JP2002170635A - 電気、電子部品のパネルのラッチ構造 - Google Patents

電気、電子部品のパネルのラッチ構造

Info

Publication number
JP2002170635A
JP2002170635A JP2000363138A JP2000363138A JP2002170635A JP 2002170635 A JP2002170635 A JP 2002170635A JP 2000363138 A JP2000363138 A JP 2000363138A JP 2000363138 A JP2000363138 A JP 2000363138A JP 2002170635 A JP2002170635 A JP 2002170635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latch
panel
housing
arms
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000363138A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4562278B2 (ja
Inventor
Hisaya Matsuura
松浦尚也
Kotaro Kobayashi
小林康太郎
Masato Isogaya
磯ヶ谷昌人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Molex LLC
Original Assignee
Molex LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Molex LLC filed Critical Molex LLC
Priority to JP2000363138A priority Critical patent/JP4562278B2/ja
Publication of JP2002170635A publication Critical patent/JP2002170635A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4562278B2 publication Critical patent/JP4562278B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Patch Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つのラッチ構造をもつ電気、電子部品のハ
ウジングを、複数のパネルの個々に対してラッチ係合で
きるようにすること。 【解決手段】 ハウジング1の左右各々に複数のラッチ
アームより成るラッチ群9a,9bを設けてある。互い
に厚さt1,t2,t3が異なる複数のパネルP1,P
2,P3の個々にこのハウジング1を装着した時、どの
パネルP1,P2,P3に対しても左右のラッチ群9
a,9bは、常態又は弾性変形態様でラッチ係合する少
なくとも1つ以上のラッチアーム10a,11a,10
b,11bを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気、電子部品のパネル
へのラッチ構造に係り、更に詳しくはハウジングを有
し、そのハウジングをパネルの装着開口にラッチ係合さ
せてマウントする為の電気、電子部品のラッチ構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハウジングを有し、そのハウジン
グをパネルの装着開口にマウントする為の電気、電子部
品は多々製造、販売されている。そのような電気、電子
部品は、例えばパネルマウント用電気コネクタや、電気
スイッチ類あるいは継電器、抵抗器等がある。電気コネ
クタを例にとって以前から実施されている技術を図17
に従い説明すると、符号Fは電気コネクタを示し、ハウ
ジング100と、その周りに一体的に取付けられたフラ
ンジ101を有している。フランジ101の左右各々に
はビス穴102が形成されている。他方、符号103は
パネルを示し、そのパネル103に形成された装着開口
104の左右各々にビス穴105が形成されている。電
気コネクタFを前記パネル103にマウントするには、
そのハウジング100をパネル103の装着開口104
に通し、ビス穴102と105を対応させて、そこにビ
ス106を通し、図示せざるナット止めを付け、電気コ
ネクタFをパネル103に装着固定するものである。
【0003】この以前の技術によると、パネル103側
にビス穴105を開ける工数や、ビス106とナットに
よるネジ止め工程数等が必要な為に、組立等に手間がか
かる上にパネルにマウントした最終状態でのコストの低
廉化に限界を与える。
【0004】そこで、これに代るものとして図18に示
すように、ラッチ構造を有する電気コネクタが提案さ
れ、実施されている。この図18に示したものは特開平
6−144130号に提案されている電気コネクタであ
るが、この電気コネクタGはハウジング200の前面の
周りにフランジ201が形成され、そのフランジ201
の背後に位置して、ハウジング200の左右側壁に各々
ラッチアーム202が形成されている。これら各ラッチ
アーム202のラッチ部は符号203として示してあ
る。他方、符号205はパネルを示し、装着開口204
が形成されている。この電気コネクタGのハウジング2
00をパネル205の装着開口204に装着するには、
パネル205の開口204に図18に於いて上側からハ
ウジング200を通し、装着完了位置でラッチアーム2
02のラッチ部203をパネル205の開口204の縁
にラッチ係合させ、パネル205をラッチ部203とフ
ランジ201の裏面で挟持させるようにしたものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このパネルマウント用
電気コネクタによれば、パネルにビス取付穴を設ける必
要もなく、ビス、ナットにて係合する工数も不要とな
り、パネルへの装着、取外しが容易となるばかりか、パ
ネルへマウントした最終状態でのコストの低廉化を図り
易い。然しながらこの従来技術のラッチ構造では、左右
のラッチアームは各々1つずつであって、左右各々のラ
ッチアームのラッチ部に於けるパネルのラッチ隙間、即
ちラッチ部とフランジ201の表面との間のパネルを挟
持する隙間の寸法も一つに定まっている。従って、この
一つに定められたラッチ隙間に適合するある一定の厚さ
のパネル205の装着開口204に対し、この従来技術
の電気コネクタGを装着した場合、前記左右各々一つの
ラッチアーム202のラッチ部203がしっかりとラッ
チ係合できたとしても、前記一定の厚さのパネル205
に比して異なった板厚の他のパネルの装着開口に対し、
この電気コネクタGを装着した場合には、左右各々一つ
のラッチアーム202のラッチ部203が予定した通り
良好にラッチ係合しない現象が生ずる。例えば、前記し
っかりとラッチ係合できるある一定の厚さのパネル20
5に比べて、板厚の薄い他のパネルの装着開口に対し
て、この電気コネクタを装着したとすると、パネル厚さ
がラッチ隙間に対して薄いので、パネルはラッチ隙間内
に納まり、電気コネクタはパネルに一応マウントされ、
そのパネルから抜け落ちることはないが、その電気コネ
クタに対して嵌合相手の他の電気コネクタの挿抜を繰り
返していると、その電気コネクタはパネルに対して斜め
等不安定姿勢状態でマウントされ続けることになり、電
気コネクタのパネルマウント性が安定しない不具合を生
ずる。
【0006】従って、電気コネクタを装着する相手であ
