JP2011033932A - 荷電粒子ビーム描画装置および方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム描画装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マスクの種類が異なる場合であっても、それぞれのマスク内の面内線幅均一性を向上させる。
【解決手段】マスク基板の上面にレジストを塗布することにより構成されたマスクMを載置する可動ステージ10a2aが設けられた描画室10a2と、レジストにパターンを描画するための荷電粒子ビーム10a1bを照射する光学鏡筒10a1とを具備する荷電粒子ビーム描画装置10において、近接効果およびかぶりに基づいて光学鏡筒10a1からレジストへの荷電粒子ビーム10a1bの照射量を補正する荷電粒子ビーム照射量補正部10b1aと、レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーと、レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量との比である変換係数を、レジスト上のパターン密度と、レジスト上の位置とに基づいて変更する変換係数変更部10b1a2とを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、マスク基板の上面に塗布されたレジストに荷電粒子ビームによってパターンが描画される荷電粒子ビーム描画装置および方法に関する。
従来から、マスク基板の上面にレジストを塗布することにより構成されたマスクが描画室の可動ステージ上に載置され、レジストにパターンを描画するための荷電粒子ビームが光学鏡筒からレジストに照射され、近接効果およびかぶり(フォギング効果)に基づいて光学鏡筒からレジストへの荷電粒子ビームの照射量が補正される荷電粒子ビーム描画装置が知られている。この種の荷電粒子ビーム描画装置の例としては、例えば特許文献1(特開2007−220728号公報)などに記載されたものがある。
特許文献1に記載された荷電粒子ビーム描画装置では、特許文献1の式3および式4に基づいて近接効果補正照射量が算出される。また、特許文献1の式15に基づいてかぶり補正照射量が算出される。更に、算出された近接効果補正照射量とかぶり補正照射量とを乗じて合成する特許文献1の式2に基づいて光学鏡筒からレジストへの荷電粒子ビームの補正照射量が算出される。
また、特許文献1の式1には、近接効果(特許文献1の段落〔0004〕参照)およびかぶり(特許文献1の段落〔0004〕参照)の影響を考慮したレジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量と、レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積エネルギー(レジストの吸収量)との関係が記載されている。詳細には、特許文献1の式1の左辺が、「レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積エネルギー」に相当しており、特許文献1の式1の右辺が、「近接効果およびかぶりの影響を考慮したレジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量」に相当している。
特許文献1に記載された荷電粒子ビーム描画装置では、「レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積エネルギー」(特許文献1の式1の左辺)と、「近接効果およびかぶりの影響を考慮したレジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量」(特許文献1の式1の右辺)との比が定数(詳細には、特許文献1の式1では1)に設定されている。
特開2007−220728号公報 特開2007−258659号公報
下記の数式1は、特許文献1の式1に対応しており、従来の一般的な荷電粒子ビーム描画装置における「レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積エネルギー」と、「近接効果およびかぶりの影響を考慮したレジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量」との関係を示している。
Figure 2011033932
詳細には、数式1は、レジスト上のうち、x軸方向に延びている所定の直線上の任意の位置xにおける「レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積エネルギーE(x)」と、「近接効果およびかぶりの影響を考慮したレジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量」(数式1の右辺の括弧[ ]内)との関係を示している。
数式1において、Kは「レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量」(数式1の右辺の括弧[ ]内)から「レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積エネルギーE(x)」への変換係数である。つまり、Kは「レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積エネルギーE(x)」と「レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量」との比を示している。更に、Cは「レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積エネルギーE(x)」の閾値である。
また、数式1において、D(x)はレジスト上の位置xに向かって光学鏡筒から照射される荷電粒子ビームの照射量を示している。更に、数式1の右辺の括弧[ ]内の左端の部分(D(x)/2)は、レジスト上の位置xに向かって光学鏡筒から照射される荷電粒子ビームのうち、位置xでレジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量を示している。つまり、数式1は、レジスト上の位置xに向かって光学鏡筒から照射される荷電粒子ビームの照射量(D(x))の半分の量(D(x)/2)が位置xでレジストに蓄積される、という考え方に基づいている。
更に、数式1の右辺の括弧[ ]内の中央の部分は、光学鏡筒からレジストの描画領域A全体の任意の位置x’に照射される荷電粒子ビームのうち、近接効果によってレジスト上の位置xに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量を示している。詳細には、数式1において、ηは近接効果補正係数を示しており、gは近接効果影響分布を示している。従来の一般的な荷電粒子ビーム描画装置では、近接効果影響分布gとして、例えばガウス分布(正規分布)が用いられている。
また、数式1の右辺の括弧[ ]内の右端の部分は、光学鏡筒からレジストの描画領域A全体の任意の位置x’に照射される荷電粒子ビームのうち、かぶり(フォギング効果)によってレジスト上の位置xに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量を示している。詳細には、数式1において、θはかぶり補正係数を示しており、gはかぶり影響分布を示している。従来の一般的な荷電粒子ビーム描画装置では、かぶり影響分布gとして、例えばガウス分布(正規分布)が用いられている。
ところで、荷電粒子ビーム描画装置では、近接効果およびかぶりの影響を考慮することなく、一定の基準照射量(特許文献1の段落〔0084〕参照)の荷電粒子ビームを光学鏡筒からレジストに照射することによって、一定の線幅W(図5参照)を有する線状のパターンPL1,PL2,PL3(図5参照)をマスクM(図5参照)のレジストに描画しようとすると、近接効果およびかぶりの影響によって、周りのパターン密度が高い位置x3,x4(図5および図6参照)における線状のパターンPL2の線幅W(図6のグラフの縦軸)が、周りのパターン密度が低い位置x1,x6における線状のパターンPL1,PL3の線幅W(図6のグラフの縦軸)よりも太くなる。
そこで、従来の荷電粒子ビーム描画装置では、周りのパターン密度が高い位置x3,x4(図5および図6参照)における線状のパターンPL2(図5参照)の線幅W(図6のグラフの縦軸)と、周りのパターン密度が低い位置x1,x6(図5および図6参照)における線状のパターンPL1,PL3(図5参照)の線幅W(図6のグラフの縦軸)とが等しくなるように、レジスト上の各位置x(例えば、位置x1,x2,x3,x4,x5,x6(図5および図6参照))における「レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量」(数式1の右辺の括弧[ ]内)が調整される。
詳細には、従来の荷電粒子ビーム描画装置では、数式1中の変換係数Kが変更されることなく、定数に設定された状態で、例えば、レジスト上の各位置x(例えば、位置x1,x2,x3,x4,x5,x6(図5および図6参照))における「レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積エネルギーE(x)」(数式1の左辺)の値が閾値Cに一致するように、レジスト上の各位置xにおける「レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量」(数式1の右辺の括弧[ ]内)が調整される。
