JP2007220483A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、パネルの取付孔に取り付ける際の挿入抵抗の低減されたコネクタを提供する。
【解決手段】弾性撓み片26及び係止爪19に形成された傾斜面27はフード部13の肉厚方向内方に凹む弧面をなしているから、例えば傾斜面27が平面状に形成された場合に比べて、コネクタハウジング12の取付孔11への挿入量に対する弾性撓み片26及び係止爪19の撓み量を小さくすることができる。これにより、コネクタハウジング12の挿入抵抗を低減させることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、パネルに取り付けられるコネクタに関する。
従来より、パネル1に取り付けるタイプのコネクタとして、例えば特許文献1記載のものが挙げられる。このものは、図6に示すように、パネル1に開設された取付孔2に貫通した状態で取り付けられるコネクタハウジング3を備え、このコネクタハウジングには撓み変形可能な片持ち状の弾性係止部4が形成されており、この弾性係止部4には係止爪5が突設されている。係止爪5のうち、コネクタハウジング3の取付孔2への挿入方向前面側には、コネクタハウジング3が取付孔2を通過する際に取付孔2の開口縁が乗り上がりやすいように、挿入方向後方に向かうにつれて外方に傾斜する傾斜面6が形成されている。
コネクタハウジング3を取付孔2に挿入すると、取付孔2の開口縁が係止爪5の傾斜面6と当接して押圧し、弾性係止部4を撓み変形させる。さらに挿入が進行すると、取付孔2の開口縁が係止爪5を乗り越えて、弾性係止部4が復帰変形し、係止爪5が、パネル1の取付孔2の開口縁と、コネクタハウジング3の挿入方向前方から係止することで、コネクタがパネル1に取付状態に保持される。
特開2003−187911公報
しかしながら上記の構成によると、コネクタハウジング3を取付孔2に挿入する際に、取付孔2の開口縁と係止爪5の傾斜面6とが当接して弾性係止部4が撓み変形することにより、挿入抵抗が発生する。例えば傾斜面6が平面状に形成された場合には、コネクタハウジング3の挿入量に比例して弾性係止部4の撓み量が増大し、これにより挿入抵抗も増大するという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、パネルの取付孔に取り付ける際の挿入抵抗の低減されたコネクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、パネルに開設された取付孔に貫通した状態で取り付けられるコネクタハウジングを備え、前記コネクタハウジングには前記取付孔への挿入方向前方に開口するフード部が設けられ、前記フード部には、前記フード部の肉厚方向に撓み変形可能な弾性撓み片が形成されており、前記弾性撓み片には、前記肉厚方向外方に突設されると共に、前記コネクタハウジングが前記取付孔に挿入された状態で、前記取付孔の開口縁に対して前記挿入方向前方から係止することで前記コネクタハウジングを前記パネルに取り付け状態に保持する係止爪が設けられてなるコネクタであって、前記弾性撓み片は、前記パネルの板面よりも前記挿入方向前側に基端を有し、且つ前記挿入方向後側に自由端を有する片持ち状に形成されており、前記弾性撓み片又は前記係止爪の前記挿入方向前面側には、前記挿入方向後方に向かうにつれて前記肉厚方向外方に傾斜すると共に、前記コネクタハウジングが前記取付孔を通過する際に前記取付孔の開口縁と当接可能な傾斜面が形成されており、前記傾斜面は前記肉厚方向内方に凹む弧面をなして形成されていることを特徴とする。
従来例に係るコネクタにおいては、図6に示すように、弾性係止部の基端は、パネルの板面よりも挿入方向後側に位置するようになっている。このコネクタをパネルに取り付けた状態において、コネクタハウジングが挿入方向後方、すなわちコネクタの外し方向(矢線Aで示す方向)に引っ張られる場合がある。コネクタが外し方向に引っ張られると、パネルと係止する係止爪には、矢線Bで示すように、挿入方向前方を向く力が作用する。この係止爪は、弾性係止部の撓み支点である基端に対して、コネクタの外し方向後側に配され、且つ、フード部の肉厚方向外側に配されているから、係止爪に作用する力のうちフード部の肉厚方向の分力は、内方(矢線Cで示す方向)を向くようになっている。この分力により弾性係止部はフード部の肉厚方向内方に撓み変形し、これにより係止爪と取付孔の開口縁との係止状態が解除されてしまい、コネクタがパネルから外れてしまうおそれがある。
