JP2007220728A - 荷電粒子ビーム描画装置、荷電粒子ビーム描画方法及びプログラム - Google Patents

荷電粒子ビーム描画装置、荷電粒子ビーム描画方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【目的】かぶり補正精度を向上させる装置および方法を提供することを目的とする。
【構成】本発明の一態様の描画装置100は、電子ビーム描画における近接効果の影響を含めたかぶり補正照射量を計算するかぶり補正照射量計算部114と、上述した近接効果を補正する近接効果補正照射量を計算する近接効果補正照射量計算部116と、かぶり補正照射量と近接効果補正照射量とを合成する補正照射量合成部118と、合成された補正照射量に基づいて、試料101を描画する描画部150と、を備えたことを特徴とする。本発明の一態様によれば、高精度なかぶり補正を実現することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、荷電粒子ビーム描画装置、荷電粒子ビーム描画方法及びプログラムに係り、例えば、照射量を補正する電子ビーム描画装置及びその描画方法に関する。
半導体デバイスの微細化の進展を担うリソグラフィ技術は半導体製造プロセスのなかでも唯一パターンを生成する極めて重要なプロセスである。近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。これらの半導体デバイスへ所望の回路パターンを形成するためには、高精度の原画パターン(レチクル或いはマスクともいう。)が必要となる。ここで、電子線(電子ビーム)描画技術は本質的に優れた解像性を有しており、高精度の原画パターンの生産に用いられる。
図7は、従来の可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
可変成形型電子線描画装置(EB(Electron beam)描画装置)における第1のアパーチャ410には、電子線330を成形するための矩形例えば長方形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向され、第2のアパーチャ420の可変成形開口421の一部を通過して、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340に照射される。すなわち、第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、X方向に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340の描画領域に描画される。第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形(VSB:Variable Shaped Beam)方式という。
ここで、レジスト膜が塗布されたマスク等の試料に電子ビームを照射する場合に、近接効果やかぶりといったレジストパターンの寸法を変動させる要因が存在する。近接効果は照射した電子がマスクで反射し、レジストを再照射する現象で、影響範囲は十数μm程度である。一方、かぶりは近接効果による後方散乱電子が、レジストを飛び出し電子鏡筒の下面で再度散乱し、再度マスクを照射するといった多重散乱によるレジスト照射現象で、近接効果に比べて広範囲(数mm〜数cm)に及ぶ。近接効果もかぶりもレジストを再照射する現象で、従来、かかる要因を補正するための補正手法が研究されている(例えば、特許文献1参照)。その他、形成されたレジストパターンをマスクとして下層の遮光膜等をエッチングする場合にエッチングされる遮光膜等が寸法変動を引き起こすローディング効果を補正する手法等が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−204415号公報 特許第3680425号公報
上述したように、電子ビーム描画に代表される荷電粒子ビーム描画では、レジスト膜が塗布されたマスク等の試料に電子ビームを照射する場合に、近接効果やかぶりといったレジストパターンの寸法を変動させる要因が存在する。そのため、例えば、ナノメートル(nm)オーダの精度が要求されるパターンの描画の際においては、“近接効果”及び“かぶり”の影響によって、描画パターンの仕上がり寸法に不均一な分布が生じるという問題が生じてしまう。そこで、以下に示すような補正照射量D(x,y)を算出する手法を試みた。
図8は、補正照射量D(x,y)を計算する計算方法のフローチャートの一例を示す図である。
図8において、補正照射量D(x,y)は、パターンデータを入力(S202)後、式2に基づいて、近接効果補正メッシュ毎に近接効果補正照射量D(x,y)を計算する工程(S204)、かぶり補正メッシュ毎にかぶり補正照射量D(x,y)を計算する工程(S206)、補正照射量を合成する工程(S208)という工程を実施する。そして、求められた補正照射量D(x,y)を使って照射時間を計算する工程(S210)、照射工程(S212)という工程を実施する。
ここで、近接効果とかぶりは以下積分方程式(式1)を解くことで補正することができる。
Figure 2007220728
但し、Eはレジストの吸収量で一定値、D(x,y)は「補正照射量」、ηは「近接効果補正係数」、κ(x,y)は「近接効果影響分布」、θは「かぶり効果補正係数」、κ(x,y)は「かぶり影響分布」である。ここで、経験的に近接効果とかぶり双方の影響分布κ(x,y)とκ(x,y)はガウス分布に近いことが知られている。
また、補正照射量D(x,y)は、以下の式(式2)を用いて求めることができる。
Figure 2007220728
但し、D(x,y)は「かぶり補正照射量」、D(x,y)は「近接効果補正照射量」である。
まず、S202としてパターンデータを入力後、S204として、近接効果補正照射量D(x,y)を求める。ここで、近接効果補正照射量D(x,y)は以下の近接効果のみの積分方程式(式3)を満たす。
Figure 2007220728
そして、近接効果補正照射量D(x,y)は式3において収束する一定値Eを用いて以下の式(式4(式4−1〜式4−4))に示すような高次の補正項を含めて計算することができる。nは補正項の次数を示している。また、U(x,y)は「規格化した後方散乱量」を示す。
Figure 2007220728
ここで、例えば、近接効果補正誤差を0.5%程度に抑えるためには、1μm程度のメッシュ(領域)ごとにn=3までの項を考慮したD(x,y)を計算して、ショット毎に照射量を決めて、補正を行えばよい。
そして、式2に示すように、近接効果補正とかぶり補正を分離することで、精度劣化なく高速な補正が可能となる。
次に、S206として、かぶり補正照射量D(x,y)を求める。式2を式1に代入すると以下の式(式5)のように示すことができる。
Figure 2007220728
ここで、近接効果の影響範囲(数十μm)に比べて、かぶりの影響範囲(数mm〜数cm)は非常に広いことから、D(x,y)は右辺2項目の積分では一定値とみなすことができる。かかる場合、以下の式(式6)のように示すことができる。
Figure 2007220728
ここで、式6について式3を用いて表すと、以下の式(式7)のように示すことができる。
Figure 2007220728
さらに、式7の積分内で、仮にD(x,y)が一定であるという近似(近似1)をすると、以下の式(式8)のように示すことができる。
Figure 2007220728
よって、式8は、以下の式(式9)のように示すことができる。
Figure 2007220728
そして、かぶり補正照射量D(x,y)を得るためには、式9の分母(式10)の積分を実行することになる。以下に式10を示す。
Figure 2007220728
ここで、かかる式10は式10内の近接効果補正照射量D(x,y)をかぶりの影響範囲領域に渡って計算し、積分することを意味している。しかしながら、かぶりの影響範囲領域は近接効果の影響範囲領域に比べ非常に大きいため、この計算は非常に時間がかかってしまう。そのため、かかる計算式(式10)、すなわち式9の分母をそのまま計算することは実用が困難であるといった問題があった。また、上述した近似1によりかぶり補正照射量D(x,y)には5%以内の誤差が生じてしまうといった問題もあった。
そこで、かかる計算時間の短縮のため、以下に説明するような仮定をおいた上で、かぶり補正照射量D(x,y)を得ることが試みられている。すなわち、式10の積分計算には非常に時間がかかるので、積分領域内でD(x,y)が一定であると仮定すると、かぶり補正照射量D(x,y)は、以下の式(式11)のように示すことができる。
Figure 2007220728
そして、式4−2における規格化した後方散乱量U(x,y)を規格化したかぶり量V(x,y)と仮定すると式4−2は、以下の式(式12)のように示すことができる。
Figure 2007220728
そして、式12を式11に代入することで、かぶり補正照射量D(x,y)は、以下の式(式13)のように示すことができる。
Figure 2007220728
よって、式13は、以下の式(式14(式14−1、式14−2))のように示すことができる。
Figure 2007220728
そして、メッシュ寸法が例えば1mmのメッシュ(かぶり補正メッシュ)毎にかぶり補正照射量D(x,y)を計算することで、大幅な計算時間の短縮を図ることができる。
そして、S208において、得られたかぶり補正照射量D(x,y)と既に計算されている近接効果補正照射量D(x,y)とを式2に従って合成し、補正照射量D(x,y)を得ることができる。そして、求められた補正照射量D(x,y)を使って照射時間を計算する工程(S210)、照射工程(S212)という工程を実施することでマスクに描画することができる。
ここで、上述した方法では、かぶり補正照射量D(x,y)を計算する場合に積分領域内でD(x,y)が一定であるとの仮定の上でかぶり補正メッシュ毎に計算しているため計算回数を大幅に少なくすることができる。よって、高速にかぶり補正照射量を求めることができる。しかしながら、その反面、積分領域内でD(x,y)が一定であるとの仮定の上で近接効果補正メッシュに比べて非常に大きいメッシュ寸法となるかぶり補正メッシュを用いているためかぶり補正誤差が大きく生じてしまうという課題があった。
上述したようにLSIの集積度の増加により、電子線描画装置によるマスク描画時間や直接ウェハ等に描画する場合の直接描画時間は爆発的に増加している。そのため、かかる描画時間の短縮が望まれている。他方で、LSIの集積度の増加により、パターン寸法は微細化され、高精度な補正が望まれている。なお、上述した特許文献1では、補正照射量D(x,y)について最低次項しか考慮されていない。
そこで、本発明は、かかる問題点を克服し、かぶり補正精度を向上させる装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
荷電粒子ビーム描画における近接効果の影響を含めたかぶりを補正するかぶり補正照射量を計算するかぶり補正照射量計算部と、
荷電粒子ビーム描画における上述した近接効果を補正する近接効果補正照射量を計算する近接効果補正照射量計算部と、
かぶり補正照射量と近接効果補正照射量とを合成する補正照射量合成部と、
照射量合成部により合成された補正照射量に基づいて、荷電粒子ビームを用いて試料を描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
かかる構成によりかぶり補正照射量自体が近接効果の影響を考慮しているので、高精度なかぶり補正照射量を得ることができる。そして、かかるかぶり補正照射量と近接効果補正照射量とを合成することで、補正照射量を得ることができる。
また、上述した近接効果の影響は、試料の描画領域を分割する第1の寸法のメッシュ毎に計算され、
上述したかぶり補正照射量は、描画領域を分割する第2の寸法のメッシュ毎に計算され、
上述した近接効果補正照射量は、描画領域を分割する上述した第2の寸法より小さい第3の寸法のメッシュ毎に計算され、
かかる第1の寸法を第2の寸法と第3の寸法との間の寸法とすることを特徴とする。
第1の寸法を第2の寸法と第3の寸法との間の寸法とすることで、第1の寸法が第3の寸法より大きくなることで計算時間を短縮することができる。そして、後述するようにかぶり誤差を低減することができる。
また、かぶり補正照射量計算部は、最低次項よりも高次の項も含まれるかぶり補正照射量を計算することを特徴とする。
最低次項よりも高次の項も含まれるかぶり補正照射量を計算することで、上述した近似1による誤差を小さくすることができる。
また、本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画方法は、
荷電粒子ビーム描画における近接効果の影響を含めたかぶり補正照射量を計算するかぶり補正照射量計算工程と、
荷電粒子ビーム描画における上述した近接効果を補正する近接効果補正照射量を計算する近接効果補正照射量計算工程と、
かぶり補正照射量と近接効果補正照射量とを合成する補正照射量合成工程と、
照射量合成工程により合成された補正照射量に基づいて、荷電粒子ビームを用いて試料を描画する描画工程と、
を備えたことを特徴とする。
また、本発明の一態様のプログラムは、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
試料の描画領域が第1の寸法でメッシュ状に分割された第1のメッシュ毎に荷電粒子ビーム描画における近接効果の影響を補正する第1の近接効果補正照射量を計算し、記憶装置に記憶する第1の近接効果補正照射量計算処理と、
かかる記憶装置から第1の近接効果補正照射量を読み出し、試料の描画領域が第1の寸法より大きい第2の寸法でメッシュ状に分割された第2のメッシュ毎に第1の近接効果補正照射量を用いて荷電粒子ビーム描画におけるかぶりを補正するかぶり補正照射量を計算し、記憶装置に記憶するかぶり補正照射量計算処理と、
試料の描画領域を第1の寸法より小さい第3の寸法でメッシュ状に分割された第3のメッシュ毎に荷電粒子ビーム描画における近接効果を補正する第2の近接効果補正照射量を計算する第2の近接効果補正照射量計算処理と、
かぶり補正照射量と第2の近接効果補正照射量とを合成する補正照射量合成処理と、
を備えていればよい。
本発明によれば、高精度なかぶり補正を実現することができる。その結果、高精度な補正照射量で描画され、高精度なパターン寸法を得ることができる。
以下、各実施の形態では、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた構成について説明する。但し、荷電粒子ビームは、電子ビームに限るものではなく、イオンビーム等の他の荷電粒子を用いたビームでも構わない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における描画方法のフローチャートの要部を示す図である。
図1において、電子ビーム描画方法は、パターンデータを入力するパターンデータ入力工程(S102)、近接効果補正照射量を計算する近接効果補正照射量計算工程(S104)、かぶり補正用の近接効果補正照射量を計算するかぶり補正用近接効果補正照射量計算工程(S106)、かぶり補正照射量を計算するかぶり補正照射量計算工程(S108)、補正照射量を合成する補正照射量合成工程(S110)、照射時間計算工程(S112)、照射工程(S114)という一例の工程を実施する。
図2は、実施の形態1における描画装置の要部構成の一例を示す概念図である。
図2において、荷電粒子ビーム描画装置の一例であり電子ビーム描画装置の一例となる描画装置100は、描画部150と制御部160を備えている。描画部150では、電子鏡筒102と描画室103を備えている。電子鏡筒102内には、電子銃201、ブランキング(BLK)偏向器205、ブランキング(BLK)アパーチャ206を有している。描画室103内には、XYステージ105を有している。制御部160では、制御計算機110と、記憶装置の一例となるメモリ130、記憶装置の一例となる磁気ディスク装置146、偏向制御回路140を備えている。制御計算機110内では、かぶり補正用近接効果補正照射量計算部112、かぶり補正照射量計算部114、近接効果補正照射量計算部116、補正照射量合成部118、照射時間計算部120、描画データ処理部122といった各機能を有している。制御計算機110には、磁気ディスク装置146に記憶されたパターンデータ152が磁気ディスク装置146を介して入力される。制御計算機110に入力される情報或いは演算処理中及び処理後の各情報はその都度メモリ130に記憶される。
制御計算機110には、メモリ130、偏向制御回路140、磁気ディスク装置146が図示していないバスを介して接続されている。偏向制御回路140は、BLK偏向器205に接続される。
図2では、本実施の形態1を説明する上で必要な構成部分以外については記載を省略している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成が含まれることは言うまでもない。また、図2では、コンピュータの一例となる制御計算機110で、かぶり補正用近接効果補正照射量計算部112、かぶり補正照射量計算部114、近接効果補正照射量計算部116、補正照射量合成部118、照射時間計算部120、描画データ処理部122といった各機能の処理を実行するように記載しているがこれに限るものではなく、電気的な回路によるハードウェアにより実施させても構わない。或いは、電気的な回路によるハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実施させても構わない。或いは、かかるハードウェアとファームウェアとの組合せでも構わない。
電子銃201から出た所定の電流密度Jに制御された荷電粒子ビームの一例となる電子ビーム200は、移動可能に配置されたXYステージ105上の試料101の所望する位置に照射される。ここで、試料101上の電子ビーム200が、所望する照射量を試料101に入射させる照射時間に達した場合、試料101上に必要以上に電子ビーム200が照射されないようにするため、例えば静電型のブランキング偏向器205で電子ビーム200を偏向すると共にブランキングアパーチャ206で電子ビーム200をカットし、電子ビーム200が試料101面上に到達しないようにする。ブランキング偏向器205の偏向電圧は、偏向制御回路140及び図示していないアンプによって制御される。
ビームON(ブランキングOFF)の場合、電子銃201から出た電子ビーム200は、図1における実線で示す軌道を進むことになる。一方、ビームOFF(ブランキングON)の場合、電子銃201から出た電子ビーム200は、図1における点線で示す軌道を進むことになる。また、電子鏡筒102内およびXYステージ105が配置された描画室103内は、図示していない真空ポンプにより真空引きされ、大気圧よりも低い圧力となる真空雰囲気となっている。
図2では、本実施の形態1を説明する上で必要な構成部分以外については記載を省略しているが、描画装置100は、上述した構成の他に、電子鏡筒102内に、照明レンズ、第1のアパーチャ、投影レンズ、成形偏向器、第2のアパーチャ、対物レンズ、対物偏向器等を備えていても構わない。ビームON(ブランキングOFF)の場合、かかる構成では、電子銃201から出た電子ビーム200が、照明レンズにより矩形、例えば長方形の穴を持つ第1のアパーチャ全体を照明する。ここで、電子ビーム200をまず矩形、例えば長方形に成形する。そして、第1のアパーチャを通過した第1のアパーチャ像の電子ビーム200は、投影レンズにより第2のアパーチャ上に投影される。かかる第2のアパーチャ上での第1のアパーチャ像の位置は、成形偏向器によって制御され、ビーム形状と寸法を変化させることができる。そして、第2のアパーチャを通過した第2のアパーチャ像の電子ビーム200は、対物レンズにより焦点を合わせ、対物偏向器により偏向されて、移動可能に配置されたXYステージ105上の試料101の所望する位置に照射される。かかる構成にすることにより可変成形型(VSB型)EB描画装置とすることができる。
上述したように、近接効果とかぶりは積分方程式(式1)を解くことで補正することができる。そして、補正照射量D(x,y)は、式(式2)を用いて求めることができる。また、近接効果の影響範囲は数十μmであるため、近接効果補正照射量D(x,y)は、試料101の描画領域を例えば1μm程度(第3の寸法)のメッシュサイズでメッシュ状に分割して、かかる1μm程度のメッシュで分割された各メッシュ(近接効果補正メッシュ)毎に計算される。他方、かぶりの影響範囲は数mm〜数cmであるため、かぶり補正照射量D(x,y)は、試料101の描画領域を例えば1mm程度(第2の寸法)のメッシュサイズでメッシュ状に分割して、かかる1mm程度のメッシュで分割された各メッシュ(かぶり補正メッシュ)毎に計算される。以下、近接効果補正照射量D(x,y)とかぶり補正照射量D(x,y)とを求めていく。
まず、S102において、パターンデータ入力工程として、制御計算機110は、磁気ディスク装置146を介してパターンデータ152を入力する。描画データ処理部122は、パターンデータ152に基づいて、ショットデータを作成する。以下、各ショットにおける照射時間Tをリアルタイムで計算し、かかる照射時間Tに沿って電子ビーム200を照射し、試料101を描画していく。
S104として、近接効果補正照射量計算工程(第2の近接効果補正照射量計算工程の一例)として、近接効果補正照射量計算部116は、電子ビーム描画における近接効果を補正する近接効果補正照射量D(x,y)を求める。そして、上述したように、近接効果補正照射量D(x,y)は近接効果のみの積分方程式(式3)を満たす。そして、近接効果補正照射量D(x,y)は式3において収束する一定値Eを用いて上述した式(式4(式4−1〜式4−4))に示すような高次の補正項を含めて計算することができる。nは補正項の次数を示している。また、U(x,y)は「規格化した後方散乱量」を示す。
そして、例えば、近接効果補正誤差を0.5%程度に抑えるためには、メッシュサイズが1μm程度のメッシュ(領域)ごとにn=3までの補正項を考慮したD(x,y)を計算して、ショット毎に照射量を決めて、補正を行えばよい点は上述した通りである。計算された近接効果補正照射量D(x,y)はメモリ130に記憶される。
そして、式2に示すように、近接効果補正とかぶり補正を分離することで、精度劣化なく高速な補正が可能となる。
次に、かぶり補正照射量D(x,y)を求めていく。式2を式1に代入すると上述した式5のように示すことができる。
そして、上述したように、近接効果の影響範囲(数十μm)に比べて、かぶりの影響範囲(数mm〜数cm)は非常に広いことから、D(x,y)は右辺2項目の積分では一定値とみなすことができる。よって、上述した式6のように示すことができる。そして、上述したように式6について式3を用いて表すことで、上述した式7のように示すことができる。
そして、上述したように、式7の積分内で、仮にD(x,y)が一定であるという近似(近似1)をすると、上述した式8のように示すことができる。よって、式8は、上述した式9のように示すことができる。
そして、上述したように、かぶり補正照射量D(x,y)を得るためには、上述したように式9の分母(式10)の積分を実行することになる。
ここで、実施の形態1では、式9の分母(式10)の積分にあたって、近接効果補正照射量D(x,y)をかぶりの影響範囲領域に渡って一定とせずに、かぶり補正用の近接効果補正照射量を計算する。
S106において、かぶり補正用近接効果補正照射量計算工程(第1の近接効果補正照射量計算工程の一例)として、かぶり補正用近接効果補正照射量計算部112は、式9の分母(式10)の積分にあたって、かぶり補正用の近接効果補正照射量D(x,y)を計算する。上述した式14の誤差を低減するためには、式10:Z(x,y)をかぶり補正精度を劣化させない程度に粗い(かぶり補正用)近接効果補正計算を行なうことで高速化することができる。以下に説明する。
図3は、実施の形態1におけるかぶり補正用近接効果補正メッシュサイズとかぶり補正誤差との関係を示す図である。
図3では、10cm四方の1:1L/S(ライン アンド スペース)パターンについて、かぶり補正用近接効果補正メッシュサイズを変えて、式9に基づき補正を行うと図3に示すようなかぶり補正誤差を生じる。なお、ここでは、以下のように設定した。
近接効果補正係数η:0.6
かぶり効果補正係数θ:0.1
近接効果影響分布κ:σ=10μmのガウス分布
かぶり影響分布κ:σ=1cmのガウス分布
を用いて計算を行った。以下の本文では、断りのない限りこれらのパラメータを用いる。
図3では、近接効果補正用メッシュサイズを1μmから30μmに変えた場合のかぶり補正照射量D(x,y)の補正誤差を示している。図3に示すように、5μm、すなわち、σの半分程度(第1の寸法)までは、補正誤差は充分小さいことを発明者等は見出した。(なお、近接効果影響分布κがガウス分布でない場合は、影響範囲の半分程度(第1の寸法)のメッシュサイズにすればよい。)また、近接効果補正照射量の計算時間は、メッシュ数の2乗に比例するので、σの半分程度、すなわち、5μmメッシュでの計算時間は、通常近接効果補正に使用するメッシュサイズを1μmとすると、メッシュ数が1/5となるため、かかる1μmメッシュ計算に比べて、1/25に短縮することができる。
よって、かぶり補正用近接効果補正照射量計算部112は、試料101の描画領域がかぶり補正メッシュサイズ(第2の寸法)と近接効果補正メッシュサイズ(第3の寸法)との間の寸法となるσの半分程度の寸法(第1の寸法)でメッシュ状に分割されたかぶり補正用近接効果補正メッシュ(第1のメッシュ)毎に電子ビーム描画における近接効果の影響を補正するかぶり補正用近接効果補正照射量D(x,y)(第1の近接効果補正照射量)を計算し、メモリ130に記憶する。ここで、かぶり補正用近接効果補正メッシュサイズ(第1の寸法)は、補正誤差が充分小さい範囲(σの半分以内)の最大値となるσの半分の値が望ましいが、これに限るものではない。かぶり補正メッシュサイズ(第2の寸法)と近接効果補正メッシュサイズ(第3の寸法)との間の寸法で、必要な精度に応じてサイズを選択可能である。例えば、図のように、2σ程度、σ、σの半分と寸法を減らせば精度を向上できる。
また、図3では、かぶり補正用近接効果補正照射量D(x,y)について、式4−2に示した近接効果の最低次項(0次項)まで計算した場合のかぶり補正誤差と式4−1〜式4−4に示した式で3次項まで計算した場合のかぶり補正誤差とを示している。図3に示すように、0次項まで計算した場合と3次項まで計算した場合では精度の差は少ない。0次項までの計算時間は3次項の計算時間の60%程度となる。
よって、かぶり補正用近接効果補正照射量計算部112は、かぶり補正用近接効果補正照射量D(x,y)を計算する場合に高次の補正項まで計算せずに0次項までを計算することで、精度をあまり劣化させずに計算時間の短縮を図ることができる。
S108において、かぶり補正照射量計算工程として、かぶり補正照射量計算部114は、S116で計算されたかぶり補正用近接効果補正照射量D(x,y)を用いて、電子ビーム描画における近接効果の影響を含めたかぶりを補正するかぶり補正照射量D(x,y)を計算する。まず、メモリ130からS106で計算されたかぶり補正用近接効果補正照射量D(x,y)を読み出し、読み出されたかぶり補正用近接効果補正照射量D(x,y)を用いてかぶり補正照射量D(x,y)を計算する。かぶり補正照射量D(x,y)は、上述した式9に従って、かぶり補正用近接効果メッシュサイズより大きいかぶり補正メッシュサイズ(第2の寸法)となる例えば1mmの寸法でメッシュ状に分割されたかぶり補正メッシュ毎に計算する。そして、計算されたかぶり補正照射量D(x,y)をメモリ130に記憶する。
図4は、実施の形態1における1:1L/Sパターン線幅とかぶり補正誤差との関係を示す図である。
図4では、かぶり補正用近接効果補正メッシュを5μmメッシュとして最低次項である0次項までかぶり補正用近接効果補正照射量D(x,y)を計算した場合のかぶり補正照射量D(x,y)のかぶり補正誤差(図4では、「new2」として示している)を示している。また、図4では、かぶり補正用近接効果補正メッシュを1μmメッシュとして3次項までかぶり補正用近接効果補正照射量D(x,y)を計算した場合のかぶり補正照射量D(x,y)のかぶり補正誤差(図4では、「new1」として示している)を示している。そして、式14に示した式10の積分領域内でD(x,y)が一定であるとの仮定の上でのかぶり補正照射量D(x,y)のかぶり補正誤差(図4では、「old」として示している)を示している。また、1:1L/Sパターン線幅を1μmから512μmまで変えた場合の各かぶり補正誤差を示している。
本実施の形態1のようにかぶり補正用近接効果補正メッシュを5μmメッシュとして最低次項である0次項までかぶり補正用近接効果補正照射量D(x,y)を計算することで、式14に示した式10の積分領域内でD(x,y)が一定であるとの仮定の上でのかぶり補正照射量D(x,y)のかぶり補正誤差に比べ大幅に補正誤差を改善することができる。さらに、かぶり補正用近接効果補正メッシュを1μmメッシュとして3次項までかぶり補正用近接効果補正照射量D(x,y)を計算した場合のように計算時間が大幅にかかる場合と比較しても補正精度の劣化を充分小さくすることができる。
以上の説明において、かぶり補正照射量D(x,y)は、最低次項の0次項までの計算を行なった場合を示した。ここで、上述したように、式7の積分内で、仮にD(x,y)が一定であるという近似(近似1)をすることで式8を導いたが、近似1によりかぶり補正照射量D(x,y)には5%以内の誤差が生じてしまうといった問題もあった。そこで、実施の形態1では、かかる誤差をも低減させる。
かぶり補正照射量計算部114は、近似1による誤差を低減するために、以下の式(式15(式15−1〜式15−4))のようにかぶり補正照射量の高次の項を計算する。nは補正項の次数を示している。
Figure 2007220728
図5は、実施の形態1における計算するかぶり補正照射量の次数とかぶり補正誤差との関係を示す図である。
図5では、1:1L/Sパターン線幅が1μmから512μmの各場合について最低次項の0次項まで計算した場合と1次項まで計算した場合のかぶり補正誤差を示している。図5に示すように、最低次項よりは、高次項を考慮することで、かぶり補正誤差を低減することが可能である。ここでは、1:1L/Sパターンを用いているので近似1によるかぶり補正誤差が小さい(0.14%以下である)ため高次項との差が小さいが、矩形パターン等の場合には5%以内のかぶり補正誤差が生じ得る。よって、矩形パターン等の1:1L/Sパターン以外のパターンでは、かぶり補正照射量の計算にあたって高次項を考慮することでよりその差が大きくなる分、より効果を発揮することができる。
よって、かぶり補正照射量計算部114は、最低次項よりも高次の項も含まれるかぶり補正照射量を計算することで、よりかぶり補正誤差を低減することができる。
S110において、補正照射量合成工程として、補正照射量合成部118は、S104で近接効果補正メッシュで計算された近接効果補正照射量D(x,y)とS108で計算されたかぶり補正照射量D(x,y)とを合成して補正照射量D(x,y)を計算する。補正照射量合成部118は、メモリ130から近接効果補正照射量D(x,y)とかぶり補正照射量D(x,y)とを読み出し、上述した式2に従って近接効果補正照射量D(x,y)とかぶり補正照射量D(x,y)との積を計算する。そして、計算された補正照射量D(x,y)はメモリ130に記憶される。
S112において、照射時間計算工程として、照射時間計算部120は、メモリ130から補正照射量D(x,y)を読み出し、電流密度Jと基準照射量Dbaseとを用いて、照射時間T(=補正照射量D(x,y)/電流密度J×基準照射量Dbase)を計算する。
S114において、照射工程(描画工程でもある)として、制御計算機110は、求めた照射時間Tで試料へのビーム照射がOFFになるように偏向制御回路140に信号を出力し、偏向制御回路140では、かかる信号に沿って、求めた照射時間Tに合わせて、電子ビーム200を偏向するようにブランキング偏向器205を制御する。そして、所望する照射量Dを試料101に照射した後、描画部150を構成するブランキング偏向器205により偏向された電子ビーム200は、試料101に到達しないようにブランキングアパーチャ206によって遮蔽される。このようにして、試料101を描画する。
以上のように、かぶり補正照射量自体が近接効果の影響を考慮しているので、高精度なかぶり補正照射量D(x,y)を得ることができる。そして、かかるかぶり補正照射量D(x,y)と近接効果補正照射量D(x,y)とを合成することで、高精度な補正照射量D(x,y)を得ることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、描画しながらかぶり補正照射量D(x,y)を計算していくリアルタイム描画について説明した。実施の形態2では、予め、かぶり補正照射量D(x,y)を描画前に計算しておき、1mmメッシュ毎のかぶり補正照射量マップを作成しておき、これを描画時に入力する。かぶり計算による描画スループットの劣化を防ぐことができる。
図6は、実施の形態2における描画装置の要部構成の一例を示す概念図である。
図6において、荷電粒子ビーム描画装置の一例であり電子ビーム描画装置の一例となる描画装置100は、描画部150と制御部160を備えている。描画部150では、電子鏡筒102と描画室103を備えている。電子鏡筒102内には、電子銃201、ブランキング(BLK)偏向器205、ブランキング(BLK)アパーチャ206を有している。描画室103内には、XYステージ105を有している。制御部160では、制御計算機110と、記憶装置の一例となるメモリ130、記憶装置の一例となる磁気ディスク装置146、偏向制御回路140を備えている。制御計算機110内では、近接効果補正照射量計算部116、補正照射量合成部118、照射時間計算部120、描画データ処理部122といった各機能を有している。制御計算機110には、磁気ディスク装置146に記憶されたパターンデータ152が磁気ディスク装置146を介して入力される。制御計算機110に入力される情報或いは演算処理中及び処理後の各情報はその都度メモリ130に記憶される。また、外部装置となるサーバ装置300内では、かぶり補正用近接効果補正照射量計算部112、かぶり補正照射量計算部114といった各機能を有している。そして、サーバ装置300には、磁気ディスク装置148が接続されている。また、制御計算機110も図示しないバスを介して磁気ディスク装置148に接続されている。
実施の形態2では、サーバ装置300において、予め、かぶり補正照射量D(x,y)を描画前に計算しておき、1mmメッシュ毎のかぶり補正照射量マップ154を作成しておき磁気ディスク装置148に格納しておく。言い換えれば、実施の形態1における制御計算機110内のかぶり補正用近接効果補正照射量計算部112、かぶり補正照射量計算部114といった各機能をサーバ装置300に移行させておき、実施の形態1におけるかぶり補正照射量D(x,y)の計算と同様に、かぶり補正用近接効果補正照射量計算部112、かぶり補正照射量計算部114がかぶり補正照射量D(x,y)を計算する。そして、計算されたかぶり補正照射量D(x,y)を例えば1mmメッシュ毎のかぶり補正照射量マップ154として磁気ディスク装置148に格納しておく。そして、描画装置100内の補正照射量合成部118は、磁気ディスク装置148からかぶり補正照射量マップ154を読み出し、必要に応じて近接効果補正照射量計算部116により計算された近接効果補正照射量D(x,y)と合成することで、高精度な補正照射量D(x,y)を得ることができる。その他は実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
以上のように、予めかぶり補正照射量マップ154を作成しておくことでかぶり補正照射量計算に時間がかかる場合でもかぶり補正照射量計算による描画スループットの劣化を防ぐことができる。
以上の説明において、「〜部」或いは「〜工程」と記載したものの処理内容或いは動作内容は、コンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができる。或いは、ソフトウェアとなるプログラムだけではなく、ハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実施させても構わない。或いは、ファームウェアとの組合せでも構わない。また、プログラムにより構成される場合、プログラムは、磁気ディスク装置、磁気テープ装置、FD、或いはROM(リードオンリメモリ)等の記録媒体に記録される。例えば、磁気ディスク装置146に記録される。
また、図2或いは図6において、コンピュータとなる制御計算機110は、さらに、図示していないバスを介して、記憶装置の一例となるRAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM、磁気ディスク(HD)装置、入力手段の一例となるキーボード(K/B)、マウス、出力手段の一例となるモニタ、プリンタ、或いは、入力出力手段の一例となる外部インターフェース(I/F)、FD、DVD、CD等に接続されていても構わない。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、実施の形態では可変成形ビーム方式の電子ビーム描画装置を用いたが、これ以外の方式の描画装置にも適用できる。また、本発明は電子ビーム描画装置の使用目的を限定するものでは無い。例えば、マスクやウェハ上に直接レジストパターンを形成するという使用目的以外にも、光ステッパー用マスク、X線マスクなどを作成する際にも利用可能である。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、描画装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての荷電粒子ビーム描画装置、及び荷電粒子ビーム描画方法は、本発明の範囲に包含される。
実施の形態1における描画方法のフローチャートの要部を示す図である。 実施の形態1における描画装置の要部構成の一例を示す概念図である。 実施の形態1におけるかぶり補正用近接効果補正メッシュサイズとかぶり補正誤差との関係を示す図である。 実施の形態1における1:1L/Sパターン線幅とかぶり補正誤差との関係を示す図である。 実施の形態1における計算するかぶり補正照射量の次数とかぶり補正誤差との関係を示す図である。 実施の形態2における描画装置の要部構成の一例を示す概念図である。 従来の可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。 補正照射量D(x,y)を計算する計算方法のフローチャートの一例を示す図である。
符号の説明
100 描画装置
101,340 試料
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
110 制御計算機
112 かぶり補正用近接効果補正照射量計算部
114 かぶり補正照射量計算部
116 近接効果補正照射量計算部
118 補正照射量合成部
120 照射時間計算部
122 描画データ処理部
130 メモリ
140 偏向制御回路
146,148 磁気ディスク装置
150 描画部
152 パターンデータ
154 かぶり補正照射量マップ
200 電子ビーム
201 電子銃
205 ブランキング偏向器
206 ブランキングアパーチャ
300 サーバ装置
330 電子線
410 第1のアパーチャ
411 開口
420 第2のアパーチャ
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース

Claims (5)

  1. 荷電粒子ビーム描画における近接効果の影響を含めたかぶりを補正するかぶり補正照射量を計算するかぶり補正照射量計算部と、
    前記荷電粒子ビーム描画における前記近接効果を補正する近接効果補正照射量を計算する近接効果補正照射量計算部と、
    前記かぶり補正照射量と前記近接効果補正照射量とを合成する補正照射量合成部と、
    前記照射量合成部により合成された補正照射量に基づいて、荷電粒子ビームを用いて試料を描画する描画部と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  2. 前記近接効果の影響は、前記試料の描画領域を分割する第1の寸法のメッシュ毎に計算され、
    前記かぶり補正照射量は、前記描画領域を分割する第2の寸法のメッシュ毎に計算され、
    前記近接効果補正照射量は、前記描画領域を分割する前記第2の寸法より小さい第3の寸法のメッシュ毎に計算され、
    前記第1の寸法を前記第2の寸法と前記第3の寸法との間の寸法とすることを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  3. 前記かぶり補正照射量計算部は、最低次項よりも高次の項も含まれるかぶり補正照射量を計算することを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  4. 荷電粒子ビーム描画における近接効果の影響を含めたかぶり補正照射量を計算するかぶり補正照射量計算工程と、
    前記荷電粒子ビーム描画における前記近接効果を補正する近接効果補正照射量を計算する近接効果補正照射量計算工程と、
    前記かぶり補正照射量と前記近接効果補正照射量とを合成する補正照射量合成工程と、
    前記照射量合成工程により合成された補正照射量に基づいて、荷電粒子ビームを用いて試料を描画する描画工程と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画方法。
  5. 試料の描画領域が第1の寸法でメッシュ状に分割された第1のメッシュ毎に荷電粒子ビーム描画における近接効果の影響を補正する第1の近接効果補正照射量を計算し、記憶装置に記憶する第1の近接効果補正照射量計算処理と、
    前記記憶装置から前記第1の近接効果補正照射量を読み出し、前記試料の描画領域が第1の寸法より大きい第2の寸法でメッシュ状に分割された第2のメッシュ毎に前記第1の近接効果補正照射量を用いて荷電粒子ビーム描画におけるかぶりを補正するかぶり補正照射量を計算し、前記記憶装置に記憶するかぶり補正照射量計算処理と、
    前記試料の描画領域を第1の寸法より小さい第3の寸法でメッシュ状に分割された第3のメッシュ毎に前記荷電粒子ビーム描画における近接効果を補正する第2の近接効果補正照射量を計算する第2の近接効果補正照射量計算処理と、
    前記かぶり補正照射量と前記第2の近接効果補正照射量とを合成する補正照射量合成処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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