ところが、本発明者の鋭意研究により、上述したレジスト上の各位置x(例えば、位置x1,x2,x3,x4,x5,x6(図5および図6参照))における「レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量」(数式1の右辺の括弧[ ]内)の調整を行うことによって、ある種類のマスクのレジストに描画される周りのパターン密度が高い位置x3,x4(図5および図6参照)における線状のパターンPL2(図5参照)の線幅W(図6のグラフの縦軸)と、周りのパターン密度が低い位置x1,x6(図5および図6参照)における線状のパターンPL1,PL3(図5参照)の線幅W(図6のグラフの縦軸)とを均一にすることができるものの、つまり、ある種類のマスク内の面内線幅均一性を向上させることができるものの、上述したレジスト上の各位置xにおける「レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量」(数式1の右辺の括弧[ ]内)の調整を行っても、そのマスクとは種類が異なるマスクのレジストに描画される周りのパターン密度が高い位置x3,x4(図5、図7および図8参照)における線状のパターンPL2(図5参照)の線幅W(図7および図8のグラフの縦軸)と、周りのパターン密度が低い位置x1,x6(図5、図7および図8参照)における線状のパターンPL1,PL3(図5参照)の線幅W(図7および図8のグラフの縦軸)とを均一にすることが困難であることが見い出された。
上述した問題点に鑑み、本発明は、マスクの種類が異なる場合であっても、それぞれのマスク内の面内線幅均一性を向上させることができる荷電粒子ビーム描画装置および方法を提供することを目的とする。
詳細には、本発明は、レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積エネルギーとレジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量との比である変換係数が定数に設定される場合よりも、種類が異なるそれぞれのマスク内の面内線幅均一性を向上させることができる荷電粒子ビーム描画装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、マスク基板の上面にレジストを塗布することにより構成されたマスクを載置する可動ステージが設けられた描画室と、
レジストにパターンを描画するための荷電粒子ビームを照射する光学鏡筒と、
近接効果およびかぶりに基づいて光学鏡筒からレジストへの荷電粒子ビームの照射量を補正する荷電粒子ビーム照射量補正部と、
レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積エネルギーと、レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量との比である変換係数を、レジスト上のパターン密度と、レジスト上の位置とに基づいて変更する変換係数変更部とを具備することを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置が提供される。
本発明の別の一態様によれば、マスク基板の上面にレジストを塗布することにより構成されたマスクを描画室内の可動ステージ上に載置し、
光学鏡筒からマスクのレジストに荷電粒子ビームを照射することによってレジストにパターンを描画する荷電粒子ビーム描画方法において、
近接効果およびかぶりに基づいて光学鏡筒からレジストへの荷電粒子ビームの照射量を補正する場合に、レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積エネルギーと、レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量との比である変換係数を、レジスト上のパターン密度と、レジスト上の位置とに基づいて変更することを特徴とする荷電粒子ビーム描画方法が提供される。
本発明によれば、マスクの種類が異なる場合であっても、それぞれのマスク内の面内線幅均一性を向上させることができる。
第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10の概略的な構成図である。 図1に示す制御計算機10b1の詳細図である。 第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10において荷電粒子ビーム10a1bの1回のショットでマスクMのレジスト上に描画することができるパターンPの一例を説明するための図である。 マスクMのレジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーEの大きさとマスクMのレジストに描画されるパターンPの有無を説明するための図である。 荷電粒子ビーム照射量補正部10b1aによって荷電粒子ビーム10a1bの照射量を補正する時に必要な例えばかぶり補正係数θなどのパラメータなどを決定するために評価用マスクMのレジストに描画される評価用の線状のパターンPL1,PL2,PL3などの一例を概略的に示した図である。 第1の種類のマスクMのレジストに対して図5に示す手法で描画された評価用の線状のパターンPL1,PL2,PL3の線幅Wの計測値を示した図である。 第2の種類のマスクMのレジストに対して図5に示す手法で描画された評価用の線状のパターンPL1,PL2,PL3の線幅Wの計測値を示した図である。 第3の種類のマスクMのレジストに対して図5に示す手法で描画された評価用の線状のパターンPL1,PL2,PL3の線幅Wの計測値を示した図である。
以下、本発明の荷電粒子ビーム描画装置の第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10の概略的な構成図である。図2は図1に示す制御計算機10b1の詳細図である。第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図1に示すように、例えば、マスク基板の上面にレジストを塗布することにより構成されたマスクMに荷電粒子ビーム10a1bを照射することによって、マスクMのレジスト上に目的のパターンを描画するための描画部10aが設けられている。
第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、荷電粒子ビーム10a1bとして例えば電子ビームが用いられるが、第2の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、代わりに、荷電粒子ビーム10a1bとして例えばイオンビーム等の電子ビーム以外の荷電粒子ビームを用いることも可能である。
第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図1に示すように、例えば、荷電粒子銃10a1aと、荷電粒子銃10a1aから照射された荷電粒子ビーム10a1bを偏向する偏向器10a1c,10a1d,10a1e,10a1fと、偏向器10a1c,10a1d,10a1e,10a1fによって偏向された荷電粒子ビーム10a1bによる描画が行われるマスクMを載置する可動ステージ10a2aとが、描画部10aに設けられている。
詳細には、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図1に示すように、例えば、描画部10aの一部を構成する描画室10a2に、マスクMが載置された可動ステージ10a2aが配置されている。この可動ステージ10a2aは、例えば、x軸方向(図1の左右方向)およびy軸方向(図1の手前側−奥側方向)に移動可能に構成されている。
更に、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図1に示すように、例えば、描画部10aの一部を構成する光学鏡筒10a1に、荷電粒子銃10a1aと、偏向器10a1c,10a1d,10a1e,10a1fと、レンズ10a1g,10a1h,10a1i,10a1j,10a1kと、第1成形アパーチャ10a1lと、第2成形アパーチャ10a1mとが配置されている。
具体的には、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図1および図2に示すように、例えば、制御計算機10b1に入力された描画データを、荷電粒子ビーム照射量補正部10b1aを介在させることなく、ショットデータ生成部10b1bに直接転送することができる。第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、例えば、描画データが荷電粒子ビーム照射量補正部10b1aを介在せしめられることなくショットデータ生成部10b1bに直接転送される場合、描画データに含まれている図形(例えば、特開2009−88313号公報の図3参照)に対応するパターンをマスクMのレジストに描画するために、一定の基準照射量(特許文献1の段落〔0084〕参照)の荷電粒子ビーム10a1bが光学鏡筒10a1からマスクMのレジストに照射される。
更に、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図1および図2に示すように、例えば、制御計算機10b1に入力された描画データを、荷電粒子ビーム照射量補正部10b1aを介した後に、ショットデータ生成部10b1bに転送することができる。第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、例えば、描画データが荷電粒子ビーム照射量補正部10b1aを介してショットデータ生成部10b1bに転送される場合、描画データに含まれている図形に対応するパターンをマスクMのレジストに描画するために、荷電粒子ビーム照射量補正部10b1aによって補正された照射量の荷電粒子ビーム10a1bが光学鏡筒10a1からマスクMのレジストに照射される。