るパネルが複数あって、それら各パネルが互いに異なっ
た板厚を有している場合、且つそれら各パネルに各電気
コネクタをしっかりとマウントしようとする場合、電気
コネクタとしては、前記異なった板厚各にラッチ係合で
きるラッチ隙間のラッチ部を有している電気コネクタを
個々に用意することが望ましいこととなる。然しながら
このようにすると、1つ1つのパネルマウント用電気コ
ネクタが割高となる。加えて、種類の異なるパネル各に
対応する電気コネクタを用意しなければならないから、
製造段階、保管段階、使用段階の各段階での部品管理等
が煩雑となる。
【0007】本発明は上記の点に鑑み成されたもので、
ラッチ構造を有する一つの電気、電子部品を用意するだ
けで、それを互いに板厚が異なる複数のパネルの個々に
しっかりとラッチ係合できるようにした電気、電子部品
のパネルへのラッチ構造を提供するにある。換言すれ
ば、装着対象として予め選択された複数のパネルのどの
パネルに対しても、ハウジングの左右各々に於いてパネ
ルにラッチ係合できる電気、電子部品のパネルへのラッ
チ構造を提供するにある。
【0008】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為に、
本発明は次の技術的手段を有する。即ち発明の実施の形
態の説明中で用いた符号を用いて説明すると、本発明は
ハウジング1と、そのハウジング1の一側の周りに形成
されたフランジ7と、そのフランジの背後に位置して前
記ハウジング1の左右側壁8a,8bの各々に設けられ
たラッチ係合手段より成る電気、電子部品であって、こ
の電気、電子部品を、そのハウジング1をパネルの装着
開口28に装着した時、前記左右のラッチ係合手段の各
々がパネルにラッチ係合され、その状態でパネルが各ラ
ッチ係合手段とフランジ7の裏面との間に挟持される電
気、電子部品のパネルへのラッチ構造に於いて、前記左
右のラッチ係合手段は、端部にラッチ部15を各々有す
る複数のラッチアーム10a,11aより成る左ラッチ
群9aと、端部にラッチ部15を各々有する複数のラッ
チアーム10b,11bより成る右ラッチ群9bによっ
て構成され、装着対象として予め選択された互いに板厚
t1,t2の異なる複数のパネルP1,P2の個々に対
し、その個々のパネルの装着開口28に、前記ハウジン
グ1を装着した時、前記パネルP1,P2のどのパネル
に対しても左ラッチ群9aの複数のラッチアーム10
a,11aのラッチ部15の何れか1つ以上が常態にて
ラッチ係合すると共に、右ラッチ群9bの複数のラッチ
アーム10b,11bのラッチ部15の何れか1つ以上
が常態にてラッチ係合するよう定められ、而も前記装着
対象として選ばれた複数のパネルP1,P2の内、一番
板厚の厚い、厚さt2のパネルP2に、この電気、電子
部品のハウジング1を装着した時に、左右ラッチ群9
a,9bの中の最少のラッチ隙間S1を有するラッチア
ーム10a,11bが弾性変形して、それら各々のラッ
チ部15にて弾性変形態様にてパネルP2にラッチ係合
できるように左右ラッチ群9a,9b各々のラッチアー
ム10a,11a,10b,11bの弾性変形範囲が設
定されていることを特徴とする電気、電子部品のパネル
へのラッチ構造である。
【0009】又、本発明は前記左右ラッチ群9a、9b
に関し、装着対象として予め選択された互いに板厚t
1,t2の異なる複数のパネルP1,P2の個々に対
し、その個々のパネルの装着開口28に、前記ハウジン
グ1を装着した時、前記パネルP1,P2のどのパネル
に対しても左ラッチ群9aの複数のラッチアーム10
a,11aのラッチ部15の何れか1つ以上が弾性変形
態様にてラッチ係合すると共に、右ラッチ群9bの複数
のラッチアーム10b,11bのラッチ部15の何れか
1つ以上が弾性変形態様にてラッチ係合するよう定めら
れ、而も前記装着対象として選ばれた複数のパネルP
1,P2の内、一番板厚の厚い、厚さt2のパネルP2
に、この電気、電子部品のハウジング1を装着した時
に、左右ラッチ群9a,9bの中の最少のラッチ隙間S
1を有するラッチアーム10a,11bが弾性変形し
て、それら各々のラッチ部15にて弾性変形態様にてパ
ネルP2にラッチ係合できるように左右ラッチ群9a,
9b各々のラッチアーム10a,11a,10b,11
bの弾性変形範囲が設定されていることを特徴とする電
気、電子部品のパネルへのラッチ構造である。
【0010】更に、本発明は前記左右ラッチ群9a、9
bに関し、装着対象として予め選択された互いに板厚t
1,t2,t3の異なる複数のパネルP1,P2,P3
の個々に対し、その個々のパネルの装着開口28に、前
記ハウジング1を装着した時、前記パネルP1,P2,
P3のどのパネルに対しても左ラッチ群9aの複数のラ
ッチアーム10a,11aのラッチ部15の何れか1つ
以上が常態又は弾性変形態様にてラッチ係合すると共
に、右ラッチ群9bの複数のラッチアーム10b,11
bのラッチ部15の何れか1つ以上が常態又は弾性変形
態様にてラッチ係合するよう定められ、而も前記装着対
象として選ばれた複数のパネルP1,P2,P3の内、
一番板厚の厚い、厚さt2のパネルP2に、この電気、
電子部品のハウジング1を装着した時に、左右ラッチ群
9a,9bの中の最少のラッチ隙間S1を有するラッチ
アーム10a,11bが弾性変形して、それら各々のラ
ッチ部15にて弾性変形態様にてパネルP2にラッチ係
合できるように左右ラッチ群9a,9b各々のラッチア
ーム10a,11a,10b,11bの弾性変形範囲が
設定されていることを特徴とする電気、電子部品のパネ
ルへのラッチ構造である。
【0011】そして、前記左右ラッチ群9a,9b各々
に於けるラッチアームのラッチ部15のパネルへの常態
でのラッチ係合は、パネルの装着開口28へハウジング
1を挿入する過程で、前記各ラッチアームを弾性変形さ
せながら挿入し、ハウジング1の完全装着位置では、前
記ラッチアームが前記の弾性変形態様から復帰して、そ
の復帰状態でラッチ部15とフランジ7の左右各々の座
面23a,23b間にパネルを挟持する態様とすること
ができる。
【0012】加えて、前記左右ラッチ群9a,9bの各
々のラッチアーム10a,11a,10b,11bのラ
ッチ部15は、その端部14から表面20側に向って階
段状に形成された数段の係合部16,17,18,19
として構成され、前記ハウジング1のパネルへの完全装
着位置での前記弾性変形復帰状態でのラッチ部15の係
合は、前記ラッチ部15の一段目係合部16とフランジ
7の左右各々の座面23a,23b間をラッチ隙間とし
た場合に、そのラッチ隙間にパネルが納まった態様でラ
ッチ部15の一段目係合部16とフランジ7の左右各々
の座面23a,23b間にパネルを挟持する構成として
もよい。
【0013】そして、前記左右ラッチ群9a,9b各々
に於けるラッチアームのラッチ部15のパネルへの弾性
変形態様でのラッチ係合は、パネルの装着開口28へハ
ウジング1を挿入する過程で、前記各ラッチアームを弾
性変形させながら挿入し、ハウジング1の完全装着位置
でも、前記ラッチアームが前記の弾性変形態様から完全
に復帰する直前で弾性変形を残した状態でラッチ部15
とフランジ7の左右各々の座面23a,23b間にパネ
ルを挟持する態様とすることができる。
【0014】前記左右ラッチ群9a,9bの各々のラッ
チアーム10a,11a,10b,11bのラッチ部1
5は、その端部14から表面20側に向って階段状に形
成された数段の係合部16,17,18,19として構
成され、前記ハウジング1のパネルへの完全装着位置で
の前記弾性変形を残した状態でのラッチ部15の係合
は、前記ラッチ部15の一段目係合部16とフランジ7
