JP2019212486A - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2019212486A
JP2019212486A JP2018107791A JP2018107791A JP2019212486A JP 2019212486 A JP2019212486 A JP 2019212486A JP 2018107791 A JP2018107791 A JP 2018107791A JP 2018107791 A JP2018107791 A JP 2018107791A JP 2019212486 A JP2019212486 A JP 2019212486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
housing
retainer
engaging portion
terminal engaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018107791A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7023510B2 (ja
Inventor
松本 博幸
Hiroyuki Matsumoto
博幸 松本
和田 光司
Koji Wada
光司 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JST Mfg Co Ltd
Original Assignee
JST Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JST Mfg Co Ltd filed Critical JST Mfg Co Ltd
Priority to JP2018107791A priority Critical patent/JP7023510B2/ja
Priority to CN201910461143.5A priority patent/CN110571568B/zh
Publication of JP2019212486A publication Critical patent/JP2019212486A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7023510B2 publication Critical patent/JP7023510B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/424Securing in base or case composed of a plurality of insulating parts having at least one resilient insulating part
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/502Bases; Cases composed of different pieces

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

【課題】端子係合部が過度に撓むのを防止するとともにハウジングからの端子の取り外しを容易に行うことができるコネクタを提供する。【解決手段】コネクタ1は、端子100が挿抜可能に保持されるハウジング2と、ハウジング2に対して端子100を仮係止位置X、及び本係止位置Yで係止されるリテーナ20と、を備える。ハウジング2は、本体部分3に対して揺動自在に設けられた端子係合部5を有しており端子100と係合する。ハウジング2には、リテーナ20が仮係止位置Xで係止されている状態において端子係合部5の少なくとも一部を視認可能な開口10が設けられている。リテーナ20は、少なくとも仮係止位置Xにおいて端子係合部5の撓み量を規制する撓み規制部21を有している。【選択図】図10

Description

本発明は、端子の挿抜が可能なコネクタに関する。
従来より、コネクタとして、例えば、端子の挿抜が可能であり、ハウジングに対して端子を係合及び係合解除できるように構成されるものがある。
例えば、特許文献1において開示されているコネクタは、ハウジングと、リテーナと、を備えて構成されている。ハウジングは、端子を保持し、リテーナは、ハウジングに対して端子が挿抜可能状態となる仮係止位置、及び、ハウジングに対して端子が抜け止めされた状態で保持される本係止位置との間で移動可能に構成される。そして、ハウジングは、端子と係合するランスとして設けられた端子係合部を有し、リテーナは、仮係止位置にあるとき、端子係合部が過度に撓むのを規制する撓み規制部を有している。即ち、特許文献1に開示されているコネクタにおいては、リテーナが本係止位置にあるときは、端子係合部が端子から係合解除されないように保持している。そして、リテーナが仮係止位置にあるときは端子係合部がハウジングの側面の外方に弾性限度を超えて撓み変形しようとしても、撓み規制部が当接して端子係合部が弾性限度を超えて変形することを抑制することが意図されている。
特開2006−100237号公報
しかしながら、特許文献1において開示されているコネクタは、端子をハウジングから取り外す際において、ハウジングとリテーナの間に先の尖った工具等を差し込んでハウジング内部に進入させ、端子から端子係合部の係合を解除させる必要がある。このようにハウジングの内部が見えない状況において、作業者は、端子係合部が弾性限度を超えて損傷しないように、端子係合部の適切な押圧箇所を適度な力加減で押圧操作し端子から係合解除させなければならない。このため、作業者は、手探りで係合解除させようとして、過って端子係合部を過度に撓ませてしまいやすい。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、端子係合部が過度に撓むのを防止するとともにハウジングからの端子の取り外しを容易に行うことができるコネクタを提供することである。
