JP2011129476A - 車両用ランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】ランプハウジングやランプレンズの内面に、ランプ空間内の空気中の水分の付着による曇りが発生しないようにする。
【解決手段】車両用ランプは、ランプハウジング10とランプレンズ16とで囲まれたランプ空間21に設けられるリフレクタ22と、ランプハウジング10の上端部に形成され、ランプ空間21の内外を連通させる連通孔35とを備える。連通孔35の前方におけるリフレクタ22の一部分22aに前後方向に貫通する貫通孔41を形成する。貫通孔41よりも上方近傍におけるリフレクタ22の他部分22bをリフレクタ22の一部分22aよりも前方に偏位させる。連通孔35よりも上方近傍におけるランプハウジング10の部分から前方に向かって突出し、その突出端がリフレクタ22の他部分22bの後方近傍に位置するリブ42を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、ランプハウジングとランプレンズとで囲まれたランプ空間の空気が光源の熱により温められて上方に流動するとき、この空気が上記ランプハウジングの外部に円滑に排出されるようにするための車両用ランプに関するものである。
上記車両用ランプには、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、車両用ランプは、車体に支持されて内部に光源を収容し、車体前方に向かって開口するランプハウジングと、このランプハウジングの開口を閉じるランプレンズと、上記ランプハウジングとランプレンズとで囲まれたランプ空間に設けられ、上記光源からの光を前方に向かうよう反射させるリフレクタとを備えている。また、上記構成において、従来、ランプ空間の上端部で、上記リフレクタにより前方から覆われた上記ランプハウジングの上端部に、上記ランプ空間の内外を連通させる連通孔が形成されたものがある。
そして、上記ランプの光源が点灯すると、この光源からの光の一部は上記ランプレンズを通して直接前方に照射される。また、これに加え、光の他部は、上記リフレクタにより前方に向かうよう反射され、上記ランプレンズを通して前方に照射される。
一方、上記ランプ空間の空気は上記光源の熱により温められて上方に流動し、この空気は上記連通孔を通り、ランプの外部に排出される。このようにして、上記ランプ空間で温められた空気中の水分がランプハウジングやランプレンズの内面に付着してこの内面に曇りが発生する、ということが防止されることとされている。
特開2009−140875号公報
ところで、上記従来の技術におけるランプ空間のうち、上記ランプハウジングとリフレクタとにより挟まれた後空間を上方に流動する空気は、上記ランプハウジングの上端部に形成された上記連通孔を通り、前記したようにランプの外部に比較的円滑に排出させられる。
一方、上記ランプレンズとリフレクタとにより挟まれた前空間を上方に流動する空気は、まず、この前空間の上端部に達し、次に、これらランプレンズとリフレクタとの各上端縁部間の隙間を通って上記後空間の上端部に回り込み、その後、上記連通孔を通りランプの外部に排出させられる。しかし、上記回り込みには圧力損失が生じるため、上記前空間における空気は、この前空間に滞留しがちとなる。
この結果、上記前空間に滞留した空気中の水分が、ランプレンズの内面に付着して曇りが発生するおそれがあり、これは、ランプの外観上の見栄えを低下させる原因となるものであって好ましくない。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、ランプハウジングとランプレンズとで囲まれたランプ空間の空気が光源の熱により温められて上方に流動するとき、この空気が上記ランプハウジングの外部に円滑に排出されるようにし、もって、上記ランプハウジングやランプレンズの内面に、上記空気中の水分の付着による曇りが発生しないようにすることである。
請求項1の発明は、車体2に支持されて内部に光源9を収容し、ほぼ水平な、ある一方向Aである前方に向かって開口するランプハウジング10と、このランプハウジング10の開口13を閉じるランプレンズ16と、上記ランプハウジング10とランプレンズ16とで囲まれたランプ空間21に設けられ、上記光源9からの光18を前方に向かうよう反射させるリフレクタ22と、上記ランプ空間21の上端部で、上記リフレクタ22により前方から覆われた上記ランプハウジング10の上端部に形成され、上記ランプ空間21の内外を連通させる連通孔35とを備えた車両用ランプにおいて、
