JP2932871B2 - 電池の容量残量表示装置 - Google Patents

電池の容量残量表示装置

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JP2932871B2
JP2932871B2 JP4322968A JP32296892A JP2932871B2 JP 2932871 B2 JP2932871 B2 JP 2932871B2 JP 4322968 A JP4322968 A JP 4322968A JP 32296892 A JP32296892 A JP 32296892A JP 2932871 B2 JP2932871 B2 JP 2932871B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯用電子機器の電源
をなす2次電池の容量残量表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電池の容量残量表示装置にはコスト的に
有利な電池電圧検出方式や表示精度の高い電気量積算方
式などがあり、その多くは表示装置が携帯機器本体また
は電池パックに内蔵されて使用されている。
【0003】以下に従来の電気量積算方式の容量残量表
示装置を図面を用いて説明する。図5は従来の容量残量
表示装置を示す構成図である。図5中、1は2次電池、
2は電流検出抵抗で2次電池1の負極端に接続されてい
る。3は充放電電流検出手段であり、これは電流検出抵
抗2の両端に発生する微少電圧を入力とする充電電流検
出用の演算増幅器31と放電電流検出用の演算増幅器3
2とから構成されている。
【0004】14は電圧低下検出手段で2次電圧1の端
子電圧を入力とする。5は温度検出手段で2次電池1の
周囲温度を検出する。6は電気量算出手段で演算増幅器
31および32の信号出力と温度検出手段5の信号出力
とを入力としている。7は充電完了検出手段で演算増幅
器31の信号出力を入力とする。8は放電電気量積算手
段で電気量算出手段6の出力と充電完了検出手段7の出
力を入力とする。9は容量記憶手段で電圧低下検出手段
14の信号出力、充電完了検出手段7の信号出力および
放電電気量積算手段8の信号出力を入力としている。
【0005】10は電気量積算手段で電気量算出手段6
の信号出力、容量記憶手段9の信号出力、電圧低下検出
手段14の信号出力および充電完了検出手段7の信号出
力を入力としている。
【0006】11は表示手段で電気量積算手段10の信
号出力を入力とする。12はマイコンで、これは前記電
気量算出手段6、充電完了検出手段7、放電電気量積算
手段8、容量記憶手段9および電気量積算手段10に相
当する回路を構成している。13は端子でこれには携帯
機器または充電器が接続される。
【0007】以上のように構成された従来の電池の容量
残量表示装置について、以下その動作を説明する。
【0008】まず初めに充電時の動作について説明す
る。端子13に充電器が接続され充電が開始されると、
電流検出抵抗2の両端には充電電流に比例した負の微少
電圧(2次電池1の負極をゼロ電位とした場合)が発生
する。この微少電圧は演算増幅器31により正の値に増
幅され電気量算出手段6および充電完了検出手段7に出
力される。電気量算出手段6では演算増幅器31より出
力された充電電流値に所定時間を乗じて電気量を算出
し、更にこの電気量に充電電流の大きさおよび温度検出
手段5より出力される温度情報で決まる充電効率を乗じ
て最終的な充電電気量とし、これを電気量積算手段10
へ信号出力する。充電完了検出手段7は演算増幅器31
より充電電流信号が入力されることで信号出力をリセッ
トし、その後の充電の進行により充電電流値が急速充電
からトリクル充電に変化することで充電完了を認識して
信号出力をセットする。電気量積算手段10では電気量
算出手段6より信号出力される充電電気量を前記の所定
時間毎に加算することで電気量の積算を行い、この電気
量積算値の容量記憶手段9の記憶値に対する割合により
容量残量値を決定するとともに、充電完了検出手段7の
信号出力がセット状態となった場合は電気量積算値を容
量残量100%に相当する値に設定する。表示手段11
