JP2622888B2 - 電気コネクタ - Google Patents
電気コネクタInfo
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- JP2622888B2 JP2622888B2 JP2039547A JP3954790A JP2622888B2 JP 2622888 B2 JP2622888 B2 JP 2622888B2 JP 2039547 A JP2039547 A JP 2039547A JP 3954790 A JP3954790 A JP 3954790A JP 2622888 B2 JP2622888 B2 JP 2622888B2
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- wedge
- electrical connector
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- H01R13/42—Securing in a demountable manner
- H01R13/436—Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
- H01R13/4364—Insertion of locking piece from the front
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- H01R13/52—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
- H01R13/5219—Sealing means between coupling parts, e.g. interfacial seal
- H01R13/5221—Sealing means between coupling parts, e.g. interfacial seal having cable sealing means
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- H01R13/4223—Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means comprising integral flexible contact retaining fingers
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- H01R13/52—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気コネクタに係り、より詳細には、前方
の嵌め合わせ端及びそれと反対の後方の導線取り付け端
を有する絶縁ハウジングと、このハウジングに係合され
るTPA楔と、絶縁ハウジング内にセットされるターミナ
ルとを含む電気コネクタに係る。
の嵌め合わせ端及びそれと反対の後方の導線取り付け端
を有する絶縁ハウジングと、このハウジングに係合され
るTPA楔と、絶縁ハウジング内にセットされるターミナ
ルとを含む電気コネクタに係る。
自動車のエンジン室に取り付けられる電気要素は広範
囲の環境条件と物理的酷使とを受ける。すなわち、エン
ジン室の電気要素は気候変化とエンジンの動作条件とに
起因する広範囲の温度にさらされる。これらの電気要素
は土壌にも露出され、しばしば水や潤滑油や燃料をはね
かけられる。自動車の電気要素は使用中絶えず振動をう
け、自動車が悪道を走るとき鋭いショックを受けるし、
そしてエンジン室の保守作業で人が直接触れることもし
ばしばある。
囲の環境条件と物理的酷使とを受ける。すなわち、エン
ジン室の電気要素は気候変化とエンジンの動作条件とに
起因する広範囲の温度にさらされる。これらの電気要素
は土壌にも露出され、しばしば水や潤滑油や燃料をはね
かけられる。自動車の電気要素は使用中絶えず振動をう
け、自動車が悪道を走るとき鋭いショックを受けるし、
そしてエンジン室の保守作業で人が直接触れることもし
ばしばある。
自動車の電気要素の開発業者は電気コネクタに対して
色々な注文を持っている。更に、自動車のエンジン室に
電気要素や機械要素を沢山詰め込むのでこれらの電気要
素を狭いスペースに入れるような規格となっている。電
子業界は極度に競争が厳しく、技術者は要素を最小価格
で設計しなければならない。大きさや価格が極く僅か節
約できても、その意義が非常に大きいことがある。
色々な注文を持っている。更に、自動車のエンジン室に
電気要素や機械要素を沢山詰め込むのでこれらの電気要
素を狭いスペースに入れるような規格となっている。電
子業界は極度に競争が厳しく、技術者は要素を最小価格
で設計しなければならない。大きさや価格が極く僅か節
約できても、その意義が非常に大きいことがある。
電子燃料インジェクタシステムの電気コネクタは上記
のすべての条件と制約とを受ける。すなわち、燃料イン
ジェクタの電気コネクタもしくは燃料インジェクタと組
み合わせた温度センサはエンジンに接近して取り付けら
れ、そのため特に広範囲な温度変化と振動とを受ける。
燃料インジェクタの付近の電気コネクタは水、潤滑油も
しくはガソリンをはねかけられることがしばしばであ
る。さらに、燃料インジェクタ及び又はそれらの温度セ
ンサの電気コネクタは、自動車の保守作業をする人に触
れられる場所にある。自動車の上で隣接している電気も
しくは機械要素に接近しようとして保守作業をしている
人が無理にワイヤーを押したり、引いたりするときうっ
かりと触ってしまうことがよくある。
のすべての条件と制約とを受ける。すなわち、燃料イン
ジェクタの電気コネクタもしくは燃料インジェクタと組
み合わせた温度センサはエンジンに接近して取り付けら
れ、そのため特に広範囲な温度変化と振動とを受ける。
燃料インジェクタの付近の電気コネクタは水、潤滑油も
しくはガソリンをはねかけられることがしばしばであ
る。さらに、燃料インジェクタ及び又はそれらの温度セ
ンサの電気コネクタは、自動車の保守作業をする人に触
れられる場所にある。自動車の上で隣接している電気も
しくは機械要素に接近しようとして保守作業をしている
人が無理にワイヤーを押したり、引いたりするときうっ
かりと触ってしまうことがよくある。
自動車の多くの電気もしくは機械要素は外部業者が製
作しており、後で自動車に組み込む組み立て場所に送り
出される。注意して製作している外部業者はその要素の
自動車への最終組み込み設置には携わらない。精密に設
計製作された要素が正しく設置されず作動上問題を起こ
すことがよくある。従って、最良に設計製作された要素
とは、組み立てが簡単で不正確に組み立てられることが
ない要素のことである。
作しており、後で自動車に組み込む組み立て場所に送り
出される。注意して製作している外部業者はその要素の
自動車への最終組み込み設置には携わらない。精密に設
計製作された要素が正しく設置されず作動上問題を起こ
すことがよくある。従って、最良に設計製作された要素
とは、組み立てが簡単で不正確に組み立てられることが
ない要素のことである。
従来公知の電気コネクタとしては、実開昭63−28265
号、同63−80772号、同63−96782号、同61−7875号、同
63−58470号、同61−26272号、同59−72677号、で開示
された電気コネクタや、特開昭63−313478号、同64−41
1178号で開示された電気コネクタがあるが、エンジン室
内に設置する電気コネクタとしては、改良すべき点が多
々あった。
号、同63−80772号、同63−96782号、同61−7875号、同
63−58470号、同61−26272号、同59−72677号、で開示
された電気コネクタや、特開昭63−313478号、同64−41
1178号で開示された電気コネクタがあるが、エンジン室
内に設置する電気コネクタとしては、改良すべき点が多
々あった。
自動車メーカーは不適格に組み込まれた電気要素の問
題が大きいことを認識している。結果として自動車用の
多くの電気要素は、絶縁ハウジングにターミナルが正し
く挿入されることを保証しているターミナル・ポジショ
ン保証要素を備えていなければならない。大抵のそのよ
うな先行技術の電気コネクタは導線毎に別個のターミナ
ル・ポジション保証要素を必要としていた。多くの先行
技術の自動車用電気コネクタでこのターミナル・ポジシ
ョン保証要素は組み立てプロセスを複雑にしていた。
題が大きいことを認識している。結果として自動車用の
多くの電気要素は、絶縁ハウジングにターミナルが正し
く挿入されることを保証しているターミナル・ポジショ
ン保証要素を備えていなければならない。大抵のそのよ
うな先行技術の電気コネクタは導線毎に別個のターミナ
ル・ポジション保証要素を必要としていた。多くの先行
技術の自動車用電気コネクタでこのターミナル・ポジシ
ョン保証要素は組み立てプロセスを複雑にしていた。
自動車用の多くの電気コネクタは、少なくとも一個の
絶縁ハウジング要素、複数のワイヤーシール、そして少
なくとも一個のターミナル・ポジション保証要素を含む
複数の組み立て要素をどうしても必要とする。これらの
要素を一箇所で製作し、そして組み立てのため別の場所
に送り出すということは在庫管理の上で問題となる。在
庫が不完全であると、ワイヤーシールやターミナル・ポ
ジション保証要素無しで要素を組み立て、その組み立て
製品の動作に影響するということとなる。
絶縁ハウジング要素、複数のワイヤーシール、そして少
なくとも一個のターミナル・ポジション保証要素を含む
複数の組み立て要素をどうしても必要とする。これらの
要素を一箇所で製作し、そして組み立てのため別の場所
に送り出すということは在庫管理の上で問題となる。在
庫が不完全であると、ワイヤーシールやターミナル・ポ
ジション保証要素無しで要素を組み立て、その組み立て
製品の動作に影響するということとなる。
電気要素のターミナルが正常で高い接触力を働かすこ
とが望ましい。この目的は、電気要素がかなりの振動や
温度変化を受ける自動車での使用の場合特に重要であ
る。常に強い力を働かせるようにしようとして多くの従
