JP2007212298A - 二次電池の残存容量推定装置 - Google Patents

二次電池の残存容量推定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007212298A
JP2007212298A JP2006032679A JP2006032679A JP2007212298A JP 2007212298 A JP2007212298 A JP 2007212298A JP 2006032679 A JP2006032679 A JP 2006032679A JP 2006032679 A JP2006032679 A JP 2006032679A JP 2007212298 A JP2007212298 A JP 2007212298A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
secondary battery
remaining capacity
correction
estimated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006032679A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4967362B2 (ja
Inventor
Yusuke Suzuki
雄介 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2006032679A priority Critical patent/JP4967362B2/ja
Priority to CN2007800047805A priority patent/CN101379409B/zh
Priority to EP07708362.4A priority patent/EP1983349B1/en
Priority to KR1020087021748A priority patent/KR101006214B1/ko
Priority to PCT/JP2007/052550 priority patent/WO2007091722A1/ja
Priority to US12/087,925 priority patent/US8102146B2/en
Publication of JP2007212298A publication Critical patent/JP2007212298A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4967362B2 publication Critical patent/JP4967362B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
    • G01R31/367Software therefor, e.g. for battery testing using modelling or look-up tables
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
    • G01R31/382Arrangements for monitoring battery or accumulator variables, e.g. SoC
    • G01R31/3842Arrangements for monitoring battery or accumulator variables, e.g. SoC combining voltage and current measurements

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)

Abstract

【課題】過充電および過放電をより安定的に回避しつつ、二次電池の残存容量を高精度に推定する二次電池の残存容量推定装置を提供する。
【解決手段】SOC推定値依存ゲイン選択部46は、推定SOCに対するSOC推定値(前回値)の偏差に補正ゲインG1を乗じて補正値を算出する。そして、SOC推定値依存ゲイン選択部46は、SOC推定値(前回値)が過充電に近い領域に存在し、かつ、SOC推定値(前回値)をより小さい値(SOC制御中心側)に補正する場合、ならびに、SOC推定値(前回値)が過放電に近い領域に存在し、かつ、SOC推定値(前回値)をより大きい値(SOC制御中心側)に補正する場合において、相対的に小さい補正ゲインG1を選択する。そのため、SOC推定値(前回値)が過充電または過放電に近い場合において、充放電制御における二次電池についての安全側となるように補正される。
【選択図】図3

Description

この発明は、充電可能に構成される二次電池の残存容量推定装置に関し、特に二次電池の過充電および過放電をより安定して回避するための技術に関する。
二次電池は、種々の分野に使用されているが、この二次電池の効率的な運用のためには、二次電池の充放電制御を的確に行なう必要がある。このために、二次電池の残存容量(SOC:State of Charge;以下、単にSOCとも称す)を高い精度で推定する必要がある。
従来から、二次電池の入出力電流を積算することでSOCを推定する、いわゆる電流積算方式が知られている。このような電流積算方式では、たとえば満充電(フル充電)をしないような電池の使用形態においては、電流積算にかかる演算装置(CPU)の最下位ビット桁落ちや自己放電による容量低下などによる誤差の影響、あるいは電流センサ精度への依存度が高いなどの理由により推定精度を向上させるには限界があった。
そこで、推定精度を向上させるため、電池の起電圧(開放電圧:Open Circuit Voltage;以下、単にOCVとも称す)および電流積算値の両方を用いて電池の残存容量(SOC)を推定することが提案されている(たとえば特許文献1)。具体的には、電池の起電圧によりSOCの補正パラメータを決定し、当該補正パラメータを使用して電流積算に基づくSOCを補正することを特徴とした電池の残存容量算出方法が提案されている。
同様に電流積算および二次電池の出力電圧の両方を用いて残存容量を演算する手法としては、電流積算に基づく残存容量推定に用いられる充電効率ηを出力電圧に応じて補正する残存容量制御方法が提案されている(たとえば特許文献2)。
特開2003−149307号公報 特開2002−369391号公報 特開2000−258514号公報
特に、ハイブリッド車両などに搭載される二次電池に対しては、推定されたSOCに基づいて、SOCの制御中心値を境界として、充電を優先あるいは放電を優先するように充放電制御が行なわれる。さらに、その制御中心値を含むSOC管理範囲に上下限値を設定して、過充電および過放電が防止される。すなわち、管理上限値を超えた場合には充電が制限または禁止される一方で、管理下限値を下回った場合には放電が制限または禁止される。
そのため、二次電池の充放電制御における安全性の確保、すなわち二次電池の過充電および過放電を回避する観点からは、SOC管理範囲の上下限値付近でのSOC推定値をより高精度で推定することが望ましい。そこで、SOC管理範囲の上下限値付近では、SOCの補正パラメータが大きく設定される。
しかしながら、補正値は、充放電電流の積算値に基づく推定SOCを起電圧による推定SOCに近付ける方向に決定される。そのため、起電圧に基づく推定SOC(たとえば、80%)に比較して、電流積算値に基づく推定SOC(たとえば、85%)がより管理上限値(たとえば、90%)に近接している場合であっても、電流積算値に基づく推定SOCをより低い方向、すなわち管理上限値から離れる方向に大きく補正する。二次電池の過充電を回避する観点からは、このような補正は逆効果であり、かえって過充電の危険性を増大させてしまう。
同様にして、起電圧に基づく推定SOC(たとえば、20%)に比較して、電流積算値に基づく推定SOC(たとえば、15%)がより管理下限値(たとえば、10%)に近接している場合であっても、電流積算値に基づく推定SOCをより高い方向、すなわち管理下限値から離れる方向に大きく補正するため、かえって過放電の危険性を増大させてしまう。
また、二次電池の充放電電流の大きさに応じて、二次電池の残存容量の時間変化率は変化する。そのため、残存容量が管理上限値に近接している場合において、大きな充電電流が生じると過充電を生じる危険性があり、管理下限値に近接している場合において、大きな放電電流が生じると過放電を生じる危険性があった。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、過充電および過放電をより安定的に回避しつつ、二次電池の残存容量を高精度に推定する二次電池の残存容量推定装置を提供することである。
この第1の発明によれば、充放電されるように構成された二次電池の残存容量推定装置である。この二次電池の残存容量推定装置は、前回の残存容量推定時からの二次電池の充放電量に基づき、二次電池の残存容量についての第1の推定値を算出する第1の推定手段と、二次電池の状態値に基づいて、二次電池の残存容量についての第2の推定値を算出する第2の推定手段と、第2の推定値に対する前回の残存容量推定時において推定された二次電池の残存容量推定値である残存容量前回値の偏差に応じた補正値により、第1の推定値を補正することで、二次電池の残存容量推定値を生成する補正手段とを備える。そして、補正手段は、残存容量前回値の大きさ、および残存容量前回値と第2の推定値との大小関係に基づいて、補正値を算出する。
この第1の発明によれば、二次電池の残存容量推定値を生成するために、前回の残存容量推定時からの二次電池の充放電量に基づいて算出された第1の推定値を、前回の残存容量推定時において推定された二次電池の残存容量推定値である残存容量前回値の大きさ、および残存容量前回値と第2の推定値との大小関係に基づいて補正することで二次電池の残存容量推定値を算出する。そのため、前回の二次電池の残存容量推定値が存在する領域(たとえば、過充電または過放電に近い領域であるか否か)、および、補正値が発生する方向(たとえば、過充電側または過放電側のいずれの方向に補正値が発生するか)に基づいて、補正値を決定できる。
よって、過充電または過放電に近い領域にある場合には、充放電制御における二次電池についての安全側(より過充電側またはより過放電側)となるように、残存容量推定値を算出できる一方で、それ以外の領域においては、第2の推定値への追従性を高めて、残存容量推定値の推定精度を向上させることができる。
好ましくは、補正手段は、第2の推定値および残存容量前回値を受け、偏差を算出する偏差算出手段と、偏差算出手段から偏差を受け、偏差に少なくとも1個の補正ゲインを乗じることで補正値を算出する補正値算出手段と、補正値算出手段から補正値を受け、第1の推定手段から受けた第1の推定値に補正値を加算して出力する推定値算出手段とを含む。そして、少なくとも1個の補正ゲインは、第1の補正ゲインを含み、補正値算出手段は、残存容量前回値の大きさ、および残存容量前回値と第2の推定値との大小関係に基づいて、第1の補正ゲインを選択する第1の補正ゲイン選択手段を含む。
さらに好ましくは、第1の補正ゲイン選択手段は、残存容量前回値が二次電池の過充電に近い第1の領域内であり、かつ、第2の推定値が第1の所定値以上である場合において、残存容量前回値が第2の推定値より大きいときの第1の補正ゲインを、残存容量前回値が第2の推定値より小さいときに比較して小さくする一方で、残存容量前回値が二次電池の過放電に近い第2の領域内であり、かつ、第2の推定値が第2の所定値以下である場合において、残存容量前回値が第2の推定値より小さいときの第1の補正ゲインを、残存容量前回値が第2の推定値より大きいときに比較して小さくする。
また好ましくは、第1の補正ゲイン選択手段は、残存容量前回値および第2の推定値を入力とする所定マップの参照により、第1の補正ゲインを選択する。
また好ましくは、少なくとも1個の補正ゲインは、第2の補正ゲインをさらに含み、補正値算出手段は、二次電池を充放電するための二次電池の入出力電流と第2の推定値との関係に基づいて、第2の補正ゲインを選択する第2の補正ゲイン選択手段をさらに含む。
さらに好ましくは、第2の補正ゲイン選択手段は、第2の推定値が二次電池の過充電に近い第3の所定値以上である場合において、二次電池への入力電流の増大に従い第2の補正ゲインを大きくする一方で、第2の推定値が二次電池の過放電に近い第4の所定値以下である場合において、二次電池への出力電流の増大に伴い第2の補正ゲインを大きくする。
また好ましくは、第2の補正ゲイン選択手段は、二次電池の入出力電流および第2の推定値を入力とする所定マップの参照により、第2の補正ゲインを選択する。
この第2の発明によれば、充放電されるように構成された二次電池の残存容量推定装置である。この二次電池の残存容量推定装置は、前回の残存容量推定時からの二次電池の充放電量に基づき、二次電池の残存容量についての第1の推定値を算出する第1の推定手段と、二次電池の状態値に基づいて、二次電池の残存容量についての第2の推定値を算出する第2の推定手段と、第2の推定値に対する前回の残存容量推定時において推定された二次電池の残存容量推定値である残存容量前回値の偏差に応じた補正値により、第1の推定値を補正することで、二次電池の残存容量推定値を生成する補正手段とを備える。そして、補正手段は、二次電池を充放電するための二次電池の入出力電流と第2の推定値との関係に基づいて、補正値を算出する。
この第2の発明によれば、二次電池の残存容量推定値を生成するために、前回の残存容量推定時からの二次電池の充放電量に基づいて算出された第1の推定値を、二次電池の入出力電流と第2の推定値との関係に基づいて補正することで二次電池の残存容量推定値を算出する。そのため、第2の推定値が存在する領域と対応する二次電池の入出力電流(たとえば、過充電に近い領域で所定値以上の入力電流が生じているか、あるいは過放電に近い領域で所定値以上の出力電流が生じているかなど)に基づいて、補正値を決定できる。
よって、第2の推定値が過充電に近い領域にあって、二次電池への入力電流が大きい場合や、第2の推定値が過放電に近い領域にあって、二次電池からの出力電流が大きい場合などには、第2の推定値への追従性を高めて、残存容量推定値の推定精度を向上させることができる。
好ましくは、補正手段は、第2の推定値および残存容量前回値を受け、偏差を算出する偏差算出手段と、偏差算出手段から偏差を受け、偏差に少なくとも1個の補正ゲインを乗じることで補正値を算出する補正値算出手段と、補正値算出手段から補正値を受け、第1の推定手段から受けた第1の推定値に補正値を加算して出力する推定値算出手段とを含む。そして、少なくとも1個の補正ゲインは、第1の補正ゲインを含み、補正値算出手段は、二次電池の入出力電流と第2の推定値との関係に基づいて、第1の補正ゲインを選択する第1の補正ゲイン選択手段を含む。
さらに好ましくは、第1の補正ゲイン選択手段は、第2の推定値が二次電池の過充電に近い第1の所定値以上である場合において、二次電池への入力電流の増大に従い第1の補正ゲインを大きくする一方で、第2の推定値が二次電池の過放電に近い第2の所定値以下である場合において、二次電池からの出力電流の増大に従い第1の補正ゲインを大きくする。
また好ましくは、第1の補正ゲイン選択手段は、二次電池の入出力電流および第2の推定値を入力とする所定マップの参照により、第1の補正ゲインを選択する。
また好ましくは、少なくとも1個の補正ゲインは、第3の補正ゲインをさらに含み、補正値算出手段は、二次電池の電池温度に基づいて、第3の補正ゲインを選択する第3の補正ゲイン選択手段をさらに含む。
さらに好ましくは、第3の補正ゲイン選択手段は、二次電池の電池温度の上昇に従い、第3の補正ゲインを大きくする。
また好ましくは、第1の推定手段は、二次電池の入出力電流の積算値に基づいて、二次電池の充放電量を取得する。
また好ましくは、第2の推定手段は、二次電池の起電圧に基づいて、第2の推定値を算出する。
さらに好ましくは、二次電池の充放電電圧、二次電池の分極電圧、および二次電池の内部抵抗により生じる電圧降下、に基づいて、二次電池の起電圧を算出する起電圧算出手段をさらに備える。
この発明によれば、過充電および過放電をより安定的に回避しつつ、二次電池の残存容量を高精度に推定する二次電池の残存容量推定装置を実現できる。
この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従う二次電池の残存容量推定装置を搭載した車両100の概略構成図である。
図1を参照して、車両100は、二次電池6と、PCU(Power Control Unit)8と、モータジェネレータ(MG:Motor Generator)10と、ECU1と、電圧測定部12と、電流測定部14と、温度測定部16とを含む。この車両100は、モータジェネレータ10の駆動力と、図示しないエンジンの駆動力の少なくともいずれか一方により走行するハイブリッド車両である。なお、ハイブリッド車両に代えて、燃料電池を搭載した燃料自動車やモータジェネレータの駆動力だけで走行する電気自動車であってもよい。
二次電池6は、複数の電池セルを一体化した電池モジュールを、さらに複数直列に接続して構成された組電池であり、一例として、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などからなる。そして、二次電池6は、PCU8を介して充放電されるように構成される。
PCU8は、車両100の力行時には、二次電池6から供給される直流電力を交流電力に変換し、モータジェネレータ10へ供給する一方、車両100の回生制動時には、モータジェネレータ10が発生する交流電力を直流電力に変換し、二次電池6へ供給することで、車両100の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する。さらに、PCU8は、二次電池6から供給される直流電力を昇圧したり、モータジェネレータ10から供給される直流電圧を降圧したりする昇降圧コンバータ(DC/DCコンバータ)を含んでもよい。
なお、ここで言う回生制動とは、ハイブリッド車両の運転者によるフットブレーキ操作があった場合における発電制動を伴う制動、およびフットブレーキ操作をしないものの、走行中にアクセルペダルをオフすることで発電制動をさせながら減速(または加速を中止)することを含む。
モータジェネレータ10は、たとえば三相交流回転電機であり、PCU8から供給される交流電力を受けて電動機として機能し、車両100を走行させるための駆動力を図示しない車輪に伝達する。また、モータジェネレータ10は、車輪を介して伝達される回転駆動力を受けて発電機として機能し、車両100が有する運動エネルギーを電力に変換して、PCU8を介して二次電池6に回生する。
ECU1は、車両100の運転状態、アクセル開度、シフトポジション、二次電池のSOC、ならびにECU1に内蔵されたROM(Read Only Memory)3に格納されたマップおよびプログラムなどに基づいて演算処理を行なう。これにより、ECU1は、運転者の操作指示に応じた運転状態となるように、車両に搭載された機器類を制御する。
ECU1には、二次電池6の充放電電圧Vbを測定する電圧測定部12と、二次電池6の入出力電流Ibを測定する電流測定部14と、二次電池の電池温度Tbを測定する温度測定部16とが接続されている。そして、ECU1は、SOC推定部2および充放電制御部5を含む。
SOC推定部2は、それぞれ電圧測定部12、電流測定部14および温度測定部16が測定する、二次電池6の充放電電圧Vb、二次電池6の入出力電流Ibおよび二次電池6の電池温度Tbに基づいて、二次電池6のSOCを逐次推定する。推定された二次電池6のSOC推定値は、ECU1に内蔵されたRAM(Random Access Memory)4に格納される。
充放電制御部5は、RAM4に格納されたSOC推定値に応じて、PCU8に制御指令を与え、モータジェネレータ10から二次電池6へ供給される充電量、ならびに二次電池6からモータジェネレータ10へ供給される放電量を制御する。
図2は、充放電制御部5による充放電制御の一例を示す図である。なお、図2においては、S1<S2<S3<S4が成立する。
図2を参照して、充放電制御部5は、二次電池6が過充電状態に近くなり、SOC推定値が状態値S3を超過すると、SOC推定値の増加に伴い二次電池6に対する充電量を漸減させる。さらに、SOC推定値が状態値S4を超過すると、充放電制御部5は、充電量をゼロとする。このように、充放電制御部5は、充電制限領域(状態値S3〜状態値S4)において、二次電池6に対する充電を制限し、かつ、充電禁止領域(状態値S4〜)において、二次電池6に対する充電を禁止する。
一方、充放電制御部5は、二次電池6が過放電状態に近くなり、SOC推定値が状態値S2を下回ると、SOC推定値の低下に伴い二次電池6に対する放電量を漸減させる。さらに、SOC推定値が状態値S1を下回ると、充放電制御部5は、放電量をゼロとする。このように、充放電制御部5は、放電制限領域(状態値S2〜状態値S1)において、二次電池6からの放電を制限し、かつ、放電禁止領域(状態値S1〜)において、二次電池6からの放電を禁止する。
図3は、SOC推定部2における処理を示すブロック図である。
図3を参照して、SOC推定部2は、所定周期(たとえば100msec毎)で演算処理を実行し、前回推定時(1周期前)に算出したSOC推定値と、前回推定時から現在までの充放電電圧Vb、入出力電流Ibおよび電池温度Tbに基づいて、現在のSOC推定値を算出する。そして、SOC推定部2は、暫定SOC算出部30と、起電圧算出部20と、推定SOC算出部28と、SOC算出部40とからなる。
暫定SOC算出部30は、前回の残存容量(SOC)推定時からの二次電池6の充放電量に基づいて、二次電池6の残存容量についての第1の推定値#SOCaを算出する。すなわち、暫定SOC算出部30は、前回推定時から現在までの二次電池6における充放電量の変化分を加算または減算することで、第1の推定値#SOCaを算出する。一例として、暫定SOC算出部30は、二次電池6の入出力電流Ibの積算値に基づいて、二次電池6の充放電量を取得する。
そして、暫定SOC算出部30は、入出力電流Ibを積算する積算部32と、積算部32の出力値および前回算出したSOC推定値との和を第1の推定値#SOCaとして出力する加算部34とを含む。なお、以下では、第1の推定値#SOCaを「暫定SOC」とも称する。ここで、暫定SOCは、前回の残存容量推定値からの二次電池6の充放電量に基づく、二次電池6の残存容量についての推定値である。
起電圧算出部20は、二次電池6の充放電電圧Vb、二次電池6の分極電圧、および二次電池6の内部抵抗により生じる電圧降下、に基づいて、二次電池6の起電圧を算出する。そして、起電圧算出部20は、電圧降下算出部22と、分極電圧算出部24と、加算部26とを含む。
電圧降下算出部22は、電池温度Tbおよび入出力電流Ibに基づいて、二次電池6内部に生じる電圧降下を算出する。たとえば、電池温度Tbを入力(パラメータ)とする内部抵抗の変化を予めマップとして記憶しておき、当該マップの参照によって求められる内部抵抗と入出力電流Ibとの積によりこの電圧降下を算出する。
分極電圧算出部24は、電池温度Tbおよび入出力電流Ibに基づいて、二次電池6に生じる分極電圧を算出する。この分極電圧の算出についても、電池温度Tbおよび入出力電流Ibを入力(パラメータ)とするマップを予め記憶しておき、当該マップの参照によって行なうことができる。
なお、電圧降下の算出方法および分極電圧の算出方法について特に限定されるものではなく、周知技術を適用可能であるので、この発明の実施の形態では、その詳細な説明は省略する。
加算部26は、充放電電圧Vbに電圧降下算出部22で算出される電圧降下を加え、さらに分極電圧算出部24で算出される分極電圧を差し引くことにより、二次電池6の起電圧(開放電圧)の推定値#OCVを算出する。
なお、起電圧算出部20で用いられる、充放電電圧Vb、入出力電流Ibおよび電池温度Tbについては、たとえば、前回推定時から現在までの期間における平均値とすればよい。
推定SOC算出部28は、起電圧算出部20により算出された、二次電池6の状態値の一例である起電圧#OCVに基づいて、二次電池6の残存容量についての第2の推定値#SOCbを算出する。なお、以下では、第2の推定値#SOCbを「推定SOC」とも称する。ここで、推定SOCは、二次電池6の状態値に基づく、二次電池6の残存容量についての推定値である。
なお、この発明の実施の形態1においては、二次電池6の状態値に基づく残存容量についての推定値を算出する一例として、二次電池6の起電圧に基づいて算出する構成(推定SOC算出部28)について例示するが、推定SOCの算出はこの構成に限定されることはない。たとえば、二次電池6の電池内圧に基づいて推定SOCを算出してもよい。すなわち、推定SOCについては、二次電池の充放電電圧、入出力電流、電池温度および電池内圧などの状態値を、二次電池の種類に応じて、適宜選択的に用いて求めることが可能である。
図4は、二次電池6の起電圧OCVとSOCとの関係の一例を示す図である。
図4を参照して、二次電池6のSOCには、起電圧OCVとの対応関係が存在する。そこで、推定SOC算出部28は、予め記憶された図4に示すようなマップの参照により、二次電池6の起電圧#OCVに対応するマップ値を求めることで、推定SOC(#SOCb)を0〜100(%)の範囲で算出することができる。
再度、図3を参照して、SOC算出部40は、それぞれ暫定SOC算出部30および推定SOC算出部28から、暫定SOC(#SOCa)および推定SOC(#SOCb)を受け、暫定SOC(#SOCa)を所定の演算によって算出された補正値で補正することで、二次電池6の残存容量(SOC)推定値を生成する。すなわち、SOC算出部40は、暫定SOC(#SOCa)を推定SOC(#SOCb)に近付けるように補正する積分要素(I要素)として機能する。
具体的には、SOC算出部40は、前回の残存容量推定時において推定されたSOC推定値(以下では、「SOC推定値(前回値)」とも称す)の大きさ、およびSOC推定値(前回値)と推定SOC(#SOCb)との大小関係に基づいて、補正値を算出する。そして、SOC算出部40は、減算部42と、補正値算出部50と、加算部52とを含む。
減算部42は、推定SOC算出部28が算出する推定SOC(#SOCb)と、SOC推定値(前回値)とを受けて、推定SOC(#SOCb)に対するSOC推定値(前回値)の偏差(=推定SOC(#SOCb)−SOC推定値(前回値))を算出する。そして、減算部42は、算出した偏差を補正値算出部50へ出力する。
補正値算出部50は、減算部42から偏差を受け、当該偏差に複数の補正ゲインを乗じることで補正値を算出する。そして、補正値算出部50は、換算ゲイン部44と、SOC推定値依存ゲイン選択部46と、電池温度依存ゲイン選択部48とを含み、偏差に各部における補正ゲインを順次乗じて補正値を算出する。
換算ゲイン部44は、固定値の換算ゲインKをもち、偏差の変動幅に応じて、出力される補正値幅が適切となるように偏差を調整する。
SOC推定値依存ゲイン選択部46は、SOC推定値(前回値)の大きさ、およびSOC推定値(前回値)と推定SOC(#SOCb)との大小関係に基づいて、補正ゲインG1を選択する。一例として、SOC推定値依存ゲイン選択部46は、SOC推定値(前回値)および推定SOC(#SOCb)を入力(パラメータ)とするマップを予め記憶しておき、当該マップの参照によって補正ゲインG1を選択することができる。そして、SOC推定値依存ゲイン選択部46は、換算ゲイン部44において換算ゲインKが乗じられた後の偏差に自己の補正ゲインG1をさらに乗じて出力する。
電池温度依存ゲイン選択部48は、電池温度Tbに基づいて、補正ゲインG3を選択する。一例として、電池温度依存ゲイン選択部48についても、電池温度Tbおよび推定SOC(#SOCb)を入力(パラメータ)とするマップを予め記憶しておき、当該マップの参照によって補正ゲインG3を選択することができる。そして、電池温度依存ゲイン選択部48は、SOC推定値依存ゲイン選択部46において補正ゲインG1が乗じられた後の値に自己の補正ゲインG3をさらに乗じて、補正値ΔSOCとして出力する。
なお、SOC推定値依存ゲイン選択部46および電池温度依存ゲイン選択部48における補正ゲインの選択の詳細については後述する。
加算部52は、電池温度依存ゲイン選択部48から補正値ΔSOCを受け、暫定SOC算出部30から受けた暫定SOC(#SOCa)に補正値ΔSOCを加算してSOC推定値として出力する。
(SOC推定値依存ゲイン選択部)
以下、SOC推定値依存ゲイン選択部46における補正ゲインG1の選択について詳述する。
図5は、SOC算出部40において算出される補正値ΔSOCを説明するための図である。
図5(a)は、SOC推定値が比較的大きい(過充電に近い)場合である。
図5(b)は、SOC推定値が比較的小さい(過放電に近い)場合である。
図5(a)を参照して、SOC推定値依存ゲイン選択部46は、推定SOC(#SOCb)に対するSOC推定値(前回値)の偏差を算出し、当該偏差に所定の補正ゲインを乗じて補正値を算出する。そのため、推定SOC(#SOCb)<SOC推定値(前回値)であれば、負の偏差が生じるため、SOC暫定値(#SOCa)には負の補正値が加算され、SOC推定値はより低い値を示す推定SOC(#SOCb)と一致する方向に補正され続ける。
そのため、たとえば二次電池6に対する充電が継続されている場合において、SOC推定値が過充電に近い値を示しているにも関わらず、SOC推定値が推定SOC(#SOCb)より大きければ、SOC推定値は過充電側と反対側(低SOC側)に補正される。そのため、電圧測定部12、電流測定部14および温度測定部16における測定精度などに応じて、推定SOC(#SOCb)に誤差が生じていると、二次電池6が過充電状態になっているにも関わらず、相対的に小さいSOC推定値を算出してしまうおそれがある。
また、図5(b)を参照して、推定SOC(#SOCb)>SOC推定値(前回値)であれば、正の偏差が生じるため、SOC暫定値(#SOCa)には正の補正値が加算され、SOC推定値は、より大きい値を示す推定SOC(#SOCb)と一致する方向に補正され続ける。
そのため、たとえば二次電池6に対する放電が継続されている場合において、SOC推定値が過放電に近い値を示しているにも関わらず、SOC推定値が推定SOC(#SOCb)より小さければ、SOC推定値は過放電と反対側(高SOC側)に補正される。そのため、電圧測定部12、電流測定部14および温度測定部16における測定精度などに応じて、推定SOC(#SOCb)に誤差が生じていると、二次電池6が過放電状態になっているにも関わらず、相対的に大きいSOC推定値を算出してしまうおそれがある。
そこで、SOC推定値依存ゲイン選択部46は、このような状況において、補正ゲインG1を相対的に小さくすることで、過剰な補正値の算出を抑制し、充放電制御における二次電池6についての安全側(より過充電側、またはより過放電側)となるように、SOC推定値を算出する。
図6は、SOC推定値依存ゲイン選択部46についてのマップ46#を示す図である。
図6を参照して、マップ46#は、SOC推定値(前回値)および推定SOC(#SOCb)を入力とする2次元マップであり、出力されるマップ値は補正ゲインG1である。この補正ゲインG1は、図3におけるSOC推定値依存ゲイン選択部46が乗じる補正ゲインである。
マップ46#は、SOC推定値(前回値)が過充電に近いSOC領域r1ならびにSOC推定値(前回値)が過放電に近いSOC領域r2、および特性線60〜64により、領域が規定される。ここで、特性線60は、SOC推定値(前回値)と推定SOC(#SOCb)とが互いに一致する位置を示す。特性線61および62は、推定SOC(#SOCb)がそれぞれ所定値となる位置を示す。特性線63は、推定SOC(#SOCb)に対するSOC推定値の偏差が−d1となる位置を示す。特性線64は、推定SOC(#SOCb)に対するSOC推定値の偏差がd2となる位置を示す。
そして、マップ46#では、SOC推定値(前回値)が二次電池6の過充電に近いSOC領域r1内であり、かつ、推定SOC(#SOCb)が所定値以上(特性線61の下側)である場合において、SOC推定値(前回値)が推定SOC(#SOCb)より大きいとき(特性線60の上側)のゲイン値g11が、SOC推定値(前回値)が推定SOC(#SOCb)より小さいとき(特性線60の下側)のゲイン値g15に比較して小さく設定される。
ここで、SOC領域r1は、たとえば、図2に示したような充電制限領域(状態値S3〜状態値S4)に相当するように選択することができる。すなわち、SOC推定値(前回値)が充電制限値(状態値S3)まで上昇している場合には、より安全側に補正を行なう(補正ゲインG1を相対的に小さくする)一方で、充電禁止値(状態値S4)まで上昇した後は、二次電池6に対する充電が禁止されるので、より追従性を高めて推定精度を高める(補正ゲインG1を元に戻すまたは相対的に大きくする)ことが望ましい。
上述したように、SOC推定値(前回値)が過充電に近いSOC領域r1内である場合において、このような安全側に補正を行なう(補正ゲインを相対的に小さくする)ことが必要なのは、SOC推定値(前回値)が推定SOC(#SOCb)より大きい場合である。そのため、マップ46#においてゲイン値g11が設定される領域は、特性線60より上側の領域であり、特性線60の下側の領域は、ゲイン値g11より大きいゲイン値g15が設定される。
また、マップ46#において、より小さいゲイン値g11が設定される領域は、推定SOC(#SOCb)が所定値以上である特性線61の下側に制限される。
図4に示すような二次電池6の起電圧とSOCとの関係によれば、SOC変化に対する起電圧の変化量は、50%近傍から過充電側(相対的に大きいSOC)または過放電側(相対的に小さいSOC)になるほど大きくなる。すなわち、SOCが50%近傍にあれば、SOCの変化に対する起電圧変化が相対的に小さい(SOC変化に対する感度が低い)ので、推定SOC(#SOCb)の推定誤差が相対的に大きくなる。よって、このような推定SOC(#SOCb)の推定誤差が相対的に大きくなるような領域においては、より追従性を高めて推定精度を高めることが望ましい。
そのため、マップ46#においては、二次電池6の起電圧特性に応じて、推定SOC(#SOCb)の測定誤差が相対的に大きくなる領域が、特性線61および62により規定される。そして、SOCの測定誤差が相対的に小さい領域、すなわち特性線61の下側領域および特性線62の上側領域には、より小さいゲインが設定される。
一方、マップ46#では、SOC推定値(前回値)が二次電池6の過放電に近いSOC領域r2内であり、かつ、推定SOC(#SOCb)が所定値以下(特性線62の上側)である場合において、SOC推定値(前回値)が推定SOC(#SOCb)より小さいとき(特性線60の下側)のゲイン値g12が、SOC推定値(前回値)が推定SOC(#SOCb)より大きいとき(特性線60の上側)のゲイン値g15に比較して小さく設定される。
ここで、SOC領域r2は、たとえば、図2に示したような放電制限領域(状態値S2〜状態値S1)に相当するように選択することができる。すなわち、SOC推定値(前回値)が放電制限値(状態値S2)まで低下している場合には、より安全側に補正を行なう(補正ゲインを相対的に小さくする)一方で、放電禁止値(状態値S1)まで低下した後は、二次電池6に対する放電が禁止されるので、より追従性を高めて推定精度を高める(補正ゲインを元に戻すまたは相対的に大きくする)ことが望ましい。
上述したように、SOC推定値(前回値)が過放電に近いSOC領域r2内である場合において、このような安全側に補正を行なう(補正ゲインを相対的に小さくする)ことが必要なのは、SOC推定値(前回値)が推定SOC(#SOCb)より小さい場合である。そのため、マップ46#においてゲイン値g12が設定される領域は、特性線60より下側の領域であり、特性線60の上側の領域は、ゲイン値g12より大きいゲイン値g15が設定される。
さらに、上述したように、SOC測定誤差が相対的に小さい領域、すなわち特性線62の上側の領域に対してより小さいゲイン値g12が設定される。
また、マップ46#においては、推定SOC(#SOCb)に対するSOC推定値(前回値)の乖離が過剰となった場合には、さらに追従性を高めて推定精度を高める(補正ゲインをより大きくする)ために、偏差の絶対値が|d1|より大きい領域(特性線63の上側領域)および偏差の絶対値が|d2|より大きい領域(特性線64の下側領域)に対して、それぞれゲイン値g15より大きいゲイン値g13およびゲイン値g14が設定される。
したがって、マップ46#においては、ゲイン値g11,g12<ゲイン値g15<ゲイン値g13,g14の関係が成立する。
上述のマップ46#においては、それぞれ特性線63,64を規定するための偏差d1,d2が互いに独立である場合について説明したが、過充電側および過放電側における補正値の算出を対称的に行なうために、|d1|=|d2|としてもよい。また、同様に理由で、ゲイン値g11=ゲイン値g12、およびゲイン値g13=ゲイン値g14としてもよい。さらに、上述したのと同様の技術的意味をもつのであれば、ゲイン値g12,g13,g14,g15内をさらに細分化したゲイン値を設定するようにしてもよい。
(電池温度依存ゲイン選択部)
以下、電池温度依存ゲイン選択部48における補正ゲインG3の選択について詳述する。
図7は、電池温度依存ゲイン選択部48についてのマップ48#を示す図である。
図7を参照して、マップ48#は、電池温度Tbおよび推定SOC(#SOCb)を入力(パラメータ)とする2次元マップであり、出力されるマップ値は補正ゲインG3である。この補正ゲインG3は、図3における電池温度依存ゲイン選択部48が乗じる補正ゲインである。
二次電池6は、化学的作用に基づいて、電気エネルギー(電荷)を充放電する。この化学的作用は、電池温度によりその活性度が変化し、電池温度Tbが上昇するに従い、より活性化する。このような活性度の高まりにより、二次電池6の起電圧推定値#OCVが変動しやすくなるので、推定SOC(#SOCb)も相対的に大きく変動する。そのため、補正ゲインG3を相対的に高くして追従性を高め、残存容量推定値の推定精度を向上させることが望ましい。
一方で、推定SOC(#SOCb)が過充電または過放電に近い場合においても、二次電池6の起電圧推定値#OCVが変動しやすくなるので、補正ゲインG3を相対的に高くして追従性を高め、残存容量推定値の推定精度を向上させることが望ましい。
そこで、マップ48#は、このような特性を示す補正ゲインG3が選択されるように、設定される。
図8は、マップ48#における推定SOC(#SOCb)に関する補正ゲインG3の変化を示す図である。なお、図8における温度T1,T2,T3は、図7のマップ48#に示す温度T1,T2,T3に対応する。
図8を参照して、マップ48#では、電池温度Tbが温度T1,T2,T3のいずれであっても、推定SOC(#SOCb)が50%近傍からそれぞれ過充電側および過放電側に変位するにつれ、補正ゲインG3が大きくなるように設定される。すなわち、電池温度依存ゲイン選択部48は、過充電側および過放電側における補正ゲインG3を相対的に大きく設定することで、より推定精度を向上させる。
さらに、マップ48#では、二次電池6の電池温度Tbの上昇に従い、推定SOC(#SOCb)の各々に対応する補正ゲインG3を大きくするように設定される。すなわち、電池温度Tbが上昇するに従い、補正ゲインG3を示す特性線は、グラフの上側へ移動することになる。このように、二次電池6の電池温度Tbの上昇に従い、補正ゲインG3を大きくすることで、電池温度Tbの変化に関わらず、二次電池6についてのSOC推定値を安定して高精度で算出できる。
なお、この発明の実施の形態1においては、暫定SOC算出部30が「第1の推定手段」を実現し、推定SOC算出部28が「第2の推定手段」を実現し、SOC算出部40が「補正手段」を実現し、起電圧算出部20が「起電圧算出手段」を実現する。そして、減算部42が「偏差算出手段」を実現し、補正値算出部50が「補正値算出手段」を実現し、加算部52が「推定値算出手段」を実現する。さらに、SOC推定値依存ゲイン選択部46が「第1の補正ゲイン選択手段」を実現し、電池温度依存ゲイン選択部48が「第3の補正ゲイン選択手段」を実現する。
なお、上述のこの発明の実施の形態1においては、補正値算出部50に含まれる、SOC推定値依存ゲイン選択部46および電池温度依存ゲイン選択部48が、それぞれ補正ゲインG1およびG3を乗じて補正値ΔSOCを算出する構成について説明したが、SOC推定値依存ゲイン選択部46または電池温度依存ゲイン選択部48のいずれか一方だけを含むように補正値算出部を構成してもよい。すなわち、SOC推定値依存ゲイン選択部46により選択される補正ゲインG1、または電池温度依存ゲイン選択部48により選択される補正ゲインG3のいずれか一方だけを乗じて補正値ΔSOCを算出する構成としても、過充電および過放電をより安定的に回避しつつ、二次電池の残存容量の高精度な推定を実現できる。
この発明の実施の形態1によれば、SOC推定値依存ゲイン選択部46は、SOC推定値(前回値)が過充電に近い領域に存在し、かつ、SOC推定値(前回値)をより小さい値(SOC制御中心側)に補正する場合には、相対的に小さい補正ゲインG1を選択する。また、SOC推定値依存ゲイン選択部46は、SOC推定値(前回値)が過放電に近い領域に存在し、かつ、SOC推定値(前回値)をより大きい値(SOC制御中心側)に補正する場合には、相対的に小さい補正ゲインG1を選択する。
そのため、SOC推定値(前回値)が過充電または過放電に近い領域にある場合において、充放電制御における二次電池についての安全側(より過充電側またはより過放電側)となるような残存容量推定値が算出される。よって、過充電および過放電をより安定的に回避しつつ、二次電池の残存容量の高精度な推定を実現できる。
また、この発明の実施の形態1によれば、電池温度依存ゲイン選択部48は、電池温度Tbの上昇に従い、相対的に大きく変動する推定SOC(#SOCb)に応じて、補正ゲインG3を相対的に高くして追従性を高め、残存容量推定値の推定精度を向上させる。また、電池温度依存ゲイン選択部48は、過充電または過放電の領域に近付くにつれ、相対的に大きく変動する推定SOC(#SOCb)に応じて、補正ゲインG3を相対的に高くして追従性を高め、残存容量推定値の推定精度を向上させる。
そのため、電池温度Tbが高い場合や過充電または過放電に近い領域にある場合など、残存容量推定値の推定精度が低下しやすい場合においても、追従性を高めて、推定精度を向上させることができる。よって、過充電および過放電をより安定的に回避しつつ、二次電池の残存容量の高精度な推定を実現できる。
[実施の形態2]
上述のこの発明の実施の形態1においては、SOC推定値(前回値)ならびに推定SOC(#SOCb)、および電池温度に基づいて、それぞれ選択された補正ゲインにより補正値ΔSOCを算出する構成について説明した。一方、この発明の実施の形態2においては、入出力電流ならびに推定SOC(#SOCb)、および電池温度に基づいて、それぞれ選択された補正ゲインにより補正値ΔSOCを算出する構成について説明する。
図9は、この発明の実施の形態2に従うSOC推定部2Aにおける処理を示すブロック図である。
図9を参照して、この発明の実施の形態2に従うSOC推定部2Aは、図3に示すこの発明の実施の形態1に従うSOC推定部2において、SOC算出部40をSOC算出部40Aに代えたものと等価である。そして、SOC算出部40Aは、補正値算出部50を補正値算出部50Aに代えたものと等価である。さらに、補正値算出部50Aは、SOC推定値依存ゲイン選択部46を入出力電流依存ゲイン選択部47に代えたものと等価である。
入出力電流依存ゲイン選択部47は、電流測定部14から受けた二次電池6の入出力電流Ibと、推定SOC算出部28から受けた推定SOC(#SOCb)との関係に基づいて、補正ゲインG2を選択する。一例として、入出力電流依存ゲイン選択部47は、入出力電流Ibおよび推定SOC(#SOCb)を入力(パラメータ)とするマップを予め記憶しておき、当該マップの参照によって補正ゲインG2を選択することができる。そして、入出力電流依存ゲイン選択部47は、換算ゲイン部44において換算ゲインKが乗じられた後の偏差に自己の補正ゲインG2をさらに乗じて出力する。
その他については、この発明の実施の形態1に従うSOC推定部2と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
(入出力電流依存ゲイン選択部)
以下、入出力電流依存ゲイン選択部47における補正ゲインG2の選択について詳述する。
再度図4を参照して、二次電池6の起電圧とSOCとの関係によれば、SOC変化に対する起電圧の変化量は、50%近傍から過充電側(相対的に大きいSOC)または過放電側(相対的に小さいSOC)になるほど大きくなる。
そのため、二次電池6が過充電に近い状態において、二次電池6への入力電流(充電電流)が大きいと、推定SOC(#SOCb)が大きく変動する可能性がある。同様に、二次電池6が過放電に近い状態において、二次電池6からの出力電流(放電電流)が大きいと、推定SOC(#SOCb)が大きく変動する可能性がある。そこで、このような状況においては、補正値ΔSOCを大きくして、追従性を高めて推定精度を向上させることが望ましい。
図10は、入出力電流依存ゲイン選択部47についてのマップ47#を示す図である。
図10を参照して、マップ47#は、二次電池6の入出力電流Ibおよび推定SOC(#SOCb)を入力(パラメータ)とする2次元マップであり、出力されるマップ値は補正ゲインG2である。この補正ゲインG2は、図9における入出力電流依存ゲイン選択部47が乗じる補正ゲインである。
マップ47#では、推定SOC(#SOCb)が二次電池6の過充電に近い所定値(特性線67上で各入出力電流Ibに対応する推定SOC(#SOCb))以上である場合において、二次電池6への入力電流の増大に従い出力される補正ゲインG2が大きく設定される。一方で、推定SOC(#SOCb)が二次電池6の過放電に近い所定値(特性線68上で各入出力電流Ibに対応する推定SOC(#SOCb))以下である場合において、二次電池6への出力電流の増大に従い出力される補正ゲインG2が大きく設定される。
すなわち、特性線67の下側領域および特性線68の上側領域においては、その他の領域に設定されるゲイン値g21より大きいゲイン値g22およびg23が設定される。なお、特性線67および68は、二次電池6の満充電容量(Ah)、入出力電流値(A)およびSOCに対する起電圧特性などに応じて適宜決定される。さらに、マップ47#においては、ゲイン値g21およびg22内がさらに細分化して設定されており、入力電流または出力電流の増大に伴い、出力される補正ゲインG2が大きくなるように設定される。
図11は、図10に示すマップ47#の各推定SOC(#SOCb)に対応するゲイン特性70〜74を説明するための図である。なお、図11における符号70〜74は、図10における符号70〜74に対応する。
図11(a)は、推定SOC(#SOCb)が比較的大きい(過充電に近い)場合である。
図11(b)は、推定SOC(#SOCb)が比較的小さい(過放電に近い)場合である。
図10および図11(a)を参照して、たとえば、推定SOC(#SOCb)が50%である場合のゲイン特性70は、特性線67および68と交差しないので、入出力電流Ibに関わらず、一定値のゲイン値g21が選択される。
一方、ゲイン特性70に対応する推定SOC(#SOCb)より大きい推定SOC(#SOCb)に対応するゲイン特性71では、特性線67と交差するので、入出力電流Ibが所定の入力電流値I1を超過すると、補正ゲインG2が漸増し始める。
さらに、より大きな推定SOC(#SOCb)に対応する大きいゲイン特性72では、入出力電流Ibが入力電流値I1より小さな入力電流値I2を超過すると、補正ゲインG2が漸増し始める。
このように、マップ47#においては、推定SOC(#SOCb)が特性線67で規定される所定値以上である場合において、入力電流(充電電流)が大きくなるに従って、ならびに推定SOC(#SOCb)が大きくなるに従って、出力される補正ゲインG2が大きくなるように設定される。
一方、図10および図11(b)を参照して、ゲイン特性70に対応する推定SOC(#SOCb)より小さい推定SOC(#SOCb)に対応するゲイン特性73では、特性線68と交差するので、入出力電流Ibが所定の出力電流値I3を超過すると、補正ゲインG2は漸増し始める。
さらに、より小さい推定SOC(#SOCb)に対応するゲイン特性74では、入出力電流Ibが出力電流値I3より小さな出力電流値I4を超過すると、補正ゲインG2が漸増し始める。
このように、マップ47#においては、推定SOC(#SOCb)が特性線68で規定される所定値以上である場合において、出力電流(放電電流)が大きくなるに従って、ならびに推定SOC(#SOCb)が小さくなるに従って、出力される補正ゲインG2が大きくなるように設定される。
上述したように、二次電池6を過充電に至らしめるような入力電流、または、二次電池6を過放電に至らしめるような出力電流に応じて、補正ゲインG2を大きくすることで、二次電池6についてのSOC推定値を安定して高精度で算出できる。
なお、この発明の実施の形態2においては、暫定SOC算出部30が「第1の推定手段」を実現し、推定SOC算出部28が「第2の推定手段」を実現し、SOC算出部40Aが「補正手段」を実現し、起電圧算出部20が「起電圧算出手段」を実現する。そして、減算部42が「偏差算出手段」を実現し、補正値算出部50Aが「補正値算出手段」を実現し、加算部52が「推定値算出手段」を実現する。さらに、入出力電流依存ゲイン選択部47が「第1の補正ゲイン選択手段」を実現し、電池温度依存ゲイン選択部48が「第3の補正ゲイン選択手段」を実現する。
なお、上述のこの発明の実施の形態2においては、補正値算出部50Aに含まれる、入出力電流依存ゲイン選択部47および電池温度依存ゲイン選択部48が、それぞれ補正ゲインG2およびG3を乗じて補正値ΔSOCを算出する構成について説明したが、入出力電流依存ゲイン選択部47、または電池温度依存ゲイン選択部48のいずれか一方だけを含むように補正値算出部を構成してもよい。すなわち、入出力電流依存ゲイン選択部47により選択される補正ゲインG2、または電池温度依存ゲイン選択部48により選択される補正ゲインG3のいずれか一方だけを乗じて補正値ΔSOCを算出する構成としても、過充電および過放電をより安定的に回避しつつ、二次電池の残存容量の高精度な推定を実現できる。
この発明の実施の形態2によれば、入出力電流依存ゲイン選択部47が、過充電に近い状態であって、かつ、入力電流(充電電流)が大きい場合や、過放電に近い状態であって、かつ、出力電流(放電電流)が大きい場合などのように、推定SOC(#SOCb)が大きく変動する可能性がある状況において、補正ゲインG2を相対的に高くして追従性を高め、残存容量推定値の推定精度を向上させる。
そのため、過充電または過放電に近い領域において、残存容量推定値の推定精度が低下しやすい場合においても、追従性を高めて、推定精度を向上させることができる。よって、過充電および過放電をより安定的に回避しつつ、二次電池の残存容量の高精度な推定を実現できる。
また、この発明の実施の形態2によれば、電池温度依存ゲイン選択部48は、電池温度Tbの上昇に従い、相対的に大きく変動する推定SOC(#SOCb)に応じて、補正ゲインG3を相対的に高くして追従性を高め、残存容量推定値の推定精度を向上させる。また、電池温度依存ゲイン選択部48は、過充電または過放電の領域に近付くにつれ、相対的に大きく変動する推定SOC(#SOCb)に応じて、補正ゲインG3を相対的に高くして追従性を高め、残存容量推定値の推定精度を向上させる。
そのため、電池温度Tbが高い場合や過充電または過放電に近い領域にある場合など、残存容量推定値の推定精度が低下しやすい場合においても、追従性を高めて、推定精度を向上させることができる。よって、過充電および過放電をより安定的に回避しつつ、二次電池の残存容量の高精度な推定を実現できる。
[実施の形態3]
上述のこの発明の実施の形態1および2においては、それぞれ、SOC推定値(前回値)、推定SOC(#SOCb)、電池温度に基づいて選択された補正ゲインにより補正値を算出する構成、および入出力電流、推定SOC(#SOCb)、電池温度に基づいて選択された補正ゲインにより補正値を算出する構成について説明した。一方、この発明の実施の形態3においては、すべての補正ゲインを用いて補正値を算出する構成について説明する。
図12は、この発明の実施の形態3に従うSOC推定部2Bにおける処理を示すブロック図である。
図12を参照して、この発明の実施の形態3に従うSOC推定部2Bは、図3に示すこの発明の実施の形態1に従うSOC推定部2において、SOC算出部40をSOC算出部40Bに代えたものと等価である。そして、SOC算出部40Bは、補正値算出部50を補正値算出部50Bに代えたものと等価である。さらに、補正値算出部50Bは、補正値算出部50において、図9に示す入出力電流依存ゲイン選択部47をさらに備えたものと等価である。
その他については、この発明の実施の形態1に従うSOC推定部2と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
上述のこの発明の実施の形態1および2で詳述したように、SOC推定値依存ゲイン選択部46、入出力電流依存ゲイン選択部47、および電池温度依存ゲイン選択部48は、各々が過充電および過放電を安定的に回避しつつ、二次電池の残存容量の高精度な推定を行なうように補正ゲインを選択する。したがって、SOC算出部40Bは、実施の形態1または2に比較して、過充電および過放電をより安定的に回避しつつ、二次電池の残存容量をより高精度に推定したSOC推定値を算出できる。
なお、この発明の実施の形態3においては、暫定SOC算出部30が「第1の推定手段」を実現し、推定SOC算出部28が「第2の推定手段」を実現し、SOC算出部40Bが「補正手段」を実現し、起電圧算出部20が「起電圧算出手段」を実現する。そして、減算部42が「偏差算出手段」を実現し、補正値算出部50Bが「補正値算出手段」を実現し、加算部52が「推定値算出手段」を実現する。さらに、SOC推定値依存ゲイン選択部46が「第1の補正ゲイン選択手段」を実現し、入出力電流依存ゲイン選択部47が「第2の補正ゲイン選択手段」を実現し、電池温度依存ゲイン選択部48が「第3の補正ゲイン選択手段」を実現する。
この発明の実施の形態3によれば、上述したこの発明の実施の形態1および2におけるいずれの効果も同時に実現できる。
なお、この発明の実施の形態1〜3においては、この発明に係る二次電池の残存容量推定装置を搭載した車両について説明したが、この発明は、SOC推定値に基づいて充放電されるように構成された二次電池であれば、いずれの装置ならびにシステムに対しても適用可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1に従う二次電池の残存容量推定装置を搭載した車両の概略構成図である。 充放電制御部による充放電制御の一例を示す図である。 SOC推定部における処理を示すブロック図である。 二次電池の起電圧とSOCとの関係の一例を示す図である。 SOC算出部において算出される補正値を説明するための図である。 SOC推定値依存ゲイン選択部についてのマップを示す図である。 電池温度依存ゲイン選択部についてのマップを示す図である。 マップにおける推定SOCに関する補正ゲインの変化を示す図である。 この発明の実施の形態2に従うSOC推定部における処理を示すブロック図である。 入出力電流依存ゲイン選択部についてのマップを示す図である。 図10に示すマップの各推定SOCに対応するゲイン特性を説明するための図である。 この発明の実施の形態3に従うSOC推定部における処理を示すブロック図である。
符号の説明
2,2A,2B SOC推定部、5 充放電制御部、6 二次電池、10 モータジェネレータ、12 電圧測定部、14 電流測定部、16 温度測定部、20 起電圧算出部、22 電圧降下算出部、24 分極電圧算出部、26,34,52 加算部、28 推定SOC算出部、30 暫定SOC算出部、32 積算部、40,40A,40B SOC算出部、42 減算部、44 換算ゲイン部、46#,47#,48# マップ、46 SOC推定値依存ゲイン選択部、47 入出力電流依存ゲイン選択部、48 電池温度依存ゲイン選択部、50,50A,50B 補正値算出部、60,61,62,63,64,67,68 特性線、70,71,72,73,74 ゲイン特性、100 車両、G1,G2,G3 補正ゲイン、Ib 入出力電流、K 換算ゲイン、OCV 起電圧、Tb 電池温度、Vb 充放電電圧、ΔSOC 補正値。

Claims (16)

  1. 充放電されるように構成された二次電池の残存容量推定装置であって、
    前回の残存容量推定時からの前記二次電池の充放電量に基づき、前記二次電池の残存容量についての第1の推定値を算出する第1の推定手段と、
    前記二次電池の状態値に基づいて、前記二次電池の残存容量についての第2の推定値を算出する第2の推定手段と、
    前記第2の推定値に対する前回の残存容量推定時において推定された前記二次電池の残存容量推定値である残存容量前回値の偏差に応じた補正値により、前記第1の推定値を補正することで、前記二次電池の残存容量推定値を生成する補正手段とを備え、
    前記補正手段は、前記残存容量前回値の大きさ、および前記残存容量前回値と前記第2の推定値との大小関係に基づいて、前記補正値を算出する、二次電池の残存容量推定装置。
  2. 前記補正手段は、
    前記第2の推定値および前記残存容量前回値を受け、前記偏差を算出する偏差算出手段と、
    前記偏差算出手段から前記偏差を受け、前記偏差に少なくとも1個の補正ゲインを乗じることで補正値を算出する補正値算出手段と、
    前記補正値算出手段から前記補正値を受け、前記第1の推定手段から受けた前記第1の推定値に前記補正値を加算して出力する推定値算出手段とを含み、
    前記少なくとも1個の補正ゲインは、第1の補正ゲインを含み、
    前記補正値算出手段は、前記残存容量前回値の大きさ、および前記残存容量前回値と前記第2の推定値との大小関係に基づいて、前記第1の補正ゲインを選択する第1の補正ゲイン選択手段を含む、請求項1に記載の二次電池の残存容量推定装置。
  3. 前記第1の補正ゲイン選択手段は、
    前記残存容量前回値が前記二次電池の過充電に近い第1の領域内であり、かつ、前記第2の推定値が第1の所定値以上である場合において、前記残存容量前回値が前記第2の推定値より大きいときの前記第1の補正ゲインを、前記残存容量前回値が前記第2の推定値より小さいときに比較して小さくする一方で、
    前記残存容量前回値が前記二次電池の過放電に近い第2の領域内であり、かつ、前記第2の推定値が第2の所定値以下である場合において、前記残存容量前回値が前記第2の推定値より小さいときの前記第1の補正ゲインを、前記残存容量前回値が前記第2の推定値より大きいときに比較して小さくする、請求項2に記載の二次電池の残存容量推定装置。
  4. 前記第1の補正ゲイン選択手段は、前記残存容量前回値および前記第2の推定値を入力とする所定マップの参照により、前記第1の補正ゲインを選択する、請求項2または3に記載の二次電池の残存容量推定装置。
  5. 前記少なくとも1個の補正ゲインは、第2の補正ゲインをさらに含み、
    前記補正値算出手段は、前記二次電池を充放電するための前記二次電池の入出力電流と前記第2の推定値との関係に基づいて、前記第2の補正ゲインを選択する第2の補正ゲイン選択手段をさらに含む、請求項2〜4のいずれか1項に記載の二次電池の残存容量推定装置。
  6. 前記第2の補正ゲイン選択手段は、前記第2の推定値が前記二次電池の過充電に近い第3の所定値以上である場合において、前記二次電池への入力電流の増大に従い前記第2の補正ゲインを大きくする一方で、前記第2の推定値が前記二次電池の過放電に近い第4の所定値以下である場合において、前記二次電池への出力電流の増大に伴い前記第2の補正ゲインを大きくする、請求項5に記載の二次電池の残存容量推定装置。
  7. 前記第2の補正ゲイン選択手段は、前記二次電池の入出力電流および前記第2の推定値を入力とする所定マップの参照により、前記第2の補正ゲインを選択する、請求項5または6に記載の二次電池の残存容量推定装置。
  8. 充放電されるように構成された二次電池の残存容量推定装置であって、
    前回の残存容量推定時からの前記二次電池の充放電量に基づき、前記二次電池の残存容量についての第1の推定値を算出する第1の推定手段と、
    前記二次電池の状態値に基づいて、前記二次電池の残存容量についての第2の推定値を算出する第2の推定手段と、
    前記第2の推定値に対する前回の残存容量推定時において推定された前記二次電池の残存容量推定値である残存容量前回値の偏差に応じた補正値により、前記第1の推定値を補正することで、前記二次電池の残存容量推定値を生成する補正手段とを備え、
    前記補正手段は、前記二次電池を充放電するための前記二次電池の入出力電流と前記第2の推定値との関係に基づいて、前記補正値を算出する、二次電池の残存容量推定装置。
  9. 前記補正手段は、
    前記第2の推定値および前記残存容量前回値を受け、前記偏差を算出する偏差算出手段と、
    前記偏差算出手段から前記偏差を受け、前記偏差に少なくとも1個の補正ゲインを乗じることで補正値を算出する補正値算出手段と、
    前記補正値算出手段から前記補正値を受け、前記第1の推定手段から受けた前記第1の推定値に前記補正値を加算して出力する推定値算出手段とを含み、
    前記少なくとも1個の補正ゲインは、第1の補正ゲインを含み、
    前記補正値算出手段は、前記二次電池の入出力電流と前記第2の推定値との関係に基づいて、前記第1の補正ゲインを選択する第1の補正ゲイン選択手段を含む、請求項8に記載の二次電池の残存容量推定装置。
  10. 前記第1の補正ゲイン選択手段は、前記第2の推定値が前記二次電池の過充電に近い第1の所定値以上である場合において、前記二次電池への入力電流の増大に従い前記第1の補正ゲインを大きくする一方で、前記第2の推定値が前記二次電池の過放電に近い第2の所定値以下である場合において、前記二次電池からの出力電流の増大に従い前記第1の補正ゲインを大きくする、請求項9に記載の二次電池の残存容量推定装置。
  11. 前記第1の補正ゲイン選択手段は、前記二次電池の入出力電流および前記第2の推定値を入力とする所定マップの参照により、前記第1の補正ゲインを選択する、請求項9または10に記載の二次電池の残存容量推定装置。
  12. 前記少なくとも1個の補正ゲインは、第3の補正ゲインをさらに含み、
    前記補正値算出手段は、前記二次電池の電池温度に基づいて、前記第3の補正ゲインを選択する第3の補正ゲイン選択手段をさらに含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の二次電池の残存容量推定装置。
  13. 前記第3の補正ゲイン選択手段は、前記二次電池の電池温度の上昇に従い、前記第3の補正ゲインを大きくする、請求項12に記載の二次電池の残存容量推定装置。
  14. 前記第1の推定手段は、前記二次電池の入出力電流の積算値に基づいて、前記二次電池の充放電量を取得する、請求項1〜13のいずれか1項に記載の二次電池の残存容量推定装置。
  15. 前記第2の推定手段は、前記二次電池の起電圧に基づいて、前記第2の推定値を算出する、請求項1〜14のいずれか1項に記載の二次電池の残存容量推定装置。
  16. 前記二次電池の充放電電圧、前記二次電池の分極電圧、および前記二次電池の内部抵抗により生じる電圧降下、に基づいて、前記二次電池の起電圧を算出する起電圧算出手段をさらに備える、請求項15に記載の二次電池の残存容量推定装置。
JP2006032679A 2006-02-09 2006-02-09 二次電池の残存容量推定装置 Active JP4967362B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006032679A JP4967362B2 (ja) 2006-02-09 2006-02-09 二次電池の残存容量推定装置
CN2007800047805A CN101379409B (zh) 2006-02-09 2007-02-07 二次电池剩余容量推定装置和方法
EP07708362.4A EP1983349B1 (en) 2006-02-09 2007-02-07 Secondary cell residual capacity estimating device and residual capacity estimating method
KR1020087021748A KR101006214B1 (ko) 2006-02-09 2007-02-07 2차전지의 잔존용량추정장치 및 잔존용량추정방법
PCT/JP2007/052550 WO2007091722A1 (ja) 2006-02-09 2007-02-07 二次電池の残存容量推定装置および残存容量推定方法
US12/087,925 US8102146B2 (en) 2006-02-09 2007-02-07 Remaining-amount estimation device and method for secondary battery

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006032679A JP4967362B2 (ja) 2006-02-09 2006-02-09 二次電池の残存容量推定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007212298A true JP2007212298A (ja) 2007-08-23
JP4967362B2 JP4967362B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=38345308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006032679A Active JP4967362B2 (ja) 2006-02-09 2006-02-09 二次電池の残存容量推定装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8102146B2 (ja)
EP (1) EP1983349B1 (ja)
JP (1) JP4967362B2 (ja)
KR (1) KR101006214B1 (ja)
CN (1) CN101379409B (ja)
WO (1) WO2007091722A1 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009104305A1 (ja) * 2008-02-19 2009-08-27 トヨタ自動車株式会社 車両および二次電池の充電状態推定方法
WO2013046250A1 (ja) * 2011-09-26 2013-04-04 トヨタ自動車株式会社 バッテリの処理装置、車両、バッテリの処理方法及びバッテリの処理プログラム
JP2013072677A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Primearth Ev Energy Co Ltd 二次電池の充電状態推定装置
WO2013128757A1 (ja) * 2012-03-01 2013-09-06 株式会社豊田自動織機 電池の状態制御方法及び装置
JP2014023231A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Denso Corp 車載充電制御装置
JP2014023294A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Denso Corp 車載充電制御装置
WO2014065615A1 (ko) * 2012-10-26 2014-05-01 주식회사 엘지화학 배터리 잔존 용량 추정 장치 및 방법
JP2014217187A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 京セラ株式会社 電力制御装置、電力制御方法、及び電力制御システム
JPWO2013046250A1 (ja) * 2011-09-26 2015-03-26 トヨタ自動車株式会社 バッテリの処理装置、車両、バッテリの処理方法及びバッテリの処理プログラム
JP2015105863A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 富士通株式会社 推定プログラム、推定方法および推定装置
JP2021099945A (ja) * 2019-12-23 2021-07-01 トヨタ自動車株式会社 燃料電池車両

Families Citing this family (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4640391B2 (ja) * 2007-08-10 2011-03-02 トヨタ自動車株式会社 電源システムおよびそれを備えた車両
JP4978662B2 (ja) * 2009-06-24 2012-07-18 トヨタ自動車株式会社 充電状態推定装置および充電状態推定方法
US8495423B2 (en) * 2009-08-11 2013-07-23 International Business Machines Corporation Flash-based memory system with robust backup and restart features and removable modules
DE102009049589A1 (de) * 2009-10-16 2011-04-21 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verfahren zur Bestimmung und/oder Vorhersage der maximalen Leistungsfähigkeit einer Batterie
CN102687033B (zh) * 2009-10-30 2014-11-12 日本碍子株式会社 二次电池的控制方法和电力储藏装置
JP5379672B2 (ja) * 2009-12-25 2013-12-25 プライムアースEvエナジー株式会社 二次電池の分極電圧演算装置及び充電状態推定装置
US8996196B2 (en) * 2010-04-19 2015-03-31 Nissan Motor Co., Ltd. Information provision device and information provision method
JP5771909B2 (ja) * 2010-06-08 2015-09-02 日産自動車株式会社 二次電池の充電容量推定装置
JP5723589B2 (ja) * 2010-09-30 2015-05-27 本田技研工業株式会社 前後輪駆動車両
KR101191624B1 (ko) * 2010-10-13 2012-10-17 삼성에스디아이 주식회사 배터리 관리 시스템 및 이를 이용한 배터리 soc 추정 방법
JP2012143018A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Kawasaki Heavy Ind Ltd 系統安定化装置および系統安定化方法
JP5741153B2 (ja) * 2011-04-06 2015-07-01 トヨタ自動車株式会社 充電制御装置
US9293937B2 (en) * 2011-04-18 2016-03-22 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Electric storage device
FR2974921B1 (fr) * 2011-05-05 2015-07-17 Renault Sas Procede de traitement d'un signal quantifiant l'etat de charge d'une batterie electrique d'un vehicule automobile en fonction du temps
JP2013083612A (ja) * 2011-10-12 2013-05-09 Mitsumi Electric Co Ltd 電池状態計測方法及び電池状態計測装置
JP2013126258A (ja) * 2011-12-13 2013-06-24 Denso Corp 2次電池の充電率相当量算出装置
JP6040724B2 (ja) * 2012-03-13 2016-12-07 日産自動車株式会社 バッテリの残存容量算出装置及びバッテリの残存容量算出方法
CN103487755B (zh) * 2012-06-08 2016-02-17 通用电气公司 用于预测电池功率传输性能的系统和方法
CN103576095B (zh) * 2012-08-02 2016-06-22 同济大学 一种燃料电池内部性能实时检测系统及方法
CN103018680B (zh) * 2012-12-11 2014-07-16 矽力杰半导体技术(杭州)有限公司 一种电池电量计量方法、计量装置以及电池供电设备
JP5637339B1 (ja) 2012-12-26 2014-12-10 三菱自動車工業株式会社 電動車両を用いた電力供給装置
US20140244193A1 (en) 2013-02-24 2014-08-28 Fairchild Semiconductor Corporation Battery state of charge tracking, equivalent circuit selection and benchmarking
CN104007390B (zh) * 2013-02-24 2018-03-20 快捷半导体(苏州)有限公司 电池电荷状态跟踪、等效电路选择及基准测试方法及系统
US9770997B2 (en) * 2013-06-11 2017-09-26 Ford Global Technologies, Llc Detection of imbalance across multiple battery cells measured by the same voltage sensor
CN104241713B (zh) * 2013-06-18 2017-02-01 北汽福田汽车股份有限公司 动力电池的荷电状态soc修正方法及装置
CN103630726B (zh) * 2013-10-30 2017-01-25 惠州市亿能电子有限公司 一种bms休眠模式下电池极化电压的估算方法
KR101558363B1 (ko) * 2013-12-12 2015-10-07 현대자동차 주식회사 배터리의 충방전 제어 방법 및 시스템
KR101558705B1 (ko) * 2013-12-26 2015-10-07 현대자동차주식회사 배터리 충전 제어 장치 및 방법
JP2015155859A (ja) * 2014-02-21 2015-08-27 ソニー株式会社 電池残量推定装置、電池パック、蓄電装置、電動車両および電池残量推定方法
CN105574304A (zh) * 2014-10-07 2016-05-11 深圳市沃特玛电池有限公司 磷酸铁锂动力电池组soc的估算方法
CN104535933B (zh) * 2014-12-26 2017-08-29 湖南金杯新能源发展有限公司 电池剩余电量测量方法与系统
JP6572448B2 (ja) * 2015-02-13 2019-09-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 電池状態推定装置、および電源装置
JP6325497B2 (ja) * 2015-09-10 2018-05-16 ファナック株式会社 バッテリー残量を報知する機能を有する電子機器
CN105676141B (zh) * 2016-01-27 2018-06-19 浙江大学 一种基于阻尼振荡的电池容量在线测量系统及其测量方法
JP6983227B2 (ja) * 2017-03-31 2021-12-17 三菱電機株式会社 蓄電池状態推定装置
JP6834757B2 (ja) * 2017-04-28 2021-02-24 トヨタ自動車株式会社 電池システム
AU2017421176A1 (en) 2017-06-29 2020-01-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Remaining battery energy estimation device, remaining battery energy estimation method, and program
CN110596596A (zh) * 2019-10-12 2019-12-20 深圳中科新能源汽车技术有限公司 一种新型的基于ocv曲线的soc逐次校正方法
CN111796185B (zh) * 2020-06-16 2022-11-08 合肥力高动力科技有限公司 基于t-s型模糊算法的磷酸铁锂电池soc-ocv校准方法
CN117293979B (zh) * 2023-11-27 2024-03-22 广汽埃安新能源汽车股份有限公司 电池均衡控制方法、存储介质和电子设备

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW300957B (ja) 1994-11-21 1997-03-21 Seiko Epson Corp
JP3178315B2 (ja) 1994-11-21 2001-06-18 セイコーエプソン株式会社 バッテリ残存容量計及び残存容量算出方法
KR100425352B1 (ko) 1998-05-28 2004-03-31 도요다 지도샤 가부시끼가이샤 전지 충전상태의 추정장치 및 전지 열화상태의 추정방법
JP4012644B2 (ja) 1999-03-12 2007-11-21 トヨタ自動車株式会社 バッテリの充電状態検出装置
JP4186092B2 (ja) * 1999-08-18 2008-11-26 ソニー株式会社 バッテリー機器及びバッテリーの管理方法
DE10002473A1 (de) * 2000-01-21 2001-07-26 Vb Autobatterie Gmbh Verfahren zur Bestimmung des Ladezusatandes von Akkumulatoren
DE10116593B4 (de) 2001-04-03 2005-05-25 Arvinmeritor Gmbh Fahrzeugdach
JP4523738B2 (ja) * 2001-06-07 2010-08-11 パナソニック株式会社 二次電池の残存容量制御方法および装置
JP2003068370A (ja) 2001-08-28 2003-03-07 Toyota Motor Corp バッテリの充電状態検出装置
JP3778060B2 (ja) 2001-11-16 2006-05-24 トヨタ自動車株式会社 電池残存容量算出方法
US6845332B2 (en) 2001-11-16 2005-01-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha State of charge calculation device and state of charge calculation method
JP4032934B2 (ja) * 2002-11-15 2008-01-16 ソニー株式会社 電池容量算出方法、電池容量算出装置、及び電池容量算出プログラム
JP4010288B2 (ja) 2003-07-29 2007-11-21 ソニー株式会社 二次電池の残容量算出方法およびバッテリパック
JP4075762B2 (ja) * 2003-10-10 2008-04-16 トヨタ自動車株式会社 二次電池における残存容量の算出装置および算出方法
EP1736789A4 (en) * 2004-03-25 2009-03-04 Nec Corp METHOD AND DEVICES FOR ESTIMATING THE REMAINING CAPACITY OF A MEMORY BATTERY
JP4615439B2 (ja) * 2005-12-28 2011-01-19 株式会社Nttファシリティーズ 二次電池管理装置、二次電池管理方法及びプログラム
JP2008136278A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Matsushita Electric Works Ltd 充電器
JP4893653B2 (ja) * 2008-02-19 2012-03-07 トヨタ自動車株式会社 車両、二次電池の充電状態推定方法および車両の制御方法

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009201197A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Toyota Motor Corp 車両、二次電池の充電状態推定方法および車両の制御方法
US8509975B2 (en) 2008-02-19 2013-08-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle, method of estimating state of charge of secondary battery, and method of controlling vehicle
WO2009104305A1 (ja) * 2008-02-19 2009-08-27 トヨタ自動車株式会社 車両および二次電池の充電状態推定方法
JPWO2013046250A1 (ja) * 2011-09-26 2015-03-26 トヨタ自動車株式会社 バッテリの処理装置、車両、バッテリの処理方法及びバッテリの処理プログラム
WO2013046250A1 (ja) * 2011-09-26 2013-04-04 トヨタ自動車株式会社 バッテリの処理装置、車両、バッテリの処理方法及びバッテリの処理プログラム
JP2013072677A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Primearth Ev Energy Co Ltd 二次電池の充電状態推定装置
WO2013128757A1 (ja) * 2012-03-01 2013-09-06 株式会社豊田自動織機 電池の状態制御方法及び装置
JP2013182779A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Toyota Industries Corp 電池の状態制御方法及び装置
JP2014023231A (ja) * 2012-07-17 2014-02-03 Denso Corp 車載充電制御装置
JP2014023294A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Denso Corp 車載充電制御装置
US8965723B2 (en) 2012-10-26 2015-02-24 Lg Chem, Ltd. Apparatus and method for estimating state of charge of battery
JP2015505956A (ja) * 2012-10-26 2015-02-26 エルジー・ケム・リミテッド バッテリー残容量推定装置および方法
WO2014065615A1 (ko) * 2012-10-26 2014-05-01 주식회사 엘지화학 배터리 잔존 용량 추정 장치 및 방법
JP2014217187A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 京セラ株式会社 電力制御装置、電力制御方法、及び電力制御システム
JP2015105863A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 富士通株式会社 推定プログラム、推定方法および推定装置
JP2021099945A (ja) * 2019-12-23 2021-07-01 トヨタ自動車株式会社 燃料電池車両
JP7226299B2 (ja) 2019-12-23 2023-02-21 トヨタ自動車株式会社 燃料電池車両

Also Published As

Publication number Publication date
US8102146B2 (en) 2012-01-24
EP1983349A4 (en) 2012-11-14
EP1983349A1 (en) 2008-10-22
KR101006214B1 (ko) 2011-01-07
US20090024338A1 (en) 2009-01-22
CN101379409A (zh) 2009-03-04
JP4967362B2 (ja) 2012-07-04
CN101379409B (zh) 2011-07-20
EP1983349B1 (en) 2013-12-25
KR20080097447A (ko) 2008-11-05
WO2007091722A1 (ja) 2007-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4967362B2 (ja) 二次電池の残存容量推定装置
JP5009223B2 (ja) 二次電池の残存容量推定方法及び装置
US9429626B2 (en) Electric storage device management system, electric storage device pack, and method of estimating state of charge
JP4586832B2 (ja) 電動車両
US9475480B2 (en) Battery charge/discharge control device and hybrid vehicle using the same
JP4961830B2 (ja) 蓄電装置の充放電制御装置および充放電制御方法ならびに電動車両
JP6822300B2 (ja) 充電率推定方法および車載の電池システム
US9013138B2 (en) Charging apparatus for electric storage device, vehicle equipped with the charging apparatus, and method of controlling the charging apparatus
JP2009052925A (ja) 二次電池の充電状態推定装置及びプログラム
JP6834757B2 (ja) 電池システム
JP2005261034A (ja) 蓄電機構の制御装置
JP2014169937A (ja) 充電状態算出装置
JP6500795B2 (ja) 車載バッテリのsoc管理システム
JP2013072862A (ja) 車両および車両用制御方法
JP5772209B2 (ja) 蓄電装置の充放電制御装置およびそれを搭載した電動車両
JP4874646B2 (ja) 電池用制御装置、電動車両、及び二次電池の制御方法
JP5092903B2 (ja) 車両用電池の充放電制御装置
JP6699533B2 (ja) 電池システム
JP2005227164A (ja) 二次電池の残存容量算出装置
CN115864559A (zh) 电池的充电方法
JP2006025538A (ja) 二次電池の残存容量推定方法、その残存容量推定方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録した記録媒体および電池制御システム
KR101539810B1 (ko) 배터리 팩 제어방법 및 제어장치
JP7006311B2 (ja) 電動車両及び電動車両の制御方法
JP4680949B2 (ja) 電動車両の制御装置
US20230094275A1 (en) Battery characteristic estimation device, battery characteristic estimation method, and storage medium

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120306

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120319

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4967362

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3