(1)上記課題を解決するために、本発明のある局面に係るコネクタは、端子が挿入されて保持されるハウジングと、前記ハウジングに対して、前記端子を挿抜可能な仮係止位置、及び前記端子を保持する本係止位置で係止されるリテーナと、を備え、前記ハウジングは、前記端子と係合するように当該ハウジングの本体部分に対して揺動自在に設けられた端子係合部を有し、前記ハウジングは、前記リテーナが前記仮係止位置で係止されている状態において、当該ハウジングの外部から前記端子係合部の少なくとも一部を視認可能な開口が外周面において設けられ、前記リテーナは、少なくとも前記仮係止位置で係止されている状態において前記端子係合部の撓み量を規制する撓み規制部を有していることを特徴とする。
この構成では、コネクタは、ハウジングと、リテーナと、を備える。そして、リテーナは、ハウジングに対して、端子を挿抜可能な仮係止位置、及び端子を保持する本係止位置で係止される。リテーナは撓み規制部を有し、少なくとも仮係止位置で係止されている状態において端子係合部の撓み量を規制する。また、ハウジングは、外周面において外部から端子係合部の少なくとも一部を視認可能な開口が設けられている。このため、端子を端子係合部から係合解除する際に、作業者は、端子係合部の押圧する箇所を予め視認することができる。これにより、作業者は、端子係合部の係合を解除する操作を容易に行うことができるため、端子係合部が弾性限度を超えて過度に撓むのを防止することができるとともに端子をハウジングから容易に取り外すことができる。
従って、この構成によれば、端子係合部が過度に撓むのを防止するとともにハウジングからの端子の取り外しを容易に行うことができるコネクタを提供できる。
(2)好ましくは、前記端子係合部は、片持ち状に延びており、前記開口は、片持ち状に延びる前記端子係合部と垂直な方向の少なくとも一方から当該端子係合部を視認可能に設けられている。
この構成では、端子係合部は、片持ち状に延びており、この端子係合部の延びる方向と垂直な方向に、端子係合部を視認するための開口が設けられている。このため、作業者は、端子から端子係合部を係合解除する際において、端子係合部の押圧する箇所を端子係合部の延びる方向と垂直な方向から予め目視によって確認しやすくなる。これにより、作業者は、端子係合部の係合を解除する操作を確実且つ容易に行うことができる。更に、この構成では、開口を端子係合部の幅方向に設けることも可能である。これにより、端子係合部の上下方向の撓み量を容易に確認しながら操作することができるため、係合を解除する操作を更に容易に行うことができる。その結果、端子係合部が弾性限度を超えて過度に撓むのを確実に防止することができる。
(3)好ましくは、開口は、ハウジングの側面において窓状に設けられている。
この構成では、窓状の開口がハウジングの側面に設けられている。このため、作業者は、端子から端子係合部を係合解除する際において、ハウジングの側面から、見易く窓状に設けられた開口を通して端子係合部が撓むのを確認しながら操作することができる。これにより、作業者は、端子係合部を端子から係合解除する操作を更に容易に行うことができる。その結果、端子係合部が弾性限度を超えて過度に撓むのを更に確実に防止することができる。
(4)好ましくは、前記開口は、前記リテーナが前記本係止位置で係止されている状態において、前記リテーナによって塞がれる。
この構成では、リテーナが本係止位置で係止された状態において、ハウジングに設けられた開口が、リテーナによって塞がれた状態となる。これにより、リテーナが本係止位置で係止された状態で、端子係合部に外力が作用してしまうのを防止することができる。また、ハウジングの内部にチリや埃が侵入するのを防止することができ、これにより、端子の接触不良や異常の発生を確実に抑制することができる。
(5)好ましくは、前記ハウジングは、前記リテーナを前記本係止位置において前記ハウジングに係止してロックするロック部を有し、前記端子係合部の長さ方向における領域と、前記ロック部の前記端子係合部の長さ方向と平行な方向における領域とが、端子挿入方向に垂直な方向からみて少なくとも重なる領域を有する。
この構成では、ハウジングは、リテーナを本係止位置においてロックできるロック部を有している。そして、端子係合部の長さ方向における領域と、ロック部の端子係合部の長さ方向と平行な方向における領域とが、端子挿入方向に垂直な方向からみて重なる。このため、端子係合部は、ロック部に近い位置で撓むことになる。これにより、撓み規制部に対する端子係合部の当接位置が、端子係合部の長さ方向と平行な方向において、ロック部に比較的近い位置になる。このため、端子係合部が撓み規制部に当接した際にリテーナに発生するロック部を中心としたモーメント力を抑制することができる。これにより、係合解除された端子係合部が撓み規制部に当接した際にも、リテーナに大きな回転方向の力が発生するのを抑制することができる。その結果、端子係合部が端子から係合解除される際に、リテーナがハウジングから浮いたり、端子係合部が過度に撓んで損傷したりすることが更に抑制される。
(6)好ましくは、端子からの係合が解除された状態における前記端子係合部の前記撓み規制部との当接位置が、前記リテーナにおいて、前記端子挿入方向と平行な方向における前記ロック部の幅の範囲内にある。
この構成では、係合が解除された端子係合部とリテーナの撓み規制部との当接する位置が、ロック部の幅の範囲内にある。このため、端子係合部が撓み規制部に当接した際にリテーナに発生するロック部を中心としたモーメント力を更に小さくすることができる。その結果、端子係合部が端子から係合解除される際に、撓み規制部が端子係合部に押圧されてリテーナがハウジングから浮いたり、端子係合部が過度に撓んで損傷したりすることが更に抑制される。
本発明によると、端子係合部が過度に撓むのを防止するとともに、ハウジングからの端子の取り外しを容易に行うことができるコネクタを提供できる。
