JP2015207528A - 通気装置、および車両用ランプ - Google Patents
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Abstract
【課題】外部の物質及び液水の侵入を抑制する屈曲部を有する通気経路の筐体からの形状突出を軽減した場合であっても、筐体内から外部への通気経路を介した水蒸気の放出を良好とする。【解決手段】車両用ランプの筐体内の水蒸気を外部へ排出させる通気装置10であって、筐体の通気開口に連通させて取付ける取付部11と、上流側から下流側へ向けて形成される空隙であって第1方向Pから第2方向Qに屈曲する屈曲部を有する通気経路20とを備え、通気経路20は、上流側の第1方向Pに直交する断面の断面積S1に対して屈曲部入口側の第1方向Pに直交する断面の断面積S2を大きくし、断面積S2から屈曲させ屈曲部出口側の第1方向Pの長さを断面積S1の第2方向Qの長さに比べて短くして下流側の第2方向Qに直交する断面の断面積S3を構成し、断面積S1≰断面積S3となる。【選択図】図2
Description
本発明は、通気経路を形成する通気装置、および車両用ランプに関する。
例えば、特許文献1では、132mm2より大きい通気開口を、延伸膨張PTFE膜を有する少なくとも一つの水蒸気透過性材料を備えた凝縮低減用通気手段によって覆っている。それにより、車両用ランプからの凝縮物の除去が促進され、外部の物質及び液水が侵入しないような保護が行われる、とされている。
本発明の目的は、外部の物質及び液水の侵入を抑制する屈曲部を有する通気経路の筐体からの形状突出を軽減した場合であっても、筐体内から外部への通気経路を介した水蒸気の放出を良好とすることにある。
かかる目的のもと、本発明は、車両用ランプ(1)の筐体内(8)の水蒸気を当該筐体(2)の外部へ排出させるための通気装置(10、30、50)であって、前記筐体の通気開口(9)に連通させて取付けるための取付部(11、31、51)と、前記取付部を介して連通した前記通気開口がある上流側から排出口である下流側へ向けて形成される空隙であって、第1方向(P)から第2方向(Q)に屈曲する屈曲部を有する通気経路(20、40、60)と、を備え、前記通気経路は、前記屈曲部の上流側の前記第1方向に直交する断面の断面積S1に対して屈曲部入口側の当該第1方向に直交する断面の断面積S2を大きくし、当該断面積S2から連続させて屈曲させ屈曲部出口側の当該第1方向の長さを当該断面積S1の前記第2方向の長さに比べて短くして当該屈曲部の下流側の当該第2方向に直交する断面の断面積S3を構成し、
断面積S1≦断面積S3
であることを特徴としている。
断面積S1≦断面積S3
であることを特徴としている。
ここで、前記通気経路(20、40、60)の前記断面積S2を形成する断面は、前記断面積S1を形成する断面を包含することを特徴とすることができる。
また、この通気経路(20、40、60)の前記断面積S2は、前記断面積S3を構成する一辺であって前記第1方向とは交差する方向の長さを前記断面積S1の対応する長さに比べて長くした一辺(T2)を用いた断面の断面積であることを特徴とすることができる。
さらに、通気経路(40、60)は、前記第2方向から更に第3方向(R)に屈曲していることを特徴とすることができる。
またさらに、この通気経路(20、40、60)の前記断面積S1は、300mm2以上であることを特徴とすることができる。
また、この通気経路(20、40、60)の前記断面積S2は、前記断面積S3を構成する一辺であって前記第1方向とは交差する方向の長さを前記断面積S1の対応する長さに比べて長くした一辺(T2)を用いた断面の断面積であることを特徴とすることができる。
さらに、通気経路(40、60)は、前記第2方向から更に第3方向(R)に屈曲していることを特徴とすることができる。
またさらに、この通気経路(20、40、60)の前記断面積S1は、300mm2以上であることを特徴とすることができる。
他の観点から捉えると、本発明は、車両用ランプ(1)の筐体内(8)の曇りを低減する通気装置(70)であって、前記筐体(2)の通気開口(9)に連通し当該通気開口がある上流側から下流側へ向けて屈曲部で第1方向(P)から複数方向に屈曲した通気経路(80)を形成する通気経路支持体(72)を備え、前記通気経路支持体は、前記屈曲部の上流側の前記第1方向に直交する断面の断面積S1に対して屈曲部入口側の当該第1方向に直交する断面の断面積S2を大きくし、当該断面積S2から連続させて屈曲させ屈曲部出口側の当該第1方向の長さを当該断面積S1を構成する断面を90°回転させた場合の当該第1方向の長さに比べて短くして当該屈曲部の下流側の前記複数方向に直交する断面の総断面積S3を構成し、
断面積S1≦総断面積S3
となる通気経路を形成することを特徴としている。
断面積S1≦総断面積S3
となる通気経路を形成することを特徴としている。
本発明が適用される車両用ランプ(1)は、光を出射する電装部品(4)と、前記電装部品を含め内部に空間を形成する筐体(2)と、前記筐体に設けられ、当該筐体内(8)の水蒸気を排出する通気開口(9)と、前記通気開口に連通し当該通気開口がある上流側から下流側へ向けて屈曲部で第1方向(P)から第2方向(Q)または複数方向に屈曲した通気経路(20、40、60、80)を形成する通気経路支持体(10、30、50、70)と、を備え、前記通気経路支持体は、前記屈曲部の上流側の前記第1方向に直交する断面の断面積S1に対して屈曲部入口側の当該第1方向に直交する断面の断面積S2を大きくし、当該断面積S2から連続させて屈曲させ屈曲部出口側の当該第1方向の長さを当該断面積S1を構成する断面を90°回転させた場合の当該第1方向の長さに比べて短くして当該屈曲部の下流側の前記第2方向に直交する断面の断面積S3または前記複数方向に直交する断面の総断面積S3を構成し、
S1≦S3
となる通気経路を形成することを特徴としている。
S1≦S3
となる通気経路を形成することを特徴としている。
なお、本欄における上記符号は、本発明の説明に際して例示的に付したものであり、この符号により本発明が限定解釈されるものではない。
本発明によれば、筐体内から外部への通気経路を介した水蒸気の放出を良好にできるとともに、外部の物質及び液水の侵入を抑制する屈曲部を有する通気経路の筐体からの形状突出を軽減することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔車両用ランプの全体構成〕