上記の点に鑑み、請求項1の発明においては、弾性撓み片は、コネクタハウジングの挿入方向の前側に基端を有し、且つ挿入方向の後側に自由端を有する片持ち状に形成される構成とした。
上記の構成により、次のような効果を奏することができる。すなわち、パネルに係止爪が係合した状態で、コネクタハウジングの挿入方向後方(外し方向)に力が加えられた場合、係止爪にはパネルの板面から、挿入方向前方を向く力が加わる。この状態において、パネルの板面に沿う方向の分力を考えると、係止爪は、弾性係止部の撓み支点である基端に対して、コネクタの外し方向前側に配され、且つ、フード部の肉厚方向外側に配されているから、上記の分力はフード部の肉厚方向外方を向くようになっている。このため、コネクタハウジングに抜け方向の力が加わると、弾性撓み片はフード部の肉厚方向外方、すなわち、パネルに対する係止爪の係合が外れにくくなる方向に撓み変形するから、パネルに対するコネクタの保持力を向上させることができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記弾性撓み片は、前記フード部に形成されたスリットに囲まれた領域内に形成されていることを特徴とする。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、傾斜面は、フード部の肉厚方向内方に向かって凹む弧面をなして形成されている。これにより、例えば傾斜面が平面状に形成されている場合に比べて、コネクタハウジングの取付孔への挿入量に対する弾性接触片の撓み変形量を小さくすることができるから、コネクタハウジングの挿入抵抗を小さくすることができる。
<請求項2の発明>
フード部に弾性撓み片を形成する場合に、例えばフード部のうち、コネクタの取付孔への挿入方向前端縁から後方に折曲がるようにして弾性撓み片を形成することが考えられる。しかしながらこの構成によると、まず、フード部の外方に弾性撓み片が形成されることから、コネクタハウジングが全体として大型化するという問題がある。さらに、コネクタハウジングを取付孔に挿通させる際に、弾性撓み片がフード部の肉厚方向内方に撓むための撓み空間を、フード部の外側面と係止ロックの内側面とに囲まれた領域内に確保する必要があるので、やはりコネクタハウジングが全体として大型化することが懸念される。
請求項2の発明によれば、弾性撓み片はフード部に形成されたスリットの内側の空間内に形成されているから、弾性撓み片はフード部の略肉厚内に配されるようになっている。これにより、コネクタハウジングの小型化を図ることができる。
また、コネクタハウジングを取付孔に挿通させる際に、弾性撓み片はフード部の内側の空間内に撓み変形可能となっている。このように、弾性撓み片の撓み空間を、フード部の外方に別途設ける必要がないから、省スペース化を図ることができる。
本発明の一実施形態を図1ないし図5を参照して説明する。本実施形態に係るコネクタは、図4に示すように、金属製のパネル10に開設された取付孔11に、図4におけるパネル10の左側から貫通した状態でパネル10に取り付けられるようになっている。
コネクタは、取付孔11を貫通した状態でパネル10に取り付けられる合成樹脂製のコネクタハウジング12を備えており、このコネクタハウジング12には、取付孔11への挿入方向(図4における右方)に開口して図示しない相手方コネクタと嵌合可能なフード部13が形成されている。図1に示すように、フード部13の縁部は正面から見て略矩形状をなしており、図1における左右両端側が短辺側とされ、上下両端側が長辺側とされる。図4におけるフード部13の左側には、図示しない端子金具が収容される端子金具収容部14が形成されている。この端子金具収容部14には、端子金具を収容するためのキャビティ15が図4における左右方向に貫通して形成されている。
図3に示すように、フード部13の外側面のうち、図3における左右方向の略中央付近には、フード部13の肉厚方向外方に突出するフランジ16が、フード部13の全周に亘って形成されている。このフランジ16の外縁には、図3における右方に延びる壁部17が形成されている。図4に示すように、フード部13の外側面と、フランジ16と、壁部17とに囲まれた溝状の領域には、弾性を備えたゴム製のシール部材18が収容されるようになっている。コネクタハウジング12がパネル10の取付孔11に正規位置に挿入された状態では、シール部材18の図4における右側面とパネル10の左側面とが当接し、これによりシール部材18と、後述する係止爪19との間でパネル10を挟んだ状態でコネクタハウジング12が保持されるようになっている。