は電気量積算手段10で決定された残量情報に基づいて
図3(a)に示すようにLCDからなる表示器にて容量
残量を段階的に表示するもので、その表示は充電の進行
に伴い表示レベル(1)から(6)へと順次移行する。
ここで図3(a)について説明するとこの図は残量と表
示の関係を示すものである。LCD表示器は5個のセグ
メントが横一列に並んだ形状であり、容量残量値が0%
〜10%では表示レベル(1)の段階でLCDの1個が
点滅する。容量残量値10%〜20%はレベル(2)で
LCDの1個が点灯し、容量残量値20%以降はレベル
(3)から(6)の順へ20%刻みのLCDの点灯で残
量値を常時表示する。
【0009】次に放電時の動作について説明する。端子
13に携帯機器が接続され、これが使用されると2次電
池1より電流が供給され、電池は放電開始となる。これ
により電流検出抵抗2の両端には放電電流に比例した正
の微少電圧(2次電池1の負極をゼロ電位とした場合)
が発生する。この微少電圧は演算増幅器32にて増幅さ
れて電気量算出手段6に出力される。電気量算出手段6
では演算増幅器32より出力された放電電流値に所定時
間を乗じて電気量を算出し、更にこの電気量に放電電流
の大きさおよび温度検出手段5より出力される温度情報
で決まる放電効率を乗じて最終的な放電電気量とし、こ
れを放電電気量積算手段8および電気量積算手段10へ
信号出力する。放電電気量積算手段8は充電完了検出手
段7の信号出力がセット状態で電気量算出手段6の信号
出力が放電電気量であるときのみ、前記所定時間毎に放
電電気量の積算を行う。また充電完了検出手段7の信号
出力がリセット状態のときは電気量算出手段6の信号出
力のいかんにかかわらず放電電気量の積算をゼロにす
る。ここで電圧低下検出手段14は基本的に電圧比較器
で放電の進行に伴う2次電池1の電圧低下を監視してい
る。そしてその検出電圧は、携帯機器の動作停止電圧の
わずか上に設定されている。容量記憶手段9は充電完了
検出手段7の信号出力がセット状態で電圧低下検出手段
14から充電後初めての電圧低下信号が出力された場合
に放電電気量積算手段8の積算値を最新の電池容量とし
て記憶する。電気量積算手段10では電気量算出手段6
より信号出力される放電電気量を前記所定時間毎に減算
することで電気量の積算を行い、この電気量積算値の容
量記憶手段9の記憶値に対する割合により容量残量値を
決定するとともに、電圧低下検出手段14から電圧低下
信号が出力されたときには電気量積算値をゼロにする。
表示手段11は電気量積算手段10で決定された残量情
報に基づいて図3(a)に示すようにLCD表示器にて
容量残量を段階的に表示するもので、表示は放電の進行
に伴い全てのLCDが点灯した表示レベル(6)から1
個のLCDが点滅するレベル(1)へ順次移行する。
【0010】最後に待機時の動作について説明する。こ
こでの待機時とは端子13に携帯機器もしくは充電器の
いずれも接続されていない状態か、接続されていても放
電電流または充電電流が流れていない状態を言う。従っ
て、この待機時の認識は、演算増幅器31,32の信号
出力が共にゼロであることを電気量算出手段6にて検出
することで行う。電気量算出手段6では予め温度別に測
定されている2次電池1の自己放電電気量、およびこの
表示装置の消費電気量の情報および温度検出手段5より
信号出力される温度情報から待機時の放電電気量を決定
する。これ以降の動作は前記の放電時の動作と同じであ
るので、その詳細な説明は省略する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の電
気量積算方式の容量残量表示装置では、充電電気量と放
電電気量(待機時を含む)を充放電電流の大きさと温度
にて補正し、これを充電時は加算、放電時は減算するこ
とで積算し、この積算値をその時の電池の最新容量であ
る記憶手段の記憶値と比較することで容量残量レベルを
決定、表示している。従って、この表示精度を高める為
には記憶手段の記憶値を最新の値に更新しておくことが
重要になる。ところで、この記憶値の更新には充電完了
から電圧低下検出値まで途中で充電することなく放電す
ることが必須となるが、この電圧低下検出値は前述のよ
うに携帯機器の動作停止電圧のわずか上に設定されてお