来のターミナルは大きく作られてきた。しかし、大きい
ターミナルは要素の組み立て中ワイヤーシールに引っ掛
かり、ワイヤーシールかターミナルかを損傷してしまう
ことがしばしばある。損傷したワイヤーシールもしくは
ターミナルはそれの意図された機能を発揮できない。組
み立て場所でワイヤーシールの損傷に気付けばワイヤー
シールを取り替えられるが、今度は上述の在庫管理の問
題を大きくする。損傷したワイヤーシールが忘れられる
場合があり、すると欠陥のある電気要素をつくってしま
う。
とが望ましい。この目的は、電気要素がかなりの振動や
温度変化を受ける自動車での使用の場合特に重要であ
る。常に強い力を働かせるようにしようとして多くの従
来のターミナルは大きく作られてきた。しかし、大きい
ターミナルは要素の組み立て中ワイヤーシールに引っ掛
かり、ワイヤーシールかターミナルかを損傷してしまう
ことがしばしばある。損傷したワイヤーシールもしくは
ターミナルはそれの意図された機能を発揮できない。組
み立て場所でワイヤーシールの損傷に気付けばワイヤー
シールを取り替えられるが、今度は上述の在庫管理の問
題を大きくする。損傷したワイヤーシールが忘れられる
場合があり、すると欠陥のある電気要素をつくってしま
う。
以上から本発明の目的は、燃料インジェクタと温度セ
ンサのための簡単に組み立てられる電気コネクタを提供
することである。
ンサのための簡単に組み立てられる電気コネクタを提供
することである。
本発明の別の目的は、在庫調整問題をなくすため殆ど
予め組み立てられる燃料インジェクタと温度センサのた
めの電気コネクタを提供することである。
予め組み立てられる燃料インジェクタと温度センサのた
めの電気コネクタを提供することである。
本発明の別の目的は、極度に大きいターミナルを使用
しなくても組み合わせターミナルに高い正常な一定の接
触力を加えられる燃料インジェクタと温度センサのため
の電気コネクタを提供することである。
しなくても組み合わせターミナルに高い正常な一定の接
触力を加えられる燃料インジェクタと温度センサのため
の電気コネクタを提供することである。
本発明の更に別の目的は、終端されたリード線をうっ
かりと引き抜いてしまうことのないようにした燃料イン
ジェクタと温度センサのための電気コネクタを提供する
ことである。
かりと引き抜いてしまうことのないようにした燃料イン
ジェクタと温度センサのための電気コネクタを提供する
ことである。
本発明の更に別の目的は、要素の正確な組み立てを保
証した燃料インジェクタと温度センサのための電気コネ
クタを提供することである。
証した燃料インジェクタと温度センサのための電気コネ
クタを提供することである。
本発明の更に別の目的は、最初に予め組み立てた状態
に要素がロック保持され、そして最終的に完全な組み立
て状態にロックされることができる燃料インジェクタと
温度センサのための電気コネクタを提供することであ
る。
に要素がロック保持され、そして最終的に完全な組み立
て状態にロックされることができる燃料インジェクタと
温度センサのための電気コネクタを提供することであ
る。
本発明の更に別の目的は、要素の組み立て中と使用中
にワイヤーシールが損傷されることのないように確実に
保護されている燃料インジェクタと温度センサのための
電気コネクタを提供することである。
にワイヤーシールが損傷されることのないように確実に
保護されている燃料インジェクタと温度センサのための
電気コネクタを提供することである。
本発明の更に別の目的は、ターミナルがハウジングに
間違って挿入されることのない、もしくはターミナルを
間違って挿入して損傷するということのない燃料インジ
ェクタと温度センサのための電気コネクタを提供するこ
とである。
間違って挿入されることのない、もしくはターミナルを
間違って挿入して損傷するということのない燃料インジ
ェクタと温度センサのための電気コネクタを提供するこ
とである。
本発明の更に別の目的は、強い振動を受ける環境にあ
って常に高い正常の接触力を加えられるターミナルを提
供することである。
って常に高い正常の接触力を加えられるターミナルを提
供することである。
本発明は電気コネクタに係るものであり自動車の燃料
インジェクタ及び又は自動車の燃料インジェクタと組み
合わせる温度センサと使用するものである。典型的な使
用では燃料インジェクタもしくは温度センサはターミナ
ルを内部に固定したハウジングを備えている。ハウジン
グの一端に嵌め合わせ端が形成されている。典型的には
ターミナルは、燃料インジェクタもしくは温度センサが
包囲し、保護しているスペードターミナルである。本発
明の電気コネクタは絶縁材料から形成される絶縁ハウジ
ングを備えている。この絶縁ハウジングはプラスチック
材料から一体にモールドされてつくられ、そして嵌め合
わせ端とその反対の導線取り付け端とを備えている。嵌
め合わせ端は燃料インジェクタもしくは温度センサのハ
ウジングにロック係合するようつくられている。絶縁ハ
ウジングの導線取り付け端から一対のターミナルを挿入
できるようにし、そして燃料インジェクタもしくは温度
センサ内でスペードターミナルと上記ターミナルとが嵌
まり合うようにするターミナル凹所を形成する貫通孔を
絶縁ハウジングは備えている。絶縁ハウジングの内部は
挿入ターミナルとロック係合するロック手段を備えてい
る。ロック手段はターミナルとロック係合する偏向ロッ
キングレバーからなる。このロッキング手段は２つのタ
ーミナルを次々に挿入することを必要とし、そして第２
のターミナルの絶縁ハウジングへの挿入は、第１のター
ミナルの完全な、そして適正なロック係合を条件とし
て、可能となるようにロッキング手段は構成されてい
る。
インジェクタ及び又は自動車の燃料インジェクタと組み
合わせる温度センサと使用するものである。典型的な使
用では燃料インジェクタもしくは温度センサはターミナ
ルを内部に固定したハウジングを備えている。ハウジン
グの一端に嵌め合わせ端が形成されている。典型的には
ターミナルは、燃料インジェクタもしくは温度センサが
包囲し、保護しているスペードターミナルである。本発
明の電気コネクタは絶縁材料から形成される絶縁ハウジ
ングを備えている。この絶縁ハウジングはプラスチック
材料から一体にモールドされてつくられ、そして嵌め合
わせ端とその反対の導線取り付け端とを備えている。嵌
め合わせ端は燃料インジェクタもしくは温度センサのハ
ウジングにロック係合するようつくられている。絶縁ハ
ウジングの導線取り付け端から一対のターミナルを挿入
できるようにし、そして燃料インジェクタもしくは温度
センサ内でスペードターミナルと上記ターミナルとが嵌
まり合うようにするターミナル凹所を形成する貫通孔を
絶縁ハウジングは備えている。絶縁ハウジングの内部は
挿入ターミナルとロック係合するロック手段を備えてい
る。ロック手段はターミナルとロック係合する偏向ロッ
キングレバーからなる。このロッキング手段は２つのタ
ーミナルを次々に挿入することを必要とし、そして第２
のターミナルの絶縁ハウジングへの挿入は、第１のター
ミナルの完全な、そして適正なロック係合を条件とし
て、可能となるようにロッキング手段は構成されてい
る。
電気コネクタは導線の周りと密封係合するワイヤーシ
ールと燃料インジェクタもしくは温度センサのハウジン
グと密封係合するメーチングシールとを備えている。
ールと燃料インジェクタもしくは温度センサのハウジン
グと密封係合するメーチングシールとを備えている。
電気コネクタはターミナル・ポジション保証（TPA）
楔を備えている。このTPA楔は両方のターミナルの適正
配置を保証するように構成されている。TPA楔は交互の
第１と第２の位置で絶縁ハウジングへ係合できる。すな
わち、最終組み立て場所への積み出しのための第１の位
置で絶縁ハウジングへTPA楔が係合される。この最初に
組み立てられた状態ではTPA楔は絶縁ハウジング内でワ
イヤーシールを保護し、そして固定する。こうして絶縁
ハウジング、メーチングシール、ワイヤーシールそして
TPA楔を備えるサブ・アッセンブリの形態で積み出し可
能とされる。ターミナルとそれに接続されている導線と
をTPA楔を通して挿入し、絶縁ハウジング内のターミナ
ル凹所でロック係合させる。絶縁ハウジング内でターミ
ナルを適正に着座させてからTPA楔を、完全に着座させ
た状態である第２の位置まで進めてターミナルの位置を
確実に保証し、そしてワイヤーシールを導線の周りで固
く密封させる。
楔を備えている。このTPA楔は両方のターミナルの適正
配置を保証するように構成されている。TPA楔は交互の
第１と第２の位置で絶縁ハウジングへ係合できる。すな
わち、最終組み立て場所への積み出しのための第１の位
置で絶縁ハウジングへTPA楔が係合される。この最初に
組み立てられた状態ではTPA楔は絶縁ハウジング内でワ
イヤーシールを保護し、そして固定する。こうして絶縁
ハウジング、メーチングシール、ワイヤーシールそして
TPA楔を備えるサブ・アッセンブリの形態で積み出し可
能とされる。ターミナルとそれに接続されている導線と
をTPA楔を通して挿入し、絶縁ハウジング内のターミナ
ル凹所でロック係合させる。絶縁ハウジング内でターミ
ナルを適正に着座させてからTPA楔を、完全に着座させ
た状態である第２の位置まで進めてターミナルの位置を
確実に保証し、そしてワイヤーシールを導線の周りで固
く密封させる。
導線の上を滑るように取り付けられ、そして絶縁ハウ
ジングの導線取り付け端にロック取り付けできる後部保
護の為のブーツを電気コネクタは有している。すなわ
ち、絶縁ハウジングの嵌め合わせ端と導線取り付け端の
中間で絶縁ハウジングに一体に形成されているブーツロ
ックへブーツがロック状態に取り付けされる。
ジングの導線取り付け端にロック取り付けできる後部保
護の為のブーツを電気コネクタは有している。すなわ
ち、絶縁ハウジングの嵌め合わせ端と導線取り付け端の
中間で絶縁ハウジングに一体に形成されているブーツロ
ックへブーツがロック状態に取り付けされる。
高い接触力で各スペードターミナルと４点接触するよ
うにターミナルは弾性支持の双片持ち梁ビームスペード
受けターミナルであるのが好ましい。このタイプのター
ミナルは、本発明の譲り受け人に譲渡され、1988年11月