フード部13のうち、図1における左側の短辺側の開口縁には、コネクタハウジング12をパネル10の取付孔11に取り付ける際に、取付孔11の開口縁に引掛けるための係止部20が、図1における左方に延びて形成されている。この係止部20を取付孔11の開口縁に引っ掛けた状態で、係止部20を支点としてコネクタハウジング12を回動させることで、コネクタハウジング12を取付孔11に取り付けることができるようになっている。
また、フード部13のうち、図1における右側の短辺には、コネクタハウジング12をパネル10の取付孔11に取り付ける際に取付孔11の開口縁部に係止する係止ロック21が形成されている。この係止ロック21は、図3に示すように、フード部13の開口縁から図3における左方に延びる一対のスリット22Aを形成し、このスリット22A内に形成されるようになっている。係止ロック21は、図3における右側が基端21Aとされ、左側が自由端21Bとされて、フード部13の肉厚方向に撓み変形可能になっている。係止ロック21のうち図2における右端部にはフード部13の肉厚方向外方(図2における上方)に突出する係止突部23が形成されており、この係止突部23が、コネクタハウジング12が取付孔11に正規位置に取り付けられた状態で、パネル10の取付孔11の開口縁とコネクタハウジング12の挿入方向前側から係止するようになっている。係止突部23には、図2における左方に向かうにつれて図2における上方に傾斜するテーパ面24が形成されており、取付孔11の開口縁が乗りあがりやすくなっている。係止突部23の図2における左端部は切り立って形成されており、パネル10と確実に係止可能になっている。
さて、フード部13のうち、図1における上下両側の各長辺には、右端寄りの位置に、図1における紙面手前側に延設された延設部25が1対形成されている。この延設部25には、略コ字状をなすスリット22Bが形成されている(図2参照)。このスリット22B内の領域には、図2における右側を基端26Aとし、左側を自由端26Bとして、フード部13の肉厚方向に撓み変形可能な弾性撓み片26が形成されている。この弾性撓み片26はフード部13に形成されたスリット22内の領域に形成されているから、フード部13の略肉厚内に配されるようになっており、コネクタハウジング12の小型化が図られるようになっている。また、図3に示すように、弾性撓み片26のうち図3における左端縁(自由端26B側)には、フード部13の肉厚方向外方に突出する係止爪19が形成されており、この係止爪19が、コネクタハウジング12が取付孔11に正規位置に取り付けられた状態で、パネル10の取付孔11の開口縁とコネクタハウジング12の挿入方向前側から係止するようになっている。係止爪19の図3における左端部は切り立った平面状に形成されており、パネル10と確実に係止可能になっている。
上記の延設部25は、フード部13のうち図1における上下両側の長辺に、上述の係止部20を支点としてコネクタハウジング12を回動させる際の回動軸の軸線方向(図1における上下方向)に関して対称な位置に配されており、従って、この延設部25に形成された弾性撓み片26及び係止爪19も、上記の回動軸の軸線方向に関して対称な位置に配されている。これにより、コネクタハウジング12が取付孔11に正規位置に保持された状態で、フード部13のうち図1における上下両側の各長辺に形成された1対の弾性撓み片26及び係止爪19と、取付孔11の開口縁とは、上記の回動軸の軸線方向に関して対称な位置で当接するようになっている。この結果、コネクタハウジング12が上記の回動軸の軸線方向にがたつくのを防止できるようになっている。
図3に示すように、弾性撓み片26及び係止爪19のうち、コネクタハウジング12の挿入方向前面側(図3における右方)には、挿入方向後方に向かうにつれてフード部13の肉厚方向外方(図3における上下方向)に傾斜する傾斜面27が形成されている。この傾斜面27は、図2に示すように、上方から見て右側が開いた略コ字状をなして形成されている。この傾斜面27は、コネクタハウジング12が取付孔11に挿入される際に、取付孔11の開口縁と当接可能に形成されており、取付孔11の開口縁が弾性撓み片26及び係止爪19に乗りあがりやすくなっている。また、図3に示すように、上記の傾斜面27は、フード部13の肉厚方向内方に向かって凹む弧面をなして形成されている。
