JP5030285B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用灯具の例えばカバーレンズとハウジングによって構成される筐体内部において、レンズ内面に生ずる曇りを防止する技術に関する。
一般に、前照灯などの車両用灯具は、カバーレンズとハウジングをもって外部との隔壁とした筐体を構成している。このような車両用灯具では、その筐体内部に光源や反射面などの光学要素を配置し、外部からの水分、あるいは埃などが侵入し灯具に悪影響を与えないようにしている。
ところで、上述のような車両用灯具において、この筐体内の特にカバーレンズ内面に筐体内外の温度差によって湿気による曇りが生ずることがある。
そして、このようなカバーレンズへの曇り防止の技術として、例えば図6のように車両用灯具のカバーレンズやハウジングの一部に外気を導入可能ないわゆる呼吸孔を設けることによって、曇りを防止する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平5−45809号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術においては、呼吸孔を設けることによって筐体内(灯室内)の曇りを防止しようとしているものの、例えば以下の問題があった。
すなわち、上記特許文献1の技術を含め従来の車両用灯具においては、灯具の曇りが最も問題となるのはカバーレンズに生ずる曇りである。この曇りは、特に車両取り付け時におけるレンズ下方(図6の矢印参照)に生ずる場合が多いと考えられる。
また、曇りを解消するにはいかに外部の空気を筐体内部に循環させることができるかによるが、従来の車両用灯具では灯具内の自然対流を利用して曇りの解消を図っているのみであり、より積極的に外気の導入を図ることに鑑みたものはなかった。
本発明は、斯かる実情に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明は、筐体内に生ずる曇りをより効果的に解消することに鑑みた車両用灯具に関する技術を提供しようとすることをその課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段とした。
すなわち、本発明は、ハウジングとカバーレンズとを接合することによって外部との隔壁となる筐体を構成する車両用灯具であり、カバーレンズとハウジングとの接合部の当該カバーレンズの下端近傍の車両外部から視認できない位置に車両前方に正対する平面部に形成される、外部との通気を可能とする第一の通気口と、第一の通気口より上方の前記ハウジングに設けられる第二の通気口と、を有し、平面部が、第一の平面と、第一の平面に対して車両後方に後退した第二の平面、この後退した第二の平面と第一の平面との間を接続する傾斜面からなり、第二の平面に第一の通気口が形成されていることを特徴とする車両用灯具である。
本発明は、車両用灯具の筐体内外の温度差により生ずる曇りを解消するために、灯具を車両に取り付けた際のカバーレンズ下方寄りかつ車体内側(車両のバンパー付近)の位置に、第一の通気口を設けている。この第一の通気口は、その開口部分が車両前方に向くように形成されている。
このように構成することで、本発明は、筐体内外の温度差によるレンズ内面の曇りを、その発生部分に近いところに外部からの空気の流れを生じさせることができる。また、本発明は、車両走行時にその走行風などを従来の車両用灯具より積極的に筐体内部に取り込むことができる。
また、本発明は、第二の通気口を、第一の通気口に比べて上方且つ後方(車両取り付け時におけるボンネット方向)のハウジングに設けている。
このように構成することによって、本発明は、第一の通気口から筐体内に導入された空気が効率よく排気されることになり、より効果的に曇りを解消することができる。
また、本発明は、第一の通気口の設けられる位置が、車両正面を向いた平面部にあり、この平面部が第一の通気口の周囲において他の部分(第一の平面)に対して車両後方に後退した(一段後方に下がった)平面(第二の平面)を有し、この後退した平面と他の平面との間が傾斜面により接続した面を形成している。
このように構成することによって、本発明は、車両前方からの走行風をより効率よく第一の通気口に導入することが可能となる。
本発明の車両用灯具によれば、筐体内に生ずる曇りをより効果的に解消することに鑑みた車両用灯具に関する技術を提供できるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の車両用灯具の一実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態にかかる車両用灯具10を車両に取り付けた状態における横断面図である。また、図2は、本発明の第一の実施の形態にかかる車両用灯具10を装備する車両1の灯具取り付け位置付近を示す斜視図である。
図2に示すように、車両用灯具10は、車両1の進行方向前方の左右両端付近に取り付けられる。車両用灯具10は、車両1の車体に設けられたブラケット(不図示)などの取り付け部材を介して車両に取り付けられる。その車両取り付け状態において、車両用灯具10は、上方をボンネット2によって下方をバンパー3によって覆われる。
