JP3178315B2 - バッテリ残存容量計及び残存容量算出方法 - Google Patents
バッテリ残存容量計及び残存容量算出方法Info
- Publication number
- JP3178315B2 JP3178315B2 JP30176795A JP30176795A JP3178315B2 JP 3178315 B2 JP3178315 B2 JP 3178315B2 JP 30176795 A JP30176795 A JP 30176795A JP 30176795 A JP30176795 A JP 30176795A JP 3178315 B2 JP3178315 B2 JP 3178315B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- value
- battery
- current
- remaining capacity
- display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/36—Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
- G01R31/382—Arrangements for monitoring battery or accumulator variables, e.g. SoC
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60L—PROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
- B60L58/00—Methods or circuit arrangements for monitoring or controlling batteries or fuel cells, specially adapted for electric vehicles
- B60L58/10—Methods or circuit arrangements for monitoring or controlling batteries or fuel cells, specially adapted for electric vehicles for monitoring or controlling batteries
- B60L58/12—Methods or circuit arrangements for monitoring or controlling batteries or fuel cells, specially adapted for electric vehicles for monitoring or controlling batteries responding to state of charge [SoC]
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60L—PROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
- B60L2240/00—Control parameters of input or output; Target parameters
- B60L2240/40—Drive Train control parameters
- B60L2240/54—Drive Train control parameters related to batteries
- B60L2240/545—Temperature
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60L—PROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
- B60L2240/00—Control parameters of input or output; Target parameters
- B60L2240/40—Drive Train control parameters
- B60L2240/54—Drive Train control parameters related to batteries
- B60L2240/547—Voltage
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60L—PROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
- B60L2240/00—Control parameters of input or output; Target parameters
- B60L2240/40—Drive Train control parameters
- B60L2240/54—Drive Train control parameters related to batteries
- B60L2240/549—Current
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Sustainable Energy (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Description
れるバッテリの残存容量を測定するバッテリ残存容量計
及びそれに用いる残存容量算出方法に関し、特に、電動
車両等の走行駆動用バッテリに好適なものである。
手法としては、開路電圧検出方式、積算方式等が代表的
なものとして知られている。この開路電圧検出方式と
は、バッテリの負荷開放時の端子電圧が、そのバッテリ
の残存容量に応じて変化することを利用したものであ
り、負荷開放時の端子電圧に対応する残存容量の対応表
を予め用意しておいて、端子電圧から直接的に残存容量
を算出するものである。また、積算方式とは、バッテリ
の放電電流又は電力を常時、計測して積算し、この使用
積算量をバッテリ使用開始時の初期容量から減算するこ
とによって、現在のバッテリ残存容量を算出するもので
ある。そして、これらを基本的な方式として、様々なバ
ッテリ残存容量計が提案され実用化されている。
の端子電圧を測定する必要があるので、負荷が開放され
る機会の少ない用途には不向きである。従って、長時間
に渡って放電が継続されるもの、例えば、電動車両の走
