JP4607025B2 - 通気構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の電装部品等を収容する筐体に通気部材を装着してなる通気構造に関する。また、その通気構造に好適に用いることができる通気部材に関する。
ランプ、センサ、ECU等の自動車の電装部品を収容する筐体には、筐体の内部と外部との通気を確保するとともに、筐体内部への異物の侵入を阻止する通気部材が取り付けられている。そのような通気部材の一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されている通気部材は、図13に示すごとく、通気膜302が配置された支持体303と、通気膜302を覆うように支持体303に取り付けられたカバー部品304とを備えている。このような通気部材301を、Oリング305を介して筐体306の開口部307に固定する。通気膜302を気体が透過することにより、筐体306の内外の通気を確保できる。カバー部品304は、外力によって通気膜302が損傷したり、塵芥の堆積によって通気膜302の通気度合いが低下したりすることを防止する。
このような通気部材を筐体306の開口部307に取り付ける方法は、大きく分けて2通りある。一つは、特許文献1に記載されているように、筐体306の開口部307に係合する脚部を通気部材に設ける方法である。他の一つは、特許文献2に記載されているように、筐体の開口部を雌ネジ、通気部材の脚部を雄ネジとして構成し、両者を螺合させる方法である。これらの方法によれば、通気部材が筐体から脱落する可能性は極めて小であり、この通気部材を装着する製品の信頼性を高めることができる。
特開2004−47425号公報 特開2003−336874号公報
しかしながら、上記した通気部材は、いずれも、通気部材を取り付ける専用の開口部を筐体に設けることが必須となる。そのため、必ずしも使い勝手のよいものとはいえなかった。筐体の簡素化や部品点数減を図ろうとした場合、筐体の付属部品という位置付けの通気部材にまず最初に目が向けられる。
このような事情に鑑み、本発明は、従来品に比べて遜色ない通気性能および信頼性を維持しつつ、簡素かつ部品点数が少なく済む通気構造を提供することを目的とする。また、その通気構造に好適に用いることができる通気部材を提供することを他の一つの目的とする。
すなわち、本発明は、換気を行うべき筐体と、筐体の開口部に取り付けられた通気部材とを備えた通気構造であって、
筐体は、互いに組み合わされて内部空間を形成する第1部分と第2部分とを含み、第1部分に開口部が形成され、第2部分には、第1部分の開口部と対応する位置関係で、これら第1部分と第2部分との組み合わせ状態を維持するための固定部品を取り付ける固定部品取り付け部が形成される一方、
通気部材は、中空の内部が筐体の内外の通気経路となる支持体と、通気経路を塞ぐように支持体に固定された通気膜とを含み、通気膜の一方の面が筐体内の雰囲気に暴露し、他方の面が筐体外の雰囲気に暴露することにより、通気膜を介した換気が行われるように構成され、
筐体の内部空間と通気経路との間で気体の流通が可能であり、かつ筐体の開口部と固定部品取り付け部とに支持体が介在するように、第1部分および第2部分に通気部材が取り付けられ、
この取り付けられた通気部材が固定部品に兼用されており、
通気部材の支持体は、筐体の開口部に取り付けられる脚部を含み、その脚部が第一種ネジ部として構成される一方、
筐体は、第1部分と第2部分とを所定の組み合わせ状態としたときに、開口部と固定部品取り付け部とが同軸の位置関係となるように、開口部および固定部品取り付け部が第二種ネジ部として構成され、
第一種ネジ部としての脚部が、第二種ネジ部としての開口部および固定部品取り付け部に螺合し、
第一種ネジ部である脚部が中空の雄ネジ部、第二種ネジ部である開口部および固定部品取り付け部が雌ネジ部として構成されており、
通気部材の脚部は、軸方向における固定部品取り付け部に近い側を先端側、これと反対側を後端側と定義したとき、先端側と後端側との間において軸方向と直交する方向に開放し、かつ当該脚部の内部の通気経路が筐体の内部空間と連通するように形成されている通気孔または通気用切り欠きを含み、
第1部分および第2部分は、それぞれ、鍔状の外周部を含み、その外周部の各々に開口部および固定部品取り付け部が形成され、各々の鍔状の外周部を重ね合わせて固定部品としての通気部材を螺合するようになっており、
さらに、第1部分における鍔状の外周部および/または第2部分における鍔状の外周部には、通気部材の脚部に形成された通気孔および/または通気用切り欠きと、筐体の内部空間とを連通する溝または切り欠きが、開口部および/または固定部品取り付け部から内部空間にわたって形成されている、通気構造を提供する。

また、本発明は、換気を行うべき筐体の開口部に取り付けられる通気部材であって、
中空の内部が筐体の内外の通気経路となる支持体と、通気経路を塞ぐように支持体に固定された通気膜とを含み、通気膜の一方の面が筐体内の雰囲気に暴露し、他方の面が筐体外の雰囲気に暴露することにより、通気膜を介した換気がなされるように構成され、
支持体は、筐体の開口部に取り付けられる脚部を含み、その脚部が雄ネジ部として構成され、互いに分離可能な第1部分と第2部分とを組み合わせて内部空間を形成する筐体のそれら第1部分と第2部分とに脚部を介在させて両者を固定する機能を有する、通気部材を提供する。
上記本発明の通気構造は、筐体の組み立てに必要なネジ等の固定部品を通気部材に兼用させたものである。通気部材に固定部品の役割を持たせたので、固定部品が不要または固定部品の数を減ずることができ、ひいては通気構造全体での部品点数を減ずることができる。また、従来の通気構造では、通気部材を取り付ける専用の開口部を筐体に設けることが必須であったが、本発明の通気構造では専用の開口部を設けなくともよいので簡素である。通気部材に関していえば、従来品の基本構成を踏襲することにより、従来品に比べて全く遜色ない通気性能および信頼性を確保できる。
また、通気部材は、支持体の脚部を雄ネジ部として構成することができる。この脚部を筐体の第1部分と第2部分とに介在させて両者を固定することができる。このような通気部材は、上記した通気構造に好適に使用することができ、構造の簡素化や部品点数減に寄与する。
上述の通気構造の好適な態様において、通気部材の支持体は、筐体の開口部に取り付けられる脚部を含み、その脚部が第一種ネジ部として構成される。筐体は、第1部分と第2部分とを所定の組み合わせ状態としたときに、開口部と固定部品取り付け部とが同軸の位置関係となるように、開口部および固定部品取り付け部が第二種ネジ部として構成される。そして、第一種ネジ部としての脚部が、第二種ネジ部としての開口部および固定部品取り付け部に螺合する。このようにネジ式とすれば、筐体内部の密閉性を容易に確保することができるとともに、通気部材の筐体への取り付けを容易に行える。
より好ましくは、第一種ネジ部である脚部を雄ネジ部、第二種ネジ部である開口部および固定部品取り付け部を雌ネジ部として構成することである。このようにすれば、通気構造の低背化、つまり、筐体の表面からの通気部材の突出高さを小さくすることができ、ひいては通気構造の簡素化に寄与する。
(第1実施形態)
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の通気構造が適用された、自動車のECUユニットの断面図である。ECUユニット100は、筐体15、ECU本体17および通気部材21を備えている。筐体15と通気部材21は、本発明の通気構造200を構成している。マイクロコンピュータ等の電子部品および回路基板からなるECU本体17は、筐体15の内部に配置されており、給電および信号送受を行えるように、図1中に現れていないコネクタに接続されている。通気部材21は、中空ネジのような形態を有しており、筐体15の内外の通気を確保する役割と、筐体15の作製に必要な固定部品、具体的にはネジの役割とを担う。
筐体15は、筐体上部11と筐体下部13とで構成された、いわゆるECUボックスである。筐体上部11と筐体下部13とを互いに組み合わせることにより、密閉された内部空間SHが形成されている。筐体上部11と筐体下部13との間には、両者の境界から空気や水滴等が出入りすることを防止するシール材18が挟み込まれている。シール材18は、例えばゴム製である。また、筐体上部11には、通気部材21を取り付けるための開口部31が形成されている。この開口部31は、開口内周面に溝が切られた雌ネジ部として構成されている。他方、筐体下部13には、筐体上部11の開口部31と対応する位置関係でネジ孔部33(固定部品取り付け部)が形成されている。ネジ孔部33は、筐体上部11の開口部31と同様に、筐体下部13を肉厚方向に貫く貫通孔の形態を有し、孔の内周面に溝が切られた雌ネジ部として構成されている。
具体的に、筐体上部11の開口部31と、筐体下部13のネジ孔部33とは、ネジの軸線Oを共有した同軸の位置関係である。このような位置関係とすることにより、開口部31とネジ孔部33とに共通の雄ネジとして通気部材21を螺合させることが可能になっている。通気部材21を開口部31およびネジ孔部33に螺合させることにより、筐体上部11と筐体下部13とを相互に固定した状態が維持されている。
上記筐体15の材料としては、樹脂や金属が例示できるが、樹脂であることが電気絶縁性や軽量性といった観点から望ましい。使用できる樹脂の種類としては、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PA(ナイロン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の熱可塑性樹脂を例示でき、中でも耐熱性および強度の観点からPBTが好ましい。筐体15を樹脂製とする場合、例えば射出成形法によって、筐体上部11と筐体下部13とを個別に作製することができる。
次に、通気部材21について詳しく説明する。通気部材21は、支持体22、通気膜26およびカバー部品30を備えている。支持体22は、内部が中空であり、その中空の内部が筐体15の内外の通気経路ARとなっている。カバー部品30は、キャップ状であり、通気膜26との間に適度な隙間を空けつつ、通気膜26が配置されている側から支持体22を覆うように、その支持体22に取り付けられている。通気膜26は、通気経路ARの一端を塞ぐように支持体22上に配置されている。通気膜26の一方の面が筐体15内の雰囲気に暴露し、他方の面が筐体15外の雰囲気に暴露することにより、この通気膜26を介した換気が行われる。すなわち、通気膜26は、気体の透過を許容しつつ、筐体15内に水滴や塵芥などの異物が侵入することを阻止する機能を有する。通気膜26の気体透過作用により、筐体15内の圧力は外部の圧力に等しく保たれる。
通気部材21の支持体22は、通気膜26を固定する基台部23と、通気膜26を固定する側とは反対側において基台部23に一体化している脚部24とから構成されている。基台部23は、通気部材21を筐体15に容易に螺合できるように、ボルトの頭(例えば六角)のような形状としたり、外周部につまみを設けたりすることができる。カバー部品30は、支持体22を筐体15に螺合させた後に、その支持体22に固定するようにしてもよいし、カバー部品30を支持体22に固定した状態の通気部材21を筐体15に取り付けできるようにしてもよい。利便性を考慮すれば、後者が有利である。なお、カバー部品30には、当該カバー部品30の内外の空気の流通を促進する通気孔30pが形成されている。
また、支持体22の基台部23と筐体上部11との間には、ゴム製のシールリング29が配置されている。このシールリング29は、通気構造200のネジの部分に水滴、油滴、塵芥等の異物が入り込むことを防止する。また、通気部材21が緩んで筐体15から脱落してしまうことを完全に防止するために、シールりング29に代えて、金属製のガスケットやスプリングワッシャを用いるようにしてもよい。
通気部材21の脚部24は、筐体15の雌ネジ部としての開口部31およびネジ孔部33に直接螺合する雄ネジ部として構成されており、ネジの軸線Oに沿う方向(以下、軸方向という)における、ネジ孔部33に近い先端側が有底となっている。そして、先端側が有底の脚部24によって筐体下部13に形成されたネジ孔部33が塞がれるように、当該脚部24の軸方向における長さ調整がなされている。このような構成によれば、筐体下部13のネジ孔部33をシンプルな貫通孔の形態とすることができる。また、図1に示すように、脚部24の先端面24pと、筐体下部13の表面13pとが面一であることが好ましいが、脚部24が筐体下部13の表面13pからやや突出していてもよい。筐体下部13の表面13pから突出するように脚部24を十分長くし、その突出した部分にナットを嵌めて緩み防止を図るようにしてもよい。そのようにすれば、筐体上部11と筐体下部13とをより強固に固定することが可能となる。
さらに、軸方向におけるネジ孔部33に近い先端側とは反対側を後端側(通気膜26に近い側)と定義する。通気部材21の脚部24は、軸方向と直交する方向に開放し、かつ当該脚部24の内部の通気経路ARが筐体15の内部空間SHと連通するように形成された通気孔27を含む。より具体的に、通気孔27は、先端側と後端側との間に形成されている。このような通気孔27によれば、図2中の破線矢印で示すように、通気孔27→通気経路AR→通気膜26→カバー部品30の通気孔30pの順番で空気を流通させることができる(この逆の順番も可)。
上記した通気孔27の大きさ、形状、形成位置等は適宜調整すればよいが、本実施形態では、通気孔27の全部が筐体15内に位置するように調整している。より具体的には、通気孔27と筐体15の内面15qとの間に、脚部24に基づく段差が生ずるように、通気孔27の形成位置調整を行っている。このようにすれば、急激な温度変化等により、筐体15内に結露が生じた場合であっても、筐体15の内面を伝って結露が通気部材21の内部に入り込むことを防止することができる。通気膜26の表面が結露で覆われると、通気部材21が機能しなくなるため、こうした結露対策は有意である。
また、図1の通気構造200の通気部材21に代えて、図5および図6に示す通気部材21B,21Cを筐体15に取り付けることも可能である。図5に示す通気部材21Bは、通気孔27を脚部24Bの周方向に沿った複数箇所に形成したものである。他方、図6に示す通気部材21Cは、通気孔27を脚部24Cの軸方向に沿った複数箇所に形成したものである。このような通気部材21B,21Cの採用により、通気性能の向上が期待できる。
上記した支持体22やカバー部品30は、射出成形、圧縮成形、切削等の一般的な成形手法により作製することができる。材料としては、成形性や強度の観点から熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。具体的には、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PA(ナイロン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の熱可塑性樹脂を用いることができる。また、支持体22やカバー部品30の材料は、カーボンブラック、チタンホワイト等の顔料類、ガラス粒子、ガラス繊維等の補強用フィラー類、撥水材等を含んでいてもよい。また、支持体22やカバー部品30の表面に撥液処理を施すことにより、液体(水や油)を排除しやすくなる。易接着処理、絶縁処理、半導体処理、導電処理等の他の処理を支持体22やカバー部品30に施してもよい。
通気膜26は、気体の透過を許容し、液体の透過を阻止する膜であれば、構造や材料は特に限定されない。例えば、樹脂多孔質膜に補強層を積層した通気膜26を好適に採用できる。補強層を設けることにより、高強度の通気膜26とすることができる。樹脂多孔質膜の材料には、公知の延伸法、抽出法によって製造することができるフッ素樹脂多孔体やポリオレフィン多孔体を用いることができる。フッ素樹脂としては、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ポリクロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体等が挙げられる。ポリオレフィンを構成するモノマーとしては、エチレン、プロピレン、4−メチルペンテン−1,1ブテン等が挙げられ、これらのモノマーを単体で重合した、または共重合して得たポリオレフィンを使用することができる。また、ポリアクリロニトリル、ナイロン、ポリ乳酸を用いたナノファイバーフィルム多孔体等を用いることもできる。中でも、小面積で通気性が確保でき、筐体15の内部への異物の侵入を阻止する機能の高いPTFE多孔体が好ましい。
また、通気膜26を構成する樹脂多孔質膜には、筐体15の用途に応じて撥液処理を施してもよい。撥液処理は、表面張力の小さな物質を樹脂多孔質膜に塗布し、乾燥後、キュアすることにより行うことができる。撥液処理に用いる撥液剤は、樹脂多孔質膜よりも低い表面張力の被膜を形成できればよく、例えば、パーフルオロアルキル基を有する高分子を含む撥液剤が好適である。撥液剤の塗布は、含浸、スプレー等で行うことができる。また、十分な防水性を確保するという観点から、樹脂多孔質膜の平均孔径は、0.01μm以上10μm以下であることが望ましい。
通気膜26を構成する補強層の材料としては、樹脂多孔質膜よりも通気性に優れることが好ましい。具体的には、樹脂または金属からなる、織布、不織布、メッシュ、ネット、スポンジ、フォーム、多孔体等を用いることができる。樹脂多孔質膜と補強層とを接合する方法としては、接着剤ラミネート、熱ラミネート、加熱溶着、超音波溶着、接着剤による接着等の方法がある。
また、通気膜26の厚さは、強度および支持体22への固定のしやすさを考慮して、例えば、1μm〜5mmの範囲で調整するとよい。通気膜26の通気度は、ガーレー値にて0.1〜300sec/100cm3であることが好ましい。なお、本実施形態では通気膜26を支持体22に熱溶着しているが、超音波溶着法や接着剤を用いる方法等、他の方法で通気膜26を支持体22(具体的には支持体22の基台部23)に固定してもよい。
なお、支持体22等に関する上記の説明は、後述する他の実施形態にも援用できる。
次に、図3に図1の通気構造の変形例を示す。図3に示す通気構造202において、筐体下部13Aのネジ孔部35は、筐体15Aの内部空間SHに突出する筒状の形態を有しているが、筐体下部13Aを貫通してはいない。このようにすれば、気密性の保持という観点で、図1で説明した通気構造200よりも有利といえる。例えば、軽量化を図るために筐体の薄肉化を図る場合、筐体上部と筐体下部とをしっかり固定(締結)するのに必要なネジ長を確保することが困難になる可能性がある。このような場合には、筐体15Aの内側に突出する筒状のネジ孔部35を採用することで、余裕をもってネジ長を確保できるようになる。
また、図3に示すように、筐体下部13Aに非貫通式のネジ孔部35を形成することにより、脚部24Aの先端側が開放している(底が抜けている)通気部材21Aを採用することが可能になる。この場合、図7に示す通気部材21Fのように、通気孔27(図1等を参照)に代えて、または通気孔27とともに、脚部24Fに通気用切り欠き28を形成することができる。また、このような通気用切り欠き28を、脚部24Fの周方向に沿った複数箇所に形成するようにしてもよい。もちろん、図1で説明した脚部24が有底の通気部材21を長さ調整して、図3の通気構造202に採用することも可能である。
また、図4に示す通気構造203も好適である。図4に示す通気構造203は、筐体15内に配置されるECU本体17Aを筐体15(筐体下部13)に固定するためのネジとしての役割を通気部材21に持たせたものである。具体的には、まず、ECU本体17Aの回路基板に貫通孔や切り欠きを形成しておく。そして、そのような貫通孔や切り欠きに、通気部材21の脚部24がちょうど嵌るように設計を行う。このようにすれば、ECU本体17Aを固定するネジ等を省略することが可能であり、さらなる部品点数減を期待できる。
(第2実施形態)
図12に示すように、従来の自動車のECUボックス90(筐体)は、鍔状の外周部94,95をネジ93(またはボルト)で締め付け、筐体上部91と筐体下部92との固定状態を維持するようにしている。シール材96は、ネジ93よりも内側に配置されている。このような構造によれば、ネジ93がECUボックス90内に露出しないので、ECUボックス90内の気密性を高めるという観点において有利である。
これに対し、図8に示す本実施形態の通気構造204は、以下のような構成である。まず、ECU本体17を収容する筐体15Dは、筐体上部11Dと筐体下部13Dとから構成される。筐体15Dに取り付けるべき通気部材21については、先に図1で説明したものと共通である。筐体上部11Dおよび筐体下部13Dは、それぞれ、鍔状の外周部42,44を有している。筐体上部11Dにおける鍔状の外周部42には、通気部材21を取り付けるための開口部41が形成されている。同様に、筐体下部13Dにおける鍔状の外周部44には、共通の通気部材21を取り付けるためのネジ孔部43が形成されている。そして、各々の鍔状の外周部42,44を重ね合わせ、同軸となった開口部41とネジ孔部43とに、ネジ(固定部品)の役割を果たす通気部材21を螺合させる。このようにして、筐体上部11Dと筐体下部13Dとを相互に固定する。
さらに、筐体上部11Dの鍔状の外周部42および筐体下部13Dの鍔状の外周部44の各々には、通気部材21の脚部24に形成されている通気孔27と、筐体15Dの内部空間SHとを連通する溝Tr1,Tr2が、開口部41およびネジ孔部43から内部空間SHにわたって形成されている。図9のA−A断面図に示すように、例えば、溝Tr2は、鍔状の外周部44の厚さを減じた薄肉部として構成される。筐体上部11Dの溝Tr1についても同様である。
筐体15D内から外部に向かう空気は、図8の下段図中に破線矢印で示すように、溝Tr1,Tr2を流通して通気部材21の脚部24に形成された通気孔27に至る。そして、通気孔27から通気部材21の内部の通気経路ARに入り、通気膜26を透過して筐体15Dの外部に達する(この逆もあり得る)。このような通気構造204によれば、通気部材21がECUボックス90内で大きなスペースを占有せず、図1に示す通気構造200に比べて省スペースである。しかも、通気部材21から比較的離れたところにECU本体17が置かれるので、万が一の水滴侵入等に対しても有利である。
また、図9のA−A断面図に示すように、筐体上部11Dと筐体下部13Dとの組み合わせ境界に、環状の形態のシール材19(前述したシール材18と同様のものでよい)を配置することができる。通気部材21は、シール材19の内側の領域に位置している。このようにすれば、筐体上部11Dと筐体下部13Dとの隙間から、筐体15D内に水滴等の異物が侵入することを確実に防ぐことができる。なお、シール材19の内側の領域に通気部材21を位置させるという構成は、図1等の実施形態についても共通である。
また、通気部材21や筐体15Dのネジ切りは、例えば、公知のネジ転造装置を用いて実施することが可能である。ただし、通気孔27と溝Tr1,Tr2との角度位置を合わせるには、ネジ切り開始位置を正確に制御するネジ転造、いわゆるポジショニング転造が必要となり、非常に煩雑である。そこで、図10に示すように、周方向の複数箇所に通気孔27を形成することで、こうした問題を解消することが可能である。つまり、通気部材21がどのような回転角度で筐体15Dに取り付けられた場合であっても、少なくとも1つの通気孔27が溝Tr1,Tr2に面して筐体15Dの内外の空気の流通が可能となるように、通気孔27の形成位置および大きさを設定する。
ただし、図9に示すように、通気孔27が脚部24の周方向一箇所のみに形成されている通気部材21が採用できないわけではない。例えば、通気孔27が形成されている軸方向の高さ位置において、その脚部24の周囲360°に空間を生じさせるような溝を筐体上部11Dと筐体下部13Dとの少なくとも一方に形成する。このようにすれば、図10のように通気孔27を複数形成する場合と同様の効果を得ることができる。
なお、図7で説明したように、通気孔27に代えて、通気用切り欠き28を脚部24Fに形成した通気部材21Fを採用することも可能である。その場合には、筐体下部13Dのネジ孔部43は、下方側に貫通しない形態とすればよい。また、溝Tr1,Tr2についていえば、少なくとも一方が形成されているだけでもよい。また、溝Tr1,Tr2の形状についても、筐体15Dの内外の空気の流通が可能であれば、適宜調整してよい。
(第3実施形態)
図11に示すように、本実施形態の通気構造206は、脚部24Eの先端側が開放している通気部材21Eを、筐体上部11Eと筐体下部13Eとを固定するネジとして筐体15Eに取り付けている。筐体上部11Eの開口部51と、筐体下部13Eのネジ孔部53とは、いずれも貫通孔の形態を有する。通気部材21Eの支持体22Eは、筐体上部11Eおよび筐体下部13Eの肉厚方向にまっすぐ延びる通気経路ARを有している。このような通気構造206によれば、通気部材21Eの筐体15E内への突出量を小さくすることが可能であり、省スペース化に有利であるといえる。
本発明の通気構造は、ヘッドランプ、リアランプ、フォグランプ、ターンランプ、バックランプ、モーターケース、圧力センサ、圧力スイッチ、ECU等の車両用電装部品に好適である。また、車両用電装部品以外にも、移動体通信機器、カメラ、電気剃刀、電動歯ブラシ等の電気製品に本発明の通気構造を好適に採用できる。
図1は、本発明の通気構造が適用された、自動車のECUユニットの断面図である。 図2は、図1に示す通気構造の作用説明図である。 図3は、図1に示す通気構造の変形例の断面図である。 図4は、図1に示す通気構造の他の変形例の断面図である。 図5は、図1に示す通気構造に採用できる通気部材の変形例の断面図である。 図6は、図5と同様の断面図である。 図7は、図3に示す通気構造に採用できる通気部材の変形例の断面図である。 図8は、第2実施形態の通気構造の断面図である。 図9は、図8中のA−A断面図である。 図10は、脚部に通気孔を複数設けた変形例のA−A断面図である。 図11は、第3実施形態の通気構造の断面図である。 図12は、筐体上部と筐体下部とをネジ止めした従来の筐体の断面図である。 図13は、従来の通気部材の断面図である。
符号の説明
11,11D,11E 筐体上部(第1部分)
13,13A,13D,13E 筐体下部(第2部分)
15,15A,15D,15E 筐体
18,19 シール材
21,21A,21B,21C,21E,21F 通気部材
22,22A,22B,22C,22E,22F 支持体
24,24A,24B,24C,24E,24F 脚部(雄ネジ部)
26 通気膜
27 通気孔
28 通気用切り欠き
31,41 開口部(雌ネジ部)
33,35,43 ネジ孔部(固定部品取り付け部、雌ネジ部)
42,44 鍔状の外周部
200,202,203,204,206 通気構造
Tr1,Tr2 溝
O 軸線
AR 通気経路
SH 筐体の内部空間

Claims (8)

  1. 換気を行うべき筐体と、前記筐体の開口部に取り付けられた通気部材とを備えた通気構造であって、
    前記筐体は、互いに組み合わされて内部空間を形成する第1部分と第2部分とを含み、前記第1部分に前記開口部が形成され、前記第2部分には、前記第1部分の前記開口部と対応する位置関係で、これら第1部分と第2部分との組み合わせ状態を維持するための固定部品を取り付ける固定部品取り付け部が形成される一方、
    前記通気部材は、中空の内部が前記筐体の内外の通気経路となる支持体と、前記通気経路を塞ぐように前記支持体に固定された通気膜とを含み、前記通気膜の一方の面が前記筐体内の雰囲気に暴露し、他方の面が前記筐体外の雰囲気に暴露することにより、前記通気膜を介した換気が行われるように構成され、
    前記筐体の前記内部空間と前記通気経路との間で気体の流通が可能であり、かつ前記筐体の前記開口部と前記固定部品取り付け部とに前記支持体が介在するように、前記第1部分および前記第2部分に前記通気部材が取り付けられ、
    この取り付けられた通気部材が前記固定部品に兼用されており、
    前記通気部材の前記支持体は、前記筐体の前記開口部に取り付けられる脚部を含み、その脚部が第一種ネジ部として構成される一方、
    前記筐体は、前記第1部分と前記第2部分とを所定の組み合わせ状態としたときに、前記開口部と前記固定部品取り付け部とが同軸の位置関係となるように、前記開口部および前記固定部品取り付け部が第二種ネジ部として構成され、
    前記第一種ネジ部としての前記脚部が、前記第二種ネジ部としての前記開口部および前記固定部品取り付け部に螺合し、
    前記第一種ネジ部である前記脚部が中空の雄ネジ部、前記第二種ネジ部である前記開口部および前記固定部品取り付け部が雌ネジ部として構成されており、
    前記通気部材の前記脚部は、軸方向における前記固定部品取り付け部に近い側を先端側、これと反対側を後端側と定義したとき、前記先端側と前記後端側との間において前記軸方向と直交する方向に開放し、かつ当該脚部の内部の前記通気経路が前記筐体の内部空間と連通するように形成されている通気孔または通気用切り欠きを含み、
    前記第1部分および前記第2部分は、それぞれ、鍔状の外周部を含み、その外周部の各々に前記開口部および前記固定部品取り付け部が形成され、各々の前記鍔状の外周部を重ね合わせて前記固定部品としての前記通気部材を螺合するようになっており、
    さらに、前記第1部分における前記鍔状の外周部および/または前記第2部分における前記鍔状の外周部には、前記通気部材の前記脚部に形成された前記通気孔および/または前記通気用切り欠きと、前記筐体の前記内部空間とを連通する溝または切り欠きが、前記開口部および/または前記固定部品取り付け部から前記内部空間にわたって形成されている、通気構造。
  2. 前記通気孔または前記通気用切り欠きが周方向に沿った複数箇所に形成されており、
    前記通気部材がどのような回転角度で前記筐体に取り付けられた場合であっても、少なくとも1つの前記通気孔または前記通気用切り欠きが、前記鍔状の外周部の前記溝または前記切り欠きに面して前記筐体の内外の空気の流通が可能となるように、前記通気孔または前記通気用切り欠きの形成位置および大きさが設定されている、請求項記載の通気構造。
  3. 前記通気孔または前記通気用切り欠きが形成されている軸方向の高さ位置において、前記通気部材の前記脚部の周囲360°に空間を生じさせるように、前記鍔状の外周部に前記溝または前記切り欠きが形成されている、請求項1記載の通気構造。
  4. 前記通気部材には、前記通気孔または前記通気用切り欠きが周方向に沿った一箇所のみに形成されている、請求項3記載の通気構造。
  5. 前記通気孔または前記通気用切り欠きが、前記筐体の前記第1部分と前記第2部分との組み合わせ境界に位置している、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の通気構造。
  6. 前記鍔状の外周部に形成された前記溝または前記切り欠きは、当該鍔状の外周部の厚さを減じた薄肉部として構成されている、請求項5記載の通気構造。
  7. 記組み合わせ境界に、環状の形態で配置されたシール材を含み、前記通気部材および前記鍔状の外周部に形成された前記溝または前記切り欠きが前記シール材の内側の領域に位置する、請求項6記載の通気構造。
  8. 前記筐体が車両のECUボックスである、請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の通気構造。
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