JP2007230448A - 通気部材および通気構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型でありながら十分な通気性能を有し、しかも水滴や塵芥等の異物に対する耐久性にも優れる通気部材を提供する。
【解決手段】本発明の通気部材1は、支持体2、通気膜10およびカバー部品3を備えている。支持体2は、筐体50との接続部になる底面部4と、通気膜10を取り付ける側面部5とを有する。底面部4に第1開口4hが形成され、側面部5に第2開口5hが形成されている。通気膜10は、第2開口5hを塞ぐように側面部5に取り付けられている。カバー部品3は、支持体2を内側に嵌め込んだ組立状態において、支持体2を周方向に取り囲む筒状側壁部3bを有する。第2開口5hは、通気膜10が筒状側壁部3bと向かい合って保護されるように、支持体2の側面部5における形成位置が調整されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、筐体に装着する通気部材に関する。また、その通気部材を用いた通気構造に関する。
ランプ、モータ、センサ、ECU等の自動車の電装部品を収容する筐体には、筐体の内部と外部との通気を確保する機能、温度変化による筐体内の圧力の変化を緩和する機能、および、筐体内部への異物の侵入を阻止する機能を持った通気部材が取り付けられている。そのような通気部材の一例が特許文献1,2に開示されている。
例えば、特許文献1に開示されている通気部材60は、図12Aおよび図12Bに示すごとく、有底筒状のカバー部品61と、ゴム製の筒状体62と、通気膜63とで構成されている。筒状体62はカバー部品61よりも若干小径であり、この筒状体62の一方の開口を塞ぐように通気膜63が配置される。筒状体62を通気膜63側からカバー部品61の内側に嵌め込むことにより、カバー部品61の内周面と筒状体62の外周面との間、およびカバー部品61の底面と通気膜63との間に通気経路が形成される。そして、筐体50に形成された筒状開口部50aを筒状体62に挿入することにより、このような通気部材60を筐体50に取り付けることができる。
特開2001−143524号公報 特開平10−85536号公報
ところで近年、小型でありながら十分な通気性能を有し、しかも水滴や塵芥等の異物に対する耐久性にも優れる通気部材が求められている。上記文献1,2に開示されている通気部材の通気性能向上を図る方法として、筒状体の開口面積を拡大することが考えられる。しかしながら、図12Aや図12Bより直ちに理解できるように、筒状体の開口面積を拡大すると、通気部材が全体的に大型化してしまう。
本発明は、小型でありながら十分な通気性能を有し、しかも水滴や塵芥等の異物に対する耐久性にも優れる通気部材を提供することを課題とする。また、そのような通気部材を用いた通気構造を提供する。
すなわち、本発明は、通気を行うべき筐体に取り付けられる通気部材であって、
筐体の内外の通気経路となる空間が内部に形成されるとともに、その内部の空間を外部と連通させる第1開口が形成された底面部と、同じく空間を外部と連通させる第2開口が形成された側面部とを有し、第1開口の形成されている底面部が筐体に接続されるべき接続部となる支持体と、
第2開口を塞ぐように支持体の側面部に取り付けられた通気膜と、
底面部の反対側から支持体が内側に嵌め込まれるカバー部品とを備え、
カバー部品の内側に支持体を嵌め込むときの方向を軸方向と定義したとき、カバー部品の内側に支持体を嵌め込んだ組立状態において、
カバー部品は、支持体を周方向に取り囲む筒状側壁部と、筒状側壁部の一端側に連なって底面部の反対側から支持体を覆う天井部とを有し、
通気膜が筒状側壁部と向かい合って保護されるように、軸方向に関する筒状側壁部の長さが調整され、
カバー部品の天井部と支持体との間には通気経路として機能する第1隙間が形成され、カバー部品の筒状側壁部と通気膜との間には第1隙間と連通した第2隙間が形成され、その第2隙間が、カバー部品の天井部が位置する側とは反対側から外部に通じている、通気部材を提供する。