の左右各々の座面23a,23b間をラッチ隙間とした
場合に、そのラッチ隙間にパネルが納まらず、ラッチ部
15の二段目係合部17以降とフランジ7の左右各々の
座面23a,23b間にパネルを挟持する構成としても
よい。
【0015】
【作用】上記構成によると、予め装着対象用として選ば
れた複数の板厚t1のパネルP1、板厚t2のパネル、
板厚t3パネルP3の何れか1つの装着開口に電気、電
子部品のハウジング1を装着した状態では、それが装着
対象用とされている限りでは、どのパネルであっても左
のラッチ群9aを構成する複数のラッチアーム10a,
11aの何れか1つ以上のラッチ部が常態にてパネルに
ラッチ係合すると共に右のラッチ群9bを構成する複数
のラッチアーム10b,11bの何れか1つ以上のラッ
チ部が常態にてパネルにラッチ係合し、その結果パネル
は各ラッチアームとパネルの座面との間に挟持され、電
気、電子部品のハウジングをパネルにしっかりと装着で
きる。
【0016】又、左のラッチ群9aを構成する複数のラ
ッチアーム10a,11aの何れか1つ以上のラッチ部
が弾性変形態様にてパネルにラッチ係合すると共に右の
ラッチ群9bを構成する複数のラッチアーム10b,1
1bの何れか1つ以上のラッチ部が弾性変形態様にてパ
ネルにラッチ係合し、その結果パネルは各ラッチアーム
とパネルの座面との間に挟持され、電気、電子部品のハ
ウジングをパネルにしっかりと装着できる。
【0017】更には、左のラッチ群9aを構成する複数
のラッチアーム10a,11aの何れか1つ以上のラッ
チ部が常態又は弾性変形態様にてパネルにラッチ係合す
ると共に右のラッチ群9bを構成する複数のラッチアー
ム10b,11bの何れか1つ以上のラッチ部が常態又
は弾性変形態様にてパネルにラッチ係合し、その結果パ
ネルは各ラッチアームとパネルの座面との間に挟持さ
れ、電気、電子部品のハウジングをパネルにしっかりと
装着できる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に添付図面図1〜図16に従い
本発明の実施の形態を詳細に説明する。この場合、ここ
では電気、電子部品として電気コネクタを例にとり、そ
のハウジングのパネルへの装着構造を示すと共に、図1
〜図14では、簡潔にする為にハウジングに装着される
べき端子を省略して示してあるが、図15,図16では
図1〜図14に示した電気コネクタのハウジングに対し
て端子を装着した例を示してある。勿論本発明は電気コ
ネクタに適用されるのみならず抵抗器、電気スイッチ、
継電器等ハウジングを有し、そのハウジングをパネルへ
取付ける用に供する各種パネル装着用電気素子に適用で
きるものである。
【0019】これらの図に於いて1はハウジングを示
し、その前面に相手方電気コネクタKのハウジング39
(相手方電気コネクタは図15,図16に示されてい
る。)を受入れる為の受入空間2が形成され、この例で
は、そこに端子装着部3,4,5が各々設けられてい
る。そしてハウジング1の前面の一側6にはハウジング
1の四周を囲むようにしてフランジ7が形成されてい
る。
【0020】そして、前記ハウジング1の左側壁8aに
は、複数のラッチアームより成る左のラッチ群9aが設
けられ、反対側の右側壁8bには、複数のラッチアーム
より成る右のラッチ群9bが設けられている。前記左の
ラッチ群9aは、この例では2つのラッチアームより成
る例が示され、それを構成する一つのラッチアームは符
号10aで、もう一つのラッチアームは符号11aで示さ
れ、他方の右ラッチ群9bも、この例では2つのラッチ
アームより成る例が示され、それを構成する一つのラッ
チアームは符号10bで、もう一つのラッチアームは符
号11bで示されている。
【0021】前記左のラッチ群9aを構成する一つのラ
ッチアーム10aと、もう一つのラッチアーム11aは
並んで設けられていると共に右のラッチ群9bを構成す
る一つのラッチアーム10bと、もう一つのラッチアー
ム11bも並んで設けられている。そして、左のラッチ
群9aの並んで設けられている一つのラッチアーム10
aと、もう一つのラッチアーム11aの上下には左のガ
イド片25a,26aが、左側壁8aから立上って一体
的に形成されていると共に、右のラッチ群9bの並んで
設けられている一つのラッチアーム10bと、もう一つ
のラッチアーム11bの上下にも、同じように右のガイ
ド片25b,26bが右側壁8bから立上って一体的に
形成されている。この内、右のラッチ群9bを代表して
図3に従い各ラッチアームを述べると、各ラッチアーム
10b又は11bは、その根部13をハウジング1の右側
壁8bに一体的に設けられた支台12に一体的に支持さ
れた態様で且つその先端をフランジ7に於ける切欠部2
4に臨ませた態様で右側壁8bに沿って形成されてい
る。即ち、各ラッチアーム10b又は11bは、その裏
面21と右側壁8bとの間にラッチアームの弾性変形を
可能にするスペース22を存して右側壁8bに沿って形
成されている。左のラッチ群9aを構成する一つのラッ
チアーム10aともう一つのラッチアーム11bについ
ても同様に構成されている。
【0022】そして、前記各ラッチアーム10a,11
a,10b,11bの先端部分にはラッチ部15が形成
され、その各ラッチアームのラッチ部15は、図9又は
図10に拡大表示されているように、端部14と、その
端部14からラッチアームの表面20側に向って階段状
に形成された部分、即ち一段目係合部16、二段目係合
部17、三段目係合部18、四段目係合部19によって
形成されている。
【0023】ところで、この左、右ラッチ群9a,9b
各々の複数のラッチアーム10a,11a,10b,1
1bの各ラッチ部15は、この電気コネクタハウジング
1をパネルの装着開口に装着した時に、その装着開口の
開口縁にラッチ係合するものであるが、そのハウジング
1の開口へのラッチ係合状態の時に、パネルが前記ハウ
ジング1の四周を囲むフランジ7の裏面に座すものであ
る。つまり、フランジ7の裏面がパネルの面に座すパネ
ル座面として機能するものである。それをより詳述する
と、パネル座面23は、符号23aの左座面と、符号2
3bの右座面と、符号23cの上座面と、符号23dの
下座面より成り、この内左座面23aの、左ラッチ群9
aの2つのラッチアーム10a,11aのラッチ部15
が臨む領域には、前記したように切欠部24が形成さ
れ、同様に右座面23bの、右ラッチ群9bの2つのラ
ッチアーム10b,11bのラッチ部15が臨む領域に
も切欠部24が形成されている。従って、左座面23a
は、左ラッチ群9aを中にして上下位置に形成され、右
座面23bは、右ラッチ群9bを中にして上下位置に形
成されている。従って、この電気コネクタのハウジング
1をパネルの装着開口へ装着し、ラッチ係合している状
態の時、上下のパネル座面23c,23dとパネルの関
係は、パネルが単にこれらフランジ7裏面のパネル座面
23cと23dに当接座しているだけであるが、左右パ
ネル座面23a,23bとパネルの関係は、パネルが、
これら左右のパネル座面23a又は23bと、当該パネ
ルに係合している左右ラッチ群9a又は9b各の複数の
ラッチアーム10a,11a,10b,11bの各ラッ
チ部15との間に挟持されていることになるものであ
る。
【0024】このように、この電気コネクタは、ハウジ
ング1に各々複数のラッチアーム10a,11a,10
b,11bを有する左右のラッチ群9a,9bを有して
いるものであるが、本発明の特徴は、この電気コネクタ
を互いに板厚が異なる複数のパネルの各々に対し、個々
にその装着開口に装着し、左右ラッチ群9a,9b各々
の複数のラッチアーム10a,11a,10b,11b
のラッチ部15をラッチ係合せしめた時に、どのパネル
