JP3186323B2 - 灯具保持装置 - Google Patents

灯具保持装置

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JP3186323B2
JP3186323B2 JP08924393A JP8924393A JP3186323B2 JP 3186323 B2 JP3186323 B2 JP 3186323B2 JP 08924393 A JP08924393 A JP 08924393A JP 8924393 A JP8924393 A JP 8924393A JP 3186323 B2 JP3186323 B2 JP 3186323B2
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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Connecting Device With Holders (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、灯具保持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の灯具保持装置として、図
6に示す車両用リアコンビネーションランプのバックプ
レートが知られている。同図において、基板1上にはリ
フレクター2を介在させて二つのソケット3が配設され
ており、また、各ソケット3,3に配線されたコネクタ
4が配設されている。ソケット3の裏面には、図示しな
い端子が突出しており、コネクタ4との間にリード線L
を接続してある。このような構成からなるバックプレー
トを製造する場合、一端にターミナルを圧着したリード
線Lをコネクタ4に接続した後、プラス側のリード線L
の他端をソケット3の端子に接続し、−側のリード線L
の他端は分岐してから同様にソケット3の端子に接続し
て配線を完了させる。
【0003】配線完了後、リフレクター2を介在させて
ソケット3,3を基板1上にねじ止め固定するととも
に、コネクタ4を当該基板1上に凹凸嵌合にて固定させ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の灯具保
持装置においては、それぞれ別個の各パーツを手作業で
配線してからソケットの取り付けを行なわなければなら
ず、配線ごとに各パーツを保持して行ない、これと別個
にソケットの取り付けという作業が生じて作業性が悪い
とともに、自動化が困難であるという課題があった。本
発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、製造時
の作業性を向上させることが可能な灯具保持装置の提供
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、一面側に灯具を保持する
複数の保持孔を形成した基板と、上記保持孔を貫通して
当該基板にて保持され、当該保持孔内では灯具の電極に
接する電極部を有するとともに、当該基板上の他面側で
は配線用の電極部を有するターミナルとを備えた構成と
してある。また、請求項2にかかる発明は、請求項1に
記載の灯具保持装置において、上記ターミナルを、配線
用の電極部を電線に圧接する圧接端子として構成してあ
る。
【0006】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、まず、基板にターミナルを配設し、配線用の
電極部が基板に保持された状態で配線を行なう。
【0007】また、上記のように構成した請求項2にか
かる発明においては、基板の一面に保持されているター
ミナルの圧接端子に配線用の電線を押し込んで配線す
る。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、予めター
ミナルが基板に保持された状態で配線することになり、
一体となって保持されている部品に配線を行なうので作
業性を向上させることが可能な灯具保持装置を提供する
ことができる。また、請求項2にかかる発明によれば、
配線用の電極を圧接端子としてあり、当該圧接端子が基
板の一面側に保持されているので、配線用の電線を押し
込んでいくだけで配線を容易に行なうことができる。特
に、マイナス側の電線については、順番に各圧接端子に
押し込んでいけば分岐させる手間がなくなる。
【0009】
【実施例】以下、図面にもとづいて本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例にかかる灯具保持装
置を適用したリアコンビネーションランプのバックプレ
ートを斜視図により示しており、図2は一部を破断して
示している。図において、基板10の上面には上方に開
口する二つの筒状のソケット部20を形成してあり、同
ソケット部20の周壁21には灯具30の電極部31に
おける周壁から突出している係合突起32をガイドして
係合せしめるための係合溝22を形成している。ソケッ
ト部20の底面における中心部分にはスリット状のプラ
ス側貫通孔23を形成してあり、周壁21の下部に接す
る部分にはスリット状のマイナス側貫通孔24を形成し
ている。
【0010】プラス側貫通孔23には、図3に示すプラ
ス側圧接端子40が挿入されている。同プラス側圧接端
子40の上端はU字状に折り返されて灯具30の下面に
形成されたプラス側の電極31aに当接する電極部41
を形成しており、下端は平板状にされて下辺には上方に
向かって開口する切り欠き42aを設けた圧接端子部4
2を形成している。また、圧接端子部42の上端部分に
は上方を切り起こした係止爪43を形成している。ソケ
ット部20のマイナス側貫通孔24には、図4に示すマ
イナス側圧接端子50が挿入されている。同マイナス側
圧接端子50は平板状に形成され、中間部分にはそれぞ
れ相対面する方向に引き起こした一対の係止爪51a,
51bを形成するとともに、下辺には上方に向かって開
口せしめた切り欠き52aを形成してあり、係止爪51
bより下方の部分が圧接端子部52となり、係止爪51