行駆動用バッテリ等に用いる場合には、積算方式のバッ
テリ残存容量計を用いることになる。
バッテリ残存容量計においては、バッテリ放電電流又は
電力を長時間に渡って正確に積算する必要があるので、
精度の高い検出手段を用いることになり、高価になる不
都合が有った。
電を開始した時点での残存容量、すなわち、初期容量の
値に誤差が含まれた場合、原理的に放電末期に至るま
で、その誤差を解消することができないという課題を抱
えている。また、現在においては、このような初期容量
を正確に把握することは技術的に困難である。これは、
例えば、開路電圧検出方式を用いて初期容量を決定する
場合においては、充放電の直後にバッテリ開路電圧が安
定しないことにより、この不安定な電圧による測定誤差
を生じることは免れ得ない。
のであり、安価で高精度な積算方式のバッテリ残存容量
計及びそれに用いる残存容量算出方法を提供することを
目的とする。
量計は、バッテリの電流又は電力の積算量を算出し、該
積算量算出値に応じた残存容量を表示部にて段階表示す
るバッテリ残存容量計において、ある特定な放電電流又
は放電電力でのバッテリの端子電圧と、該バッテリの残
存容量とを関係付けた、少なくとも1つのデータテーブ
ルを保持する記憶手段と、バッテリの放電出力が、前記
特定な放電電流又は放電電力に一致したこと或いは近似
範囲となったことを検知する出力判定手段と、前記出力
判定手段の検知が生起した時点で、前記データテーブル
よりこの時点の端子電圧に対応した残存容量を取得する
読み出し手段と、前記読み出し手段が取得した残存容量
と表示部の指示値とに誤差が認められると、表示部の前
記段階表示が変化しない範囲で、前記積算量算出値を増
減させる補正手段と、を備えたバッテリ残存容量計であ
る。
は、バッテリの電流又は電力の積算量を算出し、該積算
量算出値に応じた残存容量を表示部にて段階表示するバ
ッテリ残存容量計の残存容量算出方法において、バッテ
リの出力がある特定な放電電流又は放電電力に一致した
或いは近似範囲となった時点で、該放電電流又は放電電
力でのバッテリの端子電圧と残存容量とを関係付けたデ
ータテーブルを参照して、この時点の端子電圧に対応し
た残存容量を読み出し、この読み出された値と、表示部
の指示値とに誤差が認められると、表示部の前記段階表
示が変化しない範囲で、前記積算量算出値を増減させる
ようにしたバッテリ残存容量算出方法である。
容量計は、積算値の誤差の累積を抑制するために、高度
な検出回路が不可欠であった。更に、初期容量を正確に
把握することが現状の技術では困難であるため、その誤
差が動作中にすべての精度に影響を及ぼしてしまい、精
度を上げることが容易でなかった。
計及び残存容量算出方法によれば、放電電流又は放電電
力がある特定の値に一致し又は近似範囲となった際に、
その時点の端子電圧の値に応じて、予めデータテーブル
に記憶された残存容量を読み出し、電流又は電力の積算
量算出に補正が加えられる。すなわち、検出回路の精度
が高くなくても誤差の累積を抑制することができる。更
に、補正の量は現在の表示部の表示を変化させない範囲
に限られているため、補正を施すことによって急激に表
示の段階が低下する方向に変化したり、或いは放電中で
あるのに表示の段階が上昇する方向に変化したりといっ
た不自然な挙動は回避され、あくまでも表示の段階の増
減はバッテリの容量の増減に一致したものとなる。この
ため、積算方式のバッテリ残存容量計の本質を損なうこ
となく、高い信頼性が確保される。
す第1具体例に基づいて、詳細に説明する。
明に係るバッテリ残存容量計1は、測定対象のバッテリ
2のマイナス端子から電動モータ等の負荷Mに接続され
た給電ラインに接続された電流センサ3と、この電流セ
ンサ3に接続された演算増幅器4と、バッテリ2に並列
接続されバッテリ端子電圧を検出する演算増幅器5と、
これらの演算増幅器4,5の出力を択一的に切換えて、
それぞれのアナログ出力を得るアナログマルチプレクサ
6と、このアナログ出力をデジタル出力に変換するA/
Dコンバータ7と、水晶発振子9及びROM(読み出し
専用メモリ)10等を備えたマイクロコンピュータ8
と、このマイクロコンピュータ8に接続された表示部1
1と、各回路群に所定の駆動電流を供給するDC/DC
コンバータ12とから構成されている。
を有する蓄電池が用いられ、このバッテリ2からの供給
電力により駆動される負荷M、つまり、このバッテリ2
を搭載した機器に、十分な作動時間を確保できるように
している。また、このバッテリ2は、図示を省略した充
電器に接続され、この充電器により充電されるものであ
り、また、例えば、電動車両に用いられたものは、この
電動車両の回生ブレーキによって、機器としての動作中
に、充電動作が可能なものである。
Mまでの給電ライン上に接続され、この給電ライン上に
流れているバッテリ放電電流又は充電電流を検出し、こ
の電流の大小を高低の電圧値を持つ電流値信号に変換し
て、演算増幅器4に出力している。尚、このバッテリ放
電電流の検出は、バッテリと直列に接続されたシャント
抵抗による方法や、ホール素子を用いた電流センサによ
る方法等が挙げられ、いずれの方法も用いることができ
る。
増幅器4、及び、バッテリ2に並列接続された演算増幅
器5は、それぞれ、検出して入力されたバッテリ電流
値、及び、バッテリ端子電圧を、後段のA/Dコンバー
タ7の入力許容電圧に合った電圧に増幅し、アナログマ
ルチプレクサ6に出力している。
ロコンピュータ8の指令信号により、その接続状態を切
り換えて、演算増幅器4或いは演算増幅器5のアナログ
出力信号を、択一的に適宜A/Dコンバータ7に出力し
ている。
算増幅器4或いは演算増幅器5のアナログ出力信号をデ
ジタル変換して、各デジタル信号をマイクロコンピュー
タ8に出力している。
ンバータ7から出力されたデジタル信号をメモリ空間に
読込む入力ポートと、この読込んだデジタル・データ信
号に基づいて所定の処理・決定を行うCPUと、この所
定処理に用いる各種のデータやテーブルが記憶されたR
OM10等を備えている。また、このマイクロコンピュ
ータ8に接続された専用の水晶発振子9の発振動作によ
り、そのコンピュータ・システムとしての動作クロック
が供給されている。そして、このマイクロコンピュータ
8に内蔵されたプログラム及びデータテーブルにより、
後述する本例の積算方式の残存容量算出方法に、端子電
圧からの残存容量算出方式による所定の補正処理を組合
せた残存容量算出方法が実現されている。
