本の通常の柱32並びに屋内中央側に配置される仮柱38と、互いに平行に配置された長短二組の天井大梁42、44と、これらの天井大梁42、44に対して上下に平行に配置された長短二組の床大梁52、54とを備えており、梁の端部を天井と床の仕口に溶接することによりラーメン構造として構成されている。但し、ユニット構成は上記に限られることなく、他の箱形の架構構造としてもよい。
(建物ユニットの時系列の様子)
図3には、建物ユニット60の様子が時系列で示されている。図3(A)は工場組立時の様子を示したものであり、図3(B)は輸送時の様子を示したものであり、図3(C)は建築地組立時の様子を示したものである。図3(A)に示されるように、建物ユニット60は工場内で組み立てられる。このときには、仮柱38も含まれている。組み立てられた建物ユニット60は、図3(B)に示される状態で、搬送車両で建築地まで搬送される。このとき、仮柱38が取り付けられた状態で建物ユニット60が搬送されることにより、ユニットの形状が保持され、安定した輸送が可能となる。そして、建築地に搬送された建物ユニット60は、図3(C)に示されるように、建築地で順次クレーンで据え付けられていき、ストレートタイプの下階側補強梁48及び上階側補強梁58が挿入配置されてから、仮柱38が撤去されて、最終形状となる。
なお、図3に示した建物ユニット60は図1に示した建物ユニット30と異なり、天井及び床がパネル化されているので、簡単に補足説明すると共に、改めて各部材の名称付けをしておく。
図3に示した建物ユニット60では、矩形枠状に組まれた天井フレーム62と床フレーム64とを備えており、これらの間に3本の柱32と1本の仮柱38が立設される構成となっている。天井フレーム62は四隅に天井仕口部(柱)66を備えており、この天井仕口部66に長さが異なる天井大梁42、44の長手方向の端部が溶接されている。同様に、床フレーム64は四隅に床仕口部(柱)68を備えており、この床仕口部68に長さが異なる床大梁52、54の長手方向の端部が溶接されている。そして、上下に対向して配置された天井仕口部66と床仕口部68との間に、柱32及び仮柱38の上下端部が溶接により剛接合されて及びボルトにより仮固定されて建物ユニット60が構成される。なお、仮柱38は、建築地で取り外し可能なボルト接合によって天井仕口部66及び床仕口部68に固定されている。
(本実施形態に係るユニット建物の全体構成)
図4には、本実施形態に係るユニット建物10の全体構成が分解斜視図で示されている。この図に示されるように、ユニット建物10の一階部分10Aは、合計4個の建物ユニット60によって構成されている。なお、4個の建物ユニット60は隣接して配置されているが、図面を見易くするために桁方向に隣り合う建物ユニット60を離して描いている。
建物ユニット60の配置に際しては、各建物ユニット60が備える仮柱38が建物中央部に配置されるように各建物ユニット60が基礎16上に据え付けられる。上記4個の建物ユニット60が隣接して配置された状態では、二組の対向する天井大梁44の間に妻方向を長手方向とする隙間46が形成され、この隙間46に下階側補強梁48が挿入されて天井大梁44に固定されるようになっている。
二階部分10Bも一階部分10Aと同様に構成されている。但し、二階部分10Bでは、仮柱38を備えていない通常の柱32が4本立設された建物ユニット60が使用される。そして、かかる建物ユニット60が4個隣接して配置された状態では、二組の対向する床大梁54の間に妻方向を長手方向とする隙間56が形成され、この隙間56に上階側補強梁58が挿入されて床大梁54に固定されるようになっている。
(要部構成:補強梁の構成)
次に、本実施形態の要部である補強梁の構成について詳細に説明する。
図4には、本実施形態に係るユニット建物10の分解斜視図が示されている。また、図5には、当該ユニット建物10の組付状態をユニット高さ方向に切断した状態を示す縦断面図が示されている。さらに、図6には、一階部分10Aの柱レス部40を俯瞰した平面図が示されている。
これらの図に示されるように、一階部分10Aの天井大梁44間に形成された隙間46には、ストレートタイプの下階側補強梁48が挿入されている。下階側補強梁48の梁成は、天井大梁44の梁成より僅かに高い高さに設定されている。なお、下階側補強梁48の下端部は天井材80の上面よりも若干上方側に位置されている(図5参照)。また、下階側補強梁48のスパン長は、天井大梁44のスパン長よりも若干短く設定されており、長手方向の中間部が柱レス部40の上方に配置されるように挿入されている(図6参照)。