aより上方の部分が灯具30の周面に形成されたマイナ
ス側の電極31bに当接する電極部53を構成してい
る。
【0011】次に、上記構成からなる本実施例の組付方
を説明する。基板10の表面を上方に向け、ソケット部
20の底面に形成したプラス側貫通孔23にプラス側圧
接端子40の圧接端子部42を挿入する。圧接端子部4
2の上端部分に形成した係止爪43が同プラス側貫通孔
23に押し込まれると、撓んで平板状となるものの、同
プラス側貫通孔23を貫通して基板10の裏側まで達す
ると、同係止爪43は当該基板10の裏側で起き上が
る。このため、以後、当該プラス側圧接端子40を引き
抜こうとしても、抜け止めされて抜けないようになる。
一方、マイナス側圧接端子50についても、同様に、ソ
ケット部20の底面に形成したマイナス側貫通孔24に
対して圧接端子部52の側から挿入する。挿入時、下側
の係止爪51bはマイナス側貫通孔24を通過するとき
に平板状に撓められ、通過後、再び起き上がって抜け止
めを図る。また、上側の係止爪51aは所定長さだけ挿
入したら、ソケット部20の底面に当接し、それ以上は
挿入できないようにする。
【0012】両方のソケット部20,20についてプラ
ス側圧接端子40とマイナス側圧接端子50とを挿入し
たら、基板10を反転させ、予め、電線Wを接続したコ
ネクタ60を同基板10の一角に取り付ける。コネクタ
60の取り付けは一般的に基板10とコネクタ60とに
形成した凹凸を係合させて行なわれるが、接着剤などを
使用して取り付けても良い。コネクタ60を取り付けた
ら、プラス側の電線Wをそれぞれのプラス側圧接端子4
0の圧接端子部42における切り欠き42aに押し込
む。電線Wは切り欠き42aによって被覆を切り裂か
れ、芯線が露出して切り欠き42aの端面に接触する。
これにより、電線Wとプラス側圧接端子40との電気的
接続が行なわれる。なお、電線Wを圧接端子部42に押
し込む作業は、手作業でやることもできるが、配線装置
で自動化することもできる。
【0013】次に、マイナス側の電線Wにおける中間部
分を一方のソケット部20におけるマイナス側圧接端子
50の圧接端子部52に圧接させ、次いで、先端部分を
他方のソケット部20におけるマイナス側圧接端子50
の圧接端子部52に圧接させる。このようにして、マイ
ナス側の電線Wについては複数のマイナス側圧接端子5
0に、順次、圧接させていくことにより、従来のように
電線Wの中間部分で分岐させる必要がなくなる。以上に
より、灯具保持装置の組付が完了するので、灯具30の
係合突起32をソケット部20の係合溝22に合わせて
当該灯具30の電極部31をソケット部20内に挿入
し、係合溝22の底まで押し込んでから回転させて係合
させる。
【0014】このように本実施例では、基板10の一面
に開口を形成して灯具を保持できるようにしたソケット
部20にて保持孔を構成するとともに、当該ソケット部
20の底面を貫通してソケット部20内では灯具の電極
に接する電極部を有するとともに基板10の他面側では
配線用の電極を有するプラス側圧接端子40とマイナス
側圧接端子50にてターミナルを構成している。ソケッ
ト部20の形状については、保持する灯具にあわせて必
要な変更が可能であるし、保持する構造についてはター
ミナルと協同して灯具を保持するようにしても良い。ま
た、ターミナルについては、電線Wにてコネクタとの間
を配線しているが、コネクタ部分にいたる主な配線部分
についても一体化したターミナルとしても良い。
【0015】プラス側圧接端子40とマイナス側圧接端
子50における圧接端子部42,52は、基板10の一
面に突出した状態で保持されるため、電線Wを引き回し
て押し込むだけで配線が完了し、作業性が向上してい
る。特に、電線Wの引き回しについては自動化が可能で
あるため、ターミナルの挿入とあわせて全自動で製造す
ることも可能となる。一方、コネクタ60についても圧
接によって電線Wを配線するようにすれば、各ターミナ
ルへの圧接とともに配線することができる。また、圧接
端子部42,52の形状については、一般的な他の形状
とすることもでき、さらに電気抵抗を低減させる特殊な
形状としても良い。
【0016】本実施例においては、基板10の表面を平
板状としているが、各灯具30の間に隔壁を形成しても
良いし、必要に応じてリフレクタを配設することもでき
る。また、リアコンビネーションランプのほか、インス
トルメンタルパネル内の照明等にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる灯具保持装置を適用
したリアコンビネーションランプにおけるバックプレー
トの斜視図である。
【図2】ソケット部の一部破断斜視図である。
【図3】プラス側圧接端子の斜視図である。
【図4】マイナス側圧接端子の斜視図である。
【図5】バックプレートを背面から見た斜視図である。
【図6】従来の灯具保持装置を適用したリアコンビネー
ションランプのバックプレートの上面図である。
【符号の説明】
10…基板 20…ソケット部 30…灯具 31…電極部 40…プラス側圧接端子 41…電極部 42…圧接端子部 50…マイナス側圧接端子 52…圧接端子部 53…電極部 W…電線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面側に灯具を保持する複数の保持孔を
    形成した基板と、 上記保持孔を貫通して当該基板にて保持され、当該保持
    孔内では灯具の電極に接する電極部を有するとともに、
    当該基板上の他面側では配線用の電極部を有するターミ
    ナルとを具備することを特徴とする灯具保持装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の灯具保持装置にお
    いて、上記ターミナルを、配線用の電極部を電線に圧接
    する圧接端子として構成したことを特徴とする灯具保持
    装置。
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