り、実際の機器使用においてはこの電圧低下検出値まで
電池を放電することは希で通常はそれ以前に放電が打ち
切られている。従って、記憶値の更新頻度も低く、LC
D点灯時の容量残量の表示精度が高められないという問
題があった。
【0012】本発明は上記の問題点を解決するもので、
記憶手段における記憶値の最新容量への更新が行われや
すい容量残量表示装置を提供することを主たる目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の電池の容量残量表示装置は、2次電池の充放
電電流を微少電圧に変換する電流検出抵抗と、前記電流
検出抵抗の両端に発生する微少電圧を充電用演算増幅器
および放電用演算増幅器にてそれぞれ増幅してその結果
をそれぞれ信号出力する充放電電流検出手段と、2次電
池の電圧と前記充放電電流検出手段の放電電流出力を入
力とし放電電流の増加に比例して電池電圧の低下検出値
を下げる補正を行うことで放電電流の値によらず所定の
容量残量値で警報を出力する残量警報手段と、2次電池
の温度を検出してその結果を信号出力する温度検出手段
と、前記充放電電流検出手段の充電電流出力および放電
電流出力と前記温度検出手段の出力を入力として充電か
放電か待機かの判定を行うとともにその際の電気量を算
出する電気量算出手段と、2次電池の充電完了を検出す
ることで信号出力をセットし、充電の開始により信号出
力をリセットする充電完了検出手段と、前記充電完了検
出手段の信号出力がセット状態で前記電気量算出手段の
信号出力が放電状態である場合には所定の時間毎に放電
電気量の積算を行い、充電完了検出手段の出力がリセッ
ト状態の場合には前記電気量算出手段の信号出力のいか
んにかかわらず積算値をゼロにする放電電気量積算手段
と、前記充電完了検出手段の信号出力がセット状態で前
記残量警報手段より充電後初めての警報が出力された際
に前記放電電気量積算手段の積算値を、前記残量警報手
段の所定の容量残量値により決まる数(前記所定の容量
残量値が10%である場合は1−0.1=0.9)で除
した値を最新の電池容量として記憶する容量記憶手段
と、前記所定の時間毎に前記電気量算出手段の信号出力
が充電電気量の場合には加算し、放電電気量の場合には
減算することで電気量の積算を行い前記容量記憶手段の
記憶値に対する割合により残量値を決定するとともに、
前記残量警報手段より充電後初めての警報が出力された
際に電気量積算値を前記所定の容量残量値に相当する値
に設定更新し、充電により前記充電完了検出手段の信号
出力がセット状態となった際には電気量積算値を容量残
量100%に相当する値に設定する電気量積算手段と、
前記電気量積算手段で決定された残量値に基づき電池の
容量残量を段階的に表示する表示手段とを備えた構成か
らなる。
【0014】なお、ここでの電気量算出手段は、対象と
する2次電池が、充電か放電か待機であるかの状態判定
を行うとともに、充電または放電の場合には充電電流出
力値または放電電流出力値に所定の時間を乗じて電気量
を算出し、充電電流出力値または放電電流出力値と電池
温度により決まる充電効率または放電効率を前記電気量
に乗じて最終的な電気量とし、待機の場合には予め温度
別に与えられている2次電池の自己放電電気量とこの表
示装置の消費電気量のデータの中から温度に見合ったデ
ータを選択して電気量とする構成とすることがよい。
【0015】
【作用】このような構成であれば、残量警報手段の検出
電圧を携帯機器の動作停止電圧よりも充分に高い値、例
えば電池の容量残量10%〜30%程度に設定すること
で実使用状態における記憶値の更新頻度を高めることが
できる。しかし単純に検出電圧だけを高めたのでは放電
電流の大きさにより検出時の残量が異なる(放電電流が
大きい場合は検出時の容量残量は多く、放電電流が小さ
い場合は検出時の容量残量は少なくなる)ため正確な容
量残量を記憶できない。そこで、放電電流の増加に比例
して検出電圧を下げる補正を行い、一定の容量残量値で
警報を出力するとともに、充電完了から最初の警報検出
まで途中で充電することなしに放電した場合の放電電気
量の積算値を前記の警報検出時の容量残量値から決まる
値(例えばこの残量値が10%なら1−0.1=0.
9)で除した値を最新容量とすることで、電池の正確な
最新容量の更新が高頻度でできるようになる。
【0016】
【実施例】以下本発明の表示装置の一実施例について図
面を参照しながらその詳細を説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施例の表示装置を示
すブロック構成図である。図1において、1は表示の対
象をなす2次電池、2は電流検出抵抗で2次電池1の負
極端に接続されている。3は充放電電流検出手段で電流
検出抵抗2の両端に発生する微少電圧を入力とする充電
電流検出用の演算増幅器31と放電電流検出用の演算増
幅器32とから構成されている。4は残量警報手段でこ
れは電池1の端子電圧と放電用の演算増幅器32の信号
出力を入力とする。5は温度検出手段で電池1の周囲温
度を検出する。6は電気量算出手段で演算増幅器31お
よび32の出力と温度検出手段5の出力とを入力として
いる。7は充電完了検出手段で演算増幅器31の信号出
力を入力としている。8は放電電気量積算手段で電気量
算出手段6の信号出力と充電完了検出手段7の信号出力
とを入力としている。9は容量記憶手段で残量警報手段
4の出力と充電完了検出手段7の出力と放電電気量積算
手段8の出力を入力とする。10は電気量積算手段で電
気量算出手段6の出力と容量記憶手段9の信号出力、残
量警報手段4の信号出力および充電完了検出手段7の信
号出力を入力とする。11は表示手段で電気量積算手段
10の信号出力を入力とする。12はマイコンで前記の
電気量算出手段6、充電完了検出手段7、放電電気量積
算手段8、容量記憶手段9および電気量積算手段10に
相当する回路を構成している。13は端子でこれには携
帯機器または充電器が接続される。
【0018】以上のように構成された本発明の電池の容
量残量表示装置について、以下その動作を説明する。
【0019】まず初めに充電時の動作であるが、基本的
に従来例の充電時の動作と同じであるので、その詳細な
説明は省略する。
【0020】次に放電時の動作について説明する。端子
13に携帯機器が接続され使用されると、2次電池1よ
り電流が供給され放電開始となる。これにより電流検出
抵抗2の両端には放電電流に比例した正の微少電圧(前
記電池1の負極をゼロ電位とした場合)が発生する。こ
の微少電圧は演算増幅器32にて増幅されて電気量算出
手段6に出力される。電気量算出手段6では演算増幅器
32より出力された放電電流値に所定時間を乗じて電気
量を算出し、更にこの電気量に放電電流の大きさと、温
度検出手段5より信号出力される温度情報とで決まる放
電効率を乗じて最終的な放電電気量とし、これを放電電
気量積算手段8および電気量積算手段10へ信号出力す
る。
【0021】放電電気量積算手段8は充電完了検出手段
7の信号出力がセット状態で電気量算出手段6の信号出
力が放電状態である場合にのみ前記の所定時間毎に放電
電気量の積算を行う。また充電完了検出手段7の信号出
力がリセット状態の場合には電気量算出手段6の信号出
力のいかんにかかわらず、放電電気量の積算をゼロにす
る。ここで残量警報手段4は放電の進行に伴う電池1の
電圧低下を監視しており、容量残量10%のとき警報が
出力されるように設定されている。容量記憶手段9は充
電完了検出手段7の出力がセット状態で残量警報手段4
から充電後初めての警報が出力された場合に放電電気量
積算手段8の演算値を0.9で除した値を最新の電池容
量として記憶する。これは警報検出時の容量残量が10
%であることから、充電完了状態から警報検出時まで途
中で充電することなしに放電した場合の放電電気量は全
容量の90%に相当し、放電電気量積算手段8の積算値
を1−0.1=0.9で除して最新容量とすることを意
味している。電気量積算手段10では電気量算出手段6
より信号出力される放電電気量を前記の所定時間毎に減
算することで電気量の積算を行い、この電気量積算値の
容量記憶手段9の記憶値に対する割合により残量値を決
定するとともに、残量警報手段4から警報が出力された
場合には電気量積算値を容量残量値10%に相当する値
に設定する。
【0022】表示手段11は電気量積算手段10で決定
された残量情報に基づいて図3(a)に示すようにLC
D表示器にて容量残量を段階的に表示するもので、表示
は放電の進行に伴って表示レベル(6)から(1)へと
順次移行する。
【0023】つづいて待機時の動作について説明する。
待機時は充放電電流が流れていないため、演算増幅器3
1,32の信号出力は共にゼロであり、電気量算出手段
6はこれを検出することで待機時の認識を行う。電気量
算出手段6では予め温度別に測定されている電池1の自
己放電電気量およびこの容量残量表示装置の消費電気量
の情報と、温度検出手段5より信号出力される温度情報
とから待機時の放電電気量を決定する。これ以降の動作
は前記放電時の動作と同じであるので、その詳細な説明
は省略する。
【0024】図2は本実施例の電気量算出手段6、充電
完了検出手段7、放電電気量積算手段8、容量記憶手段
9および電気量積算手段10を1チップのマイコン12
で構成した場合のマイコン部分の制御フローチャートで
ある。図2の各ステップの動作は基本的に前記の動作説
明と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
【0025】図3(b)は充放電時の電池電圧、充放電
電流および表示レベルの関係を示す特性図である。充電
によって表示レベルは(1)から(6)へと順次移行
し、充電完了により容量残量値は100%にセットされ
る。一方放電時には表示レベルは(6)から(2)へ順
次移行し、残量警報信号の出力により容量残量値は10
%にセットされ、その際表示レベルも(1)に移行する
ことを示している。
【0026】図4は放電電流別の電池電圧と容量残量と
の関係を示す図である。放電電流が大きいほど電池電圧
は急速に低くなり、その低下曲線の傾斜は急になる。容
量残量10%の時の電池電圧に注目すると、その電圧は
放電電流の大きさに比例して低下している。従って、前
記のように残量警報手段の検出電圧を放電電流の大きさ
に比例して下げる補正を行うことで、放電電流によらず
に所定の容量残量値例えば電池容量の10%〜30%程
度で警報信号を出力することができる。
【0027】以上のように本実施例によれば、残量警報
手段4の警報出力時の容量残量を10%に設定すること
で、実使用状態での警報出力頻度を高めることができる
とともに、容量記憶手段9では電池の充電完了から最初
の警報出力まで途中で充電することなしに放電した場合
の放電電気量積算値を0.9で除すことで電池の正確な
最新容量を得ることができる。そしてその結果として記
憶手段で電池の正確な最新容量の更新が高頻度で行える
ようになり、表示精度の高い残量表示装置とすることが
できる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明は、放電電流の大き
さによることなく、所定の容量残量値で警報出力を発す
る残量警報手段の検出電圧を、携帯機器の動作停止電圧
に対し充分余裕のある電池の容量残量10%から30%
程度に設定することで実際の電池の機器での使用状態に
おける警報出力頻度を高めることができるとともに、容
量記憶手段では電池の充電完了から最初の警報出力まで
途中で充電することなしに放電した場合の放電電気量積
算値を残量警報手段の警報出力時の残量値で決定される
数で除すことで正確な最新容量を得ることができ、結果
として電池の正確な最新容量の更新が高頻度で行え、表
示精度の高い容量残量表示装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における容量残量表示装置の
ブロック構成図
【図2】本発明の一実施例でのマイコン部の制御フロー
チャート
【図3】(a)容量残量と表示レベルとの関係を示す図 (b)電池充放電時の電池電圧と充放電電流と表示レベ
ルとの関係を示す図
【図4】放電電流別の電池電圧と容量残量との関係を示
す特性図
【図5】従来例の表示装置を示すブロック構成図
【符号の説明】
1 2次電池 2 電流検出抵抗 3 充放電電流検出手段 4 残量警報手段 5 温度検出手段 6 電気量算出手段 7 充電完了検出手段 8 放電電気量積算手段 9 容量記憶手段 10 電気量積算手段 11 表示手段 12 マイコン 13 端子 14 電圧低下検出手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次電池の充放電電流を微少電圧に変換す
    る電流検出抵抗と、前記電流検出抵抗の両端に発生する
    微少電圧を充電用演算増幅器および放電用演算増幅器に
    てそれぞれ増幅してその結果をそれぞれ信号出力する充
    放電電流検出手段と、 2次電池の電圧と前記充放電電流検出手段の放電電流出
    力を入力とし放電電流の増加に比例して電池電圧の低下
    検出値を下げる補正を行うことで放電電流の値によらず
    所定の容量残量値で警報を出力する残量警報手段と、 2次電池の温度を検出してその結果を信号出力する温度
    検出手段と、 前記充放電電流検出手段の充電電流出力および放電電流
    出力と前記温度検出手段の信号出力を入力として充電か
    放電か待機かの状態判定を行うとともにその際の電気量
    を算出する電気量算出手段と、 2次電池の充電完了を検出することで信号出力をセット
    し充電の開始により信号出力をリセットする充電完了検
    出手段と、 前記充電完了検出手段の信号出力がセット状態で前記電
    気量算出手段の信号出力が放電状態である場合には所定
    の時間毎に放電電気量の積算を行い、前記充電完了検出
    手段の出力がリセット状態の場合には前記電気量算出手
    段の信号出力のいかんにかかわらず積算値をゼロにする
    放電電気量積算手段と、 前記充電完了検出手段の信号出力がセット状態で前記残
    量警報手段より充電後初めて警報が出力された際に前記
    放電電気量積算手段の積算値を前記残量警報手段の所定
    の容量残量値により決まる数(前記所定の容量残量値が
    10%である場合は1−0.1=0.9)で除した値を
    最新の電池容量として記憶する容量記憶手段と、 前記所定の時間毎に前記電気量算出手段の信号出力が充
    電電気量の場合は加算し、放電電気量の場合は減算する
    ことで電気量の積算を行って前記容量記憶手段の記憶値
    に対する割合により残量値を決定するとともに、前記残
    量警報手段より充電後初めての警報が出力された際に電
    気量積算値を前記所定の容量残量値に相当する値に設定
    し、充電により前記充電完了検出手段の信号出力がセッ
    ト状態となった際は電気量積算値を残量100%に相当
    する値に設定する電気量積算手段と、 前記電気量積算手段で決定された容量残量値に基づき容
    量の残量を段階的に表示する手段とを備えた電池残量表
    示装置。
  2. 【請求項2】電気量算出手段が、充電か放電か待機かの
    状態判定を行い、充電または放電の場合は充電電流出力
    値または放電電流出力値に所定の時間を乗じて電気量を
    算出するとともに、充電電流出力値または放電電流出力
    値と電池温度により決まる充電効率または放電効率を前
    記電気量に乗じて最終的な電気量とし、待機の場合は予
    め温度別に与えられている前記2次電池の自己放電電気
    量とこの装置の消費電気量のデータの中から温度に見合
    ったデータを選択して電気量とする構成からなる請求項
    1記載の電池の容量残量表示装置。
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