また、図5に示されるように、下階側補強梁48の中央部側及び長手方向の端部側の両面には、平面視でコ字状の下階側接続ブラケット82が溶接によりそれぞれ固着されている。なお、下階側接続ブラケット82は、その両側部82Aの端部が下階側補強梁48の側面に溶接されて一体化されており、組付状態では中央部82Bが天井大梁44にほぼ当接した状態で配置されるようになっている。つまり、下階側補強梁48の板厚と二個の下階側接続ブラケット82の突出量とを足した長さが、対向して配置された天井大梁44の隙間46の間隙寸法に略一致するように寸法設定がなされている。なお、中央部82Bの内側面の上下二箇所には、ウエルドナット84が予め溶着されている。これに対応して、溝形鋼である天井大梁44のウェブにもウエルドナット84と同軸上にボルト挿通孔が形成されており、天井大梁44側からボルト86が挿入されてウエルドナット84に螺合されることにより、下階側補強梁48が桁方向に隣接して配置された天井大梁44に固定されている。
一方、二階部分10Bの床大梁54間に形成された隙間56には、ストレートタイプの上階側補強梁58が挿入されている。上階側補強梁58の梁成は、床大梁54の梁成より僅かに高い高さに設定されている。なお、上階側補強梁58の上端部は床材88の下面よりも若干下方側に位置されている。また、上階側補強梁58のスパン長は、床大梁54のスパン長よりも若干短く設定されており(上述した下階側補強梁48のスパン長と同じスパン長とされており)、長手方向の中間部が柱レス部40の上方に配置されるように挿入されている。
また、上階側補強梁58の中央部側及び長手方向の端部側の両面には、側面視でコ字状の上階側第1接続ブラケット90が溶接によりそれぞれ固着されている。また、上階側第1接続ブラケット90は、上階側補強梁58の上部にオフセットして配置されている。なお、上階側第1接続ブラケット90は、その両側部90Aの端部が上階側補強梁58の側面に溶接されて一体化されており、組付状態では中央部90Bが床大梁54にほぼ当接した状態で配置されるようになっている。つまり、上階側補強梁58の板厚(なお、上階側補強梁58の板厚は下階側補強梁48の板厚よりも若干薄く設定されている。)と二個の上階側第1接続ブラケット90の突出量とを足した長さが、対向して配置された床大梁54の隙間56の間隙寸法に略一致するように寸法設定がなされている。なお、両側部90Aには、ユニット高さ方向に同軸上とされたボルト挿通孔が形成されている。
上記構成の上階側第1接続ブラケット90に対応して、床大梁54のウェブには、側面視でコ字状の上階側第2接続ブラケット92が溶接によりそれぞれ固着されている。この上階側第2接続ブラケット92の突出量は、上階側第1接続ブラケット90の突出量よりも少なく設定されている。また、上階側第2接続ブラケット92は、床大梁54のウェブの中間部に配置されている。なお、上階側第2接続ブラケット92は、その両側部92Aの端部が床大梁54の側面に溶接されて一体化されており、組付状態では中央部92Bが上階側補強梁58に対向した状態で離間して配置されるようになっている。また、両側部92Aには、上階側第1接続ブラケット90に形成されたボルト挿通孔と同軸上にユニット高さ方向にボルト挿通孔が形成されている。さらに、上階側第2接続ブラケット92の下側の側部92Aの下面には、ボルト挿通孔の周囲にウエルドナット94が予め溶着されている。
ユニット組付後の状態では、上階側第2接続ブラケット92の上側の側部92Aの上面(座面)が水平方向に向けられており、かかる上面に上階側第1接続ブラケット90の下側の側部90Aの下面が当接することにより、上階側補強梁58の組付位置の位置決めがなされるようになっている。また、上階側補強梁58の組付に際しては、ボルト96が隙間56の上方側から上階側第1接続ブラケット90及び上階側第2接続ブラケット92のボルト挿通孔内へ挿入されてウエルドナット94に螺合されることにより、床大梁54に固定されるようになっている。さらに、下階側補強梁48及び上階側補強梁58の組付後の状態では、上階側補強梁58の下端部と下階側補強梁48の上端部との間に若干隙間98が形成されるように下階側補強梁48及び上階側補強梁58の梁成が設定されている。
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
本実施形態に係るユニット建物10は、以下の手順で構築される。