に対しても、左右ラッチ群9a,9b各々に於いて、そ
れを構成する何れか1つ以上のラッチアーム10a又は
11a,10b又は11bのラッチ部15が、しっかり
とパネルに対しラッチ係合できるようにしたものであ
る。
【0025】これを詳述すると、図1に於いては、複数
のパネルP1,P2,P3…が示されている。これは一
つの電気コネクタが選ばれた時、その一つの電気コネク
タが装着できる装着対象用として用意されたパネルで、
これら複数のパネルP1,P2,P3の各々の板厚t
1,t2,t3は、互いに異なっているもので、ここで
はパネルP1の板厚t1<パネルP3の板厚t3<パネ
ルP2の板厚t2の関係にあるものとして示してある。
本発明ではある一つの電気コネクタが用意された時、そ
してこの電気コネクタを装着対象用として用意された複
数のパネルP1,P2,P3の中の板厚t1のパネルP
1の装着開口に装着した時、左ラッチ群9aの複数のラ
ッチアーム10a,11aのラッチ部15の何れか1つ
以上がそのパネルP1にラッチ係合すると共に、右のラ
ッチ群9bの複数のラッチアーム10b,11bのラッ
チ部15の何れか1つ以上がそのパネルP1にラッチ係
合するものであり、又板厚t2のパネルP2の装着開口
に装着した時も、左右ラッチ群9a,9bの各々の複数
のラッチアーム10a,11a,10b,11bのラッ
チ部15の何れか1つ以上がそのパネルP2にラッチ係
合するものであり、同じようにその電気コネクタの装着
対象用とされている限りでは、板厚t3のパネルP3の
装着開口に装着した時も、左右のラッチ群9a,9b各
々の複数のラッチアーム10a,11a,10b,11
bのラッチ部15の何れか1つ以上がそのパネルP3に
ラッチ係合するようにしたものである。これは、電気機
器の種類や型が異なり、その為にその電気機器のパネル
の板厚が異なっている際に、従来では板厚各々の幾種類
もの電気コネクタを用意していた所、これに代えて一つ
の電気コネクタにてこれを可能にする要請に答える為で
ある。
【0026】上記の為にこの実施例では次のようにした
ものである。即ち、先ず左のラッチ群9aを構成する複
数のラッチアーム10a,11aに着目すると、図9に
示すようにラッチアーム10aのラッチ部15に於ける
1段目係合部16とフランジ7の左座面23a間のラッ
チ隙間をS1とし、図10に示すようにラッチアーム1
1aのラッチ部15に於ける1段目係合部16とフラン
ジ7の左座面23a間のラッチ隙間をS2とした場合、
S1<S2の関係に設定する。そして、この電気コネク
タの装着対象用として選ばれているパネルP1,P2,
P3との関係では、前記のラッチ隙間S1をパネルP1
の板厚t1と等しくする。即ち、S1=t1とする。且
つ前記のラッチ隙間S2をパネルP2の板厚t2と等し
くする。即ちS2=t2とする。
【0027】他方、右のラッチ群9bを構成する複数の
ラッチアーム10b,11bに着目した場合も、図9に
示すようにラッチアーム10bのラッチ部15に於ける
1段目係合部16とフランジ7の右座面23b間のラッ
チ隙間をS2とし、図10に示すようにラッチアーム1
1bのラッチ部15の1段目係合部16と右座面23b
間のラッチ隙間をS1とする。
【0028】このようにすることによって装着対象用と
して選ばれたパネルP1,P2,P3の内、板厚t1の
パネルP1にこの電気コネクタを装着する場合、左ラッ
チ群9aに於いてはラッチアーム10aのラッチ部15
が常態にてラッチ係合し、右ラッチ群9bに於いてはラ
ッチアーム11bのラッチ部15が常態にてラッチ係合
できる。そして板厚t2のパネルP2にこの電気コネク
タを装着した場合、左ラッチ群9aに於いてはラッチア
ーム11aのラッチ部15が常態にてラッチ係合し、右
ラッチ群9bに於いてはラッチアーム10bのラッチ部
15が常態にてラッチ係合する。
【0029】然しながら、以上の条件だけでは、左右ラッ
チ群9a,9bの各々が装着対象用として選ばれた複数
のパネルP1,P2,P3のどのパネルに対しても常態
にてラッチ係合できるラッチアームを少なくとも1つ以
上有していることのみを満足するだけである。つまり板
厚の一番厚い、この例では板厚t2のパネルP2に、この
電気コネクタを装着した時に、一番板厚の薄い板厚t1
用のラッチ隙間S1をもつラッチアーム10a又は11
bのラッチ部15に入り込まないこととなって、電気コ
ネクタ全体がパネルの装着開口にしっかりと納まらない
こととなることを防止するという保障を与えていない。
そこで、装着対象として選ばれた複数のパネルP1,P
2,P3の内、一番板厚の厚い、この例では厚さt2のパ
ネルP2に、この電気コネクタを装着した時に、左右ラッ
チ群9a,9b各々の中の最少のラッチ隙間S1を有す
るラッチアーム10a,11bが弾性変形して、それら
各々のラッチ部15にて弾性変形態様にてラッチ係合で
きるように、左右ラッチ群9a,9b各々のラッチアー
ム10a,11a,10b,11bの弾性変形範囲が設
定されているものである。
【0030】こうすることによって、装着対象用として
選ばれた板厚t1,t2,t3のパネルP1,P2,P
3の内、一番厚さの厚いパネルP2に、この電気コネク
タを装着した時に、左ラッチ群9aに於いては、ラッチ
隙間S2をもつラッチアーム11aのラッチ部15はパ
ネルP2に常態にてラッチ係合し、ラッチ隙間S1に設
定されているラッチアーム10aのラッチ部15は弾性
変形態様でラッチ係合する。右ラッチ群9bに於いても
同じで、ラッチ隙間S2をもつラッチアーム10bのラ
ッチ部15は常態にてラッチ係合し、ラッチ隙間S1に
設定されているラッチアーム11bのラッチ部15は弾
性変形態様でラッチ係合する。上記の弾性変形態様での
ラッチ係合は、装着状態をロックする機能も併せもつ。
【0031】そして、一番厚さの薄いパネルP1に、こ
の電気コネクタを装着した時には、パネルP1は左右ラ
ッチ群9a,9bに於いて各々ラッチアーム10a、ラ
ッチアーム11bのラッチ部15によって常態にてラッ
チ係合され、左右ラッチ群9a,9bの各々のもう1つ
のラッチアーム11a,10aに於いてはラッチ部15
の隙間中にパネルが位置している。
【0032】そして、厚さt1のパネルP1と、厚さt
2のパネルP2の間の中間の厚さt3のパネルP3に、
この電気コネクタを装着した時にもパネルP3は左右ラ
ッチ群9a,9bに於いて、各々ラッチアーム10a、
ラッチアーム11b、ラッチ部15によって、弾性変形
態様にてラッチ係合され、左右ラッチ群9a,9bの各
々のラッチアーム11a,10aに於いてはラッチ部1
5の隙間中に位置している。
【0033】ところで、この実施例の各ラッチアーム1
0a,11a,10b,11bのラッチ部15には、図
9,図10に示すように且つ前記したように一段目係合
部16のみならず、二〜四段目係合部17,18,19
が形成されている。これは前記したように左右ラッチ群
9a,9b各々のラッチアーム10a,11a,10
b,11bのラッチ部15が弾性変形態様でパネルにラ
ッチ係合する時に、各ラッチアームが弾性変形した態様
でもそのラッチ部15がパネルに対してラッチ係合し易
くする為に設けられているものである。
【0034】従って、前記各ラッチ部15の階段状の一
〜四段目係合部16〜19に代えて、テーパ状の面とし
てもよいし、各ラッチアーム10a,11a,10b,
11bの弾性変形性が富んでいる場合等には、前記ラッ
チ部15は一段目係合部16のみの形状でもよいもので
ある。
【0035】他方、パネルP1,P2,P3の各部所に
ついて図1のパネルP1を例にとり説明すると、符号2
8はパネルに形成された装着開口を示し、その内29は