６日に出願された米国特許出願225,001に説明されてい
る。本文に記載の双片持ち梁ビームスペード受けターミ
ナルが燃料インジェクタと温度センサとの相互接続に特
に有利であるのは、TPA楔とワイヤーシールとの両方で
絶縁ハウジングの導線取り付け端からそして適当な孔を
通して、簡単に挿入できるようにしている小さい横断面
積をそれらのターミナルが有しているからである。これ
らのターミナルのスペードターミナルと嵌まり合うコン
タクト端はターミナルの後の導線接続端より小さい横断
面となっていて、それによりターミナルのコンタクト端
は損傷なくワイヤーシールを通れることを保証してい
る。絶縁ハウジング内がマルチプルロッキングとなって
いるとき、軸の回りで180度回転して挿入できるように
ターミナルを構成してもよい。絶縁ハウジングとターミ
ナルとの間のロック係合は圧縮ロッキング要素と引っ張
りロッキング要素の両方でつくられ、従って引き抜き力
は高くなる。絶縁ハウジング内で両方のターミナルが正
しく配向され、そして完全に着座させられそしてロック
されていないとTPA楔の完全な着座を阻止するようにロ
ッキング要素の配向とターミナル凹所の形とが決められ
ている。
うにターミナルは弾性支持の双片持ち梁ビームスペード
受けターミナルであるのが好ましい。このタイプのター
ミナルは、本発明の譲り受け人に譲渡され、1988年11月
６日に出願された米国特許出願225,001に説明されてい
る。本文に記載の双片持ち梁ビームスペード受けターミ
ナルが燃料インジェクタと温度センサとの相互接続に特
に有利であるのは、TPA楔とワイヤーシールとの両方で
絶縁ハウジングの導線取り付け端からそして適当な孔を
通して、簡単に挿入できるようにしている小さい横断面
積をそれらのターミナルが有しているからである。これ
らのターミナルのスペードターミナルと嵌まり合うコン
タクト端はターミナルの後の導線接続端より小さい横断
面となっていて、それによりターミナルのコンタクト端
は損傷なくワイヤーシールを通れることを保証してい
る。絶縁ハウジング内がマルチプルロッキングとなって
いるとき、軸の回りで180度回転して挿入できるように
ターミナルを構成してもよい。絶縁ハウジングとターミ
ナルとの間のロック係合は圧縮ロッキング要素と引っ張
りロッキング要素の両方でつくられ、従って引き抜き力
は高くなる。絶縁ハウジング内で両方のターミナルが正
しく配向され、そして完全に着座させられそしてロック
されていないとTPA楔の完全な着座を阻止するようにロ
ッキング要素の配向とターミナル凹所の形とが決められ
ている。
第１図に本発明の電気コネクタを10で示す。このコネ
クタ10は自動車の燃料インジェクタもしくは温度センサ
12へ取り付けるようになっている。コネクタ10を取り付
ける自動車の燃料インジェクタもしくは温度センサ12の
ハウジング14は一端を開口した筒形であり、嵌め合わせ
端16を形成している。一対のスペードターミナル（図示
せず）をこの筒形のハウジング14内に嵌め合わせ端16に
向かって取り付ける。一対のロッキングウエッジ又は楔
18がハウジング14の外壁に突出して設ける。本発明の電
気コネクタ10は、自動車の燃料インジェクタもしくは温
度センサ12とロックして密封係合し、その中のスペード
ターミナルに良好な電気接続をつくる。
クタ10は自動車の燃料インジェクタもしくは温度センサ
12へ取り付けるようになっている。コネクタ10を取り付
ける自動車の燃料インジェクタもしくは温度センサ12の
ハウジング14は一端を開口した筒形であり、嵌め合わせ
端16を形成している。一対のスペードターミナル（図示
せず）をこの筒形のハウジング14内に嵌め合わせ端16に
向かって取り付ける。一対のロッキングウエッジ又は楔
18がハウジング14の外壁に突出して設ける。本発明の電
気コネクタ10は、自動車の燃料インジェクタもしくは温
度センサ12とロックして密封係合し、その中のスペード
ターミナルに良好な電気接続をつくる。
第１図の電気コネクタ10の絶縁ハウジング20はポリエ
ステルや他の適当なプラスチック材料から一体にモール
ドされている。絶縁ハウジング20は嵌め合わせ端22とそ
の反対側の導線取り付け端24とを備えている。絶縁ハウ
ジング20の嵌め合わせ端22は燃料インジェクタもしくは
温度センサ12のハウジング14とロック係合する部分を形
成している。メーチングシール25が絶縁ハウジング20内
に、嵌め合わせ端22からきっちり受け入れられ、そして
燃料インジェクタもしくは温度センサ12と電気コネクタ
10の導線素子を密封保護する。導線取り付け端24から絶
縁ハウジング20内に受け入れられ、そして電気コネクタ
10内にのびる導線28,29とワイヤーシール26は互いに密
封係合する。ターミナル・ポジション保証（TPA）楔30
が後で詳述するように、２つの交互の位置の各々におい
て絶縁ハウジング20の導線取り付け端24と係合できるよ
うにしてある。
ステルや他の適当なプラスチック材料から一体にモール
ドされている。絶縁ハウジング20は嵌め合わせ端22とそ
の反対側の導線取り付け端24とを備えている。絶縁ハウ
ジング20の嵌め合わせ端22は燃料インジェクタもしくは
温度センサ12のハウジング14とロック係合する部分を形
成している。メーチングシール25が絶縁ハウジング20内
に、嵌め合わせ端22からきっちり受け入れられ、そして
燃料インジェクタもしくは温度センサ12と電気コネクタ
10の導線素子を密封保護する。導線取り付け端24から絶
縁ハウジング20内に受け入れられ、そして電気コネクタ
10内にのびる導線28,29とワイヤーシール26は互いに密
封係合する。ターミナル・ポジション保証（TPA）楔30
が後で詳述するように、２つの交互の位置の各々におい
て絶縁ハウジング20の導線取り付け端24と係合できるよ
うにしてある。
メーチングシール25とワイヤーシール26とは絶縁ハウ
ジング20に挿入されることができ、そしてTPA楔30は絶
縁ハウジング20の導線取り付け端24上の第一の位置で係
合して第2,3図に示すサブ・アッセンブリ32を形成す
る。このサブ・アッセンブリ32は電気コネクタ10のメー
カーにより組み立てられ、そしてユニットとして顧客に
送り出し、そこで完全な組立体として燃料インジェクタ
もしくは温度センサ12に装着する。このサブ・アッセン
ブリ32は在庫管理の問題をなくし、そして電気コネクタ
10の適正組み立てを保証する。
ジング20に挿入されることができ、そしてTPA楔30は絶
縁ハウジング20の導線取り付け端24上の第一の位置で係
合して第2,3図に示すサブ・アッセンブリ32を形成す
る。このサブ・アッセンブリ32は電気コネクタ10のメー
カーにより組み立てられ、そしてユニットとして顧客に
送り出し、そこで完全な組立体として燃料インジェクタ
もしくは温度センサ12に装着する。このサブ・アッセン
ブリ32は在庫管理の問題をなくし、そして電気コネクタ
10の適正組み立てを保証する。
電気コネクタ10は第１図に示すように導線28,29に接
続したターミナル34,35をさらに備える。ニトリルのよ
うなエラストマー材料から一体に形成されたブーツ36を
導線28,29に被せ、そして電気コネクタ10の完全組み立
て状態で絶縁ハウジング20の導線取り付け端24と係合さ
せる。
続したターミナル34,35をさらに備える。ニトリルのよ
うなエラストマー材料から一体に形成されたブーツ36を
導線28,29に被せ、そして電気コネクタ10の完全組み立
て状態で絶縁ハウジング20の導線取り付け端24と係合さ
せる。
ターミナル34,35をTPA楔30を通し、ワイヤーシール26
を通し、そして絶縁ハウジング20内に順次に挿入するこ
とにより電気コネクタ10が組み立てられる。
を通し、そして絶縁ハウジング20内に順次に挿入するこ
とにより電気コネクタ10が組み立てられる。
ターミナル34,35を絶縁ハウジング20内に正しく着座
させてから、絶縁ハウジング20の導線取り付け端24に対
してTPA楔30を第２の位置まで押し込む。このTPA楔30
は、ターミナル34,35を絶縁ハウジング20内に完全に着
座させることを保証している。ブーツ36を絶縁ハウジン
グ20とロックするように押し込むことにより電気コネク
タ10の組み立ては完了する。
させてから、絶縁ハウジング20の導線取り付け端24に対
してTPA楔30を第２の位置まで押し込む。このTPA楔30
は、ターミナル34,35を絶縁ハウジング20内に完全に着
座させることを保証している。ブーツ36を絶縁ハウジン
グ20とロックするように押し込むことにより電気コネク
タ10の組み立ては完了する。
第2,3図を参照する。絶縁ハウジング20は一体モール
ド構造であり、外形は矩形であって、頂面38と底面39と
両側面40,41がある。頂面38とか底面39という語はここ
では説明のために使用しているのであって、重力の場で
の配向を意味するものではない。絶縁ハウジング20の嵌
め合わせ端22は、第１図の燃料インジェクタもしくは温
度センサ12のハウジング14の嵌め合わせ端16に入れ子と
なって被さるような形としている。燃料インジェクタも
しくは温度センサ12のハウジング14の楔18とロック係合
するため絶縁ハウジング20の嵌め合わせ端22に隣接して
絶縁ハウジング20にロッキング孔42が開けられている。
ド構造であり、外形は矩形であって、頂面38と底面39と
両側面40,41がある。頂面38とか底面39という語はここ
では説明のために使用しているのであって、重力の場で
の配向を意味するものではない。絶縁ハウジング20の嵌
め合わせ端22は、第１図の燃料インジェクタもしくは温
度センサ12のハウジング14の嵌め合わせ端16に入れ子と
なって被さるような形としている。燃料インジェクタも
しくは温度センサ12のハウジング14の楔18とロック係合
するため絶縁ハウジング20の嵌め合わせ端22に隣接して
絶縁ハウジング20にロッキング孔42が開けられている。
TPA楔30を絶縁ハウジング20の第１の位置でロック係
合させるために、一対の第１のTPAロック44,45を絶ハウ
ジング20に形成してある。この第１のTPAロック44,45は
全体として楔状の形をしており、以下に説明するよう
に、TPA楔30の偏向ラッチに受け入れられてロックする
ような大きさとなっている。絶縁ハウジング20に装着し
たTPA楔30を第２の位置でロック係合させるため、一対
の第２のTPAロック46,47を絶縁ハウジング20は更に備え
ている。又、絶縁ハウジング20の外側には、嵌め合わせ
端22と導線取り付け端24の中間で複数のブーツロック48
を備えている。ブーツロック48は全体として楔の形をし
ており、ブーツ36と係合できるような大きさとしてい
る。
合させるために、一対の第１のTPAロック44,45を絶ハウ
ジング20に形成してある。この第１のTPAロック44,45は
全体として楔状の形をしており、以下に説明するよう
に、TPA楔30の偏向ラッチに受け入れられてロックする
ような大きさとなっている。絶縁ハウジング20に装着し
たTPA楔30を第２の位置でロック係合させるため、一対
の第２のTPAロック46,47を絶縁ハウジング20は更に備え
ている。又、絶縁ハウジング20の外側には、嵌め合わせ
端22と導線取り付け端24の中間で複数のブーツロック48
を備えている。ブーツロック48は全体として楔の形をし
ており、ブーツ36と係合できるような大きさとしてい
る。
絶縁ハウジング20の内側は第３図に最もよく示されて
いる。すなわち、絶縁ハウジング20の内側は前向きの嵌
め合わせ肩49と後向きの肩50とを備え、この後向きの肩
50は、互いに接続された導線28,29とターミナル34,35の
断面に一致する断面ａの後部入り口を有するターミナル
凹所52,53を形成する。
いる。すなわち、絶縁ハウジング20の内側は前向きの嵌
め合わせ肩49と後向きの肩50とを備え、この後向きの肩
50は、互いに接続された導線28,29とターミナル34,35の
断面に一致する断面ａの後部入り口を有するターミナル
凹所52,53を形成する。
前向き嵌め合わせ端22の方向とされた偏向ロッキング
レバー54,55は絶縁ハウジング20の側面40,41に隣接して
後向きの肩50から片持ち梁となっており、ターミナル凹
所52,53のための小さい幅ｂを形成するような形となっ
ている。前向きの偏向ロッキングレバー54,55の前端に
形成したロッキング指56,57はターミナル凹所52,53内に
入ってくるターミナル34,35とロック係合できるように
してある。ロッキング指56,57の後向き（導線取り付け
端24の方向）カム面は絶縁ハウジング20の長手方向軸に
鋭角をなして揃えられている。しかしながら、ロッキン
グ指56,57の前向きロック面は長手方向軸に直角となっ
ている。
レバー54,55は絶縁ハウジング20の側面40,41に隣接して
後向きの肩50から片持ち梁となっており、ターミナル凹
所52,53のための小さい幅ｂを形成するような形となっ
ている。前向きの偏向ロッキングレバー54,55の前端に
形成したロッキング指56,57はターミナル凹所52,53内に
入ってくるターミナル34,35とロック係合できるように
してある。ロッキング指56,57の後向き（導線取り付け
端24の方向）カム面は絶縁ハウジング20の長手方向軸に
鋭角をなして揃えられている。しかしながら、ロッキン
グ指56,57の前向きロック面は長手方向軸に直角となっ
ている。
絶縁ハウジング20は内側に支持体58を備え、この支持
体58は嵌め合わせ肩49と前の嵌め合わせ端22との中間に
あって、絶縁ハウジング20の頂面38と底面39に一体に連
続している。一対の後方にのびる偏向ロッキングレバー
60,61が支持体58から片持ち梁の形となっている。偏向
ロッキングレバー60,61は支持体58からほぼ平行に少し
離して背中合わせになって絶縁ハウジング20の導線取り
付け端24の方へ延びている。後方に延びる偏向ロッキン
グレバー60,61の先端の部分が形成しているロッキング
指62,63は、ターミナル凹所52,53内に入り、そして前記
偏向ロッキングレバー54,55のロッキング指56,57と対向
する。偏向ロッキングレバー54,55,60,61が偏向する前
のロッキング指56と62もしくは57と63の間の距離ｃは、
ターミナル34と35に対してロック係合を可能とするよう
設定されている。ロッキング指62,63の後向きカム面は
絶縁ハウジング20の長手方向軸と鋭角をなして揃えられ
ており、他方前向きロック面は長手方向軸に直交してい
る。
体58は嵌め合わせ肩49と前の嵌め合わせ端22との中間に
あって、絶縁ハウジング20の頂面38と底面39に一体に連
続している。一対の後方にのびる偏向ロッキングレバー
60,61が支持体58から片持ち梁の形となっている。偏向
ロッキングレバー60,61は支持体58からほぼ平行に少し
離して背中合わせになって絶縁ハウジング20の導線取り
付け端24の方へ延びている。後方に延びる偏向ロッキン
グレバー60,61の先端の部分が形成しているロッキング
指62,63は、ターミナル凹所52,53内に入り、そして前記
偏向ロッキングレバー54,55のロッキング指56,57と対向
する。偏向ロッキングレバー54,55,60,61が偏向する前
のロッキング指56と62もしくは57と63の間の距離ｃは、
ターミナル34と35に対してロック係合を可能とするよう
設定されている。ロッキング指62,63の後向きカム面は
絶縁ハウジング20の長手方向軸と鋭角をなして揃えられ
ており、他方前向きロック面は長手方向軸に直交してい
る。
第２図と第３図に示すサブ・アッセンブリ32は絶縁ハ
ウジング20の前方の嵌め合わせ端22からメーチングシー
ル25を挿入することにより最初組み立てれる。このメー
チングシール25は嵌め合わせ肩49に座るような大きさと
なっており、そして以下に説明するように燃料インジェ
クタもしくは温度センサ12のハウジング14と嵌め合わせ
のとき、ハウジング14の嵌め合わせ端16がメーチングシ
ール25に当り係合する。
ウジング20の前方の嵌め合わせ端22からメーチングシー
ル25を挿入することにより最初組み立てれる。このメー
チングシール25は嵌め合わせ肩49に座るような大きさと
なっており、そして以下に説明するように燃料インジェ
クタもしくは温度センサ12のハウジング14と嵌め合わせ
のとき、ハウジング14の嵌め合わせ端16がメーチングシ
ール25に当り係合する。
ワイヤーシール26は絶縁ハウジング20の後ろの導線取
り付け端24から挿入して後向きの肩50に着座させられ
る。このワイヤーシール26はエラストマー材料から形成
され、そしてターミナル凹所52,53と揃っている貫通孔6
4,65を含んでいる。貫通孔64,65の大きさはターミナル3
4,35の少なくとも一部分を通過させる程の大きさである
が、貫通孔64,65は導線28,29をきっちり密封する。ワイ
ヤーシール26はTPA楔30の一部を受ける中心孔66を有し
ている。
り付け端24から挿入して後向きの肩50に着座させられ
る。このワイヤーシール26はエラストマー材料から形成
され、そしてターミナル凹所52,53と揃っている貫通孔6
4,65を含んでいる。貫通孔64,65の大きさはターミナル3
4,35の少なくとも一部分を通過させる程の大きさである
が、貫通孔64,65は導線28,29をきっちり密封する。ワイ
ヤーシール26はTPA楔30の一部を受ける中心孔66を有し
ている。
TPA楔30は一体モールドプラスチック構造であり、そ
して絶縁ハウジング20の導線取り付け端24に滑り込ませ
られる大きさの矩形体67を備えている。先細楔68が矩形
体67の前端中心から延び、そしてその大きさはワイヤー
シール26の中心孔66に滑り込ませられるような大きさで
ある。更に、先細楔68の長さは絶縁ハウジング20内で後
方に延びる偏向ロッキングレバー60,61の間に挿入でき
るような長さである。TPA楔30は矩形体67を貫通して、
ワイヤーシール26の貫通孔64,65と揃えられる一対の孔7
0,71を備えている。これらの孔70,71は以下に説明する
ように、ターミナル34,35の少なくとも一部分を受け入
れる大きさとなっている。
して絶縁ハウジング20の導線取り付け端24に滑り込ませ
られる大きさの矩形体67を備えている。先細楔68が矩形
体67の前端中心から延び、そしてその大きさはワイヤー
シール26の中心孔66に滑り込ませられるような大きさで
ある。更に、先細楔68の長さは絶縁ハウジング20内で後
方に延びる偏向ロッキングレバー60,61の間に挿入でき
るような長さである。TPA楔30は矩形体67を貫通して、
ワイヤーシール26の貫通孔64,65と揃えられる一対の孔7
0,71を備えている。これらの孔70,71は以下に説明する
ように、ターミナル34,35の少なくとも一部分を受け入
れる大きさとなっている。
偏向ラッチ72,73がTPA楔30の矩形体67の両側から片持
ち梁となって前方に延びている。偏向ラッチ72,73は絶
縁ハウジング20上の第１のTPAロック44,45とロック係合
する形となっており、絶縁ハウジング20の第１の位置に
TPA楔30を支持する。矩形体67は更にロック楔74,75を上
下側に備え、これらのロック楔74,75は、絶縁ハウジン
グ20に対してTPA楔30が第２の位置でTPAロック46,47と
係合するよう配置されている。
ち梁となって前方に延びている。偏向ラッチ72,73は絶
縁ハウジング20上の第１のTPAロック44,45とロック係合
する形となっており、絶縁ハウジング20の第１の位置に
TPA楔30を支持する。矩形体67は更にロック楔74,75を上
下側に備え、これらのロック楔74,75は、絶縁ハウジン
グ20に対してTPA楔30が第２の位置でTPAロック46,47と
係合するよう配置されている。
絶縁ハウジング20、メーチングシール25、ワイヤーシ
ール26そしてTPA楔30を備えるサブ・アッセンブリ32は
第３図に示すようにして組み立てられる。すなわち、メ
ーチングシール25は前の嵌め合わせ端22から絶縁ハウジ
ング20に挿入されて嵌め合わせ肩49に着座させられる。
ワイヤーシール26は絶縁ハウジング20の後ろの導線取り
付け端24から挿入され後向き肩50に着座させられる。そ
れからTPA楔30を絶縁ハウジング20の導線取り付け端24
に差し込んで、先細楔68がワイヤーシール26の中心孔66
を通るようにする。絶縁ハウジング20の内方にTPA楔30
を続けて進めていくと、偏向ラッチ72,73は絶縁ハウジ
ング20の上で第１のTPAロック44,45との係合時に外方に
弾性偏向させられる。絶縁ハウジング20の内方へTPA楔3
0を充分に動かしていくと、偏向ラッチ72,73はそれらの
弾性的に偏向されていない状態に戻って第１のTPAロッ
ク44,45と係合してTPA楔30と絶縁ハウジング20との間の
第１の相対位置が決められる。第３図のサブ・アッセン
ブリ32はメーチングシール25とワイヤーシール26との両
方を保護する。サブ・アッセンブリ32は在庫管理上の問
題を回避し、そして後で説明するように電気コネクタ10
のメーカーから別の場所での最終組み立てをするため積
み出される。
ール26そしてTPA楔30を備えるサブ・アッセンブリ32は
第３図に示すようにして組み立てられる。すなわち、メ
ーチングシール25は前の嵌め合わせ端22から絶縁ハウジ
ング20に挿入されて嵌め合わせ肩49に着座させられる。
ワイヤーシール26は絶縁ハウジング20の後ろの導線取り
付け端24から挿入され後向き肩50に着座させられる。そ
れからTPA楔30を絶縁ハウジング20の導線取り付け端24
に差し込んで、先細楔68がワイヤーシール26の中心孔66
を通るようにする。絶縁ハウジング20の内方にTPA楔30
を続けて進めていくと、偏向ラッチ72,73は絶縁ハウジ
ング20の上で第１のTPAロック44,45との係合時に外方に
弾性偏向させられる。絶縁ハウジング20の内方へTPA楔3
0を充分に動かしていくと、偏向ラッチ72,73はそれらの
弾性的に偏向されていない状態に戻って第１のTPAロッ
ク44,45と係合してTPA楔30と絶縁ハウジング20との間の
第１の相対位置が決められる。第３図のサブ・アッセン
ブリ32はメーチングシール25とワイヤーシール26との両
方を保護する。サブ・アッセンブリ32は在庫管理上の問
題を回避し、そして後で説明するように電気コネクタ10
のメーカーから別の場所での最終組み立てをするため積
み出される。
第4,5,6図にターミナル34,35が詳しく説明されてい
る。ベリリューム銅のような金属の一枚の板から大量の
ターミナル34,35が打ち出され、形成されて、一つか二
つのキャリヤーストリップを形成し、効率よくターミナ
ル34,35を終端プレス装置へ送り、そこでターミナル34,
35は導線28,29に締めつけによって接続される。
る。ベリリューム銅のような金属の一枚の板から大量の
ターミナル34,35が打ち出され、形成されて、一つか二
つのキャリヤーストリップを形成し、効率よくターミナ
ル34,35を終端プレス装置へ送り、そこでターミナル34,
35は導線28,29に締めつけによって接続される。
ターミナル34,35は前方のコンタクト端76と導線28,29
へ締め付けられる反対側の導線接続端78を備える。ター
ミナル34,35のコンタクト端76の横断面は矩形であり、
主横断寸法ｄと縦横断寸法ｅとを決めている。主横断寸
法ｄと縦横断寸法ｅとは絶縁ハウジング20のターミナル
凹所52,53の主横断寸法と縦横断寸法とに等しいか、そ
れらより幾らか小さくて、以下に説明するように、ター
ミナル34,35の適正な配向を保証している。
へ締め付けられる反対側の導線接続端78を備える。ター
ミナル34,35のコンタクト端76の横断面は矩形であり、
主横断寸法ｄと縦横断寸法ｅとを決めている。主横断寸
法ｄと縦横断寸法ｅとは絶縁ハウジング20のターミナル
凹所52,53の主横断寸法と縦横断寸法とに等しいか、そ
れらより幾らか小さくて、以下に説明するように、ター
ミナル34,35の適正な配向を保証している。
各ターミナル34もしくは35のコンタクト端76は一対の
平行に打ち出した、音叉の形のコンタクト80,81を備
え、これらのコンタクト80,81が中心部の矩形管状支持
枠82から延びている。音叉の形のコンタクト80は一対の
偏向コンタクトビーム84,85を備え、これらは相互に平
行に配置され、そして根元部86で一体に連なり、この根
元部86は矩形管状支持枠82に連続している。音叉の形の
コンタクト81は一対の偏向コンタクトビーム88,89を備
え、これらは矩形管状支持枠82と一体の根元部90から一
体に延びている。音叉の形のコンタクト80,81は打ち出
し成形で形成されるということで、コンタクト80の偏向
コンタクトビーム84と85の間の間隙とコンタクト81の偏
向コンタクトビーム88と89の間の間隙とは正確に調整で
きる。こうして、偏向コンタクトビーム84,85,88,89が
つくる接触力は正確に調整でき、そして何度相手ターミ
ナルとの接続を繰り返しても接触力は高いままである。
ストラップ92,93により高い接触力はさらに保証され
る。すなわち、ストラップ92は偏向コンタクトビーム8
4,88の自由端を相互にそして矩形管状支持枠82へ接続
し、この矩形管状支持枠82からコンタクト80,81が延び
ている。ストラップ93は偏向コンタクトビーム85,89の
自由端を矩形管状支持枠82へ接続する。ストラップ93は
偏向コンタクトビーム85,89の自由端を相互に一体に接
続しないが、縦の継ぎ目を備えている。ストラップ93の
対向する半分は図示の形態から見て、そしてターミナル
34,35のコンタクト端76につけるメッキという観点から
見て単一構成の支持体と等しくなる。ストラップ92,93
は偏向コンタクトビーム84,85,88,89により高い接触力
をつくり、そして多数回接続を繰り返しても一定の状態
を維持させる。ターミナル34,35の他の利点と形態とは
米国特許出願No.225,001に記載されている。
平行に打ち出した、音叉の形のコンタクト80,81を備
え、これらのコンタクト80,81が中心部の矩形管状支持
枠82から延びている。音叉の形のコンタクト80は一対の
偏向コンタクトビーム84,85を備え、これらは相互に平
行に配置され、そして根元部86で一体に連なり、この根
元部86は矩形管状支持枠82に連続している。音叉の形の
コンタクト81は一対の偏向コンタクトビーム88,89を備
え、これらは矩形管状支持枠82と一体の根元部90から一
体に延びている。音叉の形のコンタクト80,81は打ち出
し成形で形成されるということで、コンタクト80の偏向
コンタクトビーム84と85の間の間隙とコンタクト81の偏
向コンタクトビーム88と89の間の間隙とは正確に調整で
きる。こうして、偏向コンタクトビーム84,85,88,89が
つくる接触力は正確に調整でき、そして何度相手ターミ
ナルとの接続を繰り返しても接触力は高いままである。
ストラップ92,93により高い接触力はさらに保証され
る。すなわち、ストラップ92は偏向コンタクトビーム8
4,88の自由端を相互にそして矩形管状支持枠82へ接続
し、この矩形管状支持枠82からコンタクト80,81が延び
ている。ストラップ93は偏向コンタクトビーム85,89の
自由端を矩形管状支持枠82へ接続する。ストラップ93は
偏向コンタクトビーム85,89の自由端を相互に一体に接
続しないが、縦の継ぎ目を備えている。ストラップ93の
対向する半分は図示の形態から見て、そしてターミナル
34,35のコンタクト端76につけるメッキという観点から
見て単一構成の支持体と等しくなる。ストラップ92,93
は偏向コンタクトビーム84,85,88,89により高い接触力
をつくり、そして多数回接続を繰り返しても一定の状態
を維持させる。ターミナル34,35の他の利点と形態とは
米国特許出願No.225,001に記載されている。
ターミナル34,35は約0.032インチX0.116インチの断面
の第５図に示すスペードターミナル94と嵌まり合うよう
に意図されている。ターミナル34,35は、典型的なファ
スト・オンターミナルの力に実質的に等しい嵌め合わせ
力と接触力とを達成するが、この例では典型的なファス
ト・オンターミナルのサイズの約３分の１の横断面を形
成する。この小さいサイズは、材料のコストの低減と全
体のスペースを低減することを含む、幾つかの非常に大
きい効果を上げる。更に、この小さいサイズは以下に説
明するように、サブ・アッセンブリ32の後方の導線取り
付け端24にターミナル34,35を有効に挿入させられるよ
うにする。
の第５図に示すスペードターミナル94と嵌まり合うよう
に意図されている。ターミナル34,35は、典型的なファ
スト・オンターミナルの力に実質的に等しい嵌め合わせ
力と接触力とを達成するが、この例では典型的なファス
ト・オンターミナルのサイズの約３分の１の横断面を形
成する。この小さいサイズは、材料のコストの低減と全
体のスペースを低減することを含む、幾つかの非常に大
きい効果を上げる。更に、この小さいサイズは以下に説
明するように、サブ・アッセンブリ32の後方の導線取り
付け端24にターミナル34,35を有効に挿入させられるよ
うにする。
更に、ターミナル34,35のコンタクト端76における矩
形の形状は、挿入中損傷を受けたりすることなく、また
第１図と第３図に示すワイヤーシール26を損傷すること
もない堅固な構造をつくる。ターミナル34,35のこの形
状によりサブ・アッセンブリ32を最終組立て場所に積み
出しても、サブ・アッセンブリ32と既に一体とされてい
るワイヤーシール26をターミナル34,35のサブ・アッセ
ンブリ32への最終組み立てによって損傷するという恐れ
はない。
形の形状は、挿入中損傷を受けたりすることなく、また
第１図と第３図に示すワイヤーシール26を損傷すること
もない堅固な構造をつくる。ターミナル34,35のこの形
状によりサブ・アッセンブリ32を最終組立て場所に積み
出しても、サブ・アッセンブリ32と既に一体とされてい
るワイヤーシール26をターミナル34,35のサブ・アッセ
ンブリ32への最終組み立てによって損傷するという恐れ
はない。
ターミナル34,35の矩形管状支持枠82は一対の向き合
った矩形のロッキング孔96,97が形成してある。ロッキ
ング孔96,97により絶縁ハウジング20内でターミナル34,
35の確実なロック係合を保証し、そして以下に説明する
ように、ターミナル34,35の完全な着座と適正は整列を
保証している。ロッキング孔96,97は相互に直接向き合
って、それによりターミナル34,35を180度反転させるこ
とができる。
った矩形のロッキング孔96,97が形成してある。ロッキ
ング孔96,97により絶縁ハウジング20内でターミナル34,
35の確実なロック係合を保証し、そして以下に説明する
ように、ターミナル34,35の完全な着座と適正は整列を
保証している。ロッキング孔96,97は相互に直接向き合
って、それによりターミナル34,35を180度反転させるこ
とができる。
第７図と第８図に記載のサブ・アッセンブリ32にター
ミナル34,35を順次挿入することにより電気コネクタ10
が組み立てられる。すなわち、導線28を電気的にそして
機械的に接続されたターミナル34をTPA楔30の孔70を通
して、そしてワイヤーシール26の貫通孔64を通して絶縁
ハウジング20内へ挿入する。ターミナル34のコンタクト
端76の大きさは比較的小さいのでターミナル34は、ワイ
ヤーシール26又は、ターミナル34が損傷を受けることな
くワイヤーシール26の貫通孔64を通ることができる。ほ
ぼ矩形断面のターミナル34の主軸がターミナル凹所52の
主軸に平行に揃えられるようにターミナル34を揃える。
ターミナル34の主軸の適正な整列は、絶縁ハウジング20
のターミナル凹所52にターミナル34を一杯に挿入できな
いようにする。ターミナル34の箱状の形態からのがっし
りした構成は、もし不適正な挿入が試みられたとしても
ターミナル34への損傷を実質的に防止している。
ミナル34,35を順次挿入することにより電気コネクタ10
が組み立てられる。すなわち、導線28を電気的にそして
機械的に接続されたターミナル34をTPA楔30の孔70を通
して、そしてワイヤーシール26の貫通孔64を通して絶縁
ハウジング20内へ挿入する。ターミナル34のコンタクト
端76の大きさは比較的小さいのでターミナル34は、ワイ
ヤーシール26又は、ターミナル34が損傷を受けることな
くワイヤーシール26の貫通孔64を通ることができる。ほ
ぼ矩形断面のターミナル34の主軸がターミナル凹所52の
主軸に平行に揃えられるようにターミナル34を揃える。
ターミナル34の主軸の適正な整列は、絶縁ハウジング20
のターミナル凹所52にターミナル34を一杯に挿入できな
いようにする。ターミナル34の箱状の形態からのがっし
りした構成は、もし不適正な挿入が試みられたとしても
ターミナル34への損傷を実質的に防止している。
偏向ロッキングレバー54,60上のロッキング指56,62
の、夫々鋭角に揃えられ、後方に面したカム面にターミ
ナル34のコンタクト端76を押しつける。ターミナル34の
コンタクト端76とロッキング指56,62の後方に面したカ
ム面との間に生じるカム動作により偏向ロッキングレバ
ー54,60の外方への偏向が生じる。TPA楔30の孔70により
可能とされるターミナル34のおおよその整列が、ロッキ
ング指56,62の後方に面するカム面とターミナル34の適
正整列を保証し、それにより偏向ロッキングレバー54,6
0の過剰ストレスを防止している。
の、夫々鋭角に揃えられ、後方に面したカム面にターミ
ナル34のコンタクト端76を押しつける。ターミナル34の
コンタクト端76とロッキング指56,62の後方に面したカ
ム面との間に生じるカム動作により偏向ロッキングレバ
ー54,60の外方への偏向が生じる。TPA楔30の孔70により
可能とされるターミナル34のおおよその整列が、ロッキ
ング指56,62の後方に面するカム面とターミナル34の適
正整列を保証し、それにより偏向ロッキングレバー54,6
0の過剰ストレスを防止している。
絶縁ハウジング20のターミナル凹所52内へのターミナ
ル34の充分な挿入時にロッキング指56,62はターミナル3
4のロッキング孔96,97と整列する。偏向ロッキングレバ
ー54,60は偏向を受けない状態に戻り、ロッキング指56,
62の前方向き面はロッキング孔96,97としっかり係合し
て、絶縁ハウジング20からのターミナル34の後方への引
き抜きを防止している。第７図を参照すると判ることで
あるが、導線28とターミナル34に後方へ引き抜く力が働
いたとすると、その力により偏向ロッキングレバー54は
圧縮され、同時に偏向ロッキングレバー60は引っ張られ
る。この圧縮と引っ張りとの合成反作用力の結果、非常
に高い後方への引抜き力を作用させないと、要素を破壊
したり、後方へ引き出したりすることはできない。
ル34の充分な挿入時にロッキング指56,62はターミナル3
4のロッキング孔96,97と整列する。偏向ロッキングレバ
ー54,60は偏向を受けない状態に戻り、ロッキング指56,
62の前方向き面はロッキング孔96,97としっかり係合し
て、絶縁ハウジング20からのターミナル34の後方への引
き抜きを防止している。第７図を参照すると判ることで
あるが、導線28とターミナル34に後方へ引き抜く力が働
いたとすると、その力により偏向ロッキングレバー54は
圧縮され、同時に偏向ロッキングレバー60は引っ張られ
る。この圧縮と引っ張りとの合成反作用力の結果、非常
に高い後方への引抜き力を作用させないと、要素を破壊
したり、後方へ引き出したりすることはできない。
ターミナル34が第７図に示されるように正しく着座し
てから、ターミナル35を同じ様にして挿入する。第８図
はターミナル34,35を一杯に挿入し、そしてロックした
状態を示す。すなわち、偏向ロッキングレバー55,61の
ロッキング指57,63は最初外側に偏向し、それから偏向
を受けない状態に戻り、ターミナル35のロッキング孔9
6,97に係合する。
てから、ターミナル35を同じ様にして挿入する。第８図
はターミナル34,35を一杯に挿入し、そしてロックした
状態を示す。すなわち、偏向ロッキングレバー55,61の
ロッキング指57,63は最初外側に偏向し、それから偏向
を受けない状態に戻り、ターミナル35のロッキング孔9
6,97に係合する。
偏向ロッキングレバー60,61の向きはターミナル34の
完全挿入前にターミナル35を挿入することを阻止してい
る。第９図はターミナル34の完全挿入前の状態を示して
いる。第９図に示すこの位置ではロッキング指56,62は
ターミナル34のロッキング孔96,97に係合していない。
従って偏向ロッキングレバー54,60は、偏向ロッキング
レバー60が偏向ロッキングレバー61に当っている偏向状
態にある。ターミナル35を挿入しようとする試みは、偏
向ロッキングレバー61が偏向を制限されてターミナル凹
所53から出ていけないことによって阻止される。すなわ
ち、ターミナル35のコンタクト端76がロッキング指63の
後方向きカム面に働かす力により偏向ロッキングレバー
61は、ターミナル34で偏向された偏向ロッキングレバー
60にしっかり押し付けられる。偏向ロッキングレバー60
の偏向されていない状態への戻りはロッキング指62とタ
ーミナル34との間の接触により阻止されている。こうし
て、ターミナル35の挿入は、TPA楔30の最終セッティン
グ前であってもターミナル34のためのターミナル・ポジ
ション保証（TPA）として機能する。
完全挿入前にターミナル35を挿入することを阻止してい
る。第９図はターミナル34の完全挿入前の状態を示して
いる。第９図に示すこの位置ではロッキング指56,62は
ターミナル34のロッキング孔96,97に係合していない。
従って偏向ロッキングレバー54,60は、偏向ロッキング
レバー60が偏向ロッキングレバー61に当っている偏向状
態にある。ターミナル35を挿入しようとする試みは、偏
向ロッキングレバー61が偏向を制限されてターミナル凹
所53から出ていけないことによって阻止される。すなわ
ち、ターミナル35のコンタクト端76がロッキング指63の
後方向きカム面に働かす力により偏向ロッキングレバー
61は、ターミナル34で偏向された偏向ロッキングレバー
60にしっかり押し付けられる。偏向ロッキングレバー60
の偏向されていない状態への戻りはロッキング指62とタ
ーミナル34との間の接触により阻止されている。こうし
て、ターミナル35の挿入は、TPA楔30の最終セッティン
グ前であってもターミナル34のためのターミナル・ポジ
ション保証（TPA）として機能する。
第８図に戻る。ターミナル34,35を充分着座させてか
ら、TPA楔30は絶縁ハウジング20の上で第２の位置に進
められる。この第２の位置においてTPA楔30のロック楔7
4,75は絶縁ハウジング20上の第２のTPAロック46,47と係
合する。ロック楔74,75は第２のTPAロック46,47と係合
するにつれて先細楔68は偏向ロッキングレバー60,61の
間に挿入される。ターミナル34もしくは35のどちらでも
絶縁ハウジング20に充分に着座させられていないと、偏
向ロッキングレバー60もしくは61は絶縁ハウジング20の
中心に向かって、第９図に示すように、偏向させられ、
それにより偏向ロッキングレバー60と61との間へ先細楔
68が挿入されるのを阻止し、そしてロック楔74,75と第
２のTPAロック46,47との間の係合を阻止する。TPA楔30
上のロック楔74,75が第２のTPAロック46,47と係合でき
るということによって、ターミナル34,35が絶縁ハウジ
ング20内でそれらが正しく着座した状態にあることをし
っかり保証している。
ら、TPA楔30は絶縁ハウジング20の上で第２の位置に進
められる。この第２の位置においてTPA楔30のロック楔7
4,75は絶縁ハウジング20上の第２のTPAロック46,47と係
合する。ロック楔74,75は第２のTPAロック46,47と係合
するにつれて先細楔68は偏向ロッキングレバー60,61の
間に挿入される。ターミナル34もしくは35のどちらでも
絶縁ハウジング20に充分に着座させられていないと、偏
向ロッキングレバー60もしくは61は絶縁ハウジング20の
中心に向かって、第９図に示すように、偏向させられ、
それにより偏向ロッキングレバー60と61との間へ先細楔
68が挿入されるのを阻止し、そしてロック楔74,75と第
２のTPAロック46,47との間の係合を阻止する。TPA楔30
上のロック楔74,75が第２のTPAロック46,47と係合でき
るということによって、ターミナル34,35が絶縁ハウジ
ング20内でそれらが正しく着座した状態にあることをし
っかり保証している。
電気コネクタ10の最終組み立て段階で絶縁ハウジング
20の導線取り付け端24の上にブーツ36を軸方向に進ませ
てブーツ36上のロッキング孔98を絶縁ハウジング20上の
ブーツロック48に係合させる。
20の導線取り付け端24の上にブーツ36を軸方向に進ませ
てブーツ36上のロッキング孔98を絶縁ハウジング20上の
ブーツロック48に係合させる。
第10図に示すように組み立てられた電気コネクタ10を
軸方向に動かして燃料インジェクタもしくは温度センサ
12と係合させることにより電気コネクタ10を使用する。
この嵌め合わせ状態で、燃料インジェクタもしくは温度
センサ12のためのハウジング14の嵌め合わせ端16をメー
チングシール25と密封係合させる。更に、ハウジング14
上の楔18により絶縁ハウジング20の嵌め合わせ端22に隣
接した部分にわずかな偏向を生じ、楔18が絶縁ハウジン
グ20のロッキング孔42とロック係合に入る。絶縁ハウジ
ング20とのハウジング14の最初の入れ子係合がスペード
ターミナル94をターミナル34,35との嵌め合わせ接触に
案内する。各スペードターミナル94は音叉の形のコンタ
クト80,82の偏向コンタクトビーム84,85,88,89の間に押
し込められて各スペードターミナル94の対向する平らな
面に偏向コンタクトビーム84,85,88,89が接触する。各
音叉の形のコンタクト80,82の打ち出しにより偏向コン
タクトビーム84,85と88,89の対向対の間に信頼できる間
隔がつくられており、スペードターミナル94に対して高
い接触力がつくられる。更に、各スペードターミナル94
毎に４点接触が得られる。
軸方向に動かして燃料インジェクタもしくは温度センサ
12と係合させることにより電気コネクタ10を使用する。
この嵌め合わせ状態で、燃料インジェクタもしくは温度
センサ12のためのハウジング14の嵌め合わせ端16をメー
チングシール25と密封係合させる。更に、ハウジング14
上の楔18により絶縁ハウジング20の嵌め合わせ端22に隣
接した部分にわずかな偏向を生じ、楔18が絶縁ハウジン
グ20のロッキング孔42とロック係合に入る。絶縁ハウジ
ング20とのハウジング14の最初の入れ子係合がスペード
ターミナル94をターミナル34,35との嵌め合わせ接触に
案内する。各スペードターミナル94は音叉の形のコンタ
クト80,82の偏向コンタクトビーム84,85,88,89の間に押
し込められて各スペードターミナル94の対向する平らな
面に偏向コンタクトビーム84,85,88,89が接触する。各
音叉の形のコンタクト80,82の打ち出しにより偏向コン
タクトビーム84,85と88,89の対向対の間に信頼できる間
隔がつくられており、スペードターミナル94に対して高
い接触力がつくられる。更に、各スペードターミナル94
毎に４点接触が得られる。
電気コネクタ10を分解することが望ましいことがあ
る。この分解は第11図に示すように、電気コネクタ10の
嵌め合わせ端22にプローブ100を押し込むことにより行
なわれる。プローブ100は先細先端を含み、そして偏向
ロッキングレバー54,60を互いに離れる方向に偏向させ
てターミナル34のロッキング孔96,97から離すことがで
きるようにしてある。この分解手順の初めはブーツ36を
絶縁ハウジング20から取り外すことである。それから、
絶縁ハウジング20の導線取り付け端24を適当に偏向する
ことによりTPA楔30のロック楔74,75と、第２のTPAロッ
ク46,47のロックを解除する。次いで絶縁ハウジング20
上の第１の位置へTPA楔30を退かして、プローブ100を電
気コネクタ10の嵌め合わせ端22から挿入し、偏向ロッキ
ングレバー54,60を偏向させ、そしてターミナル34と導
線28を後方に引き抜くようにして取り除く。同じ様にプ
ローブ100を使ってターミナル35を分解する。
る。この分解は第11図に示すように、電気コネクタ10の
嵌め合わせ端22にプローブ100を押し込むことにより行
なわれる。プローブ100は先細先端を含み、そして偏向
ロッキングレバー54,60を互いに離れる方向に偏向させ
てターミナル34のロッキング孔96,97から離すことがで
きるようにしてある。この分解手順の初めはブーツ36を
絶縁ハウジング20から取り外すことである。それから、
絶縁ハウジング20の導線取り付け端24を適当に偏向する
ことによりTPA楔30のロック楔74,75と、第２のTPAロッ
ク46,47のロックを解除する。次いで絶縁ハウジング20
上の第１の位置へTPA楔30を退かして、プローブ100を電
気コネクタ10の嵌め合わせ端22から挿入し、偏向ロッキ
ングレバー54,60を偏向させ、そしてターミナル34と導
線28を後方に引き抜くようにして取り除く。同じ様にプ
ローブ100を使ってターミナル35を分解する。
要するに、燃料インジェクタもしくは温度センサ12に
好適な電気コネクタ10が提供されたのであり、その電気
コネクタ10の絶縁ハウジング20には複数の偏向ロッキン
グレバー54,55,60,61が偏向できるよう、その中に設け
られており、絶縁ハウジング20内でターミナル34,35と
ロック係合する。TPA楔30は交互の第１と第２の位置に
おいて絶縁ハウジング20の導線取り付け端24へ取り付け
られる。TPA楔30の第１の位置では絶縁ハウジング30とT
PA楔30とメーチングシール25及びワイヤーシール26とは
サブ・アッセンブリ32として積みだされ、その後最終的
に組み立てられる。ターミナル34,35と、ターミナル34,
35へ接触される導線28,29とはTPA楔30を通してサブ・ア
ッセンブリ32に挿入できる。ターミナル34,35を絶縁ハ
ウジング20に充分挿入すると絶縁ハウジング20内の偏向
ロッキングレバー54,55,60,61とターミナル34,35との間
でロック係合を達成する。一方のターミナル34を完全
に、適正に着座させてから他方のターミナル35を挿入で
きるように偏向ロッキングレバー54,55,60,61が配置さ
れている。それからTPA楔30を絶縁ハウジング20に対し
て第１の位置から第２の位置へ進ませ得ることを介して
両ターミナル34,35がその中に正しく着座しているのを
保証するようにしている。
好適な電気コネクタ10が提供されたのであり、その電気
コネクタ10の絶縁ハウジング20には複数の偏向ロッキン
グレバー54,55,60,61が偏向できるよう、その中に設け
られており、絶縁ハウジング20内でターミナル34,35と
ロック係合する。TPA楔30は交互の第１と第２の位置に
おいて絶縁ハウジング20の導線取り付け端24へ取り付け
られる。TPA楔30の第１の位置では絶縁ハウジング30とT
PA楔30とメーチングシール25及びワイヤーシール26とは
サブ・アッセンブリ32として積みだされ、その後最終的
に組み立てられる。ターミナル34,35と、ターミナル34,
35へ接触される導線28,29とはTPA楔30を通してサブ・ア
ッセンブリ32に挿入できる。ターミナル34,35を絶縁ハ
ウジング20に充分挿入すると絶縁ハウジング20内の偏向
ロッキングレバー54,55,60,61とターミナル34,35との間
でロック係合を達成する。一方のターミナル34を完全
に、適正に着座させてから他方のターミナル35を挿入で
きるように偏向ロッキングレバー54,55,60,61が配置さ
れている。それからTPA楔30を絶縁ハウジング20に対し
て第１の位置から第２の位置へ進ませ得ることを介して
両ターミナル34,35がその中に正しく着座しているのを
保証するようにしている。
以上の説明から、本発明により、燃料インジェクタと
温度センサのための簡単に組み立てられる電気コネクタ
が提供され、在庫調整問題をなくすため殆ど予め組み立
てられる燃料インジェクタと温度センサのための電気コ
ネクタが提供され、極度に大きいターミナルを使用しな
くても組み合わせターミナルに高い正常な一定の接触力
を加えられる燃料インジェクタと温度センサのための電
気コネクタが提供され、ターミナルに接続されたリード
線をうっかりと引き抜いてしまうことのないようにした
燃料インジェクタと温度センサのための電気コネクタが
提供され、要素の正確な組み立てを保証した燃料インジ
ェクタと温度センサのための電気コネクタが提供され、
最初に予め組み立てた状態に要素がロック保持され、そ
して最終的に完全な組み立て状態にロックされることが
できる燃料インジェクタと温度センサのための電気コネ
クタが提供され、要素の組み立て中と使用中にワイヤー
シールが損傷されることのないように確実に保護されて
いる燃料インジェクタと温度センサのための電気コネク
タが提供され、ターミナルが絶縁ハウジングに間違って
挿入されることのない、もしくはターミナルを間違って
挿入して破損するということのない燃料インジェクタと
温度センサのための電気コネクタが提供され、そして、
強い振動を受ける環境にあって常に高い正常の接触力を
加えられる電気コネクタが提供された。
温度センサのための簡単に組み立てられる電気コネクタ
が提供され、在庫調整問題をなくすため殆ど予め組み立
てられる燃料インジェクタと温度センサのための電気コ
ネクタが提供され、極度に大きいターミナルを使用しな
くても組み合わせターミナルに高い正常な一定の接触力
を加えられる燃料インジェクタと温度センサのための電
気コネクタが提供され、ターミナルに接続されたリード
線をうっかりと引き抜いてしまうことのないようにした
燃料インジェクタと温度センサのための電気コネクタが
提供され、要素の正確な組み立てを保証した燃料インジ
ェクタと温度センサのための電気コネクタが提供され、
最初に予め組み立てた状態に要素がロック保持され、そ
して最終的に完全な組み立て状態にロックされることが
できる燃料インジェクタと温度センサのための電気コネ
クタが提供され、要素の組み立て中と使用中にワイヤー
シールが損傷されることのないように確実に保護されて
いる燃料インジェクタと温度センサのための電気コネク
タが提供され、ターミナルが絶縁ハウジングに間違って
挿入されることのない、もしくはターミナルを間違って
挿入して破損するということのない燃料インジェクタと
温度センサのための電気コネクタが提供され、そして、
強い振動を受ける環境にあって常に高い正常の接触力を
加えられる電気コネクタが提供された。
特に、絶縁ハウジングとTPA楔で電気コネクタのサブ
・アッセンブリを構成し、TPA楔を第１の位置に係合さ
せて、予め組み立てができ、かつターミナルを絶縁ハウ
ジングのターミナル凹所へ挿入可能としたのでユーザが
導線を最終接続したターミナルを正しく挿入できると共
に、TPA楔を第２の位置に係合させてターミナルをロッ
クできる電気コネクタが提供された。
・アッセンブリを構成し、TPA楔を第１の位置に係合さ
せて、予め組み立てができ、かつターミナルを絶縁ハウ
ジングのターミナル凹所へ挿入可能としたのでユーザが
導線を最終接続したターミナルを正しく挿入できると共
に、TPA楔を第２の位置に係合させてターミナルをロッ
クできる電気コネクタが提供された。
第１図は本発明の実施例の電気コネクタの展開斜視図、
第２図は同じく実施例の電気コネクタのサブ・アッセン
ブリの側面図、第３図は第２図の線３−３に沿う断面
図、第４図は本発明の実施例の電気コネクタに組み込む
ターミナルの斜視図、第５図はスペードターミナルと嵌
め合わせた第４図のターミナルの斜視図、第６図は第５
図に示す嵌め合わされたターミナルの側面図、第７図は
後の組み立て段階での第３図と同様な断面図、第８図は
完全に組み立てた状態の電気コネクタを示す、第７図と
同様な断面図、第９図は電気コネクタの間違った組み立
てをしようとするのを示す第７図と同様な断面図、第10
図は第８図と同様な断面図であるが、燃料インジェクタ
もしくは温度センサと組み合わせた電気コネクタを示す
図、そして第11図は絶縁ハウジング内のロックされた位
置からターミナルを選択的に取り除けるようにするプロ
ーブの使用を示す断面図である。 図中、10は電気コネクタ、12は燃料インジェクタもしく
は温度センサ、14はハウジング、16は嵌め合わせ端、18
は楔、20は絶縁ハウジング、22は嵌め合わせ端、25はメ
ーチングシール、26はワイヤーシール、28,29は導線、3
0はTPA楔、32はサブ・アッセンブリ、34,35はターミナ
ル、36はブーツ、42はロッキング孔、44,45は第１のTPA
ロック、46,47は第２のTPAロック、52,53はターミナル
凹所、54,55,60,61は偏向ロッキングレバー、58は支持
体である。
第２図は同じく実施例の電気コネクタのサブ・アッセン
ブリの側面図、第３図は第２図の線３−３に沿う断面
図、第４図は本発明の実施例の電気コネクタに組み込む
ターミナルの斜視図、第５図はスペードターミナルと嵌
め合わせた第４図のターミナルの斜視図、第６図は第５
図に示す嵌め合わされたターミナルの側面図、第７図は
後の組み立て段階での第３図と同様な断面図、第８図は
完全に組み立てた状態の電気コネクタを示す、第７図と
同様な断面図、第９図は電気コネクタの間違った組み立
てをしようとするのを示す第７図と同様な断面図、第10
図は第８図と同様な断面図であるが、燃料インジェクタ
もしくは温度センサと組み合わせた電気コネクタを示す
図、そして第11図は絶縁ハウジング内のロックされた位
置からターミナルを選択的に取り除けるようにするプロ
ーブの使用を示す断面図である。 図中、10は電気コネクタ、12は燃料インジェクタもしく
は温度センサ、14はハウジング、16は嵌め合わせ端、18
は楔、20は絶縁ハウジング、22は嵌め合わせ端、25はメ
ーチングシール、26はワイヤーシール、28,29は導線、3
0はTPA楔、32はサブ・アッセンブリ、34,35はターミナ
ル、36はブーツ、42はロッキング孔、44,45は第１のTPA
ロック、46,47は第２のTPAロック、52,53はターミナル
凹所、54,55,60,61は偏向ロッキングレバー、58は支持
体である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ビル ビー ウィルソン アメリカ合衆国 イリノイ州 モントゴ メリィー ファンウッド ドライブ 104 (56)参考文献 特開 昭64−41178（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−257187（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−80772（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−72677（ＪＰ，Ｕ)
Claims (11)
- 【請求項１】絶縁ハウジング20と、 絶縁ハウジング20の嵌め合わせ端22から導線取り付け端
24の方向で、内部に設けられた一対のターミナル凹所5
2、53に、導線取り付け端24側から装着されたターミナ
ル34、35と、 絶縁ハウジング20の導線取り付け端24側に取り付けられ
たTPA楔30と、を備えた電気コネクタ10であって、 前記絶縁ハウジング20のターミナル凹所52、53に沿っ
て、ターミナル34、35の装着時にターミナル34、35を介
して偏向され、かつ、ターミナル34、35の完全装着時に
ターミナル34、35のロッキング孔96、97とロックさせる
ための偏向ロッキングレバー54、55、60、61が設けてあ
り、これらの偏向ロッキングレバー54、55、60、61のう
ち、ターミナル凹所52、53の間に配置された偏向ロッキ
ングレバー60、61が、一方のターミナル34、35の装着の
際の偏向で一方の偏向ロッキングレバー60、61が他方の
偏向ロッキングレバー60、61に当接する間隔を保って並
設されてあり、 前記TPA楔30には、絶縁ハウジング20内を、嵌め合わせ
端22に向かって延びる先細楔68が設けてあり、前記ター
ミナル凹所52、53の間に、間隔を保って並設された偏向
ロッキングレバー60、61の並設間隔内に挿入可能とされ
ていると共に、このTPA楔30が絶縁ハウジング20に対し
て、第１の位置と第２の位置で係合可能とされ、第２の
位置では前記先細楔68が偏向ロッキングレバー60、61の
並設間隔内に挿入されて、偏向ロッキングレバー60、61
の偏向が不可能となるようにしたことを特徴とする電気
コネクタ。 - 【請求項２】上記偏向ロッキングレバー54,55,60,61
は、絶縁ハウジング20のターミナル凹所52,53内に完全
に装着されたターミナル34,35をロックするターミナル
係合手段として、ターミナル凹所52,53に臨むロッキン
グ指56,57,62,63を備え、 各ロッキング指56,57,62,63は、絶縁ハウジング20内へ
のターミナル34,35の挿入中、偏向ロッキングレバー54,
55,60,61を偏向するため、ターミナル34,35のコンタク
ト端76側端縁と係合できるカム面を備えている請求項第
１項に記載の電気コネクタ。 - 【請求項３】絶縁ハウジング20の導線取り付け端24か
ら、そして絶縁ハウジング20とTPA楔30との中間に取り
付けられるワイヤーシール26を備え、このワイヤーシー
ル26は絶縁ハウジング20のターミナル凹所52,53と揃っ
ている一対の貫通孔64,65を備えている請求項第１項に
記載の電気コネクタ。 - 【請求項４】ワイヤーシール26はTPA楔30の先細楔68を
通す中心孔66を備えている請求項３項に記載の電気コネ
クタ。 - 【請求項５】絶縁ハウジング20の嵌め合わせ端22に隣接
して取り付けたメーチングシール25を更に備えている請
求項３項に記載の電気コネクタ。 - 【請求項６】ターミナル34,35は、導線接続端78、コン
タクト端76、そしてこれらの中間の矩形管状支持枠82を
形成するため金属片から打ち抜き、形成した導電性のタ
ーミナル34,35であって、 一対の打ち抜き音叉形のコンタクト80,81と、ストラッ
プ92,93とを備え、各コンタクト80,81は根元とこの根元
から片持ち梁となっている一対の偏向コンタクトビーム
84,85とを含み、コンタクト80,81の根元は矩形管状支持
枠82から一体に延び、そして前記ストラップ92,93は、
各偏向コンタクトビーム84,85の一部から一体に矩形管
状支持枠82へ延びている請求項第１項に記載の電気コネ
クタ。 - 【請求項７】各コンタクト80,81が実質的に平らで、そ
して相互に平行になっている請求項第６項に記載の電気
コネクタ。 - 【請求項８】矩形管状支持枠82は少なくとも一つの打ち
抜きロッキング孔96,97を備え、それによりロッキング
孔96,97が絶縁ハウジング20内のターミナル34,35の正確
な配置を可能とした請求項第６項に記載の電気コネク
タ。 - 【請求項９】TPA楔30が絶縁ハウジング20のターミナル
凹所52,53とそれぞれ揃えられている一対の孔70,71を備
え、このTPA楔30の孔70,71を通って絶縁ハウジング20の
ターミナル凹所52,53に入る導線28,29へターミナル34,3
5が取り付けられている請求項第１項に記載の電気コネ
クタ。 - 【請求項１０】絶縁ハウジング20に対する交互の第１と
第２の位置にTPA楔30を取り付ける第１と第２の係合手
段44,45,46,47,72,73,74,75を絶縁ハウジング20に備
え、ターミナル凹所52,53の間に配置された偏向ロッキ
ングレバー62,63と離隔関係に前記TPA楔の前記先細楔68
を位置させるように前記第１の係合手段44,45,72,73は
配置され、そして前記偏向ロッキングレバー62,63の間
に前記TPA楔30の前記の先細楔68を位置させるよう前記
第２の係合手段46,47,74,75は配置されている請求項第
１項に記載の電気コネクタ。 - 【請求項１１】各ターミナル34,35の矩形管状支持枠82
は対向対の支持壁と対向対の接続壁を持つ矩形の管の形
をしており、前記ロッキング孔96,97は各ターミナル34,
35の矩形管状支持枠82の各支持壁に形成されている請求
項第６項に記載の電気コネクタ。
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