まず、図3に示されるように、建物ユニット60が仮柱38を備えた状態で工場から建築地へ輸送され、この状態でクレーンを使って基礎16(図1及び図4参照)上に順次据え付けられていく。これにより、ユニット建物10の一階部分10Aが構築される。このとき、仮柱38が建物中央側に集まるように建物ユニット60が配置される。また、ユニット据付後の状態では、桁方向に隣接する建物ユニット60の天井大梁44間に所定の隙間46が形成される。
次に、図4に示されるように、一階部分10Aの天井大梁44間の隙間46に下階側補強梁48が上方(・下方・横方向の任意方向)から挿入されて固定される。具体的には、下階側補強梁48の両側面には、工場で予め下階側接続ブラケット82が片面4個ずつ取り付けられており、かかる下階側補強梁48を、両面の下階側接続ブラケット82の中央部82Bの裏面にあるウエルドナット84が天井大梁44のボルト挿通孔と同軸上になるように隙間46内へ挿入し、天井大梁44側からボルト86をウエルドナット84へ螺合させることにより、下階側補強梁48が対向して配置された天井大梁44に固定される。なお、上記の如くして、下階側補強梁48を隙間46に挿入して天井大梁44に固定した後、柱レス部40の天井仕口部34同士が連結部材(ドッキングプレート)によって水平方向に相互に連結される。
次に、ユニット建物10の二階部分10Bが構築される。すなわち、前記と同様にして仮柱38を備えていない通常の建物ユニット60が必要個数分だけ一階部分10Aの建物ユニット60上に据え付けられていく。ユニット据付後の状態では、桁方向に隣接する建物ユニット60の床大梁54間に所定の隙間56が形成される。なお、二階側に配置される建物ユニット60の床大梁54の外側面には、工場で予め上階側第2接続ブラケット92が取り付けられている。
次に、図4及び図5に示されるように、二階部分10Bの床大梁54間の隙間56に、工場で予め両面に上階側第1接続ブラケット90が取り付けられた上階側補強梁58が、上方側から落とし込まれる(挿入される)。上階側補強梁58を隙間56の上方側から挿入すると、上階側補強梁58に固着された上階側第1接続ブラケット90が床大梁54の上階側第2接続ブラケット92に係止されると同時に、上階側補強梁58の組付位置が位置決めされる。その後、上階側第1接続ブラケット90の上方側からボルト96をウエルドナット94へ螺合させることにより、上階側補強梁58が対向して配置された床大梁54に固定される。
その後、仮柱38が順次撤去される。これにより、ユニット境界を越えた(ワイドスパンの)連続した広い空間50が一階部分10Aに形成される。
このように本実施形態に係るユニット建物10では、一階部分10Aに柱レス部40が設けられる構成において、二階部分10Bの床大梁54間の隙間56に上階側補強梁58を挿入及び固定することにより、二階部分10Bの建物ユニット60からの荷重が柱レス部40に入らないようにしている。
また、上階側補強梁58の梁成が床大梁54の梁成と略同一に設定されているため、上下階に亘る梁成を有する補強梁を設置する従来構造に比し、補強梁が小型軽量化される。従って、搬送車両を使った輸送上の制約が少なくなり、搬送性(輸送効率)が向上される。また、小型軽量化された分、組付作業もやり易くなる。
以上を総括すると、本実施形態に係るユニット建物10によれば、ユニット境界を越える広い空間50を確保でき、しかも補強梁の搬送性及び組付作業性を向上させることができる。
その他にも、本実施形態に係るユニット建物10によれば、以下に列挙する効果が得られる。
(1) 上階側補強梁58のスパン長が、柱レス部40上方を通ることが可能な長さ(対向する床大梁54同士を連結することが可能な長さ)以上でかつ隙間46の長手方向に隣接する建物ユニット60の二辺分の長さよりも短く設定されているため(より具体的には、上階側補強梁58のスパン長が、柱レス部40の近傍両側と各床大梁54の長手方向の中間部の合計四箇所で固定できる程度の長さに設定されているため)、隣接する建物ユニットの外側の柱同士を繋ぐスパン長を有する補強梁を用いる従来構造に比し、補強梁が更に小型軽量化される。その結果、本実施形態によれば、補強梁の搬送性及び組付作業性をより一層向上させることができる。
なお、上階側補強梁58は前記の如く柱レス部40の上方(近傍両側)と各床大梁54の長手方向の中間部の合計四箇所で固定されるため、スパン長が短くても、上階側補強梁58の取付強度は充分に確保される。
(2) 上階側補強梁58には上階側第1接続ブラケット90が設けられており、又床大梁54からは上階側第2接続ブラケット92が設けられており、上階側補強梁58を隙間56の上方側から落とし込むことにより、上階側第1接続ブラケット90が上階側第2接続ブラケット92に係止されて上階側補強梁58の組付位置の位置決めがなされる構成としたので、上階側補強梁58の組付作業を二階部分10Bの建物ユニット60の内部から下向き作業で行うことができる。その結果、本実施形態によれば、上階側補強梁58の組付作業性を一段と向上させることができる。
