JPH05335222A - 電子ビーム露光装置 - Google Patents

電子ビーム露光装置

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JPH05335222A
JPH05335222A JP13949692A JP13949692A JPH05335222A JP H05335222 A JPH05335222 A JP H05335222A JP 13949692 A JP13949692 A JP 13949692A JP 13949692 A JP13949692 A JP 13949692A JP H05335222 A JPH05335222 A JP H05335222A
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JP
Japan
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electron
substrate
electron beam
exposure
correction
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13949692A
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English (en)
Inventor
Hirotoki Takeuchi
寛時 竹内
Kazuhiko Sumi
一彦 角
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はマスク基板或いはレジストに高速電
子ビームを照射して、照射部分のレジストの化学反応を
利用して所望のパターンを形成する電子ビーム露光装置
に関し、被処理基板上に塗布されたレジストを電子ビー
ム露光する際に生じる2次電子の影響を補正した高解像
度の電子ビーム露光装置を提供することを目的とする。 【構成】 被処理基板11に対して描画を行なう電子照
射系5を備える電子ビーム露光装置であって、電子照射
系5による電子ビーム露光によって被処理基板11上の
特定領域に生じる2次電子の影響を、電子ビーム露光時
に露光量を変化させて補正する補正手段3を有し、電子
照射系5は、被処理基板11の位置座標を検出する位置
検出手段14を有して構成し、補正手段3は、位置検出
手段14からの位置情報に基づき、補正を要する領域に
対して露光量を変化させることにより補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマスク基板或いはウェー
ハ上に塗布したレジストに高速電子ビームを照射して、
照射部分のレジストの化学反応を利用して所望のパター
ンを形成する電子ビーム露光装置に係り、特に、被処理
基板上に塗布されたレジストを電子ビーム露光する際に
生じる2次電子の影響を補正した高解像度の電子ビーム
露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子ビーム露光装置は、CAD(Comput
er Aided Design )システムからパターンデータを受け
取り、CPU(Central Processing Unit )によりパタ
ーンの縮小、拡大、分割等のデータ編集の後、電子ビー
ム露光装置固有のフォーマットに変換され、露光の際に
は、このデータを電子照射系に転送し描画を行なう。
【0003】このような従来の電子ビーム露光装置にお
いて、電子ビーム露光時の補正方法としては、描画する
パターンの大小、パターン間の距離によってパターンデ
ータを補正することによってのみ行なわれていた。
【0004】電子ビーム露光装置による直接描画は、分
解能の高い電子ビームで直接露光を行なうため、形成さ
れるパターンは極めて高い解像度のものが得られる。原
理的には電子ビーム径に等しい解像度のパターンが得ら
れるわけであるが、実際には、レジスト内や基板表面近
くで電子が散乱することにより、未露光部まで感光さ
れ、形成されるパターンの解像度は劣ってしまう。
【0005】特に、被処理基板内に傾向をもって生じる
露光機のコラム下部からの2次電子の影響による被り露
光の補正は行なうことができない。通常、電子ビーム露
光を行なうと、図3(1)に示すように、被処理基板1
1に入射した電子ビーム21によって基板11から2次
電子22が発生する。その2次電子22が更に露光機の
コラム13に当たって反射し、再び被処理基板11に入
射する。このため、被処理基板11には所望する露光量
よりも多い露光量が照射されることになる。この影響
は、一般に図3(2)に示すように、被処理基板11上
の露光領域の中心に近いほど大きく、周辺に近いほど小
さい。従ってこの場合、中心付近の露光の際に補正が必
要となる。
【0006】また、露光されるパターン密度が高い程、
電子ビーム21を被処理基板11に当てている時間が長
いため、この被り露光によって被処理基板11の中心と
周辺で露光量が異なるという問題への影響は、より大き
なものとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
電子ビーム露光装置では、被処理基板内に傾向をもって
生じる露光機のコラム下部からの2次電子の反射ビーム
によって被処理基板の中心と周辺で露光量が異なり、形
成されるパターンの解像度は劣ってしまうという問題が
あった。特に、露光されるパターン密度が高い程、この
問題の影響はより大きい。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するもので、
被処理基板上に塗布されたレジストを電子ビーム露光す
る際に生じる2次電子の影響を補正した高解像度の電子
ビーム露光装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の特徴の電子ビーム露光装置は、図1
に示す如く、被処理基板11に対して描画を行なう電子
照射系5を備える電子ビーム露光装置であって、前記電
子照射系5による電子ビーム露光によって前記被処理基
板11上の特定領域に生じる2次電子の影響を、電子ビ
ーム露光時に露光量を変化させて補正する補正手段3を
有して構成する。
【0010】本発明の第2の特徴の電子ビーム露光装置
は、請求項1に記載の電子ビーム露光装置において、前
記電子照射系5は、前記被処理基板11の位置座標を検
出する位置検出手段14を有して構成し、前記補正手段
3は、前記位置検出手段14からの位置情報に基づき、
補正を要する領域に対して露光量を変化させることによ
り補正する。
【0011】また、本発明の第3の特徴の電子ビーム露
光装置は、請求項1または2に記載の電子ビーム露光装
置において、前記補正手段3は、補正を要する領域に対
して、露光量を線形に変化させることにより補正する。
【0012】更に、本発明の第4の特徴の電子ビーム露
光装置は、請求項1または2に記載の電子ビーム露光装
置において、前記補正手段3は、露光被りの大きい領域
に対して、露光量が小さくなるよう変化させて補正す
る。
【0013】
【作用】本発明の第1、第2、及び第3の特徴の電子ビ
ーム露光装置では、図1に示す如く、位置検出手段14
により被処理基板11の座標を読み取って位置情報を検
出する。露光操作を制御するCPU1は、この情報に基
いて、補正を要する領域に対して補正手段3により露光
量を変化させ、補正を行なう。
【0014】一般に、2次電子の露光機コラム13の反
射による被り露光の影響は、被処理基板11上の露光領
域の中心に近いほど大きく、周辺に近いほど小さいの
で、例えば、中心に近づく程、少なくなるように露光量
を線形的に変化させて補正を行なう。
【0015】従って、2次電子の露光機コラム13の反
射による被り露光の影響を、領域を指定して露光量で補
正することができ、被処理基板11面上で均一な露光量
とすることができ、面内寸法の均一なパターンを作成す
ることが可能となる。
【0016】
【実施例】次に、本発明に係る実施例を図面に基づいて
説明する。図1に本発明の一実施例に係る電子ビーム露
光装置の構成図を示す。
【0017】同図において、本実施例の電子ビーム露光
装置は、CADシステムからパターンデータを受け取
り、パターンの縮小、拡大、分割等のデータ編集の後、
電子ビーム露光装置固有のフォーマットに変換する等の
処理を行なうCPU1と、露光の際に、CPU1の制御
に基づき露光量の補正を行なう自動露光量補正回路3
と、自動露光量補正回路3からのデータに基づき描画を
行なう電子照射系5から構成されている。
【0018】電子照射系5は、各種レンズ及び偏向コイ
ル等からなる露光機コラム13と、被処理基板11を設
置するステージ12と、被処理基板11のステージ12
上の座標を測定するX方向及びY方向のレーザ座標測定
器16及び17と、レーザ座標測定器16及び17の測
定データを基に位置を検出する位置検出回路18から構
成されている。尚、位置検出手段14は、レーザ座標測
定器16及び17、並びに位置検出回路18である。
【0019】本実施例の電子ビーム露光装置では、レー
ザ座標測定器16及び17から被処理基板11の座標を
読み取って、位置検出回路18により位置情報を検出す
る。CPU1は、この情報に基いて、補正を要する領域
に対して自動露光量補正回路3により露光量を変化さ
せ、補正を行なう。
【0020】従来の技術で説明したように、2次電子の
露光機コラム13の反射による被り露光の影響は、被処
理基板11上の露光領域の中心に近いほど大きく、周辺
に近いほど小さい。従って本実施例の電子ビーム露光装
置では、その補正方法として、中心に近づく程、露光量
を少なくなるように、CPU1内のメモリに、予め露光
位置に対する露光の補正量を記憶しておき、位置検出回
路18からの位置情報に基いて、自動露光量補正回路3
により露光量を変化させて補正を行なう。
【0021】次に具体例を用いて説明する。図2は、被
処理基板11の断面構造図であり、5インチ四方で厚さ
0.09インチのガラス基板(SiO2 )31にクロム
(Cr)32を1000[Å]スパッタし、その上に5
000[Å]のポジ形レジスト(例えば、EBR−9)
33を塗布したレチクル基板11である。
【0022】本具体例では、電子ビーム露光装置は加速
電圧20[kV]、補正無しの領域の露光量は6[μc
/cm2 ]であり、露光パターンは1.5μmのL&S
(Line & Space;可変線状ビーム方式の電子ビーム露光
装置を仮定する)であり、露光領域は100mm四方で
あるとする。
【0023】100mm四方の露光領域内で、補正をか
けないで露光した場合と、被り露光の影響がでる領域の
周辺に近いほうから中心に向かって、6[μc/c
2 ]から5.2[μc/cm2 ]へと線形に変化させ
て補正した場合のパターン幅のばらつきを比較する。
尚、測定ポイントは、15mmピッチで、7×7の格子
状に分布させた(90mm四方内の)49点中、任意の
5点である。
【0024】補正をかけない場合には、 0.18, 0.15, 0.14, 0.17,
0.16[μm] 平均値=0.16[μm] 補正をかけた場合には、 0.03, 0.04, 0.06, 0.06,
0.04[μm] 平均値=0.05[μm] であった。つまり、本具体例では、補正をかけない場合
に0.16[μm]程度パターン幅が太くなっていたも
のが、補正をかけることにより0.05[μm]程度に
収まり、0.11[μm]改善されたことになる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
位置検出手段により被処理基板の座標を読み取って位置
情報を検出し、この情報に基いて、補正を要する領域に
対して補正手段により例えば線形的に露光量を変化さ
せ、補正を行なうこととしたので、2次電子の露光機コ
ラムの反射による被り露光の影響を、領域を指定して露
光量で補正することができ、被処理基板面上で均一な露
光量とすることができ、面内寸法の均一なパターンを作
成することが可能となり、結果として高解像度の電子ビ
ーム露光装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電子ビーム露光装置の
構成図である。
【図2】被処理基板の断面構造図である。
【図3】図3(1)は電子ビーム露光における2次電子
の露光機コラムの反射による被り露光の影響の説明図、
図3(2)は被処理基板上の露光量変化の説明図であ
る。
【符号の説明】
1…CPU 3…自動露光量補正回路(補正手段) 5…電子照射系 11…被処理基板 12…ステージ 13…露光機コラム 14…位置検出手段 16,17…レーザ座標測定器 18…位置検出回路 21…電子ビーム 22…2次電子 23…露光機コラムによる反射ビーム 31…ガラス基板(SiO2 ) 32…クロム(Cr) 33…ポジ形レジスト(EBR−9)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板(11)に対して描画を行な
    う電子照射系(5)を備える電子ビーム露光装置であっ
    て、 前記電子照射系(5)による電子ビーム露光によって前
    記被処理基板(11)上の特定領域に生じる2次電子の
    影響を、電子ビーム露光時に露光量を変化させて補正す
    る補正手段(3)を有することを特徴とする電子ビーム
    露光装置。
  2. 【請求項2】 前記電子照射系(5)は、前記被処理基
    板(11)の位置座標を検出する位置検出手段(14)
    を有し、 前記補正手段(3)は、前記位置検出手段(14)から
    の位置情報に基づき、補正を要する領域に対して露光量
    を変化させることにより補正することを特徴とする請求
    項1に記載の電子ビーム露光装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段(3)は、補正を要する領
    域に対して、露光量を線形に変化させることにより補正
    することを特徴とする請求項1または2に記載の電子ビ
    ーム露光装置。
  4. 【請求項4】 前記補正手段(3)は、露光被りの大き
    い領域に対して、露光量が小さくなるよう変化させて補
    正することを特徴とする請求項1または2に記載の電子
    ビーム露光装置。
JP13949692A 1992-05-29 1992-05-29 電子ビーム露光装置 Withdrawn JPH05335222A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007220728A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Nuflare Technology Inc 荷電粒子ビーム描画装置、荷電粒子ビーム描画方法及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 19990803