表示部11が接続されており、表示部11に、所定の補
正処理が行われた表示レベル信号を出力している。
容量から、逆算し類推することも可能である。このよう
にした場合には、電流検出が不要になるので、電流セン
サ3、演算増幅器5、アナログマルチプレクサ6を省略
することができ、残存容量計1として回路を簡素化でき
る。
やすい箇所に配設され、図2に正面外観の一例を示すよ
うに、パネル上に10個のLED(発光ダイオード)を
水平方向にならべたLEDモジュール13を配置してい
る。そして、マイクロコンピュータから出力される表示
レベル数に応じて、その点灯個数を増減させ、その時点
でのバッテリの残存容量を、段階表示により明確に使用
者に示している。すなわち、バッテリが満充電状態の場
合には、これらの10個全てのLEDが点灯し、残存容
量が減少するに伴ない点灯個数が漸次減少し、放電末期
にはすべてのLEDが消灯する。従って、この図2にお
いては、6個のLEDが点灯しているので、ある使用時
点におけるバッテリ残存容量が50%以上60%未満で
あることを示している。
クロコンピュータ8の後段にD/Aコンバータを接続す
ることにより、アナログ式電圧計を用いることもでき
る。また、表示方式としては、表示部のLED点灯数の
増減に限らず、表示範囲の増減、輝度変化、色彩変化に
よる増減表示等の段階表示を用いても良い。
リ2の放電動作に伴ない変動するバッテリ供給電圧を降
圧したりして、適当なレベルの安定電圧に変換し、前述
した各回路群に駆動電流を分配供給している。
1に用いる本例の残存容量算出方法は、積算方式の残存
容量算出方法に、端子電圧からの残存容量算出方式によ
る所定の補正処理を組合せて、より一層の精度の向上を
図ったものである。
は、満充電状態から放電終了までの全放電可能容量に対
して、現時点の充電状態から放電終了までの放電可能容
量の比率を示している。つまり、満充電時には、表示部
11の全LED数を点灯させ、残存容量の減少に伴な
い、LED点灯数を減少させて、使用者にバッテリ放電
可能容量の残り具合を示している。
て、本例の方法に用いられている内部演算処理用の容量
表示値Cは、0から10までの11段階の整数に設定さ
れ、図3に示すように、この容量表示値Cに応じた数
に、バッテリ全放電可能容量を容量軸上において、複数
の区間に等分割している。そして、バッテリの放電使用
開始時には、その時点での、バッテリの残存容量を初期
化処理により推定し、この残存容量に応じた表示レベル
区間を決定する。次に、この決定された表示レベル区間
から、バッテリが放電した電流を積算し、表示レベルを
更新処理している。
間毎に、バッテリから放電使用した電流を積算し、各区
間を越えたかを判別して、越えた場合には容量表示値C
を1段階低下させて更新している。
る初期化処理によって、初期残存容量値が推定され、こ
の初期容量値に基づいて、まず、表示容量値Cが設定さ
れると共に、その表示レベル区間内の電流積算値Qも設
定される。そして、バッテリの放電動作に伴う電流積算
処理により、電流積算値Qが、その区間を越えた次の区
間に入った場合には、容量表示値Cを次の区間の容量表
示値Cに変更すると共に、電流積算値Qの以前の区間に
相当する部分を切捨てて、新たな区間において、同様に
電流積算値Qの積算処理が行われる。従って、実際には
容量表示値Cが変化しない間にも、バッテリ残存容量は
放電消費され、事実上の残存容量は減少していく。その
減少程度を、電流積算値Qとして積算し、電流積算値Q
がその表示レベル区間の区間全量値ΔQを越えた場合に
は、容量表示値Cを一段階低下させ、電流積算値Qを新
たな表示レベル区間用に再設定している。また、このよ
うに各区間毎に積算処理を行っていることにより、後述
する本例の補正処理を容易に行えるようにしている。
Cは、LEDモジュール13の点灯個数に対応した0か
ら10までの整数値に設定され、その時点でのバッテリ
残存容量を容易に把握できるような段階表示となってい
る。一方、電流積算値Qは、各表示レベル区間毎に、放
電開始から現在までの放電電流を積算した量であり、所
定の間隔T毎に、バッテリの給電ラインから放電電流I
を検出し、この放電電流IをT秒前の電流積算値Qに加
算し、新たな電流積算値Qを算出している。
バッテリ放電使用中に、バッテリ電流が特定電流Irに
一致し又は近似範囲となった時の端子電圧から決定され
た検出容量値Crを用いて、行われている。
り放電させると、図4に示されるような端子電圧の変化
曲線が観測される。つまり、放電時間の経過に従ってバ
ッテリ端子電圧は、放電時間の大部分において徐々に減
少し、バッテリの使用可能な容量が使い果たされた放電
終末時点において急激に減少している。また、この放電
曲線は、温度等の諸条件が同じであれば、同一型式のバ
ッテリを用いた場合には、同一な電流に対して、ほぼ同
一のものとなる。従って、あるバッテリの特定放電電流
に対する前記曲線を、予め計測し記録しておくことによ
り、機器動作中に、バッテリ放電電流がその特定な電流
値に一致した時点で、バッテリの端子電圧の値を検出す
ることにより、その時点での残存容量を知ることができ
る。
に、バッテリの特定な放電電流(特定電流値)Irに対
して、バッテリ端子電圧Vと残存容量(検出容量値)C
rとの相関を、データテーブルとして予め用意すること
ができる。すなわち、このデータテーブルは、表示容量
値Cに応じて0レベルを含めた11レベルの行から構成
され、これらの区分された各行には、残存容量の比率で
ある11段階の検出容量値Crと、この検出容量値Cr
に対応した端子電圧値Vの上限/下限値とが対応付けら
れている。従って、その時点に検出された検出電流値I
が特定電流値Irに近似された場合におけるバッテリ端
子電圧値Vから、このテーブルを参照して、該当する検
出容量値Crを決定することができる。
が最も放電使用する可能性が大きな電流値を選択するこ
とにより、検出する機会を増加させて、テーブル数を減
少すると共に、効率的に端子電圧Vから検出容量値Cr
を決定することができるようにしている。
Crを用いて、容量表示値Cを直接的にではなく、電流
積算値Qを、その表示区間内の範囲に留まるように修正
し、間接的に容量表示値Cを補正することにより、結果
として表示部11の残存容量表示が急激に変動すること
を防止している。
値Qを、その区間境界までの電流積算量のk倍に相当す
る分だけ、加算又は減算している。つまり、この補正係