車両用灯具10は、ポリカボーネートなどの透光性の高い樹脂によって形成されるカバーレンズ11とポリプロピレンなどの樹脂で形成されるハウジング12とを、それぞれの接合部13,14を嵌め合わせた後ホットメルトや樹脂溶着を用いて接合することによって、外部から遮断された空間(灯室)を有する筐体を構成する。この筐体内には反射面15や光源(不図示)などが配置され、車両用灯具10は前照灯として機能する。
ここで、車両用灯具10は、筐体内外での温度差による曇りを解消するために、いわゆる呼吸孔などと称される第一の通気口20と第二の通気口30を有する。
第一の通気口20は、車両1に取り付けた状態でカバーレンズ11の下端近傍(車両1のバンパー3付近)のハウジング12との接合部13付近にある、図1に示すように車両の進行方向前方に向いた平面16上に設けられる。
第一の通気口20は、その開口部21が車両進行方向に開口している。また、開口部21から車両前方に向かって筒状部22が平面16から立ち上がっている。この筒状部22には、外部から水分や埃などが流入することを防ぐキャップ23が被せられる。また、第一の通気口20は、キャップ23を筒状部22へと被着したときに、開口部21が適度な通気量を有するような間隔を確保するための直径方向に伸びる部位を有する。また、キャップ23は、キャップ23が第一の通気口20から脱落するのを防止する爪部24を有する。なお、本発明における第一の通気口20、第二の通気口30の構成要素や形状は、本実施の形状に限定されず、例えば防水布を設けること、あるいはキャップを有しない構造とすることなども可能である。
第二の通気口30は、車両取り付け時に第一の通気口20より上方かつ後方(車両1のボンネット2寄り)のハウジング12に設けられる。具体的には、第二の通気口30は、第一の通気口20から流入した空気の排出を考慮して、車両用灯具10の後方寄りにあたるハウジング12に車両後方に開口部が向くように設けられる。なお、筒状部、キャップを有する点は第一の通気口20と同様であるため説明を省略する。
図3は、車両用灯具10を取り付けた車両1の走行時における筐体内外の空気の流路に関する模式図である。
以上説明したように構成することで、車両用灯具10は、図3に示すように車両1走行時にその走行風Wがバンパー3下方から流入し、第一の通気口20から筐体内部に積極的に取り込むことができる。また、車両用灯具10は、第一の通気口20をカバーレンズ11の内面における曇りが発生しやすい部分に近いところに設けたことにより、より効率よく曇りの解消を図ることができる。そして、車両用灯具10は、第二の通気口30を設けた位置により、第一の通気口20から筐体内に導入された空気が効率よく排気されることになる。
従って、車両用灯具10によれば、従来の灯具と比較してより効果的に灯具内部に生じる曇りを解消することができる。
次に、第一の通気口20が設けられる接合部13付近の平面の形状について説明する。
図4は、第一の通気口20が設けられる平面16の形状を示す正面方向(車両前方)からの斜視図である。また、図5は、平面16を図3のB−B断面から見た図である。
平面16は、第一の通気口20の周囲以外の部分である第一の平面16aと、第一の平面16aに対して車両後方に後退した(第一の平面16aとほぼ平行な面である)第二の平面16bを有する。そして、この第一の平面16aより後退した第二の平面16bと第一の平面16aとの間を、傾斜面16cにより接続している。この傾斜面16cの傾斜角θは、60°程度にすることで筐体内部への走行風の流入効果を高めることができる。
このように構成することによって、車両用灯具10は、第一の通気口20の取り付け位置を単なる平面に設けた場合に比べて、車両前方からの走行風をより効率よく筐体内部に導入することが可能となる。
尚、本発明の車両用灯具は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の一実施の形態にかかる車両用灯具を車両に取り付けた状態における横断面図である。 本発明の第一の実施の形態にかかる車両用灯具を装備する車両の灯具取り付け位置付近を示す斜視図である。 車両用灯具を取り付けた車両の走行時における筐体内外の空気の流路に関する模式図である。 第一の通気口が設けられる平面の形状を示す正面方向(車両前方)からの斜視図である。 平面を図3のB−B断面から見た図である。 従来の車両用灯具の問題点を示す図である。
符号の説明
1 車両
2 ボンネット
3 バンパー
10 車両用灯具
11 カバーレンズ
12 ハウジング
13,14 接合部
15 反射面
16 平面
16a 第一の平面
16b 第二の平面
16c 傾斜面
20 通気口
21 開口部
22 筒状部
23 キャップ
24 爪部
30 通気口
31 開口部
32 筒状部
33 キャップ

Claims (1)

  1. ハウジングとカバーレンズとを接合することによって外部との隔壁となる筐体を構成する車両用灯具であり、
    前記カバーレンズとハウジングとの接合部の当該カバーレンズの下端近傍の車両外部から視認できない位置に車両前方に正対する平面部に形成される、外部との通気を可能とする第一の通気口と、
    前記第一の通気口より上方の前記ハウジングに設けられる第二の通気口と、を有し、
    前記平面部が、
    第一の平面と、前記第一の平面に対して車両後方に後退した第二の平面、この後退した第二の平面と第一の平面との間を接続する傾斜面からなり、
    前記第二の平面に前記第一の通気口が形成されていることを特徴とする車両用灯具。
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