また、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図1および図2に示すように、例えば、ショットデータ生成部10b1bによって、マスクMのレジスト上にパターンを描画する荷電粒子ビーム10a1bを照射するためのショットデータが生成される。
更に、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図1および図2に示すように、例えば、ショットデータ生成部10b1bによって生成されたショットデータが、偏向制御部10b1cに送られる。また、例えば、ショットデータに基づいて偏向制御部10b1cによって偏向器10a1c,10a1d,10a1e,10a1fが制御され、その結果、荷電粒子銃10a1aからの荷電粒子ビーム10a1bがマスクMのレジスト上の所望の位置に照射される。
詳細には、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図1および図2に示すように、例えば、制御部10bの制御計算機10b1のショットデータ生成部10b1bにより生成されたショットデータに基づき、偏向制御部10b1cによって偏向制御回路10b2を介してブランキング偏向器10a1cを制御することにより、荷電粒子銃10a1aから照射された荷電粒子ビーム10a1bが、例えば第1成形アパーチャ10a1lの開口10a1l’(図3参照)を透過せしめられてマスクMのレジストに照射されるか、あるいは、例えば第1成形アパーチャ10a1lの開口10a1l’以外の部分によって遮られてマスクMのレジストに照射されないかが、切り換えられる。つまり、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、ブランキング偏向器10a1cを制御することにより、例えば、荷電粒子ビーム10a1bの照射量(照射時間)を制御することができる。
また、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図1および図2に示すように、例えば、制御部10bの制御計算機10b1のショットデータ生成部10b1bにより生成されたショットデータに基づき、偏向制御部10b1cによって偏向制御回路10b3を介してビーム寸法可変偏向器10a1dを制御することにより、第1成形アパーチャ10a1lの開口10a1l’(図3参照)を透過せしめられた荷電粒子ビーム10a1bが、ビーム寸法可変偏向器10a1dによって偏向される。次いで、ビーム寸法可変偏向器10a1dによって偏向された荷電粒子ビーム10a1bの一部が、第2成形アパーチャ10a1mの開口10a1m’(図3参照)を透過せしめられる。つまり、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、例えば、ビーム寸法可変偏向器10a1dによって荷電粒子ビーム10a1bが偏向される量、向きなどを調整することにより、マスクMのレジストに照射される荷電粒子ビーム10a1bの大きさ、形状などを調整することができる。
図3は第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10において荷電粒子ビーム10a1bの1回のショットでマスクMのレジスト上に描画することができるパターンPの一例を説明するための図である。第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図1および図3に示すように、例えば、荷電粒子ビーム10a1bによってマスクMのレジスト上にパターンP(図3参照)が描画される時に、荷電粒子銃10a1a(図1参照)から照射された荷電粒子ビーム10a1bの一部が、第1成形アパーチャ10a1lの例えば正方形の開口10a1l’(図3参照)を透過せしめられる。その結果、第1成形アパーチャ10a1lの開口10a1l’を透過せしめられた荷電粒子ビーム10a1bの水平断面形状が、例えば概略正方形になる。次いで、第1成形アパーチャ10a1lの開口10a1l’を透過せしめられた荷電粒子ビーム10a1bの一部が、第2成形アパーチャ10a1mの開口10a1m’(図3参照)を透過せしめられる。
また、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図1および図3に示すように、例えば、第1成形アパーチャ10a1lの開口10a1l’(図3参照)を透過せしめられた荷電粒子ビーム10a1bをビーム寸法可変偏向器10a1d(図1参照)によって偏向することにより、第2成形アパーチャ10a1mの開口10a1m’(図3参照)を透過せしめられる荷電粒子ビーム10a1bの水平断面形状を、例えば矩形(正方形または長方形)にしたり、例えば三角形にしたりすることができる。
更に、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図1および図3に示すように、例えば、第2成形アパーチャ10a1mの開口10a1m’(図3参照)を透過せしめられた荷電粒子ビーム10a1bを、マスクMのレジスト上の所定の位置に所定の照射時間だけ照射し続けることにより(つまり、マスクMのレジスト上の所定の位置に所定の照射量だけ照射することにより)、第2成形アパーチャ10a1mの開口10a1m’(図3参照)を透過せしめられた荷電粒子ビーム10a1bの水平断面形状と概略同一形状のパターンP(図3参照)をマスクMのレジスト上に描画することができる。
つまり、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図1および図3に示すように、第1成形アパーチャ10a1lの開口10a1l’(図3参照)を透過せしめられた荷電粒子ビーム10a1bがビーム寸法可変偏向器10a1d(図1参照)によって偏向される量および向きを偏向制御部10b1c(図2参照)によって制御することにより、例えば、図3に示すような概略正方形のパターンPを、荷電粒子ビーム10a1bの1回のショットでマスクMのレジスト上に描画することができる。
また、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図3に示すように、例えば、概略正方形のパターンPを描画する荷電粒子ビーム10a1bのショットを複数回実行することにより、所定の線幅Wを有する線状のパターンPLをマスクMのレジスト上に描画することができる。
更に、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図1および図2に示すように、例えば、制御部10bの制御計算機10b1のショットデータ生成部10b1bにより生成されたショットデータに基づき、偏向制御部10b1cによって偏向制御回路10b4を介して主偏向器10a1eを制御することにより、第2成形アパーチャ10a1mの開口10a1m’(図3参照)を透過せしめられた荷電粒子ビーム10a1bが、主偏向器10a1eによって偏向される。
また、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図1および図2に示すように、例えば、制御部10bの制御計算機10b1のショットデータ生成部10b1bにより生成されたショットデータに基づき、偏向制御部10b1cによって偏向制御回路10b5を介して副偏向器10a1fを制御することにより、主偏向器10a1eによって偏向された荷電粒子ビーム10a1bが、副偏向器10a1fによって更に偏向される。つまり、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、例えば、主偏向器10a1eおよび副偏向器10a1fによって荷電粒子ビーム10a1bが偏向される量、向きなどを調整することにより、マスクMのレジストに照射される荷電粒子ビーム10a1bの照射位置を調整することができる。
更に、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図1および図2に示すように、例えば、制御部10bの制御計算機10b1のショットデータ生成部10b1bにより生成されたショットデータに基づき、ステージ制御部10b1dによってステージ制御回路10b6を介して可動ステージ10a2aの移動が制御される。
図4はマスクMのレジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーEの大きさとマスクMのレジストに描画されるパターンPの有無を説明するための図である。詳細には、図4(A)はマスクMのレジストのx軸(図4(B)参照)上に蓄積される荷電粒子ビーム10a1b(図1および図3参照)の蓄積エネルギーEを示している。図4(B)は荷電粒子ビーム10a1bによってマスクMのレジストにパターンPが描画されない範囲A1,A3および荷電粒子ビーム10a1bによってマスクMのレジストにパターンPが描画される範囲A2を示している。
第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10に適用されるマスクMでは、例えば、図4に示すように、マスクMのレジストのx軸上のうち、マスクMのレジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積エネルギーEが所定の閾値Cより小さい範囲A1(x<xa),A3(xb<x)では、荷電粒子ビーム10a1b(図1および図3参照)によってマスクMのレジストにパターンPが描画されない。一方、マスクMのレジストのx軸上のうち、マスクMのレジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積エネルギーEが所定の閾値C以上になる範囲A2(xa≦x≦xb)では、荷電粒子ビーム10a1b(図1および図3参照)によってマスクMのレジストにパターンPが描画される。
図5は荷電粒子ビーム照射量補正部10b1aによって荷電粒子ビーム10a1bの照射量を補正する時に必要な例えばかぶり補正係数θなどのパラメータなどを決定するために評価用マスクMのレジストに描画される評価用の線状のパターンPL1,PL2,PL3などの一例を概略的に示した図である。
図5に示す例では、例えば、評価用マスクMのレジストのx軸上の位置x3〜位置x4の周りのパターン密度が高くなるように(詳細には、位置x3〜位置x4の周りのパターン面積密度が100%になるように)、荷電粒子ビーム10a1b(図1および図3参照)によって評価用マスクMのレジストにパターンPa,Pbが描画される。一方、例えば、評価用マスクMのレジストのx軸上の位置x1〜位置x2の周りのパターン密度が低くなるように設定される(詳細には、位置x1〜位置x2の周りのパターン面積密度が0%に設定される)。同様に、例えば、評価用マスクMのレジストのx軸上の位置x5〜位置x6の周りのパターン密度が低くなるように設定される(詳細には、位置x5〜位置x6の周りのパターン面積密度が0%に設定される)。
更に、図5に示す例では、例えば、一定の基準照射量(特許文献1の段落〔0084〕参照)の荷電粒子ビーム10a1b(図1および図3参照)が光学鏡筒10a1(図1参照)から評価用マスクMのレジストのx軸上に照射され、評価用の線状のパターンPL1,PL2,PL3が描画される。詳細には、例えば、評価用の線状のパターンPL1,PL2,PL3の線幅Wの目標値が目標線幅Wt(図6参照)に設定された状態で、荷電粒子ビーム照射量補正部10b1a(図2参照)による荷電粒子ビーム10a1bの照射量の補正が実行されることなく、一定の基準照射量の荷電粒子ビーム10a1bによって評価用の線状のパターンPL1,PL2,PL3が描画される。
図6は第1の種類のマスクMのレジストに対して図5に示す手法で描画された評価用の線状のパターンPL1,PL2,PL3の線幅Wの計測値を示した図である。図6のグラフの横軸の位置x1,x2,x3,x4,x5,x6は図5中のx軸上の位置x1,x2,x3,x4,x5,x6に概略対応している。マスクMのレジストに描画された評価用の線状のパターンPL1,PL2,PL3の線幅Wは、例えばSEM(走査型電子顕微鏡)などを用いることによって計測することができる。
図5および図6に示す例では、例えば、評価用の線状のパターンPL1の位置x1における線幅W、および、評価用の線状のパターンPL3の位置x6における線幅Wは、例えば、評価用の線状のパターンPL1,PL3の自己近接効果の影響などによって、目標線幅Wtよりも細くなる傾向がある。一方、評価用の線状のパターンPL2の位置x3,x4における線幅Wは、パターンPa,Pbとの相互近接効果の影響、パターンPa,Pbを描画する時のかぶり荷電粒子の影響などによって、目標線幅Wtよりも太くなる傾向がある。
図7は第2の種類のマスクMのレジストに対して図5に示す手法で描画された評価用の線状のパターンPL1,PL2,PL3の線幅Wの計測値を示した図である。図8は第3の種類のマスクMのレジストに対して図5に示す手法で描画された評価用の線状のパターンPL1,PL2,PL3の線幅Wの計測値を示した図である。
従来の荷電粒子ビーム描画装置では、第1の種類のマスクMのみが適用され、第2の種類のマスクMおよび第3の種類のマスクMが適用されていなかった。そのため、従来の荷電粒子ビーム描画装置では、例えば、図6のグラフに示す線幅Wの曲線が目標線幅Wtに一致する水平な直線になるように、光学鏡筒10a1(図1参照)から第1の種類のマスクMのレジストへの荷電粒子ビーム10a1b(図1参照)の照射量が補正されていた。
詳細には、従来の荷電粒子ビーム描画装置では、数式1中の変換係数Kを定数に設定した場合であっても、例えば、数式1の右辺の括弧[ ]内の右端の部分(かぶり電子の影響関数)を調整することにより、第1の種類のマスクMのレジストに描画される評価用の線状のパターンPL1,PL2,PL3(図5参照)の実際の線幅Wを目標線幅Wt(図6参照)に一致させることができた。つまり、従来の荷電粒子ビーム描画装置では、数式1中の変換係数Kを定数に設定した場合であっても、例えば、光学鏡筒10a1(図1参照)から第1の種類のマスクMのレジストの描画領域A(数式1参照)全体の任意の位置x’(数式1参照)に照射される荷電粒子ビーム10a1b(図1参照)のうち、かぶりによって第1の種類のマスクMのレジスト上の位置x(数式1参照)に蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量(数式1の右辺の括弧[ ]内の右端の部分)を調整することにより、第1の種類のマスクMのレジストに描画される評価用の線状のパターンPL1,PL2,PL3(図5参照)の実際の線幅Wを目標線幅Wt(図6参照)に一致させることができた。
ところが、本発明者の鋭意研究により、第1の種類のマスクMのレジスト上の各位置x(例えば、位置x1,x2,x3,x4,x5,x6(図5および図6参照))における「レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量」(数式1の右辺の括弧[ ]内)の調整を行うことによって、第1の種類のマスクMのレジストに描画される周りのパターン密度が高い位置x3,x4(図5および図6参照)における線状のパターンPL2(図5参照)の線幅W(図6のグラフの縦軸)と、周りのパターン密度が低い位置x1,x6(図5および図6参照)における線状のパターンPL1,PL3(図5参照)の線幅W(図6のグラフの縦軸)とを均一にすることができるものの、つまり、第1の種類のマスクM内の面内線幅均一性を向上させることができるものの、第2の種類のマスクMおよび第3の種類のマスクMのレジスト上の各位置x(例えば、位置x1,x2,x3,x4,x5,x6(図5および図6参照))における「レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量」(数式1の右辺の括弧[ ]内)の調整を行っても、第2の種類のマスクMおよび第3の種類のマスクMのレジストに描画される周りのパターン密度が高い位置x3,x4(図5、図7および図8参照)における線状のパターンPL2(図5参照)の線幅W(図7および図8のグラフの縦軸)と、周りのパターン密度が低い位置x1,x6(図5、図7および図8参照)における線状のパターンPL1,PL3(図5参照)の線幅W(図7および図8のグラフの縦軸)とを均一にすることが困難であることが見い出された。
そこで、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、第1の種類のマスクMのみならず、例えば第2の種類のマスクM、第3の種類のマスクMなどのような、第1の種類のマスクMとは種類が異なるマスクMを適用することができるように、すなわち、第1の種類のマスクM内の面内線幅均一性を向上させることができると共に、例えば第2の種類のマスクM、第3の種類のマスクMなどのような、第1の種類のマスクMとは種類が異なるマスクM内の面内線幅均一性を向上させることができるように、後述する改良が施されている。
具体的には、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図2に示すように、近接効果およびかぶりに基づいて光学鏡筒10a1(図1参照)から、例えば第1の種類のマスクM、第2の種類のマスクM、第3の種類のマスクMなどのレジストへの荷電粒子ビーム10a1b(図1参照)の照射量を補正する荷電粒子ビーム照射量補正部10b1aが制御計算機10b1に設けられている。更に、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と、「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ]内)との比である「変換係数K’(U(x),x)」を、レジスト上のパターン密度と、レジスト上の位置xとに基づいて変更する変換係数変更部10b1a2が、例えば荷電粒子ビーム照射量補正部10b1aに設けられている。
下記の数式2は、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10における「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と、「近接効果およびかぶりの影響を考慮したレジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ]内)との関係を示している。下記の数式3は、数式2中の「関数U(x)」について詳細に示している。
Figure 2011033932
Figure 2011033932
詳細には、数式2は、レジスト上のうち、x軸方向に延びている所定の直線上の任意の位置xにおける「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と、「近接効果およびかぶりの影響を考慮したレジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ]内)との関係を示している。
数式2において、K’(U(x),x)は「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ]内)から「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」への変換係数である。更に、Cは「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」の閾値である。
また、数式2において、D(x)はレジスト上の位置xに向かって光学鏡筒10a1から照射される荷電粒子ビーム10a1bの照射量を示している。更に、数式2の右辺の括弧[ ]内の左端の部分(D(x)/2)は、レジスト上の位置xに向かって光学鏡筒10a1から照射される荷電粒子ビーム10a1bのうち、位置xでレジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量を示している。つまり、数式2は、レジスト上の位置xに向かって光学鏡筒10a1から照射される荷電粒子ビーム10a1bの照射量(D(x))の半分の量(D(x)/2)が位置xでレジストに蓄積される、という考え方に基づいている。
更に、数式2の右辺の括弧[ ]内の中央の部分は、光学鏡筒10a1からレジストの描画領域A全体の任意の位置x’に照射される荷電粒子ビーム10a1bのうち、近接効果によってレジスト上の位置xに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量を示している。詳細には、数式2において、ηは近接効果補正係数を示しており、gは近接効果影響分布を示している。第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、近接効果影響分布gとして、例えばガウス分布(正規分布)が用いられている。
また、数式2の右辺の括弧[ ]内の右端の部分は、光学鏡筒10a1からレジストの描画領域A全体の任意の位置x’に照射される荷電粒子ビーム10a1bのうち、かぶり(フォギング効果)によってレジスト上の位置xに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量を示している。詳細には、数式2において、θはかぶり補正係数を示しており、gはかぶり影響分布を示している。第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、かぶり影響分布gとして、例えばガウス分布(正規分布)が用いられている。
更に、数式3において、λは変換係数変更用係数(定数)を示しており、gは変換係数変更用分布を示している。第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、変換係数変更用分布gとして、例えばガウス分布(正規分布)が用いられている。数式3の関数U(x)の値は、パターン密度が高い位置xで大きい値になり、パターン密度が低い位置xで小さい値になる。
つまり、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図2、数式2および数式3に示すように、変換係数変更部10b1a2によって、「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と、「近接効果およびかぶりの影響を考慮したレジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ])との比である「変換係数K’(U(x),x)」が、レジスト上のパターン密度と、レジスト上の位置xとに基づいて変更される。
本発明者の鋭意研究では、上述したように「変換係数K’(U(x),x)」を設定することにより、第1の種類のマスクMのレジストに描画される周りのパターン密度が高い位置x3,x4(図5および図6参照)における線状のパターンPL2(図5参照)の線幅W(図6のグラフの縦軸)と、周りのパターン密度が低い位置x1,x6(図5および図6参照)における線状のパターンPL1,PL3の線幅W(図6のグラフの縦軸)とを均一にすることができ、更に、第1の種類のマスクMとは種類が異なる第2の種類のマスクMのレジストに描画される周りのパターン密度が高い位置x3,x4(図5および図7参照)における線状のパターンPL2(図5参照)の線幅W(図7のグラフの縦軸)と、周りのパターン密度が低い位置x1,x6(図5および図7参照)における線状のパターンPL1,PL3の線幅W(図7のグラフの縦軸)とを均一にすることができ、また、第1の種類のマスクMとは種類が異なる第3の種類のマスクMのレジストに描画される周りのパターン密度が高い位置x3,x4(図5および図8参照)における線状のパターンPL2(図5参照)の線幅W(図8のグラフの縦軸)と、周りのパターン密度が低い位置x1,x6(図5および図8参照)における線状のパターンPL1,PL3の線幅W(図8のグラフの縦軸)とを均一にすることができた。
具体的には、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、第2の種類のマスクMのレジストに描画されるパターンPL1,PL2,PL3(図5参照)の線幅W(図7のグラフの縦軸)を均一にするために、数式2中の「変換係数K’(U(x),x)」が、例えば、数式4に示すような関数に設定されている。また、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、第3の種類のマスクMのレジストに描画されるパターンPL1,PL2,PL3(図5参照)の線幅W(図8のグラフの縦軸)を均一にするために、数式2中の「変換係数K’(U(x),x)」が、例えば、数式5に示すような関数に設定されている。
Figure 2011033932
Figure 2011033932
数式4および数式5において、Kは所定の定数である。第2の種類のマスクMが第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10に適用される場合には、例えば、かぶり補正係数θが0.07に設定され、かぶり影響分布gの標準偏差σが1.5cmに設定され、変換係数変更用係数λが0.35に設定され、変換係数変更用分布gの標準偏差σが7.0mmに設定されている。また、第3の種類のマスクMが第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10に適用される場合には、例えば、かぶり補正係数θが0.07に設定され、かぶり影響分布gの標準偏差σが1.5cmに設定され、変換係数変更用係数λが0.025に設定され、変換係数変更用分布gの標準偏差σが7.0mmに設定されている。
詳細には、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、図2に示すように、例えば、かぶりに基づいて光学鏡筒10a1(図1参照)からレジストへの荷電粒子ビーム10a1b(図1参照)の照射量を補正するかぶり補正照射量算出部10b1a1が、荷電粒子ビーム照射量補正部10b1aに設けられている。更に、近接効果に基づいて光学鏡筒10a1からレジストへの荷電粒子ビーム10a1bの照射量を補正する近接効果補正機能がかぶり補正照射量算出部10b1a1に組み込まれている。
具体的には、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、かぶり補正照射量算出部10b1a1(図2参照)によって、かぶりに基づいて光学鏡筒10a1(図1参照)からレジストへの荷電粒子ビーム10a1b(図1参照)の照射量が補正され、下記の数式6からかぶり補正照射量F(x)が算出される。
Figure 2011033932
第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、数式6に示すように、例えば、かぶり補正照射量算出部10b1a1(図2参照)によって、補正量f(x)をn=1からn=∞まで加算することにより、かぶり補正照射量F(x)が算出される。詳細には、補正量f(x)は下記の数式7に示すようになり、補正量f(x)は下記の数式8に示すようになる。更に詳細には、数式7および数式8中の補正量ρ(x’)は下記の数式9に示すようになり、数式7および数式8中の補正係数ζは下記の数式10に示すようになる。つまり、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、数式7の右辺の分子が、「1」ではなく、「K/K’(U(x),x)」に設定される。
Figure 2011033932
Figure 2011033932
Figure 2011033932
Figure 2011033932
更に、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、例えば、近接効果に基づいて光学鏡筒10a1(図1参照)からレジストへの荷電粒子ビーム10a1b(図1参照)の照射量を補正する補正量に相当する補正量d(xl,j)(数式9参照)が、数式7および数式8中の補正量ρ(x’)に組み込まれている。
尚、数式9において「small region P」は、1個のかぶり補正メッシュ(特許文献1の段落〔0006〕参照)に相当する複数個の近接効果補正メッシュ(特許文献1の段落〔0006〕参照)を示している。また、ρ(xl,j)はレジスト上のパターン密度を示している。更に、△ は1個の近接効果補正メッシュの面積を示している。また、△ は1個のかぶり補正メッシュの面積を示している。
つまり、特許文献1に記載された荷電粒子ビーム描画装置では、特許文献1の式15に基づいてかぶり補正照射量が算出され、かぶり補正照射量とは別個に、特許文献1の式3および式4に基づいて近接効果補正照射量が算出される。更に、特許文献1に記載された荷電粒子ビーム描画装置では、別個に算出された近接効果補正照射量とかぶり補正照射量とを乗じて合成することにより、光学鏡筒からレジストへの荷電粒子ビームの補正照射量が算出される(特許文献1の式2参照)。
それに対し、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、例えば、かぶり補正照射量算出部10b1a1(図2参照)によってかぶり補正照射量F(x)が算出される(数式6〜数式10参照)。更に、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、例えば、荷電粒子ビーム照射量補正部10b1a(図2参照)において、かぶり補正照射量F(x)と、近接効果補正照射量d(x)と、基準照射量(特許文献1の段落〔0084〕参照)と、下記の数式とに基づいて、近接効果およびかぶりの影響を考慮してレジスト上の位置xに向かって光学鏡筒10a1(図1参照)から照射される荷電粒子ビーム10a1b(図1参照)の照射量D(x)(数式2参照)が算出される。
D(x)=d(x)F(x)×(基準照射量)
詳細には、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、例えば、上記数式中の近接効果補正照射量d(x)が、特許文献1の式3および式4に基づいて算出される。
上述したように、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10によれば、例えば、第1の種類のマスクM、第2の種類のマスクMおよび第3の種類のマスクMのように、マスクMの種類が異なる場合であっても、それぞれのマスクM内の面内線幅均一性を向上させることができる。詳細には、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10によれば、「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ])との比である変換係数K’(U(x),x)が定数に設定され、変更されない場合よりも、種類が異なるそれぞれのマスクM内の面内線幅均一性を向上させる。換言すれば、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10によれば、マスクMの種類が異なる場合であっても、それぞれのマスクMに生じる近接効果およびかぶりを正確に補正することができる。
以下、本発明の荷電粒子ビーム描画装置の第3の実施形態について説明する。第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、近接効果およびかぶり(フォギング効果)に対する補正が実行され、ローディング効果(特許文献1の段落〔0004〕参照)に対する補正が実行されないが、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10と同様に近接効果およびかぶり(フォギング効果)に対する補正が実行されると共に、ローディング効果に対する補正も実行される。
詳細には、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、ローディング効果によるパターン寸法変動量ΔCDに基づいて「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ])との比である変換係数を変更する機能が変換係数変更部10b1a2(図2参照)に組み込まれている。
つまり、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、例えば、「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ])との比である変換係数が「K’(U(x),x)」に設定されているのに対し、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、例えば、「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ])との比である変換係数が「exp(ΔCD/a(d(x)))×K’(U(x),x)」に設定されている。上記の変換係数中の「a(d(x))」は、例えば「近接効果補正量(あるいはパターン密度)に依存する量」である。
すなわち、例えば、ローディング効果によるパターン寸法変動量ΔCDが存在しない(つまり、ゼロである)場合には、「exp(ΔCD/a(d(x)))」の値が1になり、その結果、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10における変換係数「exp(ΔCD/a(d(x)))×K’(U(x),x)」の値と、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10における変換係数K’(U(x),x)の値とが等しくなる。
一方、例えば、ローディング効果によるパターン寸法変動量ΔCDが存在する(つまり、ゼロでない)場合には、「exp(ΔCD/a(d(x)))」の値が1とは異なる値になり、その結果、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10における変換係数「exp(ΔCD/a(d(x)))×K’(U(x),x)」の値と、第1の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10における変換係数K’(U(x),x)の値とが異なってくる。
つまり、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10によれば、マスクMの種類が異なる場合であっても、それぞれのマスクMに生じる近接効果、かぶりおよびローディング効果を正確に補正することができる。詳細には、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置では、特許文献2に記載された荷電粒子ビーム描画装置のように、別個に算出された近接効果補正照射量とかぶり補正照射量とローディング効果補正照射量とを乗じて合成することにより、光学鏡筒10a1からレジストへの荷電粒子ビーム10a1bの補正照射量が算出される(特許文献2の式9参照)のではなく、上述したように、ローディング効果によるパターン寸法変動量(CDエラー)ΔCDに基づいて「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ]内)との比である変換係数が変更される。
そのため、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10によれば、かぶり補正照射量と近接効果補正照射量とローディング効果補正照射量とが別個に算出され、それらを乗じて合成することによって光学鏡筒10a1からレジストへの荷電粒子ビーム10a1bの補正照射量が算出される場合(特許文献2の式9参照)よりも、「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ]内)の調整作業をシンプルにすることができ、近接効果、かぶりおよびローディング効果の補正精度を容易に向上させることができる。
以下、本発明の荷電粒子ビーム描画装置の第4の実施形態について説明する。第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、マスクMのレジストに描画されるパターンの密度に主に依存する近接効果、かぶり(フォギング効果)およびローディング効果に対する補正が実行され、パターン密度に依存せず、パターンが描画されるマスクM面内の位置xに依存するパターン寸法変動に対する補正が実行されない。それに対し、第4の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10と同様に、マスクMのレジストに描画されるパターンの密度に主に依存する近接効果、かぶり(フォギング効果)およびローディング効果に対する補正が実行されると共に、パターン密度に依存せず、パターンが描画されるマスクM面内の位置xに依存するマスクMの現像処理に伴うパターン寸法変動に対する補正も実行される(位置に依存するマスクMの現像処理に伴うパターン寸法変動については、例えば、特開2007−150243号公報の段落〔0041〕中の「測定1」参照)。
詳細には、例えば、特開2007−150243号公報の図9に記載されているように、マスクMのレジストに荷電粒子ビーム10a1bによって描画されるパターンの密度とは無関係に、マスクMの現像処理に伴って、マスクMの外周部分のレジスト上に描画されるパターンの線幅が、マスクMの中央部分のレジスト上に描画されるパターンの線幅よりも太くなる傾向がある。
上述した位置依存を考慮し、第4の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、マスクMのレジスト上の位置xに基づいて「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と「レジストに蓄積される荷電粒子10a1bビームの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ])との比である変換係数を変更する機能が変換係数変更部10b1a2(図2参照)に組み込まれている。
つまり、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、例えば、「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ])との比である変換係数が「exp(ΔCD/a(d(x)))×K’(U(x),x)」に設定されているのに対し、第4の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、例えば、「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ])との比である変換係数が「exp(ΔCD/a(d(x)))×(K’(U(x),x)+γ(x))」に設定されている。
詳細には、第4の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、例えば、マスクMの中央部分のレジスト上の位置xにおける関数γ(x)の値がゼロになり、マスクMの外周部分のレジスト上の位置xにおける関数γ(x)の値がゼロよりも大きくなるように、関数「γ(x)」が設定されている(詳細には、マスクMのレジスト上の位置xと関数γ(x)の値との関係を示す位置依存マップが作成されている)。
その結果、例えば、マスクMの中央部分のレジスト上の位置xでは、第4の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10における変換係数「exp(ΔCD/a(d(x)))×(K’(U(x),x)+γ(x))」の値と、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10における変換係数「exp(ΔCD/a(d(x)))×K’(U(x),x)」の値とが等しくなる。一方、例えば、マスクMの外周部分のレジスト上の位置xでは、関数γ(x)の値がプラスになり、その結果、第4の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10における変換係数「exp(ΔCD/a(d(x)))×(K’(U(x),x)+γ(x))」の値が、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10における変換係数「exp(ΔCD/a(d(x)))×K’(U(x),x)」の値よりも大きくなる。そのため、例えば、第4の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10においてマスクMの外周部分のレジスト上の位置xに向かって光学鏡筒10a1から照射される荷電粒子ビーム10a1bの照射量D(x)(数式2参照)が、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10においてマスクMの外周部分のレジスト上の位置xに向かって光学鏡筒10a1から照射される荷電粒子ビーム10a1bの照射量D(x)(数式2参照)よりも小さくなる。
つまり、第4の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、レジスト上のパターン密度とレジスト上の位置xとに基づいて変換係数が変更されるのみならず、レジスト上のパターン密度とは無関係に、レジスト上の位置xのみに基づく変換係数の変更も実行される。詳細には、第4の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、レジスト上のパターン密度とは無関係に、レジスト上の位置xのみが原因となって生じるパターン寸法変動量(CDエラー)を低減するために、レジスト上の位置xのみに基づいて変換係数が変更される。
そのため、第4の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10によれば、「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ])との比である変換係数がレジスト上の位置xのみに基づいて変更されない場合よりも、レジスト上の位置xのみが原因となって生じるパターン寸法変動量(CDエラー)を低減することができる。
以下、本発明の荷電粒子ビーム描画装置の第5の実施形態について説明する。第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、マスクMのレジストに描画されるパターンの密度に主に依存する近接効果、かぶり(フォギング効果)およびローディング効果に対する補正が実行され、パターン密度に依存せず、パターンが描画されるマスクM面内の位置xに依存するパターン寸法変動に対する補正が実行されない。それに対し、第5の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10と同様に、マスクMのレジストに描画されるパターンの密度に主に依存する近接効果、かぶり(フォギング効果)およびローディング効果に対する補正が実行されると共に、パターン密度に依存せず、パターンが描画されるマスクM面内の位置xに依存するマスクMの現像処理に伴うパターン寸法変動に対する補正も実行される。
詳細には、例えば、第5の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、マスクMのレジスト上の位置xに基づいて「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と「レジストに蓄積される荷電粒子10a1bビームの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ])との比である変換係数を変更する機能が変換係数変更部10b1a2(図2参照)に組み込まれている。
つまり、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、例えば、「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ])との比である変換係数が「exp(ΔCD/a(d(x)))×K’(U(x),x)」に設定されているのに対し、第5の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、例えば、「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ])との比である変換係数が「exp(ΔCD/a(d(x)))×(K’(U(x),x)×β(x))」に設定されている。
詳細には、第5の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、例えば、マスクMの中央部分のレジスト上の位置xにおける関数β(x)の値が1になり、マスクMの外周部分のレジスト上の位置xにおける関数β(x)の値が1よりも大きくなるように、関数「β(x)」が設定されている(詳細には、マスクMのレジスト上の位置xと関数β(x)の値との関係を示す位置依存マップが作成されている)。
その結果、例えば、マスクMの中央部分のレジスト上の位置xでは、第5の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10における変換係数「exp(ΔCD/a(d(x)))×(K’(U(x),x)×β(x))」の値と、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10における変換係数「exp(ΔCD/a(d(x)))×K’(U(x),x)」の値とが等しくなる。一方、例えば、マスクMの外周部分のレジスト上の位置xでは、関数β(x)の値が1より大きくなり、その結果、第5の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10における変換係数「exp(ΔCD/a(d(x)))×(K’(U(x),x)×β(x))」の値が、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10における変換係数「exp(ΔCD/a(d(x)))×K’(U(x),x)」の値よりも大きくなる。そのため、例えば、第5の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10においてマスクMの外周部分のレジスト上の位置xに向かって光学鏡筒10a1から照射される荷電粒子ビーム10a1bの照射量D(x)(数式2参照)が、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10においてマスクMの外周部分のレジスト上の位置xに向かって光学鏡筒10a1から照射される荷電粒子ビーム10a1bの照射量D(x)(数式2参照)よりも小さくなる。
つまり、第5の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、レジスト上のパターン密度とレジスト上の位置xとに基づいて変換係数が変更されるのみならず、レジスト上のパターン密度とは無関係に、レジスト上の位置xのみに基づく変換係数の変更も実行される。詳細には、第5の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、レジスト上のパターン密度とは無関係に、レジスト上の位置xのみが原因となって生じるパターン寸法変動量(CDエラー)を低減するために、レジスト上の位置xのみに基づいて変換係数が変更される。
そのため、第5の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10によれば、「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ])との比である変換係数がレジスト上の位置xのみに基づいて変更されない場合よりも、レジスト上の位置xのみが原因となって生じるパターン寸法変動量(CDエラー)を低減することができる。
以下、本発明の荷電粒子ビーム描画装置の第6の実施形態について説明する。第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、マスクMのレジストに描画されるパターンの密度に主に依存する近接効果、かぶり(フォギング効果)およびローディング効果に対する補正が実行され、パターン密度に依存せず、パターンが描画されるマスクM面内の位置xに依存するパターン寸法変動に対する補正が実行されない。それに対し、第6の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10と同様に、マスクMのレジストに描画されるパターンの密度に主に依存する近接効果、かぶり(フォギング効果)およびローディング効果に対する補正が実行されると共に、パターン密度に依存せず、パターンが描画されるマスクM面内の位置xに依存するマスクMのCr膜エッチング処理に伴うパターン寸法変動に対する補正も実行される(位置に依存するマスクMのCr膜エッチング処理に伴うパターン寸法変動については、例えば、特開2007−150243号公報の段落〔0041〕中の「測定2」参照)。
詳細には、例えば、特開2007−150243号公報の図9に記載されているように、マスクMのレジストに荷電粒子ビーム10a1bによって描画されるパターンの密度とは無関係に、マスクMのCr膜エッチング処理に伴って、マスクMの外周部分のレジスト上に描画されるパターンの線幅が、マスクMの中央部分のレジスト上に描画されるパターンの線幅よりも太くなる傾向がある。
上述した位置依存を考慮し、第6の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、マスクMのレジスト上の位置xに基づいて「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と「レジストに蓄積される荷電粒子10a1bビームの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ])との比である変換係数を変更する機能が変換係数変更部10b1a2(図2参照)に組み込まれている。
つまり、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、例えば、「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ])との比である変換係数が「exp(ΔCD/a(d(x)))×K’(U(x),x)」に設定されているのに対し、第6の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、例えば、「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ])との比である変換係数が「exp((ΔCD+P(x))/a(d(x)))×K’(U(x),x)」に設定されている。
詳細には、第6の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、例えば、マスクMの中央部分のレジスト上の位置xにおける関数P(x)の値がゼロになり、マスクMの外周部分のレジスト上の位置xにおける関数P(x)の値がゼロよりも大きくなるように、関数「P(x)」が設定されている(詳細には、マスクMのレジスト上の位置xと関数P(x)の値との関係を示す位置依存マップが作成されている)。
その結果、例えば、マスクMの中央部分のレジスト上の位置xでは、第6の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10における変換係数「exp((ΔCD+P(x))/a(d(x)))×K’(U(x),x)」の値と、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10における変換係数「exp(ΔCD/a(d(x)))×K’(U(x),x)」の値とが等しくなる。一方、例えば、マスクMの外周部分のレジスト上の位置xでは、関数P(x)の値がプラスになり、その結果、第6の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10における変換係数「exp((ΔCD+P(x))/a(d(x)))×K’(U(x),x)」の値が、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10における変換係数「exp(ΔCD/a(d(x)))×K’(U(x),x)」の値よりも大きくなる。そのため、例えば、第6の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10においてマスクMの外周部分のレジスト上の位置xに向かって光学鏡筒10a1から照射される荷電粒子ビーム10a1bの照射量D(x)(数式2参照)が、第3の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10においてマスクMの外周部分のレジスト上の位置xに向かって光学鏡筒10a1から照射される荷電粒子ビーム10a1bの照射量D(x)(数式2参照)よりも小さくなる。
つまり、第6の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、レジスト上のパターン密度とレジスト上の位置xとに基づいて変換係数が変更されるのみならず、レジスト上のパターン密度とは無関係に、レジスト上の位置xのみに基づく変換係数の変更も実行される。詳細には、第6の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10では、レジスト上のパターン密度とは無関係に、レジスト上の位置xのみが原因となって生じるパターン寸法変動量(CDエラー)を低減するために、レジスト上の位置xのみに基づいて変換係数が変更される。
そのため、第6の実施形態の荷電粒子ビーム描画装置10によれば、「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積エネルギーE(x)」と「レジストに蓄積される荷電粒子ビーム10a1bの蓄積照射量」(数式2の右辺の括弧[ ])との比である変換係数がレジスト上の位置xのみに基づいて変更されない場合よりも、レジスト上の位置xのみが原因となって生じるパターン寸法変動量(CDエラー)を低減することができる。
第7の実施形態では、上述した第1から第6の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
10 荷電粒子ビーム描画装置
10a 描画部
10a1 光学鏡筒
10a1a 荷電粒子銃
10a1b 荷電粒子ビーム
10a1c,10a1d 偏向器
10a1e,10a1f 偏向器
10a2 描画室
10a2a 可動ステージ
10b 制御部
10b1 制御計算機
10b1a 荷電粒子ビーム照射量補正部
10b1a1 かぶり補正照射量算出部
10b1a2 変換係数変更部
M マスク

Claims (5)

  1. マスク基板の上面にレジストを塗布することにより構成されたマスクを載置する可動ステージが設けられた描画室と、
    レジストにパターンを描画するための荷電粒子ビームを照射する光学鏡筒と、
    近接効果およびかぶりに基づいて光学鏡筒からレジストへの荷電粒子ビームの照射量を補正する荷電粒子ビーム照射量補正部と、
    レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積エネルギーと、レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量との比である変換係数を、レジスト上のパターン密度と、レジスト上の位置とに基づいて変更する変換係数変更部とを具備することを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  2. かぶりに基づいて光学鏡筒からレジストへの荷電粒子ビームの照射量を補正するかぶり補正照射量算出部を具備し、
    近接効果に基づいて光学鏡筒からレジストへの荷電粒子ビームの照射量を補正する近接効果補正機能をかぶり補正照射量算出部に組み込んだことを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  3. ローディング効果によるパターン寸法変動量に基づいてレジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積エネルギーとレジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量との比である変換係数を変更する機能を変換係数変更部に組み込んだことを特徴とする請求項1又は2に記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  4. レジスト上の位置に基づいてレジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積エネルギーとレジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量との比である変換係数を変更する機能を変換係数変更部に組み込んだことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  5. マスク基板の上面にレジストを塗布することにより構成されたマスクを描画室内の可動ステージ上に載置し、
    光学鏡筒からマスクのレジストに荷電粒子ビームを照射することによってレジストにパターンを描画する荷電粒子ビーム描画方法において、
    近接効果およびかぶりに基づいて光学鏡筒からレジストへの荷電粒子ビームの照射量を補正する場合に、レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積エネルギーと、レジストに蓄積される荷電粒子ビームの蓄積照射量との比である変換係数を、レジスト上のパターン密度と、レジスト上の位置とに基づいて変更することを特徴とする荷電粒子ビーム描画方法。
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