本発明の実施の形態に係るコネクタを示す斜視図である。 図1に示すコネクタの分解した状態を示す斜視図である。 図1に示すコネクタにおける端子を挿入する前の状態を示す側面図である。 図1に示すコネクタにおける端子を挿入した状態を示す側面図である。 図4に示すコネクタにおけるリテーナが本係止位置に保持された状態を示す側面図である。 図6(a)は、リテーナが仮係止位置において保持された状態の正面図である。図6(b)は、リテーナが本係止位置において保持された状態の正面図である。 図7(a)は、図4のA−A線矢視位置における断面を示す断面図である。図7(b)は、図5のB−B線矢視位置における断面を示す断面図である。 図8(a)は、図6(a)のC−C線矢視位置における断面を示す断面図である。図8(b)は、図6(b)のD−D線矢視位置における断面を示す断面図である。 端子係合部の係合を解除する動作を説明するための図である。 図9に示すコネクタにおいて端子係合部が端子から係合解除された状態を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。本発明は、端子の挿抜が可能なコネクタとして種々の用途に広く適用することができるものである。
[コネクタの概略]
図1は、本発明の実施の形態に係るコネクタ1を示す斜視図である。図2は、図1に示すコネクタ1の分解した状態を示す斜視図である。図3は、図1に示すコネクタ1における端子100を挿入する前の状態を示す側面図である。図4は、図1に示すコネクタ1における端子100を挿入した状態を示す側面図である。図5は、図4に示すコネクタ1におけるリテーナ20が本係止位置Yに保持された状態を示す側面図である。図6(a)は、リテーナ20が仮係止位置Xにおいて保持された状態の正面図である。図6(b)は、リテーナ20が本係止位置Yにおいて保持された状態の正面図である。図7(a)は、図4のA−A線矢視位置における断面を示す断面図である。図7(b)は、図5のB−B線矢視位置における断面を示す断面図である。図8(a)は、図6(a)のC−C線矢視位置における断面を示す断面図である。図8(b)は、図6(b)のD−D線矢視位置における断面を示す断面図である。
コネクタ1は、図示しない相手方コネクタと着脱自在に接続される。図1を参照して、コネクタ1は、ハウジング2と、リテーナ20と、を備える。ハウジング2には、端子100が挿入されて保持される。リテーナ20は、ハウジング2に対して、端子100を挿抜可能な仮係止位置X、及び端子100を保持する本係止位置Yで係止される。
なお、図1乃至図8及び後述の各図において、説明の便宜上、右と記載された矢印が指示する方向を右側と称し、左と記載された矢印が指示する方向を左側と称し、上と記載された矢印が指示する方向を上側又は上方と称し、下と記載された矢印が指示する方向を下側又は下方と称し、前と記載された矢印が指示する方向を前側又は前方と称し、後と記載された矢印が指示する方向を後ろ側又は後方と称する。前方とは、ハウジング2に対して端子100を挿入する方向(挿入方向)であり、後方とは、端子100がハウジング2から抜去される際の方向(抜去方向)である。なお、コネクタ1における上下方向が、コネクタ1の高さ方向であり、コネクタ1における左右方向が、コネクタ1の幅方向である。
ここで、図3、図4、図6(a)、図7(a)、及び図8(a)を参照して、仮係止位置Xとは、ハウジング2に係止されるリテーナ20の後述する撓み規制部21が、ハウジング2の本体部分3に揺動自在に設けられている後述する端子係合部5の下端から、所定の距離D(図8(a)参照)だけ離間した状態でリテーナ20がハウジング2に保持される位置である。このとき、端子係合部5は、本体部分3から外方に向けて所定距離Dだけ撓むことができる状態となる。そして、リテーナ20は、ハウジング2における本体部分3の外周面から突き出た状態で保持される。図1、図5、図6(b)、図7(b)、及び図8(b)を参照して、本係止位置Yとは、リテーナ20の撓み規制部21が端子係合部5に近接した状態でリテーナ20がハウジング2に保持される位置である。このとき、端子係合部5にはリテーナ20の撓み規制部21が近接しており、端子係合部5は、本体部分3から外方に向けて撓むことができない状態となる。そして、リテーナ20の外周面は、ハウジング2における本体部分3の外周面と面一の状態で保持される。そして、後述するリテーナ取付口6は、リテーナ20で塞がれた状態となる。
なお、図示されていないが、コネクタ1に接続される相手方コネクタは、相手方端子と相手方ハウジングと、を有している。相手方端子は、相手方ハウジングに内挿された状態で、コネクタ1に挿入されて保持された端子100に対して、電気的及び機械的に接続されるように構成されている。
[端子の構成]
端子100は、ハウジング2に対して係合、及び係合解除できるように構成されており、コネクタ1に対して挿入、及び抜去が可能である。端子100は、金属製の導電部材として構成されている。図2を参照して、端子100は、略筒状に形成されており、基端側においては、電気ケーブル101が加締めによって取付られている。また、端子100は、ハウジング2に対して着脱自在に構成されている。端子100は、端子接続部102と、受け部103と、を備える。
端子接続部102は、端子100の先端部分に設けられており、挿抜によって相手方端子と電気的及び機械的に接続される。
受け部103は、ハウジング2に対して端子100が抜け止めされた状態で保持されるために設けられている。受け部103は、端子100の前後方向の略中央部において設けられており、後述する端子係合部5が係合される。受け部103は、図2に示すように、端子100の周面から径方向外側に向けて環状に突出する一対の環状突起104,104を有している。
一対の環状突起104,104は、受け部103を区画するために形成されている。一対の環状突起104,104は、端子100の周面から突出しており、互いに平行に配置されている。一対の環状突起104,104はそれぞれ、図5において破線で示すように、端子100において前後方向に所定の距離だけ離間して配置されている。
[ハウジングの構成]
図1乃至図8を参照して、ハウジング2は、本体部分3と、固定片4と、端子係合部5と、リテーナ取付口6と、を備える。ハウジング2は、絶縁性を有する樹脂材料で構成されており、前後方向に長い筒状に形成されている。
本体部分3は、端子挿入部7と、ハウジング接続部8と、ロック部9と、開口10と、を備える。本体部分3は、後ろ側から端子100が挿入され、前側において相手方ハウジングと接続される。
図1乃至図5、及び図8を参照して、端子挿入部7は、本体部分3の後端部分に設けられている。端子挿入部7には、端子100を挿入するための端子挿入口11が形成されている。
ハウジング接続部8は、相手方ハウジングと接続される部分として構成されている。図1乃至図6、及び図8を参照して、ハウジング接続部8は、前後方向に延びる略円筒状に形成されている。ハウジング接続部8の外周面には、相手方ハウジングと接続する際に位置決めするための位置決め突起12が設けられている。位置決め突起12は、ハウジング接続部8の周面上において、前後方向に延びる突起状に形成されている。
図7及び図8を参照して、ロック部9は、リテーナ20をハウジング2に対して仮係止位置X、及び本係止位置Yで係止してロックするために設けられている。ロック部9は、図7に示すように、本体部分3の左右方向において、内周面から内側に対向するようにそれぞれ突出して設けられている。ロック部9は、リテーナ20の後述する仮係止溝26、及び本係止溝27に係止するように、本体部分3の内周面に設けられている。ロック部9は、端子100の挿入方向に対して垂直な断面において、先端側が幅狭となる台形状に形成されている。また、ロック部9は、前後方向に延びるように形成されている。なお、以下において、ロック部9の前後方向をロック部9の幅方向とする。ロック部9の幅方向は、ハウジング2に対する端子100の挿入方向と平行である。ロック部9は、後述する端子係合部5の長さ方向に対して平行な領域を有している。ロック部9の幅方向の長さLは、図8(a)及び(b)に示すように、後述するハウジング挿入部22の前後方向の長さよりも長く設定されている。
開口10は、ハウジング2の内部に設けられた端子係合部5を視認するために設けられている。図3及び図4を参照して、開口10は、ハウジング2における本体部分3の外周面において設けられている。開口10は、リテーナ20が仮係止位置Xで係止されている状態において、ハウジング2の外部から端子係合部5の少なくとも一部を視認可能なように設けられている。このとき、端子係合部5が、開口10を通して一部視認可能であるため、作業者は、少なくとも端子係合部5の一部がハウジング2内において撓むのを視認することができる。
また、本実施の形態における開口10は、片持ち状に延びる端子係合部5と垂直な方向の少なくとも一方から端子係合部を視認可能に設けられている。また、開口10は、ハウジング2の側面において窓状に設けられている。更に、開口10は、受け部103から端子係合部5の係合を解除するための棒状部材S等の工具が挿入可能な形状、及び、大きさに形成されている。尚、本実施の形態における開口10は、端子係合部5の幅方向においてハウジング2の側面に設けられている。このため、作業者は、端子係合部5の上下方向の撓み量を容易に確認しながら操作することができ、端子100から端子係合部5を容易に解除する操作を行える。これにより、端子係合部5が弾性限度を超えて過度に撓むことを確実に防止することができる。
また、開口10は、リテーナ20が本係止位置Yで係止されている状態において、リテーナ20によって塞がれる。即ち、ハウジング2に設けられた開口10は、リテーナ20が仮係止位置Xから本係止位置Yに移動されることで塞がれた状態となる。
固定片4は、ハウジング2を相手方ハウジングに対して着脱自在に固定するためのものである。図1乃至図6、及び図8を参照して、固定片4は、ハウジング接続部8の上側に設けられている。そして、本体部分3の前側から後方に向けて片持ち状に延びている。固定片4は、前後方向略中央部において、上側に向けて突出する突部14を有している。突部14が相手方ハウジングに形成された孔部等に嵌まり込むことによって、ハウジング2は、相手方ハウジングに接続された状態となる。
即ち、相手方ハウジングにハウジング2を挿入する際、まず、ハウジング接続部8が相手方ハウジング内に侵入し、突部14が相手方ハウジングの内周面に当接する。このとき、突部14は、相手方ハウジングによって下方に押圧される。次に、突部14が相手方ハウジングに押圧されることで、突部14を支持する固定片4が下方に撓み、相手方ハウジング内に進入する。更に、相手方ハウジング内に進入した突部14は、相手方ハウジングの孔部等に嵌り込み、これによって固定片4が復元し、ハウジング2が、相手方ハウジングと接続された状態となる。なお、ハウジング2を相手方ハウジングから抜く際には、片持ち状の固定片4の先端部分を押圧して、相手方ハウジングに突部14が嵌り込んだ状態を解除させて引抜く。
端子係合部5は、ハウジング2を端子100に係合するために設けられている。図3乃至図8を参照して、端子係合部5は、端子100と係合するようにハウジング2の本体部分3に対して揺動自在に設けられている。端子係合部5は、図3において破線で示すように、前後方向に延びる片持ち状に形成されている。より具体的には、端子係合部5は、本体部分3の下側において、端子100の挿入方向と平行な方向に延びている。端子係合部5は、ロック部9の長手方向に対して平行な領域を有している。また、端子係合部5は、図4に示すように、端子100の受け部103に係合することで、ハウジング2に対する端子100の前後方向の動きを規制する。更に、端子係合部5は、図5に示すように、リテーナ20が本係止位置Yに係止されたときには撓み規制部21が端子係合部5の下方に近接するように配置されているため、外方に撓まない。その結果、端子係合部5は、意図しない外力によって端子100の受け部103から係合が解除されないように保持される。
リテーナ取付口6は、リテーナ20が設けられる開口部分である。図3、図4、図6(a)、図7(a)、及び図8(a)を参照して、リテーナ取付口6は、リテーナ20の下側の略中央部に形成されている。リテーナ取付口6においては、リテーナ20の一部がハウジング2の内側に挿入された状態で取り付けられる。リテーナ取付口6は、リテーナ20が仮係止位置Xにあるときには、本体部分3との間において隙間を形成する。即ち、開口10は、リテーナ取付口6の一部として形成される。また、リテーナ取付口6は、リテーナ20が本係止位置Yにあるときには、リテーナ20によって塞がれる。
[リテーナの構成]
リテーナ20は、仮係止位置Xにあるときにおいて、端子係合部5が過度に撓むことによって破損するのを防止するとともに、本係止位置Yにあるときにおいて端子係合部5が端子100から係合解除されないように保持するために設けられている。図2を参照して、リテーナ20は、撓み規制部21と、ハウジング挿入部22と、を備えている。リテーナ20は、ハウジング2に対して仮係止位置X、及び本係止位置Yで係止される。即ち、リテーナ20は、ハウジング2の本体部分3に対して、上下方向にスライド可能に保持されており、仮係止位置X、又は本係止位置Yのいずれかの位置で保持される。
撓み規制部21は、リテーナ20がハウジング2に取付けられた状態において、ハウジング2の端子係合部5が、本体部分3から外方に向けて過度に撓むのを規制するために設けられている。図2を参照して、撓み規制部21は、前後方向に延びるように形成されている。また、撓み規制部21は、端子係合部5の延びる方向と略平行に配置されている。撓み規制部21は、端子係合部5の下方に配置されている。そして、撓み規制部21は、図8(a)に示すように、リテーナ20が仮係止位置Xにあるときにおいて、端子係合部5から所定の距離Dだけ離間した状態で保持される。即ち、端子係合部5は、端子100から係合が解除されると撓み規制21に当接し、撓み規制部21は、少なくとも仮係止位置Xで係止されている状態において、端子係合部5の撓み量を規制するように構成されている。これにより、リテーナ20が仮係止位置Xにあるときは、端子係合部5は、本体部分3から外方に向けて距離D以上に撓んで損傷することがないように規制されている。
また、撓み規制部21は、図8(b)に示すように、リテーナ20が本係止位置Yにあるときにおいて、端子係合部5が本体部分3から外方に向けて撓まないように端子係合部5の下方に近接して配置される。即ち、端子係合部5は、リテーナ20が本係止位置Yにあるとき、リテーナ20の撓み規制部21に当接するため下方に撓まない。また、端子係合部5が、端子100の受け部103から係合解除されることもない。
ハウジング挿入部22は、後述する仮係止爪23、及び本係止爪24を支持し、これら係止爪を介して、リテーナ20をハウジング2に係止するために設けられている。図2、図7、及び図8を参照して、ハウジング挿入部22は、撓み規制部21の左右方向の両端部においてそれぞれ設けられ、一対で設けられている。一対のハウジング挿入部22,22は、撓み規制部21から上方に向けてそれぞれ延びており、仮係止爪23と、本係止爪24と、膨出部25と、仮係止溝26と、本係止溝27と、を有している。
仮係止爪23は、リテーナ20を、ハウジング2に対して、仮係止位置Xで保持するために設けられている。図2、及び図7を参照して、仮係止爪23は、一対のハウジング挿入部22,22の左右方向における外側の面からそれぞれ左右方向外側に向かって突出して形成されている。仮係止爪23は、端子100の挿入方向と平行な方向に延びている。仮係止爪23は、端子100の挿入方向に垂直な断面において略台形状に形成されている。
本係止爪24は、リテーナ20を、ハウジング2に対して、本係止位置Yで保持するために設けられている。図2、及び図7を参照して、本係止爪24は、一対のハウジング挿入部22,22の左右方向における外側の面からそれぞれ左右方向外側に向かって突出して形成されている。本係止爪24は、端子100の挿入方向と平行な方向に延びている。仮係止爪23は、端子100の挿入方向に垂直な断面において略台形状に形成されている。本係止爪24は、仮係止爪23の下方に隣接して設けられている。
図2、図6(a)、及び図7を参照して、膨出部25は、一対のハウジング挿入部22,22の付け根近傍にそれぞれ形成されており、一対のハウジング挿入部22,22の左右方向における外側の面から、外方に向かって膨出している。膨出部25は、一対のハウジング挿入部22,22において本係止爪24よりも基端側に配置されている。
図7を参照して、仮係止溝26は、リテーナ20を、ハウジング2に対して、仮係止位置Xに位置決めするために設けられている。図2、及び図7を参照して、仮係止溝26は、仮係止爪23と本係止爪24との間に区画されており、一対のハウジング挿入部22,22において本係止溝27よりも先端側に配置されている。仮係止溝26は、一対のハウジング挿入部22,22の左右方向における外側の面と面一に形成されている。
図7を参照して、本係止溝27は、リテーナ20を、ハウジング2に対して、本係止位置Yに位置決めするために設けられている。図2、及び図7を参照して、本係止溝27は、本係止爪24と膨出部25との間に区画されており、一対のハウジング挿入部22,22において仮係止溝26よりも基端側であって、膨出部25よりも先端側に配置されている。本係止溝27は、一対のハウジング挿入部22,22の左右方向における外側の面と面一に形成されている。
[コネクタの作動]
図9は、端子係合部5の係合を解除する動作を説明するための図である。図9は、図4と示すコネクタ1と同様の状態であり、リテーナ20がハウジング2に対して仮係止位置Xで係止された状態である。図10は、図9に示すコネクタ1において端子係合部5が端子100から係合解除された状態を示す断面図である。
まず、仮係止位置Xでリテーナ20が保持された状態のハウジング2(図3参照)に対して、端子100が挿入される。このとき、端子係合部5は、端子100の一対の環状突起104,104のうち前側に配置された環状突起104を乗り越えて、受け部103に係合する。より具体的には、端子係合部5は、端子100が挿入される際、環状突起104が当接することによって、本体部分3から外方に向けて撓み、撓んだ状態で環状突起104を乗り越えた後、復元することで受け部103に嵌まる。そして、ハウジング2に挿入された端子100は、図4において破線で示すように、端子係合部5が係合した状態となる。