ハウジングの装着部分、30aは左のラッチ群9aの装
着部分、30bは右のラッチ群9bの装着部分を示し、
更に符号31はハウジング装着部分の開口縁、32は左
右ラッチ群装着部分の開口縁を示している。
【0036】上記構成に基き、次に使用例を説明する。
始めに、図1に示すように、この電気コネクタハウジン
グ1の装着対象用パネルとして2つのパネルP1,P2
が選択されているとする。そしてパネルP1の板厚t1
を0.6mm、パネルP2の板厚t2を0.8mmと
し、左のラッチ群9aの一つのラッチアーム10aのラ
ッチ部15のラッチ隙間S1と、右のラッチ群9bの一
つのラッチアーム11bのラッチ部15のラッチ隙間S
1を各々0.6mmとし、左のラッチ群9aのもう一つ
のラッチアーム11aのラッチ部15のラッチ隙間S2
と、右のラッチ群9bのもう一つのラッチアーム10b
のラッチ部15のラッチ隙間S2を各々0.8mmとす
る。すると、今装着対象用として予め選択されているパ
ネルP1とP2の内、パネルP1にこの電気コネクタハ
ウジング1を図1の矢示aに示すように装着すると、即
ち、ハウジング1の位置決めリブ27をパネルの位置決
め溝に対応させ且つハウジング1部分を装着開口28の
ハウジング装着部分29に対応させると共に、左右ラッ
チ群9a,9b部分各々を左右ラッチ群装着部分30
a,30bに対応させて、ハウジング1の後側からハウ
ジング1を装着開口28に挿入する。この挿入過程で
は、左右ラッチ群9a,9bに於けるガイド片25a,
26a,又は25b,26bが、左右ラッチ群装着部分
30a,30bの開口縁に案内されながら、挿入が進行
する。挿入が進行すると、例えば図2状態では、パネル
の左右ラッチ群装着部分30a,30bの開口縁32が
左右ラッチ群9a,9bは各ラッチアーム10a,11
a,10b,11bの表面20を押圧し、各ラッチアー
ム10a,11a,10b,11bをスペース22側に
向って弾性変位せしめる。そして完全に電気コネクタを
装着開口28に装着した時点で、図11,図12に示す
ように左ラッチ群9aの二つのラッチアーム10a,1
1aは元に復帰し、その内の1つのラッチアーム10a
のラッチ部15は、そのラッチ隙間S1に板厚t1のパ
ネルP1を常態にてラッチ係合する。即ち、板厚t1=
0.6mmであり、フランジ7の左座面23aと1段目
係合部16との間のラッチ隙間S1=0.6mmなの
で、ラッチアーム10aは、挿入過程では弾性変形する
ものの、完全装着位置では復帰し、そのラッチ部15は
常態にてパネルP1をラッチ係合する。その時、パネル
P1はラッチ部15の一段目係合部16とフランジ7の
左座面23aの間に挟持される。他方のラッチアーム1
1aのラッチ隙間S2は0.8mmなので、パネルP1
はラッチ部15内に於いて左座面23aに接して位置し
ている状態となる。他方、右ラッチ群9bに於いても、
一方のラッチアーム11bのラッチ部15の0.6mm
のラッチ隙間S1内に、板厚t1=0.6mmのパネル
P1を常態にてラッチ係合し、パネルP1はラッチ部1
5の一段目係合部16とフランジ7の右座面23bの間
に挟持される。他方のラッチアーム10bのラッチ隙間
S2は0.8mmなので、パネルP1はラッチ部15に
於いて右座面23bに接している状態となる。そして、
フランジ7の上下の座面23c,23dにはパネルP1
が座している。
【0037】次いで、もう一つの板厚t2=0.8mm
のパネルP2に、この電気コネクタハウジング1を図1
の矢示bに示すように装着する場合について説明する
と、このパネルP2の装着開口28にハウジング1を装
着し終わった状態が図13,図14に示され、左右ラッ
チ群9a,9b各々に於けるラッチアーム11a,10bの
ラッチ部15に着目すると、これらのラッチ隙間S2は
0.8mmなので、パネルP2は、各一段目係合16と
左右各々の座面23a,23bの間に挟持され、常態にて
ラッチ係合する。他方、左右ラッチ群9a,9b各々に
於けるラッチアーム10aと11bの各ラッチ群15の
ラッチ隙間S1=0.6mmなので、パネルP2は左右
ラッチアーム10a,11b各々のラッチ部15の四段
目係合部19と左右各々の座面23a,23b間に挟持
される。この状態をみると左右ラッチアーム10a,1
1bは左右側壁8a,8bとラッチアーム10a,11
b間のスペース22側に向って弾性変形した状態となっ
ている。即ち弾性変形態様でラッチ係合している。この
弾性変形態様のラッチ係合の場合、装着状態をロックす
る機能をも有する。このように、装着対象用として選択
されたパネルP1,P2の内、一番厚さの厚い、厚さt
2のパネルP2に、この電気コネクタハウジング1を装
着した時、左右ラッチ群9a,9b各々の中の最少のラ
ッチ隙間S1=0.6mmを有するラッチアーム10
a,11bが弾性変形して、それら各々のラッチ部15
にて弾性変形態様にてラッチ係合できるように左右ラッ
チ群9a,9b各々のラッチアーム10a,11a,1
0b,11bの弾性変形範囲が設定されているものであ
る。
【0038】前例に於いては、パネルP1について厚さ
t1=0.6mm、パネルP2について厚さt2=0.
8mm、ラッチアーム10a,11b各々のラッチ部1
5のラッチ隙間S1=0.6mm、ラッチアーム11
a,10b各々のラッチ部15のラッチ隙間S2=0.
8mmとしたが、他例としてt1=1.0mm、t2=
1.2mm、S1=1.0mm、S2=1.2mmの場
合も、前記の同様の使用ができる。
【0039】更に、前例に於いては、左右ラッチ群9
a,9b各々に於いても、それらを構成する複数のラッ
チアーム10a,11a,10b,11bの何れか1つ
以上が、装着対象用として選択されたパネルP1,P2
の各々のパネルに対して、常態にてラッチ係合する例を
述べたが、例えば図1に示すように、厚さt3のパネル
P3も装着対象用として選ばれていたとし、このパネル
P3に電気コネクタハウジング1を装着する場合につい
て説明する。ここでは厚さt1=0.6mmのパネルP
1、厚さt2=0.8mmのパネルP2に対し、パネル
P3の厚さをt3=0.7mmとする。すると、このパ
ネルP3に対して、左のラッチ群9aのラッチアーム1
0aは、そのラッチ部15のラッチ隙間がS1=0.6
mmなのでやや弾性変形して、例えば図示していない
が、ラッチ部15の二段目係合部17又は三段目係合部
18と左座面23aの間にパネルが挟持されてラッチ係
合し、もう一つのラッチアーム11aのラッチ隙間S2
は0.8mmなのでパネルP3はラッチ部15内に於い
て左座面23aに接している状態となる。他方、右ラッ
チ群9bに於いても、一方のラッチアーム11bはやや
弾性変形して、例えば同じようにラッチ部15の二段目
係合部17又は三段目係合部18と右座面23bの間に
パネルが挟持されてラッチ係合し、もう一つのラッチア
ーム10bのラッチ隙間S2は0.8mmなのでパネル
P3はラッチ部15内に於いて右座面23bに接してい
る状態となる。この例によると、左右ラッチ群9a,9
b各々に於いて、それらを構成する複数のラッチアーム
10a,11a,10b,11bの何れか1つ以上が、
装着対象用として選択されたパネルP1,P2,P3の
各々のパネルに対して、常態又は弾性変形態様にて係合
するものである。何れにしても左右ラッチ群9a,9b
の各々に於いて、何れか1つ以上のラッチアームがパネ
ルの各々に対してラッチ係合しているものである。
【0040】ところで、装着対象用パネルとして2つの
パネルP1,P2が予め選択されている場合、前記の例
ではパネルP1の板厚さt1=0.6mmとし、パネル
P2の板厚さt2=0.8mmとしたが、許容誤差の範
囲で例えばパネルP1の厚さt1=0.6mm+−0.