(3) さらに、上下に重ねられた上階側第1接続ブラケット90と上階側第2接続ブラケット92とを隙間56の上方側からボルト96及びウエルドナット94で締結することにより、上階側補強梁58を床大梁54に固定することができる。従って、上階側補強梁58の挿入方向とボルト96の締結方向とが同じになる。その結果、本実施形態によれば、狭い隙間56にあって上階側補強梁58の組付作業を効率良く迅速に行うことができる。但し、締結作業を下階側の建物ユニット側から行うようにしてもよい。
(4) 二階部分10Bの床大梁54間の隙間56に上階側補強梁58を挿入及び固定するだけでなく、一階部分10Aの天井大梁44間の隙間46に板厚の厚い下階側補強梁48を挿入及び固定したので、即ち、補強梁を上下階で二分割し完全な独立型としたので、柱レス部40が形成される一階部分10Aにおける天井大梁44の柱レス部40が直接的に補強される。
しかも、組付後の状態では下階側補強梁48は上階側補強梁58に対して僅かな隙間98が設定されて非接触に配置されるため、二階部分10Bの建物ユニット60の荷重が一階部分10Aの建物ユニット60の柱レス部40に直接伝達されることはない。従って、その分、下階側補強梁48の強度を落とすことができ、下階側補強梁48の軽量化を図ることができる。
よって、本実施形態によれば、必要最小限の重量で柱レス部40を充分に補強することができる。
(5) また、下階側補強梁48のスパン長が、柱レス部40を通ることが可能な長さ(対向する天井大梁44同士を連結することが可能な長さ)以上でかつ隙間46の長手方向に隣接する建物ユニット60の二辺分の長さよりも短く設定されているため(より具体的には、柱レス部40の近傍両側と各天井大梁44の長手方向の中間部の合計四箇所で固定できる程度の長さに設定されているため)、隣接する建物ユニットの外側の柱同士を繋ぐスパン長を有する補強梁を用いる従来構造に比し、補強梁が更に小型軽量化される。その結果、本実施形態によれば、補強梁の搬送性及び組付作業性をより一層向上させることができる。
なお、下階側補強梁48は前記の如く柱レス部40の近傍両側と各天井大梁44の長手方向の中間部の合計四箇所で固定されるため、スパン長が短くても、下階側補強梁48の取付強度は充分に確保される。
〔本実施形態の補足説明〕
以下に、本実施形態の補足説明をする。
(1) 本実施形態では、一般住宅に対して本発明を適用したが、これに限らず、他の用途(商業的用途、工業的用途、農業的用途、福祉施設・公共施設等の非営利目的の行政的用途を含む)に対して本発明を用いてもよい。
(2) 本実施形態では、下階側補強梁48及び上階側補強梁58のスパン長を短くしたが、これに限らず、隣接する建物ユニット60の外側の柱32間に亘るスパン長を有する補強梁を用いてもよい。
(3) 本実施形態では、二階建てのユニット建物10に対して本発明を適用したが、これに限らず、三階建てのユニット建物に対して本発明を適用してもよい。
(4) 本実施形態では、上階側補強梁58の梁成を床大梁54の梁成と略同一に設定したが、これに限らず、上階側補強梁の梁成を床大梁54の梁成より長く設定し、かつ当該上階側補強梁の上縁は上階側の床材88の上面より上方へは突出せず、当該上階側補強梁の下縁は上階側の建物ユニット60の床大梁54の下縁(下フランジ)よりも下方へ突出して配置するようにしてもよい。つまり、図5を用いて説明すると、図5に示された実施形態では、上階側の床大梁54と下階側の天井大梁44とが上下に近接して配置されているが、ユニット建物によっては上階側の床大梁54と下階側の天井大梁44との間にある程度の隙間(例えば、200mm程度の空間)が設けられているものもある。このような場合には、上階側補強梁の梁成を下方へ延長してその空間内に延在させることも可能である。そうすることにより、上階側補強梁の断面係数が大きくなるため、上階側補強梁の補強性能が上がるメリットが生じる。さらに、仮に図5図示の構成よりも、下階側補強梁48の梁成が低ければ、上記の空間が存在するか否かに拘わらず、上階側補強梁の下縁を下方へ延長させて下階側の天井大梁44間の隙間に進入した状態で配置することも可能である。