上述のように弾性撓み片26に傾斜面27を形成すると、弾性撓み片26が撓み変形しにくくなるようにも思える。そこで本実施形態においては、図3に示すように、弾性撓み片26のうち、傾斜面27が形成されていない領域の厚さ寸法を、フード部13の厚さ寸法よりも小さく形成することで、弾性撓み片26が撓み変形しやすいようになっている。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。まず、フード部13の外側面と、フランジ16と、壁部17とに囲まれた溝状の領域内にシール部材18を収容する。
ついで、コネクタハウジング12を、フード部13の開口側がパネル10の取付孔11を向く姿勢とし、且つ、コネクタハウジング12のうち係止部20が形成された側の短辺がパネル10に対して接近した姿勢に配する。その後、コネクタハウジング12のうち係止部20が形成された側の短辺を、パネル10の取付孔11に挿入し、係止部20を取付孔11の開口縁に引掛ける。ついで、この係止部20を支点として、コネクタハウジング12を回動させる。
すると、フード部13に長辺側に形成された弾性撓み片26の傾斜面27が、取付孔11の開口縁と当接して、押圧されることで、弾性撓み片26が、基端26Aを支点として、フード部13の肉厚方向内方に撓み変形する。このとき、傾斜面27はフード部13の肉厚方向内方に凹む弧面をなしているから、例えば傾斜面27が平面状をなしている場合に比べて、コネクタハウジング12の取付孔11への挿入量に比べて、弾性撓み片26の撓み変形量は小さなものとなっている。これにより、コネクタハウジング12の挿入抵抗を低減することができる。
また、弾性撓み片26は、フード部13の内方の空間内に撓み変形するようになっているから、例えばフード部13のうち、コネクタの取付孔11への挿入方向前端縁から後方に折曲がるようにして弾性撓み片26を形成する場合のように、弾性撓み片26の撓み空間をフード部13の外方に設ける必要がないから、省スペース化を図ることができる。なお、弾性撓み片26がフード部13の内方の空間内に撓み変形するのは、コネクタハウジング12を取付孔11に挿入するときだけであり、コネクタハウジング12がパネル10に対して正規位置に保持された状態では弾性撓み片26がフード部13内に撓み変形しないようになっている。これにより、図示しない相手側コネクタがフード部13内に嵌合された場合に、相手側コネクタと弾性撓み片26とが干渉することはない。
さらに、コネクタハウジング12を回動させると、取付孔11の開口縁が、フード部13の長辺に形成された係止爪19の傾斜面27と当接して、係止爪19を押圧する。さらに回動が進行すると、取付孔11の開口縁が係止爪19を乗り越えて、弾性撓み片26及び係止爪19が復帰変形する。これにより、図4に示すように、係止爪19の左側面が、パネル10の右側面に、右方(コネクタハウジング12の挿入方向前側)から当接し、一方、シール部材18の右側面がパネル10の左側面に、左方から当接する。これにより、係止爪19とシール部材18とにパネル10が挟まれた状態となり、コネクタハウジング12が正規位置に保持される。
一方、コネクタハウジング12のうち係止ロック21が形成された短辺は、係止部20の対抗する短辺に形成されており、フード部13のうちで最も遅れて取付孔11を通過する。係止ロック21が取付孔11を通過すると、取付孔11の開口縁が係止ロック21のテーパ面24と当接して、係止ロック21を押圧し、係止ロック21がフード部13の肉厚方向内方に撓み変形する。さらに回動が進行すると、取付孔11の開口縁が係止ロック21を乗り越えて、係止ロック21が復帰変形し、係止ロック21がコネクタハウジング12の挿入方向前側から、パネル10と当接し、コネクタハウジング12を正規位置に保持する。このようにコネクタハウジング12が正規位置に保持された状態で、フード部13内に図示しない相手方コネクタが嵌合される。
このような取付状態において、図5の矢線Dに示すように、コネクタハウジング12が外し方向(図5における左方)に引っ張られる場合がある。この引張力により、自由端26Bである係止爪19には、パネル10から、矢線E方向(コネクタハウジング12の挿入方向前方)の力が加わる。この係止爪19は、撓み支点である基端26Aに対して、外側であって、且つ、外し方向の後側に配されている。これにより、係止爪19に加えられる力のうちコネクタハウジング12の挿入方向と交差する方向の分力を考えると、この分力は、矢線Fに示すように、フード部13の肉厚方向外方を向くようになっている。この結果、係止爪19はフード部13の肉厚方向外方に撓み変形し、これにより、係止爪19のパネル10に対する係止状態が外れにくくなるから、パネル10に対するコネクタの保持力を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態においては、パネル10に取り付けられたコネクタハウジング12に外れ方向の力が加えられた場合でも、弾性撓み片26及び係止爪19が外方へ撓み変形して、係止爪19のパネル10に対する係止状態が解除されにくくなっているから、コネクタの保持力を向上させることができる。