数kの値は、1未満の値、0<k<1の範囲の値に設定
され、この範囲で一定であっても、或いは適宜変化させ
てもよい。従って、このように1未満の補正係数kによ
って、常に電流積算値Qを補正処理していることによ
り、この補正処理によっては、電流積算値Qは、決して
現在の表示区間を越えることは無いことになる。従っ
て、急激にバッテリ残存容量表示が変動することを回避
することができる。
た走行駆動源用バッテリに用いられたバッテリ残存容量
計1について説明することとし、上述した各設定値を具
体的に設定して、以下に説明することにする。
車両においては、バッテリとして公称容量或いは実容量
が30Ahの密閉型鉛蓄電池が搭載されている。また、
この車両が常用する走行速度として、30km/hが設
定されていることから、車両の車体重量やモータ出力等
も加味して特定電流Irを、15A(アンペア)に設定
することにする。
あることと、容量表示値Cが全体を10段階に分けてい
ることから、30Ahの1/10の3Ah放電が一段階
の変化となり、区間全量値ΔQは、3Ahに設定するこ
とになる。しかし、電流積算の間隔Tを0.5秒に設定
すると、この間隔時間毎に検出される放電電流を、無換
算で積算させるために、区間全量値ΔQを、時間換算し
次式より求められる値に再設定する。
=21600A 従って、区間全量値ΔQは、21600Aに設定される
ことになる。また、例えば、間隔Tを2秒に設定する
と、前記式によって、区間全量値ΔQは、5400Aに
設定することになる。すなわち、各間隔Tの間、検出し
た電流値が持続するとみなしている。
数kは、0.5に設定することにする。
に示すようなフローチャートにより、バッテリ残存容量
計1における残存容量算出方法が実行されている。すな
わち、本フローチャートは、バッテリ放電開始時に、開
始時の残存容量を決定する初期化手順P100と、バッ
テリ放電電流Iが特定電流Irに近似された場合に、端
子電圧Vを検出しデータテーブルを参照して、端子電圧
Vから検出容量値Crを設定する検出手順P200と、
所定期間毎に、最新の検出容量値Crと容量表示値Cを
比較して、所定に電流積算値Qを補正係数kを用いて補
正する補正手順P300と、通常の電流積算値Qに検出
電流Iを積算する積算手順P400と、この積算処理に
より電流積算値Qが区間全量値ΔQを越えたかを判定し
て容量表示値Cと電流積算値Qを適切に再設定する更新
手順P500とから構成され、機器が動作する限り、P
200〜P500までの一連の処理が繰り返されるよう
になっている。
チャートに示すように、各処理が行われる。このフロー
チャートにおいて、初期化手順P100は、ステップP
101〜P102により、検出手順P200は、ステッ
プP201〜P205により、補正手順P300は、ス
テップP301〜P304により、積算動作手順P40
0は、ステップP401により、更新手順P500は、
ステップP501〜P503により、構成されている。
ち、ステップP101おいて、容量表示値C及び電流積
算値Qに、初期値を設定する初期化処理が行われる。こ
の初期化処理は、バッテリの負荷開放時の端子電圧が、
残存容量に応じて変化することに基づいた開路電圧検出
方式等の既存の手法を用いて、バッテリ放電開始時の初
期残存容量を推定し、この初期残存容量に基づき、容量
表示値Cと電流積算値Qが設定される。尚、この初期残
存容量は、バッテリの充電や交換が行われない場合に
は、前回のバッテリ放電使用終了時の、容量表示値Cと
電流積算値Qをマイクロコンピュータ8のメモリに記憶
保持しておき、この値を用いるようにしてもよい。ま
た、後述するように、この初期化処理が不正確なものに
対しても、本例によれば、十分に機器の作動中に、適正
な残存容量値に補正が可能なので、バッテリ残存容量計
1としての信頼性や精度が確保できる。更に、これらの
値の設定と同時に、特定電流値Irが15(A)に、間
隔時間Tが0.5(秒)に、補正係数kが0.5に、区
間全量値ΔQが21600(A)に設定される。
容量値Crが、先に決定された容量表示値Cと一致した
値に設定され、後述するステップP202〜ステップP
204によって、新たに検出容量値Crが設定されない
限り、補正処理が行われないようにしている。
リ2の放電電流が電流センサ3により計測され、この計
測された検出電流値Iが、マイクロコンピュータ8に読
み込まれる。
流値Irと検出電流値Iとが比較判定され、計測された
検出電流値Iが、特定電流値Irに十分に近い値と判定
された場合には、ステップP203〜P204の処理に
進み、判定されない場合には、これらの処理をスキップ
してステップP205に進む。
十分に近いと判定された、ステップP203において
は、更に、該時点におけるバッテリの端子電圧Vが測定
され、このバッテリ端子電圧Vがマイクロコンピュータ
8に読み込まれる。
バッテリ端子電圧Vに基づき、前述したデータテーブル
を参照して、この時点での検出容量値Crが新たに決定
される。例えば、端子電圧値が47.5Vの場合には、
このテーブルを用いて、検出容量値Crが5レベルであ
ると決定することができる。
間隔T秒が経過したかが、判定され、経過しない場合に
は、ステップP201に復帰し、ステップP201〜P
204の検出処理が繰り返される一方、経過した場合に
は、ステップP301以降の補正処理に進む。従って、
間隔時間T秒が経過するまでは、バッテリ放電電流Iが
特定電流Irになった場合の端子電圧Vに基づく検出容
量値Crの設定手順が繰り返されるので、可能な限り検
出容量値Crが、最新の値の更新されることになる。
は、マイクロコンピュータ8に内蔵されている水晶発振
子9に基づく、タイマ処理により行われている。
されると、電流積算値QにT秒間の放電電流Iを加算し
て、放電電流の積算処理が行われ、この積算使用電流を
初期容量から減算して現時点での残存容量が算出される
が、本例のバッテリ残存容量計1においては、この処理
に先立って、最新の検出容量値Crが容量表示値Cと不
一致な場合には、この検出容量値Crに基づいて、電流
積算値Qに補正を加える。すなわち、この補正処理にお
いては、容量表示値Cを直接的に補正せずに、1未満に
設定された補正係数kを用いて、容量表示値Cの値が変
わらない範囲で電流積算値Qのみに補正を行い、表示部
11の表示が急激に変化したり不安定となることを防止
している。
て、容量表示値Cと検出容量値Crとが比較され、この