06mm、厚さt2=0.8mm+−0.08mm程度
バラツキが存在することがある。このような場合、例え
ばパネルP1の厚さt1=0.54mmになっていたと
しても、且つ左右ラッチ群9a,9b各々の一方のラッ
チアーム10a,11bのラッチ部15のラッチ隙間S
1=0.6mmに設定されていたとしても、許容誤差の
範囲内なので、前記ラッチアーム10a,11bのラッ
チ部15はパネルP1に常態にてラッチ係合できるもの
である。同じように、例えば、パネルP2の厚さt2=
0.88mmになっていたとしても、左右ラッチ群9
a,9b各々の他方のラッチアーム11a,10bのラ
ッチ部15のラッチ隙間S2=0.8mmに設定されて
いたとしても、許容誤差の範囲内なので、前記ラッチア
ーム11a,10bのラッチ部15はパネルP2に常態
にてラッチ係合できるものである。且つこの一番厚さの
厚い、t2=0.88mmのパネルP2を装着した時
に、最少のラッチ隙間S1=0.6mmを有するラッチ
アーム10a,11bに着目すると、許容誤差の範囲内
なので、それらラッチアーム10a,11bも十分弾性
変形して、それら各々のラッチ部15にてパネルP2を
弾性変形態様にてラッチ係合できるものである。
【0041】そして、パネルP1の板厚t1=0.66
mm、パネルP2の板厚t2=0,88mmになってい
た場合、許容誤差の範囲内なのでパネルP1に装着した
時、左右のラッチ群9a,9b各々の一方のラッチアー
ム10a,11bのラッチ部15のラッチ隙間S1=
0.6mmになっていたとしても、前記ラッチアーム1
0a,11bのラッチ部15はパネルP1に常態にてラ
ッチ係合し、且つパネルP2に装着した後、他方のラッ
チアーム11a,10bのラッチ部15のラッチ隙間S
2=0.8mmになっていたとしても前記ラッチアーム
11a,10bのラッチ部15はパネルP2に常態にて
ラッチ係合するが、仮に、万が一パネルP1の板厚t1
=0.68mm、パネルP2の板厚t2=0.89mm
等になっていて、他方、ラッチ隙間S1=0.6mm、
S2=0.8mmである場合、パネルP1に装着した
後、左右のラッチ群9a,9b各々の一方のラッチアー
ム10a,11bのラッチ部15は、そのパネルP1に
弾性変形態様にてラッチ係合する場合があり、又パネル
P2に装着した時左右のラッチ群9a,9b各々の他方
のラッチアーム11a,10bのラッチ部15は、その
パネルP2に弾性変形態様にてラッチ係合する場合があ
る。つまり、本発明は左右のラッチ群9a,9b各々に
於いて、装着対象用のパネルに装着した時、少なくとも
1つ以上のラッチアームが弾性変形態様にて当該パネル
にラッチ係合している場合にも適用できるものである。
これらの場合でも一番厚さの厚いパネルP2に装着した
時、最少のラッチ隙間S1のラッチアーム10a,11
bは十分弾性変形できる範囲に定められている。
【0042】次いで、図15,図16はこのようにして
パネルP1(又はパネルP2あるいはパネルP3)に装
着された状態の、且つハウジング1中に端子が装着され
て電気コネクタとして完成された電気コネクタEを示し
てある。併せてこのパネルマウント用電気コネクタEに
嵌合相手の電気コネクタKを嵌合させた所を示したもの
である。図中33,34は端子、35,37は電線、3
6は圧接部、38は圧着部である。他方の電気コネクタ
Kに於ける、符号39はハウジング40,43は端子、
41,44はケーブル、42は圧接部、45は圧着部で
ある。
【0043】さて、必要に応じてパネルP1(又はP2
あるいはP3)から電気コネクタEのハウジング1を外
す場合には、左右ラッチ群9a,9bをつまむようにし
て、それらを構成する各ラッチアーム10a,11a,
10b,11bを内側に、即ちスペース22側に弾性変
形させてラッチ係合を外し、次いでパネルP1を各ラッ
チアームの表面20にのせパネルP1を表面20上を滑
らせて外すものである。
【0044】尚、前記の例に於いては、左右ラッチ群9
a、9b各々を構成するラッチアームとして2つの例を
示したが、本発明は左右ラッチ群9a、9bを構成する
ラッチアームを複数としたもので、3つ以上でもよいも
のである。
【0045】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、ラ
ッチ構造を有する一つの電気、電子部品を用意するだけ
でそれを互いに板厚が異なる複数のパネルの個々にしっ
かりとラッチ係合できるようにした電気、電子部品のパ
ネルのラッチ構造を提供できる。換言すれば、装着対象
として予め選択された複数のパネルのどのパネルに対し
ても、ハウジングの左右各々に於いてパネルにラッチ係
合できる電気、電子部品のパネルへのラッチ構造を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各々板厚が異なる複数のパネルを示すと共に、
それら板厚が異なる複数のパネル各々に対して本発明の
一実施例の電気コネクタ(端子は省略してある。)が装
着できる点を示す斜視図。
【図2】パネルに対して、図1に示す電気コネクタを装
着する過程の一例を示す斜視図。
【図3】電気コネクタの複数のラッチアームより成るラ
ッチ群を示す斜視図。
【図4】図1に示す電気コネクタの正面図。
【図5】図4に示す電気コネクタの平面図。
【図6】図4に示す電気コネクタの底面図。
【図7】図4に示す電気コネクタの左側面図。
【図8】図4に示す電気コネクタの右側面図。
【図9】図4の9−9線に沿う断面図。
【図10】図4の10−10線に沿う断面図。
【図11】板厚t1のパネルP1に電気コネクタを装着
した状態を示す図9と同様の断面図。
【図12】板厚t1のパネルP1に電気コネクタを装着
した状態を示す図10と同様の断面図。
【図13】板厚t2のパネルP2に電気コネクタを装着
した状態を示す図9と同様の断面図。
【図14】板厚t2のパネルP2に電気コネクタを装着
した状態を示す図10と同様の断面図。
【図15】電気コネクタをパネルに装着し、且つその電
気コネクタに嵌合相手の電気コネクタを嵌合させ、互い
の端子が接続している状態を示す図4の15−15線に
沿って示した断面図。
【図16】電気コネクタをパネルに装着し、且つその電
気コネクタに嵌合相手の電気コネクタを嵌合させ、互い
の端子が接続している状態を示す図4の16−16線に
沿って示した断面図。
【図17】従来技術その1を示す斜視図。
【図18】従来技術その2を示す断面図。
【符号の説明】
1……ハウジング 2……嵌合相手の電気コネクタのハウジングの受入空間 3,4,5……端子装着部 6……ハウジングの一側 7……フランジ 8a……ハウジングの左側壁 8b……ハウジングの右側壁 9a……複数のラッチアームより成る左のラッチ群 9b……複数のラッチアームより成る右のラッチ群 10a……左のラッチ群を構成する一つのラッチアーム 11a……左のラッチ群を構成するもう一つのラッチア
ーム 10b……右のラッチ群を構成する一つのラッチアーム 11b……右のラッチ群を構成するもう一つのラッチア
ーム 12……支台 13……ラッチアームの根部 14……ラッチアームの端部 15……ラッチ部 16……ラッチ部の1段目係合部 17……ラッチ部の2段目係合部 18……ラッチ部の3段目係合部 19……ラッチ部の4段目係合部 20……ラッチアームの表面 21……ラッチアームの裏面 22……ラッチアームの変形を可能にするスペース 23……フランジの裏面のパネル座面 23a……左座面 23b……右座面 23c……上座面 23d……下座面 24……切欠部 25a,26a ……左のガイド片 25b,26b……右のガイド片 27……嵌合位置決めリブ S1……左右のラッチ群9a又は9b各々を構成する一
つのラッチアーム10a又は11b各々のラッチ部15
に於ける1段目係合部16とフランジ7のパネル座面間
のラッチ隙間 S2……左右のラッチ群9a又は9b各々を構成するも
う一つのラッチアーム11a又は10b各々のラッチ部
15に於ける1段目係合部16とフランジ7のパネル座
面間のラッチ隙間 P1……板厚t1のパネル P2……板厚t2のパネル P3……板厚t3のパネル 28……パネルに形成された装着開口 29……装着開口に於けるハウジングの装着部分 30a……装着開口に於ける左のラッチ群の装着部分 30b……装着開口に於ける右のラッチ群の装着部分 31……ハウジング装着部分の開口縁 32……左右ラッチ群装着部分の開口縁 E……電気コネクタ 33……端子 34……端子 35……電線 36……圧接部 37……電線 38……圧着部 K……嵌合相手の電気コネクタ 39……ハウジング 40……端子 41……ケーブル 42……圧接部 43……端子 44……ケーブル 45……圧着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯ヶ谷昌人 神奈川県大和市深見東一丁目5番4号 日 本モレックス株式会社 内 Fターム(参考) 5G016 CD05 DA28

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング1と、そのハウジング1の一
    側の周りに形成されたフランジ7と、そのフランジの背
    後に位置して前記ハウジング1の左右側壁8a,8bの
    各々に設けられたラッチ係合手段より成る電気、電子部
    品であって、この電気、電子部品を、そのハウジング1
    をパネルの装着開口28に装着した時、前記左右のラッ
    チ係合手段の各々がパネルにラッチ係合され、その状態
    でパネルが各ラッチ係合手段とフランジ7の裏面との間
    に挟持される電気、電子部品のパネルへのラッチ構造に
    於いて、 前記左右のラッチ係合手段は、端部にラッチ部15を各
    々有する複数のラッチアーム10a,11aより成る左
    ラッチ群9aと、端部にラッチ部15を各々有する複数
    のラッチアーム10b,11bより成る右ラッチ群9b
    によって構成され、装着対象として予め選択された互い
    に板厚t1,t2の異なる複数のパネルP1,P2の個
    々に対し、その個々のパネルの装着開口28に、前記ハ
    ウジング1を装着した時、前記パネルP1,P2のどの
    パネルに対しても左ラッチ群9aの複数のラッチアーム
    10a,11aのラッチ部15の何れか1つ以上が常態
    にてラッチ係合すると共に、右ラッチ群9bの複数のラ
    ッチアーム10b,11bのラッチ部15の何れか1つ
    以上が常態にてラッチ係合するよう定められ、而も前記
    装着対象として選ばれた複数のパネルP1,P2の内、
    一番板厚の厚い、厚さt2のパネルP2に、この電気、
    電子部品のハウジング1を装着した時に、左右ラッチ群
    9a,9bの中の最少のラッチ隙間S1を有するラッチ
    アーム10a,11bが弾性変形して、それら各々のラ
    ッチ部15にて弾性変形態様にてパネルP2にラッチ係
    合できるように左右ラッチ群9a,9b各々のラッチア
    ーム10a,11a,10b,11bの弾性変形範囲が
    設定されていることを特徴とする電気、電子部品のパネ
    ルへのラッチ構造。
  2. 【請求項2】 ハウジング1と、そのハウジング1の一
    側の周りに形成されたフランジ7と、そのフランジの背
    後に位置して前記ハウジング1の左右側壁8a,8bの
    各々に設けられたラッチ係合手段より成る電気、電子部
    品であって、この電気、電子部品を、そのハウジング1
    をパネルの装着開口28に装着した時、前記左右のラッ
    チ係合手段の各々がパネルにラッチ係合され、その状態
    でパネルが各ラッチ係合手段とフランジ7の裏面との間
    に挟持される電気、電子部品のパネルへのラッチ構造に
    於いて、 前記左右のラッチ係合手段は、端部にラッチ部15を各
    々有する複数のラッチアーム10a,11aより成る左
    ラッチ群9aと、端部にラッチ部15を各々有する複数
    のラッチアーム10b,11bより成る右ラッチ群9b
    によって構成され、装着対象として予め選択された互い
    に板厚t1,t2の異なる複数のパネルP1,P2の個
    々に対し、その個々のパネルの装着開口28に、前記ハ
    ウジング1を装着した時、前記パネルP1,P2のどの
    パネルに対しても左ラッチ群9aの複数のラッチアーム
    10a,11aのラッチ部15の何れか1つ以上が弾性
    変形態様にてラッチ係合すると共に、右ラッチ群9bの
    複数のラッチアーム10b,11bのラッチ部15の何
    れか1つ以上が弾性変形態様にてラッチ係合するよう定
    められ、而も前記装着対象として選ばれた複数のパネル
    P1,P2の内、一番板厚の厚い、厚さt2のパネルP
    2に、この電気、電子部品のハウジング1を装着した時
    に、左右ラッチ群9a,9bの中の最少のラッチ隙間S
    1を有するラッチアーム10a,11bが弾性変形し
    て、それら各々のラッチ部15にて弾性変形態様にてパ
    ネルP2にラッチ係合できるように左右ラッチ群9a,
    9b各々のラッチアーム10a,11a,10b,11
    bの弾性変形範囲が設定されていることを特徴とする電
    気、電子部品のパネルへのラッチ構造。
  3. 【請求項3】 ハウジング1と、そのハウジング1の一
    側の周りに形成されたフランジ7と、そのフランジの背
    後に位置して前記ハウジング1の左右側壁8a,8bの
    各々に設けられたラッチ係合手段より成る電気、電子部
    品であって、この電気、電子部品を、そのハウジング1
    をパネルの装着開口28に装着した時、前記左右のラッ
    チ係合手段の各々がパネルにラッチ係合され、その状態
    でパネルが各ラッチ係合手段とフランジ7の裏面との間
    に挟持される電気、電子部品のパネルへのラッチ構造に
    於いて、 前記左右のラッチ係合手段は、端部にラッチ部15を各
    々有する複数のラッチアーム10a,11aより成る左
    ラッチ群9aと、端部にラッチ部15を各々有する複数
    のラッチアーム10b,11bより成る右ラッチ群9b
    によって構成され、装着対象として予め選択された互い
    に板厚t1,t2,t3の異なる複数のパネルP1,P
    2,P3の個々に対し、その個々のパネルの装着開口2
    8に、前記ハウジング1を装着した時、前記パネルP
    1,P2,P3のどのパネルに対しても左ラッチ群9a
    の複数のラッチアーム10a,11aのラッチ部15の
    何れか1つ以上が常態又は弾性変形態様にてラッチ係合
    すると共に、右ラッチ群9bの複数のラッチアーム10
    b,11bのラッチ部15の何れか1つ以上が常態又は
    弾性変形態様にてラッチ係合するよう定められ、而も前
    記装着対象として選ばれた複数のパネルP1,P2,P
    3の内、一番板厚の厚い、厚さt2のパネルP2に、こ
    の電気、電子部品のハウジング1を装着した時に、左右
    ラッチ群9a,9bの中の最少のラッチ隙間S1を有す
    るラッチアーム10a,11bが弾性変形して、それら
    各々のラッチ部15にて弾性変形態様にてパネルP2に
    ラッチ係合できるように左右ラッチ群9a,9b各々の
    ラッチアーム10a,11a,10b,11bの弾性変
    形範囲が設定されていることを特徴とする電気、電子部
    品のパネルへのラッチ構造。
  4. 【請求項4】 前記左右ラッチ群9a,9b各々に於け
    るラッチアームのラッチ部15のパネルへの常態でのラ
    ッチ係合は、パネルの装着開口28へハウジング1を挿
    入する過程で、前記各ラッチアームを弾性変形させなが
    ら挿入し、ハウジング1の完全装着位置では、前記ラッ
    チアームが前記の弾性変形態様から復帰して、その復帰
    状態でラッチ部15とフランジ7の左右各々の座面23
    a,23b間にパネルを挟持する態様である請求項1又
    は請求項3記載の電気、電子部品のパネルへのラッチ構
    造。
  5. 【請求項5】 前記左右ラッチ群9a,9b各々に於け
    るラッチアームのラッチ部15のパネルへの弾性変形態
    様でのラッチ係合は、パネルの装着開口28へハウジン
    グ1を挿入する過程で、前記各ラッチアームを弾性変形
    させながら挿入し、ハウジング1の完全装着位置でも、
    前記ラッチアームが前記の弾性変形態様から完全に復帰
    する直前で弾性変形を残した状態でラッチ部15とフラ
    ンジ7の左右各々の座面23a,23b間にパネルを挟
    持する態様である請求項2又は請求項3記載の電気、電
    子部品のパネルへのラッチ構造。
  6. 【請求項6】 前記左右ラッチ群9a,9bの各々のラ
    ッチアーム10a,11a,10b,11bのラッチ部
    15は、その端部14から表面20側に向って階段状に
    形成された数段の係合部16,17,18,19として
    構成され、前記ハウジング1のパネルへの完全装着位置
    での前記弾性変形復帰状態でのラッチ部15の係合は、
    前記ラッチ部15の一段目係合部16とフランジ7の左
    右各々の座面23a,23b間をラッチ隙間とした場合
    に、そのラッチ隙間にパネルが納まった態様でラッチ部
    15の一段目係合部16とフランジ7の左右各々の座面
    23a,23b間にパネルを挟持する請求項4記載の電
    気、電子部品のパネルのラッチ構造。
  7. 【請求項7】前記左右ラッチ群9a,9bの各々のラッ
    チアーム10a,11a,10b,11bのラッチ部1
    5は、その端部14から表面20側に向って階段状に形
    成された数段の係合部16,17,18,19として構
    成され、前記ハウジング1のパネルへの完全装着位置で
    の前記弾性変形を残した状態でのラッチ部15の係合
    は、前記ラッチ部15の一段目係合部16とフランジ7