また、弾性撓み片26及び係止爪19に形成された傾斜面27はフード部13の肉厚方向内方に凹む弧面をなしているから、例えば傾斜面27が平面状に形成された場合に比べて、コネクタハウジング12の取付孔11への挿入量に対する弾性撓み片26及び係止爪19の撓み量を小さくすることができる。これにより、コネクタハウジング12の挿入抵抗を低減させることができる。
また、弾性撓み片26はフード部13に形成されたスリット22Bの内側の空間内に形成されているから、弾性撓み片26はフード部13の略肉厚内に配されるようになっており、コネクタハウジング12の小型化を図ることができる。さらに、コネクタハウジング12を取付孔11に挿通させる際に、弾性撓み片26はフード部13の内側の空間内に撓み変形可能となっているから、弾性撓み片26の撓み空間を、フード部13の外方に別途設ける必要がなく、省スペース化を図ることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態に係るコネクタは、雌端子金具を取り付ける雌コネクタとする構成としてもよく、また、雄端子金具を取り付ける雄コネクタとしてもよい。
(2)本実施形態では、弾性撓み片26及び係止爪19は、フード部13の長辺側に2つ形成される構成としたが、これに限られず、1つ又は3つ以上形成されるものとしてもよい。また、短辺側に1つ又は複数個形成する構成としてもよい。
(3)本実施形態では、フード部13に略コ字状のスリット22Bを形成することで弾性撓み片26を形成したが、これに限られず、スリット22Bの形状は例えばV字状、U字状、C字状などでもよく、要するに、弾性撓み片26を、コネクタハウジング12の挿入方向の前側がフード部13と連なった基端26Aとなり、且つ、挿入方向の後側が自由端26Bとなるよう形成可能であれば、スリット22Bは任意の形状としうる。
(4)本実施形態では、弾性撓み片26のうち、傾斜面27が形成されていない領域の肉厚は、フード部13に比べて薄く形成する構成としたが、これに限られず、フード部13と同じであってもよい。
本実施形態に係るコネクタの正面図 コネクタの平面図 図1におけるIII−III線断面図 コネクタがパネルに組み付けられた状態を示す断面図 パネルに組み付けられたコネクタに外れ方向の力が加わった状態を示す断面図 従来例に係るコネクタを示す断面図
符号の説明
10…パネル
11…取付孔
12…コネクタハウジング
13…フード部
19…係止爪
22B…スリット
26…弾性撓み片
26A…基端
26B…自由端
27…傾斜面

Claims (2)

  1. パネルに開設された取付孔に貫通した状態で取り付けられるコネクタハウジングを備え、
    前記コネクタハウジングには前記取付孔への挿入方向前方に開口するフード部が設けられ、
    前記フード部には、前記フード部の肉厚方向に撓み変形可能な弾性撓み片が形成されており、
    前記弾性撓み片には、前記肉厚方向外方に突設されると共に、前記コネクタハウジングが前記取付孔に挿入された状態で、前記取付孔の開口縁に対して前記挿入方向前方から係止することで前記コネクタハウジングを前記パネルに取り付け状態に保持する係止爪が設けられてなるコネクタであって、
    前記弾性撓み片は、前記挿入方向の前側に基端を有し、且つ前記挿入方向の後側に自由端を有する片持ち状に形成されており、
    前記弾性撓み片又は前記係止爪の前記挿入方向前面側には、前記挿入方向後方に向かうにつれて前記肉厚方向外方に傾斜すると共に、前記コネクタハウジングが前記取付孔を通過する際に前記取付孔の開口縁と当接可能な傾斜面が形成されており、
    前記傾斜面は前記肉厚方向内方に凹む弧面をなして形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記弾性撓み片は、前記フード部に形成されたスリットに囲まれた領域内に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
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