上記連通孔35の前方における上記リフレクタ22の一部分22aに前後方向に貫通する貫通孔41を形成し、この貫通孔41よりも上方近傍における上記リフレクタ22の他部分22bをこのリフレクタ22の上記一部分22aよりも前方に偏位させ、上記連通孔35よりも上方近傍における上記ランプハウジング10の部分から前方に向かって突出し、その突出端が上記リフレクタ22の上記他部分22bの後方近傍に位置するリブ42を設けたことを特徴とする車両用ランプである。
請求項2の発明は、車体2側面視(図1,3,4)で、上記ランプハウジング10に対し上記リフレクタ22を傾動B可能に支持するエイミング装置24を設け、このエイミング装置24による上記リフレクタ22の傾動B可能範囲(図1,3,4中、実線と一点鎖線との間)の全範囲において、上記リフレクタ22の上記他部分22bの後方に上記リブ42の突出端が位置するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車両用ランプである。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、車体に支持されて内部に光源を収容し、ほぼ水平な、ある一方向である前方に向かって開口するランプハウジングと、このランプハウジングの開口を閉じるランプレンズと、上記ランプハウジングとランプレンズとで囲まれたランプ空間に設けられ、上記光源からの光を前方に向かうよう反射させるリフレクタと、上記ランプ空間の上端部で、上記リフレクタにより前方から覆われた上記ランプハウジングの上端部に形成され、上記ランプ空間の内外を連通させる連通孔とを備えた車両用ランプにおいて、
上記連通孔の前方における上記リフレクタの一部分に前後方向に貫通する貫通孔を形成し、この貫通孔よりも上方近傍における上記リフレクタの他部分をこのリフレクタの上記一部分よりも前方に偏位させ、上記連通孔よりも上方近傍における上記ランプハウジングの部分から前方に向かって突出し、その突出端が上記リフレクタの上記他部分の後方近傍に位置するリブを設けたため、次の効果が生じる。
即ち、特に、上記したように、リフレクタの一部分よりも他部分を前方に偏位させ、この他部分の後方近傍にリブの突出端を位置させているため、前後方向で、上記リブの突出端を上記リフレクタの上記一部分に十分に接近させることができる。そして、これによれば、これらリフレクタとリブの突出端との間に空気の流動を規制するラビリンスが形成される。
よって、第1に、上記ランプ空間のうち、上記ランプハウジングとリフレクタとにより挟まれた後空間を上方に流動する空気は、上記リブ以上に上方に流動することは上記ラビリンスにより防止され、上記リブに案内されて上記ランプハウジングに形成された連通孔を通り、ランプの外部に円滑に排出させられる。また、第2に、上記ランプレンズとリフレクタとにより挟まれた前空間を上方に流動する空気が上記前空間の上端部から上記後空間の上端部側に回り込むことは上記ラビリンスにより防止され、上記回り込みをするまでに上記貫通孔を通り上記後空間の上端部に流入させられ、かつ、上記リブに案内されて上記連通孔を通りランプの外部に円滑に排出させられる。
この結果、上記ランプ空間のほぼ全体にわたり空気の流動が確保されることから、上記ランプハウジングやランプレンズの各内面に、上記空気中の水分の付着による曇りが発生することは防止される。
また、前記したように、貫通孔を形成したリフレクタの一部分よりも、その上方近傍に置けるリフレクタの他部分を前方に偏位させたため、上記ランプをその前方から斜め下方の視線で見たとき、上記リフレクタの他部分は、上記貫通孔の庇として働く。よって、この貫通孔がランプの前上方から容易に見えることは防止されることから、上記ランプのリフレクタに上記のように貫通孔を形成した場合でも、このランプの外観上の見栄えは良好に保たれる。
請求項2の発明は、車体側面視で、上記ランプハウジングに対し上記リフレクタを傾動B可能に支持するエイミング装置を設け、このエイミング装置による上記リフレクタの傾動可能範囲の全範囲において、上記リフレクタの上記他部分の後方に上記リブの突出端が位置するようにしている。
このため、エイミング装置により上記リフレクタを傾動させた場合のいずれにおいても、前後方向で、上記リブの突出端を上記リフレクタの一部分に、より確実に接近させることができ、つまり、上記ラビリンスをより確実に形成できる。よって、上記リフレクタの傾動にかかわらず、前記したことと同様に、上記ランプ空間内を上方に流動してきた空気は上記連通孔を通りランプの外部に円滑に排出させられることから、ランプハウジングやランプレンズの各内面に水分の付着による曇りが発生することは防止される。
図4の部分拡大断面図である。 車両の部分正面図である。 図2のIII−III線矢視断面図である。 図2のIV−IV線矢視断面図である。
本発明の車両用ランプに関し、ランプハウジングとランプレンズとで囲まれたランプ空間の空気が光源の熱により温められて上方に流動するとき、この空気が上記ランプハウジングの外部に円滑に排出されるようにし、もって、上記ランプハウジングやランプレンズの内面に、上記空気中の水分の付着による曇りが発生しないようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための形態は、次の如くである。
即ち、車両用ランプは、車体に支持されて内部に光源を収容し、ほぼ水平な、ある一方向である前方に向かって開口するランプハウジングと、このランプハウジングの開口を閉じるランプレンズと、上記ランプハウジングとランプレンズとで囲まれたランプ空間に設けられ、上記光源からの光を前方に向かうよう反射させるリフレクタと、上記ランプ空間の上端部で、上記リフレクタにより前方から覆われた上記ランプハウジングの上端部に形成され、上記ランプ空間の内外を連通させる連通孔とを備える。
上記連通孔の前方における上記リフレクタの一部分に前後方向に貫通する貫通孔が形成される。この貫通孔よりも上方近傍における上記リフレクタの他部分がこのリフレクタの上記一部分よりも前方に偏位させられる。上記連通孔よりも上方近傍における上記ランプハウジングの部分から前方に向かって突出し、その突出端が上記リフレクタの上記他部分の後方近傍に位置するリブが設けられる。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図において、符号1は、自動車で例示される車両であり、また、矢印Frは、この車両1の進行方向の前方を示している。
車両1の車体2前部の内部がエンジンルーム3とされ、このエンジンルーム3の上端開口を開閉可能に閉じるフード4と、このフード4の前縁部の下方に配置され、上記車体2前部の前面を形成するフロントバンパ5とが設けられている。上記フード4の前縁部とバンパ5との間に左右一対のヘッドランプ6が設けられている。
上記ランプ6は、車体2前部に支持されて内部に光源9を収容し、ほぼ水平な、ある一方向Aである前方(車体2前方と一致している)に向かって開口するランプハウジング10を備えている。上記光源9は、光軸11が前後方向に延びてランプ6の主体をなすバルブ12であり、上記ランプハウジング10に取り付けられている。上記ランプハウジング10はPP(ポリプロピレン)樹脂製であって、その前端部に前方に向かって開放される開口13を有している。
上記ランプハウジング10の開口13を閉じるランプレンズ16が設けられる。このランプレンズ16の外縁部は上記開口13の開口縁部にシール材17を介し接合されている。上記ランプレンズ16はPC(ポリカーボネイト)樹脂製で、上記光源9からの光18を前方に向かって透過させる透明体とされている。
上記ランプハウジング10とランプレンズ16とで囲まれたランプ空間21の上部に配置され、上記光源9からの光18を前方に向かうよう反射させるリフレクタ22が設けられている。このリフレクタ22は、BMC、PBT,PETなどの樹脂製で、上記光18の反射面にはアルミ蒸着が施されている。
車体2側面視(図1,3,4)で、上記ランプハウジング10に対し上記リフレクタ22を傾動B可能に支持するエイミング装置24が設けられている。このエイミング装置24は、上記リフレクタ22の上下方向の中途部を上記ランプハウジング10に枢支させる枢支具25と、この枢支具25よりも下側の上記リフレクタ22の下部を前後方向の所望位置に調整可能とする位置調整装置26とを備えている。この位置調整装置26は上記調整用として電動式のアクチュエータ27を備えているが、この位置調整装置26はドライバーなどによる手動操作式であってもよい。上記リフレクタ22を傾動B可能とするため、上記ランプハウジング10およびランプレンズ16の各外縁部と上記リフレクタ22の外縁部との間には隙間28が形成されている。
上記光源9よりも下側における上記ランプハウジング10の内部には、ターンシグナルランプ30とクリアランスランプ31とが左右に並設され、これら30,31も上記ランプハウジング10に取り付けられている。また、上記ランプ空間21の下部に配置され、車体2正面視(図2)で、上記ランプハウジング10の下縁部、リフレクタ22の下縁部、ターンシグナルランプ30、およびクリアランスランプ31の各間を覆うよう樹脂製のエクステンションパネル32が設けられている。このエクステンションパネル32は、上記ランプハウジング10に支持されている。また、上記ランプハウジング10およびランプレンズ16の各下縁部と、エクステンションパネル32の下縁部との間には他の隙間33が形成されている。