図1は、本実施の形態が適用される車両用ランプ1の全体構成を示した図である。
本実施の形態が適用される車両用ランプ1は、例えば自動車用に代表される各種車両のヘッドランプ、リアランプ、ブレーキランプ、フォグランプ、方向指示ランプ、走行ランプ、駐車ランプ等として用いられる。図1は、これらランプ類の一例を示している。
〔車両用ランプの全体構成〕
図1は、本実施の形態が適用される車両用ランプ1の全体構成を示した図である。
本実施の形態が適用される車両用ランプ1は、例えば自動車用に代表される各種車両のヘッドランプ、リアランプ、ブレーキランプ、フォグランプ、方向指示ランプ、走行ランプ、駐車ランプ等として用いられる。図1は、これらランプ類の一例を示している。
図1に示す車両用ランプ1は、車両の電装部品などを保護する筐体2と、筐体2に取付けられ、光をランプの前方に集中させる等、適切な角度で光を照射させるレンズ3と、を備えている。この筐体2とレンズ3とによって、車両用ランプ1の閉鎖された筐体内8を構成しており、筐体内8の各電装部品に対する防水性や防塵性を高めている。但し、筐体内8は、完全な密封状態ではなく、通気開口9を経由して通気が可能である。この筐体内8には、電装部品の一つとして、光を出射するバルブ4と、バルブ4から横方向や後方に放たれた光を前方へ向けて反射させるリフレクタ5とが備えられている。
また、本実施の形態では、車両用ランプ1に、換気手段の一つとして、ランプ内外の空気の受け渡しを促進し、特に、筐体内8の水蒸気を速やかにランプ外部へ放出することが可能な通気部材10を備えている。通気部材10は、通気開口9に連通し、屈曲した通気経路を形成しており、この通気経路を支持する通気経路支持体として機能している。そして、この通気部材10を有する車両用ランプ1は、通気装置の一態様として把握できる。筐体2の通気開口9の周りには、この通気部材10を取付けるための突出部2aが形成されている。通気部材10を突出部2aに嵌め込むことにより、通気部材10を筐体2に取付けることができる。
図1に示すP方向は、奥行き方向であり、車両用ランプ1がヘッドランプやフォグランプとして用いられる場合にはエンジンルーム側、車両用ランプ1がリアランプとして用いられる場合にはトランク側となる。P方向への通気部材10の突出量が多くなると、奥行き側にある機能部品などに対する障害となり易い。筐体内8の水蒸気は、通気経路にて、まず、通気開口9から第1方向(P方向)に向かう。その後、通気部材10内の屈曲部で屈曲し、図では上方向から下方向である第2方向(Q方向)に向かう。
一般に、自動車ランプには、ランプ内部の水蒸気を外部に逃がすための機能および温度変化で発生する差圧を解消するための機能として、ランプハウジング(筐体)側に穴が設けられ、その穴に耐防塵、耐防水用の通気部材が取付けられている。この差圧を解消する機能と耐防塵・耐防水性との両立は、例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)膜などの通気部材で対処できる。しかしながら一旦、ランプ内部に入った水蒸気は、ランプ内部の複雑な構造により外部に逃げ辛くなり、温度変化でレンズ面内部が結露する問題がある。また、ランプとしてキセノンやハロゲンを用いた場合には点灯時の熱で結露を解消することも可能であるが、例えばLEDを用いた場合には、ランプ内部の熱量が低下し、熱で結露を解消するのが困難となっている。さらに、所謂ハイブリッド車や電気自動車などでは、安全・環境面から電装部品が増え、これら電装部品がエンジンルームに集約されることで、ランプハウジング側のスペースが逼迫する傾向となっている。
ここで、特許文献1(特許第4276246号公報)に開示された通気装置では、通気開口面積の合計が132mm2以上とされ、結露解消のための水蒸気透過性には一定の機能を果たしている。しかし、耐防塵、耐防水を確保するために、この文献のように開口部へ通気部材としてPTFE膜を設置すると、通気材を取り付けない貫通穴に比べて透過性が劣ることから、この文献に示される132mm2程度の開口では、近年の曇り晴れ性に対する高い要求に応えられない。また、通気部材単品を開口部に設置することで薄型化を図れるが、例えば外部にそのまま突出させた場合には、水圧や飛び石の衝突などにより、通気材が破壊される可能性がある。
ここで、特許文献1(特許第4276246号公報)に開示された通気装置では、通気開口面積の合計が132mm2以上とされ、結露解消のための水蒸気透過性には一定の機能を果たしている。しかし、耐防塵、耐防水を確保するために、この文献のように開口部へ通気部材としてPTFE膜を設置すると、通気材を取り付けない貫通穴に比べて透過性が劣ることから、この文献に示される132mm2程度の開口では、近年の曇り晴れ性に対する高い要求に応えられない。また、通気部材単品を開口部に設置することで薄型化を図れるが、例えば外部にそのまま突出させた場合には、水圧や飛び石の衝突などにより、通気材が破壊される可能性がある。
そこで、本実施の形態では、キセノンやハロゲンを用いたランプはもちろん、LEDのような熱量が低いランプを用いた場合であっても、筐体内8の水蒸気を速やかにランプ外部へ放出することができる通気装置を提供している。すなわち、通気開口9がある上流側から下流側へ向けて、ある一定の形状を有し、または、ある大きさ以上の断面を維持し、屈曲部で第1方向(P方向)から第2方向(Q方向)、または第1方向から多方向に屈曲した通気経路を形成する通気部材10を採用している。
〔通気部材の第1の実施形態〕
図2(a)〜(e)は、第1の実施形態である通気部材10を説明するための図である。ここで図2(a)は図1に示す通気開口9側への取付側から通気部材10を眺めた正面図、図2(b)は排気口のある下方向から通気部材10を眺めた下面図である。また、図2(c)は、図2(a)に示す通気部材10における図の上下方向(Q方向)のIIC−IIC断面を示した図、図2(d)は、図2(a)に示す通気部材10における図の水平方向(P方向)のIID−IID断面を示した図である。さらに、図2(e)は、通気経路20の各箇所の断面積・開口面積を説明するための図である。
図2(a)〜(e)は、第1の実施形態である通気部材10を説明するための図である。ここで図2(a)は図1に示す通気開口9側への取付側から通気部材10を眺めた正面図、図2(b)は排気口のある下方向から通気部材10を眺めた下面図である。また、図2(c)は、図2(a)に示す通気部材10における図の上下方向(Q方向)のIIC−IIC断面を示した図、図2(d)は、図2(a)に示す通気部材10における図の水平方向(P方向)のIID−IID断面を示した図である。さらに、図2(e)は、通気経路20の各箇所の断面積・開口面積を説明するための図である。
通気部材10は、空隙(貫通孔)で構成される通気経路20を内管として形成しており、通気装置、通気経路支持体として機能している。但し、通気部材10だけではなく筐体2などを含めて「通気装置」として定義することも可能である。通気部材10は、通気開口9(図1参照)に通気部材10を取り付け、通気開口9と通気経路20とを連通させて通気部材10を取付けるための取付部11を有している。また、通気経路20として利用する内管に第1方向(P方向)から第2方向(Q方向)に屈曲した屈曲部を形成する屈曲部筐体12を有している。そして、通気部材10は、この取付部11と屈曲部筐体12とにより、通気開口9に連通する入口側通気経路21と、入口側通気経路21に続いて屈曲部を構成する曲がり前に位置し、幅広の断面を有する屈曲部入口側22と、屈曲部入口側22に連続して屈曲部の曲がり後に位置する屈曲部出口側23と、の通気経路20を形成している。
通気部材10の材料は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、金属等、材料は限定されないが、筐体2への取付け作業性を良くする観点から、熱可塑性エラストマーや、熱硬化性エラストマーなどの弾性体を用いることが好ましい。また、形状としては、コストを軽減する観点から一材料で形成することが好ましいが、材料および硬度の異なる材料を使用し射出成形や二色成形で形状を形成してもよい。さらに、通気部材10の取付部11の形状や取付方法は、筐体2の通気開口9の構造などに従うが、円形状や四角形状、楕円形状など限定されない。
また、通気部材10には、撥油処理を施すことができる。この撥油処理としては、例えば、パーフルオロアルキル基を有する高分子を含む撥油皮膜を形成することが挙げられる。そして、通気部材10の形成方法は、エアースプレー法、静電スプレー法、ディップコート法、スピンコート法、ロールコート法、カーテンフローコート法、含浸法などによるパーフルオロアルキル基を有する高分子の溶液もしくはディスパージョンのコーティングや、電着塗装法やプラズマ重合法による皮膜形成法などが挙げられる。但し、所望の皮膜を形成することが出来るのであれば、その方法は特に限定されない。
図2(e)に示すように、入口側通気経路21の断面(屈曲部の上流側の第1方向(P方向)に直交する面)は、内径がT1の円形形状であり、断面積はS1である。また、屈曲部入口側22の断面(屈曲部入口側の第1方向(P方向)に直交する面)は、内径がT2の半円形と、この半円形に連続して幅T2の長方形が加えられた形状をしており、断面積はS2である。さらに、屈曲部出口側23の開口面(屈曲部の下流側の第2方向(Q方向)に直交する面)は、幅T2、第1方向の長さT3の長方形であり、T3×T2で表され、断面積はS3である。
上記の関係を言い換えると、通気経路支持体である通気部材10の断面積S2を形成する面(屈曲部入口側22の断面)は、断面積S1を形成する面(入口側通気経路21の断面)よりも大きく、S2はS1を包含している。また、断面積S2は、断面積S3を構成する一辺(T2)を用いた断面である。この一辺(T2)は、第1方向(P方向)とは交差する方向の長さであり、その長さは、断面積S1の対応する長さ(T1)に比べて長くしている。尚、この「交差する方向」は、本実施の形態では「直交する方向」であるが、屈曲が直角ではなく、鈍角または鋭角に屈曲するような場合には、「斜めに交差する方向」となる。
ここで、本実施の形態では、通気経路20の断面積S1、S2、開口の面積S3を、全て300mm2以上としている。すなわち、通気部材10は、通気開口9に連通して屈曲した通気経路20を形成するとともに、少なくとも300mm2以上の最小断面積を、屈曲部を含め通気経路の最終端まで維持するように構成されている。この断面積300mm2以上の意義については後述する。
そして、本実施の形態では、水蒸気の移動を円滑とし、速やかに外部へ放出するために、「ランプ外部に繋がる通気部材10の通気経路20の開口面積」を「水蒸気を外部に逃がすための機能および温度変化で発生する差圧を解消するための機能として筐体2側(ランプハウジング側)に設けた通気開口9の面積以上」にすることで、水蒸気の移動が円滑となり、瞬時に外部へ放出することができる。そして、各開口面積の関係は以下のようになる。
断面積S1<断面積S2
断面積S1≦断面積S3
断面積S1<断面積S2
断面積S1≦断面積S3
本実施の形態では、通気部材10に形成される通気経路20として貫通孔を採用しているが、貫通孔には限定されない。貫通孔であっても、屈曲した通気経路20を形成することで、外部からの水や塵を浸入し難くすることができる。また、断面積S2を断面積S1よりも大きくすることで、T2を大きくすることができ、T2×T3で決定される断面積S3にて、T3をT1よりも小さくでき、通気部材10のP方向への突出量を小さくすることができる。
すなわち、水蒸気の円滑移動を維持するためには、通気経路20として一定以上の開口面積を最終端まで維持する必要があるが、通気経路20を断面積S1のまま屈曲させた場合(断面積S1を構成する断面を90°回転させた場合)では、第1方向(P方向)の突出が断面積S1の第2方向の長さとなり(すなわち第1方向(P方向)の突出が長さT1となり)、突出量が大きくなってしまう。特に近年、ランプの曇り晴れ特性の更なる向上が要求されており、その結果、通気開口9の面積が大きくなり、通気部材10の通気経路20の開口面積も大きくすることが必要となった。その一方で、装置の小型化も強く要求されていた。そこで、本実施の形態では、屈曲部で幅広のT2を採用することで、屈曲部のP方向の突出として、断面積S1の第2方向の長さまたは断面積S1を構成する断面を90°回転させた場合の長さに比べて小さな長さであるT3を採用しても、一定以上(例えば300mm2以上)の開口断面を維持することができ、水蒸気の円滑移動を維持したまま、P方向に薄型の通気部材10を提供することが可能となった。