上記本発明の通気部材においては、カバー部品の筒状側壁部と向かい合う位置関係となるように、通気膜を支持体の側面部に配置している。このようにすれば、支持体の大幅な寸法拡大を伴うことなく、通気膜で覆うべき第2開口の開口面積、換言すれば通気面積を稼ぐことが可能である。また、カバー部品内に水滴等の異物が入り込んだ場合であっても、筒状側壁部には比較的滞留しにくい。このことから、筒状側壁部と通気膜とが向かい合うような配置を採用することにより、通気膜に異物が付着する可能性を低減することができる。このように、本発明の通気部材は、小型でありながら高い通気性能を有し、かつ水滴や塵芥等の異物に対する耐久性にも優れる。
(第1実施形態)
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の通気部材および通気構造の分解斜視図である。図2は、筐体に通気部材を取り付けた状態、つまり通気構造のA−A断面図である。図3は、同じくB−B断面図である。通気部材1は、例えば自動車の電装部品の筐体50の開口部50aに取り付けられて、筐体50の内外の通気を行うための通気構造100を構成する。筐体50の開口部50aは、当該筐体50の外部に向かって凸のノズル状の形態を有する。このノズル状の開口部50aを通気部材1に挿入し、筐体50に通気部材1を固定する。
図1に示すごとく、通気部材1は、支持体2、通気膜10およびカバー部品3を備えている。支持体2は、リブ9を除く本体部分が全体として略柱状(本実施形態では円柱状)の形態を有する。カバー部品3は、その円柱状の支持体2を内側に収容できる大きさの円筒状の形態を有する。これら支持体2とカバー部品3は、軸線Oを共有する同軸の配置となっている。カバー部品3の内側に支持体2を嵌め込むときの嵌め込み方向は、この軸線Oに平行な方向であり、以後、この方向を軸方向と定義する。また、カバー部品3の天井部3cの位置する側を軸方向の上側、これと反対側を軸方向の下側と定義する。
図1に示すごとく、カバー部品3は、天井部3cおよび筒状側壁部3bから構成されている。筒状側壁部3bは、直径が略一定であり、支持体2をカバー部品3の内側に嵌め込んだ組立状態において、該支持体2および通気膜10を周方向に取り囲み、通気膜10を水滴や塵芥のような異物から保護する。天井部3cは、筒状側壁部3bの一端側に連なる部分であって、支持体2を軸方向の上側から覆う。図2に示すごとく、支持体2は、筐体50の内外の通気経路となる空間SH0が内部に形成された中空形態であり、その内部の空間SH0を外部と連通させる第1開口4hが形成された底面部4と、同じく空間SH0を外部と連通させる第2開口5hが形成された側面部5と、底面部4の反対側に位置する頂部6と、側面部5に沿って軸方向の上下に延びるリブ9とを含む。底面部4は、筐体50の開口部50aに接続される接続部の役割を持つ。リブ9は、支持体2における周方向の複数箇所に等角度間隔で設けられている。隣り合うリブ9,9同士の間に第2開口5hが形成されており、リブ9と第2開口5hが周方向に交互に並んでいる。通気膜10は、個々の第2開口5hを塞ぐように側面部5に取り付けられている。側面部5に取り付けられた通気膜10の気体透過作用により、筐体50内の圧力が外部の圧力に等しく保たれる。
図2,3に示すように、カバー部品3の筒状側壁部3bは、支持体2の側面部5に取り付けられた通気膜10に向かい合ってこれを保護するように、軸方向に関する長さが調整されている。具体的には、筒状側壁部3bの下端3tが通気膜10の下端よりも下側に位置している。また、リブ9がスペーサの役割を果たすことにより、カバー部品3の天井部3cと支持体2との間には、通気経路として機能する第1隙間SH1が形成されている。同様に、カバー部品3の筒状側壁部3bと通気膜10との間には、上記第1隙間SH1と連通した第2隙間SH2が形成されている。また、カバー部品3の筒状側壁部3bの下端3tと、筐体50の表面50pとの間に隙間AHが形成されており、上記第1隙間SH1および第2隙間SH2からなる通気経路が、その隙間AHに通じている。通気膜10を支持体2の側面部5に配置するようにしたので、支持体2の大幅な寸法拡大を伴うことなく、第2開口5hの開口面積、換言すれば通気面積を稼ぐことが可能である。
支持体2およびカバー部品3は、いずれか一方をエラストマーで構成し、他方をゴム弾性を有さない樹脂または金属で構成することができる。好ましくは、支持体2をエラストマーで構成し、カバー部品3を硬質な樹脂によって構成することである。支持体2の弾性復帰力により、当該支持体2とカバー部品3とを相互に固定することができる。
具体的に、支持体2は、熱可塑性エラストマーによって構成することができる。好適な熱可塑性エラストマーの種類として、ポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリアミド系またはフッ素系の熱可塑性エラストマーを例示することができる。これらの熱可塑性エラストマーは、いずれも耐熱性、耐候性および耐薬品性に優れる。
また、支持体2を構成する熱可塑性エラストマーは、70℃、22時間(JIS K6301)における圧縮永久歪みが70%以下(好ましくは50%以下)、かつA形スプリング式硬さ試験機における硬度が100以下(好ましくは80以下)であることが望ましい。圧縮永久歪みが大きすぎると、振動や温度変化によって筐体50の開口部50aと支持体2との間に隙間が生じやすくなる。また、硬度が大きすぎると、筐体50に取り付けにくくなる。支持体2の硬度を上記範囲内とすることにより、筐体50の開口部50aを挿入した場合に、その開口部50aに十分な緊縮力が働く。したがって、通気部材1を長期にわたって筐体50にしっかりと固定できるようになる。
一方、カバー部品3は、射出成形、圧縮成形、切削等の一般的な成形手法により作製することができる。材料としては、成形性や強度の観点から熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。具体的には、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PA(ナイロン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の熱可塑性樹脂を用いることができる。また、カバー部品3の材料は、カーボンブラック、チタンホワイト等の顔料類、ガラス粒子、ガラス繊維等の補強用フィラー類、撥水材等を含んでいてもよい。また、カバー部品3の表面に撥液処理を施すことにより、液体(水や油)を排除しやすくなる。易接着処理、絶縁処理、半導体処理、導電処理等の他の処理をカバー部品3に施してもよい。
通気膜10は、気体の透過を許容し、液体の透過を阻止する膜であれば、構造や材料は特に限定されない。例えば、樹脂多孔質膜10aに補強層10bを積層した通気膜10を好適に採用できる。補強層10bを設けることにより、高強度の通気膜10とすることができる。樹脂多孔質膜10aの材料には、公知の延伸法、抽出法によって製造することができるフッ素樹脂多孔体やポリオレフィン多孔体を用いることができる。フッ素樹脂としては、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ポリクロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体等が挙げられる。ポリオレフィンを構成するモノマーとしては、エチレン、プロピレン、4−メチルペンテン−1,1ブテン等が挙げられ、これらのモノマーを単体で重合した、または共重合して得たポリオレフィンを使用することができる。また、ポリアクリロニトリル、ナイロン、ポリ乳酸を用いたナノファイバーフィルム多孔体等を用いることもできる。中でも、小面積で通気性が確保でき、筐体50の内部への異物の侵入を阻止する機能の高いPTFE多孔体が好ましい。
また、通気膜10を構成する樹脂多孔質膜10aには、筐体50の用途に応じて撥液処理を施してもよい。撥液処理は、表面張力の小さな物質を樹脂多孔質膜10aに塗布し、乾燥後、キュアすることにより行うことができる。撥液処理に用いる撥液剤は、樹脂多孔質膜10aよりも低い表面張力の被膜を形成できればよく、例えば、パーフルオロアルキル基を有する高分子を含む撥液剤が好適である。撥液剤の塗布は、含浸、スプレー等で行うことができる。また、十分な防水性を確保するという観点から、樹脂多孔質膜10aの平均孔径は、0.01μm以上10μm以下であることが望ましい。
通気膜10を構成する補強層10bの材料としては、樹脂多孔質膜10aよりも通気性に優れることが好ましい。具体的には、樹脂または金属からなる、織布、不織布、メッシュ、ネット、スポンジ、フォーム、多孔体等を用いることができる。樹脂多孔質膜10aと補強層10bとを接合する方法としては、接着剤ラミネート、熱ラミネート、加熱溶着、超音波溶着、接着剤による接着等の方法がある。
また、通気膜10の厚さは、強度および支持体2への固定のしやすさを考慮して、例えば、1μm〜5mmの範囲で調整するとよい。通気膜10の通気度は、ガーレー値にて0.1〜300sec/100cm3であることが好ましい。なお、本実施形態では通気膜10を支持体2に熱溶着しているが、超音波溶着法や接着剤を用いる方法等、他の方法で通気膜10を支持体2に固定してもよい。
筐体50は、カバー部品3と同様の成形手法により作製することができる。筐体50の材料としては、樹脂や金属が例示できるが、樹脂であることが電気絶縁性や軽量性といった観点から望ましい。使用できる樹脂の種類としては、カバー部品3と同様の熱可塑性樹脂を例示できる。中でも耐熱性および強度の観点からPBTが好ましい。
以下、本実施形態の通気部材1について、さらに詳しく説明する。
図2に示すごとく、支持体2において、第1開口4hは、軸方向の一端側に位置する底面部4の1箇所にのみ形成されている。これに対し、第2開口5hは、底面部4から頂部6に至る区間に位置する側面部5の周方向に沿った4箇所(複数箇所)に等角度間隔で形成されている。そして、それら4つの第2開口5hを個別に塞ぐように複数の通気膜10が側面部5に取り付けられている。支持体2の内部の空間SH0は、第1開口4hおよび全ての第2開口5hにつながっている。
図12Bに示す従来の通気部材のように、通気膜の法線方向と軸方向とが一致する配置を採用する場合、通気面積の拡大は支持体の寸法拡大に直結する。ところが、本実施形態のように、通気膜10で塞ぐ第2開口5hを側面部5の周方向に沿って複数形成すれば、支持体2の実質的な寸法拡大を伴うことなく通気面積を容易に拡大することができる。また、ある通気膜10に水滴等の異物が付着しても、残りの通気膜10によって通気性能が確保されるという効果も見込める。
また、図1の斜視図に示すごとく、通気膜10が配置される側面部5の開口周縁面5pは、円柱状の支持体2の外形に沿った湾曲面となっている。このようにすれば、カバー部品3と通気膜10との間隔、つまり、第2隙間SH2の広さを支持体2の全周囲にわたって一定に設定することができる。第2隙間SH2の広さが一定となるようにすれば、カバー部品3内における通気抵抗が均一となり、通気抵抗の不均一に基づく空気の流通ムラが生ずることを防止できる。また、通気膜10が軸線Oを中心として半径方向外向きに凸の湾曲した形状で固定されていることから、水滴等の異物が通気膜10に付着した場合に、その異物が通気膜10の表面上からスムーズに排除されるという効果も期待できる。
また、図1から理解できるように、軸方向に垂直な水平方向から通気部材1を観察したとき、側面部5に形成された第2開口5hは長方形を呈する。そして、その側面部5に固定する通気膜10も同様の長方形としている。長方形の通気膜10は、円形の場合に比べて、湾曲した開口周縁面5pに確実かつ容易に固定することができる。さらに、通気膜10の厚さ方向が軸方向と略垂直となるように、支持体2の側面部5に第2開口5hが形成されている。つまり、図2に示すごとく、軸線Oを含む断面において、通気膜10は、軸方向に平行となって現れる。このような姿勢で通気膜10を支持体2に固定すれば、水滴等の異物が通気膜10の上に滞留する可能性を十分に低減することができる。
一方、カバー部品3の天井部3cには、中央に支持体2の頂部6に臨む通気孔3aが形成されている。通気孔3aは、略円形であり、中心が軸線Oと一致している。カバー部品3の天井部3cと支持体2の頂部6との間の第1隙間SH1、およびカバー部品3の筒状側壁部3bと通気膜10との間の第2隙間SH2は、通気孔3aからもカバー部品3の外部に通じている。このような通気孔3aによれば、カバー部品3が鉛直下側に位置するような姿勢で通気部材1を使用し、カバー部品3内に水滴等の異物が入り込んだ場合であっても、そうした異物を当該通気孔3aから排出することが可能となる。すなわち、カバー部品3に通気孔3aを形成しておくことにより、どのような姿勢で使用した場合でも優れた防塵防水効果を得ることができるようになる。
また、図2に示すごとく、カバー部品3の筒状側壁部3bは、軸方向に関し、下端3tが支持体2の下面2p(底面部4の開口周縁面に相当する)に一致する位置まで延びている。そして、筒状側壁部3bの下端3tと筐体50との間に、十分な広さの隙間AHが形成されている。このような配置によれば、軸方向に垂直な方向より到来する異物から、通気膜10の全体を確実に保護できる。また、本実施形態のごとく、支持体2の下端とカバー部品3の下端とを一致させるようにすれば、筐体50の表面からの通気部材1の突出量を極力小さく設計するのに有利である。
また、図2に示すごとく、カバー部品3の通気孔3aに臨む、支持体2の頂部6は、通気孔3a側に向かって凸となるようにやや湾曲したドーム形状を有している。支持体2の頂部6は、支持体2の内部の空間SH0に通ずる開口を有さない。したがって、通気孔3aを通じてカバー部品3内に水滴等の異物が入り込んだ場合、異物は、ドーム形状の頂部6を滑り落ち、第2隙間SH2を通じて反対側から効率よく排出される。さらに、図4の投影図に示すごとく、通気孔3aは、その全部が頂部6の外周縁よりも内側に収まっている。通気孔3aと頂部6との位置関係をこのように規定すれば、通気孔3aから侵入した異物が、必ず頂部6に必ず当たるようになる。これにより、通気膜10が異物から直接的な衝撃を受けることを防止することができる。
さらに、図4の投影図に示すごとく、通気膜10の全部が、天井部3cに形成された通気孔3aと、筒状側壁部3bの内周縁との間に位置するように、支持体2の第2開口5hとカバー部品3の通気孔3aとの位置関係が設定されている。このようにすれば、通気膜10が異物から直接的な衝撃を受けることをより確実に防止することができる。
また、図2に示すごとく、支持体2の内部の空間SH0は、軸線Oの位置から第2開口5hに向かうにつれて、広さが次第に拡大する形状を有している。このようにすれば、第1開口4hから挿入された筐体50の開口部50aを締め付ける締付部8の軸方向長さを十分に取ることができるようになる。つまり、筐体50の開口部50aを支持体2に深く挿入できるようになり、ひいては通気部材1を長期にわたって筐体50にしっかりと固定可能となる。なお、本実施形態では、軸線Oの位置から第2開口5hに向かうつれて、空間SH0の広さが連続的に拡大するようにしているが、段階的に広くなるような形状としてもよい。
また、図3に示すごとく、支持体2の内部には、ノズル状の開口部50aの先端部50bが突き当たって、軸方向への前進を阻止する位置決め部7(ストッパ)が形成されている。位置決め部7は、リブ9に対応する角度位置にある。このような位置決め部7により、ノズル状の開口部50aが支持体2の中に入りすぎて空間SH0が塞がれてしまうことを防止できるとともに、筐体50の表面50pと支持体2の下面2pとの間に十分な広さの隙間AHを生じさせることが可能となる。
図1に示すごとく、支持体2のリブ9は、頂部6の上側から側面に回りこみ、軸方向に沿って当該支持体2の下端まで延びている。具体的に、リブ9は、カバー部品3の天井部3cとの間に位置して第1隙間SH1を形成する第1部分9a(第1スペーサ)と、カバー部品3の筒状側壁部3bとの間に位置して第2隙間SH2を形成する第2部分9b(第2スペーサ)とから構成されている。図3に示すごとく、第1部分9aは、弾性変形しながらカバー部品3の天井部3cに密着する。同様に、第2部分9bは、弾性変形しながらカバー部品3の筒状側壁部3bに密着する。これらのリブ9a,9bにより、上記第1隙間SH1および第2隙間SH2が確保されるとともに、支持体2がカバー部品3の内側に固定される。本実施形態では、リブ9を約90°の等角度間隔で配置し、隣り合うリブ9,9の間に通気膜10が位置している。隣り合うリブ9,9同士の間に第1通気路SH1が形成される。
なお、リブ9は、支持体2とは別部品として構成することも可能である。例えば、リブ9をカバー部品3の一部とすることも可能である。また、リブ9のうち、第1部分9aを支持体2と一体形成し、第2部分9bをカバー部品3と一体形成するといったことも可能である。いずれの構成を採用したとしても、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第2実施形態)
図5に示すのは、第2実施形態の通気部材の分解斜視図である。図6は図5のA−A断面図、図7は図5のB−B断面図である。図5に示すごとく、通気部材21は、支持体22、通気膜10およびカバー部品3を備え、筐体50の開口部50aに取り付けられて、筐体50の内外の通気を行うための通気構造102を構成する。通気膜10とカバー部品3については、第1実施形態と共通である。主要な相違点は、支持体22の構造にある。
図5〜図7に示すごとく、通気部材21の支持体22は、柱状の形態を有し、筐体50に接続する底面部24、通気膜10を取り付ける側面部25、底面部24の反対側に位置する頂部26、およびカバー部品3との間に隙間SH1を形成するリブ29を含む。底面部4に第1開口24hが形成されている点、底面部24の反対側がカバー部品3の通気孔3aに向かって凸となるようにやや湾曲したドーム形状の頂部26である点、側面部25に第2開口25hが形成されている点、支持体22の内部の空間SH0が第1開口24hおよび第2開口25hに通じている点等は、第1実施形態と共通である。ただし、本実施形態において、第2開口25hは、180°おきの2箇所に形成されている。また、側面部25の開口周縁面25pは、軸方向に平行な平坦面となっており、これにより通気膜10の全体を軸方向と略平行に保持可能とされている。このようにすれば、通気膜10の支持体22への取り付けが容易である。
図6に示すごとく、支持体22の2箇所に形成された第2開口25h,25hは、軸線Oを挟んで左右対称である。また、図8の投影図に示すごとく、カバー部品3の筒状側壁部3bと通気膜10との間に形成されている隙間SH2は、軸方向と垂直な断面形状が三日月状になっている。支持体22は、円筒面を有する側面部22pがカバー部品3の筒状側壁部3bに密着することにより固定されている。このようにすれば、リブを側面に設けなくとも、カバー部品3の内側に支持体22を固定することが可能である。また、第2開口25hが形成されていない区間の側面部22pを軸方向の上側に延長した位置に、カバー部品3の天井部3cに密着するリブ29が形成されている。そのリブ29がカバー部品3の天井部3cに接触し、頂部26と天井部3cとの間に隙間SH1が形成されている。
また、図8の投影図から分かるように、カバー部品3の通気孔3aは、支持体22の頂部26の内側に収まっている。また、2つの通気膜10は、カバー部品3の筒状側壁部3bと通気孔3aとの間に位置している。こうした点も、第1実施形態と共通である。
(第2実施形態の通気部材を用いた他の通気構造の例)
図9は、第2実施形態の通気部材21を用いた他の通気構造の分解斜視図である。図10,11は、図9に示す通気構造の断面図である。図9〜図11に示す通気構造104は、筐体の開口部の形状が第2実施形態の通気構造と相違している。
図9に示すごとく、本実施形態では、筐体50の開口部51aに切り欠き50dを形成している。そして、切り欠き50dの形成されている位置が、支持体22の第2開口25hの形成されている位置に重なる(好ましくは一致する)ように、通気部材21の筐体50への取り付け角度調整を行っている。このような切り欠き50dによれば、図10の断面図に示すごとく、第2開口25hが形成されている角度位置では、軸方向と垂直な方向の空気の流通がスムーズになる。他方、図11の断面図に示すごとく、第2開口25hの形成されていない角度位置では、当該支持体22を筐体50の開口部51aにしっかり固定することができる。このように、支持体22の側面に通気膜10を配置する場合には、筐体50の開口部51aに切り欠き50dを形成することが好適である。
また、筐体50の開口部51aに切り欠き50dを形成しておき、この切り欠き50dと第2開口25hとの角度位置を適切に調整すれば、筐体50の開口部51aが支持体22の内部に入りすぎて空間SH0が塞がれるという問題が生じない。したがって、筐体50の開口部51aとの位置決めを行うためのストッパを、支持体22の内部に形成する必要性がなくなる。なお、切り欠き50dの数は、図9に示すごとく、通気部材21の支持体22に形成されている第2開口25の数に一致させることが好ましい。また、切り欠き50dに代えて、または切り欠き50dとともに、ノズル状の開口部51aの側面を貫通する通気孔を形成することによっても、同様の効果を得ることができる。
以上、本発明によれば、通気部材1,21がどのような姿勢で使用される場合であっても良好な通気性能が失われず、水滴等の異物がカバー部品内に滞留しにくい小型の通気部材を提供することができる。
本発明の通気部材は、ヘッドランプ、リアランプ、フォグランプ、ターンランプ、バックランプ、モーターケース、圧力センサ、圧力スイッチ、ECU等の車両用電装部品の筐体に好適である。中でも、ランプ類やECU等、直接風雨に晒されたり、洗車の際に水流を受けたりする車両用電装部品の筐体に、本発明の通気部材を取り付ける場合に高い効果を得ることができる。また、車両用電装部品以外にも、移動体通信機器、カメラ、電気剃刀、電動歯ブラシ等の電気製品の筐体に本発明の通気部材を好適に取り付けることができる。
図1は、本発明による通気部材の分解斜視図である。 図2は、図1に示す通気部材の組立状態におけるA−A断面図である。 図3は、図1に示す通気部材の組立状態におけるB−B断面図である。 図4は、図1に示す通気部材の要部の軸方向に関する投影図である。 図5は、本発明による第2実施形態の通気部材の分解斜視図である。 図6は、図5に示す通気部材の組立状態におけるA−A断面図である。 図7は、図5に示す通気部材の組立状態におけるB−B断面図である。 図8は、図5に示す通気部材の要部の軸方向投影図である。 図9は、第2実施形態の通気部材を用いた他の通気構造の分解斜視図である。 図10は、図9に示す通気構造のA−A断面図である。 図11は、図9に示す通気構造のB−B断面図である。 図12Aは、従来の通気部材の分解斜視図である。 図12Bは、図12Aに示す通気部材の断面図である。
符号の説明
1,21 通気部材
2,22 支持体
3 カバー部品
3a 通気孔
3b 筒状側壁部
3c 天井部
4,24 底面部
4h,24h 第1開口
5,25 側面部
5h,25h 第2開口
5p,25p 開口周縁面
6,26 頂部
9,29 リブ(スペーサ)
10 通気膜
50 筐体
50a 筐体の開口部
50d 切り欠き
100,102,104 通気構造
SH0 支持体の内部の空間
SH1,SH2 隙間
O 軸線

Claims (14)

  1. 通気を行うべき筐体に取り付けられる通気部材であって、
    前記筐体の内外の通気経路となる空間が内部に形成されるとともに、その内部の空間を外部と連通させる第1開口が形成された底面部と、同じく前記空間を外部と連通させる第2開口が形成された側面部とを有し、前記第1開口の形成されている前記底面部が前記筐体に接続されるべき接続部となる支持体と、
    前記第2開口を塞ぐように前記支持体の前記側面部に取り付けられた通気膜と、
    前記底面部の反対側から前記支持体が内側に嵌め込まれるカバー部品とを備え、
    前記カバー部品の内側に前記支持体を嵌め込むときの方向を軸方向と定義したとき、前記カバー部品の内側に前記支持体を嵌め込んだ組立状態において、
    前記カバー部品は、前記支持体を周方向に取り囲む筒状側壁部と、前記筒状側壁部の一端側に連なって前記底面部の反対側から前記支持体を覆う天井部とを有し、
    前記通気膜が前記筒状側壁部と向かい合って保護されるように、前記軸方向に関する前記筒状側壁部の長さが調整され、
    前記カバー部品の前記天井部と前記支持体との間には通気経路として機能する第1隙間が形成され、前記カバー部品の前記筒状側壁部と前記通気膜との間には前記第1隙間と連通した第2隙間が形成され、その第2隙間が、前記カバー部品の前記天井部が位置する側とは反対側から外部に通じている、通気部材。
  2. 前記通気膜の厚さ方向が前記軸方向と略垂直となるように、前記支持体の前記側面部に前記第2開口が形成されている、請求項1記載の通気部材。
  3. 前記カバー部品の前記天井部に通気孔が形成されており、前記第1隙間および前記第2隙間は、前記通気孔からも前記カバー部品の外部に通じている、請求項1または請求項2に記載の通気部材。
  4. 前記支持体は、中空かつ柱状の形態を有し、前記軸方向における一端側に前記第1開口が形成された前記底面部が位置し、前記底面部とは反対側の部分が前記カバー部品の前記通気孔に臨む頂部となっており、前記軸方向に関する投影図において、前記通気孔の全部が前記頂部の外周縁よりも内側に収まっている、請求項3記載の通気部材。
  5. 前記軸方向に関する投影図において、前記通気膜の全部が、前記天井部に形成された前記通気孔と、前記筒状側壁部の内周縁との間に位置するように、前記第2開口と前記通気孔との位置関係が設定されている、請求項3または請求項4記載の通気部材。
  6. 前記支持体は、中空かつ柱状の形態を有し、前記軸方向の一端側に前記第1開口が形成された前記底面部が位置し、前記底面部から反対側部分に至る区間に位置する前記側面部の周方向に沿った複数箇所に前記第2開口が形成され、それら複数の第2開口を個別に塞ぐように複数の前記通気膜が前記側面部に取り付けられている、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の通気部材。
  7. 前記支持体は、全体として円柱状の形態を有し、前記通気膜が配置されている前記側面部の開口周縁面が、この円柱状の支持体の外形に沿った湾曲面となっている、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の通気部材。
  8. 前記通気膜の配置された前記側面部の開口周縁面が、前記通気膜の全体を前記軸方向と略平行に保持可能な平坦面となっている、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の通気部材。
  9. 前記カバー部品の前記天井部と前記支持体との間に位置し、前記組立状態となったときに、前記第1隙間を形成する第1スペーサをさらに備えた、請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の通気部材。
  10. 前記カバー部品の前記筒状側壁部と前記支持体との間に位置し、前記組立状態となったときに、前記第2隙間を形成する第2スペーサをさらに備えた、請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の通気部材。
  11. 前記第1スペーサおよび/または前記第2スペーサが、前記カバー部品および前記支持体の少なくとも一方と一体に形成されている、請求項9または請求項10記載の通気部材。
  12. 前記カバー部品および前記支持体は、いずれか一方がエラストマーで構成され、他方がゴム弾性を有さない材料で構成されている、請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の通気部材。
  13. 外向きに凸状の開口部を有する筐体と、前記開口部に取り付けられた通気部材とを備え、前記通気部材が、請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載の通気部材である、通気構造。
  14. 前記開口部には、切り欠きまたは通気孔が形成されており、前記切り欠きまたは前記通気孔の形成されている位置が、前記第2開口の形成されている位置に重なるように、前記通気部材の前記筐体への取り付け角度調整がなされている、請求項13記載の通気構造。
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