このとき、端子100には、端子係合部5が係合しているため、ハウジング2に対して前後方向の動きが規制された状態となっている。また、リテーナ20が仮係止位置Xにあるため、図8(a)に示すように、端子係合部5は、撓み規制部21と所定の距離Dだけ離間した状態となっているため、本体部分3から外方に向けて撓むことが可能な状態である。即ち、端子係合部5と撓み規制部21との距離Dは、端子係合部5が受け部103から確実に係合が解除される間隔となる。また、リテーナ20と撓み規制部21との距離Dは、端子係合部5の弾性限度を超えて過度に撓み変形して損傷しない程度の間隔に設定される。更に、リテーナ20が仮係止位置Xに保持されることで、開口10を通して片持ち状の端子係合部5の一部が視認可能な状態となる(図4参照)。
次に、リテーナ20が、作業者の操作に基づいて、ハウジング2に対して下方から上方にスライドされ、仮係止位置Xから本係止位置Yに移動される。そして、本係止位置Yに保持されたリテーナ20は、図8(b)に示すように、端子係合部5が本体部分3から外方に向けて撓まないように動きを規制する。
このとき、ロック部9がロック溝26に係止してリテーナ20が本係止位置Yで保持されるため、端子係合部5には、撓み規制部21が近接して、本体部分3の外方に向かって撓まない状態となる。そして、端子係合部5は、意図しない外力によっても端子100が受け部103から係合が解除されなくなる。
次に、図9及び図10を参照して、端子100をハウジング2から抜く際の動作について示す。
端子100をハウジング2から抜く際には、作業者は、まず、端子係合部5を端子100の受け部103から係合解除できる状態にするために、本係止位置Yにあるリテーナ20を仮係止位置Xにスライドさせる。
次に、作業者は、リテーナ20を本係止位置Yから仮係止位置Xに移動させることで現れる開口10からハウジング内部の端子係合部5を確認する。そして、図9に示すように、開口10から棒状部材Sを挿入し、予め確認した端子係合部5の押圧箇所を下方に押圧する。下方に押圧された端子係合部5は、図10に示すように、下方に撓み端子100の受け部103から係合が解除された状態となる。このとき、端子係合部5は、リテーナ20の撓み規制部21に当接するため、本体部分3から外方に向けて過度に撓んで損傷することもない。そして、端子100は、端子係合部5の係合が解除された状態において、ハウジング2から抜かれる。
また、端子係合部5と、ロック部9との位置関係に関して、端子係合部5の長さ方向における領域と、ロック部9の端子係合部5の長さ方向と平行な方向における領域とが、端子100の挿入方向に垂直な方向からみて少なくとも重なる領域を有している。上記領域が重なるように、端子係合部5と、ロック部9とを配置することで、端子係合部5は、ロック部9に近い位置で撓むことになる。これにより、撓み規制部21と端子係合部5との当接位置が、端子係合部の長さ方向と平行な方向おいて、ロック部9から比較的近い位置になる。これにより、リテーナに大きな回転方向の力が発生するのを抑制される。その結果、リテーナがハウジングから浮いたり、端子係合部が過度に撓んで損傷したりすることが抑制される。
端子係合部5を受け部103から係合解除した際において、更に、係合を解除した状態における端子係合部5の撓み規制部21との当接位置が、リテーナ20において、端子挿入方向と平行な方向におけるロック部9の幅の範囲内に設定されている。このとき、端子係合部5が撓み規制部21に当接した際のリテーナ20に発生するロック部9を中心としたモーメント力を極力小さいものにできる。これにより、係合解除された端子係合部5がリテーナに20当接した場合であっても、撓み規制部21に対する端子係合部5の当接位置が、ロック部9の幅方向の長さLの範囲内となるため、リテーナ20に回転方向の力が発生し難くなる。その結果、リテーナ20が、端子係合部5が撓み規制部21に当接することで、ハウジング2から浮いたり、端子係合部5が過度に撓んだりすることが抑制される。
[本実施形態の作用及び効果]
本実施形態のコネクタ1によると、コネクタ1は、ハウジング2と、リテーナ20と、を備える。そして、リテーナ20は、ハウジング2に対して、端子100を挿抜可能な仮係止位置X、及び端子100を保持する本係止位置Yで係止される。リテーナ20は撓み規制部21を有し、少なくとも仮係止位置Xで係止されている状態において端子係合部5の撓み量を規制する。また、ハウジング2は、外周面において外部から端子係合部5の少なくとも一部を視認可能な開口10が設けられている。このため、端子100を端子係合部5から係合解除する際に、作業者は、端子係合部5の押圧する箇所を予め視認することができる。これにより、作業者は、端子係合部5の係合を解除する操作を容易に行うことができるため、端子係合部5が弾性限度を超えて過度に撓むのを防止することができるとともに端子をハウジングから容易に取り外すことができる。
従って、本実施形態のコネクタ1によると、端子係合部5が過度に撓むのを防止するとともにハウジング2からの端子100の取り外しを容易に行うことができるコネクタ1を提供できる。
本実施形態のコネクタ1によると、端子係合部5は、片持ち状に延びており、この端子係合部5の延びる方向と垂直な方向に、端子係合部5を視認するための開口10が設けられている。このため、作業者は、端子100から端子係合部5を係合解除する際において、端子係合部5の押圧する箇所を端子係合部5の延びる方向と垂直な方向から予め目視によって確認しやすくなる。これにより、作業者は、端子係合部5の係合を解除する操作を確実且つ容易に行うことができる。更に、本実施形態のコネクタ1によると、開口を端子係合部5の幅方向に設けることも可能である。これにより、端子係合部5の上下方向の撓み量を容易に確認しながら操作することができるため、係合を解除する操作を更に容易に行うことができる。その結果、端子係合部5が弾性限度を超えて過度に撓むのを確実に防止することができる。
本実施形態のコネクタ1によると、窓状の開口10がハウジング2の側面に設けられている。このため、作業者は、端子100から端子係合部5を係合解除する際において、ハウジング2の側面から、見易く窓状に設けられた開口10を通して端子係合部5が撓むのを確認しながら操作することができる。これにより、作業者は、端子係合部5を端子100から係合解除する操作を更に容易に行うことができる。その結果、端子係合部が弾性限度を超えて過度に撓むのを更に確実に防止することができる。
本実施形態のコネクタ1によると、ハウジング2は、リテーナ20を本係止位置Yにおいてロックできるロック部9を有している。そして、端子係合部5の長さ方向における領域と、ロック部9の端子係合部5の長さ方向と平行な方向における領域とが、端子挿入方向に垂直な方向からみて重なる。このため、端子係合部5は、ロック部9に近い位置で撓むことになる。これにより、撓み規制部21に対する端子係合部5の当接位置が、端子係合部5の長さ方向と平行な方向において、ロック部9に比較的近い位置になる。このため、端子係合部5が撓み規制部21に当接した際にリテーナ20に発生するロック部9を中心としたモーメント力を抑制することができる。これにより、係合解除された端子係合部5が撓み規制部21に当接した際にも、リテーナ20に大きな回転方向の力が発生するのを抑制することができる。その結果、端子係合部5が端子から係合解除される際に、リテーナ20がハウジング2から浮いたり、端子係合部5が過度に撓んで損傷したりすることが更に抑制される。
本実施形態のコネクタ1によると、リテーナ20が本係止位置Yで係止された状態において、ハウジング2に設けられた開口10が、リテーナ20によって塞がれた状態となる。これにより、リテーナ20が本係止位置Yで係止された状態で、端子係合部5に外力が作用してしまうのを防止することができる。また、ハウジング2の内部にチリや埃が侵入するのを防止することができ、これにより、端子100の接触不良や異常の発生を確実に抑制することができる。
本実施形態のコネクタ1によると、係合が解除された端子係合部5とリテーナ20の撓み規制部21との当接する位置が、ロック部9の幅の範囲内にある。このため、端子係合部5が撓み規制部21に当接した際にリテーナ20に発生するロック部9を中心としたモーメント力を更に小さくすることができる。その結果、端子係合部5が端子100から係合解除される際に、撓み規制部が端子係合部に押圧されてリテーナ20がハウジング2から浮いたり、端子係合部5が過度に撓んで損傷したりすることが更に抑制される。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することができるものである。例えば、次のような変形例が実施されてもよい。
(1)上述した実施形態では、端子100の受け部103が、端子100の周面から径方向外側に向けて環状に膨出する一対の環状突起104,104を有する形態を例示したが、この通りでなくてもよい。受け部103は、例えば、端子係合部5が係合できるものであればよく、端子100の周面において形成された穴、又は溝等として構成された形態が実施されてもよい。
(2)また、上述した実施形態では、リテーナ20が、ハウジング2の本体部分3に対して、上下方向にスライド可能である形態を例示したが、この通りでなくてもよい。リテーナ20は、例えば、その可動方向が斜め上下方向、又は前後方向等に可動する形態で実施されてもよい。
(3)また、上述した実施形態では、開口10が、ハウジング2の側面において設けられている形態について例示したが、この通りでなくてもよい。開口10は、例えば、ハウジング2の上面又は下面に設けられた携帯が実施されてもよい。また、上述した実施形態では、開口10が、リテーナ取付口6の一部として形成された形態について例示したが、この通りでなくてもよい。開口10が、リテーナ取付口6の一部として形成されたものではなく、ハウジング2のリテーナ取付口6から離れた箇所においてリテーナ取付口6とは独立した窓として設けられた形態が実施されてもよい。
本発明は、端子の挿抜が可能なコネクタとして種々の用途に広く適用することができるものである。
1 コネクタ
2 ハウジング
3 本体部分
9 ロック部
10 開口
20 リテーナ
21 撓み規制部
100 端子
X 仮係止位置
Y 本係止位置

Claims (6)

  1. 端子が挿入されて保持されるハウジングと、
    前記ハウジングに対して、前記端子を挿抜可能な仮係止位置、及び前記端子を保持する本係止位置で係止されるリテーナと、を備え、
    前記ハウジングは、前記端子と係合するように当該ハウジングの本体部分に対して揺動自在に設けられた端子係合部を有し、
    前記ハウジングは、前記リテーナが前記仮係止位置で係止されている状態において、当該ハウジングの外部から前記端子係合部の少なくとも一部を視認可能な開口が外周面において設けられ、
    前記リテーナは、少なくとも前記仮係止位置で係止されている状態において前記端子係合部の撓み量を規制する撓み規制部を有していることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記端子係合部は、片持ち状に延びており、
    前記開口は、片持ち状に延びる前記端子係合部と垂直な方向の少なくとも一方から当該端子係合部を視認可能に設けられていることを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載のコネクタにおいて、
    前記開口は、前記ハウジングの側面において窓状に設けられていることを特徴とするコネクタ。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のコネクタにおいて、
    前記開口は、前記リテーナが前記本係止位置で係止されている状態において、前記リテーナによって塞がれることを特徴とするコネクタ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のコネクタにおいて、
    前記ハウジングは、前記リテーナを前記本係止位置において前記ハウジングに係止してロックするロック部を有し、
    前記端子係合部の長さ方向における領域と、前記ロック部の前記端子係合部の長さ方向と平行な方向における領域とが、端子挿入方向に垂直な方向からみて少なくとも重なる領域を有することを特徴とするコネクタ。
  6. 請求項5に記載のコネクタにおいて、
    前記端子からの係合が解除された状態における前記端子係合部の前記撓み規制部との当接位置が、前記リテーナにおいて、前記端子挿入方向と平行な方向における前記ロック部の幅の範囲内にあることを特徴とするコネクタ。
JP2018107791A 2018-06-05 2018-06-05 コネクタ Active JP7023510B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018107791A JP7023510B2 (ja) 2018-06-05 2018-06-05 コネクタ
CN201910461143.5A CN110571568B (zh) 2018-06-05 2019-05-30 连接器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018107791A JP7023510B2 (ja) 2018-06-05 2018-06-05 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019212486A true JP2019212486A (ja) 2019-12-12
JP7023510B2 JP7023510B2 (ja) 2022-02-22

Family

ID=68773623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018107791A Active JP7023510B2 (ja) 2018-06-05 2018-06-05 コネクタ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7023510B2 (ja)
CN (1) CN110571568B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114069308A (zh) * 2020-08-07 2022-02-18 住友电装株式会社 连接器

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022029925A1 (ja) 2020-08-05 2022-02-10 三菱電機株式会社 コントロールセンタ
CN113571940B (zh) * 2021-04-30 2023-08-11 安波福连接器系统(南通)有限公司 端子位置保持器、连接器以及连接器组件

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11111374A (ja) * 1997-10-08 1999-04-23 Yazaki Corp コネクタ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2813716B2 (ja) * 1993-02-24 1998-10-22 矢崎総業株式会社 コネクタの端子係止解除構造
JP3539672B2 (ja) * 1999-04-05 2004-07-07 矢崎総業株式会社 コネクタの端子係止解除構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11111374A (ja) * 1997-10-08 1999-04-23 Yazaki Corp コネクタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114069308A (zh) * 2020-08-07 2022-02-18 住友电装株式会社 连接器

Also Published As

Publication number Publication date
CN110571568B (zh) 2022-06-10
JP7023510B2 (ja) 2022-02-22
CN110571568A (zh) 2019-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4743109B2 (ja) 端子金具及びコネクタ
JP4770346B2 (ja) コネクタ
CN108631111B (zh) 连接器组件以及连接器盖体
JP2012079552A (ja) コネクタ
US8469751B2 (en) Electrical connector and harness
WO2014181416A1 (ja) コネクタ
JP2019212486A (ja) コネクタ
JP6914232B2 (ja) コネクタ構造
KR20150041064A (ko) 패널 고정형 커넥터 장치
JP4575423B2 (ja) コネクタ
JP2007220483A (ja) コネクタ
KR20170070997A (ko) 커넥터의 록킹 구조 및 커넥터
JP6475489B2 (ja) コネクタ
JP2009193853A (ja) リテーナ付きコネクタ
EP3879637A1 (en) Connector lock structure
JP6377467B2 (ja) 電気コネクタ
JP2017208168A (ja) コネクタ
JP2019067744A (ja) コネクタ
CN113939960B (zh) 阴连接器及连接器
JP2008177096A (ja) コネクタのロック機構
JP4730282B2 (ja) コネクタ
JP6015854B2 (ja) コネクタ
JP2011023201A (ja) コネクタ
JP6234400B2 (ja) コネクタ
WO2023153258A1 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20191107

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7023510

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150