本実施形態に係るユニット建物の基本構成(前提となる構成)を示す斜視図である。 図1との対比において従来例に係るユニット建物の基本構成を示す斜視図である。 図1に示される建物ユニットの様子を時系列で示す斜視図であり、(A)は工場組立時、(B)は輸送時、(C)は建築地組立時をそれぞれ現している。 本実施形態に係るユニット建物の全体構成を示す分解斜視図である。 本実施形態に係るユニット建物の組付状態をユニット高さ方向に切断した状態を示す縦断面図である。 組付状態の一階部分の柱レス部を俯瞰した平面図である。
符号の説明
10 ユニット建物
10A 一階部分(下階側)
10B 二階部分(上階側)
30 建物ユニット
32 柱
38 仮柱
40 柱レス部(柱集合撤去部)
44 天井大梁
46 隙間
48 下階側補強梁
50 空間
54 床大梁
56 隙間
58 上階側補強梁
60 建物ユニット
90 上階側第1接続ブラケット(補強梁側ブラケット)
92 下階側第2接続ブラケット(床大梁側ブラケット)
94 ウエルドナット(締結具)
96 ボルト(締結具)
98 隙間

Claims (8)

  1. 複数の建物ユニットによって複数階建てに構成されるユニット建物において、下階側の複数の建物ユニットのうち、一部の建物ユニットの一部の柱が取り外し可能な仮柱によって構成された建物ユニットを、当該仮柱同士が隣接するように複数個配置し、かつ当該仮柱が撤去される仮柱集合撤去部を形成することにより下階側に連続した広い空間が形成されるユニット建物であって、
    仮柱集合撤去部を形成する下階側の建物ユニット上に載置される上階側の建物ユニットにおいて下階側の建物ユニットの仮柱集合撤去部上方を通り所定の隙間をあけて対向して配置された上階側の建物ユニットの床大梁を連結するように上階側補強梁を当該床大梁に固定した、
    ことを特徴とするユニット建物。
  2. 前記上階側補強梁の梁成は、前記床大梁の梁成と略同一に設定されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のユニット建物。
  3. 前記上階側補強梁の梁成は前記床大梁の梁成より長く設定されており、かつ当該上階側補強梁の上縁は上階側の床上には突出せず、当該上階側補強梁の下縁は上階側の建物ユニットの床大梁の下縁よりも下方へ突出して配置されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のユニット建物。
  4. 前記上階側補強梁のスパン長は、前記上階側の建物ユニットの床大梁を連結できる長さ以上でかつ隣接する建物ユニットの二辺分の長さよりも短く設定されており、
    さらに、当該上階側補強梁を前記仮柱集合撤去部上方と床大梁の中間部付近の少なくとも二箇所で固定した、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のユニット建物。
  5. 前記上階側補強梁からはブラケット高さが当該上階側補強梁の高さよりも低くかつ座面が水平方向に向けられた補強梁側ブラケットが設けられていると共に、
    前記床大梁からはブラケット高さが当該床大梁の高さよりも低くかつ座面が水平方向に向けられた床大梁側ブラケットが設けられ、
    前記上階側補強梁を前記隙間の上方側から落とし込むことにより、補強梁側ブラケットが床大梁側ブラケットに係止されて上階側補強梁の組付位置の位置決めがなされる、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のユニット建物。
  6. 上下に重ねられた前記補強梁側ブラケットと前記床大梁側ブラケットとを前記隙間の上方又は下方側から締結具で締結した、
    ことを特徴とする請求項5記載のユニット建物。
  7. 下階側の建物ユニットにおいて仮柱集合撤去部近傍を通り所定の隙間をあけて対向して配置された天井大梁間の隙間に、梁成が当該天井大梁の梁成と略同一に設定されると共に組付後の状態では前記上階側補強梁に対して非接触に配置される下階側補強梁を挿入して当該天井大梁に固定した、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のユニット建物。
  8. 前記下階側補強梁のスパン長は、前記下階側の建物ユニットの天井大梁を連結できる長さ以上でかつ隣接する建物ユニットの二辺分の長さよりも短く設定されており、
    さらに、当該下階側補強梁を前記仮柱集合撤去部近傍と天井大梁の中間部付近の少なくとも二箇所で固定した、
    ことを特徴とする請求項7記載のユニット建物。
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