    の左右各々の座面23a,23b間をラッチ隙間とした
    場合に、そのラッチ隙間にパネルが納まらず、ラッチ部
    15の二段目係合部17以降とフランジ7の左右各々の
    座面23a,23b間にパネルを挟持する請求項5記載
    の電気、電子部品のパネルのラッチ構造。
JP2000363138A 2000-11-29 2000-11-29 電気・電子部品のパネル取付用構造体 Expired - Fee Related JP4562278B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000363138A JP4562278B2 (ja) 2000-11-29 2000-11-29 電気・電子部品のパネル取付用構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000363138A JP4562278B2 (ja) 2000-11-29 2000-11-29 電気・電子部品のパネル取付用構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002170635A true JP2002170635A (ja) 2002-06-14
JP4562278B2 JP4562278B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=18834295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000363138A Expired - Fee Related JP4562278B2 (ja) 2000-11-29 2000-11-29 電気・電子部品のパネル取付用構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4562278B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007220483A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
US7588459B2 (en) 2006-07-28 2009-09-15 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Connecting device having a locking mechanism
JP2011082055A (ja) * 2009-10-08 2011-04-21 Yazaki Corp パネル取付け型コネクタ
CN102870289A (zh) * 2010-06-14 2013-01-09 菲尼克斯电气有限两合公司 可附接的插塞式连接器
CN114175417A (zh) * 2019-07-29 2022-03-11 昕诺飞控股有限公司 电连接器组件
WO2022091053A1 (en) * 2020-11-02 2022-05-05 Molex, Llc Connector holder for bypass connection applications

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03116677U (ja) * 1990-03-15 1991-12-03
JP2001244021A (ja) * 1999-02-26 2001-09-07 Ricoh Co Ltd コネクタホルダ及びコネクタ保持装置ならびにこれらを備える画像形成装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6035976Y2 (ja) * 1982-11-12 1985-10-25 ヒロセ電機株式会社 電気コネクタのパネル取付け機構
JPH0421270Y2 (ja) * 1987-03-16 1992-05-14

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03116677U (ja) * 1990-03-15 1991-12-03
JP2001244021A (ja) * 1999-02-26 2001-09-07 Ricoh Co Ltd コネクタホルダ及びコネクタ保持装置ならびにこれらを備える画像形成装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007220483A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP4508126B2 (ja) * 2006-02-16 2010-07-21 住友電装株式会社 コネクタ
US7588459B2 (en) 2006-07-28 2009-09-15 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Connecting device having a locking mechanism
CN101114749B (zh) * 2006-07-28 2011-03-23 日本航空电子工业株式会社 具有锁定机构的连接装置
JP2011082055A (ja) * 2009-10-08 2011-04-21 Yazaki Corp パネル取付け型コネクタ
CN102870289A (zh) * 2010-06-14 2013-01-09 菲尼克斯电气有限两合公司 可附接的插塞式连接器
US8932071B2 (en) 2010-06-14 2015-01-13 Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg Attachable plug-type connector
CN114175417A (zh) * 2019-07-29 2022-03-11 昕诺飞控股有限公司 电连接器组件
WO2022091053A1 (en) * 2020-11-02 2022-05-05 Molex, Llc Connector holder for bypass connection applications

Also Published As

Publication number Publication date
JP4562278B2 (ja) 2010-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2622888B2 (ja) 電気コネクタ
JP3661149B2 (ja) コンタクトモジュール
CA1292047C (en) Electrical terminal receptacle and electrical component housing adapted for the same
US7458148B2 (en) Joint connector and method assembling the same
JP2000003750A (ja) 電気接続用コネクタのプラグ
JPH06163090A (ja) コネクタ
JP3167106B2 (ja) 端子金具の組付け構造
JP2005039888A (ja) 電気接続箱
JP3074433B2 (ja) 二重係止確認可能なコネクタ
JP2002170635A (ja) 電気、電子部品のパネルのラッチ構造
JP3120730B2 (ja) コネクタ
JP2000012131A (ja) コネクタ
JP2592639Y2 (ja) 圧接コネクタ
JPH10326635A (ja) 同軸ケーブル接続器
JP2900213B2 (ja) コネクタ
US5078616A (en) Electrical connector
JPH0850970A (ja) 基板取付型電気コネクタ及び基板取付装置
JP3313074B2 (ja) 変換コネクタ
JPH07312235A (ja) 回路遮断器の端子構造
JPH08250247A (ja) ジョイントコネクタ及びジョイントコネクタの製造方法
JP2665724B2 (ja) パネル取付コネクタ
US11855377B2 (en) Spring pin terminals for an electrical connector assembly that provides mechanical and electrical connections between two electrically conductive structures
JP3186323B2 (ja) 灯具保持装置
JP2019087436A (ja) コネクタ
JP2001143779A (ja) テレビコンセント

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071115

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100727

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees