JPH0729374U - ブリ−ザ - Google Patents
ブリ−ザInfo
- Publication number
- JPH0729374U JPH0729374U JP6394093U JP6394093U JPH0729374U JP H0729374 U JPH0729374 U JP H0729374U JP 6394093 U JP6394093 U JP 6394093U JP 6394093 U JP6394093 U JP 6394093U JP H0729374 U JPH0729374 U JP H0729374U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- breather
- outside air
- transmission
- differential device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トランスミツシヨンやデイフアレンシヤル装
置のケ−スに設置されて、このケ−ス内のエアの膨張や
収縮に伴い排気や吸気の機能を果たさせるブリ−ザにお
いて、エアに随伴して油がケ−ス外へ漏出することを阻
止すべき構造に関する。 【構成】 トランスミツシヨンやデイフアレンシヤル装
置のケ−スに設けられる換気手段としてのブリ−ザにお
いて、このブリ−ザ1,11を前記ケ−ス2,12外へ
突出される外気連通部3,13と、この外気連通部3,
13に結合されかつ前記外気連通部3,13内の通気路
4,14に連通し前記ケ−ス2,12内に突入する有底
筒状部5,15とで一体構成し、かつこの有底筒状部
5,15の側面の複数個所に通気孔7,17を形成して
なる。
置のケ−スに設置されて、このケ−ス内のエアの膨張や
収縮に伴い排気や吸気の機能を果たさせるブリ−ザにお
いて、エアに随伴して油がケ−ス外へ漏出することを阻
止すべき構造に関する。 【構成】 トランスミツシヨンやデイフアレンシヤル装
置のケ−スに設けられる換気手段としてのブリ−ザにお
いて、このブリ−ザ1,11を前記ケ−ス2,12外へ
突出される外気連通部3,13と、この外気連通部3,
13に結合されかつ前記外気連通部3,13内の通気路
4,14に連通し前記ケ−ス2,12内に突入する有底
筒状部5,15とで一体構成し、かつこの有底筒状部
5,15の側面の複数個所に通気孔7,17を形成して
なる。
Description
【0001】
この考案は、トランスミツシヨンやデイフアレンシヤル装置のケ−スに設置さ れて、このケ−ス内のエアの膨張や収縮に伴い排気や吸気の機能を果たさせるブ リ−ザにおいて、エアに随伴して油がケ−ス外へ漏出することを阻止すべき構造 に関する。
【0002】 従来のこの種ブリ−ザとしては、図4に示すように、ほぼ逆L字状のブリ−ザ a内に通気孔bを形成し、このブリ−ザaを、例えばトランスミツシヨンケ−ス cの上部にねじ込み固定していた。
【0003】 このような構造であると、トランスミツシヨン作動にともない跳ね上げられた 油の飛沫によつて、ブリ−ザaのケ−スc内への開口面dに油膜が形成されて、 ブリ−ザとしての機能が果たせなくなるため、トランスミツシヨンケ−ス内部の 圧力が上昇し、その圧力によつて、ブリ−ザa内に溜つた油が押し上げられて外 部へ漏出するという場合があつた。
【0004】
ここにおいてこの考案は、上記したような油の飛沫によつて通気路が完全に塞 がることがないようにして、油漏れの発生を阻止する構造を提供しようとするも のである。
【0005】
すなわちこの考案の請求項1記載のブリ−ザにおいては、トランスミツシヨン やデイフアレンシヤル装置のケ−スに設けられる換気手段としてのブリ−ザにお いて、このブリ−ザを、前記ケ−ス外へ突出しかつこのケ−スに結合される外気 連通部と、前記ケ−スの内側から前記外気連通部に対して結合されかつ前記外気 連通部内に形成される通気路と連通する中空部を有する有底筒状部とから構成し 、この有底筒状部の側面の複数個所に、前記中空部をケ−ス内に開口させる通気 孔を設けてなる。
【0006】 またこの考案の請求項2記載のブリ−ザにおいては、トランスミツシヨンやデ イフアレンシヤル装置のケ−スに設けられる換気手段としてのブリ−ザにおいて 、このブリ−ザを、前記ケ−ス外へ突出される外気連通部と、この外気連通部に 結合されかつ前記外気連通部内に形成される通気路と連通する中空部を有する有 底筒状部とから構成し、この有底筒状部を前記ケ−ス内に突入させてこのケ−ス に結合すると共に、前記有底筒状部の側面の複数個所に、前記中空部をケ−ス内 に開口させる通気孔を設けてなる。
【0007】
この考案の上記各請求項記載のブリ−ザにおいて、トランスミツシヨンやデイ フアレンシヤル装置のケ−ス内の油の飛沫によつて、前記通気孔のいずれかに膜 が形成されて塞がれても、ほかの通気孔からケ−ス内の圧力が支障なく抜けるこ とにより、ブリ−ザからの油漏れは発生しない。
【0008】
図1に示す実施例において、ブリ−ザ1は、トランスミツシヨンやデイフアレ ンシヤル装置のケ−ス2外へ突出しかつこのケ−ス2に結合されるほぼ逆L字状 の外気連通部3と、この外気連通部3に対して前記ケ−ス2の内側から結合され かつ前記外気連通部3内に形成される通気路4に連通する中空部5を有する有底 筒状部6とから構成し、この有底筒状部6の側面の複数個所に、前記中空部5を ケ−ス2内に開口させる通気孔7を設けるのである。
【0009】 前記ケ−ス2と外気連通部3との結合及びこの外気連通部3と有底筒状部6と の結合の態様は、図示の実施例では、外気連通部3のおねじ部8aとめねじ部8 bをそれぞれケ−ス2のめねじ部9と有底筒状部6のおねじ部10とのねじ結合 として示されているが、その態様としては溶接、接着など他の方法の採用は任意 である。
【0010】 また前記有底筒状部6の側面に設けられる通気孔7の数は任意であるが、加工 の時間と油の吹き出し阻止機能とを勘案して、実用上、例えば上下2段にそれぞ れ2個所、合計4個所に設けるのが適当である。
【0011】 次に図2に示す実施例においては、ブリ−ザ11をケ−ス12外へ突出される 外気連通部13と、この外気連通部13に結合されかつ前記外気連通部13内に 形成される通気路14と連通する中空部15を有する有底筒状部16とから構成 し、この有底筒状部16を前記ケ−ス12内に突入させてこのケ−ス12に結合 すると共に、前記有底筒状部16の側面の複数個所に、前記中空部15をケ−ス 12内に開口させる通気孔17を設けるものである。
【0012】 図2に示す実施例では外気連通部13と有底筒状部15との結合を、この有底 筒状部16と一体構成したアダプタ18に形成しためねじ部19に対して前記外 気連通部13に形成したおねじ部20をねじ込むことによつて実施し、かつ有底 筒状部16のおねじ部21をケ−ス12のめねじ部22にねじ込むことによつて 実施しているが、これらの結合の態様としてはほかに溶接、接着などの方法によ ることも可能である。
【0013】 図3はこの考案のブリ−ザ1,11を、トランスミツシヨンケ−ス23のロア ハ−フ(アツパ−カバ−)24の左端で、1速ギヤと2速ギヤの中間の位置の上 に取り付けた態様を示す。この位置を選択する理由は、1速ギヤ又は2速ギヤは 回転が遅いので、油の飛沫が比較的ブリ−ザ1,11に届き難いことによる。
【0014】
この考案の上述の構造によれば、トランスミツシヨンやデイフアレンシヤル装 置のケ−ス内の油の飛沫によつて、ブリ−ザの通気孔のいずれかに膜が形成され て塞がれても、ほかの通気孔からケ−ス内の圧力を支障なく抜くことができるの で、ブリ−ザからの油漏れのおそれがなく、長期に亘つてブリ−ザの機能を維持 させることができるものである。
【図1】この考案のブリ−ザの一実施例の断面図であ
る。
る。
【図2】この考案のブリ−ザの他の実施例の断面図であ
る。
る。
【図3】この考案のブリ−ザをトランスミツシヨンのケ
−スに装着した状態を示す図である。
−スに装着した状態を示す図である。
【図4】従来構造のブリ−ザの断面図である。
1,11 ブリ−ザ 2,12 ケ−ス 3,13 外気連通部 4,14 通気路 5,15 中空部 6,16 有底筒状部 7,17 通気孔
Claims (2)
- 【請求項1】 トランスミツシヨンやデイフアレンシヤ
ル装置のケ−スに設けられる換気手段としてのブリ−ザ
において、このブリ−ザを、前記ケ−ス外へ突出しかつ
このケ−スに結合される外気連通部と、前記ケ−スの内
側から前記外気連通部に対して結合されかつ前記外気連
通部内に形成される通気路と連通する中空部を有する有
底筒状部とから構成し、この有底筒状部の側面の複数個
所に、前記中空部をケ−ス内に開口させる通気孔を設け
てなるブリ−ザ。 - 【請求項2】 トランスミツシヨンやデイフアレンシヤ
ル装置のケ−スに設けられる換気手段としてのブリ−ザ
において、このブリ−ザを、前記ケ−ス外へ突出される
外気連通部と、この外気連通部に結合されかつ前記外気
連通部内に形成される通気路と連通する中空部を有する
有底筒状部とから構成し、この有底筒状部を前記ケ−ス
内に突入させてこのケ−スに結合すると共に、前記有底
筒状部の側面の複数個所に、前記中空部をケ−ス内に開
口させる通気孔を設けてなるブリ−ザ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6394093U JPH0729374U (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | ブリ−ザ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6394093U JPH0729374U (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | ブリ−ザ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0729374U true JPH0729374U (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=13243855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6394093U Pending JPH0729374U (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | ブリ−ザ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0729374U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003336874A (ja) * | 2002-05-15 | 2003-11-28 | Nitto Denko Corp | 通気部材およびこれを用いた通気筐体 |
JP2007200673A (ja) * | 2006-01-25 | 2007-08-09 | Nitto Denko Corp | 通気構造および通気部材 |
JP2015102129A (ja) * | 2013-11-22 | 2015-06-04 | 株式会社荏原製作所 | 空気抜き装置、軸受装置 |
KR20230105119A (ko) * | 2022-01-03 | 2023-07-11 | 주식회사 현대케피코 | 기어박스 |
-
1993
- 1993-11-05 JP JP6394093U patent/JPH0729374U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003336874A (ja) * | 2002-05-15 | 2003-11-28 | Nitto Denko Corp | 通気部材およびこれを用いた通気筐体 |
JP2007200673A (ja) * | 2006-01-25 | 2007-08-09 | Nitto Denko Corp | 通気構造および通気部材 |
JP4607025B2 (ja) * | 2006-01-25 | 2011-01-05 | 日東電工株式会社 | 通気構造 |
JP2015102129A (ja) * | 2013-11-22 | 2015-06-04 | 株式会社荏原製作所 | 空気抜き装置、軸受装置 |
KR20230105119A (ko) * | 2022-01-03 | 2023-07-11 | 주식회사 현대케피코 | 기어박스 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0729374U (ja) | ブリ−ザ | |
JPH0729373U (ja) | ブリ−ザ | |
JPH10227352A (ja) | 自動変速機のコントロールバルブ装置 | |
JPH0532863U (ja) | エアブリーザ装置 | |
JPH0227056U (ja) | ||
JP2536591Y2 (ja) | リザーバタンクの換気構造 | |
JPH081391Y2 (ja) | ダクト用換気扇 | |
JPS5822040Y2 (ja) | レンジフ−ド | |
JPS6036558Y2 (ja) | 船室の換気構造 | |
JP2559826Y2 (ja) | 密封装置 | |
JPS6340635U (ja) | ||
JPH0647183Y2 (ja) | 呼吸弁 | |
JP2008061287A (ja) | モータ | |
JPH03110272U (ja) | ||
US5414315A (en) | Water draining structure for motors | |
JP2541962Y2 (ja) | 車輌用換気装置 | |
JPS5919165Y2 (ja) | ブリ−ザ−装置 | |
JPS5981865U (ja) | ミツシヨンケ−スの通気装置 | |
JPH0384215U (ja) | ||
JPS6227792Y2 (ja) | ||
JPS6038098Y2 (ja) | ウエザ−カバ− | |
JPS6141613Y2 (ja) | ||
JP2532964Y2 (ja) | リザーバのキャップ | |
JPS632839Y2 (ja) | ||
JPS5930313Y2 (ja) | 切換えコツクと通気管との連結装置における通気管の取付け構造 |