上記ランプ空間21の上端部で、上記リフレクタ22により前方から覆われた上記ランプハウジング10の上端部に上記ランプ空間21の内外を連通させる連通孔35が形成され、この連通孔35は通気性のフィルタ36により閉じられている。また、上記ランプ空間21の下端部で、上記エクステンションパネル32により前方から覆われた上記ランプハウジング10の下端部に上記ランプ空間21の内外を連通させる他の連通孔37が形成され、この他の連通孔37も通気性のフィルタ38によって閉じられている。
上記連通孔35の前方における上記リフレクタ22の一部分22aに前後方向に貫通する円形で単一の貫通孔41が形成されている。なお、図2中、一点鎖線で示すように、例えば、貫通孔41を断面矩形とし、これを左右に複数(3つ)形成してもよい。
上記貫通孔41よりも上方近傍における上記リフレクタ22の他部分22bが、このリフレクタ22の上記一部分22aよりも前方に向かって偏位するよう上記リフレクタ22の上部が屈曲させられている。一方、上記連通孔35よりも上方近傍における上記ランプハウジング10の部分から前方に向かって一体的に突出するリブ42が設けられている。このリブ42の突出端は上記リフレクタ22の上記他部分22bの後方近傍に位置させられている。
より具体的には、上記リフレクタ22の一部分22aから他部分22bへの遷移部には、車体2側面視(図1)で、前方に向かって凹む凹部43が形成されている。そして、この凹部43の内面と上記リブ42の突出端との間に通路幅の狭い屈曲したラビリンス44が形成されている。つまり、上記リフレクタ22の凹部43の内面と上記リブ42の突出端との間に、空気46の流動を規制するラビリンス44が形成されている。
上記エイミング装置24による上記リフレクタ22の傾動B可能範囲(図1,3,4中、実線と一点鎖線との間)の全範囲において、上記リフレクタ22の上記他部分22bの後方に上記リブ42の突出端が位置することとされている。また、車体2正面視(図2)で、上記リブ42は上方に凸の円弧形状となるよう車体2の幅方向に延びている。
そして、上記ランプ6の光源9が点灯すると、この光源9からの光18の一部は上記ランプレンズ16を通して直接前方に照射される。また、これに加え、上記光18の他部は、上記リフレクタ22により前方に向かうよう反射され、上記ランプレンズ16を通して前方に照射される。この場合、上記エイミング装置24への操作によるリフレクタ22の傾動Bにより、上記光源9による光18の照射方向は所望方向に調整可能とされる。
一方、上記ランプ空間21の空気46は上記光源9やクリアランスランプ31の熱により温められて上方に流動し、この空気46は上記連通孔35を通り、ランプ6の外部に排出される。また、この空気46の排出に伴い、大気側の空気46が前記他の連通孔37を通して上記ランプ空間21に吸入される。そして、上記したランプ6の内外での空気46の入れ替えにより、ランプ空間21における空気46の湿度が大気側のものに保たれる。また、これに加え、上記ランプ空間21での全体的な空気46の流動により、上記ランプ空間21の空気46中の水分が上記ランプハウジング10やランプレンズ16の内面に付着して、この内面に曇りが発生する、ということが防止される。
より具体的には、上記他の連通孔37を通してランプ空間21に吸入される空気46のうちの一部の空気46aは、上記ランプ空間21のうち、上記ランプハウジング10とリフレクタ22とにより挟まれた後空間21aを上方に流動し、上記空気46のうちの他部の空気46bは前記他の隙間33を通して上記ランプレンズ16とリフレクタ22とにより挟まれた前空間21bを上方に流動する。
ここで、特に、前記したように、リフレクタ22の一部分22aよりも他部分22bを前方に偏位させ、この他部分22bの後方近傍にリブ42の突出端を位置させているため、前後方向で、上記リブ42の突出端を上記リフレクタ22の上記一部分22aに十分に接近させることができる。そして、これによれば、これらリフレクタ22とリブ42の突出端との間に空気46の流動を規制するラビリンス44が形成される。
よって、第1に、上記ランプ空間21のうち、上記ランプハウジング10とリフレクタ22とにより挟まれた後空間21aを上方に流動する空気46aは、上記リブ42以上に上方に流動することは上記ラビリンス44により防止され、上記リブ42に案内されて上記ランプハウジング10に形成された連通孔35を通り、ランプ6の外部に円滑に排出させられる。また、第2に、上記ランプレンズ16とリフレクタ22とにより挟まれた前空間21bを上方に流動する空気46bが、上記前空間21bの上端部から上記隙間28を通り上記後空間21aの上端部側に回り込むことは上記ラビリンス44により防止され、上記回り込みをするまでに上記貫通孔41を通り上記後空間21aの上端部に流入させられ、かつ、上記リブ42に案内されて上記連通孔35を通りランプ6の外部に円滑に排出させられる。
この結果、上記ランプ空間21のほぼ全体にわたり空気46の流動が確保されることから、上記ランプハウジング10やランプレンズ16の各内面に、上記空気46中の水分の付着による曇りが発生することは防止される。
また、前記したように、貫通孔41を形成したリフレクタ22の一部分22aよりも、その上方近傍に置けるリフレクタ22の他部分22bを前方に偏位させたため、上記ランプ6をその前方から斜め下方の視線で見たとき、上記リフレクタ22の他部分22bは、上記貫通孔41の庇として働く。よって、この貫通孔41がランプ6の前上方から容易に見えることは防止されることから、上記ランプ6のリフレクタ22に上記のように貫通孔41を形成した場合でも、このランプ6の外観上の見栄えは良好に保たれる。
また、前記したように、車体2側面視(図1,3,4)で、上記ランプハウジング10に対し上記リフレクタ22を傾動B可能に支持するエイミング装置24を設け、このエイミング装置24による上記リフレクタ22の傾動B可能範囲(図1,3,4中、実線と一点鎖線との間)の全範囲において、上記リフレクタ22の上記他部分22bの後方に上記リブ42の突出端が位置するようにしている。
このため、エイミング装置24により上記リフレクタ22を傾動Bさせた場合のいずれにおいても、前後方向で、上記リブ42の突出端を上記リフレクタ22の一部分22aに、より確実に接近させることができ、つまり、上記ラビリンス44をより確実に形成できる。よって、上記リフレクタ22の傾動Bにかかわらず、前記したことと同様に、上記ランプ空間21内を上方に流動してきた空気46は上記連通孔35を通りランプ6の外部に円滑に排出させられることから、ランプハウジング10やランプレンズ16の各内面に水分の付着による曇りが発生することは防止される。
なお、以上は図示の例によるが、前記したある一方向Aを車両1の後方として、上記ランプ6を、車両1の後方を照射するものとしてもよい。また、上記エイミング装置24によるリフレクタ22の傾動Bで、このリフレクタ22の上端部が上記リブ42の突出端に最接近したとき(図1,3,4中、実線)、上記凹部43が上記リブ42の突出端に嵌合して、より通路幅の狭いラビリンス44が形成されるようにしてもよい。
1 車両
2 車体
6 ランプ
9 光源
10 ランプハウジング
11 光軸
12 バルブ
13 開口
16 ランプレンズ
18 光
21 ランプ空間
21a 後空間
21b 前空間
22 リフレクタ
22a 一部分
22b 他部分
24 エイミング装置
28 隙間
32 エクステンションパネル
33 他の隙間
35 連通孔
37 他の連通孔
41 貫通孔
42 リブ
43 凹部
44 ラビリンス
46 空気
A 一方向
B 傾動

Claims (2)

  1. 車体に支持されて内部に光源を収容し、ほぼ水平な、ある一方向である前方に向かって開口するランプハウジングと、このランプハウジングの開口を閉じるランプレンズと、上記ランプハウジングとランプレンズとで囲まれたランプ空間に設けられ、上記光源からの光を前方に向かうよう反射させるリフレクタと、上記ランプ空間の上端部で、上記リフレクタにより前方から覆われた上記ランプハウジングの上端部に形成され、上記ランプ空間の内外を連通させる連通孔とを備えた車両用ランプにおいて、
    上記連通孔の前方における上記リフレクタの一部分に前後方向に貫通する貫通孔を形成し、この貫通孔よりも上方近傍における上記リフレクタの他部分をこのリフレクタの上記一部分よりも前方に偏位させ、上記連通孔よりも上方近傍における上記ランプハウジングの部分から前方に向かって突出し、その突出端が上記リフレクタの上記他部分の後方近傍に位置するリブを設けたことを特徴とする車両用ランプ。
  2. 車体側面視で、上記ランプハウジングに対し上記リフレクタを傾動可能に支持するエイミング装置を設け、このエイミング装置による上記リフレクタの傾動可能範囲の全範囲において、上記リフレクタの上記他部分の後方に上記リブの突出端が位置するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車両用ランプ。
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