すなわち、水蒸気の円滑移動を維持するためには、通気経路20として一定以上の開口面積を最終端まで維持する必要があるが、通気経路20を断面積S1のまま屈曲させた場合(断面積S1を構成する断面を90°回転させた場合)では、第1方向(P方向)の突出が断面積S1の第2方向の長さとなり(すなわち第1方向(P方向)の突出が長さT1となり)、突出量が大きくなってしまう。特に近年、ランプの曇り晴れ特性の更なる向上が要求されており、その結果、通気開口9の面積が大きくなり、通気部材10の通気経路20の開口面積も大きくすることが必要となった。その一方で、装置の小型化も強く要求されていた。そこで、本実施の形態では、屈曲部で幅広のT2を採用することで、屈曲部のP方向の突出として、断面積S1の第2方向の長さまたは断面積S1を構成する断面を90°回転させた場合の長さに比べて小さな長さであるT3を採用しても、一定以上(例えば300mm2以上)の開口断面を維持することができ、水蒸気の円滑移動を維持したまま、P方向に薄型の通気部材10を提供することが可能となった。
尚、図1に示すように、通気部材10を突出部2aに嵌め込む際、筐体2の肉厚分を考慮に入れるか否か、が問題となるが、肉厚が充分に薄い場合には、特に検討の必要はない。しかしながら、肉厚が厚く、通気部材10を突出部2aの外側から嵌め込む場合には、その部分だけ、通気経路20の断面積が狭くなる。その場合には、通気部材10の断面積について、肉厚を考慮し、肉厚を除いた内径の寸法で議論する必要がある。但し、説明が複雑化することから、本明細書ではこれらの検討を統括して、断面積S1にて内径がT1として説明している。
〔通気部材の第2の実施形態〕
次に、通気部材の第2の実施形態について説明する。
図3(a)(b)は、第2の実施形態である通気部材30を説明するための図である。ここで図3(a)は、図1に示す通気開口9側への取付側から通気部材30を眺めた正面図、図3(b)は、図3(a)に示す通気部材30における図の上下方向(Q方向)のIIIB−IIIB断面を示した図である。尚、第1の実施形態と同様な機能、材料や処理などについては、ここでは、その説明を省略する。
次に、通気部材の第2の実施形態について説明する。
図3(a)(b)は、第2の実施形態である通気部材30を説明するための図である。ここで図3(a)は、図1に示す通気開口9側への取付側から通気部材30を眺めた正面図、図3(b)は、図3(a)に示す通気部材30における図の上下方向(Q方向)のIIIB−IIIB断面を示した図である。尚、第1の実施形態と同様な機能、材料や処理などについては、ここでは、その説明を省略する。
通気部材30は、通気開口9に通気部材30を取り付け、通気開口9と通気経路40とを連通させる取付部31を有している。また、通気経路40として利用する内管に第1方向(P方向)から第2方向(Q方向)に屈曲した屈曲部を形成する屈曲部筐体32を有している。第2の実施形態では、第2方向(Q方向)から、さらに第3方向(R方向)に屈曲している点に特徴があり、この第3方向(R方向)への屈曲も、屈曲部筐体32によって形成している。
この通気部材30は、取付部31と屈曲部筐体32とにより、図1に示す通気開口9に連通する入口側通気経路41と、屈曲部を構成する曲がり前に位置し入口側通気経路41に続いて幅広の断面を有する屈曲部入口側42と、屈曲部入口側42に連続して屈曲部の曲がり後に位置する屈曲部出口側43と、さらにR方向に屈曲する排出口44と、の通気経路40を形成している。
この通気部材30は、取付部31と屈曲部筐体32とにより、図1に示す通気開口9に連通する入口側通気経路41と、屈曲部を構成する曲がり前に位置し入口側通気経路41に続いて幅広の断面を有する屈曲部入口側42と、屈曲部入口側42に連続して屈曲部の曲がり後に位置する屈曲部出口側43と、さらにR方向に屈曲する排出口44と、の通気経路40を形成している。
通気経路40の各箇所の断面は、図2(e)に示した第1の実施形態と同様であり、ここでは図示は省略する。入口側通気経路41の断面(屈曲部の上流側の第1方向(P方向)に直交する面)は、第1の実施形態の入口側通気経路21と同様に、内径がT1の円形形状であり、断面積はS1である。また、屈曲部を形成する屈曲部入口側42の断面(屈曲部入口側の第1方向(P方向)に直交する面)は、第1の実施形態の屈曲部入口側22と同様な内径がT2の半円形と、この半円形に連続して幅T2の長方形が加えられた形状をしており、断面積はS2’である。このS2’ と図2(e)に示す断面積S2とは、断面として付加される長方形の形状が異なっているだけであり、以下ではS2として説明する。さらに、屈曲部出口側43の開口面(屈曲部の下流側の第2方向(Q方向)に直交する面)は、第1の実施形態の屈曲部出口側23の開口面と同様、幅T2、第1方向の長さT3の長方形であり、断面積はS3である。そして、排出口44の面積は、屈曲部出口側43の開口の面積と同様のS3である。尚、排出口44を屈曲部出口側43の開口の断面積より大きくすることも好ましい。
そして、本実施の形態では、第1の実施形態と同様、通気経路40の断面積S1、S2、S3、排出口の開口の面積S3を、全て300mm2以上としている。すなわち、通気部材30は、通気開口9に連通して屈曲した通気経路40を形成するとともに、少なくとも300mm2以上の最小断面積を、屈曲部を含め通気経路40の最終端まで維持するように構成されている。さらに、開口面積の関係(断面積S1<断面積S2、断面積S1≦断面積S3)は、第1の実施形態と同様である。貫通孔である点も第1の実施形態と同様である。
前述のように、この第2の実施形態では、通気経路支持体である通気部材30は、第2方向(Q方向)からさらに第3方向(R方向)に屈曲した通気経路40を有している。これによって、外部からの水や塵の浸入を、より良好に軽減できる。また、300mm2以上の断面を維持しているので、屈曲箇所を増やした場合であっても、ランプの筐体2側から水蒸気の円滑移動を維持したまま、取付け部からの厚さに関係するP方向に薄型の通気部材30を提供することが可能となる。さらには、排出口44の方向を、比較的自由に選択することができるので、通気経路40の向きなどを選ぶことが可能となり、車両用ランプ1の全体の設計の自由度を増すことができる。
〔通気部材の第3の実施形態〕
次に、通気部材の第3の実施形態について説明する。
図4(a)〜(c)は、第3の実施形態である通気部材50を説明するための図である。
ここで図4(a)は、図1に示す通気開口9側への取付側から通気部材50を眺めた正面図、図4(b)は、図4(a)に示す通気部材50の上下方向(Q方向)のIVB−IVB断面を示した図である。図4(c)は、図4(a)に示す通気部材50における水平方向(P方向)のIVC−IVC断面を示した図である。
図4に示す第3の実施形態は、図3に示す第2の実施形態の排出口44を、複数の排出口で構成した点に特徴がある。尚、第1の実施形態、第2の実施形態と同様な事項については、ここでは、その説明を省略する。
次に、通気部材の第3の実施形態について説明する。
図4(a)〜(c)は、第3の実施形態である通気部材50を説明するための図である。
ここで図4(a)は、図1に示す通気開口9側への取付側から通気部材50を眺めた正面図、図4(b)は、図4(a)に示す通気部材50の上下方向(Q方向)のIVB−IVB断面を示した図である。図4(c)は、図4(a)に示す通気部材50における水平方向(P方向)のIVC−IVC断面を示した図である。
図4に示す第3の実施形態は、図3に示す第2の実施形態の排出口44を、複数の排出口で構成した点に特徴がある。尚、第1の実施形態、第2の実施形態と同様な事項については、ここでは、その説明を省略する。
通気部材50は、通気開口9に通気部材50を取り付け、通気開口9と通気経路60とを連通させる取付部51を有している。また、通気経路60として利用する内管に第1方向(P方向)から第2方向(Q方向)に屈曲した屈曲部を形成する屈曲部筐体52を有している。この第3の実施形態では、第2形態と同様に、第2方向(Q方向)から、さらに第3方向(R方向)に、通気経路60が屈曲している。この通気部材50は、取付部51と屈曲部筐体52とにより、図1に示す通気開口9に連通する入口側通気経路61と、入口側通気経路61に続いて屈曲部を構成する曲がり前に位置し、幅広の断面を有する屈曲部入口側62と、屈曲部入口側62に連続して屈曲部の曲がり後に位置する屈曲部出口側63と、さらにR方向に屈曲する排出口64と、の通気経路60を形成している。排出口64は、複数の開口により構成される。図4(a)に示す例では、全体で18個の開口を有している。但し、この開口の数は本実施の形態に限定されない。また、開口の方向について、全ての開口が第3方向(R方向)を向いている必要はなく、一部の開口は第2方向(Q方向)に向いているように構成しても構わない。
通気経路60の各箇所の断面は、図2(e)に示した第1の実施形態、第2の実施形態と同様であり、ここでは図示は省略する。入口側通気経路61の断面(屈曲部の上流側の第1方向(P方向)に直交する面)は、第1の実施形態の入口側通気経路21と同様に、内径がT1の円形状であり、断面積はS1である。また、屈曲部入口側42の断面(屈曲部入口側の第1方向(P方向)に直交する面)は、第1の実施形態の屈曲部入口側22と同様な内径がT2の半円形と、この半円形に連続して幅T2の長方形が加えられた形状をしており、断面積はS2’’である。このS2’’と、図2(e)に示す第1の実施形態の断面積S2および第2の実施形態のS2’とは、断面として付加される長方形の形状が異なっているだけであり、以下ではS2として説明する。さらに、屈曲部出口側63の開口面(屈曲部の下流側の第2方向(Q方向)に直交する面)は、第1の実施形態および第2の実施形態の屈曲部出口側(23、43)の開口面と同様、幅T2、第1方向の長さT3の長方形であり、断面積はS3である。そして、排出口64の面積は、18個の開口穴の面積を全て足し合わせて、屈曲部出口側63の開口面の断面積と同様のS3である。尚、複数の開口穴の面積を足し合わせてなる排出口64の面積を屈曲部出口側63の断面積より大きくすることも好ましい。
そして、本実施の形態では、第1の実施形態、第2の実施形態と同様、通気経路60の断面積S1、S2、S3を、全て300mm2以上としている。すなわち、通気部材50は、通気開口9に連通して屈曲した通気経路60を形成するとともに、少なくとも300mm2以上の最小断面積を、屈曲部を含め通気経路60の最終端まで維持するように構成されている。さらに、開口面積の関係(断面積S1<断面積S2、断面積S1≦断面積S3)は、第1の実施形態、第2の実施形態と同様である。貫通孔である点も第1の実施形態、第2の実施形態と同様である。
このように、第3の実施形態では、排出口64として、複数の開口穴を構成した。そして、この開口穴の穴面積の総和を300mm2以上としている。多数個の開口穴は、通気経路中のどの箇所に設けても良い。個々では小さい開口穴であっても、この総和にて300mm2以上を確保でき、例えばデザイン要求などに対処した開口穴を用いた場合であっても、曇り晴れ性を高く維持することが可能となる。
〔通気部材の第4の実施形態〕
次に、通気部材の第4の実施形態について説明する。
図5(a)〜(c)は、第4の実施形態である通気部材70を説明するための図である。
ここで図5(a)は、図1に示す通気開口9側への取付側から通気部材70を眺めた正面図、図5(b)は、図5(a)に示す通気部材70のVB−VB断面を示した図である。また、図5(c)は、通気経路80を構成する各所の断面を説明するための図である。
図5に示す第4の実施形態は、水蒸気を排出させる際の最終となる排出口を多方向に設け、通気経路80を複数方向に屈曲させ、通気経路80を分岐させている点に特徴がある。尚、第1〜第3の実施形態と同様な事項については、ここでは、その説明を省略する。
次に、通気部材の第4の実施形態について説明する。
図5(a)〜(c)は、第4の実施形態である通気部材70を説明するための図である。
ここで図5(a)は、図1に示す通気開口9側への取付側から通気部材70を眺めた正面図、図5(b)は、図5(a)に示す通気部材70のVB−VB断面を示した図である。また、図5(c)は、通気経路80を構成する各所の断面を説明するための図である。
図5に示す第4の実施形態は、水蒸気を排出させる際の最終となる排出口を多方向に設け、通気経路80を複数方向に屈曲させ、通気経路80を分岐させている点に特徴がある。尚、第1〜第3の実施形態と同様な事項については、ここでは、その説明を省略する。
通気部材70は、通気開口9に通気部材70を取り付け、通気開口9と通気経路80とを連通させる取付部71を有している。また、通気経路80として利用する内管に第1方向(P方向)から複数方向(図5ではV方向とU方向との2方向)に屈曲した屈曲部を形成する屈曲部筐体72を有している。この通気部材70は、取付部71と屈曲部筐体72とにより、図1に示す通気開口9に連通する入口側通気経路81と、入口側通気経路81に続いて屈曲部を構成する曲がり前に位置し幅広の断面を有する屈曲部入口側82と、屈曲部入口側82に連続して屈曲部の曲がり後に位置する2つの排出口(第1の排出口83、第2の排出口84)とを有して、通気経路80を形成している。尚、排出口をさらに増やし、第3、第4の排出口を設けても構わない。
図5(c)に示すように、入口側通気経路81の断面(屈曲部の上流側の第1方向(P方向)に直交する面)は、第1の実施形態の入口側通気経路21と同様に、内径がT1の円形状であり、断面積はS1である。また、屈曲部入口側82の断面(屈曲部入口側の第1方向(P方向)に直交する面)は、T1よりも長いT5を一辺とする正方形の形状であり、断面積はS2’’’である。以下、説明の都合上、このS2’’’をS2として説明する。さらに、屈曲部の出口側にあたる開口面は、屈曲部の下流側のU方向およびV方向に直交する面、すなわち第1の排出口83および第2の排出口84であり、個々にはT5×T6である。これらを足し合わせ、ここでは2倍し、総和の断面積である総断面積はS3である。尚、ここでも説明を簡易化するために、第1〜第3の実施形態で用いた「S3」と同じ符号を用いている。奥行き方向(P方向)の厚さに関係する長さT6は、複数の排出口により充分な断面積を確保できることから、個々には10mm以下と短くすることができる。
そして、本実施の形態では、第1〜第3の実施形態と同様、通気経路80の断面積S1、S2、総断面積S3を、全て300mm2以上としている。すなわち、通気部材70は、通気開口9に連通して屈曲した通気経路を形成するとともに、少なくとも300mm2以上の最小断面積を、屈曲部を含め通気経路の最終端まで維持するように構成されている。さらに、開口面積の関係(断面積S1<断面積S2、断面積S1≦断面積S3)は、第1〜第3の実施形態と同様である。貫通孔である点も第1〜第3の実施形態と同様である。
このように、第4の実施形態では、複数の排出口として第1の排出口83および第2の排出口84を設け、複数の開口穴を構成した。そして、この複数の開口穴の穴面積の総和を300mm2以上としている。このように、通気部材70の屈曲部を形成する屈曲部入口側82の一辺(ここではT5)を利用して最終端の排出口を形成し、さらにこの排出口を複数設けることで、奥行き方向(第1方向、P方向)の長さを、断面積S1を構成する断面を90°回転させた場合の第1方向の長さに比べて短くした場合であっても、良好な曇り晴れ性を維持することが可能となる。
続いて、本発明の通気部材10(30、50、70)について、実施例を用いてより詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
通気開口9を有する車両用ランプ1に対して、以下に説明するように調湿および注水を行った後、通気開口9に通気部材10を取り付け、曇り減少率の測定を行った。
この例では、通気部材10として、屈曲部を有し、内径が40mm、通気経路20の断面積が1257mm2の管形状の通気部材10を用いた。言い換えると、この例で用いた通気部材10は、通気経路の一端から、屈曲部を含め通気経路の他端まで、断面積が1257mm2となっている。
また、車両用ランプ1としては、内部容積が6900ccの中型車用ヘッドランプ(現代モービス社製2011年式ジェネシス・クーペHL)を用いた。
〔実施例1〕
通気開口9を有する車両用ランプ1に対して、以下に説明するように調湿および注水を行った後、通気開口9に通気部材10を取り付け、曇り減少率の測定を行った。
この例では、通気部材10として、屈曲部を有し、内径が40mm、通気経路20の断面積が1257mm2の管形状の通気部材10を用いた。言い換えると、この例で用いた通気部材10は、通気経路の一端から、屈曲部を含め通気経路の他端まで、断面積が1257mm2となっている。
また、車両用ランプ1としては、内部容積が6900ccの中型車用ヘッドランプ(現代モービス社製2011年式ジェネシス・クーペHL)を用いた。
(調湿)
通気開口9を有する車両用ランプ1を、高温乾燥条件(温度:80±2℃、相対湿度(RH):10%)で2時間放置した。続いて、通気開口9等を開放状態としたまま(通気部材10を取り付けない状態で)、車両用ランプ1を常温常圧条件(温度:15℃〜35℃、RH:45%〜75%)で1時間放置した。その後、通気開口9を開放状態としたまま、車両用ランプ1を調湿条件(温度:38℃、RH:70%)で1時間放置し、車両用ランプ1の筐体内8の湿度を調整した。
通気開口9を有する車両用ランプ1を、高温乾燥条件(温度:80±2℃、相対湿度(RH):10%)で2時間放置した。続いて、通気開口9等を開放状態としたまま(通気部材10を取り付けない状態で)、車両用ランプ1を常温常圧条件(温度:15℃〜35℃、RH:45%〜75%)で1時間放置した。その後、通気開口9を開放状態としたまま、車両用ランプ1を調湿条件(温度:38℃、RH:70%)で1時間放置し、車両用ランプ1の筐体内8の湿度を調整した。
(注水)
上記調湿を行った直後の車両用ランプ1の通気開口9に対し、通気部材10を取り付けた。そして、車両用ランプ1を20分間点灯した後、消灯した。
その後、内径が19mmのホースを使用して、消灯した状態の車両用ランプ1に、レンズ3の正面側から3分間注水した。なお、水は水温10±2℃のものを用い、水圧は100±20kPaとなるようにした。また、ホースの先は、車両用ランプ1のレンズ3から10cm離れた状態とし、注水角度を、鉛直方向(水平方向に対して上方に90°)〜水平方向に対して上方へ30°まで変えながら注水を行った。
上記調湿を行った直後の車両用ランプ1の通気開口9に対し、通気部材10を取り付けた。そして、車両用ランプ1を20分間点灯した後、消灯した。
その後、内径が19mmのホースを使用して、消灯した状態の車両用ランプ1に、レンズ3の正面側から3分間注水した。なお、水は水温10±2℃のものを用い、水圧は100±20kPaとなるようにした。また、ホースの先は、車両用ランプ1のレンズ3から10cm離れた状態とし、注水角度を、鉛直方向(水平方向に対して上方に90°)〜水平方向に対して上方へ30°まで変えながら注水を行った。
(曇り減少率の測定)
続いて、車両用ランプ1を10分間点灯した後、車両用ランプ1を点灯した状態で、レンズ3の曇りが晴れるまでの様子を観察し、レンズ3の曇り減少率を測定した。
なお、この例において「曇り減少率(%)」とは、車両用ランプ1を10分間点灯した後、所定時間経過後のレンズ3の曇りの解消量を表すものである。この場合、車両用ランプ1を10分間点灯した時点(経過時間0分)でのレンズ3の曇りの状態を曇り減少率0%とする。例えば、曇り減少率が50%とは、車両用ランプ1を10分間点灯した時点(経過時間0分)と比べて、レンズ3の曇りが半分解消した状態を示す。また、曇り減少率が100%とは、レンズ3の曇りが全て解消した状態(レンズ3に全く曇りが生じていない状態)を示す。
通常、車両用ランプ1等のランプでは、曇り減少率が80%以上の場合に、レンズ3の曇りの影響を気にすることなく使用することができる。
続いて、車両用ランプ1を10分間点灯した後、車両用ランプ1を点灯した状態で、レンズ3の曇りが晴れるまでの様子を観察し、レンズ3の曇り減少率を測定した。
なお、この例において「曇り減少率(%)」とは、車両用ランプ1を10分間点灯した後、所定時間経過後のレンズ3の曇りの解消量を表すものである。この場合、車両用ランプ1を10分間点灯した時点(経過時間0分)でのレンズ3の曇りの状態を曇り減少率0%とする。例えば、曇り減少率が50%とは、車両用ランプ1を10分間点灯した時点(経過時間0分)と比べて、レンズ3の曇りが半分解消した状態を示す。また、曇り減少率が100%とは、レンズ3の曇りが全て解消した状態(レンズ3に全く曇りが生じていない状態)を示す。
通常、車両用ランプ1等のランプでは、曇り減少率が80%以上の場合に、レンズ3の曇りの影響を気にすることなく使用することができる。
この例では、曇り減少率は、車両用ランプ1のレンズ3を、正面側(車両用ランプ1の外側)から所定時間毎に観察することで、目視により測定した。
なお、曇り減少率は、目視による測定のほか、例えばレンズ3を所定時間毎に撮影し、撮影した画像を画像処理することにより算出してもよい。
なお、曇り減少率は、目視による測定のほか、例えばレンズ3を所定時間毎に撮影し、撮影した画像を画像処理することにより算出してもよい。
〔実施例2、3、比較例1、2〕
車両用ランプ1の通気開口9に取り付ける通気部材10の内径および通気経路の断面積を異ならせた以外は、実施例1と同様にして、車両用ランプ1におけるレンズ3の曇り減少率の測定を行った。
ここで、実施例2では、内径が30mm、断面積が707mm2の管形状の通気部材10を用い、実施例3では、内径が20mm、断面積が314mm2の管形状の通気部材10を用いた。また、比較例1では、内径が15mm、断面積が177mm2の管形状の通気部材10を用い、比較例2では、内径が10mm、断面積が79mm2の管形状の通気部材10を用いた。
車両用ランプ1の通気開口9に取り付ける通気部材10の内径および通気経路の断面積を異ならせた以外は、実施例1と同様にして、車両用ランプ1におけるレンズ3の曇り減少率の測定を行った。
ここで、実施例2では、内径が30mm、断面積が707mm2の管形状の通気部材10を用い、実施例3では、内径が20mm、断面積が314mm2の管形状の通気部材10を用いた。また、比較例1では、内径が15mm、断面積が177mm2の管形状の通気部材10を用い、比較例2では、内径が10mm、断面積が79mm2の管形状の通気部材10を用いた。
〔比較例3〕
車両用ランプ1に通気開口9を3つ設けるとともに、それぞれの通気開口9に取り付ける通気部材10を異ならせた以外は、実施例1と同様にして、車両用ランプ1におけるレンズ3の曇り減少率の測定を行った。
通気開口9に取り付けるそれぞれの通気部材10としては、屈曲部を有し、内径が8.5mm、断面積が57mm2の管形状であり、通気経路に多孔質のスポンジが詰められたゴム製の通気部材10を用いた。なお、比較例3では、3つの通気部材10の断面積の合計が171mm2となっている。
車両用ランプ1に通気開口9を3つ設けるとともに、それぞれの通気開口9に取り付ける通気部材10を異ならせた以外は、実施例1と同様にして、車両用ランプ1におけるレンズ3の曇り減少率の測定を行った。
通気開口9に取り付けるそれぞれの通気部材10としては、屈曲部を有し、内径が8.5mm、断面積が57mm2の管形状であり、通気経路に多孔質のスポンジが詰められたゴム製の通気部材10を用いた。なお、比較例3では、3つの通気部材10の断面積の合計が171mm2となっている。
〔曇り減少率の評価〕
図6は、実施例1〜実施例3および比較例1〜比較例3の曇り減少率の測定結果を示した図であり、より具体的には、実施例1〜実施例3および比較例1〜比較例3にて測定した曇り減少率の時間変化を示した図である。
図6は、実施例1〜実施例3および比較例1〜比較例3の曇り減少率の測定結果を示した図であり、より具体的には、実施例1〜実施例3および比較例1〜比較例3にて測定した曇り減少率の時間変化を示した図である。
図6に示すように、実施例1〜実施例3では、経過時間5分以内で、レンズ3の曇り減少率が80%以上となっている。
すなわち、実施例1〜実施例3の通気部材10を用いた車両用ランプ1では、レンズ3に曇りが生じた場合であっても、5分以内という短い時間で、使用に影響がない程度に曇りを解消できることが確認された。
これに対し、比較例1〜比較例3では、レンズ3の曇り減少率を80%以上とするためには5分を超える時間を要しており、実施例1〜実施例3と比較して、レンズ3の曇りを解消するために長い時間を要することが確認された。
この経過時間の5分は、車両用に用いられるランプとして支障の出る判断基準として発明者等が鋭意検討した結果、導き出した時間である。
すなわち、実施例1〜実施例3の通気部材10を用いた車両用ランプ1では、レンズ3に曇りが生じた場合であっても、5分以内という短い時間で、使用に影響がない程度に曇りを解消できることが確認された。
これに対し、比較例1〜比較例3では、レンズ3の曇り減少率を80%以上とするためには5分を超える時間を要しており、実施例1〜実施例3と比較して、レンズ3の曇りを解消するために長い時間を要することが確認された。
この経過時間の5分は、車両用に用いられるランプとして支障の出る判断基準として発明者等が鋭意検討した結果、導き出した時間である。
また、他の観点からみると、図6に示すように、実施例1〜実施例3では、経過時間が早い段階(例えば経過時間が3分以内)における曇り減少率の増加率(すなわち、図6に示すグラフの傾き)が、比較例1〜比較例3と比較して、顕著に大きくなっている。
すなわち、通気部材10は、少なくとも300mm2以上の最小断面積を、屈曲部を含め最終端まで維持するように構成されることで、通気経路の最小断面積が300mm2未満の場合と比較して、レンズ3の曇りを迅速に解消できることが確認された。
すなわち、通気部材10は、少なくとも300mm2以上の最小断面積を、屈曲部を含め最終端まで維持するように構成されることで、通気経路の最小断面積が300mm2未満の場合と比較して、レンズ3の曇りを迅速に解消できることが確認された。
続いて、実施例1〜実施例3を互いに比較すると、実施例1および実施例2では、実施例3と比較して、より短い時間で曇り減少率を80%以上とできることが確認された。また、実施例1と実施例2とを互いに比較すると、実施例1の方が実施例2と比較して通気経路20の断面積が大きいにも拘らず、曇り減少率はほとんど変わらないことが確認された。
したがって、通気部材10を介して車両用ランプ1の筐体内8へ異物等の侵入を抑制し、また通気部材10の大型化を抑制しながら、良好な曇り晴れ性を得るためには、通気部材10の最小断面積を700mm2程度とすることがより好ましいことが確認された。
したがって、通気部材10を介して車両用ランプ1の筐体内8へ異物等の侵入を抑制し、また通気部材10の大型化を抑制しながら、良好な曇り晴れ性を得るためには、通気部材10の最小断面積を700mm2程度とすることがより好ましいことが確認された。
また、図示は省略するが、内径が60mm、断面積が2826mm2の通気部材10を用いた以外は実施例1と同様にして、調湿および注水を行い、車両用ランプ1を10分間点灯した場合には、レンズ3に曇りが生じない(経過時間0分で曇り減少率100%)ことが確認された。
なお、上述した実施例1〜実施例3では、屈曲部を有する管形状の通気部材10を用いた。しかしながら、屈曲部を有し且つ通気経路20の最小断面積(通気経路が分岐している場合は、複数の通気経路の最小断面積の合計)が少なくとも300mm2以上の通気部材10であれば、その形状に関わらず、例えば図3〜図5に示したような通気部材30、50、70の形状であっても、図6に示したものと同様の結果が得られることはいうまでもない。
以上、詳述したように、300mm2以上の最小断面積を屈曲部を含め通気経路(20、40、60、80)の最終端まで維持することで、曇り晴れ性を高く維持できることを発明者等は見いだした。特に近年、各種ランプに対する品質の向上が叫ばれ、曇り晴れ性の更なる向上が要求されており、これを空洞の通気部材で達成しようとすると、上述のように開口の断面が300mm2以上は必要となる。また、その一方で、耐防塵・耐防水性を確保するためには、空洞の通気部材を屈曲させることが要求される。300mm2以上の円形断面からなる管構造は直径が約20mmとなるが、この管構造をそのまま屈曲させると、屈曲部の突出だけで20mmよりも大きくなってしまう。この車両用ランプ1の奥行き側には、例えばエンジンルームなどが存在し、電子制御ユニット(ECU)などの各種機器が集まっており、スペースの問題から、この管構造をそのまま突出させることは好ましくない。本実施の形態によれば、通気経路(20、40、60、80)の全体にて充分な断面積を維持した状態で、狭い部分で屈曲させることが可能となる。
1…車両用ランプ、2…筐体、3…レンズ、8…筐体内、9…通気開口、10,30,50,70…通気部材、20,40,60,80…通気経路
Claims (7)
- 車両用ランプの筐体内の水蒸気を当該筐体の外部へ排出させるための通気装置であって、
前記筐体の通気開口に連通させて取付けるための取付部と、
前記取付部を介して連通した前記通気開口がある上流側から排出口である下流側へ向けて形成される空隙であって、第1方向から第2方向に屈曲する屈曲部を有する通気経路と、を備え、
前記通気経路は、前記屈曲部の上流側の前記第1方向に直交する断面の断面積S1に対して屈曲部入口側の当該第1方向に直交する断面の断面積S2を大きくし、当該断面積S2から連続させて屈曲させ屈曲部出口側の当該第1方向の長さを当該断面積S1の前記第2方向の長さに比べて短くして当該屈曲部の下流側の当該第2方向に直交する断面の断面積S3を構成し、
断面積S1≦断面積S3
であることを特徴とする通気装置。 - 前記通気経路の前記断面積S2を形成する断面は、前記断面積S1を形成する断面を包含することを特徴とする請求項1記載の通気装置。
- 前記通気経路の前記断面積S2は、前記断面積S3を構成する一辺であって前記第1方向とは交差する方向の長さを前記断面積S1の対応する長さに比べて長くした一辺を用いた断面の断面積であることを特徴とする請求項1または2記載の通気装置。
- 前記通気経路は、前記第2方向から更に第3方向に屈曲していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の通気装置。
- 前記通気経路の前記断面積S1は、300mm2以上であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の通気装置。
- 車両用ランプの筐体内の曇りを低減する通気装置であって、
前記筐体の通気開口に連通し当該通気開口がある上流側から下流側へ向けて屈曲部で第1方向から複数方向に屈曲した通気経路を形成する通気経路支持体を備え、
前記通気経路支持体は、前記屈曲部の上流側の前記第1方向に直交する断面の断面積S1に対して屈曲部入口側の当該第1方向に直交する断面の断面積S2を大きくし、当該断面積S2から連続させて屈曲させ屈曲部出口側の当該第1方向の長さを当該断面積S1を構成する断面を90°回転させた場合の当該第1方向の長さに比べて短くして当該屈曲部の下流側の前記複数方向に直交する断面の総断面積S3を構成し、
断面積S1≦総断面積S3
となる通気経路を形成することを特徴とする通気装置。 - 光を出射する電装部品と、
前記電装部品を含め内部に空間を形成する筐体と、
前記筐体に設けられ、当該筐体内の水蒸気を排出する通気開口と、
前記通気開口に連通し当該通気開口がある上流側から下流側へ向けて屈曲部で第1方向から第2方向または複数方向に屈曲した通気経路を形成する通気経路支持体と、を備え、
前記通気経路支持体は、前記屈曲部の上流側の前記第1方向に直交する断面の断面積S1に対して屈曲部入口側の当該第1方向に直交する断面の断面積S2を大きくし、当該断面積S2から連続させて屈曲させ屈曲部出口側の当該第1方向の長さを当該断面積S1を構成する断面を90°回転させた場合の当該第1方向の長さに比べて短くして当該屈曲部の下流側の前記第2方向に直交する断面の断面積S3または前記複数方向に直交する断面の総断面積S3を構成し、
S1≦S3
となる通気経路を形成することを特徴とする車両用ランプ。
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