比較結果により、3方向に分岐する。
り小さいと判定した場合に、ステップP302に進み、
電流積算値QをQの何割かにあたるkQだけ減少させ
る。すなわち、このステップP302においては、例え
ば、容量表示値Cが5、検出容量値Crが6〜10の場
合には、図8の上段に示すように、第5表示レベル区間
の範囲内にある電流積算値Qが、同図中に破線により示
す電流積算値Qの何割かにあたるkQを減算することに
より、同図中の下段に示すように、検出容量値Cr寄り
に修正された電流積算値Q’となる。また、この場合に
は、容量表示値Cと検出容量値Crとがどれほど離れて
いても、補正処理された電流積算値Q’は、第5表示レ
ベル区間の範囲内に留まることになる。
で、電流積算値Q自体は変更されても、同一の容量表示
値C区間範囲内に留まり、容量表示値Cは変更されずに
済み、表示部11による容量表示が、急激に変更される
ことを防止することができる。
容量表示値Cと、端子電圧から推定した検出容量値Cr
とに大差がある場合等には、不安定な表示が行われるこ
とになり、使用者等にバッテリの充電状況を正確に通知
できないことになる。これは、例えば、電動車両の走行
中に、1分前に容量レベル5の表示が行われ、現在時点
において、急激にレベル2又は3の表示になることにな
り、運転者としては、更に1分後には、ゼロレベル付近
になると誤認させ、間近に走行不能になる等の危惧感を
与えることになる。これに対して、本例によれば、最終
的には、レベル2又は3の表示がされるが、段階的に中
間の表示を経て、一定の緩やかな表示変更が行われるの
で、このような事態を回避することができる。
示値Cと検出容量値Crとが等しいと判定した場合に
は、ステップP304に進み、補正処理は行われない。
示値Cが検出容量値Crより大きいと判定した場合に
は、ステップP303に進み、電流積算値Qを、区間全
量値ΔQから電流積算値Qを引いた値の何割かにあたる
k(ΔQ−Q)だけ増加させる。
は、例えば、図9の上段に示すように、第5表示レベル
区間の範囲内にある電流積算値Qに、同図中に破線によ
り示す電流積算値Qと区間全量値ΔQの差の何割かにあ
たるk(ΔQ−Q)を加算することにより、同図中の下
段に示すように、検出容量値Cr寄りに修正された電流
積算値Q’となる。また、この場合には、容量表示値C
と検出容量値Crとがどれほど離れていても、前記ステ
ップP302と同様に、電流積算値Q’は、第5表示レ
ベル区間の範囲内に留まることになる。
で、電流積算値Q自体は変更されても、同一の容量表示
値Cの区間範囲内に留まり、容量表示値Cは変更されず
に済み、表示部による表示レベルが、急激に変更される
ことを防止することができる。
らず、ステップP304においては、検出容量値Cr
が、容量表示値Cに等しく設定され、不要な補正処理が
行われないようにしている。
使用電流の積算動作が行われ、電流積算値Qに計測した
検出電流値Iが、加算される。
算値Qが区間全量値ΔQに比較され、電流積算値Qが区
間全量値ΔQ以下ならば、容量表示値Cを変更せずに、
ステップP201に進み、このステップP201以降の
処理が繰り返される。他方、電流積算値Qが区間全量値
ΔQを上回れば、ステップP502以降の更新処理に進
む。
を上回ったと判定された場合には、まず、ステップP5
02において、容量表示値Cを一段階減少させ、次に、
ステップP503において、電流積算値Qから区間全量
値ΔQを減算して、次の表示レベル区間用に新たな電流
積算値Qが設定され、次の表示レベル区間で、この新た
な電流積算値Qに対して、検出電流値Iの積算処理が行
われることになる。
に、第5表示レベル区間内にある電流積算値Qが、同図
中に破線により示す検出電流値Iを積算することによ
り、同図中の中段に示すように区間全量値ΔQを上回る
電流積算値Q’となり、この電流積算値Q’の積算値位
置は、区間境界を越えて第4表示レベル区間内に有るこ
とになる(ステップP401を終了した状態に対応)。
そこで、まず、この状態をステップP501で判別し
て、ステップP502において、容量表示値Cを一段階
減少させ、表示レベルを5から4に低下させる。次に、
ステップP503において、同図中の下段に示すように
電流積算値Q’から以前の第5表示レベル区間内の部分
である区間全量値ΔQを減算して切捨て、この第4表示
レベル区間内の新たな電流積算値Q”が設定される。
ステップP201に処理が復帰し、再び、このステップ
P201以降の一連処理が繰り返される。
る限り繰り返され、バッテリ放電動作に伴ないバッテリ
容量表示値Cは適宜補正を加えられつつ減少する。すな
わち、表示部のLEDモジュール13の点灯個数が、容
量表示値Cの変化に一致して漸次、減少していく。
容量計によれば、予めそのバッテリの放電特性に応じた
特定電流値に対して、端子電圧と、残存容量を相関させ
たデータテーブルを用意し、バッテリ放電電流が特定値
に一致又は近似できる範囲となった際に、その時点の端
子電圧の値に応じて、データテーブルに記憶された残存
容量を読み出し、電流の積算量に、現在の表示部の指示
値を変化させない範囲の補正を行ったことにより、補正
処理を施すことによって急激に指示値が低下したり、或
いは放電中であるのに指示値が上昇したりといった不自
然な挙動は回避され、あくまでも指示値の増減はバッテ
リの容量の増減に一致したものとなる。また、このよう
に補正処理しているので、バッテリ放電開始時の残存容
量を決定する初期化処理や、検出回路の精度が高くない
場合にも、バッテリ残存容量計として誤差の累積を抑制
することができる。このため、積算方式のバッテリ残存
容量計の本質を損なうことなく、高い信頼性を確保する
ことができる。
第2具体例に基づいて、詳細に説明する。尚、本例にお
いても前記第1具体例と同様に、電動車両に適用した例
について説明し、各設定値も同一とする。
を用いた機器の動作中に、バッテリ放電動作のみではな
く、充電動作を行うものに対応したものである。
る電動車両においては、回生ブレーキが用いられてい
る。この回生ブレーキは、車両の減速時に削減すべき運
動エネルギーを、走行用モータを発電動作させることに
より電気エネルギーに変換し、この電気エネルギーによ
りバッテリを充電するものである。
な回生ブレーキによるバッテリへの電流流入を検出する
ことがなくても、自ずと積算値の補正動作に吸収され
る。しかしバッテリ残存容量計1の指示値は、一段階づ
つ減少していくのみである。従って、充電による補正動
作は、指示値の減少を抑制するが、指示値が増加するこ
とはない。比較的に短時間の回生ブレーキによる電流の
流入であれば、これでよいことになる。ところが、車両
が長い下り坂を下降する等で、回生ブレーキが長期的に
作動してバッテリ充電が行われ、かなりの残存容量の上
昇が見込めるのであれば、バッテリ残存容量計1の指示
値を上昇させ、運転者に、その事実を積極的に認識させ
ることが望まれる。
うに、図3のフローチャートのステップP501以降の
処理を、ステップP501〜P505の処理ルーチンに
置き換えたものである。すなわち、回生ブレーキ等のよ
うに機器の使用中にバッテリ充電が行われ、バッテリ残
存容量が増大した場合に対応して、容量表示値Cの増加
手順を、新たに追加している。
304までは、前記具体例と同様な処理が行われるの
で、簡略化のため説明を省略する。
作中は、検出電流Iがマイナス値になり特定電流Irと
一致することはないので、新たに検出容量値Crが設定
されることがなくなり、上述した補正処理は行われない
ことになる。
前記具体例と同様に、電流積算値Qに、検出電流Iが積
算されるが、回生ブレーキ等により充電される場合に
は、この検出電流Iがマイナス値となるので、この充電
状態が長時間維持されたときには、このマイナス値の検
出電流Iを繰り返し積算された電流積算値Qもマイナス
値になる。
積算値Qが区間全量値ΔQに比較され、この比較結果に
より3方向に分岐する。
例と同様に、電流積算値Qが区間全量値ΔQを上回ると
判定した場合には、ステップP502〜P503に処理
が進み、容量表示値Cの1段階低下処理と、新たな表示
レベル区間に対応した電流積算値Qの再設定が行われ、
この更新処理後には、ステップP201に戻る。
算値Qが区間全量値ΔQ以下で、且つ0以上と判定され
た場合には、更新処理を行なわずに、ステップP201
に戻る。
レーキ等により長期間バッテリ充電され、電流積算値Q
がゼロより小さいマイナス値の場合には、ステップP5
04〜P505に進み、容量表示値Cを1段階上昇する
処理と、前段の表示レベル区間に対応した電流積算値Q
の再設定が行われ、この更新処理後には、ステップP2
01に戻る。
に、第5表示レベル区間内にある電流積算値Qが、同図
中に破線により示す充電電流を現わすマイナスの検出電
流値Iを積算することにより、同図中の中段に示すよう
に0を下回る電流積算値Q’となり、この電流積算値
Q’の積算値位置は、区間境界を越えて第6表示レベル
区間内に有ることになる(ステップP401を終了した
状態に対応)。そこで、まず、この状態をステップP5
01で判定して、ステップP504において、容量表示
値Cを一段階増加させ、表示レベルを5から6に上昇さ
せる。次に、ステップP505において、同図中の下段
に示すように電流積算値Q’に区間全量値ΔQを加算し
て、この第6表示レベル区間内の新たな電流積算値Q”
に設定する。
は、表示部の指示値に反映され、その増減は容量の上下
と必ず一致しているため、積算値の補正によって、表示
部の指示値が不自然な挙動を示すことはない。
容量計によれば、前記第1具体例と同様な効果を奏する
のみならず、電動車両の回生ブレーキ等のように、バッ
テリ使用時に、放電だけではなく充電が行われる機器に
使用することができ、適用範囲を広げることができる。
表示値Cの値が最大の10であるときには、容量表示値
Cが検出容量値Crより小さくなることは有り得ず、従
って、この10レベル表示の場合には、充電動作が行わ
れても、電流積算値Qを減少させる方向への補正は一切
行われないことになる。この問題は容易に解決可能であ
るので、簡単にその方法について記しておく。つまり、
表示部は10段階表示のままとし、容量表示値C及び検
出容量値Crを、この10レベル表示のみの部分的或い
は全体的に細分化すればよい。こうすることにより、外
部的な表示が10レベルのままであっても、内部的に
は、補正処理が実施されることになる。すなわち、表示
部で見る限り指示値が最大の10であっても、マイクロ
コンピュータの内部では、常に、細かな補正処理が行わ
れる。言及するまでもなく、このような具体例の細部に
わたる変更は、本願請求の範囲を逸脱するものではな
い。
としているが、端子電圧を掛け合わせ、電力を積算して
も構わない。同様に、ROMに記憶されたデータテーブ
ルも、定電力放電で測定された特定の放電電力に対する
データであっても構わない。
度等に対し、それぞれに対応した複数のデータテーブル
と区間全量値ΔQを用意し、精度の向上を図ることも可
能である。すなわち、例えば、バッテリは温度環境によ
って、その放電性能が約10〜20%程度変動するの
で、各温度温度により変化するバッテリ放電曲線に対応
したデータテーブルと区間全量値ΔQを予め用意すると
共に、バッテリ近傍に温度センサを設け、検出した温度
によって、これらのテーブル、設定値を温度に応じた適
切なものに再設定して、バッテリ残存容量計としての精
度の向上を図ることができる。例えば、電動車両に用い
た場合においては、冬季等の低温環境時には、バッテリ
が低温になり、全放電可能容量が大幅に低下するが、バ
ッテリ温度変化に応じてデータテーブルと区間全量値Δ
Qを適切に切換えることにより、このような状況にも対
応できることになる。
ところに包含されるものである。
残存容量算出方法によれば、放電電流又は放電電力があ
る特定の値に一致し又は近似範囲となった際に、その時
点の端子電圧の値に応じて、予めデータテーブルに記憶
された残存容量を読み出し、電流又は電力の積算量算出
値に補正が加えられるものである。すなわち、検出回路
の精度が高くなくても誤差の累積を抑制することができ
る。更に、補正の量は現在の表示部の表示を変化させな
い範囲に限られているため、補正を施すことによって急
激に表示の段階が低下する方向に変化したり、或いは放
電中であるのに表示の段階が上昇する方向に変化したり
といった不自然な挙動は回避され、あくまでも表示の段
階の増減はバッテリの容量の増減に一致したものとな
る。このため、積算方式のバッテリ残存容量計の本質を
損なうことなく、高い信頼性が確保されるものである。
計のシステム構成図である。
外観図である。
念説明図である。
電圧の降下特性を示した図である。
の概要を示した図である。
フローチャートである。
作を示すフローチャートである。
図である。
図である。
新処理を示す説明図である。
量算出方法の内部演算動作を示すフローチャートであ
る。
る更新処理を示す説明図である。
値 k 補正係数 Q 各残存容量レベル区間毎の電流積算値 ΔQ 各残存容量レベル区間に同一な区間全量電流量
値
Claims (2)
- 【請求項1】 バッテリの電流又は電力の積算量を算出
し、該積算量算出値に応じた残存容量を表示部にて段階
表示するバッテリ残存容量計において、 ある特定な放電電流又は放電電力でのバッテリの端子電
圧と、該バッテリの残存容量とを関係付けた、少なくと
も1つのデータテーブルを保持する記憶手段と、 バッテリの放電出力が、前記特定な放電電流又は放電電
力に一致したこと或いは近似範囲となったことを検知す
る出力判定手段と、 前記出力判定手段の検知が生起した時点で、前記データ
テーブルよりこの時点の端子電圧に対応した残存容量を
取得する読み出し手段と、 前記読み出し手段が取得した残存容量と表示部の指示値
とに誤差が認められると、表示部の前記段階表示が変化
しない範囲で、前記積算量算出値を増減させる補正手段
と、を備えたことを特徴とするバッテリ残存容量計。 - 【請求項2】 バッテリの電流又は電力の積算量を算出
し、該積算量算出値に応じた残存容量を表示部にて段階
表示するバッテリ残存容量計の残存容量算出方法におい
て、 バッテリの出力がある特定な放電電流又は放電電力に一
致した或いは近似範囲となった時点で、該放電電流又は
放電電力でのバッテリの端子電圧と残存容量とを関係付
けたデータテーブルを参照して、この時点の端子電圧に
対応した残存容量を読み出し、この読み出された値と、
表示部の指示値とに誤差が認められると、表示部の前記
段階表示が変化しない範囲で、前記積算量算出値を増減
させるようにしたことを特徴とするバッテリ残存容量算
出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30176795A JP3178315B2 (ja) | 1994-11-21 | 1995-11-20 | バッテリ残存容量計及び残存容量算出方法 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28667194 | 1994-11-21 | ||
JP26993295 | 1995-10-18 | ||
JP7-269932 | 1995-10-18 | ||
JP6-286671 | 1995-10-18 | ||
JP30176795A JP3178315B2 (ja) | 1994-11-21 | 1995-11-20 | バッテリ残存容量計及び残存容量算出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09171065A JPH09171065A (ja) | 1997-06-30 |
JP3178315B2 true JP3178315B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=27335758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30176795A Expired - Fee Related JP3178315B2 (ja) | 1994-11-21 | 1995-11-20 | バッテリ残存容量計及び残存容量算出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3178315B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102073016B (zh) * | 2009-11-20 | 2015-02-11 | 艾默生网络能源系统北美公司 | 电池实际容量、剩余容量、备电时间及健康状况检测方法 |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3225901B2 (ja) * | 1997-10-13 | 2001-11-05 | トヨタ自動車株式会社 | 電池蓄電量検出装置 |
JP4146548B2 (ja) | 1998-09-11 | 2008-09-10 | 松下電器産業株式会社 | 電池電圧の検出装置 |
JP4523738B2 (ja) | 2001-06-07 | 2010-08-11 | パナソニック株式会社 | 二次電池の残存容量制御方法および装置 |
KR100414068B1 (ko) * | 2001-08-13 | 2004-01-07 | 엘지전자 주식회사 | 휴대폰의 배터리전압 검출 장치 및 방법 |
DE10228806B3 (de) * | 2002-06-27 | 2004-03-04 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Einrichtung und Verfahren zum Bestimmen eines Ladezustands einer Batterie |
JP2006170867A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Sanyo Electric Co Ltd | 電池の残容量の演算方法 |
US7540581B2 (en) | 2005-01-06 | 2009-06-02 | Seiko Epson Corporation | Print control method |
KR100844806B1 (ko) * | 2005-03-31 | 2008-07-07 | 주식회사 엘지화학 | 복수의 검출 저항을 이용하여 배터리 셀의 전류량을측정하는 장치 및 방법 |
DE102005045700A1 (de) * | 2005-09-20 | 2007-03-29 | Metabowerke Gmbh | Akkupack sowie Verfahren und Elektrohandwerkzeuggerät |
US7723957B2 (en) | 2005-11-30 | 2010-05-25 | Lg Chem, Ltd. | System, method, and article of manufacture for determining an estimated battery parameter vector |
JP4967362B2 (ja) | 2006-02-09 | 2012-07-04 | トヨタ自動車株式会社 | 二次電池の残存容量推定装置 |
JP2008136278A (ja) | 2006-11-27 | 2008-06-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 充電器 |
JPWO2008069046A1 (ja) * | 2006-11-30 | 2010-03-18 | パナソニック株式会社 | 電子機器、電池、および電池残量表示方法 |
JP5194894B2 (ja) | 2008-03-07 | 2013-05-08 | 日産自動車株式会社 | 二次電池の残量推定装置。 |
JP5771909B2 (ja) | 2010-06-08 | 2015-09-02 | 日産自動車株式会社 | 二次電池の充電容量推定装置 |
JP5719236B2 (ja) * | 2011-05-31 | 2015-05-13 | プライムアースEvエナジー株式会社 | 二次電池の制御装置 |
JP6031875B2 (ja) * | 2012-07-31 | 2016-11-24 | 三菱自動車工業株式会社 | 組電池の検査方法および装置 |
JPWO2018088084A1 (ja) * | 2016-11-14 | 2019-09-26 | 株式会社エンビジョンAescエナジーデバイス | 電池容量表示装置及び電池容量表示方法 |
CN107117050B (zh) * | 2017-05-10 | 2019-04-16 | 成都环磊科技有限公司 | 电动车剩余电量的监控系统 |
JP7261016B2 (ja) * | 2019-01-10 | 2023-04-19 | 株式会社デンソーテン | 推定装置および推定方法 |
KR102402103B1 (ko) * | 2020-01-06 | 2022-05-25 | 박근호 | 전기차를 위한 배터리 가용전력에너지 표시시스템 |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP30176795A patent/JP3178315B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102073016B (zh) * | 2009-11-20 | 2015-02-11 | 艾默生网络能源系统北美公司 | 电池实际容量、剩余容量、备电时间及健康状况检测方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09171065A (ja) | 1997-06-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3178315B2 (ja) | バッテリ残存容量計及び残存容量算出方法 | |
KR100386053B1 (ko) | 배터리잔존용량계및잔존용량산출방법 | |
US4626765A (en) | Apparatus for indicating remaining battery capacity | |
US8502504B1 (en) | Model-based battery fuel gauges and methods | |
US8643331B1 (en) | Enhanced voltage-based fuel gauges and methods | |
EP0600234A2 (en) | System for displaying residual capacity of a battery | |
JPH0652903A (ja) | バッテリの動作パラメータをモニタするバッテリモニタ | |
TWI679438B (zh) | 可充電電池之殘量檢測電路、使用其之電子機器、自動車、及充電狀態之檢測方法 | |
JP2001057246A (ja) | バッテリー機器及びバッテリーの管理方法 | |
JPS63500055A (ja) | 蓄電池の充電状態監視方法 | |
JPH08240647A (ja) | 電池残存容量算出方法及び電池残存容量測定装置 | |
US20070170892A1 (en) | Method and apparatus for estimating remaining capacity of electric storage | |
JP2003035755A (ja) | 電池蓄電量検出方法 | |
JP3304507B2 (ja) | バッテリ残存容量計 | |
JP2000338201A (ja) | 組電池の寿命及び残容量判定装置 | |
WO2005116675A1 (ja) | 二次電池の残存容量推定方法及び装置 | |
JP2000137062A (ja) | 二次電池の残存容量検出方法及び残存容量検出装置 | |
JP5298773B2 (ja) | 蓄電装置 | |
JPH0829505A (ja) | 蓄電池の残存容量推定方法 | |
JPH06342044A (ja) | バッテリー計測装置 | |
JP2002325362A (ja) | 二次電池容量測定システム、二次電池満容量の補正方法、充電効率の補正方法および放電効率の補正方法 | |
JPH04323580A (ja) | 電池容量表示装置 | |
JP2932872B2 (ja) | 電池残量表示装置 | |
JP2004245673A (ja) | 蓄電体の残存容量推定方法、装置および蓄電体パック | |
JP2932871B2 (ja) | 電池の容量残量表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080413 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090413 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090413 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100413 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120413 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140413 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |